JPH0234435A - 車両の定速走行装置 - Google Patents

車両の定速走行装置

Info

Publication number
JPH0234435A
JPH0234435A JP18407388A JP18407388A JPH0234435A JP H0234435 A JPH0234435 A JP H0234435A JP 18407388 A JP18407388 A JP 18407388A JP 18407388 A JP18407388 A JP 18407388A JP H0234435 A JPH0234435 A JP H0234435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
vehicle
lock
traveling
running
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18407388A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Shimaoka
島岡 信次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP18407388A priority Critical patent/JPH0234435A/ja
Publication of JPH0234435A publication Critical patent/JPH0234435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の走行速度を設定された目標速度に維持
すべくエンジンの出力を変化させる制御を行う車両の定
速走行装置に関する。
(従来の技術) 車両の走行速度が運転者により設定された目標速度とな
るように、エンジンの出力を変化させる定速走行制御を
行う定速走行装置が実用に供されている。斯かる定速走
行装置は、一般に、吸気通路に備えられたスロットル弁
の開度を変化させるアクチュエータが設けられ、車両の
走行速度と設定された目標速度との差に基づき、車両の
走行速度を目標速度に維持すべ(、アクチュエータを駆
動してスロットル弁の開度をフィードバック制御するこ
とにより、エンジンの出力を変化させるようにされる。
このような定速走行装置においては、それが装備された
車両が、エンジンに比較的大なる出力が要求される走行
状態、例えば、登板走行状態にあるときには、走行速度
の低下に対してフィードバック制御によるスロットル弁
の開度変化が追いつかない事態、あるいは、スロットル
弁の開度が最大とされても走行速度が目標速度に達しな
い事態が生じて、走行速度が、比較的長期にわたって目
標速度より大きく低下したものとなるという問題が生じ
る場合がある。
そこで、このような問題が生じることを回避すべく、例
えば、特公昭62−36889号公報にも示される如く
、自動変速機が搭載された車両の走行速度が目標速度よ
り所定の値以上低下した場合には、自動変速機における
変速段をシフトダウンさせる制御を行うようにされた定
速走行装置が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の如くの、走行速度が目標速度より
所定の値以上低下したとき、自動変速機の変速段をシフ
トダウンさせるようにされた定速走行装置が装備された
車両においては、定速走行制御時に自動変速機における
変速段がシフトダウンされることにより駆動力が増大す
るので、走行速度が素早く目標速度まで回復せしめられ
ることになるが、定速走行制御時に変速ショックを伴う
変速段の切換えが頻繁に行われることになって、乗心地
が悪くなるという不都合が伴われる。
ところで、車両に搭載される自動変速機にあっては、ト
ルクコンバータが流体を介してエンジンの動力伝達を行
うようにされるので、車両は円滑な走行が可能とされる
反面、流体による滑りによって、エネルギー損失を伴う
ので、燃費が良いとはいえないものとなる。そのため、
トルクコンバータにロックアツプクラッチを設け、必要
に応じてこのロックアツプクラッチに、エンジンの出力
軸に連結されたトルクコンバータの入出力部間を摩擦係
合する作動状態をとらせて、エンジンの出力軸とトルク
コンバータの出力軸とを実質的に直結するようにされた
自動変速機が知られている。
このような、ロックアツプクラッチ付トルクコンバータ
が備えられた自動変速機にあっては、通常、ポンプ回転
数に対するタービン回転数の比であられされる速度比が
ある値以下とされるコンバータ状態においては、トルク
増大作用の機能を果たすものとされるが、ロックアツプ
クラッチが作動状態とされて、エンジンの出力軸とトル
クコンバータの出力軸とが直結状態にされると、自動変
速機における出力軸のトルクが、ロックアツプクラッチ
が非作動状態にされている場合に比して低下せしめられ
る。
従って、斯かるロックアツプクラッチ付トルクコンバー
タが備えられた自動変速機及び定速走行装置が備えられ
た車両においては、定速走行動1硫が行われているもと
で、ロックアツプクラッチが作動状態をとるものとされ
ているとき、車両の走行速度が目標速度より低下した場
合には、自動変速機における変速段をシフトダウンさせ
る制御に依らず、ロックアツプクラッチにトルクコンバ
ータの入出力部間の摩擦係合力を弱める動作を行わせる
、あるいは、ロックアツプクラッチに非作動状態をとら
せることにより、エンジン回転数を上昇せしめるととも
に、トルクコンバータをトルク増大作用の機能を果たす
ものとさせて、車両の駆動力を増大させることによって
、走行速度が目標速度に近づけられる状態が得られる筈
であるが、従来においては、斯かる考察に基づく定速走
行制御が行われるようにされた車両の定速走行装置は見
当たらない。
斯かる点に鑑み、本発明は、上述の如くの考察に立腸し
、トルクコンバータとロックアツプクラッチとを含んで
成る自動変速機が搭載された車両の走行速度を設定され
た目標速度に維持すべく、エンジンの出力を変化させる
定速走行制御を行うようになされたもとにおいて、車両
の走行速度が低下する登板走行時等に、変速ショックを
伴う自動変速機における変速段を切換える制御を頻繁に
行うことなく、走行速度を目標速度に素早(近づけるこ
とができるようにされた車両の定速走行装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る車両の定速走行
装置は、第1図にその基本構成が示される如く、エンジ
ンの出力軸に連結されたトルクコンバータとその入出力
部間を摩擦係合する作動状態をとるロックアツプクラッ
チとを含んで成る自動変速機が搭載された車両の走行速
度を検出する走行速度検出手段と、走行速度検出手段に
より検出される車両の走行速度を設定された目標速度に
維持すべく、エンジンの出力を変化させる制御を行う定
速走行制御手段と、さらに、ロックアツプ緩和手段とが
備えられて構成され、ロックアツプ緩和手段が、定速走
行制御手段により車両の走行速度を設定された目標速度
に維持する制御が行われているもとで、走行速度検出手
段により検出された車両の走行速度に基づき、車両がそ
の走行速度の低下率が所定の値以上とされる第1の状態
にあることもしくは第1の状態が所定の時間長以上継続
されたことが検知されたとき、または、車両がその走行
速度が設定された目標速度より所定の値以上低下したも
のとされる第2の状態にあることもしくは第2の状態が
所定の時間長以上継続されたことが検知されたとき、ロ
ックアツプクラッチが作動状態をとるものとされている
場合に、そのロックアツプクラッチに、入出力部間の摩
擦係合力を弱める動作を行わせる、もしくは、作動状態
を解除させるものとされる。
(作 用) 上述の如くの構成を有する本発明に係る車両の定速走行
装置においては、定速走行制御手段が、車両の走行速度
を設定された目標速度に維持すべ(、エンジンの出力を
変化させる制御を行うようにされたもとで、車両が第1
もしくは第2の状態にあることが検知されたとき、また
は、第1もしくは第2の状態が所定の時間長以上継続し
たことが検知されたとき、ロックアツプクラッチが作動
状態をとるものとされている場合には、ロックアツプ緩
和手段が、ロックアツプクラッチに、トルクコンバータ
の入出力部間の摩擦係合力を弱める動作を行わせる、も
しくは、作動状態を解除させるようにされることにより
、エンジン回転数が上昇せしめられるとともに、トルク
コンバータがトルク増大作用の機能を果たすものとされ
て、車両の駆動力が増大せしめられるので、自動変速機
における変速段をシフトダウンさせる制御を行うことな
く、車両の走行速度を目標速度に近づけることができる
。従って、定速走行制御時に、自動変速機における、車
両の乗心地が損なわれるものとされる変速ショックを伴
う変速段の切換が行われる回数が、低減されることにな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本発明に係る車両の定速走行装置の一例を、
それが適用された車両のパワープラントとともに示す。
第2図に示されるパワープラント2は、エンジン10と
自動変速機20とから成っており、エンジン10は、例
えば、4つの気筒12を有している。4つの気筒12の
夫々には、アクチュエータ11によりその開度が変化せ
しめられるスロットル弁14が配設された吸気通路16
からの吸入空気と、吸気通路16に配された燃料噴射弁
13から噴射される燃料とで形成される混合気が供給さ
れる。気筒12に供給された混合気は、点火系の作動に
よって燃焼せしめられて排気通路18に排出される。そ
の混合気の燃焼によって得られるエンジン10の発生ト
ルクが、自動変速機20を含んで構成される動力伝達経
路を介して車輪に伝達される。
自動変速機20は、ロックアツプ機構21と、トルクコ
ンバータ24と、多段ギア式の変速機構26と、それら
の制御に用いられる作動油圧を形成する油圧回路部30
とを有するものとされる。
トルクコンバータ24は、エンジン10の出力軸とされ
るクランクシャフト10aに、外周のケース31とドラ
イブプレート32とを介して連結されて、クランクシャ
フト10aに伴われて回転駆動されるポンプインペラー
34と、ポンプインペラー34からのトルクが伝達され
るタービンランナー36と、ポンプインペラー34とタ
ービンランナー36との間に配されたステータ35とを
備えており、ステータ35とトルクコンバータ24にお
ける固定部分とされたハウジングとの間には、ワンウェ
イクラッチ38が介在せしめられている。そして、トル
クコンバータ24には、油圧回路部30から油路41を
通じて作動油が供給される。
一方、ロックアツプ機構21は、タービンランナー36
とドライブプレート32との間に配されるロックアツプ
クラッチ22を含んで構成され、ロックアツプクラッチ
22は、タービン出力軸39にスプライン嵌合せしめら
れている。ロックアツプクラッチ22とドライブプレー
ト32との間に形成される油室43には、油圧回路部3
0から油路42を通じて作動油が供給される。そして、
ロックアツプクラッチ22は、油路41を通じて作動油
が供給されるトルクコンバータ24内の圧力が、油路4
2を通じて作動油が供給される油室43内の圧力より高
いときには、図において右方に押動されてドライブプレ
ート32に摩擦係合する作動状態をとるものとされ、ト
ルクコンバータ24内の圧力が油室43内の圧力より低
いときには、図において左方に押動されてドライブプレ
ート32との摩擦係合状態を解除する非作動状態をとる
ものとされる。
また、変速機構26においては、前進4段後退1段を得
るための、プラネタリギアユニットやクラッチあるいは
ブレーキ等の各種の摩擦係合要素が備えられている。そ
れらの摩擦係合要素には、油圧回路部30で形成される
作動油圧あるいは解除油圧が、油路群52を介して適宜
選択的に供給される。それにより、各摩擦係合要素が締
結状態もしくは解放状態をとるようにされて、Pレンジ
(パーキングレンジ)、Rレンジ(リバースレンジ)、
Nレンジにュートラルレンジ)、及び、フォワードレン
ジを構成するDレンジ(ドライブレンジ)、2レンジ及
びルンジの各レンジと、フォワードレンジにおける1速
〜4速の変速段とを得ることができる。
上述の構成に加えて、油圧回路部30の動作制御を行う
コントロールユニット100が備えられている。コント
ロールユニット100には、スロットル開度状態を検出
するスロットル開度センサ51から得られる検出信号S
tと、走行速度を検出する走行速度センサ53から得ら
れる検出信号Svと、シフトレバ−58の操作位置を検
出するシフトポジションセンサ55から得られる検出信
号Ssと、定速走行制御が行われるべきときオン状態に
される定速走行スイッチ56から得られる信号Scと、
アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルセンサ57
から得られる検出信号Saと、ブレーキペダルが踏込状
態にされたときオン状態とされるブレーキスイッチ59
から得られる信号sbとが供給されるとともに、スロッ
トル弁14及び自動変速機20の制御に必要な他の検出
信号も供給される。
コントロールユニット100は、上述の各種の信号に基
づいて自動変速機20における変速制御及びロックアツ
プ制御を行うとともに、スロットル弁14の開度制御を
行うものとされる。
コントロールユニット100による変速制御及びロック
アツプ制御が行われる際には、内蔵メモリにマツプ化さ
れて記憶されている、縦軸にスロットル開度Thがとら
れ横軸に走行速度Vがとられてあられされる第3図に示
される如くのシフトパターンにおける、変速線a、b、
c、d、e及びfと、検出信号Stがあられすスロット
ル開度及び検出信号Svがあられす走行速度とが、照合
されて、シフトアップ条件もしくはシフトダウン条件が
成立したか否かが判断され、また、口・ツクアップ作動
線g及びi、及び、ロック7・ンプ解除線り及びjと、
検出信号Stがあられすスロットル開度及び検出信号S
vがあられす走行速度とが、照合されてロックアツプ作
動条件もしくはロックアツプ解除条件が成立したか否か
が判断される。
なお、第3図において示される変速線a、b及びCは、
夫々、1速から2速へ、2速から3速へ、3速から4速
へのシフトアップに、また、変速線d、e及びfは、夫
々、2速から1速へ、3速から2速へ、4速から3速へ
のシフトダウンに関するものであり、さらに、ロックア
ツプ作動線g及びiは、夫々、3速及び4速状態でのロ
ックアツプの作動に、ロックアツプ解除線り及びjは、
夫々、3速及び4速でのロックアツプの解除に関するも
のである。
そして、コントロールユニット100は、シフトアップ
条件及びシフトダウン条件が成立したと判断された場合
には、駆動パルス信号Ca、Cb。
Cc、Cd及びCeを形成し、それらを油圧回路部30
に内蔵されたソレノイド弁61,62,63.64及び
65に夫々選択的に供給することにより、自動変速機2
0における変速制御を行う。
また、コントロールユニット100は、ロックアツプ作
動条件が成立したと判断された場合には、駆動制御信号
Cfを形成し、それを油圧回路部30に内蔵されたソレ
ノイド弁66に供給する。それにより、油路41を通じ
てトルクコンバータ24に、ロックアツプクラッチ22
を第2図において右方に押圧する作動油圧が供給され、
ロックアツプクラッチ22がドライブプレート32に摩
擦係合せしめられる。一方、ロックアツプ解除条件が成
立したと判断された場合には、ソレノイド弁66に対す
る駆動制御信号Cfの供給を停止する。
それにより、油路42を通じて油室43に、ロックアツ
プクラッチ22を第2図において左方に移動させる作動
油圧が供給され、ロックアツプクラッチ22がドライブ
プレート32にたいする摩擦係合状態を解除するように
される。
一方、コントロールユニット100は、スロットル弁1
40開度の制御に際しては、定速走行スイッチ56から
得られる信号Sc及びブレーキスイッチ59から得られ
る信号sb等に基づき、定速走行制御条件が成立してい
ないこと、例えば、定速走行スイッチ56がオフ状態に
されていること、ブレーキペダルが踏込まれてブレーキ
スイッチ59がオン状態とされていること等が検知され
るときには、検出信号Saがあられすアクセルペダルの
踏込量に応じて通常目標スロットル開度TKを設定し、
検出信号Stがあられす実際のスロットル開度を、その
通常目標スロットル開度TKに近づけるべく、通常目標
スロットル開度TKと実際のスロットル開度との差に応
じた駆動制御信号Cmを形成して、それをアクチュエー
タ11に供給する。それにより、スロットル弁14がア
クチュエータ11により開閉駆動されて、スロットル弁
14の開度が通常目標スロットル開度TKに一致せしめ
られるべく制御される。なお、通常目標スロットル開度
TKは、アクセルペダルの踏込量が増加するに従い、所
定の比例関係をもって増大するようにされる。
それに対し、定速走行スイッチ56がオン状態とされて
いること、ブレーキペダルが踏込まれていないこと等の
定速走行制御条件が成立していることが検知されるとき
には、例えば、定速走行スイッチ56がオフ状態からオ
ン状態にされたときの車両の走行速度を目標速度TVと
して設定し、その目標速度TVと検出信号Svがあられ
すそのときの走行速度との差に応じた駆動制御信号Cm
を形成して、それを所定の周期をもってアクチュエータ
11に供給して、スロットル弁14の開度についてのフ
ィードバック制御を行う。それにより、車両の走行速度
が目標速度TVに一致するようにエンジン10の出力が
変化せしめられる、定速走行制御が行われる。
斯かる定速走行制御が行われているもとで、検出信号S
sに基づき、自動変速機20における変速段が4速にあ
ることが検知されるとともに、ロックアツプクラッチ2
2が作動状態とされていることが検知され、しかも、検
出信号Svがあられす走行速度に基づいて算出される走
行速度の低下率ΔVが、所定の値A以上で、かつ、値A
より大なる所定の値B以下となる状態が所定の時間長T
L以上継続されたことが検知される場合には、車両の走
行速度が目標速度TVより比較、的大きく低下する虞が
あるので、ソレノイド弁66への駆動制御信号Cfの供
給を停止して、ロックアツプクラッチ22のドライブプ
レート32に対する摩擦係合状態を解除させる。それに
より、エンジン回転数が上昇するとともに、トルクコン
バータ24がトルク増大作用の機能を果たすものとされ
て、車両の駆動力が増大され、走行速度が素早く上昇せ
しめられる。そして、走行速度が目標速度TV以上とな
ったとき、ロックアツプ作動条件が成立している場合に
は、ソレノイド弁66に駆動制御信号Cfが供給されて
、ロックアツプクラッチ22が作動状態に戻される。
このように、ロックアツプクラッチ22が、作動状態に
されたもとで、走行速度の低下率Δ■が値A以上で値B
以下となる状態が時間長TL以上継続されるときには、
ロックアツプクラッチ22が非作動状態にされて、自動
変速機20における変速段をシフトダウンさせることな
く、車両の走行速度が目標速度TVに一致すべく上昇せ
しめられるので、車両における乗心地が損なわれること
になる、変速ショックを°伴う自動変速機20における
変速段の切換を行う回数が、低減される。
一方、定速走行制御が行われているもとで、自動変速機
20における変速段が4速にあるとともに、ロックアツ
プクラッチ22が作動状態とされていることが検知され
、しかも、走行速度の低下率Δ■が値Bを越える状態が
所定の時間長TH以上継続されたことが検知される場合
には、車両の走行速度が目標速度TVより極めて大きく
低下する虞があるので、予め定められた制御態様に従っ
てソレノイド弁61〜65に対する駆動パルス信号Ca
 −Ceの供給及び停止を行い、所定の摩擦係合要素を
締結もしくは解除状態にし、自動変速機20における変
速段を4速から3速ヘシフトダウンさせる制御を行う。
それにより、車両の駆動力が増大され、走行速度が素早
く上昇せしめられる。そして、走行速度が目標速度TV
以上となったとき、スロットル開度及び走行速度が4速
状態がとられるべき値とされる場合には、所定の制御態
様に従って自動変速機20における変速段が3速から4
速に切換えられる制御が行われる。
上述の如くの制御を行うコントロールユニット100は
、マイクロコンピュータが用いられて構成されるが、斯
かる場合におけるマイクロコンピュータが実行する変速
制御及び定速走行制御を行うに際してのプログラムの一
例を、第4図及び第5図のフローチャートを参照して説
明する。
第4図のフローチャートで示されるプログラムにおいて
は、スタート後、プロセス101において、各種信号S
a、SL、Sv、Ss、Sc及びsbを取り込み、プロ
セス102において、内蔵メモリに記憶されている第3
図に示される如くのシフトパターンをあられす変速マツ
プに、検出信号Stがあられすスロットル開度TA及び
検出信号Svがあられす走行速度VAを照合し、続くデ
イシジョン103において、シフトアップ条件及びシフ
トダウン条件とされるシフト条件が成立したか否かを判
断する。そして、シフト条件が成立したと判断された場
合には、プロセス105において、変速段切換用のプロ
グラムを実行して、ソレノイド弁61〜65に対する駆
動パルス信号Ca −Ceの供給もしくは停止を選択的
に行い、デイシジョン106に進む。一方、デイシジョ
ン103において、シフト条件が成立していないと判断
された場合には、デイシジョン107において、後述さ
れるスロットル開度制御用プログラムにおいて設定され
る4−3シフトダウンフラグGSDが1であるか否かを
判断し、4−3シフトダウンフラグGSDが1であると
判断された場合には、プロセス108において、自動変
速機20における変速段を4速から3速に切換えるため
の4−3シフトダウン用プログラムを実行してデイシジ
ョン106に進み、また、デイシジョン107において
、4−3シフトダウンフラグGSDが1でないと判断さ
れた場合には、プロセス108を経由することなくデイ
シジョン106に進む。
デイシジョン106においては、プロセス102での照
合結果に基づき、ロックアツプ作動条件が成立したか否
かを判断し、ロックアツプ作動条件が成立したと判断さ
れた場合には、デイシジョン109において、後述され
るスロットル開度制御用プログラムにおいて設定される
ロックアツプ解除フラグLUFが1であるか否かを判断
し、ロックアツプ解除フラグLUFが1でないと判断さ
れた場合には、プロセス110において、ロックアツプ
クラッチ22を作動状態にすべくソレノイド弁66に駆
動制御信号Cfを供給してプロセス111に進む。一方
、デイシジョン106において、ロックアツプ作動条件
が成立していないと判断された場合、及び、デイシジョ
ン109においてロックアツプ解除フラグLUFが1で
あると判断された場合には、プロセス112において、
ロックアツプクラッチ22を非作動状態にすべく、ソレ
ノイド弁66への駆動制御信号Cfの供給を停止してプ
ロセス111に進み、スロットル開度制御用プログラム
を実行して元に戻る。
第5図のフローチャートで示されるスロットル開度制御
用プログラムにおいては、スタート後、プロセス121
において、信号Scやsbに基づき、定速走行制御条件
が成立しているか否かを判断し、定速走行制御条件が成
立していないと判断された場合には、プロセス122に
おいて、ロックアツプ解除フラグLUF及び4−3シフ
トダウンフラグGSDを夫々零に設定し、プロセス12
3において、通常スロットル開度制御用プログラムを実
行して、このプログラムを終了する。また、デイシジョ
ン121において、定速走行制御条件が成立していると
判断された場合には、デイシジョン125において、検
出信号Ssに基づき、自動変速機20における変速段が
4速であるか否かを判断し、4速であると判断された場
合には、デイシジョン126において、検出信号Svに
基づき、走行速度の低下率ΔVが値A以上であるか否か
を判断し、低下率ΔVが値A以上であると判断された場
合には、デイシジョン127において、ロックアツプク
ラッチ22が作動状態であるか否かを判断し、ロックア
ツプクラッチ22が作動状態にあると判断された場合に
は、デイシジョン128において、低下率ΔVが値B以
下であるか否かを判断し、低下率ΔVが値B以下である
と判断された場合には、デイシジョン129に進む。
デイシジョン129においては、期間計測フラグFTL
が1であるか否かを判断し、期間計測フラグFTLが1
でないと判断された場合には、プロセス130において
、内蔵するタイマをスタートさせ、続くプロセス131
において、期間計測フラグFTLを1に設定してプロセ
ス151に進む。一方、デイシジョン129において、
期間計測フラグFTLが1であると判断された場合には
、デイシジョン132において、プロセス130でスタ
ートされたタイマの計測時間Txが時間長TL以上であ
るか否かを判断し、計測時間Txが時間長TL以上であ
ると判断された場合には、プロセス133において、ロ
ックアツプ解除フラグLUFを1に設定し、プロセス1
35において、タイマをリセットするとともに期間計測
フラグFTLを零に設定してプロセス151に進む。ま
た、デイシジョン132において、計測時間Txが所定
の時間長TL未満であると判断された場合には、そのま
まプロセス151に進む。
一方、デイシジョン127において、ロックアツプクラ
ッチ22が作動状態にないと判断された場合、及び、デ
イシジョン128において低下率ΔVが値Bより大であ
るど判断された場合には、デイシジョン136において
、時間計測フラグFTHが1であるか否かを判断し、時
間計測フラグFTHが1でないと判断された場合には、
プロセス137において、内蔵するタイマをスタートさ
せ、続くプロセス138において、時間計測フラグFT
Hを1に設定してプロセス151に進む。
また、デイシジョン136において、時間計測フラグF
THが1であると判断された場合には、デイシジョン1
39において、プロセス137でスタートさせたタイマ
の計測時間Tyが所定の時間長TH以上であるか否かを
判断し、計測時間Tyが時間長TH以上であると判断さ
れた場合には、プロセス140において、4−3シフト
ダウンフラグGSDを1に設定し、プロセス142にお
いて、タイマをリセットするとともに時間計測フラグF
THを零に設定して、プロセス151に進む。
一方、デイシジョン139において、計測時間Tyが時
間長TH未満であると判断された場合には、そのままプ
ロセス151に進む。
デイシジョン126に台いて、低下率Δ■が値A以上で
はないと判断された場合には、デイシジョン144にお
いて、走行速度VAが目標速度TV以上であるか否かを
判断し、走行速度VAが目標速度TV以上であると判断
された場合には、デイシジョン145においてロックア
ツプ解除フラグLUFが1であるか否かを判断し、ロッ
クアツプ解除フラグLUFが1であると判断された場合
には、プロセス146において、ロックアツプ解除フラ
グLUFを零に設定し、また、デイシジョン144及び
145において、夫々、走行速度VAが目標速度TV以
上であり、ロックアツプ解除フラグLUFが1でないと
判断された場合には、そのままプロセス151に進む。
デイシジョン125において、自動変速機20における
変速段が4速ではないと判断された場合には、デイシジ
ョン148において、走行速度■Aが目標速度TV以上
であるか否かを判断し、走行速度VAが目標速度TV以
上であると判断された場合には、デイシジョン149に
おいて4−3シフトダウンフラグGSDが1であるか否
かを判断し、4−3シフトダウンフラグGSDが1であ
ると判断された場合には、プロセス150において、4
−3シフトダウンフラグGSDを零に設定し、また、プ
ロセス148及び149において、夫々、走行速度VA
が目標速度TV以上でない、4−3シフトダウンフラグ
GSDが1でないと判断された場合には、そのままプロ
セス151に進む。プロセス151においては、目標速
度TVから走行速度VAを減じることにより速度差Vを
算出し、プロセス152において、速度差Vに応じた駆
動制御信号Cmを形成し、プロセス153において、駆
動制御信号Cmをアクチュエータ11に送出して、この
プログラムを終了する。
なお、上述の例においては、定速走行制御時において、
ロックアツプクラッチの作動状態から非作動状態への動
作制御が、走行速度の低下率Δ■が値A以上で値B以下
の範囲にあって、斯かる状態が時間長Tx以上継続した
とき行われるようにされているが、本発明に係る車両の
定速走行装置においては、必ずしもそのようにされる必
要はなく、定速走行制御時におけるロックアツプクラッ
チの作動状態から非作動状態への動作制御が、例えば、
走行速度の低下率ΔVが所定の値以下となったとき直ち
に行われるようにされてもよく、また、走行速度VAと
目標速度TVとの差が所定の値以上の状態となったとき
、もしくは、斯かる状態が所定の時間長以上継続したと
き行われるようにされてもよく、要は、スロットル弁の
開度を制御することだけでは車両の実際の走行速度を目
標速度TVに近づけることが困難とされるとき、トルク
コンバータがトルク増大作用の機能を果たすようにロッ
クアツプクラッチの動作状態が切換えられればよい。
さらに、上述の例とは別に、定速走行制御時において走
行速度及びスロットル開度と第3図に示される如くの変
速マツプとの照合結果によって、シフトダウン条件が成
立したとき、ロックアツプクラッチが作動状態にされて
いる場合には、自動変速機にシフトダウン動作を行わせ
ることなく、所定の期間ロックアツプクラッチを非作動
状態にすることにより、車両の駆動力を増大させて、自
動変速機におけるシフトダウン動作の回数を低減させる
ようにされてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る車両の定速
走行装置によれば、定速走行制御が行われているもとで
、車両がその走行速度の低下率が所定の値以上とされる
第1の状態にあることもしくは第1の状態が所定の時間
長以上継続されたことが検知されたとき、または、車両
がその走行速度が設定された目標速度より所定の値以上
低下したものとされる第2の状態にあることもしくは第
2の状態が所定の時間長以上継続したことが検知された
とき、ロックアツプクラッチが作動状態をとるものとさ
れている場合には、′ロックアツプクラッチに、トルク
コンバータの入出力部間の摩擦係合力を弱める動作を行
わせる、もしくは、作動状態を解除させるようにされる
ので、斯かるときには、エンジン回転数が上昇するとと
もに、トルクコンバータがトルク増大作用の機能を果た
すものとなり、それにより、車両の駆動力が増大して、
自動変速機における変速段をシフトダウンさせる制御を
行うことなく、車両の走行速度を目標速度に近づけるこ
とができる。従って、定速走行制御時に、自動変速機に
おける、車両の乗心地が損なわれるものとされる変速シ
ョックを伴う変速段の切換が行われる回数を、低減する
ことができることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両の定速走行装置を特許請求の
範囲に対応して示す基本構成図、第2図は本発明に係る
車両の定速走行装置の一例を、それが適用された車両の
パワープラントとともに示す概略構成図、第3図は第2
図に示される例の動作説明に供される特性図、第4図及
び第5図は第2図に示される例におけるコントロールユ
ニットにマイクロコンピュータが用いられた場合におけ
る、斯カるマイクロコンピュータが実行するプログラム
の一例である。 図中、10はエンジン、11はアクチュエータ、14は
スロットル弁、20は自動変速機、22はロックアツプ
クラッチ、24はトルクコンバータ、30は油圧回路部
、32はドライブプレート、53は走行速度センサ、5
6は定速走行スイッチ、100はコントロールユニット
である。 特許出願人   マツダ株式会社 第 図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  エンジンの出力軸に連結されたトルクコンバータとそ
    の入出力部間を摩擦係合する作動状態をとるロックアッ
    プクラッチとを含んで成る自動変速機が搭載された車両
    の走行速度を検出する走行速度検出手段と、  該走行速度検出手段により検出される上記車両の走行
    速度を設定された目標速度に維持すべく、上記エンジン
    の出力を変化させる制御を行う定速走行制御手段と、  該定速走行制御手段により上記車両の走行速度を設定
    された目標速度に維持すべく上記制御が行われているも
    とで、上記走行速度検出手段により検出された上記車両
    の走行速度に基づき、上記車両がその走行速度の低下率
    が所定の値以上とされる第1の状態にあることもしくは
    該第1の状態が所定の時間長以上継続されたことが検知
    されたとき、または、上記車両がその走行速度が設定さ
    れた目標速度より所定の値以上低下したものとされる第
    2の状態にあることもしくは該第2の状態が所定の時間
    長以上継続されたことが検知されたとき、上記ロックア
    ップクラッチが上記作動状態をとるものとされている場
    合に、該ロックアップクラッチに、上記入出力部間の摩
    擦係合力を弱める動作を行わせる、もしくは、上記作動
    状態を解除させるロックアップ緩和手段と、 を具備して構成される車両の定速走行装置。
JP18407388A 1988-07-23 1988-07-23 車両の定速走行装置 Pending JPH0234435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18407388A JPH0234435A (ja) 1988-07-23 1988-07-23 車両の定速走行装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18407388A JPH0234435A (ja) 1988-07-23 1988-07-23 車両の定速走行装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0234435A true JPH0234435A (ja) 1990-02-05

Family

ID=16146908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18407388A Pending JPH0234435A (ja) 1988-07-23 1988-07-23 車両の定速走行装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0234435A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7769516B2 (en) Automatic gear control device
KR100300300B1 (ko) 자동클러치의선택가능한향상된크리프제어장치및방법과이를이용한차량자동기계변속장치
EP0937916B1 (en) Brake signal failure detecting system and method for automatic transmission
US6512971B2 (en) Lock-up control apparatus in automatic transmission
US6740005B2 (en) Shift control apparatus of automatic transmission of motor vehicle
KR101775296B1 (ko) 로크 업 클러치의 제어 장치
JPH02225875A (ja) トルクコンバータのスリップ制御装置
JP4888371B2 (ja) 自動変速機の制御装置および制御方法
JPS6283537A (ja) 車輛用自動変速機のアイドル運転時制御方法
US6736757B2 (en) Speed shift control apparatus of automatic transmission
JP2685288B2 (ja) 流体継手のスリップ制御装置
WO2006093324A1 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3399303B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3395548B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3152095B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH08285065A (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH0234435A (ja) 車両の定速走行装置
JP3402121B2 (ja) 変速機を有する車両の制御装置
JP2019078385A (ja) 車両用駆動装置
JP2695209B2 (ja) 自動変速機の減速スリップ制御装置
JP2529664B2 (ja) 変速機の変速制御装置
JP3524358B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3120743B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JPH10184896A (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP3405790B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置