JPH0239713A - 車両用オーディオ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、サウンドセレクタ機能を備えた車両用オー
ディオ装置の改良に関する。

［従来の技術］ 従来より、音楽の種類（ジャンル）に応じて最適の周波
数特性を予め定めておき、聴こうとする音楽のジャンル
に対する選択スイッチを操作することにより、そのジャ
ンルに応じた最適な周波数特性を自動的に設定し得るよ
うにした、所謂、サウンドセレクタシステムを備えた車
両用オーディオ装置は、良く知られている。

上３己サウンドセレクタシステムでは、ワンタッチでジ
ャンル別の周波数特性を設定することができ便利である
が、その周波数特性が固定されるため、個々のユーザの
好みに応じた周波数特性の微調整、すなわち、低／中／
高音等のトーンコントロールの微調整を行うことができ
なかった。

この問題に関して、例えば、特開昭６ｌ−１２３２１Ｏ
号公報では、ジャンル選択スイッチが操作されると作動
状態となる周波数特性調整手段を設け、上記サウンドセ
レクタシステム作動時においても、個々のユーザの好み
に応じてトーンコントロールの中心周波数を調整するこ
とができるようにした自動車のオーディオ装置が提案さ
れている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来のオーディオ装置では、トーン
コントロールの中心周波数の設定を行うトーンコントロ
ール装置とサウンドセレクタの作動とが連動していない
ので、トーンコントロールの中心周波数の調整は手動で
行わざるを得ず、その調整操作が煩わしいという難点が
あった。

この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、サウ
ンドセレクタシステムの作動に連動して、該システムに
より設定された周波数特性に応じて、自動的に、トーン
コントロールの中心周波数を設定することができる車両
用オーディオ装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ このため、この発明は、音楽の種類を選択する選択スイ
ッチと、該選択スイッチの操作に応じて種類別の周波数
特性を設定する種類別周波数特性設定回路とを有し、上
記選択スイッチを操作することにより、予め音楽の種類
別に定められた最適の周波数特性を自動的に設定し得る
サウンドセレクタを備えるとともに、強調すべき音域の
中心周波数を調整し得るトーンコントロール装置を備え
た車両用オーディオ装置において、上記サウンドセレク
タの選択スイッチが操作された際に、上記種類別周波数
特性設定回路で設定された周波数特性に応じて、自動的
に、上記トーンコントロール装置の中心周波数の設定を
変更するトーンコントロール設定手段を設けたものであ
る。

［発明の効果］ この発明によれば、種類別周波数特性設定回路で設定さ
れた周波数特性に応じて、自動的に、トーンコントロー
ルの中心周波数の設定を変更するトーンコントロール設
定手段を設けたので、サウンドセレクタの選択スイッチ
を操作して音楽のジャンルを選択した際に、そのジャン
ルに応じた最適の周波数特性が設定されるとともに、こ
の周波数特性に応じたトーンコントロールの中心周波数
の設定を自動的に行うことができる。

この結果、手動による煩わしい調整操作を行うことなく
、選択されたジャンルの音楽に対してより効果的なトー
ンコントロールを行うことができる。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を、添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第３図に示すように、本実施例に係る自動車Ｉは、車室
前部のインストルメントパネル２の車幅方向の両端部近
傍に配置された左右一対のフロントスピーカＩ　Ｉ、ｔ
　Ｉと、車室後部の左右のサイドパネル３，３に取り付
けられた一対のりヤスピー力１２．１２と、上記インス
トルメントパネル２の略中央に配置されたオーディオ装
置１０とを備え、車体前部のフロントフェンダ４にはラ
ジオ放送受信用のボールアンテナ１３が取り付けられて
いる。

上記オーディオ装置ＲＩＱは、第１図に示すように、上
記アンテナ１３によって受信されるラジオ放送と、カセ
ットテープあるいはコンパクトディスクなどの再生とを
切換スイッチＩ４で選択することができるようになって
おり、ヂューナ１５あるいは復調部１６によって再生さ
れた音声信号は、−旦サウンドセレクタ２０に入力され
、該サウンドセレクタ２０を経由してオーディオ装置ｌ
ｏの音声再生系に人力されるようになっている。

上記サウンドセレクタ２０は、音楽の種類に応じた最適
の周波数特性を自動的に設定することができる種類別周
波数特性設定回路２１を備えており、該種類別周波数特
性設定回路２１は、音楽のジャンルを選択する複数のセ
レクタボタンを備えたキーマトリックス２２に接続され
ている。

このキーマトリックス２２は、第２図に具体的に示すよ
うに、ジャズ、クラシック、ロック、ボーカル系などの
音楽のジャンルを選択する複数のサウンドセレクタボタ
ン２３を備え、これらボタン２３．・・・、２３のいず
れか一つを押すことにより、上記種類別周波数特性設定
回路２１を作動させ、そのボタン２３で選択された音楽
のジャンルに応じた周波数特性が自動的に設定されるよ
うになっている。すなわち、例えば、ジャズのサウンド
セレクタボタン２３を押し操作すると、上記種類別周波
数設定回路２１は、低音域と高音域とが強調されるジャ
ズに最適な周波数特性を設定する。

また、上記キーマトリックス２２のデフィートボタン２
４を押し操作すると、上記種類別周波数特性設定回路２
１により設定された周波数特性はキャンセルされ、フラ
ットな周波数特性となる。

こののようにサウンドセレクタ２０が使用されないとき
は、種類別周波数特性設定回路２１による周波数特性の
設定は行なわれｆ、音声信号は、サウンドセレクタ２０
の出力側に接続された低／高（ＢＡＳＳ／ＴＲＥＢ）２
段のトーンコントロール装ｇ１２６に入力されるように
なっている。

そして、この場合には、オーディオ装置１０の操作パネ
ルに設けられた低域調整ダイヤル２６ａ及び高域調整ダ
イヤル２６ｂを手動で調節して、強調したい音域の中心
周波数を調整することができるようになっている。

上記Ｂ／Ｔトーンコントロール装置２６は、良く知られ
ているように、低、高音域のフィルタに対応して設けら
れたアンプのゲインをそれぞれ調整し得るようにしたも
のであり、Ｂ／Ｔ）−ンコントロール装置２６の次段に
は、ゲインを例えば、高低２段に切換え可能なプリアン
プ２７が設置されている。

このプリアンプ２７は、サウンドセレクタボタン２３．
・・、２３のいずれかが押し操作されて種類別周波数特
性設定回路２１が働いているときには低ゲイン側にセッ
トされ、上記種類別周波数特性設定回路２１で設定され
た周波数特性の音声信号に対して、上記Ｂ／Ｔｌ−−ン
コントロール装置２６によって、より強調したい音域の
中心周波数を調整するトーンコントロールを行い、各音
域における増幅度の微調整が行なわれる。

一方、デフィートボタン２４が押し操作され、サウンド
セレクタ２０が作動し、ていないときは、上記プリアン
プ２７は高ゲイン側にセ°ットされ、低域調整ダイヤル
２６ａ及び高域調整ダイヤル２６ｂを手動で調節するこ
とによりＢ／Ｔトーンコントロール装置２６で設定され
た周波数特性に応じて、各音域における増幅度が決定さ
れるようになっている。

上記プリアンプ２７で増幅された音声信号は、左右のバ
ランス調整のためのバランス回路２８、音量調節手段２
９及び前後のバランス調整のためのフエイダ回路３０を
順次通過してフロント側のパワーアンプ３！、３１及び
リヤ側のパワーアンプ３２．３２に入力さ゛れ、これら
のパワーアンプ３１．３１，３２．３２で増幅された信
号がフロントスピーカ１１．１１及びリャスピープ′ｊ
１２１２に出力され、これらスピーカ１１，１１，１２
．１２から音声として出力される。

ところで、本実施例では、サウンドセレクタボタン２３
．・・・、２３のいずれか一つが押し操作された際に、
種類別周波数特性設定回路２１で設定された周波数特性
に応じて、自動的に、トーンコントロールの中心周波数
が調整されるようになっている。

すなわち、サウンドセレクタ２０には、上記種類別周波
数特性設定回路２１に連動して作動するトーンコントロ
ール設定回路２５が設けられており、該トーンコントロ
ール設定回路２５は、サウンドセレクタボタン２３．・
・・、２３のいずれか一つが押し操作された際に、種類
別周波数特性設定回路２１が設定した周波数特性に応じ
てトーンコントロールの中心周波数を変更する制御信号
をＢ／Ｔトーンコントロール装置２６に対して出力する
ようになっている。

そして、この制御信号を受けた上記Ｂ／Ｔ）−ンコント
ロール装置２６は、種類別周波数特性設定回路２１によ
り設定された周波数特性が、例えば、第４図に示すよう
に、低域を強く増幅するものである場合には、この低域
をより強調すべく、トーンコントロールの中心周波数ｒ
。を上記設定された周波数特性（第４図の実線の曲線参
照）において増幅度が大きい低域に調整し、また、種類
別周波数特性設定回路２１により設定された周波数特性
が、例えば、第５図に示すように、高域を強く増幅する
ものである場合には、この高域をより強ｉｔべく、トー
ンコントロールの中心周波数ｒ、’を上記設定された周
波数特性（第５図の実線の曲線参照）において増幅度が
大きい高域に調整するなど、上記種類別周波数特性設定
回路２１により設定された周波数特性に応じて、自動的
に、トーンコントロールの中心周波数の調整を行うこと
ができるようになっている。

以上、説明したように、本実施例によれば、サウンドセ
レクタ２０の種類別周波数特性設定回路２１で設定され
た周波数特性に応じて、自動的に、トーンコントロール
の中心周波数「。、「０°の設定を変更するトーンコン
トロール設定回路２５を設けたので、サウンドセレクタ
２０のセレクタボタン２３、・・・、２３を操作して音
楽のジャンルを選択した際に、そのジャンルに応じた最
適の周波数特性が設定されるとともに、この周波数特性
に応じたトーンコントロールの中心周波数「。、　ｒ、
’の設定を自動的に行うことができる。

この結果、手動による煩わしい調整操作を行うことなく
、選択されたジャンルの音楽に対してより効果的なトー
ンコントロールを行うことができるのである。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の詳細な説明するためのもので、
第１図は車両用オーディオ装置のブロック構成図、第２
図はオーディオ装置の操作パネルの正面図、第３図は自
動車の全体斜視図、第４図及び第５図は種類別周波数特
性設定回路によって設定された周波数特性とトーンコン
トロールの中心周波数との関係を表わすグラフである。 １・・・自動車、１０・・・車両用オーディオ装置、２
０・・・サウンドセレクタ、２１・・・種類別周波数特
性設定回路、２３・・・サウンドセレクタボタン、２５
・・・トーンコントロール設定回路、２６・・・トーン
コントロール装置、「。、ｔｏ’・・・トーンコントロ
ールの中心周波数。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）音楽の種類を選択する選択スイッチと、該選択ス
   イッチの操作に応じて種類別の周波数特性を設定する種
   類別周波数特性設定回路とを有し、上記選択スイッチを
   操作することにより、予め音楽の種類別に定められた最
   適の周波数特性を自動的に設定し得るサウンドセレクタ
   を備えるとともに、強調すべき音域の中心周波数を調整
   し得るトーンコントロール装置を備えた車両用オーディ
   オ装置において、 上記サウンドセレクタの選択スイッチが操作された際に
   、上記種類別周波数特性設定回路で設定された周波数特
   性に応じて、自動的に、上記トーンコントロール装置の
   中心周波数の設定を変更するトーンコントロール設定手
   段を設けたことを特徴とする車両用オーディオ装置。