JPH02306857A - 制動油圧制御装置 - Google Patents

制動油圧制御装置

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Publication number
JPH02306857A
JPH02306857A JP12827889A JP12827889A JPH02306857A JP H02306857 A JPH02306857 A JP H02306857A JP 12827889 A JP12827889 A JP 12827889A JP 12827889 A JP12827889 A JP 12827889A JP H02306857 A JPH02306857 A JP H02306857A
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JP
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hydraulic
pressure
hydraulic pressure
valve
chamber
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Pending
Application number
JP12827889A
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English (en)
Inventor
Shohei Matsuda
庄平 松田
Jiro Suzuki
治朗 鈴木
Takeshi Sato
剛 佐藤
Kazutoshi Tajima
田島 和利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A3発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、油圧供給源に接続される入力ボートの入力油
圧を制動操作量に応じて制御して出力可能な油圧供給源
油圧制御手段を備える制動油圧制御装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる制動油圧制御装置は、油圧供給源油圧制御
手段の出力油圧をブレーキ装置に作用させるものがたと
えば特公昭52−187号公報等により公知であり、ま
た油圧供給源油圧制御手段の出力油圧をマスクシリンダ
のマスクピストンに作用させるようにしたものがたとえ
ば特開昭63−315358号公報等により公知である
(3)発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のものは、油圧供給源油圧を制動繰
作量に応じて制御することにより大きな制動圧を得るよ
うにしたものであるが、駆動輪が過剰スリップを生じそ
うになったときに該駆動輪のブレーキ装置に制動力を発
揮させることにより過剰スリップを解消させ得ることが
知られており、このようなトラクション制御を上記制動
油圧制御装置で可能ならしめると付加価値が増大するで
あろう。而して該トラクション制御を可能ならしめるた
めには、過剰スリップを生じそうな駆動輪のブレーキ装
置に油圧供給源の油圧を与えることが単純には考えられ
る。ところが油圧供給源の出力油圧は比較的高く設定さ
れるものであるのに対し、トラクション制御時の制動力
は比較的小さなものでよいので、前記油圧供給源からの
高油圧を駆動輪のブレーキ装置にそのまま与えるように
したのでは、制御の応答性が低下したり、制御が円滑と
ならないおそれがある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡
単な構成でトラクション制御を可能とするとともに、該
トラクション制御の応答性および円滑性を確保し得るよ
うにした制動油圧制御装置を提供することを目的とする
B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明の第1の特徴によれば、駆動輪のブレーキ装置は
、連通、遮断を切換可能な切換弁と減圧手段とを介して
油圧供給源油圧制御手段の入力ボートおよび油圧供給源
間に接続される。
また本発明の第2の特徴によれば、前記減圧手段は減圧
弁である。
さらに本発明の第3の特徴によれば、前記減圧手段はオ
リフィスである。
(2)  作用 上記第1の特徴によれば、駆動輪が過剰スリップを生じ
そうになったときには、切換弁を開弁することにより油
圧供給源の油圧を減圧手段で減圧しながら駆動輪のブレ
ーキ装置に与えることができ、トラクション制御に適応
した制動力を発揮させることができる。
また第2および第3の特徴によれば、減圧弁およびオリ
フィスにより油圧供給源油圧を減圧することができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明をフロントエンジン・フロント
ドライブ車両の制動油圧制御装置に適用したときの一実
施例について説明する。
車両の左前輪および右前輪には左前輪用ブレーキ装置B
FLおよび右前輪用ブレーキ装置BF11がそれぞれ装
着され、左後輪および右後輪には左後輪用ブレーキ装置
BILおよび右後輪用ブレーキ装置B RRがそれぞれ
装着される。一方、ブレーキペダル1には、該ブレーキ
ペダル1の踏込み量に応じた油圧を出力する補助油圧発
生手段3が連結され、通常制動時には、補助油圧発生手
段3から出力される油圧に応じて油圧供給源油圧制御手
段4により制御された油圧供給源2からの油圧が油圧伝
達手段5FL、5□を介して各前輪用ブレーキ装置BF
L、  BFRに与えられるとともに、油圧供給源油圧
制御手段4からの油圧が油圧伝達手段5.および比例減
圧弁6を介して各後輪用ブレーキ装置B RL。
Boに与えられる。また油圧供給源2が不調になったと
きの制動操作時には補助油圧発生手段3で発生した油圧
が各ブレーキ装置B FLI  B PRI  B R
LIB、lRに与えられる。さらに各前輪用ブレーキ装
置BFL、  BFIIに個別に対応して設けられる流
入電磁弁7FL、’?□および流出電磁弁8 FLI 
 8 PRならびに両後輪用ブレーキ装置B、L、B□
に共通に設けられる流入電磁弁7.および流出電磁弁8
.により各ブレーキ装置B、L、  BFII、  B
、L、  B、Rの制動油圧を保持あるいは減圧してア
ンチロック制御を行なうことができ、トラクション制御
用切換制御弁手段9により各ブレーキ装置B FLI 
B FRI  B RLIBURの制動油圧を増大して
トラクション制御を行なうことができる。
油圧供給源2は、リザーバRから作動油を汲上げる油圧
ポンプ11と、その油圧ポンプ11に接続されるアキュ
ムレータ12と、油圧ポンプ11の作動を制御するため
の圧力スイッチI3とを備える。
補助油圧発生手段3は、両端閉塞の円筒状に形成される
第1ハウジング14を備える。この第1ハウジング14
に設けられた第1シリンダ孔15には、第1作動ピスト
ン17と、第1作動ピストン17の前方に間隔をあけて
配置される第2作動ピストン18と、さらに第2作動ピ
ストン18の前方に間隔をあけて配置される第3作動ピ
ストン19とが摺動可能に嵌合され、第1作動ピストン
17および第2作動ピストン18間には第1油圧室16
が形成され、第2作動ピストン18の前方すなわち第2
作動ピストン18および第3作動ピストン19間に第2
油圧室20が形成され、第1シリンダ孔15の前端壁お
よび第3作動ピストン19開には第3油圧室21が形成
される。
?g1作動ピストン17には、第1シリンダ孔15の後
端壁を油密にかつ移動自在に貫通して外方に突出するピ
ストンロッド17aが一体に設けられており、ブレーキ
ペダル1に連結された押圧ロッド22の前端が該ピスト
ンロッド17aの後端に当接される。したがってブレー
キペダル1の制動操作に応じて第1作動ピストン17は
第」シリンダ孔15内を前進することになる。
第1シリンダ孔15の内面には、第2作動ピストン18
の後端に当接して第2作動ピストン18の後退限を規制
するストッパ23が半径方向内方に張出して突設されて
おり、このストッパ23と第1作動ピストン17との間
に第1作動ピストン17を後方側に付勢する第1戻しば
ね24が縮設される。また第2作動ピストン18および
第3作動ピストン19を相互に離反する方向に付勢する
第2戻しばね25が第2油圧室20内に収納さG、第3
作動ピストン19を後方側に付勢する第3戻しはね26
が第1シリンダ孔15の前端壁および第3作動ピストン
19間に縮設される。これにより第1作動ピストン17
の前進作動に応じた第1油圧室16の油圧発生により、
第2および第3作動ピストン18.19が前進作動する
。ただし第2および第3戻しばね25.26のセット荷
重は、第1油圧室16の油圧に応じて作動する油圧供給
源油圧制御手段4からの油圧により後述の開閉弁67F
L、67□、67、が閉弁した後に、第2および第3作
動ピストン18.19が前進作動する程度に設定される
また第1ハウジング14には第1油圧室16に通じる第
1出力ボート27と、第2油圧室20に通じる第2出力
ボート28と、第3油圧室21に通じる第3出力ボート
29とが穿設されるとともに、第1作動ピストン17、
ならびに第2および第3作動ピストン18.19が後退
限に戻ったときのみ各油圧室16,20.21をリザー
バRに連通させる連通ボー)30,31.32が穿設さ
れる。
油圧供給源油圧制御手段4は、第2ハウジング33と、
第2ハウジング33に摺動可能に嵌合されるスプール3
4、反力ビストン35および押圧ピストン36とを備え
る。
第2ハウジング33は、両端閉塞の外筒部37と、該外
筒部37内に同軸に配置される両端開数の内筒部38と
がその中間部で相互に固設されて成るものであり、外筒
部37には、出力ポート39、油圧供給源2に通じる入
力ポート40、ならびにリザーバRに通じる解放ボート
41が、前方から後方側(第1図の左側から右側)に向
けて順に間隔をあけて設けられる。また内筒部38には
第2シリンダ孔42が設けられ、入力ポート40は第2
シリンダ孔42内面に開口される。しかも第2シリンダ
孔42に摺動可能に嵌合されるスプール34の外面には
環状凹部46が設けられており、該環状凹部46の軸方
向長さは、スプール34が後方位置にあるときに出力ポ
ート39および解放ポート41間を連通し、スプール3
4が前方位置にあるときには出力ポート39および入力
ポート40間を連通すべく設定される。
前記スプール34の後端には半径方向外方に張出す鍔部
34aが設けられており、この鍔部34aと第2ハウジ
ング33との間にばね48が縮設され、このばね48の
ばね力によりスプール34は後方側に向けて付勢される
ことになる。
反力ビストン35は、スプール34の前端への当接を可
能にしてスプール34の前方位置で第2シリンダ孔42
に摺動可能に嵌合される。一方、前記内筒部38の前端
には帽状部材49が嵌合されており、該帽状部材49は
外筒部37の前端壁との間に縮設されるばね50のばね
力により後方側に向けて付勢される。而して該筒状部材
49と反力ビストン35との間には該反力ビストン35
の前面を臨ませる出力圧作用室51が画成されており、
該出力圧作用室51は帽状部材49に穿設された連通孔
52を介して出力ポート39に連通ずる。
第2シリンダ孔42のスプール34よりも前方側の内面
に設けられた段部と反力ビストン35との間にはばね5
4が縮設されており、該ばね54のばね力により反力ビ
ストン35は前方側に向けて付勢される。しかもばね5
4のセット荷重は前記ばね50のセット荷重よりも小さ
く設定されており、出力圧作用室51に油圧が作用して
いない状態では、ばね50により付勢されて内筒部38
の前端に当接している帽状部材49に反力ビストン35
の前端が当接している。
またスプール34には、解放ポート41に連通ずる連通
路56が該スプール34の前端面に開口して穿設されて
いる。したがって反力ビストン35の背面およびスプー
ル34の前面に油圧が作用することはない。
抑圧ピストン36は、スプール34の後端に同軸に当接
すべく該スプール34の後方側で、第2ハウジング33
における外筒部37に摺動可能に嵌合され、この抑圧ピ
ストン36の背面は、外筒部37の後端壁との間に画成
される入力圧作用室55に臨む。
この油圧供給源油圧制御手段4では、出力圧作用室51
の油圧により反力ビストン35に作用する後方側に向け
ての油圧力と、入力圧作用室55の油圧により押圧ピス
トン36に作用する前方側に向けての油圧力とのバラン
スによりスプール34が軸方向に移動するものであり、
抑圧ピストン36の入力圧作用室55に臨む受圧面積は
反力ビストン35の出力圧作用室51に臨む受圧面積よ
りも大きく設定される。したがって入力圧作用室55に
導入される油圧を比較的低くしてもスプール34を軸方
向に駆動することが可能となる。
ところで、油圧供給源油圧制御手段4の入力圧作用室5
5に通じる油路76は比例減圧弁77を介して補助油圧
発生手段3の第1出力ポート27に接続される。この比
例減圧′#77は、第1出力ボート27からの油圧を成
る値以上で比例的に減圧して入力圧作用室55に作用せ
しめるものであり、従来周知の構造を有するものである
。しかも比例減圧弁77および入力圧作用室55間で油
路76にはアキュムレータ78が接続される。
このアキュムレータ78は、アキュムレータ本体90と
、前記油路76に通じる蓄圧室91を相互間に画成しな
がらアキュムレータ本体90に摺動可能に嵌合されるア
キュムレータピストン92と、前記蓄圧室91の容積を
収縮させる方向にアキュムレータピストン92を付勢す
べくアキュムレータピストン92およびアキュムレータ
本体90間に直列に介設される第1および第2アキユム
レータばね93.94とを備える。
アキュムレータ本体90には、一端が閉塞された小径孔
95と、該小径孔95の他端に一端が段部96を介して
同軸に連なるとともに他端が閉塞された大径孔97とが
穿設されており、アキュムレータピストン92は小径孔
95に摺動可能に嵌合される。しかもアキュムレータピ
ストン92の一端および小径孔95の一端閉塞端間に蓄
圧室91が画成される。また大径孔97には、段部96
に当接して前記一端側への移動を規制されるばね受は部
材98が軸方向移動可能に収納されており、第1アキユ
ムレータばね93はアキュムレータピストン92および
ばね受は部材98間に縮設され、第2アキユムレータば
ね94はばね受は部材98と大径孔97の他端閉塞端と
の間に縮設される。
しかも第1アキユムレータばね93のセット荷重は第2
アキユムレータばね94のセット荷重よりも小さく設定
される。したがって蓄圧室91に油圧が作用していない
状態では、第2アキユムレータばね94のばね力により
ばね受は部材98は段部96に当接した位置にある。
ところで、ブレーキペダル1の踏込み操作に応じた第1
作動ピストン17の前進作動により第1油圧室16で発
生した油圧は比例減圧弁77で減圧された後、アキュム
レータ78に蓄圧されるとともに入力圧作用室55に作
用することになるが、アキュムレータ78が作動する前
に油圧供給源油圧制御手段4が作動を開始するように、
油圧供給源油圧制御手段4の作動圧がアキュムレータ7
8の作動圧よりも低く設定される。すなわち油圧供給源
油圧制御手段4における押圧ピストン36の入力油圧室
55に臨む受圧面積をSlとし、アキュムレータピスト
ン92の蓄圧室9工に臨む受圧面積をS2とし、油圧供
給源油圧制御手段4におけるばね48のセット荷重をf
lとし、アキュムレータ78における第1アキユムレー
タばね93のセット荷重をf、としたときに、次の第(
1)式が成立するように設定される。
f l/ S + < f 2/ S2・・・(1)油
圧伝達手段5.、.5□、5.は、油圧供給源油圧制御
手段4の出力ポート39とブレーキ装置BFL、  B
□+  BRL+  BURとの間に設けられるもので
あり、油圧伝達手段5 Fll  5PRは油圧供給源
油圧制御手段4の出力ポート39に接続されるトラクシ
ョン制御用切換制御弁手段9とブレーキ装置B PL、
  B Fllとの間に、また油圧伝達手段5.は前記
出力ポート39とブレーキ装置BRL+  B、Rに接
続される比例減圧弁6との間に介設される。これらの油
圧伝達手段5 Fll  5 Fll  51は、油圧
供給源2からの油圧が正常であるときには油圧供給源油
圧制御手段4からの油圧を各ブレーキ装置B FllB
 Flll  B ILI B RRに伝達するが、油
圧供給源2の油圧が異常に低下したときには各ブレーキ
装置BFLI  B Flll  B IILI  B
 iiから油圧供給源2側に作動油が逆流するのを阻止
し得る機能を有するものであり、基本的に同一の構成を
有するものであるので、代表して油圧伝達手段5FLの
構成について次に述べる。
油圧伝達手段5 FLは、入力油圧室58および出力油
圧室59に両端を臨ませながらフリーピストン60がシ
リンダ体61に摺動可能に嵌合され、フリーピストン6
0を入力油圧室58側に付勢するばね62が出力油圧室
59に収納配置されて成る。
このような油圧伝達手段5FLの構成によれば、入力油
圧室58に作用する油圧に応じた油圧を出力油圧室59
から出力することが可能であるとともに出力油圧室59
の油圧が入力油圧室58側に流れることはなく、出力油
圧室59はブレーキ装置B FLに接続される。
すなわちブレーキ装置B FLI  B Fil+  
B RLI  B 1111は、シリンダ体63と該シ
リンダ体63内に摺動可能に嵌合される制動ピストン6
4とをそれぞれ備え、シリンダ体63および制動ピスト
ン64間に画成された制動油圧室65に作用する油圧に
応じた制動ピストン64の移動により制動力を発揮する
ものであり、前記出力油圧室59は制動油圧室65に連
通される。
前輪用ブレーキ装置Bpt、  BFHに対応する油圧
伝達手段5pL、5□の入力油圧室58には、流入電磁
弁7 FLI  7 PRおよび流出電磁弁8 FLl
  8PRが並列してそれぞれ接続され、後編用ブレー
キ装置BRLI BURに対応する油圧伝達手段51の
入力油圧室58には流入電磁弁73および流出電磁弁8
、が並列に接続される。
流入電磁弁7 FLl  7 FIl、+  7 Rは
励磁時に遮1折する電磁弁であり、また流出電磁弁8=
−、8−R,8□は励磁時に連通ずる電磁弁である。而
して流出電磁弁8.、.8F、、8.は油圧伝達手段5
.L、5□、58の入力油圧室51よびリザーバ2間に
それぞれ介設される。また流入電磁弁7pL、7□は油
圧伝達手段5 FLl  5 FRの入力油圧室58お
よび出力油路68F間に介設され、流入電磁弁71は油
圧伝達手段5.の入力油圧室58および出力油路66R
間に介設される。さらに各流入電磁弁? FLl  7
 PR+  7 mに並列して油圧解放用一方向弁81
pt、  81Fm、  81Rが接続されており、こ
れらの一方向弁81Ft、8L□、81ヨは入力油圧室
58から出力油路66F、6L側への作動油の流通のみ
を許容するものである。
このような流入電磁弁?PL、7□、7.および流出電
磁弁8.L、8□、8.の励磁・消磁は制御手段80に
より制御されるものであり、該制御手段80は、通常制
動時には流入電磁弁7 FLl  7 PR+7□およ
び流出電磁弁8 FLl  8−、 8 *を消磁した
ままとするが、アンチロック制御時には、流入電磁弁7
 FLl  7 PR+  7 Rおよび流出電磁弁8
 FLl8、R,8,をともに励磁した減圧制御状態と
、流入電磁弁?、L、7...?、を励磁するとともに
流出電磁弁8PL、  8.R,8,を消磁した圧力保
持状態と、流入電磁弁? PL、  7 PR+  7
−および流出電磁弁8F、、8.R,8Rをともに消磁
した増圧制御状態とを切換可能である。
出力油路66、は、トラクション制御用切換制御弁手段
9の常開型電磁弁9aを介して油圧供給源油圧制御手段
4の出力ボート39に接続され、出力油路66、は油圧
供給源油圧制御手段4の出力ボート39に直接接続され
る。
トラクション制御用切換制御弁手段9は、油圧供給源油
圧制御手段4の出力ボート39および出力油路66F間
に介設される常開型電磁弁9aと、油圧供給源2および
出力油路66、間に介設される切換弁としての常閉型電
磁弁9bとから成る。
これらの電磁弁9a、9bの励磁・消磁も前記制御手段
80により制御されるものであり、制御手段80は、通
常状態では電磁弁9aを消磁して開弁するとともに電磁
弁9bを消磁して閉弁しておき、また非制動状態でのト
ラクション制御時には、電磁弁9aを励磁して閉弁する
とともに電磁弁9bを励磁して開弁する。さらに制御手
段80は、アンチロック制御状態での増圧時すなわち流
入電磁弁7 Fll  7 Fll、  7 mおよび
流出電磁弁8.L、8PR+  8□をともに消磁した
状態で電磁弁9aの励磁・消磁を切換制御することも可
能である。
またトラクション制御用切換制御弁手段9における電磁
弁9bは減圧手段としての差圧一定形減圧弁83を介し
て油圧供給源油圧制御手段4の入力ボート40および油
圧供給源2間に接続される。
このため該電磁弁9bの開弁時に油圧供給源2からの作
動油は減圧弁83により減圧されて出力油路66、に供
給されることになる。
比例減圧弁6は、従来周知の構造を有するものであり、
油圧伝達手段511の出力油圧室59から出力される油
圧を成る値以上で比例的に減圧して後輪用ブレーキ装置
BRL、  B□の制動油圧室65に作用せしめる働き
をする。
補助油圧発生手段3の第2出力ボート28は、開栗弁6
7、を介して比例減圧弁6および油圧伝達手段5Q間に
接続され、補助油圧発生手段3の第3出力ボート29は
開閉弁67、Lを介して左前輪用ブレーキ装置BFLお
よび油圧伝達手段51.−間に接続されるとともに、開
閉弁67F、lを介して右後輪用ブレーキ装置B□およ
び油圧伝達手段OFR間に接続される。各開閉弁67、
L、67□、672は同一の構成を有するものであり、
開閉弁67、Lの構成についてのみ以下に説明する。
開閉弁67PLは、両端が閉塞された円筒状の開閉弁本
体68と、油圧伝達手段5 FLの出力油圧室59に連
通しながら開閉弁本体68の一端壁に穿設される弁孔6
9と、その弁孔69を閉塞可能な弁体70を一端に有す
るとともに他端をパイロット室71に臨ませながら開閉
弁本体68に摺動可能に嵌合される開閉用ピストン72
と、該開閉用ピストン72をパイロット室71側に付勢
すべく開閉弁本体68および開閉用ピストン72間に介
設されるばね73とを備える。
開閉弁本体68の一端壁および開閉用ピストン72間に
は弁孔69に連通可能な弁室74が画成され、該弁室7
4にばね73が収納される。また開閉弁本体68には弁
室74に連通ずるとともに第3出力ボート29に連通ず
る入口ボート75が穿設される。
かかる開閉弁67F、によれば、パイロット室71の油
圧が一定値よりも低いときには弁体70が弁孔69を開
放する位置まで開閉用ピストン72がパイロット室71
側に移動して開弁しており、パイロット室71の油圧が
前記一定値以上となると、開閉用ピストン72が弁体7
0で弁孔69を閉塞するように移動して閉弁する。
パイロット室71には出力油路66Fから分岐した分岐
油路84F、が連通される。したがって分岐油路841
.すなわちパイロット室71の油圧が高い状態では開閉
弁67FLは閉弁して第3出力ボート29およびブレー
キ装置B FL間が遮所され、分岐油路84p、の油圧
が低くなると開閉弁67ptが開弁じて第3出力ボート
29およびブレーキ装置BpL間が連通される。
また開閉弁671.は、出力油路66、から分岐した分
岐油路84FRの油圧が高いときに閉弁して第3出力ボ
ート29およびブレーキ装置B□間を遮断し、分岐油路
84.えの油圧が低いときに開弁じて第3出力ポート2
9およびブレーキ族W B p 1間を連通ずる。さら
に開閉弁67Rは、出力油路66、から分岐した分岐油
路84mの油圧が高い状態で閉弁し、それにより補助油
圧発生手段3の第2出力ポート28およびブレーキ装置
Bit、BI間が遮断され、前記分岐油路84.の油圧
が低くなると開閉弁67、が開弁じて第2出力ボート2
8およびブレーキ装置B RLr  8111間が連通
される。
出力油路66pにおいて、分岐油路84FL、84pu
の分岐部よりも油圧伝達手段5FLl  5□側には第
1一方向弁85Fが介設され、出力油路66、において
分岐油路84.の分岐部よりも油圧伝達手段5.側には
第1一方向弁85.が介設される。これらの第1一方向
弁85p 、  85mは、予め設定された第1開弁圧
△P1以上の差圧に応じて開弁して出力ポート39側か
ら油圧伝達手段5FLI  5FR15R側への作動油
の流通のみを許容するものである。
また上記第1〜方向弁85p 、  85iには第2一
方向弁86F 、  861が並列に接続される。これ
らの第2一方向弁86..86Ilは、予め設定された
第2開弁圧△P2以上の差圧に応じて開弁して油圧伝達
手段5 FL、  5 pa、  5 R側から出力ポ
ート39側への作動油の流通のみを許容するものであり
、第2開弁圧△P2は第」開弁圧△P1よりも小さく 
(八P、<△p+)設定される。
次にこの実施例の作用について説明する。先ず油圧供給
源2が正常に作動している状態での通常の制動操作時を
想定すると、流入電磁弁7pt、?□、7.および流出
電磁弁8pL、8□、8.は消磁状態(図示の状態)に
あり、またトラクシコン制御用切換制御弁手段9の両電
磁弁9a、9bも消磁状態(図示の状態)にある。した
がって油圧供給源油圧制御手段4の出力ポート39は出
力油路66、.66、に連通し、一方の出力油路66、
は、流入電磁弁7 PLI  7 PRを介して油圧伝
達手段5 PLI  5 PRの入力油圧室58に連通
した状態にあり、他方の出力油路66、は流入電磁弁7
.を介して油圧伝達手段5Rの入力油圧室58に連通し
た状態にある。
かかる状態でブレーキペダル1を踏込むと、補助油圧発
生手段3の第1作動ピストン17が前進作動し、第1油
圧室16で発生した油圧が比例減圧弁77で減圧されて
油圧供給源油圧制御手段4の入力圧作用室55に作用す
るとともにアキュムレータ78の蓄圧室91に作用する
。このとき油圧供給源油圧制御手段4はアキュムレータ
78よりも早く作動開始するように設定されている。す
なわち、油圧供給源油圧制御手段4における押圧ピスト
ン36の入力油圧室55に臨む受圧面積S3、アキュム
レータピストン92の蓄圧室91に臨む受圧面積S2、
油圧供給源油圧制御手段4におけるばね48のセット荷
重fl、ならびにアキュムレータ78における第1アキ
ユムレータばね93のセット荷重f、は、前述の第(1
)式で示した不等式が成立するように設定されている。
これにより油圧供給源油圧制御手段4では、アキュムレ
ータ78が蓄圧作動する前に押圧ピストン36が前進し
、その押圧ピストン36に後端が当接している状態にあ
るスプール34が前進駆動される。このようにアキュム
レータ78の蓄圧作動に先立って油圧供給源油圧制御手
段4の作動を開始させることにより制動操作時に無駄な
反力の発生を回避し、ブレーキペダルlの踏力損失を防
止して応答性を向上することができる。
抑圧ピストン36の前進に応じてスプール34が成る距
離だけ前進作動した時点で出力ポート39が入力ボート
40に連通し、油圧供給源2に連通した出力ポート39
からの出力油圧が急速に増大する。而して出力油路66
、.66、において第1一方向弁85F、85m前後の
差圧が第1開弁圧△P、に達する前に分岐油路84FL
、  84PR,84Rの油圧増大に応じて開閉弁67
、L、67□。
6’Lが先ず閉弁し、次いで前記差圧が第1開弁圧ΔP
1以上となるのに応じて、第1一方向弁85p、85R
が開弁する。それにより、出力ポート39からの油圧が
出力油路66、′J6よび流人電磁弁7PL、7□を介
して油圧伝達手段5FL+5□の入力油圧室58に作用
してブレーキ装RB、L。
B□で制動圧を得ることができ、また出力ポート39か
らの油圧が出力油路66、および流入電磁弁71を介し
て油圧伝達手段5つの入力油圧室58に作用し、該油圧
伝達手段5、の出力油圧室59から出力される油圧が比
例減圧弁6で減圧されて後輪用ブレーキ装置B、L、B
□に与えられる。
したがって制動時には、油圧伝達手段5 FLr  5
 FR+51の作動よりも前に開閉弁67、L、67F
k、67、を確実に閉弁させ、油圧伝達手段5 FLI
  5 FR+5、の作動と同時に制動圧を高めて応答
性を向上することができる。
しかも出力ポート39からの出力油圧が急速に増大する
ことにより、各ブレーキ装置BFL、  BFR。
BIL、B□までの各部遊隙が比較的高い油圧の供給に
より除去されるとともに各ブレーキ装置B FL。
B□l  Bull  BRRの制動ピストン64の初
期作動が円滑となる。
上記出力ポート39の入力ボート40への連通により出
力圧作用室51の油圧も上昇し、反力ビストン35が後
方側に駆動されてスプール34の前端に当接し、それに
よりスプール38が後退して出力ポート39が入力ポー
ト40と遮断される。
さらにブレーキペダル1を踏込み操作することにより第
1油圧室16の油圧が増大するのに応じてスプール34
は再び前進し、出力ポート39が入力ポート40に連通
ずる。このようにブレーキペダル1の制動操作に応じて
スプール34は出力ポート39を入力ポート40に連通
する前方位置と、出力ポート39を入カポ−)40と遮
断する後方側の位置との間で往復移動し、それにより油
圧供給源2の油圧がブレーキペダル1の制動操作量に応
じて制御されて出力ポート39から出力されることにな
る。
このようにして制動操作量に応じて油圧供給源2からの
油圧を油圧供給源油圧制御手段4で制御して各ブレーキ
装置B FLI  B Fil+  B RLI B□
に与えることができるが、油圧伝達手段D FLI  
5 PR+5mではフリーピストン60により、各ブレ
ーキ装置B pL、 B FR+  B IL、 B□
と、入力油圧室58から油圧供給源2までの油圧回路と
が隔絶されるので、油圧供給源2で作動油に混入する可
能性のあるガスが各ブレーキ装置B、L、B□、 BR
,、B□に悪影響を及ぼすことはない。
この際、ブレーキペダル1の踏込み操作に応じて補助油
圧発生手段3における第1油圧室16の油圧による第2
作動ピストン18の前進方向油圧力が第2および第3戻
しばね25,26のセット荷重を超えると、第2および
第3油圧室20,21の油圧が容積収縮により増大する
が、開閉弁67PL、67pR,67mが閉弁している
ので、両袖圧室20.21の油圧が各ブレーキ装置Bp
L、  BPi+  B llL+  B !IRに作
用することはない。
この制動時に、左右後輪の制動力は左右前輪よりも低い
ことが必要であり、比例減圧弁6により油圧供給源油圧
制御手段4からの油圧が減圧されることにより左右後輪
の制動力は左右前輪よりも一定の比率で低くなる。
また第1油圧室16の油圧が比例減圧弁77を介して入
力圧作用室55に作用するので、入力圧作用室55およ
びアキュムレータ78に作用する油圧を低く抑え1.油
圧供給源油圧制御手段4およびアキュムレータ78の負
荷軽減に寄与することができる。しかもブレーキペダル
1を数回遊び踏みしたときに、比例減圧弁77により第
1油圧室16の油圧を減圧して入力圧作用室55に作用
させることにより、油圧供給源油圧制御手段4以降の油
圧上昇頻度を小さく抑え、作動油循環量を小さくして作
動油の無駄な消費を抑えることができるとともに、油圧
伝達手段5FL〜5□におけるフリーピストン60の作
動頻度を抑えて耐久性向上に寄与することができる。
さらに第1油圧室16からの油圧を了キュムレータフ8
で蓄圧することにより、プレー牛ペダル1のペダルスト
ロークを確保することができ、それにより油圧供給源油
圧制御手段4においてペダルストロークを確保するため
の構成が不要となり、油圧供給源油圧制御手段4を小型
化することが可能である。しかも急激な反力が作用した
ときにアキュムレータ78によるダンパ作用によりブレ
ーキペダル1に急激な反力が直接作用することを回避す
ることができる。
かかる制動時に、ブレーキペダル1による踏力が過大と
なり、車輪がロックしそうになったときには、ロックし
そうになっている車輪に対応する流入電磁弁7 FL+
  7 PR+  7 aを励磁して、出力油路66F
および油圧伝達手段5 FL+  5PR間、ならびに
出力油路66Rおよび油圧伝達手段58間を遮断する。
これにより車輪がロック状態になることを回避すべく制
動力の増大が抑えられる。これでも車輪がロック状態に
入りそうであるときには、対応する流出電磁弁8.L、
8□、8□を励磁して油圧伝達手段5FL〜5.の入力
油圧室58をリザーバRに連通し、制動圧を低下させる
ことにより車輪のロック傾向を解消することができる。
上記ロック傾向の解消後には、流入電磁弁7 FL。
VFR+7゜を消磁するとともに流出電磁弁8 FL+
8pa、8=を消磁する。これにより油圧供給源油圧制
御手段4の出力ボート39からの油圧を再び油圧伝達手
段5 FL、  5 Fl+  5 llに作用させて
制動圧を高めることができる。
このようなアンチロック制御状態での増圧時に、トラク
ション制御用切換弁手段9における電磁弁9aの作動を
断続制御することにより、両前輪のアンチロック制御を
より精密に行なうことができる。すなわち電磁弁9aを
断続的に閉弁することにより出力ボート39からの油圧
が各流入電磁弁?、L、7□に急激に作用することを回
避し、油圧増大を緩やかにすることができ。また左右前
輪の接地路面の摩擦係数が異なる状態で摩擦係数の低い
路面に接地している前輪側でアンチロック制御を行なっ
ているときに、摩擦係数の高い路面に接地している前輪
での制動圧の上昇を前記電磁弁9aの断続閉弁作動によ
り抑え、車体のヨーモーメントの発生を緩やかに抑える
ことも可能である。
上記制動時に油圧ポンプ11等の故障により油圧供給源
2から高油圧が得られなくなった場合を想定する。この
場合、油圧供給源油圧制御手段4の出力ボート39から
の油圧低下に応じた各分岐油路84FL、84□、84
.の油圧低下により開閉弁81FL、67、R,67m
が開弁する。したがって補助油圧発生手段3の第2およ
び第3油圧室20.21で生じていた制動油圧が、各ブ
レーキ装置BFL〜B、にそれぞれ直接作用することに
なリ、制動力を確保することができる。
この際、油圧伝達手段5FL〜5.が各ブレーキ装置B
pt〜B□および油圧供給源油圧制御手段、1間に介設
されているので、各ブレーキ装置B FL〜B RRの
制動圧が油圧供給源油圧制御手段4側に逃げることはな
い。
制動操作終了後の非制動時には、出力ボート39の出力
油圧低下に応じた分岐油路84PL、84□、84□の
油圧低下により先ず開閉弁67p=。
67PR,67Rが開弁する。次いで、第2一方向弁8
6F、86.前後の差圧が第2開弁圧△P。
以上となるのに応じて第2一方向弁86F、86、が開
弁し、各油圧伝達手段51.〜5.における入力油圧室
58が油圧供給源油圧制御手段4を介してリザーバRに
連通ずる。したがって油圧伝達手段5FL〜5.におけ
るフリーピストン60の入力油圧室58側への移動に応
じて出力油圧室59の呼吸が可能となる。しかも各油圧
伝達手段5 FL。
〜5Rにおける入力油圧室58の油圧を油圧解放用一方
向弁81FL、  81FR,81mを介して出力油路
66、.66□に逃がすことができるので、流入電磁弁
7PL17□、7.での流通抵抗が大きくても前記入力
油圧室58の油圧解放を速やかに行なってフリーピスト
ン60を素早く元の位置に戻すことができる。
ところで、非制動時に各油圧伝達手段5FL1.5PR
+51において温度上昇により入力油圧室58の油圧が
上昇することも考えられ、その場合、油圧を逃がすこと
ができないと制動圧がかかることになる。しかるに、第
2一方向弁86r、86□の第2開弁圧△P2は第1一
方向弁85p、85、の第1開弁圧ΔP、よりも小さく
、比較的小さい値に設定されているので、前記入力油圧
室58の油圧増大に応じて開弁し、油圧増大分の作動油
を逃がすことができる。
さらにエンジンの駆動力が過大となり、駆動輪が過剰ス
リップを生じそうになると、トラクション制御用切換制
御弁手段9の両電磁弁9a、9bが制御手段80により
励磁される。これにより油圧供給源2からの油圧が油圧
伝達手段5 FL+  5 pllの入力油圧室58に
作用し、駆動輪である左右前輪のブレーキ装置BFLI
  BPRで制動力が発生し、過剰スリップの発生が回
避される。この後は、前述のアンチロック制御時と同様
に、流入電磁弁7FL、  7 Fu′J6よび流出電
磁弁8 PL+  8FIlの励磁および消磁制御によ
り、制動力を制御可能である。
しかも油圧供給源2の出力油圧はかなり大きく設定され
るものであるが、この油圧供給源2の油圧が減圧弁83
により制御に適応した油圧まで減圧されるので、過大な
油圧によりトラクション制御が行なわれることはない。
したがって制御の応答性が低下したり、不円滑となるこ
ともない。
本発明の他の実施例として減圧弁83に代えてオリフィ
スを減圧手段として用いるようにしてもよい。
上記実施例では、補助油圧発生手段3の第1ハウジング
14と油圧供給源油圧制御手段4の第2ハウジング33
とを別体に構成したが、一体に構成してもよい。また上
記実施例では、油圧供給源油圧制御手段4の出力油圧で
制動力を得るようにしたが、油圧供給源油圧制御手段を
油圧ブースタとして用い、該油圧ブースタの出力油圧で
マスクシリンダを作動させるようにした制動油圧制御装
置にも本発明を適用可能である。さらに本発明は、油圧
供給源油圧制御手段4あるいは該油圧供給源油圧制御手
段4を油圧ブースタとして用いる場合のマスクシリンダ
と、ブレーキ装置とを結ぶ油路の途中に、アンチロック
制御あるいはトラクション制御のために該油路の油圧を
制御可能な制御手段を接続するようにした制動油圧制御
装置にも適用可能である。
C1発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、駆動輪が過
剰スリップを生じそうになったときには、切換弁を開弁
することによりトラクション制御が可能となり、しかも
油圧供給源の油圧を減圧手段で減圧するのでトラクショ
ン制御に適応した制動力を発揮させることができ、トラ
クション制御の応答性および円滑性を確保することがで
きる。
また本発明の第2および第3の特徴によれば、減圧手段
を簡単に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す油圧回路図である。 2・・・油圧供給源、4・・・油圧供給源油圧制御手段
、9b・・切換弁としての電磁弁、40・・・入力ボー
ト、83・・・減圧手段としての減圧弁、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油圧供給源に接続される入力ポートの入力油圧を
    制動操作量に応じて制御して出力可能な油圧供給源油圧
    制御手段を備える制動油圧制御装置において、駆動輪の
    ブレーキ装置は、連通、遮断を切換可能な切換弁と減圧
    手段とを介して油圧供給源油圧制御手段の入力ポートお
    よび油圧供給源間に接続されることを特徴とする制動油
    圧制御装置。
  2. (2)前記減圧手段は減圧弁であることを特徴とする第
    (1)項記載の制動油圧制御装置。
  3. (3)前記減圧手段はオリフィスであることを特徴とす
    る第(1)項記載の制動油圧制御装置。
JP12827889A 1989-05-22 1989-05-22 制動油圧制御装置 Pending JPH02306857A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314756A (ja) * 1989-06-12 1991-01-23 Nissan Motor Co Ltd 車輪スリップ防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314756A (ja) * 1989-06-12 1991-01-23 Nissan Motor Co Ltd 車輪スリップ防止装置

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