JPH0237158A - ダイヤフラム型気化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は機関の始動操作時プライマポンプが自動的に作
動する始動操作の簡単なダイヤフラム型気化器に関する
ものである。

［従来の技術１ 刈払機などの携帯作業機に搭載される内燃機関には、機
関が傾いても燃料が継続して供給されるように、ダイヤ
フラム型気化器が備えられている。

すなわち、＊ｍのクランク室の脈動圧を利用するダイヤ
フラム式燃料ポンプにより、燃料タンクからメータリン
グ室へ燃料が供給され、メータリング室の燃料が吸気負
圧により気化器の吸気通路ｌ＼吸引される。ダイヤフラ
ムで囲まれるメータリング室の入口に流入弁が備えられ
、燃料が不足すると燃料流入弁が開いてダイヤフラム式
燃料ポンプにより燃料が補給される。

しかし、機関の運転停止中に周囲の熱でメータリング室
の燃料圧が高めら、れ、次第に燃料がなくなり、メータ
リング室に空気が入ると、機関の始動時メータリング室
の空気の扱けが悪く、円滑な始動が妨げられる。

そこで、実公昭５１−４３３１５号公報に開示されるダ
イヤフラム型気化器では、機関の始動に先立ってティク
ラによりメータリング室と吸気通路を結ぶ通路の逆止弁
を押し開いてメータリング室の空気を排除すると同時に
、手押しポンプにより燃料タンクの燃料をメータリング
室へ補充している。この場合に両手を使わなければなら
ず、Ｒｈい型の携帯作業機では操作が煩頂になる。また
、始動燃料がメータリング室へ充填されたか否かは、外
部ｌ＼排出された余剰燃料により確認するものであるた
めに、安全上好ましくない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の目的は上述の問題に鑑み、電動式プライマポン
プにより燃料がメータリング室へ充填され、余剰の燃料
は燃料タンクへ戻される、始動操作が簡単で、安全上問
題のないダイヤフラム型気化器を提供することにある。

［問題を解決するための手段］ 上記目的を達成ｆるために、本発明の構成は燃料タンク
と気化器のダイヤフラム式燃料ポンプとの間に電動式プ
ライマポンプを備え、燃料供給機構のメータリング室と
燃料ジェットとの間に通常はメータリング室と燃料ジェ
ットとを連通し、始動操作時メータリング室を燃料タン
クへ連通する電磁式切換弁を備えたものである。

［作用］ ＩＲ磁アクチュエータＤを有するＮ磁式切換弁Ｃがばね
の力に抗して押し上げられると、メータリングｖ３８が
燃料ジェット４６から遮断され、かつ通路５０を経て燃
料タンク３２に連通される。

電動機７１に連結された電磁式プライマポンプ７２によ
り、燃料タンク３２の燃料が通路３１、逆止弁１０、通
路５１、ポンプ室５５、逆止弁４、通路５２、燃料流入
弁９を経てメータリング室３８へ供給される。メータリ
ング室３８の気化燃料と一緒に余剰の燃料が通路８０、
電磁式切換弁Ｃ１通路５０を経て燃料タンク３２へ戻さ
れる。

電磁アクチュエータＤを消磁すると、切換弁Ｃが戻され
、メータリング室３８が燃料ジェット４６と連通される
。始動電動機６０により機関を始動すると、メータリン
グ室３８の燃料が通路８０、切換弁Ｃ１燃料ジェット４
６を経て燃料供給管７の噴孔６から気化器の吸気通路１
１へ吸引され、混合気として機関へ供給される。

［発明の実施例］ 第１図に示すように、本発明によるダイヤフラム型気化
器は、本体１８と、ダイヤフラム式燃料ポンプＡと、燃
料供給１１ｍＢと、電磁アクチュエータＤにより駆動さ
れる切換弁Ｃと、電動機７１により駆動されるプライマ
ポンプ７２とを備えている。

横方向に延びる吸気通路゛１′１を有する本体１８の中
央に、上下方向に延びる円筒部２が形成され、この上端
部は蓋１２により閉鎖される。円筒部２にスロットル孔
８ａを有するロータリ型の絞り弁８が回動可能かつ軸方
向ｍ動可能に嵌合される。

絞り弁８から上方へ延びる軸部１４は蓋１２に支持され
、軸部］４の上端に結合したレバー１５に７オロア１６
が支持される。蓋１２と較り弁８との間にあって軸部１
４を取り囲むばね１３の力により、フォロア１６が蓋１
２の上に設けたカム而１７へ付勢係合され、レバー１５
が回動されると較り弁８が軸方向に移動する。この時、
軸部１４のねじ孔へ螺合される調整ボルト１４ａと一体
の棒弁３も一緒に軸方向に移動する。前記ねじ孔の内部
の棒弁３を取り囲むばね５は、軸部１４に対する棒弁３
の位置の調整を容易にする。

棒弁３により噴孔６の開度を調整される燃料供給管７が
、本体１８の底壁に固定支持される。燃料供給管７は燃
料ジェット４６、切換弁Ｃを経て、燃料を定圧に保留す
るメータリング室３８に連通される。

燃料ポンプＡは本体１８の下面にダイＮ７フラム５３を
挾んで本体７０を結合して上側に脈動圧尋入室５４を、
下側にポンプ室５５をそれぞれ形成される。脈動圧導入
室５４は入口５９を例えば２サイクル機関のクランク苗
と接続されて、ダイヤフラム５３を上下に往復動させる
。ポンプ苗５５は通路５１、逆止弁１０、フィルタ３７
、通路３１、電動ｎ７１により駆動されるプライマポン
プ７２を経て燃料タンク３２に連通可能とされる。

また、ポンプ室５５は逆止弁４、通路５２、燃料流入弁
９を経てメータリング室３８へ連通可能とされる。

本体７０の下面にダイヤフラム３４とカバー２８が結合
され、これにより上側にメータリング室３８が、下側に
大気口５８を有する大気室３６がそれぞれ区画される。

メータリングｖ３８の内部に支軸４０によりレバー４１
が支持される。レバー４１の左端はばね７７によりダイ
ヤフラム３４の当て板を結合するリベット３４ａ（第２
図）に衝合される一方、右端はポペット型の燃料流入弁
９を支持する。

電磁アクチュエータＤはカバー２８に固定される電磁コ
イル７３と、電磁コイル７３が励磁されると上方へ突出
されるプランジャ７３ａとを備えでいる。プランジャ７
３ａが上方へ突出すると、前述のダイヤフラム３４のリ
ベット３４ａに衝合し、さらにレバー４１を介して切換
弁Ｃをばね７７（第２図）の力に抗して押し上げる。

第２図に示すように、切換弁Ｃは本体７０に設けた弁室
７４と、弁体７５ａとからなる。弁室７４の側部は通路
８０を経てメータリングｖ３８に連通する。また、弁室
７４の上端は燃料ジェンＩ・４６へ、下端は通路５０を
経て燃料タンク３２にそれぞれ連通される。ステム７５
は本体７０の軸穴にシール部材７６を介して嵌合され、
かつステム７５の端部に係止した止め輪７８と本体７０
の壁部との間に介装したばね７７により通常は通路５０
の端部を閉じるように付勢される。

第３図はプライマポンプ７２を駆動する電！ｌ１機７１
、電磁アクチュエータＤの電磁コイル７３１、動電動機
６０の駆動回路図である。６６は電源バッテリ、６７．
６８は連動して電動機７１と電磁コイル７３を駆動する
スイッチ、６９は始動電動機６０を駆動するスイッチで
ある。

次に、本発明によるダイヤフラム型気化器の作動につい
て説明する。機関を始動する前にスイッチ６７．６８を
閏じると、電磁アクチュエータＤのプランジャ７３ａが
押し上げられ、レバー４１により燃料流入弁９が引き下
げられて開き、また切換弁Ｃの弁体７５ａが押し上げら
れて通路８０と通路５０が連通する。また、電動機７１
によりプライマポンプ７２が駆動されるので、燃料タン
ク３２の燃料がプライマポンプ７２、通路３１、フィル
タ３７、逆止弁１０、通路５１、ポンプ室５５、逆止弁
４、通路５２、燃料流入弁９を経てメータリング室３８
へ供給される。メータリング全３８の空気と余剰の燃料
は通路８０、弁室７４、通路５０を経て燃料タンク３２
へ排出される。

こうして、メータリング室３８に燃料が充填されたとこ
ろで、スイッチ６７．６８を開き、スイッチ６９を閉じ
ると、始動電動機６０が回転される。機関のクランキン
グに伴って吸気通路１１の負圧により、メータリング室
３８の燃料が通路８０、弁室７４、燃料ジェット４６を
経て燃料供給管７の噴孔６から吸気通路１１へ吸引され
、吸気と混合されて機関へ供給され、これにより機関が
円滑に始動される。

メータリング室３８の燃料が少なくなると、燃料流入弁
９が開き、クランク室の脈動圧により上下動される燃料
ポンプＡのダイヤフラム５３により、燃料タンク３２の
燃料がプライマポンプ７２の隙間、通路３１、フィルタ
３７、逆止弁１０、通路５１を経てポンプ室５５へ吸引
され、さらに逆止弁４、通路５２、燃料流入弁９を経て
メータリング室３８へ供給される。

第４図に示す実施例では、機関の冷間始動時、始動燃料
を別に供給して、濃い混合気を生成するために、燃料を
加圧保留する燃料加圧機構Ｅと、加圧された燃料を、始
動時吸気通路１１へ供給する燃料放出弁Ｆと、余剰の燃
料を燃料タンク３２へ戻す逃し弁２６とを備えている。

燃料加圧機構Ｅはカバー２８と押え板５６との間にダイ
ヤフラム６１を挟んで、上側に蓄圧室６２を、下側に大
気口５８ａを有する大気室６４を形成し、ダイヤフラム
６１と押え板５６との間にばね６３を介装して構成され
る。通路５０が逆止弁５７を経て蓄圧室６２に連通され
る。蓄圧室６２は通路３０、弁室２５、逃し弁２６、通
路２９を経て燃料タンク３２に連通可能とされる。

燃料放出弁Ｆは本体１８の壁部に固定した電磁コイル４
８と、これに嵌装したプランジャ４７ａと一体の弁体４
７を備えており、ばね２４により弁体４７が弁座４９へ
付勢される。弁座４９は弁室２５と円筒部２の絞り弁８
よりも下側の室１９とを結ぶ通路２０の端部に配設され
る。他の構成は第１図に示す実施例と同様である。

第５図に示すように、燃料放出弁Ｆの電磁コイル４８の
通電回路に、スイッチ６９と連動するスイッチ４４と、
機関の壁部に配設した所定温度以下で回路を閉じる温度
スイッチ４２とが直列に接続される。

この実施例では、スイッチ６７．６８を閉じると、切換
弁Ｃが切り換わり、プライマポンプ７２により燃料タン
ク３２の燃料がメータリング室３８へ供給され、余剰の
燃料は通路８０、切換弁Ｃ１通路５０、逆止弁５７を経
て蓄圧室６２へ入り、さらに通路３０、弁室２５、逃し
弁２６、通路２９を経て燃料タンク３２へ戻される。

次いで、スイッチ６７．６８を開き、スイッチ４４．６
９を閉じると、Ｔｌ！ＡｐＡの周囲温度が所定値以下の
場合は、燃料放出弁Ｆの弁体４７がばね２４の力に抗し
て押し下げられるので、ばね６３の力により加圧される
蓄圧室６２の燃料が、通路３０、弁室２５、通路２０を
経て絞り弁８の下側の空１９へ放出される。同時に、機
関のクランキングに伴って吸気負圧によりメータリング
室３８から噴孔６へ供給される燃料と、室１９の燃料が
吸気通路１１で濃い混合気とされて機関へ供給され、円
滑に機関が９ｉ３肋される。

［発明の効果］ 本発明は上述のように、燃料タンクと気化器のダイヤフ
ラム式燃料ポンプとの間に電動式プライマポンプを備え
、燃料供給機構のメータリング室と燃料ジェットとの間
に通常はメータリング室と燃料ジェットとを連通し、始
動操作時メータリング室を燃料タンクへ連通する電磁式
切換弁を備えたから、機関の始動に当って、単にスイッ
チを操作するだけで、電磁式切換弁と電動式プライマポ
ンプとが作動し、プライマポンプにより燃料タンクの燃
料がメータリング室へ補充されるとともに、メータリン
グ室の空気と余剰の燃料が円滑に燃料タンクへ排出され
、これによりメータリング室の燃料が気化器の吸気通路
へ供給される準備体制が整う。次いで、プライマポンプ
を停止し、切換弁を元に戻し、始動電１７１ｍを駆動す
れば、メータリング室の燃料が気化器の吸気通路へ吸引
されて混−合気が機関へ供給され、円滑に機関が始動さ
れるイ本発明によれば、特に背負い型の携帯作業機を背
負ったままでも、スイッチを操作するだけで簡単に機関
が始ｌｊｌされるので、作業機の運転が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るダイヤフラム型気化器の側面断面
図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は電気回路図
、第４図は本発明の第２実施例に係るダイヤフラム型気
化器の側面断面図、第５図は同電気回路図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃料タンクと気化器のダイヤフラム式燃料ポンプ
   との間に電動式プライマポンプを備え、燃料供給機構の
   メータリング室と燃料ジェットとの間に通常はメータリ
   ング室と燃料ジェットとを連通し、始動操作時メータリ
   ング室を燃料タンクへ連通する電磁式切換弁を備えたこ
   とを特徴とするダイヤフラム型気化器。
2. （２）前記電動式プライマポンプと前記電磁式切換弁が
   同時に作動する特許請求の範囲（１）に記載のダイヤフ
   ラム型気化器。
3. （３）機関の始動前に始動燃料を蓄圧器に保留し、始動
   電動機の作動時始動燃料を機関へ供給する特許請求の範
   囲（１）に記載のダイヤフラム型気化器。