JPH0232904A - 各種充填機等に用いる被充填剤自吸吐出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、各種充填機、例えば練状又は液状等の化粧剤
充填機等に用いられ被充填剤を自吸し吐出すようにした
被充填剤自吸吐出装置に関するものである。

（従来における技術） 従来、例えば、線状の化粧剤を容器内に充填しこれを固
化するための手段として諸種の方法が考えられているが
、その−例として１容器の裏面から化粧剤を充填する方
法が多用されている。

上記手段とは、容器の裏面から化粧剤を充填すると同時
に容器の表面側からバキューム吸引機構を働かせて、化
粧剤中に含まれる溶剤を吸引除去する方法に係るもので
あり、化粧剤を効率良く充填し固化することが出来るも
のとして利用されている。そして、上記手段における被
充填剤、即ち線状化粧剤は、予め加圧された化粧剤タン
ク又は化粧剤の圧送装置に収納されていて、充填用容器
への充填時に化粧剤タンク又は圧送装置から適量の線状
化粧剤が供給管を介して充填ノズルへ給送され、容器内
に充填されると同時にバキューム吸引機構を働かせて化
粧剤が固化されるようになっている。

（本発明が解決しようとする課題） しかしながら、−例として挙げた前記従来の線状化粧剤
の充填方法においては、被充填剤、即ち線状化粧剤が予
め加圧された化粧剤タンク又は化粧剤の圧送装置に収納
されていたために、化粧剤の充填に要する装置が多くの
機構及び部品から構成される装置全体が大型なものとな
り、その重量及びコストの増大を招来してしまうととも
に、化粧剤の定量性が完壁でなく、また、色替え等の際
の線状化粧剤の変更時に極めて多くの時間と手間を要す
るという課題があった。

更に、前記従来の充填方法においては、化粧剤の圧送に
圧縮空気を使用していたために、充填密度、充填速度等
の調整が極めて困難であって、製品の表面に陥没部の発
生成いは充填口の跡が残る等の問題があり、製品の不良
率が高くなるという難点があった。特に、化粧剤の充填
密度は圧縮空気の圧力（約８　Ｋｇ／　ｃＩｉ）以上に
上げることができないので、所望する高密度の充填を実
施することができなかった。また、充填と同時にバキュ
ーム吸引を行うと、充填された化粧剤の表面部分にある
溶剤のみが吸引されてしまうので、製品内部の充填密度
にばらつき現象が発生したり、更に、従来の充填方法で
は充填真空度を必要以上に高めなければならないことか
ら、乾燥後に内容物が収縮して容器から離脱してしまい
所定の落下強度を保持することができず、線状化粧剤の
処方に限定条件が付与されてしまうという課題もあった
。

そこで、本発明は、このような従来の問題点を解消する
ために開発されたものである。即ち、本発明の目的とす
るところは、装置全体を小型化及び軽量化するとともに
、被充填剤、例えば化粧剤タンクの定量性を完全とし、
且つ、充填密度を高めることにより製品内部に充填密度
のばらつき現象が発生することもなく低真空度で充填で
き、しかも、色替え時等における線状化粧剤の変更時の
時間及び手間を短縮することが出来る各種充填機等に用
いる被充填剤自吸吐出装置を提供することにある。

〔本発明の構成〕

（前記課題を解決するための手段） この発明は、各種充填機、例えば練状又は液状等の化粧
剤充填機等に用いられ被充填剤を自吸し吐出すようにし
た装置において、被充填剤収納タンク等に連結される被
充填剤自吸口と、自吸した被充填剤を吐出し且つ例えば
被充填剤を充填用容器等へ給送するようにした充填機本
体等に連結される被充填剤吐出口とを有し、シリンダの
壁部を貫通してシリンダ内に挿通配置され内部で摺動自
在となるフリーピストンと、該フリーピストンの中央孔
に挿脱自在なロッドと、該ロッド先端部に支持杆を介し
て固定されたガイド部材と、ロッド中途部に固定された
フランジと、ロッドをシリンダ内に出没させ且つ駆動力
調整により被充填剤の充填密度を自在に変更可能とした
駆動源とを具備している。

（作用） 以下、上記構成に係る本発明の作用について説明する。

このような構成によれば、練状又は液状等の各種の被充
填剤を充填機本体の作用と相まって充填用容器等へ充填
するに際し、駆動源の作動を開始すると、充填剤が充填
剤収納タンク等から本発明に係る装置の作用に基いて充
填機本体内に送り込まれる。

即う、駆動源の駆動力によって、ロッド中途部に固定さ
れたフランジがフリーピストンを右方向に押動し、該ロ
ッド及びフリーピストンが最も右方向に移動した際、シ
リンダ内で且つフリーピストンの右側にある被充填剤が
吐出口から充填機本体に吐出されると同時に、該フリー
ピストンの吸引作用に基いて自吸口から、新たな被充填
剤がシリンダ内に吸入される。

そして、駆動源の駆動によりロッドが左方向に移動する
と、ロッド中途部に固定されているフランジがフリーピ
ストンから離れると同時に、ロッド先端部に固定された
ガイド部材がフリーピストンに当接し、該ロッドが更に
左方向に移動すると被充填剤がフリーピストン中央孔を
通過して該フリーピストンの右側へ流入する。この状態
から再びロッドが右方向へ移動すると、シリンダ内に吸
入された被充填剤が吐出口から充填機本体側へ吐出され
、以下同じ動作が繰り返されて、充填剤側収納タンク内
の充填剤が、順次、充填機本体に供給される。

このように１本装置をもって給送された被充填剤、例え
ば線状化粧剤等は、充填機本体に送り込まれ、該充填機
本体の充填作用をもって充填用容器等に充填されること
になる。

（本発明の実施例） 以下、添付した図面を参照して本発明に係る被充填剤自
吸吐出装置の実施例について詳細に説明する。

第１図は本発明の要部である被充填剤自吸吐出装置２５
を全体的に示す断面図であり、この装置が線状化粧剤の
充填機本体Ｂに用いられた構成例を示すものである。な
お１本装置は、線状に限定されることなく液状等々の被
充填剤にも広く適用でき、また、この装置が適用される
充填機は化粧側充填機に限定されるものでないことは勿
論である。

第１図中の符合Ａは被充填剤（例えば線状化粧剤）が収
納されたタンクであり、該タンクＡの下側部からは管体
２２が導出されていて、この管体２２はワンタッチ継手
２３を介して本発明に係る自吸吐出装置２５に連結され
てりゐ、この装置２５は、シリンダ２６と、このシリン
ダ２６内に摺動自在に配置されたフリーピストン２７と
、壁部２８を貫通して前記シリシダ２６内に挿通されて
いるロッド２９とを具備している。そして、この装置２
５は、前記フリーピストン２７の中央孔２７ａに挿脱自
在なロッド２９と、該ロッド２９の先端部に支持杆３０
を介して固定されたガイド部材３１と、ロッド２９の中
途部に固定されたフランジ３２と、シリンダ２６内へ線
状化粧剤を送り込む自吸口３４ａ及びシリンダ２′６内
の線状化粧剤を次段の工程に送り出す吐出口３４ｂと、
前記ロッド２９をシリンダ２６内に出没させる駆動源３
３とを主要な構成要素としている。

なお、前記ガイド部材３１は、第２図に示す如く長片状
を有していて、ロッド２９と連動してシリンダ２６内を
往復移動する。また１本装置２５と隣接する部位に配置
された充填機本体Ｂは、被充填剤を充填用容器へ充填す
るようにした各機構を宥している。更に、図中の符合Ｒ
はＯリングを示すものである。

このような構成によれば、練状又は液状等の各種の被充
填剤を充填機本体Ｂの作用と相まって充填用容器等へ充
填するに際し、駆動源３３の作動を開始すると、充填剤
が充填剤収納タンクＡ等から本発明に係る装置２５の作
用に基いて充填機本体Ｂ内に送り込まれることになる。

即ち、第３図は、駆動源３３の駆動力によってロッド２
９の中途部に固定されたフランジ３２がフリーピストン
２７を右方向に押動し、該ロッド２９及びフリーピスト
ン２７が最も右方向に移動した状態を示している。従っ
て、シリンダ２６内で且つフリーピストン２７の右側に
ある線状化粧剤が吐出口３４ｂから充填機本体Ｂに吐出
されると同時に、該フリーピストン２７の吸引作用に基
いて自吸口３４ａから、新たな線状化粧剤がシリンダ２
６内に吸入される。

次に、駆動源３３を駆動させてロッド２９を左方向に移
動すると、第４図に示す如く、ロッド２９の中途部に固
定されているフランジ３２がフリーピストン２７から離
れると同時に、ロッド２９の先端部に固定されたガイド
部材３１がフリーピストン２７に当接し、駆動源３３の
駆動力によりロッド２９が更に左方向に移動すると、第
５図中の矢印Ａに示す如く、線状化′軒側がフリーピス
トン２７の中央孔２７ａを通過して該フリーピストン２
７の右側へ流入する。即ち、第５図はロッド２９及びフ
リーピストン２７が最も左方向に移動した状態を示して
いる。この状態から再びロッド２９を右方向へ移動させ
ると、シリンダ２６内に吸入された線状化粧剤が吐出口
３４ｂから充填機本体Ｂの側へ吐出され、以下同じ動作
が繰り返されて、タンクＡ内の線状化粧剤が、順次、充
填機本体Ｂに供給される。

このように、本装置２５をもって給送された被充填剤、
例えば線状化粧剤等は、充填機本体Ｂに送り込まれ、該
充填機本体の充填作用をもって充填用容器等に充填され
ることになる。なお、自吸吐出装置２５は、駆動源３３
の駆動力を調整することにより、被充填剤の充填密度を
自在に変更可能であることは勿論である。更に、本発明
は上述した実施例に限定されるものではなく、その要旨
の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。

また被充填剤の自吸、吐出の量変化は、本装置自体の容
量を大小に形成することで達成できる。

しかして、本装置が例えば本実施例に示した如く化粧剤
充填機に用いられることにより、後述するように、化粧
剤の充填量及び充填密度が調整可能であると共に充填速
度の調整が可能となり、しかも、化粧剤の色替えが極め
て簡単で且つ定量性の良好な化粧剤充填機用の被充填剤
自吸吐出装置が得られる。

〔本発明の効果〕

以上詳述した如く１本発明に係る装置は前記の如く構成
としたことから、本装置を例えば線状化粧剤用多色充填
機に適用した場合、以下の各作用効果がもたらされる。

即ち、タンクから導出された線状化粧剤は、本装置の吸
引作用に基いて充填機本体に送り込まれながら該充填機
本体に具備された充填機構から所定量の線状化粧剤が充
填用容器側に給送されるので、線状化粧剤の充填密度及
び充填速度を極めて簡単に調整することができる他、定
量性を高め且つ前記従来装置の如く線状化粧剤に対する
加圧機構が不要であるために、装置の簡易化を図ること
ができると共に重量及びコストを低減することができる
。そして、従来の如く充填化粧開用の加圧タンク機構を
全く必要としないので、タンク爆発等の危険もなく安全
性が保持される。

又、上記効果と相まって、被充填剤の色替えの際等にお
ける充填剤の変更時にあっては、その段取り時間を極め
て短縮することができ、操作性を向上させることが可能
となる。更に、低真空度での充填を可能としつつ、しか
も、被充填剤の組成破壊がなく、製品内部の充填密度が
平均化されて乾燥後の製品の落下強度を高めることが可
能となり、製品の表面に陥没部若しくは充填口の跡が残
るようなことがなく、製品の不良率を著しく減少するこ
とができ、線状化粧剤等々の処方の範囲を広くすること
ができるという利点がある。

更に、本発明では、装置自体の常時の増圧作用をもって
、充填中、被充填剤たる線状化粧剤等の中から溶剤が押
し出される状態となるので、充填に際しての溶剤回収に
最適であり、又、駆動源の駆動力調整により、上記溶剤
押し出しの調整或いは被充填剤の充填密度を自在に変更
可能である等の効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置を線状化粧剤用充填機に適用
した例の要部断面図、第２図は第１図の一部分を示す斜
視図、第３図、第４図及び第５図は本装置の動作を説明
する断面図である。 図中の符合 Ａ１・ロタンク Ｂ・・・・・線状化粧開用の充填機本体Ｒ目・・・０リ
ング ２２拳１１書・管体 ２５・・・・被充填剤自吸吐出装置 ２６＠拳・・シリンダ ２７・・・争フリーピストン ２９・・・・ロッド ３０・・・・支持杆 ３１争・・壷ガイド部材 ３２・・・・フランジ ３３・争・・駆動源 ３４ａ・・串自吸口 ３４ｂΦ争・吐出口。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）各種充填機、例えば練状又は液状等の化粧剤充填
   機等に用いられ被充填剤を自吸し吐出すようにした装置
   において、被充填剤収納タンクＡ等に連結される被充填
   剤自吸口３４ａと、自吸した被充填剤を吐出し且つ例え
   ば被充填剤を充填用容器等へ給送するようにした充填機
   本体Ｂなどに連結される被充填剤吐出口３４ｂとを有し
   、シリンダ２６の壁部２８を貫通してシリンダ内に挿通
   配置され内部で摺動自在となるフリーピストン２７と、
   該フリーピストンの中央孔２７ａに挿脱自在なロッド２
   ９と、該ロッド先端部に支持杆３０を介して固定された
   ガイド部材３１と、ロッド中途部に固定されたフランジ
   ３２と、ロッドをシリンダ内に出没させ且つ駆動力調整
   により被充填剤の充填密度を自在に変更可能とした駆動
   源３３とを具備して成ることを特徴とする各種充填機等
   に用いる被充填剤自吸吐出装置。
2. （２）前記ガイド部材３１は、長片状となっていてロッ
   ドと連動してシリンダ内を往復移動するようになってい
   る請求項１記載の各種充填機等に用いる被充填剤自吸吐
   出装置。