JPH0236962Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0236962Y2 JPH0236962Y2 JP19276784U JP19276784U JPH0236962Y2 JP H0236962 Y2 JPH0236962 Y2 JP H0236962Y2 JP 19276784 U JP19276784 U JP 19276784U JP 19276784 U JP19276784 U JP 19276784U JP H0236962 Y2 JPH0236962 Y2 JP H0236962Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cushion member
- plate
- cylinder
- stepped cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
本考案は、例えば液圧式クラツチレリーズ装置
の液圧回路の液圧振動を吸収させるために用いる
液圧振動吸収装置に関し、特に、マスタシリンダ
及び作動シリンダとそれぞれ接続される第１ポー
ト及び第２ポートとこれら両ポートに小径部で連
通する段付シリンダとを有したボデーと、このボ
デーの段付シリンダの小径部に液密的に且つ摺動
自在に嵌合されて前記両ポートと連通する液圧室
を形成するピストンと、前記ピストンの反液圧室
側端面と前記ボデーに固定された蓋板との間に介
装されたゴム製のクツシヨン部材と、前記段付シ
リンダの大径部内に介在されたプレートとを有し
た液圧振動吸収装置において、クラツチ装置の故
障又は配管系の閉塞等によつて異常高液圧が前記
液圧室に作用した時前記ピストンの摺動により前
記クツシヨン部材が過大に変形させられて損傷し
たり、或いは前記クツシヨン部材の損損により前
記ピストンが過大に摺動して作動シリンダの液量
不足を生じさせることがないように、前記ピスト
ン及び前記プレートの前記クツシヨン部材側への
変位を限定するストツパに関するものである。
の液圧回路の液圧振動を吸収させるために用いる
液圧振動吸収装置に関し、特に、マスタシリンダ
及び作動シリンダとそれぞれ接続される第１ポー
ト及び第２ポートとこれら両ポートに小径部で連
通する段付シリンダとを有したボデーと、このボ
デーの段付シリンダの小径部に液密的に且つ摺動
自在に嵌合されて前記両ポートと連通する液圧室
を形成するピストンと、前記ピストンの反液圧室
側端面と前記ボデーに固定された蓋板との間に介
装されたゴム製のクツシヨン部材と、前記段付シ
リンダの大径部内に介在されたプレートとを有し
た液圧振動吸収装置において、クラツチ装置の故
障又は配管系の閉塞等によつて異常高液圧が前記
液圧室に作用した時前記ピストンの摺動により前
記クツシヨン部材が過大に変形させられて損傷し
たり、或いは前記クツシヨン部材の損損により前
記ピストンが過大に摺動して作動シリンダの液量
不足を生じさせることがないように、前記ピスト
ン及び前記プレートの前記クツシヨン部材側への
変位を限定するストツパに関するものである。
（従来の技術）
従来のこの種の装置として、例えば実開昭56−
104631号公報に記載されたものがある。このもの
は、第３図に示すように、ゴム製のクツシヨン部
材１６を筒状に形成するとともにプレート１５の
中心に孔を形成し、この孔及びクツシヨン部材１
６内に延在する突起１２ｂをピストン１２の端面
に形成して、ピストン１２及びプレート１５がク
ツシヨン部材１６側へ規定量変位した時は突起１
２ｂが蓋板１８に衝接してピストン１２及びプレ
ート１５の更なる変位を止めるようにしている。
104631号公報に記載されたものがある。このもの
は、第３図に示すように、ゴム製のクツシヨン部
材１６を筒状に形成するとともにプレート１５の
中心に孔を形成し、この孔及びクツシヨン部材１
６内に延在する突起１２ｂをピストン１２の端面
に形成して、ピストン１２及びプレート１５がク
ツシヨン部材１６側へ規定量変位した時は突起１
２ｂが蓋板１８に衝接してピストン１２及びプレ
ート１５の更なる変位を止めるようにしている。
（考案が解決しようとする問題点）
上述の如き従来装置では、装置の大きさの制約
からクツシヨン部材１６の外径が限定されている
中でクツシヨン部材１６の体積を多くしてクツシ
ヨン部材１６のばね定数を大きくするべくクツシ
ヨン部材１６の内径を小さくすると、ピストン１
２の突起１２ｂの断面積が小さくなつて突起１２
ｂが蓋板１８に衝接した時の両者間の面圧が著し
く高くなり、蓋板１８を頑丈にして変形しないよ
うにしなければならず、装置の重量が大きくなる
と言う問題がある。
からクツシヨン部材１６の外径が限定されている
中でクツシヨン部材１６の体積を多くしてクツシ
ヨン部材１６のばね定数を大きくするべくクツシ
ヨン部材１６の内径を小さくすると、ピストン１
２の突起１２ｂの断面積が小さくなつて突起１２
ｂが蓋板１８に衝接した時の両者間の面圧が著し
く高くなり、蓋板１８を頑丈にして変形しないよ
うにしなければならず、装置の重量が大きくなる
と言う問題がある。
そこで本考案は、ストツパを改良して上記問題
を解決せんとするものである。
を解決せんとするものである。
（問題点を解決するための手段）
上記問題を解決するために本考案が講じた手段
は、ボデーの段付シリンダの周壁に、ピストンに
形成した環状衝接面又はプレートのクツシヨン部
材側面の外周部との衝接によりピストン及びプレ
ートのクツシヨン部材側への変位を限定するリン
グ状ストツパを取付けたことである。
は、ボデーの段付シリンダの周壁に、ピストンに
形成した環状衝接面又はプレートのクツシヨン部
材側面の外周部との衝接によりピストン及びプレ
ートのクツシヨン部材側への変位を限定するリン
グ状ストツパを取付けたことである。
（作用）
このような構成においては、蓋板がピストンか
ら強大な力を受けることがなくなり、蓋板には従
来装置で要求されたような強度は不要となり、装
置の重量を従来よりも低減できるものである。
ら強大な力を受けることがなくなり、蓋板には従
来装置で要求されたような強度は不要となり、装
置の重量を従来よりも低減できるものである。
（実施例）
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ることにより、本考案を一層明らかにする。
ることにより、本考案を一層明らかにする。
先ず第１図の一実施例を説明する。１０はボデ
ーで、マスタシリンダＭと接続されるポート１０
ａと、クラツチレリーズシリンダ（作動シリン
ダ）Ｌと接続されるポート１０ｂと、段付シリン
ダ１０ｃとを有している。段付シリンダ１０ｃの
小径部はその左端でポート１０ａ及び１０ｂと連
通している。
ーで、マスタシリンダＭと接続されるポート１０
ａと、クラツチレリーズシリンダ（作動シリン
ダ）Ｌと接続されるポート１０ｂと、段付シリン
ダ１０ｃとを有している。段付シリンダ１０ｃの
小径部はその左端でポート１０ａ及び１０ｂと連
通している。
段付シリンダ１０ｃの小径部には、ゴム製のリ
ング型カツプシール１１を装着したピストン１２
が摺動自在に嵌合され、これによつてボデー１０
内にポート１０ａ，１０ｂと連通する液圧室１３
が形成されている。この液圧室１３内にはピスト
ン１２を右方に付勢する弱いスプリング１４が配
置されている。
ング型カツプシール１１を装着したピストン１２
が摺動自在に嵌合され、これによつてボデー１０
内にポート１０ａ，１０ｂと連通する液圧室１３
が形成されている。この液圧室１３内にはピスト
ン１２を右方に付勢する弱いスプリング１４が配
置されている。
段付シリンダ１０ｃの大径部内にはプレート１
５とゴム製のクツシヨン部材１６が配置されてい
る。クツシヨン部材１６はプレート１５に固着さ
れており、ボデー１０の段部１０ｄとボデー１０
にボルト１７で固定された蓋板１８とで締付ける
ことによりクツシヨン部材１６に予圧縮が付与さ
れている。
５とゴム製のクツシヨン部材１６が配置されてい
る。クツシヨン部材１６はプレート１５に固着さ
れており、ボデー１０の段部１０ｄとボデー１０
にボルト１７で固定された蓋板１８とで締付ける
ことによりクツシヨン部材１６に予圧縮が付与さ
れている。
ピストン１２及びプレート１５のクツシヨン部
材１６側への変位を限定するストツパは、段付シ
リンダ１０ｃの大径部の周壁の環状溝１０ｅに嵌
め込まれたスナツプリング（リング状ストツパ）
１９により形成されている。ピストン１２及びプ
レート１５がクツシヨン部材１６側へ規定量変位
した時はプレート１５のクツシヨン部材１６側面
の外周部がスナツプリング１９に衝接してピスト
ン１２及びプレート１５の更なる変位が止められ
る。
材１６側への変位を限定するストツパは、段付シ
リンダ１０ｃの大径部の周壁の環状溝１０ｅに嵌
め込まれたスナツプリング（リング状ストツパ）
１９により形成されている。ピストン１２及びプ
レート１５がクツシヨン部材１６側へ規定量変位
した時はプレート１５のクツシヨン部材１６側面
の外周部がスナツプリング１９に衝接してピスト
ン１２及びプレート１５の更なる変位が止められ
る。
第２図の他実施例ではピストン１２のプレート
１５側部分が小径に形成され、段付シリンダ１０
ｃの小径部の周壁に形成された環状溝１０ｅにス
ナツプリング１９が嵌め込まれ、ピストン１２及
びプレート１５がクツシヨン部材１６側へ規定量
変位した時はピストン１２の環状衝接面１２ａが
スナツプリング１９に衝接してピストン１２及び
プレート１５の更なる変位が止められる。
１５側部分が小径に形成され、段付シリンダ１０
ｃの小径部の周壁に形成された環状溝１０ｅにス
ナツプリング１９が嵌め込まれ、ピストン１２及
びプレート１５がクツシヨン部材１６側へ規定量
変位した時はピストン１２の環状衝接面１２ａが
スナツプリング１９に衝接してピストン１２及び
プレート１５の更なる変位が止められる。
以上に説明したように、本考案によれば装置の
重量を従来装置よりも低減できる効果があり、ま
たクツシヨン部材を中実とすることができるた
め、クツシヨン部材のばね定数が大きい装置を構
成する上で従来装置よりも小型にできる効果があ
る。
重量を従来装置よりも低減できる効果があり、ま
たクツシヨン部材を中実とすることができるた
め、クツシヨン部材のばね定数が大きい装置を構
成する上で従来装置よりも小型にできる効果があ
る。
第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図は
本考案の他実施例の断面図、第３図は従来装置の
断面図である。 符号の説明、１０……ボデー、１０ａ，１０ｂ
……ポート、１０ｃ……段付シリンダ、１２……
ピストン、１３……液圧室、１５……プレート、
１６……クツシヨン部材、１８……蓋板、１９…
…スナツプリング（リング状ストツパ）。
本考案の他実施例の断面図、第３図は従来装置の
断面図である。 符号の説明、１０……ボデー、１０ａ，１０ｂ
……ポート、１０ｃ……段付シリンダ、１２……
ピストン、１３……液圧室、１５……プレート、
１６……クツシヨン部材、１８……蓋板、１９…
…スナツプリング（リング状ストツパ）。
Claims (1)
- マスタシリンダ及び作動シリンダとそれぞれ接
続される第１ポート及び第２ポートとこれら両ポ
ートに小径部で連通する段付シリンダとを有した
ボデーと、このボデーの段付シリンダの小径部に
液密的に且つ摺動自在に嵌合されて前記両ポート
と連通する液圧室を形成するピストンと、前記ピ
ストンの反液圧室側端面と前記ボデーに固定され
た蓋板との間に介装されたゴム製のクツシヨン部
材と、前記段付シリンダの大径部内に介在された
プレートとを有した液圧振動吸収装置において、
前記段付シリンダの周壁に、前記ピストンに形成
した環状衝接面又は前記プレートの前記クツシヨ
ン部材側面の外周部との衝接により前記ピストン
及びプレートの前記クツシヨン部材側への変位を
限定するリング状ストツパを取付けて成る液圧振
動吸収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19276784U JPH0236962Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19276784U JPH0236962Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61106601U JPS61106601U (ja) | 1986-07-07 |
| JPH0236962Y2 true JPH0236962Y2 (ja) | 1990-10-08 |
Family
ID=30750176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19276784U Expired JPH0236962Y2 (ja) | 1984-12-18 | 1984-12-18 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0236962Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-12-18 JP JP19276784U patent/JPH0236962Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61106601U (ja) | 1986-07-07 |
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