JPH0231080B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0231080B2
JPH0231080B2 JP54106807A JP10680779A JPH0231080B2 JP H0231080 B2 JPH0231080 B2 JP H0231080B2 JP 54106807 A JP54106807 A JP 54106807A JP 10680779 A JP10680779 A JP 10680779A JP H0231080 B2 JPH0231080 B2 JP H0231080B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methoxy
conh
carboxylic acids
methanol
salts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP54106807A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5630987A (en
Inventor
Seiichi Masai
Hisao Tohiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP10680779A priority Critical patent/JPS5630987A/ja
Priority to CA000358275A priority patent/CA1152980A/en
Priority to IT49520/80A priority patent/IT1146168B/it
Priority to HU802068A priority patent/HU184815B/hu
Priority to ES494868A priority patent/ES8106532A1/es
Publication of JPS5630987A publication Critical patent/JPS5630987A/ja
Publication of JPH0231080B2 publication Critical patent/JPH0231080B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、7α―メトキシ―7β―
R2SCH2CONH―△3―セフエム―4―カルボン
酸類(R2はシアノメチル基を意味する)の中間
体である、7α―メトキシ―7β―
R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
ン酸類(R1はアリール基又は低級アルキル基を
意味する)の製造法に関するものである。 本発明方法によつて得られる7α―メトキシ―
7β―R2SCH2CONH―△3―セフエム―4―カル
ボン酸類(R2は前と同じ)は医薬上非常に有用
であり、例えば、本発明により製造される7α―
メトキシ―7β―シアノメチルチオアセトアミド
―3―(1―メチル―1H―テトラゾール―5―
イル)チオメチル―3―セフエム―4―カルボン
酸(一般名:セフメタゾール)は特開昭50―
83383に示される如く広範囲にわたり非常に強い
抗菌スペクトルを有する化合物として広く知られ
ている。 7α―メトキシ―7β―R2SCH2CONH―△3―セ
フエム―4―カルボン酸類の製造法については、
これまで数多く検討されてきた。たとえば特開昭
51―59890号公報およびJ.Antibiotics,29,969
(1976)に記載の方法では、次の製造工程 に従つて7―アミノ―3―(1―メチル―1H―
テトラゾール―5―イル)チオメチル―3―セフ
エム―4―カルボン酸〔〕から3段階を経て
7α―メトキシ―7β―アミノ体〔〕とし、これ
に酸塩化物法等により一般式〔〕 で示される化合物に導びくというものであるが、
この方法は反応工程がやや長く、また実際に追試
してみると中間体の〔〕がやや不安定であるた
めにその取り扱い方法が難かしいということが判
明した。また、特開昭50―50394号公報およびJ.
Antibiotice,29,554(1976)に記載の方法のよ
うに、〔〕の4位カルボン酸をエステルで保護
し、7―メトキシ化する方法では、反応工程がさ
らに長くなり、4位カルボン酸のエステル化およ
び脱エステル化に際して、かなりの純分の損失が
さけられない。 このように、いずれも製造工程が長いとか、収
率が悪いとか、7α位にメトキシ基のない未反応
物が多く残存してくるなどの理由で工業的製造法
として満足のいくものはなく簡便かつ高収率に行
ないうる製造法の出現が待ち望まれていた。 そこで本発明者等は、7位のメトキシ化が容易
に進行する7位アミノ基の保護基を用い、しかも
その保護基は、7α―メトキシ化の後も除去する
ことなく、直接、7α―メトキシ―7β―
R2SCH2CONH―△3―セフエム―4―カルボン
酸類に容易に導びくことの出来る製造法を見い出
す目的で鋭意研究を重ねた結果、本発明方法を完
成するに至つた。 本発明において用いられる7β―
R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
ン酸類とは7β位側鎖がR1SO3CH2CONHであり、
通常、反応に関与しない基で置換されている△3
―セフエム―4―カルボン酸およびその塩を表わ
し、たとえば、一般式 で示される化合物類を表わす。ここでR1はメチ
ル,エチル,プロピル等の低級アルキル基,置換
又は無置換のフエニル,ナフチル等のアリール基
を示し、それらの置換基としては、メチル,ニト
ロがあげられる。またAで示される有機残基は、
反応に関与しないものであれば何でもよいが、一
般的には、水素原子、クロル等のハロゲン原子、
メチル、エチル、プロピル等のアルキル基、水酸
基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等のアルコ
キシ基、アセトオキシメチル基、複素環チオメチ
ル基等を示すが、その複素環チオメチルの複素環
としては、例えばテトラゾール、チアジアゾー
ル、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾ
ール、トリアゾール、オキサゾール、イミダゾー
ル等であり、それはメチル、エチル等の低級アル
キル基で置換されていてもよい。また、その低級
アルキル基は、カルボキシル基、スルホン酸基、
アミノ基等の置換基を有していても良い。また−
COOWはカルボン酸又はその塩を表わし、塩類
としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカ
リ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のア
ルカリ土類金属塩等の無機塩基との塩類、トリエ
チルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、シク
ロヘキシルアミン塩、ジメチルベンジルアミン塩
等の有機アミン塩もしくはキノリン塩等の有機塩
基との塩類を表わす。 また、7α―メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH
―△3―セフエム―4―カルボン酸類とは7β―
R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
ン酸類の7α―位の水素原子をメトキシ基で置換
した化合物類を表わし、他の位置については7β
―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カル
ボン酸類と同様の意味を示す。たとえば、一般式 で示される化合物類を表わし、R1およびAは前
記と同じ意味を示す。W′は前記Wで規定した範
囲内の意味を示すが、W′とWとは必ずしも同じ
でなくてもよい。 また、7α―メトキシ―7β―R2SCH2CONH―
3―セフエム―4―カルボン酸類とは、7α―メ
トキシ―7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム
―4―カルボン酸類のR1SO3基をR2S基で置換し
た化合物類を表わし、他の位置については7α―
メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフエ
ム―4―カルボン酸類と同様の意味を示す。たと
えば式 で示される化合物類を表わし、Aは前記と同じ意
味を示す。W″は前記Wで規定した範囲内の意味
を示すが、W″とWは必ずしも同じでなくてもよ
い。 また、7α―メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH
―△3―セフエム―4―カルボン酸類と反応させ
るチオール類またはその塩類とは、式R2SHで示
される化合物またはその塩類を表わし、R2は上
記と同じ意味を表わし、その塩類としては、7β
―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カル
ボン酸類で述べた塩類と同じ意味を表わす。 本発明は、7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフ
エム―4―カルボン酸類で表わされる化合物を不
活性乾燥溶媒中−95〜−10℃のあいだの温度でメ
タノールのアルカリ金属塩と反応させ、次に反応
溶液中に同温度で陽性ハロゲンを発生し得るハロ
ゲン化剤を加える。反応時間は特に制限されない
が、一般に比較的短時間で進行し、約5分ない
し、2時間で完了する。反応の方法としては、メ
タノールのアルカリ金属塩およびハロゲン化剤の
添加を2回以上に分割して加えてもよく、特に反
応物および生成物がメタノールのアルカリ金属塩
によつて分解を受けやすい場合には、2回以上に
分割した方が好ましい結果を与える。次にこのよ
うにして、メタノールのアルカリ金属塩とハロゲ
ン化剤で処理した反応液中にカルボン酸たとえば
蟻酸または酢酸等を加え過剰のメタノールのアル
カリ金属塩を分解する。過剰のハロゲン化剤が存
在している場合には必要に応じて還元剤たとえば
亜リン酸トリメチル、トリフエニルホスフイン、
チオ硫酸ソーダ等をカルボン酸を加える前または
後に加えることによつてハロゲン化剤を分解し、
7α―メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH―△3―セ
フエム―4―カルボン酸類で得ることが出来る。
本方法において使用できるメタノールのアルカリ
金属塩は、たとえば、リチウムメトキサイド、ナ
トリウムメトキサイド、カリウムメトキサイド等
があげられるが、好ましくはリチウムメトキサイ
ドがあげられる。一般にメタノールのアルカリ金
属塩は不活性溶媒中過剰量のメタノールの存在
下、アルカリ金属塩を加えることによりあるい
は、メタノール溶液中にアルカリ金属を加えるこ
とにより製造される。得られたメタノールのアル
カリ金属塩は必ずしも単離する必要はなく、この
溶液を7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―
4―カルボン酸類の溶液中に添加することによつ
て本発明の目的は達せられる。本方法に使用でき
るメタノールのアルカリ金属塩の量は、原料のセ
フアロスポリンに対して約2〜10当量のアルカリ
金属塩が使用されるが前にも述べたように反応物
または生成物がアルカリ金属塩によつて分解をう
けやすい場合には、過剰のアルカリ金属塩を用い
ることは好ましくなく、場合によつては2回以上
に分割してメタノールのアルカリ金属塩およびハ
ロゲン化剤を添加することが好ましい。 7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―
カルボン酸類は、一般に本発明方法に用いられる
有機溶媒に対する溶解度が非常に良く、本反応に
は非常に好都合であるが、ジシクロヘキシルアミ
ン塩のような比較的難溶性の塩類の場合には、p
―トルエンスルホン酸等の酸を当モル加えて溶解
させた後、本発明の通常方法により反応させるこ
とが出来る。本反応に適当な溶媒としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホルトリアミド、メタノール、酢酸
エチル、トルエン、テトラヒドロフラン、二塩化
エチレン、アセトニトリル、アセトン、クロロホ
ルム等通常の有機反応に使用できる不活性溶媒が
あげられ、必要に応じてこれらまたは他の不活性
溶媒を2種以上の混合溶媒として用いてもよい。
本反応に使用できるハロゲン化剤は一般に陽性ハ
ロゲンを発生し得るものであり、この様なハロゲ
ン化剤としては、たとえば塩素、臭素、N―ハロ
アミド類、たとえばN―クロロアセトアミド、N
―ブロムアセトアミド;N―ハロイミド類、たと
えばN―クロロサクシンイミド、N―ブロムサク
シンイミド;N―ハロスルホンアミド類たとえば
N―クロロベンゼンスルホンアミド;または次亜
塩素酸t―ブチルの如き次亜塩素酸アルキルがあ
げられるが、次亜塩素酸t―ブチルが特に好まし
く、必要に応じて酢酸エチル等の不活性溶媒で希
釈して用いてもよい。この様にして得られた7α
―メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフ
エム―4―カルボン酸類を好ましくは塩基の存在
下でチオール類またはその塩類と反応させれば、
目的とする7α―メトキシ―7β―R2SCH2CONH
―△3―セフエム―4―カルボン酸類を得ること
が出来る。この反応は一般に溶媒中塩基の存在下
で行なわれるが、7α―メトキシ―7β―
R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
ン酸類またはチオール類が、その塩類として用い
られる場合には塩基を特別に加えなくても好まし
い結果が得られる。この反応における反応温度は
特に限定されないが、通常室温以下で反応させる
ことが好ましい。また、反応溶媒としては、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、水、
アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、塩化メ
チレン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジ
クロルエタン、ベンゼン、トルエン、ピリジン、
酢酸エチル等、その他この発明の反応に悪影響を
与えない一般溶媒があげられ、2種類以上の溶媒
を混合して用いてもよい。また、この反応は7β
―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カル
ボン酸類で示される化合物をメタノールのアルカ
リ金属塩とメタノールの存在下ハロゲン化剤で処
理して7α―メトキシ―7β―R1SO3CH2CONH―
3―セフエム―4―カルボン酸類を得、これを
単離してからチオール類またはその塩類と反応さ
せてもよいし、また、単離せずに、その反応液中
にチオール類またはその塩類を加えることによつ
ても目的とする7α―メトキシ―7β―
R2SCH2CONH―△3―セフエム―4―カルボン
酸類を好収率で得ることが出来る。 本発明方法により7α―メトキシ―7β―シアノ
メチルチオアセトアミド―3―(1―メチル―
1H―テトラゾール―5―イル)チオメチル―3
―セフエム―4―カルボン酸(一般名:セフメタ
ゾール)などは、特に簡便かつ好収率で得ること
が出来、本発明は、工業的製法として、おおいに
価値のある方法である。 このようにして得られた7α―メトキシ―7β―
R2SCH2CONH―△3―セフエム―4―カルボン
酸類は、一般に、セフアロスポリナーゼに対して
安定であり、且つ広範囲抗菌スペクトルを有する
優れた抗生物質である。 本発明方法を、R1SO3基を有する原料化合物に
代えて塩素原子を有する化合物を用いる方法と対
比させ、2つの工程にわけて以下に説明する。 〔第1工程〕
〔第2工程〕
【表】 上記の表から明らかなように、本発明方法によ
り、特開昭54―103887号公報に記載のハロゲン化
合物を用いる方法からはとうてい予測できない高
収率で目的生成物を得ることができる。しかし、
得られる生成物の純度は高く、本発明方法1では
純度97%、本発明方法2では純度99%(いずれも
HPLC法)の目的生成物が得られた。 次に本発明を実施例及び参考例によつて更に詳
細に説明するが、この実施例によつて本発明はな
んら限定されるものではない。 実施例 1 7β―〔2―(p―トルエンスルホニルオキシ)
アセトアミド〕セフアロスポラン酸ジシクロヘキ
シルアミン塩10.7gをジメチルホルムアミド40
ml、テトラヒドロフラン16mlおよび酢酸エチル40
mlの混合溶液にp―トルエンスルホン酸2.75gを
加えて撹拌溶解した。この溶液を−60℃に冷却
し、金属リチウム0.48gとメタノール26mlから調
製したリチウムメトキサイド溶液を20分かけて滴
下した。滴下終了後−60℃で30分間撹拌し、さら
に次亜塩素酸t―ブチル3.75gを酢酸エチル26ml
で希釈した液を25分間で滴下した。さらに10分間
−60℃のまま撹拌後、トリフエニルホスフイン13
gを酢酸エチル60mlに溶解した液および酢酸2.1
mlを加えて反応を停止させた。5℃まで40分間で
昇温し、生じた不溶物を別し、不溶物をアセト
ン50mlで洗い液とあわせ、この中に酢酸エチル
600mlを加えると結晶が析出した。この結晶を
取し、酢酸エチルで洗浄後減圧乾燥して、7α―
メトキシ―7β―〔2―(p―トルエンスルホニ
ルオキシ)アセトアミド〕セフアロスポラン酸リ
チウム塩を得た。 IR(nujol):νC=O 1780cm-1(β―ラクタム) NMR(CF3COOH):δ 2.30(3H,S)、2.55(3H,S)、3.60(2H,
ブロードS)、3.73(3H,s)、4.86(2H,
s)、5.3〜5.5(3H,m)、7.40〜8.10(4H,
q)、8.50(1H,S) 参考例 1 シアノメチルイソチオ尿素塩酸塩0.61gをジメ
チルホルムアミド3ml中で撹拌し、−35℃に冷却
した。この中へ金属ナトリウム0.18gとメタノー
ル4mlから調製したナトリウムエトキサイド溶液
を滴下した、得られたNC CH2SNa溶液を10分
間の撹拌後、7α―メトキシ―7β―〔2―(p―
トルエンスルホニルオキシ)アセトアミド〕セフ
アロスポラン酸リチウム塩2.09gをジメチルホル
ムアミド8ml中に溶解した液に−35℃で加え、同
温度で1時間撹拌した。酢酸0.5mlを加えてから、
反応液を蒸留水150ml中に注ぎ、1規定塩酸でPH
2.5としてから酢酸エチル50mlで4回抽出した。
抽出液を飽和食塩水30mlで洗浄後無水硫酸マグネ
シウムで脱水した。過後反応液を減圧下で濃縮
し、残渣をイソプロピルアルコールに溶解させ、
2―エチルヘキサン酸ナトリウム0.66gによりナ
トリウム塩として結晶化させた。結晶を取後、
イソプロピルアルコールで洗浄し、減圧下で乾燥
させ、7α―メトキシ―7β―シアノメチルチオア
セトアミド―セフアロスポラン酸ナトリウムを得
た。 IR(nujol):1775cm-1 NMR(CF3CO2H):δ 2.27(3H,S)、3.55〜3.85(6H、ピークの
重なりの為に不明瞭)、3.72(3H,S)、
5.12〜5.56(2H,q)、5.31(1H,S)、8.43
(1H,S) 実施例 2 7β―〔2―(p―トルエンスルホニルオキシ)
アセトアミド〕―3―(1―メチル―1H―テト
ラゾール―5―イル)チオメチル―3―セフエム
―4―カルボン酸ジシクロヘキシルアミン塩23.1
gおよびp―トルエンスルホン酸5.5gをジメチ
ルホルムアミド80ml、テトラヒドロフラン30mlお
よび酢酸エチル80ml中で撹拌溶解させた後、温度
を−60℃に下げた。この溶液中に、金属リチウム
0.67gとメタノール42mlから調製したリチウムメ
トキサイドをゆつくりと滴下し、滴下終了後30分
間同温度で撹拌した。ついで次亜塩素数t―ブチ
ル6.95gを酢酸エチル48mlで希釈して滴下した。
30分間の撹拌後、金属リチウム0.22gとメタノー
ル14mlから調製したリチウムメトキサイドをゆつ
くりと滴下し、10分後次亜塩素酸t―ブチル1.74
gを酢酸エチル12mlで希釈して滴下した。10分
後、さらに金属リチウム0.06gとメタノール4ml
から調製したリチウムメトキサイドを滴下し10分
後次亜塩素酸t―ブチル0.88gを酢酸エチル6ml
で希釈して滴下した。30分間撹拌した後、トリフ
エニルホスフイン13gを酢酸エチル60mlに溶解し
た液を加えさらに3規定塩酸32mlを加えてからた
だちに酢酸エチル600mlと氷水800gの混合液中に
注ぎ3規定塩酸でPH3として分液した。酢酸エチ
ル300mlで2回抽出して最初の抽出液と合わせ、
飽和食塩水100mlで2回洗浄後無水硫酸マグネシ
ウムで脱水し、減圧下で濃縮した。残渣を2―エ
チルヘキサン酸ナトリウム5.32gによりイソプロ
ピルアルコール中から結晶化させた。結晶を取
しイソプロピルアルコールで洗浄後減圧乾燥して
7α―メトキシ―7β―〔2―(p―トルエンスル
ホニルオキシ)アセトアミド〕―3―(1―メチ
ル―1H―テトラゾール―5―イル)チオメチル
―3―セフエム―4―カルボン酸ナトリウム塩を
得た。 IR(nujol):νC=O 1775cm-1 NMR(CF3COOH):δ 2.53(3H,S)、3.65(2H,ブロードS)、
3.68(3H,S)、4.15(3H,S)、4.63(2H,
ブロードS)、4.80(2H,ブロードs)、
5.27(1H,S)、7.45〜7.95(4H,q)、8.30
(1H,S) 参考例 2 実施例2と同様に反応して7α―メトキシ―7β
―〔2―(p―トルエンスルホニルオキシ)アセ
トアミド〕―3―(1―メチル―1H―テトラゾ
ール―5―イル)チオメチル―3―セフエム―4
―カルボン酸ナトリウム塩から7α―メトキシ―
7β―シアノメチルチオアセトアミド―3―(1
―メチル―1H―チトラゾール―5―イル)チオ
メチル―3―セフエム―4―カルボン酸ナトリウ
ムを得た。 IR(nujol):1760cm-1 NMR(CF3CO2H):δ 3.6〜3.8(6H重なりの為不明瞭)、3.70
(3H,S)、4.15(3H,S)、4.4〜4.8(2H,
q)、5.28(1H,S)、8.35(1H,S) 実施例 3 7β―〔2―(p―トルエンスルホニルオキシ)
アセトアミド〕―3―(1―メチル―1H―テト
ラゾール―5―イル)チオメチル―3―セフエム
―4―カルボン酸2.16gをジメチルホルムアミド
24ml中で撹拌溶解させ温度を−50℃に冷却した。
金属リチウム0.056gとメタノール4mlから調製
したリチウムメトキサイド溶液をゆつくりと滴下
し、30分間の撹拌後次亜塩素酸t―ブチル0.434
gを滴下した。20分間撹拌してから、金属リチウ
ム0.028gとメタノール2mlから調製したリチウ
ムメトキサイド溶液をゆつくりと滴下し、30分後
次亜塩素酸t―ブチル0.434gを滴下した。20分
後、シアノメチルイソチオ尿素塩酸塩1.82gをジ
メチルホルムアミド9ml中で撹拌し、リチウムメ
トキサイド(金属リチウム0.17gとメタノール12
mlから調製)により−30℃で発生させた
NCCH2SLi溶液を加え、反応液を−30℃で1.5時
間さらに−10℃で20分間撹拌した。酢酸2mlを加
えてから蒸留水200mlと酢酸エチル100mlの混合液
中に注ぎ2規定塩酸でPH2.5として分液した。さ
らに酢酸エチル50mlで2回抽出し、有機層を合わ
せて飽和食塩水で2回洗浄後無水硫酸マグネシウ
ムで脱水し、活性炭処理をした。減圧下で濃縮後
イソプロピルアルコール中から2―エチルヘキサ
ン酸ナトリウムにより、結晶化させ、結晶を取
後減圧乾燥して、7α―メトキシ―7β―シアノメ
チルチオアセトアミド―3―(1―メチル―1H
―テトラゾール―5―イル)チオメチル―3―セ
フエム―4―カルボン酸ナトリウムを得た。この
もののIRおよびNMRスペクトルは参考例2のも
のと完全に一致した。 実施例1または実施例2に従つてそれぞれ下記
の化合物を得た。
【表】
【表】 さらに参考例1に従つて7α―メトキシ―7β―
R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
ン酸類から7α―メトキシ―7β―R2SCH2CONH
―△3―セフエム―カルボン酸類を得た。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 7β―R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4
    ―カルボン酸類(R1はアリール基又は低級アル
    キル基を意味する)をメタノールのアルカリ金属
    塩とメタノールの存在下、ハロゲン化剤で処理す
    ることによる7α―メトキシ―7β―
    R1SO3CH2CONH―△3―セフエム―4―カルボ
    ン酸類(R1は前と同じ)の製造法。
JP10680779A 1979-08-21 1979-08-21 Preparation of 7alpha-methoxycephalosporin Granted JPS5630987A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10680779A JPS5630987A (en) 1979-08-21 1979-08-21 Preparation of 7alpha-methoxycephalosporin
CA000358275A CA1152980A (en) 1979-08-21 1980-08-14 PROCESS FOR PRODUCING 7-.alpha.-METHOXYCEPHALOSPORINS
IT49520/80A IT1146168B (it) 1979-08-21 1980-08-19 Procedimento per produrre 7-metossi cefalosporine
HU802068A HU184815B (en) 1979-08-21 1980-08-19 Process for preparing 7alpha-methoxy-7beta-/cyano-methyl-acetamido-3-cefem-4-carboxylic acid derivatives
ES494868A ES8106532A1 (es) 1979-08-21 1980-08-20 Procedimiento para producir 7alfa-metoxicefalosporinas y si-milares

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10680779A JPS5630987A (en) 1979-08-21 1979-08-21 Preparation of 7alpha-methoxycephalosporin

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18314786A Division JPS6242989A (ja) 1986-08-04 1986-08-04 溶接電極の自動整形および交換装置
JP1703290A Division JPH02270882A (ja) 1990-01-26 1990-01-26 7α―メトキシセファロスポリン化合物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5630987A JPS5630987A (en) 1981-03-28
JPH0231080B2 true JPH0231080B2 (ja) 1990-07-11

Family

ID=14443116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10680779A Granted JPS5630987A (en) 1979-08-21 1979-08-21 Preparation of 7alpha-methoxycephalosporin

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JPS5630987A (ja)
CA (1) CA1152980A (ja)
ES (1) ES8106532A1 (ja)
HU (1) HU184815B (ja)
IT (1) IT1146168B (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
IT8049520A0 (it) 1980-08-19
HU184815B (en) 1984-10-29
JPS5630987A (en) 1981-03-28
CA1152980A (en) 1983-08-30
IT1146168B (it) 1986-11-12
ES494868A0 (es) 1981-09-01
ES8106532A1 (es) 1981-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4380541A (en) Cephalosporin derivatives
KR20030078882A (ko) 티아졸릴 아세트산의 신규 티오에스테르 유도체 및세팔로스포린 화합물의 제조에서 그의 용도
JP2600878B2 (ja) 7―[2―(2―アミノチアゾール―4―イル)―2―ヒドロキシイミノアセトアミド]―3―セフェム化合物の製造法
KR100342600B1 (ko) 신규한 티아졸 화합물 및 그의 제조 방법
US4888429A (en) Process for producing allyl aminothiazole acetate intermediates
BG61163B1 (bg) Метод за получаване на цефалоспоринов антибиотикпри използване на син-изомер на тиазолилов междинен продукт
KR890002107B1 (ko) 세팔로스포린 유도체의 제조방법
JPH0231080B2 (ja)
JPH0362713B2 (ja)
JPH0247473B2 (ja)
JPS6242989A (ja) 溶接電極の自動整形および交換装置
DE2619243C2 (de) Verfahren zur Herstellung von 3-Acyloxymethyl-cephem-Verbindungen
HU185977B (en) Process for producing 7-amino-cepheme-compounds
KR840002142B1 (ko) 7α-메톡시세팔로스포린 유도체의 제조방법
JPH0521912B2 (ja)
JPH0358351B2 (ja)
US4115646A (en) Process for preparing 7-aminocephalosporanic acid derivatives
JPH0132830B2 (ja)
JPH027955B2 (ja)
KR950008321B1 (ko) 세펨 유도체
KR810000635B1 (ko) 세팔로스포린 화합물의 제조법
KR810000759B1 (ko) 세팔로스포린 유도체의 제조방법
KR900003562B1 (ko) 실릴세팔로스포린 화합물의 제조방법
JPS6135198B2 (ja)
KR790001175B1 (ko) 7-아미노 세팔로스포란산 및 그 유도체의 에스테르의 제조방법