JPH0232453A - メッセージ転送のテスト方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プロセッサ間の相互通信を行うメツセージ転
送手段を含むマルチボード系のメツセージ転送のテスト
方式に利用する。

〔概要〕

本発明はメツセージ転送のテスト方式において、メツセ
ージ転送手段を含むボードが互いに連鎖的に所定のメツ
セージの送受信を繰返し行うことにより、 マスタボードが逐一テスト実行コマンドを発行する必要
がなくマスタボードの負荷を軽減でき、診断に要する時
間を短縮できるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、マルチボード系のメツセージ転送テスト方式は、
メツセージ転送テストを行うボード内に送信テストプロ
グラム、受信テストプログラムおよび転送データを格納
し、マスタボードのコマンドにより系内の１枚のボード
が送信テスト、他の１枚が受信テストを行い、受信ボー
ドであらかじ６定められたデータが受信されたかどうか
を確認する方式となっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような従来例のメツセージ転送のテスト方
式では、転送テストを行うに際して逐一マスタボードに
よるコマンド発行が必要であるので、すべてのメツセー
ジ転送手段を持つボードについて送信テスト、受信テス
トを行う場合に、これらスレーブボードがｎ枚あるとす
ると、マスタボードによる少なくとも２０回のテスト実
行コマンド発行およびｎ回のテスト実行（送信テスト、
受信テストのペアで１回と数えた場合）が必要となり、
結果として処理の繁雑化および長時間化を招く欠点があ
った。

本発明は上記の欠点を解決するもので、マスタボードが
逐一テスト実行コマンドを発行する必要がなくマスタボ
ードの負荷を軽減でき、診断に要する時間を短縮できる
メツセージ転送のテスト方式を提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、マルチボード系内の相互通信を行うメツセー
ジ転送手段を含む複数のボードを備え、この複数のボー
ドは、一つのマスタボードと、このマスタボード以外の
スレーブボードとを含むメツセージ転送のテスト方式に
おいて、上記スレーブボードは、それぞれ重複すること
のない順序数が割付けられ、上記マスタボードのメツセ
ージ転送手段は、順序数の最先のスレーブボードに所定
の形式のメツセージを与える手段を含み、この順序数の
最先のスレーブボードのメツセージ転送手段は、この所
定の形式のメツセージに自ボードの識別情報を付加して
転送する手段を含み、この最先の順序数より後の順序数
が割付けられたスレーブボードのメツセージ転送手段は
、自ボードより順序数が先でありかつ最後であるスレー
ブボードのメツセージに自ボードの識別情報を付加して
出力する手段を含み上記マスタボードのメツセージ転送
手段は、最後の順序数のスレーブボードの出力を検査す
る手段を含むことを特徴とする。

〔作用〕

各スレーブボードをそれぞれ重複することのない順序数
に割付ける。マスタボードのメツセージ転送手段は、順
序数の最先のスレーブボードに所定の形式のメツセージ
を与える。この最先の順序数のスレーブボードのメツセ
ージ転送手段はこの所定の形式のメツセージに自ボード
の識別情報を付加して転送する。最先の順序数より後の
順序数が割付けられたスレーブボードのメツセージ転送
手段は、自ボードより順序数が先でありかつ最後である
スレーブボードのメツセージ（こ自ボードの識別情報を
付加して出力する。マスタボードのメツセージ転送手段
は、最後の順序数のスレーブボードの出力を検査する。

以上の動作によりマスタボードが逐一テスト実行コマン
ドを発行する必要がな（マスタボードの負荷を軽減でき
、診断に要する時間を短縮できる。

順序数の「先」は順序数が小さい数から順次大きくなる
場合は小さい数、順序数が大きい数から順次小さくなる
場合は大きい数である。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明第一実施例メツセージ転送のテスト装置のブ
ロック構成図である。第１図において、メツセージ転送
のテスト装置は、スロット番号１〜６の順に設けられた
スロット１０１〜１０６に実装されマルチボード系内の
相互通信を行うメツセージ転送手段１２１〜１２６を含
む複数のボード１１と、スロット１０．〜１０８をそれ
ぞれ接続するシステムバス２０とを備え、複数のボード
１１は、一つのマスタボード１０．と、このマスタボー
ド以外のスレーブボード１０□〜１０６　とを含む。

ここで本発明の特徴とするところは、スレーブボード１
１□〜１１６はそれぞれスロット番号２〜６に対応して
重複することのない順序数に割付けられ、マスタボード
１１．のメツセージ転送手段１２゜は、順序数の最小の
スレーブボード１１□に所定の形式のメツセージ１０１
を与える手段を含み、この順序数の最小のスレーブボー
ド１１２のメツセージ転送手段１２゜は、この所定の形
式のメツセージ１０２に自ボードの識別情報を付加して
転送する手段を含み、この最小の順序数より大きいスレ
ーブボード１１３〜１１６のメツセージ転送手段は、自
ボードより順序数が一つ小さいスレーブボードのメツセ
ージに自ボードの識別情報を付加して出力する手段を含
み、マスタボード１１１のメツセージ転送手段１２１　
は、最大の順序数のスレーブボード１１６のメツセージ
１０６を検査する手段を含むことにある。

このような構成のメツセージ転送のテスト装置の動作に
ついて説明する。第２図は本発明のメツセージ転送のテ
スト装置のマスタボードの動作を示すフローチャートで
ある。第２図は本発明のメツセージ転送のテスト装置の
最小の順序数のスレーブボードの動作を示すフローチャ
ートである。

第３図は本発明のメツセージ転送のテスト装置の最小の
順序数以外のスレーブボードの動作を示すフローチャー
トである。表は本発明のメツセージ転送のテスト装置の
所定の形式のメツセージを示す表である。

第１図は、６枚のボードからなるマルチボード系の例で
あって、小さいスロット番号に実装されたボードはど上
位ボードであり、スロット番号１のスロット１０．には
マスタボード１１１が実装されている。

第１図〜第４図において、電源投入時などその必要性が
生じたときにマスタボード１１．はスレーブボードの内
の最上位ボードであるスロット番号２のスロット１０２
　に実装されているスレーブボード１１□に所定の形式
のメツセージ１０１を転送する（Ｓｌ）。スレーブボー
ド１１□は自ボードの識別情報をメツセージの末尾に付
加した後にそのメツセージ１０２をスロット番号３のス
レーブボード１１゜に転送する（Ｓｌｌ）。以下同様に
自ボードの識別情報を付加しながらメツセージをスロッ
ト番号３→スロツト番号４→スロット番号→スロット番
号→スロット番号（マスタボード１１１）と転送しく５
２１）　、最後にマスタボード１１１　がこれをチエツ
クする（Ｓ４）。系内のボードのテーブルの１枚または
複数のボードに異常が発生し、メツセージがマスタボー
ド１１．に返されないことが考えられるが、時間監視手
段を用いて一定時間以内にメツセージが返されるかどう
かを見るようにすれば（Ｓ３）、異常を検知できる（Ｓ
５）。

次に表に所定の形式メツセージの一例を示す。

これはマルチパスＩｆ　　（ＭＵＬＴＩＢ［ＩＳ　ｎ）
　　システムの非請求型メツセージパケットであり、ス
ロット番号４からスロット番号５に転送されるメツセー
ジの一例である。マルチパス■については、オーム社「
電子情報通信ハンドブックＪ　　（１９８８年）の１８
２５頁に詳しい記述がある。５バイト目の０ＦＦＨが所
定の形式を示し、以下６〜８バイト目に現在までたどっ
たスレーブボード１１□、１１．．１１．の識別情報０
２Ｈ１０３Ｈ１０４Ｈが格納されている。

この実施例ではスロット番号がそのままボードの識別情
報として用いられる。

表 以上本実施例では順序数が小さい数から順次大きくなる
場合について述べたが、順序数が大きい数から順次小さ
くなる場合でもよい。

本発明より単純な方式として、マスタボードが逐一スレ
ーブボードとの間でメツセージ転送テストを行う方法が
考えられるが、この場合にはマスタボード−スレーブボ
ード、スレーブボード→マスタボードという２回の転送
を行う必要があり、本発明よりも２倍の処理時間を要す
る欠点がある。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、マスタボードが逐一介
在しなくとも系内の全ボードのメツセージ転送手段をテ
ストすることができ、マスタボードの負荷を軽減し、診
断に要する時間を短縮できる優れた効果がある。

１０、−１０．・・・スロット、１１．・・・マスタボ
ード、１１□〜１１６・・・スレーブボード、１２１〜
１２．・・・メツセージ転送手段、２０・・・システム
バス、１０１〜１０６・・・所定の形式のメツセージ。

特許出願人　日本電気株式会社１．１１、代理人　　弁
理士　井　出　直　孝

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例メツセージ転送のテスト装置の
ブロック構成図。 第２図は本発明のメツセージ転送のテスト装置のマスタ
ボードの動作を示すフローチャート。 第３図はホストのメツセージ転送のテスト装置の最小の
順序数のスレーブボードの動作を示すフローチャート。 第４図は本発明のメツセージ転送のテスト装置の最小の
順序数以外のスレーブボードの動作を示すフローチャー
ト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、マルチボード系内の相互通信を行うメッセージ転送
   手段を含む複数のボードを備え、 この複数のボードは、一つのマスタボードと、このマス
   タボード以外のスレーブボードとを含むメッセージ転送
   のテスト方式において、 上記スレーブボードはそれぞれ重複することのない順序
   数が割付けられ、 上記マスタボードのメッセージ転送手段は、順序数の最
   先のスレーブボードに所定の形式のメッセージを与える
   手段を含み、 この順序数の最先のスレーブボードのメッセージ転送手
   段は、この所定の形式のメッセージに自ボードの識別情
   報を付加して転送する手段を含み、この最先の順序数よ
   り後の順序数が割付けられたスレーブボードのメッセー
   ジ転送手段は、自ボードより順序数が先でありかつ最後
   であるスレーブボードのメッセージに自ボードの識別情
   報を付加して出力する手段を含み 上記マスタボードのメッセージ転送手段は、最後の順序
   数のスレーブボードの出力を検査する手段を含む ことを特徴とするメッセージ転送のテスト方式。