JPH0232958Y2 - - Google Patents

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JPH0232958Y2
JPH0232958Y2 JP11831285U JP11831285U JPH0232958Y2 JP H0232958 Y2 JPH0232958 Y2 JP H0232958Y2 JP 11831285 U JP11831285 U JP 11831285U JP 11831285 U JP11831285 U JP 11831285U JP H0232958 Y2 JPH0232958 Y2 JP H0232958Y2
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JP
Japan
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heat
heat pipe
liquefied gas
pipe type
air temperature
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は液化天然ガス(以下LNGと称する)
液化石油ガス、液体窒素、液体酸素等の液化ガス
を大気によつて加温し気化する装置に関するもの
である。
(従来の技術) LNG気化基地における気化装置には、アルミ
製フインチユーブを垂直に設けて海水と接触する
方式、水中燃焼によつて加熱された温水中にコイ
ルによつてLNGを流す方式、あるいはプロパン
等の中間媒体を用いて間接的に気化させる方式な
どがあるが、これらは氷結の融解や燃焼装置、更
には中間媒体の使用などに伴い装置が複雑となつ
ている。
他の先行技術としては実開昭59−175798公報
に、ヒートパイプを用い空気流によつて加熱する
液化ガスの蒸発兼用熱回収装置が記載されてい
る。即ち、液化ガスを導入する気化タンク内に周
壁を貫通してヒートパイプ凝縮部を挿入し、蒸発
部に向けて空気を流通させ液化ガスの気化を行つ
ている。
また海岸から離れた都市のLNG気化基地用と
して縦フインチユーブを使用して大気と熱交換す
る空温気化装置があり、伝熱面積を或る程度の広
さに抑えた経済的規模の装置が実用に供されてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前記のような先行技術の装置は、大気中
の水分の氷結による伝熱量の低下が原因となつ
て、気化運転を中断し、散水による融氷作業を余
儀なくされ、ガス化運転時間の短縮及びこれに伴
う作業能率の低下など問題が多かつた。
ヒートパイプの原理において、加熱流体側の伝
熱面積が被加熱流体側の伝熱面積より大きい場合
は、内部にに封入されている作動液の温度はこの
平均温度より高く加熱流体側の温度に、より近く
なる。例えば液化ガスを気化させる場合、熱源と
しては通常水または空気が用いられるが、ヒート
パイプ受熱部の長さが放熱部の長さより大きい
と、作動液の温度は、水または空気の温度に、よ
り近くなるので凍結がし難くなる。
(問題点を解決するための手段) 上記の原理を踏まえて本考案は、ヒートパイプ
放熱部を隙間を融てて液化ガス出入口のある外管
で覆い、該外管を複数本直列に連絡してヒートパ
イプ式熱交換器を形成し、受熱部とともに大気中
に露出設置し、外管内には液化ガスを流して気化
させる際に、上流側から下流側にかけて各ヒート
パイプの受熱面積の放熱面積に対する比率が次第
に減少するように構成されているヒートパイプ式
液化ガス空温気化装置としたので、この構成によ
り液化ガスの温度がより低い温度域を受け持つ上
流側のヒートパイプ式熱交換器ほど受熱側の面積
の割合が大きくなつているので、上流側のヒート
パイプ作動液の温度は、より加熱流体温度に近づ
くのでヒートパイプ受熱側に大気中の水分が凍結
する時間を遅らせ、ひいては気化作業時間を延長
できる。
(実施例) ヒートパイプ1は通常のように受熱部2と放熱
部3を有し、両端は封止されていて内部に例えば
フロンR−22のような作動液が封入されており、
放熱部3は外管4で被覆され、同一直径のヒート
パイプを例えば2本1組で形成したヒートパイプ
式熱交換器5を3組直列に連絡して大気に露出設
置し、入口6よりLNGを流して気化させ、気化
ガスは出口7より取出す。
このヒートパイプ式熱交換器5において、
LNGを導入した上流側の2組が例えば−165℃の
LNGを専ら蒸発させ、下流側の残りの1組は未
だ低温の気化ガスを過熱し、出口7から約20℃の
気化ガスが取出される。ヒートパイプ式熱交換器
5の数は気化容量によつて適宜の数とすることは
勿論である。
ここで、直径が同一の各ヒートパイプは第1図
のように受熱部2の長さL1,L2,L3は同一であ
り、放熱部3の長さl1,l2,l3はLNGの上流側ほ
ど短く形成している。即ちLNGの蒸発側から気
化ガスの過熱側に至るに従つて、ヒートパイプご
との受熱部2の放熱部3に対する伝熱面積の割合
は小さく形成されている。
従つてヒートパイプの原理からみて、LNGの
蒸発側ほどヒートパイプ作動液の温度はLNGと
空気の平均温度より更に空気温度に近くなるので
凍結し難くなる。
第2図に示す他の実施例は、同一直径の各ヒー
トパイプは同一長さの場合であつて、受熱部2の
長さは外管4を流れるLNGの上流側ほど長く、
また放熱部3の長さは外管4を流れるLNGの下
流側ほど長く形成されており、ここでも各ヒート
パイプごとの受熱部2の放熱部3に対する伝熱面
積の割合は、外管に導入するLNGの上流側ほど
大きく形成されている。
このような受熱部2と放熱部3の伝熱面積の関
係はヒートパイプの太さ、植設するフインの寸
法、間隔等を調節することによつても達成できる
ことは勿論である。また液化ガスはLNGに限ら
ず、液体窒素、液体酸素、液化プロパン、液化ブ
タン等でもよい。
(効果) 本考案のヒートパイプ式液化ガス空温気化装置
は、ヒートパイプの放熱部を隙間を隔てて外管で
覆い、この外管を順次連絡して液化ガスを導入
し、上流側で蒸発させ、下流側で気化ガスを過熱
するヒートパイプ式熱交換器であつて、外管に導
入される液化ガスの上流から下流にかけて、各ヒ
ートパイプの受熱部面積の放熱部面積に対する比
率が次第に減少するように構成したから、ヒート
パイプ内の作動液の温度は大気温度に近くなるの
で凍結し難くなり、従来経済的規模の液化ガス気
化装置における氷着を散水によつて融氷すると云
つた作業は、その実施時期の間隔が長くなり、気
化作業の能率向上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ本考案の異なる実施
例における断面説明図である。 1……ヒートパイプ、2……受熱部、3……放
熱部、4……外管、5……ヒートパイプ式熱交換
器、6……入口、7……出口、L1,L2,L3……
受熱部の長さ、l1,l2,l3……放熱部の長さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 放熱部を覆い隙間を隔てて設けられた外管を
    順次連結した複数のヒートパイプからなるヒー
    トパイプ式熱交換器であつて、前記外管に導入
    される液化ガスの上流から下流にかけて各ヒー
    トパイプの受熱部面積の放熱部面積に対する比
    率が次第に減少するように構成されているヒー
    トパイプ式液化ガス空温気化装置。 (2) 各ヒートパイプは直径が等しくかつ受熱部の
    長が等しい実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のヒートパイプ式液化ガス空温気化装置。 (3) 各ヒートパイプは直径が等しくかつ全長が同
    一である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    ヒートパイプ式液化ガス空温気化装置。 (4) 各ヒートパイプは直径が等しくかつフインを
    有し、フインの高さ、間隔が異なる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のヒートパイプ式液化
    ガス空温気化装置。
JP11831285U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0232958Y2 (ja)

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JP11831285U JPH0232958Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JPS6227297U JPS6227297U (ja) 1987-02-19
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