JPH024049Y2 - - Google Patents

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JPH024049Y2
JPH024049Y2 JP6336185U JP6336185U JPH024049Y2 JP H024049 Y2 JPH024049 Y2 JP H024049Y2 JP 6336185 U JP6336185 U JP 6336185U JP 6336185 U JP6336185 U JP 6336185U JP H024049 Y2 JPH024049 Y2 JP H024049Y2
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JP
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carton
panel
panel portion
packaging
side walls
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JP6336185U
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JPS61180919U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、パネル部と少なくとも3つの側壁並
びに2つの蓋部とを持つように打抜いた1枚のシ
ート材に空ら押しによつて設けた凹所または凸所
を折曲部とし、接着によつて角柱状に形成した包
装用カートンに係るものであり、このカートンに
収容される物品のマニユアル等の情報をカートン
の内面に印刷しておき、収容された物品の使用に
際して、印刷した情報をカートンを完全に開いて
見ることができるようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
包装用カートンのコスト及び作業を軽減するた
めに、物品のマニユアル等の情報を別の紙に印刷
し、これを包装用カートンの中に入れておくこと
をせずに、それらの情報を包装用カートンの内面
に直接印刷しておくことが普及し始めている。こ
の種の包装用カートンにおいて物品を取出すに際
して必要な情報が印刷された部分が破れたりしな
いように、カートン側壁に所定の切断線を刻設し
ておき、これに沿つてカートンを完全に切開いて
内面の情報を見ることができるようにしたもの
が、例えば実表昭57−500001号公報において知ら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記公報に開示されている包装用カートンは、
その側壁に好ましくは3本の切断線が形成されて
おり、プリントされた情報を読むためにはこれら
の3本の切断線に沿つて完全に切開かなければな
らないと云う不便さがある。更に、同公報のもの
は、切断線が形成された側壁を隣接する側壁に接
着し、更に端壁を構成する側壁のパネル40,4
2に別の側壁に設けたパネル20,22を接着す
ることによつて端壁を強化してカートンの変形を
防止するために、接着剤を表裏面合わせて3箇所
に塗付しなければならない。加えて、カートン内
に写真フイルムカセツト等の円筒形状のものを収
容する場合、切断線を側壁の中央部に設けると、
指先が中の物品に当たるので切断線を内側に押し
開きにくく、また切断線を折曲部に近く配置する
と、切断線のみならず他の折曲部をも誤つて破つ
てしまう傾向があり、これは切断線を何処に設け
てもカートンを形成する素材が湿気をおびた場合
に特に頻発する。
〔考案が解決しようとする問題〕
本考案は、公知のカートンの上記の欠点を鑑み
て、カートンの必要以外の部分を破る危険性がな
く、カートンを一層容易且つ完全に切開くことが
でき、接着剤の塗付する箇所を減らすことにより
極めて簡単に製作し得る、包装用カートンを提供
することをその目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば上記課題は、パネル部の基部か
ら前方に延びる側壁とパネル部との間の折曲部若
しくはこの折曲部に近接して1本のミシン目がそ
の長手方向全長にわたつて刻成され、パネル部の
背面側に連らなる側壁にパネル部の一部と対応す
る形状の補強材を設け、この補強材のみをパネル
部の背面に接着することによつて達成された。
〔作用〕 上記構成によれば、片手でパネル部を持ち、も
う一方の手で物品を収容する本体部を持つて、ミ
シン目を中心にして物を割る要領でパネル部と本
体部を引き離すという簡単な操作のみで、カート
ンを極めて容易且つ完全に切開くことができ、ま
た指先を使うことがないので必要な情報がプリン
トされている部分を誤つて破く危険性をほぼ完全
に回避することができ、更に接着剤を塗付する箇
所、すなわち接着する部分が一箇所のみであるか
ら、その組立て作業も極めて容易に行うことがで
きる。
〔実施例〕
以下に図面を参照して、実施例を詳細に説明す
る。
第1図には、第2図に示された包装用カートン
を作るための、板紙等のシート状の素材から打ち
抜かれたシート材が示されており、このシート材
には既にその表裏面に所定の装飾及び物品のマニ
ユアル等の必要な情報が印刷されている。符号
2,3,4および5はカートンの側壁を構成する
が、本実施例の場合説明の都合上これらをそれぞ
れ頂壁、前壁、底壁及び後壁と称する。頂壁2お
よび底壁4は、カートンが第2図に示すように組
立てられた際に箱状の本体部の変形を防止するこ
とに役立つ耳片7,10及び9,12がその両側
にそれぞれ設けられており、更に前壁3にはその
両側に差込み用舌片13を有する蓋部8,11が
形成されている。また頂壁2に隣接してパネル部
1が形成され、これらの間には空ら押しによつて
設けられた折曲部となる凹所もしくは凸所上にミ
シン目Aが側壁の全長にわたつて設けられてお
り、このパネル部1の背面に接着されるパネル部
1の一部に対応する形状の補強剤6が後壁5に隣
接して設けられている。
なお、このミシン目Aは折曲部より少し前方の
パネル部から離れた頂壁2上に設けることができ
る。
上記した個々の部分の間には、組立てに際して
シート材の正確且つ容易な折曲げに役立つ凹所ま
たは凸所が空ら押しによつて図面において実線で
示すように形成されている。
カートンの組立て作業は、ミシン目Aを設けた
折曲部を谷折りにし、後壁5と補強剤6の間の実
線で示す凹所または凸所を除く他の実線で示され
た折曲部をすべて山折りにして、後壁5に連らな
る補強剤6をパネル部1の背面に接着することに
よつて完了する。なお通常の場合と同様に、耳片
7,9,10及び12を内側にし、蓋部8と10
を外側にして舌片13を物品を収容した後にカー
トン内に差込むと、第2図に示す状態になる。こ
の場合、パネル部1にはパネル部上部と相似形の
補強材14が形成されていて、この補強材14も
パネル部1に接着されている。パネル部1の背面
側及び補強材14には展示取付用の孔15が設け
られており、この孔は展示する際にロツド等に吊
下げることに役立つ。
組立てられたカートンを開くためには、パネル
部を片手で持ち、他方の手で側壁並びに蓋部で構
成される箱状の本体部を持ち、ミシン目Aを中心
にして物を割る要領でパネル部と頂壁2を引き離
すようにする。するとパネル部1の部分が補強剤
6および14によつて二重構造になつて強化され
ており、更にパネル部1と頂壁2との間がミシン
目によつて弱くなつているので、ミシン目Aの部
分のみが容易に切断される。この様子が第3図に
示されている。ミシン目Aを切断して頂壁2が引
起こされるのであるが、この場合耳片7および1
0が若干短く且つその角部が丸く形成されている
ので何の障害もなく頂壁2を前壁3と同一平面に
位置させることができる。そして、接着されてい
る箇所がパネル部のみであるので、カートンは第
4図に示すように完全に開かれ、カートン内面に
印刷された情報を見ることができる。もちろん、
情報を見る必要のない使用者は蓋部8または11
を開いて物品を取出すことができるとは明らかで
ある。
第5図には、ミシン目Aを切開いた時の展開平
面図を示した。この図からミシン目のみを極めて
容易に切り離すことが理解できる。
なお、図面の実施例ではカートンの本体部が4
角柱状のものであるが、3角柱、6角柱または8
角柱状のものであつても良いことは当業者が極め
て容易に気づくことである。その場合には単に側
壁の数を増大または減少させれば良い。
〔考案の効果〕
上述した如く、本考案による包装用カートンは
1箇所のミシン目を切開くだけで、カートンを完
全に開いて中の情報を見ることができ、しかも指
先を使うことなく極めて簡単な操作で情報がプリ
ントされた部分を破損することなくこれを行うこ
とができるばかりでなく、接着箇所が1箇所のみ
であるから、組立作業も極めて容易である等種々
の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案において素材から打ち抜かれた
カートン作るシート材の展開平面図、第2図は組
立てられた本考案カートンの斜視図、第3図は本
考案カートンの頂壁を切離した状態の斜視図、第
4図は本考案カートンをほぼ完全に開いた状態の
斜視図、第5図はミシン目を切離した際の本考案
カートンの展開平面図である。 図中符号:1……パネル部、2……頂壁、3…
…前壁、4……底壁、5……後壁、6,14……
補強材、7,9,10,12……耳片、8,11
……蓋部、13……舌片、15……孔、A……ミ
シン目。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パネル部と少なくとも3つの側壁並びに2つ
    の蓋部とを持つように打抜いた1枚のシート材
    に空ら押しによつて設けた凹所または凸所を折
    曲部とし、接着によつて角柱状に形成した包装
    用カートンであつて、カートンの内面に印刷し
    た情報をカートンを完全に開いて見ることがで
    きるようにしたものにおいて、 パネル部1の基部から前方に延びる側壁2と
    パネル部との間の折曲部若しくはこの折曲部に
    近接して1本のミシン目Aがその長手方向全長
    にわたつて刻成され、パネル部1の背面側に連
    らなる側壁5にパネル部の一部と対応する形状
    の補強剤6を設け、この補強剤6のみをパネル
    部1の背面に接着して成る包装用カートン。 2 前記パネル部1はシート材が二重に貼合わさ
    れており、更に展示取付用の孔15が少なくと
    も1つ設けられていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の包装用カート
    ン。 3 前記ミシン目Aが空ら押しによつて形成した
    折曲部上に形成されていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の包装用カ
    ートン。 4 前記カートンが4角柱状にあり、パネル部1
    に対向する側の側壁3の両側に挿入用舌片13
    を持つ蓋部8,11を配置し、この側壁に対し
    て直角な一対の側壁2,4の両側には変形防止
    用耳片7,9,10,12が配置されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の包装用カートン。 5 前記カートンが3角柱状、6角柱状または8
    角柱状であることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の包装用カートン。
JP6336185U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH024049Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6336185U JPH024049Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JP6336185U JPH024049Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JPS61180919U JPS61180919U (ja) 1986-11-11
JPH024049Y2 true JPH024049Y2 (ja) 1990-01-30

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JP6336185U Expired JPH024049Y2 (ja) 1985-04-30 1985-04-30

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JP5301202B2 (ja) * 2008-05-26 2013-09-25 朝日印刷株式会社 表示片付包装用箱

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JPS61180919U (ja) 1986-11-11

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