JPH0238555B2 - Ensekigaisenhiitaanarabinisonoseizoho - Google Patents

Ensekigaisenhiitaanarabinisonoseizoho

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JPH0238555B2
JPH0238555B2 JP17936085A JP17936085A JPH0238555B2 JP H0238555 B2 JPH0238555 B2 JP H0238555B2 JP 17936085 A JP17936085 A JP 17936085A JP 17936085 A JP17936085 A JP 17936085A JP H0238555 B2 JPH0238555 B2 JP H0238555B2
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JP
Japan
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far
solution
molded body
acetate
infrared heater
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JP17936085A
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JPS6241788A (ja
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Katsutoshi Kakizawa
Yutaka Hagiwara
Tetsuji Iyoda
Hideyuki Sajimoto
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、遠赤外線ヒーター並にその製造法に
関する。
(従来の技術) 従来、酸化アルミニウムやガラスなどのシリカ
を主成分とするものなどのセラミツク材の成形体
基体とし、その表面に導電性膜や発熱抵抗体膜を
生成した製品とするには、金属や金属酸化物を、
真空蒸着法、スパツタリング法、イオンプレーテ
イング法、プラズマ溶射法、湿式電気メツキ法、
導電塗料の塗布法などが採用されている。又発熱
線と放射板とを機械的に組み合わせた遠赤外線ヒ
ーターも公知である。
(発明が解決しようとする問題点) 上記従来の製造法や装置は製造作業が面倒で且
つ製造コストが高くなり、又遠赤外線ヒーターと
して必ずしも有効でない。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題点を解決し、波長4μm
〜100μmの範囲、特に人体に有効な8μm〜15μm
の遠赤外線を放射し得る安定堅牢なセラミツク遠
赤外線ヒーターを提供するものである。
即ち、本発明の遠赤外線ヒーターは、セラミツ
ク成形体の表面にアセトナト酢酸インジウムIn
(OAc)x(acac)3-x(ここで、Acは酢酸基、0<
x<3)の酸化分解生成物から成る酸化インジウ
ムを主成分とした酸化スズとの複合酸化物の焼成
薄膜を一体に有して成る。尚、アセトナト酢酸イ
ンジウムの式In(OAc)x(acac)3-x中、xの範囲
を0<x<3と表したのは、かかるアセトナト酢
酸インジウムはその製造に際し、In(acac)3やIn
(OAc)3の混入が避けられないものであり、原料
アセトナト酢酸インジウムにこれらIn(acac)3
In(OAc)3が混入したものを本願発明から排除す
るものではない。
本発明は、更に上記の導電性ヒーターを容易且
つ経済的に得られるその製造法を提供するもの
で、セラミツク成形体を加熱した表面にアセトナ
ト酢酸インジウムIn(OAc)x(acac)3-x(ここで
Acは酢酸基、0<x<3)の溶液に少量のアル
コキシ塩化スズSnCly(OR)4-y(ここでRはアル
キル基、0<y<3)を混入した溶液を均一に付
着させると共に加熱酸化分解反応を行い、酸化イ
ンジウムを主成分とした酸化スズとの複合酸化物
の焼成薄膜を一体に生成せしめることを特徴とす
る。尚、アルコキシ塩化スズの式SnCly(OR)4-y
中yの範囲を0<y<3と表したのは、かかるア
ルコキシ塩化スズはその製造に際し、Sn(OR)4
の混入が避けられないものであり、原料アルコキ
シ塩化スズにこのSn(OR)4が混入したものを本
願発明から排除するものではない。
(実施例) セラミツク材としては、従来公知の各種のセラ
ミツク材を使用できるが、好ましくは、酸化アル
ミニウムAl2O3、酸化ジルコニウムZrO2の単独又
はこれを主成分とする複合セラミツク材を使用す
る。本発明によれば、かゝるセラミツク材の成形
体、例えば、板状の成形体を、電気炉などにより
加熱し、その加熱した表面にIn(OAc)x(acac)3-
(ここでAcは酢酸基、0<x<3)の組成のア
セトナト酢酸インジウム溶液にSnCly(OR)4-y
(ここでRはアルキル基、0<y<3)の組成ア
ルコキシ塩化スズを混入した溶液を噴霧や塗布な
どでその全面に均一に付着させる。その溶剤とし
ては、水、アルコール系、エステル系、芳香族系
などの有機系溶剤の単独又はこれらの混合が使用
できる。その成形体の加熱温度は該溶液が加熱酸
化分解反応をおこし、酸化インジウムに酸化スズ
の複合酸化物を主体とした数10Ω/□以上の導電
性の焼成膜となるに足る300℃以上好ましくは、
450℃程度以上を要する。かくして一般に数
10Ω/□以上数100Ω/□以下の発熱抵抗体膜を
得る。その焼成膜の厚さは数μ〜数百オングスト
ロームの薄膜が一般に得られ、その成形体表面に
強固に密着した安定堅牢な製品が得られ、従来の
真空蒸着法等による如き高価な設備や面倒な作業
を要せず、製造コストの低減した発熱体膜が得ら
れ、又その焼成膜は透明で外観上体裁がよい。
尚、溶液の成形体表面への付着は、噴霧による場
合には、その吹付量の調整が容易で直ちに焼成膜
を均一に得られ、且つ導電度の調整が容易で所定
の各種の導電性をもつセラミツク成形体を得るこ
とができ有利である。
次に本発明の具体的な実施例として人体に有用
な8μm〜15μmの波長の遠赤外線を特に大量に発
生し得る遠赤外線ヒーターにつき説明する。
メタノールにIn(OAc)x(acac)3-x(但しAcは
酢酸基、0<x<3)を1.00mol/溶解すると
ともに更にこのアセトナト酢酸インジウムに対し
2mol%に相当する0.02mol/のSnOly(OR)4-y
(但しRはアルキル基、0y<3)を添加溶解した
溶液を予め電気炉などで105mm×105mm×5mm(厚
さ)の板状の酸化アルミニウム成形体を500℃に
加熱したその加熱表面にスプレーガンを使用し、
空気圧力1Kg/cm2でその全面に均一に付着させ
た。噴霧圧力は0.4Kg/cm2〜2.0Kg/cm2の範囲が一
般であるが、1Kg/cm2前後が好ましく、良好な霧
粒子で吹付けることができた。
その付着霧粒子は、そのセラミツク成形体の
500℃付近の高温の加熱面のため直ちに酸化分解
反応を起こしてインジウム酸化物に少量のスズ酸
化物の混入した複合酸化物を主体とした厚さ1μ
m程度で抵抗値200〜300Ω/□の範囲の導電性薄
膜として得られた。かくしてその常温に放冷され
たものはセラミツク成形体の表面に強固に安定堅
牢に密着した良好な導電性発熱抵抗体膜を有する
セラミツク遠赤外線ヒーターとして得られた。こ
れに遠赤外線ヒーターとしての性能を検べるた
め、その板の両端縁に焼付けによつて銀電極を設
けこれに通電し、成形体の温度が150℃の時のそ
の焼成膜の遠赤外線等の発生量を測定した所、第
1図に示すように、特に人体に有効な8〜15μm
の波長の遠赤外線の発生量が著しく大きいが、や
けどを与えるおそれのある近赤外線の波長では発
生量が小さくなる特性のものが得られることが判
明した。
第2図は、セラミツク成形体としてAl2O3の代
りに、酸化ジルコニウムZrO2を使用した以外は、
前記の具体的と同様にして作成した導電性セラミ
ツクを同様の遠赤外線放射性の試験を行なつたそ
の測定結果を示し、上記と同様に特に遠赤外線ヒ
ーターとして有利な製品であることが認められ
た。
空気圧を1Kg/cm2と一定にした場合の溶液の噴
霧時間と溶液の濃度との関係を調べたが、アセト
ナト酢酸インジウムの濃度0.65mol/〜5mol/
の範囲では、2〜10秒の範囲で変わるが、いず
れも短時の吹付作業ですむ。噴霧圧力は0.4Kg/
cm2〜2.0Kg/cm2の範囲を一般とする。
次に、そのアセトナト酢酸インジウム単独及び
これにアルコキシ塩化スズを添加する量を色に変
えた溶液と導電性(抵抗性)との関係を調べた所
第3図示のような結果を得た。第3図に示す如
く、その抵抗値はドーバントの添加量によつて変
わる。一般にそのSn添加量は10mol%までが好ま
しい。
かくして、その用途に応じ、抵抗値の異なる発
熱抵抗体膜を得るに当り、上記のように、ドーバ
ントの添加量をコントロールすることにより得ら
れる。
成形体の加熱温度は第4図示の如く300℃以上
にするときは、導電性が得られ、赤外線ヒーター
の場合は数百Ω/□が望ましいので、これを得る
ために450℃程度以上が好ましい。
溶液の吹付量は、前記の具体的な実施例におけ
る溶液を使用した場合は第5図示の通りであつ
た。
このように、加熱温度、吹付量の調製によつて
も、種々の特性の発熱抵抗体膜が得られる。
本発明の該焼成膜の組成は現在定かでないが、
純粋な酸化物ではないことから判断して、発熱抵
抗体になり得る理由は、結晶構造欠陥による金属
インジウム等の金属原子イオン、塩素イオンが電
子供与体及び受容体として働くためと推測され
る。
このように本発明によるときは、セラミツク成
形体を加熱しその加熱面に、アセトナト酢酸イン
ジウム溶液にアルコキシ塩化スズを混入した溶液
を付着させると共に加熱酸化分解反応させるの
で、そのセラミツク成形体の表面に強固に密着し
た堅牢な酸化インジウムを主成分とした酸化スズ
との複合酸化物の焼成薄膜を有する導電性セラミ
ツクが得られその製造コストは安価であり、遠赤
外線ヒーターとして優れた材料を提供する効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明製品の遠赤外線放射特性を示
すグラフ、第2図は他例のグラフ、第3図乃至第
5図は夫々Sn/Inの配合量、成形体の加熱温度、
溶液の吹付量と得られる製品の導電性との関係を
示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミツク成形体の表面にアセトナト酢酸イ
    ンジウム(In(OAc)x(acac)3-x)(ここでAcは
    酢酸基、0<x<3)の酸化分解生成物から成る
    酸化インジウムを主成分とした酸化スズとの複合
    酸化物の焼成薄膜を一体に有して成る遠赤外線ヒ
    ーター。 2 セラミツク成形体を加熱した表面にアセトナ
    ト酢酸インジウムIn(OAc)x(acac)3-x(ここで
    Acは酢酸基、0<x<3)の溶液に少量のアル
    コキシ塩化スズ(SnCly(OR)4-y)(ここでRはア
    ルキル基、0<y<3)を混入した溶液を均一に
    付着させると共に加熱酸化分解反応を行い、酸化
    インジウムを主成分とした酸化スズとの複合酸化
    物の焼成薄膜を一体に生成せしめることを特徴と
    する遠赤外線ヒーターの製造法。 3 該成形体の加熱温度は300℃以上とし、該温
    度に加熱された表面に噴霧により該溶液を均一に
    付着させることを特徴とする特許請求の範囲2項
    に記載の遠赤外線ヒーターの製造法。
JP17936085A 1985-08-16 1985-08-16 Ensekigaisenhiitaanarabinisonoseizoho Expired - Lifetime JPH0238555B2 (ja)

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JP3072303B2 (ja) * 1992-08-19 2000-07-31 株式会社河合楽器製作所 ヒーター
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