JPH024030B2 - - Google Patents

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JPH024030B2
JPH024030B2 JP58235350A JP23535083A JPH024030B2 JP H024030 B2 JPH024030 B2 JP H024030B2 JP 58235350 A JP58235350 A JP 58235350A JP 23535083 A JP23535083 A JP 23535083A JP H024030 B2 JPH024030 B2 JP H024030B2
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JP
Japan
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point
image
grid
camera
plane
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JP58235350A
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Norio Aoki
Saburo Tsuji
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP58235350A priority Critical patent/JPS60126775A/ja
Publication of JPS60126775A publication Critical patent/JPS60126775A/ja
Publication of JPH024030B2 publication Critical patent/JPH024030B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、組立て、溶接ロボツトなどの3次元
物体を扱う産業機器において、対象物体の位置、
形状等を認識する物体検出方法に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 近年、産業用ロボツトの普及はめざましく、よ
り高度な機能が要求されるようになつている。工
業用TVカメラなどを用いた視覚機能も、その1
つであり、視覚フイード・バツクによるロボツト
の知能化が期待されている。
しかし、現在までのところ、実用化レベルに至
つているのは、主に2次元情報を利用したものが
ほとんどで、産業応用の対象として最も重要な3
次元物体の認識は盛んに研究されているが実用例
は少ない。
3次元物体の位置、形状等を認識するための一
般的な従来の方法は、2台のTVカメラによつて
対象物を異なる角度から撮像し、両眼立体視する
ことにより、3次元的な位置、形状を求めるもの
であるが、次のような問題点がある。
(1) 階調を有する入力画像の中から、エツジ、コ
ーナ点などの特徴を抽出するのに膨大な計算量
が必要である。
(2) 左、右両画面間で特徴となる線、点間の対応
関係を求める必要があり、これが困難である。
問題(2)は、両眼立体視する場合に特有の問題点
であり、あらかじめ対象となる物体の形状情報な
どがなければ一意的には求められない。
そこで従来は上記(1)、(2)の問題点に対する解決
策として、スリツト光を利用する方法が研究され
てきた。
第1図には、従来のスリツト光を用いた距離測
定法の原理図を示す。同図の例では、スリツト光
源1から照射されるスリツト光束2を回転ミラー
4によつて偏向させ、対象となる3次元物体3に
照射し、その反射光をTVカメラ5で撮像する。
スリツト光束面の角度情報と、カメラの位置情報
(角度、距離等)から、物体上のスリツト光の3
次元位置を求めることができる。3次元物体3の
全体の距離情報を得るためには、回転ミラー4に
よつてスリツト光を順次走査してゆき、その都
度、距離を測定する。
同図に示す方法では、入力画像がスリツト・パ
ターンであるため、容易に2値化画像を得ること
ができ、スリツト・パターンの屈折点などの特徴
点の抽出も容易である。また、ミラーの回転角度
と、カメラの設定角度から一意的に3次元の距離
情報を求めることができ、前述の問題点(1)、(2)と
も解決できる方法である。
しかし、この従来方法では、画像入力に時間が
かかるという問題点が残つている。すなわち、1
回の画像入力によつて得られるのは1本のスリツ
ト・パターンだけであるため、3次元物体の全体
にわたつて距離情報を得るためには、ミラー4を
回転させてスリツト・パターンを順次走査しなが
ら走査の各ステツプごとに画像入力を行なわねば
ならず、実用的な見地からは、その入力時間が大
きな問題となつている。一方複数本のスリツト・
パターンを3次元物体の全体に照射するようにす
れば、画像入力の回数は1回だけでよくなるが、
対応づけの問題が複雑になる。現在公知の方法で
はないが、本出願人は、複数本のスリツト・パタ
ーンを照射した物体を、2台のカメラによつて撮
像し、スリツト光束面の距離・角度情報から立体
両眼視した2つの入力画像間で特徴点の対応関係
を求め、物体の3次元位置を求める方法を提案し
ている。(特願昭58−158358号明細書及び特願昭
58−158359号明細書) 第2図は、特願昭58−158359号明細書に記載さ
れた対応づけの原理を説明する図である。同図の
例では、第1のカメラの撮像面6上の撮像パター
ン中の任意の特徴点Piと、カメラの焦点F1とを結
ぶ仮想的直線8と、あらかじめ空間的位置を求め
てある3枚のスリツト光束面2−1〜2−3との
交点Pi1〜Pi3を求める。次に、Pi1〜Pi3の第2のカ
メラの撮像面7上への投影点Pi1′〜Pi3′を求め、
撮像面7上において、投影点Pi1′〜Pi3′の各位置
における入力画像パターンを調べることによつ
て、第1のカメラの撮像パターン中の特徴点Pi
対応する第2のカメラの撮像パターン中の特徴点
Pi2′を求める。順次、同様にして両画面中の対応
点のペアを求めることによつて、対象である3次
元物体の位置、形状等を検出するものである。こ
のように、この方法では、スリツト光束面の情報
を有効に利用して対応点の候補を限定してゆくこ
とによつて対応づけの問題を解決しようとしてい
る。しかし、このような方法にも、偽の対応点が
現われるという問題と、それに対する解決策に問
題があつた。すなわち対象物体の形状、スリツト
光源および2台のカメラの設定角度などによつて
は、第2のカメラの撮像面上への投影点群Pi1′〜
Pio′の中に2つ以上の候補点が現われ、対応関係
が一意的に決定できない場合が生ずる。照射する
スリツト・パターンの数が多くなるほど、当然偽
の対応点が出現する可能性が大きくなり、大きな
問題となる。たとえば、入力画像中の同一直線上
の点列など、いくつかの特徴点を組合せて検証す
ることにより偽の対応点の一部はリジエクトでき
るが、そのためには入力画像の解析を行なわねば
ならず、計算量が著しく増加してしまう。
発明の目的 本発明は、以上に述べたような3次元物体の位
置、形状を求めるための方法において問題であつ
た、画像入力時間の問題と、両眼立体視した場合
の対応づけの問題を解決し、より実用的な3次元
物体の検出方法を提供することを目的とする。
発明の構成 本発明では、正方格子状のグリツド・パターン
像を生成するグリツド光源から、被検出物体にグ
リツド・パターンを照射し、物体表面上および床
面上などにできたグリツド・パターン像を、互い
に異なる2つの方向から、第1および第2のカメ
ラによつて撮像する。次に、グリツド光源の光源
点Sと、照射されるグリツド・パターン中の任意
の格子点Gと、第1のカメラのレンズ系の焦点
F1の3点によつて決定される平面と、第1のカ
メラの撮像面との交線である第1の投影線L1
求める。同様に、光源点Sと、格子点Gと、第2
のカメラのレンズ系の焦点F2の3点によつて決
定される平面と、第2のカメラの撮像面との交線
である第2の投影線L2を求める。次に、第1の
カメラの撮像面上において、第1の投影線L1
の入力画像パターンを調べ、グリツド・パターン
の格子点像Pを検出する。次に、検出された第1
のカメラの撮像面上の点Pと、第1および第2の
カメラのレンズ系の焦点F1,F2の3点によつて
決定される平面と、第2のカメラの撮像面との交
線である第3の投影線L3を求める。次に、第2
のカメラの撮像面上において、2つの投影線L2
L3の交点近傍の入力画像パターンを調べ、そこ
にグリツド・パターンの格子点像P′が存在すれ
ば、2つの点PとP′を、第1および第2のカメラ
の撮像パターン上の対応点として登録する。第1
の投影線上に、2つ以上の格子点像が存在する場
合には、その各々について、第3の投影線を求め
第2のカメラの撮像面上で、対応候補点の有無を
調べ、対応点があれば結果を登録する。
照射されるグリツド・パターン中のすべての格
子点Gについて、順次上記の操作を行ない、各格
子点に相当する、撮像面上の格子点像の対応点の
組合せを求める。
次に、実施例の説明で述べるような方法によつ
て格子点像の対応点ペアの検証を行ない、偽の対
応関係となる組合せを排除する。
上記の操作で求めた、すべての対応点の組合せ
について、グリツド光源および2台のカメラの距
離、角度情報から、3次元物体の表面上にできた
グリツド・パターン像上の各点の3次元的な位置
(座標)を検出する。
本発明は、以上に述べたような方法によつて3
次元物体の表面上の点の3次元的位置を検出する
物体検出方法である。
実施例の説明 まず本発明の原理について、図面を用いながら
詳細に説明する。
第3図は、カメラ光学系と、撮像面、入力画像
の関係を示す図である。11は、カメラのレンズ
系を表わしており、点F12は、カメラ・レンズ
系の光学的中心(以下、焦点と呼ぶ)である。3
次元空間中に置かれた3次元物体3をカメラで撮
像すると、カメラの撮像面13上には、同図に示
すような結像が得られる。1は、焦点F12と、
撮像面13との距離である。通常撮像面13は、
レンズ系の焦点面近傍に位置する。撮像面上の結
像を観測するためには、結像パターンを別のイメ
ージ面14に出力する必要がある。イメージ面1
4としては、CRT画面、写真など任意のものが
考えられるが、通常計算機を用いて画像データを
処理するためには、入力画像を、画像メモリに記
録格納することが一般的であるので、ここではイ
メージ面14として画像メモリを考える。撮像面
13上の結像パターンと、画像メモリ14上の入
力画像とは、撮像面上のX−Y平面と、イメージ
面上のX′−Y′平面との平行移動量および拡大比
率の関係から、変換マトリクスT0(T0は3×3の
マトリクス)によつて、次のような線型座標変換
が可能である。
(X,Y,1)=(X′,Y′,1)・T0 T0は、カメラおよび、画像メモリの設計仕様、
あるいは入力画像データの解析などによつて、あ
らかじめ求めておくことができる。
15は、撮像面13を焦点F12を対称点とし
て点対称な位置に移した仮想的な撮像面である。
一方16は、撮像面13上のX−Y平面の原点
と、イメージ面上の対応する点(平行移動がなけ
れば原点)とが、ともにカメラの光軸上にあると
考えた時に、平行移動量および拡大比率の関係か
ら3次元空間中に求められるイメージ面14を、
同様に焦点F12を対称点として点対称な位置に
移した仮想的なイメージ面である。f2は、この仮
想的なイメージ面と焦点F12との距離である。
f2はイメージ面と、撮像面との拡大比率Pから、
f2=f1×Pとして求められる。撮像面13と1
5、イメージ面14と16とは、焦点F12を対
称点としてそれぞれ点対称な位置にあるため、3
次元物体3上の点と、焦点F12とを結ぶ視線
と、撮像面あるいは、イメージ面との交点の座標
を考える上では等価である。ただし、Z軸方向の
座標および扱いは異なる。従つて、説明の簡単化
のため以下の説明では、撮像面あるいはイメージ
面として15あるいは16を想定して説明する。
第4図は、本発明の画像入力部の構成を示す概
略図である。グリツド光源21からグリツド・パ
ターンを3次元物体3に照射する。これによつて
3次元物体3の表面上、および床面上には、グリ
ツド・パターン像22が形成される。これを、第
1のTVカメラ23および、第2のTVカメラ2
4によつて撮像する。
第5図は、本発明の構成と原理を説明するため
の模式図である。同図において、Oは絶対空間中
の座標原点であり、3次元物体3の置かれる床面
上などに設定する。F1,F2は、それぞれ第1、
第2のTVカメラ23,24のレンズ系の光学的
中心(焦点)である。25,26は、それぞれ第
1、第2のTVカメラの撮像面である。ただし、
ここで考える撮像面は第3図において説明したよ
うに、実際の撮像面を、焦点を対称点として点対
称な位置に移動した平面である。l1,l2は、それ
ぞれ第1および第2のTVカメラの焦点と撮像面
25,26との距離である。撮像面25,26の
かわりに、第3図のイメージ面16に相当するも
のを考えても等価である。ただし、その場合には
l1,l2としては、各イメージ面と焦点との距離を
考えなくてはならない。
O1は、撮像面25上に想定するX1−Y1−Z1
標系(Z1軸方向は、O1→F1の方向とする)の原
点である。O1は、撮像面26上に想定するX2
Y2−Z2座標系(Z2軸方向はO2→F2の方向とする)
の原点である。同図の例では、第1のTVカメラ
23は、光軸が原点Oを通り、絶対座標系のx−
Z平面に対してα1、y−Z平面に対してθ1の角度
をもつて設置されており、第2のカメラ24は、
光軸が原点Oを通り、絶対座標系のx−Z平面に
対してα2、y−Z平面に対してθ2の角度をもつて
設置されているものとしている。
絶対座標系の原点Oと、各焦点F1,F2との距
離をそれぞれd1,d2とすると、上記のようなカメ
ラ系の設定条件(α1,α2,θ1,θ2,l1,l2,d1
d2……以後カメラパラメータと呼ぶ)は、2台の
カメラ23,24を、絶対空間中に設置するとき
に、実測したり、基準入力画像を解析することに
よつて、あらかじめ求めておくことができる。従
つて以後は、既知のデータとして扱う。
上記カメラ・パラメータがわかれば、撮像面2
5上のX1−Y1−Z1座標系から絶対座標系への変
換マトリクスT1、および撮像面26上のX2−Y2
−Z2座標系から絶対座標系への変換マトリクス
T2も一意的に決定できる。一般にT1,T2は4×
4のマトリクスとして表現できる。第5図は構成
例における、T1以下に例示する。
T1,T2についてもあらかじめ求めておくもの
とする。
また、第5図には、グリツド光源S21から照
射されたグリツド・パターン像22についても示
している。光源21から照射されるグリツド・パ
ターン光の光路は、グリツド光源21の設計仕様
および、グリツド光源21の3次元空間における
設定位置および照射角度(以後光源パラメータと
称する)から一意的に決定できる。たとえば、グ
リツド光源として最も簡便なスライド・プロジエ
クターを用いる場合には、グリツド・パターンを
刻んだスライドのパターン(原パターン)のマウ
ント位置と、スライド光源の位置関係およびレン
ズ系の特性などから求めることができる。また、
物体3を除いた床面上あるいは、任意の位置に置
いたスクリーン上に形成されるグリツド・パター
ン像をあらかじめ計測しておくことによつても求
めることが可能である。第5図には、グリツド・
パターンの光路の途中においた仮想的スクリーン
27を説明のため併せて表示している。ここで、
光源点Sを焦点、仮想的スクリーン27を撮像面
と考えれば、パターン光源もカメラと同様の扱い
をすることができる。
さて、上記の準備をした上で、第1、第2の
TVカメラ23,24によつて、3次元物体3の
表面上に形成されるグリツド・パターン像を撮像
すると、撮像面25,26上には、第5図に示す
ような入力画像が得られる。
投射されるグリツド・パターンには、仮想的ス
クリーン27に示すように、G1〜G4の4つの格
子点があり、物体3の表面上では、それぞれg1
g4の格子点像を形成する。g1〜g4の格子点像は、
第1のカメラの入力画像中では格子点像Q1〜Q4
一方第2のカメラの入力画像中では格子点像R1
〜R4にそれぞれ対応している。
本発明では、以下に示すように原理によつて、
格子点G1〜G4と、入力画像中の格子点像Q1
Q4、R1〜R4の対応関係を求めるものであり、Q1
〜Q4とR1〜R4の間の対応関係がわかれば、カメ
ラ・パラメータ等から物体3の表面上の格子点像
g1〜g4の3次元的位置を求める事ができる。
以下に、グリツド・パターン中から任意に1つ
の格子点を選びこれについて入力画像中の対応点
を求める操作を説明する。あらかじめ、グリツ
ド・パターン像を計測してある仮想的スクリーン
27上において、1つの格子点G1を選択する。
光源点S21から照射され格子点G1を通る光線
28は一意的に決定され、しかもSとG1の位置
が共に既知であるため、計算によつて求めること
ができる。一方光線28の照射によつて物体3の
表面上にできる格子点像g1の位置は、物体3の位
置・形状に応じて変化する。
まず、光線28の光路を、第1のカメラの撮像
面25に投影した第1の投影線L1を求める。L1
は、光源点Sと、格子点G1および、第1のカメ
ラの焦点F1の3点を含む平面P1と、第1のカメ
ラの撮像面25とが交わつてできる直線に赤当
し、S,G1,F1および撮像面25の位置が、カ
メラ・パラメータ、光源パラメータなどによつて
既知であるため、計算によつて求めることができ
る。
同様にして、光線28の光路を第2のカメラの
撮像面26に投影した第2の投影線L2も求める。
物体3の表面上にできる格子点像g1は、光線2
8の光路上にあるため、当然、第1のカメラの撮
像面25上の入力画像中では、先に求めた第1の
投影線L1上に存在するはずである。そこで、撮
像面25の入力画像パターンを、第1の投影線
L1に沿つて調べてゆき、格子点像があれば、そ
れをG1に対応する入力画像中の格子点像の候補
とする。通常は、投影線L1上に1つの格子点像
Q1が検出される。g1が、第1のカメラからは見
えない位置(死角など)に存在する場合には投影
線L1上には、格子点像が1つも存在しないこと
になり、第1のカメラによる入力画像中には、格
子点G1から照射される光線28によつてできる
格子点の画像は存在しないと判断する。逆に、投
影線L1上に2つ以上の格子点像が検出される場
合もある。これは、光源点Sと格子点G1および
第1のカメラの焦点F1を含む平面P1上に、2つ
以上の格子点像が偶然存在する場合である。第5
図には、このような場合の入力画像の例を示して
いる。物体3の表面上に形成される格子点像のう
ちg1とg4が共に先の平面P1上に存在するため、第
1のカメラ23の入力画像中では、投影線L1
に2つの格子点画像Q1,Q4が検出され、候補が
2つになる。
2つの候補のうち、正しい候補点を検出するた
め撮像面26上の入力画像によつて検証を行な
う。
第1のカメラの撮像面25上で検出された候補
点Q1と、第1のカメラの焦点F1、および第2の
カメラの焦点F2を含む平面P3を求め、平面P3
第2のカメラの撮像面26の交線である第3の投
影線L3−1を求める。第3の投影線L3−1は、
第1のカメラの焦点F1から候倣点Q1を通り、物
体3の表面上に形成された格子点像に至る視線2
9を第2の格子点の撮像面26上に投影したもの
である。従つて、その視線上にあつて、格子点像
Q1に対応する点g1は、第2ののカメラの入力画
像中にあつては、第3の投影線L3−1の上に線
を結んでいるはずである。別の候補点Q4につい
ても同じようにして第3の投影線L3−2を求め
る。当然格子点像Q4に対応する物体3の表面上
の格子点像g4は、第2のカメラの入力画像中にあ
つては、賃3の投影線L3−2の上に像を結んで
いるはずである。
以上のようにして、撮像面26上には、3本の
投影線L2,L3−1,L3−2が求められるわけで
ある。いま、第1のカメラの入力画像中から抽出
された候補点Q1が、格子点G1に対応する正しい
候補点であるならば、第2のカメラの入力画像中
において、Q1に対応する格子点像が存在し、そ
れは、第2の投影線の上にあつて、かつQ1から
求めた第3の投影線L3−1の上にもあるはずで
ある。すなわち、Q1に対応する格子点像は、2
つの投影線L2とL3−1の交点上になくてはなら
ない。第2のカメラの入力画像中においては、
L2と、L3−1の交点付近に格子点像の候補点R1
が存在するのでQ1とR1が、G1に相当する対応点
のペアであるとみなすことができる。
一方、Q4については、2つの投影線L2とL3
2の交点付近に格子点像が存在しないため、偽の
対応点候補として却下することができる。これ
は、Q4に対応する格子点像g4が、光源点Sと格
子点G1および第2の格子点の焦点F2を含む平面
P2の上には存在しないためである。また、逆に
平面P2上に別の格子点像、たとえばg3が存在する
場合もあり得る。この時には第2の投影線L2
に、g3に対応する格子点像R3が存在することに
なるが、R3はQ1,Q4から求めた第3の投影線L3
−1,L3−2のいずれの上にものつていないた
め、やはり偽の対応点候補として却下することが
できる。当然、格子点G1に相当する格子点像g1
が第2のカメラから見えない位置にあれば、正し
い対応点候補R1は検出できず、第2のカメラに
よる入力画像中には、格子点G1から照射された
光線28によつてできる格子点像g1の対応点画像
は存在しないものと判断する。
上記の検証方法により、偽の対応点候補があつ
た場合にも、これを却下でき、格子点G1に相当
する入力画像中の対応点のペアQ1とR1を正しく
検出することができる。
以上に説明してきたような操作を、仮想的スク
リーン27上の別の格子点G2〜G4についても順
次くり返すことによつて、全グリツド・パターン
中のすべての格子点について、入力画像中の対応
点のペアを求めることができる。
まれには、1つの格子点Giに相当する入力画像
中の対応点のペアが2組以上検出される可能性も
ある。これは、物体3の表面上に生成されたグリ
ツド・パターン像と、カメラの撮像角度による偶
然の一致、あるいはカメラ・パラメータ、光源パ
ラメータの測定誤差や、入力画像中の候補点抽出
時の位置検出誤差が原因である。ほとんどの場合
は、1組が正しい対応点ペアであり、他は却下で
きなかつた偽の対応点ペアである。この場合に
は、すべての検出された対応点ペアのデータをな
がめてみることによつて、大部分が解決できる。
すなわち、入力画像中の格子点像Q1〜Q4,R1
〜R4はそれぞれ最大1回、対応点ペアの一方と
して検出されるのが正しく、同じ点が2度以上対
応点として現われることはない。いま第1のカメ
ラによる入力画像中の格子点像Qiが二度対応点と
して現われるていれば、そのうちの少なくとも一
方は必ず誤りである。Qiを対応点とする格子点の
データを調べ、もしある格子点Gj(j≠i)に相
当する対応点のペアが2組以上検出されていて、
その中に対応点としてQiが含まれていれば、その
ペアか偽の対応点ペアである確率が非常に高くな
る。その対応点Qiとペアを成す格子点像Rkが、
第2のカメラによる入力画像中でやはり2度以上
対応点として検出されていれば、QiとRkの対応
点ペアは、格子点Gjに相当する偽の対応点ペア
であるとして却下することができ、格子点Gj
ついても1組の対応点ペアが確定する。
以上に説明したような構成と原理によつて本発
明では、照射するグリツド・パターン中の格子点
Giに相当する入力画像中の格子点像の対応点ペア
Qi,Riを検出する。QiとRiの対応関係が求められ
れば、2台のカメラの設定条件(カメラ・パター
ン)等から、格子点Giの物体3表面上への投影点
であるgiの3次元的位置(絶対座標)を算出する
ことができる。実施例では、上記のようにして検
出されたグリツド・パターン中の各格子点に相当
する対応点ペアの情報を利用して、格子点以外の
グリツド・パターン全体についても入力画像中の
対応点ペアを検出してゆく。この操作は、本出願
人が概に提案している特願昭58−158358号明細書
および特願昭58−158359号明細書に記載した方法
等を適用することによつても実現することが可能
であるが、ここでは、本発明の方法を格子点以外
の部分についても適用してグリツド・パターン全
体について、物体表面上の投影位置を求めてゆ
く。
グリツド・パターン中の隣接する格子点、たと
えばG1とG2を結ぶ線分(格子線と称する)上の
任意の点(第5図中の点A)について入力画像中
の対応点ペアを求める。手順は、格子点G1の時
と同様であるが、この場合は格子点像ではなく投
影線上の格子線のパターンを検出していく。ただ
し、A点が、格子点G1とG2を結ぶ格子線上の点
であることがあらかじめわかつているので、入力
画像中での探索範囲は、最初からG1,G2に相当
する対応点Q1とQ2、R1とR2を結ぶ格子線像の
上、あるいはQ1とQ2、R1とR2をそれぞれ対角線
の端点とする長方形の領域付近に限定することが
でき、処理時間も短縮され、また偽の対応点ペア
もほとんど発生しない。
次に、第6図を用いて、本実施例をフロー・チ
ヤートの形で説明する。
本実施例では、2つのカメラによる入力画像は
それぞれ画像メモリに格納され、画像メモリ内の
データをCPUがアクセスすることによつて計算
処理を行なう。
ここでは、カメラ・パラメータ、光源パラメー
タ、および第5図の仮想的スクリーン27上にお
いて計測したグリツド・パターン上の各点の位置
(座標)および、カメラ座標系から絶対座標系へ
の変換マトリクスT1,T2などのデータは、既に
求めてあるものとして説明する。
また、以下の説明では、絶対座標系での座標を
(x,y,Z)、第1、第2のカメラの撮像面上に
とつたカメラ座標系(X1−Y1−Z1座標系、X2
Y2−Z2座標系)での座標をそれぞれ(X,Y,
Z)1、(X,Y,Z)2と表記する。
(1) グリツド・パターンの中から1つの格子点Gi
(xGi,yGi,ZGi)を選択する。
(2) 第1の投影線L1のX1−Y1−Z1座標系での式
を求める。
光源点S(xs,ys,Zs)と格子点Giを、変換
マトリクスT1の逆行列T-1 1によつてX1−Y1
Z1座標系S(Xs,Ys,Zs1、Gi(XGi,YGi,ZGi1
に変換する。第1のカメラの焦点F1(O,O,
l11と、S、Giの3点の座標データから、この
3点を含む平面P1の式(カメラ座標系)を求
める。第1のカメラの撮像面の式Z=0(カメ
ラ座標系)と、P1の式を連立させれば、交線
L1のカメラ座標系での式が得られる。
(3) 第2の投影線L2のX2−Y2−Z2座標系での式
を求める。
手順は、L1の時と同様である。
(4) 第1の投影線L1上の格子点像Qj(j=1,2
……)を抽出する。
第1のカメラによる入力画像のデータを、投
影線L1に沿つて、近傍の入力画像パターンを
調べてゆく。格子点像として特徴的な交点パタ
ーンが検出されれば、その交点パターンの座標
Qj(XQj,YQj,O)1(j=1,2,……)を候補
点として抽出する。
(5) Qjから第2のカメラへの投影線L3j(j=
1,2,……)のX2−Y2−Z2座標系での式を
求める。
QjとF1の座標値を、T1によつて絶対座標系
に変換し、さらにT2の逆行列T-1 2によつてX2
−Y2−Z2座標系Qj(XQj,YQj,ZQj2、F1(ZF1
ZF1,ZF12に変換する。第2のカメラの焦点F2
(O,O,l22と、Qj,F1の3点の座標データ
から、この3点を含む平面P3の式(X2−Y2
Z2座標系)を求める。第2のカメラの撮像面の
式Z=0(X2−Y2−Z2座標系)と、平面P3の式
を連立させれば、交線L3-jのカメラ座標系での
式が得られる。
(6) 第2の投影線L2と第3の投影線L3-j(j=1,
2,……)の交点上の格子点像Rk(k=1,2
……)を抽出する。
ステツプ(3)、(5)で求めた投影線L2とL3-jの式
を連立させて交点の座標を求め、交点近傍の入
力画像パターンに、格子点像として特徴的な交
点パターンが検出されれば、その交点パターン
の座標Rk(XRk,YRk,O)2(k=1,2,……)
を、Qjに対する対応点として抽出し、QjとRk
を、格子点Giに相当する対応点ペアとして登録
する。2組以上の対応点ペア(k≧2)が検出
された場合にも、それらのすべてを登録する。
(7) グリツド・パターン中から次の格子点Gi+1
選択し、すべての格子点についてステツプ(2)〜
(6)をくり返す。
(8) すべての対応点ペアのデータを分析し、偽の
対応点ペアがあれば却下する。
対応点ペアとして登録された格子点像Qj
るいはRkのデータ集合の中で、同じ格子点像
が2度以上登録されていれば、その格子点像に
該当する格子点G1,Gn,……のすべての対応
点ペアを分析し、偽の対応点ペアと判断できる
ものを却下する。
(9) 隣接する2つの格子点Gi,Gi+1を結ぶ格子線
上から任意の1点Aを選択する。
(10) 点Aに相当する入力画像中の対応点ペアB,
Cを求める。
(11) 次の任意のA点についてステツプ(9)〜(10)をく
り返す。
(12) 他のすべての、格子線上の各点についてもス
テップ(9)〜(11)の操作をくり返して入力画像中の
対応点ペアを求める。
(13) 上記の操作で求めた対応点ペアに該当する
物体3の表面上の各点の位置(絶対座標)を求
める。
第1、第2のカメラによる入力画像中の点Qj
とRkが対応点ペアであるとすれば、点Qjと第1
のカメラの焦点F1を結ぶ直線と、点Rkと第2の
カメラの焦点F2を結ぶ直線の交点を絶対座標で
求めることにより、物体3の表面上の投影点の位
置を知ることができる。
なお、パターン光源も等価的にカメラと同様の
扱いができるので、第1のカメラの入力画像中の
格子点像Gjとし、第2のカメラの撮像面上でQi
を、仮想的スクリーン27上でRjを検出すると
いう構成方法をとることも可能である。
発明の効果 以上の説明で述べてきたように、本発明の物体
検出方法によれば、簡単な構成で従来の手法のみ
では困難であつた両眼立体視をした時の左右両画
面間の対応づけの問題を解決できると共に、3次
元物体表面上のグリツド・パターン像各点の3次
元的位置を直接求めることができる。対応づけの
問題が解決されたことにより、画像入力は1回で
すむようになり、大幅な画像入力、前処理時間の
短縮が実現できる。実際のデータ処理も簡単な計
算ですむため、本発明は実用的な3次元物体の検
出装置を提供するという意味で、産業的に非常に
大きな効果が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の1本のスリツト光を用いた距離
測定方法を示す原理図、第2図は従来の複数本の
スリツト光を用いた物体検出方法を説明する原理
図、第3図はカメラ光学系と撮像面、入力画像の
関係を説明するための配置図、第4図は本発明の
一実施例における物体検出装置の画像入力部を示
す概念図、第5図は同実施例の構成と原理を説明
するための概念図、第6図A,Bは同実施例の動
作を説明するフロー・チヤートである。 21……グリツド光源、23,24……第1、
第2の画像入力装置、25,26……第1、第2
の画像入力装置の撮像面、F1,F2……第1、第
2の画像入力装置の焦点、G1〜G4……グリツ
ド・パターン中の格子点、Q1〜Q4……第1の画
像入力装置の撮像面上の格子点像、R1〜R4……
第2の画像入力装置の撮像面上の格子点像、L1
……第1の投影線、L2……第2の投影線、L3
…第3の投影線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 正方格子状のグリツド・パターンを生成する
    グリツド光源から、被検出物体に前記グリツド・
    パターンを照射し、前記被検出物体を互いに異な
    る2つの方向から第1および第2の画像入力装置
    によつて撮像し、前記第1の画像入力装置の撮像
    面上においては、前記グリツド光源の光源点S
    と、照射される前記グリツド・パターン中の任意
    の格子点Gと、前記第1の画像入力装置のレンズ
    系の焦点F1の3点を含んで成る平面と、前記第
    1の画像入力装置の撮像面との交線である第1の
    投影線を求め、前記第2の画像入力装置の撮像面
    上においては、前記光源点Sと、前記格子点G
    と、前記第2の画像入力装置のレンズ系の焦点
    F2の3点を含んでなる平面と、前記第2の画像
    入力装置の撮像面との交線である第2の投影線を
    求め、前記第1の画像入力装置の撮像面上におい
    て、入力画像中の格子点像のうち、前記第1の投
    影線の上に存在する格子点像Pを検出し、撮像面
    上における前記格子点像Pと、前記第1の画像入
    力装置のレンズ系の焦点F1と、前記第2の画像
    入力装置のレンズ系の焦点F2の3点を含んで成
    る平面と、前記第2の画像入力装置の撮像面との
    交線である第3の投影線を求め、前記第2の画像
    入力装置の撮像面上において、前記第2および第
    3の投影線の交点近傍の入力画像パターンに格子
    点像P′が存在すれば、前記格子点像P′と、前記第
    1の画像入力装置の撮像面上の格子点像Pとを対
    応点候補とし、順次同様の操作によつて前記第1
    および第2の画像入力装置の入力画像パターン中
    の格子点像の対応関係を求めることによつて、前
    記被検出物体表面上の点の3次元的位置を検出す
    ることを特徴とする物体検出方法。
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