JPH0239645Y2 - - Google Patents
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- JPH0239645Y2 JPH0239645Y2 JP1986025184U JP2518486U JPH0239645Y2 JP H0239645 Y2 JPH0239645 Y2 JP H0239645Y2 JP 1986025184 U JP1986025184 U JP 1986025184U JP 2518486 U JP2518486 U JP 2518486U JP H0239645 Y2 JPH0239645 Y2 JP H0239645Y2
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- JP
- Japan
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- sleeve
- ceramics
- composite
- ring
- inner sleeve
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案はダイカスト用射出スリーブに関し、さ
らに詳しくは、溶湯の浸透や鋳張り巻き込みに起
因するスリーブ端部、特にキヤビテイ側における
セラミツクスの機械的損傷の恐れの少ないセラミ
ツクス・金属複合ダイカスト用射出スリーブに関
するものである。
らに詳しくは、溶湯の浸透や鋳張り巻き込みに起
因するスリーブ端部、特にキヤビテイ側における
セラミツクスの機械的損傷の恐れの少ないセラミ
ツクス・金属複合ダイカスト用射出スリーブに関
するものである。
［従来の技術とその問題点］
ダイカスト用射出スリーブは内部は高温の溶湯
金属に接し、それ自体は長期安定使用に耐えるに
十分な強度が必要なことから、金属製のアウター
スリーブの内周面にインナースリーブとしてのセ
ラミツクスを焼嵌め等の手段で嵌合するか、また
は溶射コーテイングするかして作成したセラミツ
クス・金属複合スリーブが数多く提案されてい
る。
金属に接し、それ自体は長期安定使用に耐えるに
十分な強度が必要なことから、金属製のアウター
スリーブの内周面にインナースリーブとしてのセ
ラミツクスを焼嵌め等の手段で嵌合するか、また
は溶射コーテイングするかして作成したセラミツ
クス・金属複合スリーブが数多く提案されてい
る。
このようなインナースリーブ用に好適なセラミ
ツクスとして、本考案者らは、本質的に塑性変形
が可能で応力を吸収し易く、亀裂の拡大を防止で
きるようなセラミツクスの製造方法（特開昭60−
180963）を提案したが、このセラミツクスを複合
スリーブのインナースリーブに使用した場合に
は、運転条件によつては、反応焼結窒化珪素が多
孔質であるため、溶湯が浸透し、該複合スリーブ
の両端部、特にキヤビテイ側においてセラミツク
ス組織が破壊されて、プランジヤー・チツプが鋳
張りを巻き込んだときなどに機械的損傷を起こす
恐れがあつた。
ツクスとして、本考案者らは、本質的に塑性変形
が可能で応力を吸収し易く、亀裂の拡大を防止で
きるようなセラミツクスの製造方法（特開昭60−
180963）を提案したが、このセラミツクスを複合
スリーブのインナースリーブに使用した場合に
は、運転条件によつては、反応焼結窒化珪素が多
孔質であるため、溶湯が浸透し、該複合スリーブ
の両端部、特にキヤビテイ側においてセラミツク
ス組織が破壊されて、プランジヤー・チツプが鋳
張りを巻き込んだときなどに機械的損傷を起こす
恐れがあつた。
インナースリーブ端部の損傷防止方法として
は、例えば、実開昭59−81564号公報では、射出
スリーブ本体の先端に耐熱鋼リングを脱着可能に
取付けて、射出スリーブ先端が金型に当たること
による射出スリーブ先端の破損を防止する方法が
開示されている。しかしながら、射出スリーブの
先端に取り付けられた鋼製リングに、操業条件に
よつては、溶湯の鋳付きが発生し、円滑な射出操
作が行われない場合がある。
は、例えば、実開昭59−81564号公報では、射出
スリーブ本体の先端に耐熱鋼リングを脱着可能に
取付けて、射出スリーブ先端が金型に当たること
による射出スリーブ先端の破損を防止する方法が
開示されている。しかしながら、射出スリーブの
先端に取り付けられた鋼製リングに、操業条件に
よつては、溶湯の鋳付きが発生し、円滑な射出操
作が行われない場合がある。
［考案が解決しようとする課題］
考案者らは、複合スリーブのキヤビテイ側先端
部の損傷を防止し、かつ先端部に取り付けたリン
グにおける溶湯の鋳付きを防止する構造に付いて
検討を重ね、本考案を完成するに至つた。
部の損傷を防止し、かつ先端部に取り付けたリン
グにおける溶湯の鋳付きを防止する構造に付いて
検討を重ね、本考案を完成するに至つた。
［課題を解決するための手段］
本考案に係るダイカスト用射出スリーブは、ア
ウタースリーブとしての金属製シリンダーの内側
にインナースリーブとしてのセラミツクスを嵌合
または溶射コーテイングして成るセラミツクス・
金属複合スリーブにおいて、該複合スリーブのキ
ヤビテイ側に、該インナースリーブより高強度の
セラミツクス製の補強リングを連設し、該リング
の内周面をキヤビテイ方向に拡開したテーパー面
としたことを特徴とするものである。
ウタースリーブとしての金属製シリンダーの内側
にインナースリーブとしてのセラミツクスを嵌合
または溶射コーテイングして成るセラミツクス・
金属複合スリーブにおいて、該複合スリーブのキ
ヤビテイ側に、該インナースリーブより高強度の
セラミツクス製の補強リングを連設し、該リング
の内周面をキヤビテイ方向に拡開したテーパー面
としたことを特徴とするものである。
本考案を図面に基づいて説明すると、第１図は
複合スリーブのキヤビテイ側部分の縦断面図で、
補強リング３をアウタースリーブ１にボルト５で
固定したもので、補強リングの内周面とインナー
スリーブ２の接点は段差がなく連続的に接続され
ており、補強リング３の内周面は、キヤビテイ方
向に拡開するテーパー面８に形成されている。図
中６はプランジヤーチツプを示す。
複合スリーブのキヤビテイ側部分の縦断面図で、
補強リング３をアウタースリーブ１にボルト５で
固定したもので、補強リングの内周面とインナー
スリーブ２の接点は段差がなく連続的に接続され
ており、補強リング３の内周面は、キヤビテイ方
向に拡開するテーパー面８に形成されている。図
中６はプランジヤーチツプを示す。
補強リングの材質としては、インナースリーブ
のセラミツクスに比べて、より強度の大きいセラ
ミツクスが適しており、例えば、インナースリー
ブのセラミツクスが反応焼結窒化珪素を基本とす
るセラミツクスである場合には、補強リングのセ
ラミツクスとしては、耐熱衝撃性の大きな常圧焼
結、ガス圧焼結またはホツトプレスの窒化珪素、
炭化珪素、サイアロンまたはこれらの複合セラミ
ツクスが好適に用いられる。
のセラミツクスに比べて、より強度の大きいセラ
ミツクスが適しており、例えば、インナースリー
ブのセラミツクスが反応焼結窒化珪素を基本とす
るセラミツクスである場合には、補強リングのセ
ラミツクスとしては、耐熱衝撃性の大きな常圧焼
結、ガス圧焼結またはホツトプレスの窒化珪素、
炭化珪素、サイアロンまたはこれらの複合セラミ
ツクスが好適に用いられる。
［作用］
本考案においては、インナースリーブのキヤビ
テイ側にインナースリーブセラミツクスより高強
度のテーパーを付した補強リングが取り付けられ
ているので、インナースリーブのセラミツクスに
溶湯が浸透した場合にも、セラミツクス組成の破
壊に起因する機械的損傷を防止するとともに、セ
ラミツクスの保温性及びテーパー部におけるキヤ
ビテイ方向への容積拡大により補強リング内周面
への溶湯の鋳付きが防止される。
テイ側にインナースリーブセラミツクスより高強
度のテーパーを付した補強リングが取り付けられ
ているので、インナースリーブのセラミツクスに
溶湯が浸透した場合にも、セラミツクス組成の破
壊に起因する機械的損傷を防止するとともに、セ
ラミツクスの保温性及びテーパー部におけるキヤ
ビテイ方向への容積拡大により補強リング内周面
への溶湯の鋳付きが防止される。
［考案の効果］
本考案によれば、ダイカスト用射出複合スリー
ブのキヤビテイ側の端部における損傷を防止し、
かつ補強リングに溶湯の鋳付きが生じないので、
該複合スリーブを長期間にわたつて安定的に使用
することができる。
ブのキヤビテイ側の端部における損傷を防止し、
かつ補強リングに溶湯の鋳付きが生じないので、
該複合スリーブを長期間にわたつて安定的に使用
することができる。
第１図は、本考案ダイカスト用射出スリーブの
一部省略縦断面図である。 １……アウタースリーブ、２……インナースリ
ーブ、３……補強リング、５……押えボルト、６
……プランジヤーチツプ、８……テーパー面。
一部省略縦断面図である。 １……アウタースリーブ、２……インナースリ
ーブ、３……補強リング、５……押えボルト、６
……プランジヤーチツプ、８……テーパー面。
Claims (1)
- アウタースリーブとしての金属製シリンダーの
内側にインナースリーブとしてのセラミツクスを
嵌合または溶射コーテイングして成るセラミツク
ス・金属複合スリーブにおいて、該複合スリーブ
のキヤビテイ側に、該インナースリーブより高強
度のセラミツクス製の補強リングを連設し、該リ
ングの内周面をキヤビテイ方向に拡開したテーパ
ー面としたことを特徴とするダイカスト用射出ス
リーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986025184U JPH0239645Y2 (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986025184U JPH0239645Y2 (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62137654U JPS62137654U (ja) | 1987-08-29 |
| JPH0239645Y2 true JPH0239645Y2 (ja) | 1990-10-24 |
Family
ID=30825096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986025184U Expired JPH0239645Y2 (ja) | 1986-02-25 | 1986-02-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0239645Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995034394A1 (fr) * | 1994-06-14 | 1995-12-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manchon pour machine a couler sous pression et machine a couler sous pression utilisant ledit manchon |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55149765A (en) * | 1979-05-12 | 1980-11-21 | Akio Nakano | Sleeve |
| JPS61103658A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-22 | Nichiei Kozai Kk | 型鋳造機用射出シリンダ− |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5981564U (ja) * | 1982-11-24 | 1984-06-01 | 日産自動車株式会社 | 射出スリ−ブ |
-
1986
- 1986-02-25 JP JP1986025184U patent/JPH0239645Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55149765A (en) * | 1979-05-12 | 1980-11-21 | Akio Nakano | Sleeve |
| JPS61103658A (ja) * | 1984-10-29 | 1986-05-22 | Nichiei Kozai Kk | 型鋳造機用射出シリンダ− |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995034394A1 (fr) * | 1994-06-14 | 1995-12-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Manchon pour machine a couler sous pression et machine a couler sous pression utilisant ledit manchon |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62137654U (ja) | 1987-08-29 |
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