JPH0238330Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0238330Y2
JPH0238330Y2 JP14459188U JP14459188U JPH0238330Y2 JP H0238330 Y2 JPH0238330 Y2 JP H0238330Y2 JP 14459188 U JP14459188 U JP 14459188U JP 14459188 U JP14459188 U JP 14459188U JP H0238330 Y2 JPH0238330 Y2 JP H0238330Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating light
rotating
canopy
light
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14459188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0264106U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14459188U priority Critical patent/JPH0238330Y2/ja
Publication of JPH0264106U publication Critical patent/JPH0264106U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0238330Y2 publication Critical patent/JPH0238330Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、救急車、工事車、パトロールカー、
警護車等に設置され、例えば緊急走行の必要時に
器筐内より車両のルーフ上へ、確実かつ迅速に昇
降動作をすることのできる所謂隠し回転式回転灯
の昇降装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、隠し回転式回転灯の昇降装置に関するも
のでは、例えば、第1の従来例として、第4図に
その要部を示した実用新案公告昭和56年13688号
があり、その構成は、車両のルーフ面に開口部を
設け、開口部に開閉自在に天蓋A1を枢着し、天
蓋A1の裏面には案内溝を有するステーA11を
固着し、回転灯A3を固着した回転灯取付台A4
を旋回駆動軸A41の90゜回転によつて回転灯を
横向きの状態から車両ルーフ面上に正立状態に回
転昇降し、前記回転灯取付台A4とステーA11
の案内溝A12とを天蓋A1の開口方向に捩り力
が付勢されたトーシヨンバーA2で連結し、回転
灯取付台A4の90゜回転に連動してトーシヨンバ
ーA2によつて天蓋A1を180゜回転に増幅して回
転灯の昇降開口部の開閉をするよう構成するもの
である。また、前記トーシヨンバーA2の支点
は、回転灯取付台固定支点A22で回転灯取付台
A4と回転自在に、天蓋可動支点A23で回転自
在かつ支点移動可能に支持され、それぞれの取付
部材の動作同期のために連結して成るもので、略
コ字状を呈しており、トーシヨンバーA2の中央
部分は、回転灯取付台A4の下面に、トーシヨン
バーA2の左右両端は、天蓋A1の裏面に固着さ
れている一対のステーA11に係合して構成され
ていた。
次に、第2の従来例として、第5図に要部を示
す実用新案公告昭和56年13689号があり、その構
成は、旋回駆動軸B41に回転灯取付台B4を回
転昇降自在に軸支し、開閉自在に枢着されている
天蓋B1の下面のステーB11と、該回転灯取付
台B4との間にアームB2を支架し、回転灯取付
台B4の90゜回転で回転灯を横向きの状態から車
両ルーフ面上に正立状態に回転昇降し、前記アー
ムB2に連結された天蓋B1が連動して反対方向
に180゜回転に増幅して回転灯の昇降開口部の開閉
をするよう構成するものである。また、前記アー
ムB2は、垂伸屈曲自在になるべく折曲部B22
を有し、昇降動作時に外方、内方へ適宜に屈曲し
てため天蓋B1および回転灯取付台B4を連動さ
せるよう構成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 然しながら、上記従来のものにおいて、回転灯
の回転昇降動作時に連結部材の支点移動、あるい
は屈曲動作が必要となるので滑らかな昇降動作と
ならず、衝撃の発生や、また天蓋の支持押圧力が
強弱する等の変動を防止し得なかつた。従つて、
動作途中で不安定な状態が発生すると、風の影響
を受けてパタパタ音を生じたり、摺動部分の磨滅
や天蓋の支持押圧力の経時変化を生じる等、総じ
て、回転灯の昇降装置の寿命と、動作の信頼性を
低下させる原因となつていた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので
昇降動作時の衝撃を最小限にして、安定かつ確実
なる昇降性能を提供し、ひいては回転灯の昇降装
置の寿命を増大させようとするものである。
(問題を解決する手段) そのために、回転灯の昇降装置を、回転灯と、
回転灯を載置する回転灯取付台と、回転灯取付台
を旋回駆動する旋回回転軸と、旋回回転軸に回転
力を付与するモータと、減速機構部分とから内部
要部を構成し、全体を器筐で囲覆してその上方に
天蓋を設け、モータに回転駆動される旋回回転軸
を軸として該回転灯取付台を90゜旋回駆動させて
回転灯を車両のルーフ面に現出、あるいは格納さ
せ、同時に、回転灯取付台と天蓋を連結するアー
ムを回転自在に軸支する回転灯取付台固定支点
と、天蓋固定支点とを連動させて180゜旋回駆動す
るよう構成するものである。
(作用) 上記構成を具えるので、例えば、回転灯の昇降
動作時にあつても、アームによる天蓋の支持押圧
力が強固であり、かつ一定である。また、摺動部
分がなく、強い摩耗を生じる部材がないので各機
構部品が劣化せず、回転部材も精度よく提供され
るから、同時にアームによる連結、回転の精度を
製造時に容易に一定せしめることができる。
(実施例) この考案を、第1図、第2図および第3図に示
す実施例により、以下更に説明する。
1は、車両のルーフであり、開口を設けて本考
案の回転灯に回転機構を内面に取付け、該開口よ
り警告信号を送出する回転灯を現出させる。
2は、上方に開口を有する器筐であり、内部に
回転灯、モータ、減速機構部品、昇降機構部品等
を内蔵する。
3は、回転閃光を送出して周囲に警告を発する
回転灯である。また回転灯は、点滅閃光灯等他の
警告器具であつてもよい。
4は、回転灯を載置して昇降する回転灯取付台
であり、回転灯を載置する平板部と、旋回駆動軸
41と固着され平板部を支持する一対の脚板部か
ら成るもので略コ字状を呈する。
5は、該器筐2の上方開口を覆い、回転灯昇降
に応じて開閉するよう車両ルーフに枢着された天
蓋である。回転灯3および昇降機構部品を昇降さ
せるもので、略正方形の平板状を呈する。天蓋5
は、数個の蝶番で枢着されており、52は、回転
軸である。51は、天蓋5の内面側に固着された
平板状のステーであり、前記旋回駆動軸41の
90゜回転に連動して、180゜回転を正転、逆転とも
におこなうものである。
6は、天蓋5と、回転灯取付台4とを連動させ
るアームであり、剛体より成る杆体を呈するもの
で(図示せず)、回転灯取付台固定支点61と、
回転灯固定支点62と、を連結、連動させ、それ
ぞれの固定支点を回転自在に軸支して成るもので
ある。また、回転灯取付台固定支点61と、天蓋
固定支点62との支点間距離は、回転灯の昇降動
作の何れの時点でも同一と成るよう構成されてい
る。
然しながら、回転灯取付台固定支点61と、天
蓋固定支点62との距離を、回転灯の昇降動作の
何れの時点でも同一と成るように構成すること
は、限られた空間内での機構設計となるので困難
である。そこで、略同一の距離を示す他の支点位
置を採用しても同様の効果を得るために、実施例
では、アーム6を弾性材料で構成するとともに緩
やかに湾曲させている。従つて、支点間位置の若
干のずれが発生しても、ずれに応じて湾曲部の弾
性にて吸収し、剛体の連結杆と同様の効果を得る
ことができ、また機構設計時、製造時の支点間距
離の調整が容易である。
7は、アーム6の回転灯取付台固定支点61に
巻装され、一端を該回転灯取付台4の下面上に延
設して保持部71とし、他端はアーム6湾曲部の
内方へ弾圧するよう引掛片を先端に設けて弾圧部
72とした巻バネである。これによつて回転灯格
納時には、天蓋5を下方に押圧し、回転灯使用時
には、天蓋5を下方に押圧して振動、風圧等等に
よる天蓋のバタツキを押さえ、且つ雨水が器筐2
内へ侵入することがない。
8は、減速歯車9を介して旋回駆動軸41を回
転させ、回転灯の昇降動作の旋回駆動源たるモー
タである。
次に、格納状態から回転灯使用時までの動作状
態に従つて、昇降装置の動作機構を説明する。
先ず、回転灯格納状態時には、回転灯3は、横
向けに器筐2内に収容されており、天蓋5が器筐
2上方の開口を覆つている。この時、アーム6の
回転灯取付台固定支点61と、天蓋固定支点62
と、それぞれ両端部を軸支されるアーム6の位置
は、下死点にあたるものである。またアーム6の
回転灯取付台固定支点61に巻装された巻バネ7
は、アーム6を湾曲部内方へと弾圧しているか
ら、第1図において、天蓋の回転軸52の反時計
方向にモーメントがかかり、天蓋5は車両ルーフ
面へ、押圧される。
次に、格納状態から回転灯使用のため昇降動作
へと移行する時は、任意の入力に応じてモータ8
を起動させ、モータの回転力を、複数の歯車を適
宜組合わした減速歯車9を介して旋回駆動軸41
へと伝動させるもので、旋回駆動軸41と固着さ
れ、連動する回転灯取付台4は、回転灯3を上面
に装着し、前記旋回駆動軸41の回転に同期して
回転による昇降動作をすることとなる。このと
き、アーム6の回転灯取付台固定支点61と、天
蓋固定支点62との支点間距離は、一定、あるい
は略一定を保ち、回転灯が車両ルーフ面上に正立
する上死点位置まで両支点位置は、中心の異なる
円軌跡を描いて回転灯取付台固定支点61は90゜
の、天蓋固定支点62は180゜の回転移動をする。
上死点位置においては、回転灯が正立し、回転
閃光を送出する使用位置となり、天蓋5は、回転
軸52を軸として180゜回転し、また天蓋固定支点
62は、アーム6により、第1図において、時計
方向への回転モーメントがかかるから、天蓋5
は、車両のルーフ面へ押圧され、振動等の外力が
あつても安定している。
以上、本考案について隠し回転式回転灯に係る
説明をしたが、利用可能な警告源は、回転灯に限
定するものではないことは勿論である。
(効果) 本考案は、以上のとおり構成するものであるか
ら、昇降動作に際して問題となつていた衝撃、摺
動個所を無くし、回転灯の昇降装置の寿命を飛躍
的に増大させるものである。また、昇降動作速度
を従来より更に早く行えることが可能となり、加
えて、確実な各支点位置提供がされるので、作業
者や作業工程、使用状況に伴う各支点位置提供の
ばらつきが解消され、製造上においても調整工程
が不要になる等実用上効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す正面中央
断面図、第2図は、同上平面図、第3図は、同上
側面図、第4図は、第1の従来例を示す正面中央
断面図、第5図は、第2の従来例を示す正面中央
断面図である。 1……ルーフ、2……器筐、3……回転灯、4
……回転灯取付台、41……旋回駆動軸、5……
天蓋、51……ステー、52……回転軸、6……
アーム、61……回転灯取付台固定支点、62…
…天蓋固定支点、7……スプリング、8……モー
タ、9……減速歯車、A1……天蓋、A11……
ステー、A12……案内溝、A2……トーシヨン
バー、A21……天蓋可動支点、A22……回転
灯取付台固定支点、、A3……回転灯、A4……
回転灯取付台、A41……旋回駆動軸、B1……
天蓋、B2……アーム、B21……固定支点、B
22……折曲部、B23……固定支点、B3……
回転灯、B4……回転灯取付台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上方に開口を有する器筐の内部に、回転灯を
    載置する回転灯取付台を設け、モータに回転駆
    動される旋回回転軸を軸として該回転灯取付台
    を90゜旋回駆動させることで回転灯を現出、あ
    るいは格納させ、同時に、前記開口に開閉自在
    に枢着された天蓋と該回転灯取付台をアームに
    て連結するとともに180゜旋回駆動するよう構成
    した回転灯の昇降装置において、前記アームの
    天蓋固定支点と、回転灯取付台固定支点との距
    離を回転灯の昇降動作にかかわらず一定となる
    よう構成したことを特徴とする回転灯の昇降装
    置。 (2) 天蓋と回転灯取付台を連結するアームは、弾
    性材料で構成されるとともに緩やかに湾曲さ
    せ、巻バネにより内方へ弾装されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の回転灯の昇降装置。
JP14459188U 1988-11-04 1988-11-04 Expired JPH0238330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14459188U JPH0238330Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14459188U JPH0238330Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0264106U JPH0264106U (ja) 1990-05-14
JPH0238330Y2 true JPH0238330Y2 (ja) 1990-10-16

Family

ID=31412431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14459188U Expired JPH0238330Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0238330Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0264106U (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8052162B2 (en) Vehicle step apparatus and extending and retracting device therefor
US8813981B2 (en) Anti-two block system for a crane assembly
JPH07309595A (ja) パンタグラフジャッキ
JPH0238330Y2 (ja)
JPH0724179Y2 (ja) 工作機械の操作盤装置
JP2885525B2 (ja) オートリフト
JP3224927B2 (ja) 延長アーム型簡易クレーン
JPS5841279B2 (ja) 自動補正装置付金車
JPH0649467B2 (ja) 車両用エアスポイラ装置
JPH0355586Y2 (ja)
JP2000043634A (ja) 車両用の車椅子積降し装置
JPS59254Y2 (ja) 開閉部材の回動支持装置
JP3180731B2 (ja) 車載用クレーン
CN212769733U (zh) 一种高空工作平台摆动机构
JPH052396Y2 (ja)
JPH052395Y2 (ja)
JPS6340344Y2 (ja)
JPH0213435Y2 (ja)
JP2912958B2 (ja) 移動式タワークレーン
JPH0714036Y2 (ja) 貨物自動車あおり戸開閉補助装置
JPH0439826Y2 (ja)
JPH0538999Y2 (ja)
JPS6243866Y2 (ja)
JPH08261391A (ja) マニピュレータ
JP2551320Y2 (ja) シャッターにおけるホイール軸移動装置