JPH02305844A - 軟質フッ素樹脂組成物およびその製造法 - Google Patents

軟質フッ素樹脂組成物およびその製造法

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JPH02305844A
JPH02305844A JP12623189A JP12623189A JPH02305844A JP H02305844 A JPH02305844 A JP H02305844A JP 12623189 A JP12623189 A JP 12623189A JP 12623189 A JP12623189 A JP 12623189A JP H02305844 A JPH02305844 A JP H02305844A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はとくに高温特性を改良した軟質フッ素樹脂組成
物およびその製法に関する。フッ素樹脂は含有するC−
F結合に由来するすぐれた特性(耐熱性、耐油脂性、耐
薬品性、耐候性など)のため広い分野で使用されており
年々その使用量は増加し、中でも柔軟性と成形加工性を
併せもった軟質フッ素樹脂はチューブ、シール材、フィ
ルムなどの形で巾広い用途に使用されている。
(従来の技術) 柔軟性と溶融成形加工性を併せもった軟質フッ素樹脂と
しては本発明者らが、特公昭62−34324に開示し
ている。一方ボリテトラフルオロエチレン(PTFE)
は、耐熱性、撲水撲油性、非粘着性、低摩擦係数などの
特性を生かして各種樹脂の充填材、改質材として使用さ
れることも多い。
軟質フッ素樹脂との組合わせにおいてもポリフッ化ビニ
リデン(PVDF)およびPTFEの配合物が射出成形
可能な低摩耗特性を有した摺動機となることが知られて
いる(特開昭62−195035)。
さらにPTFEの性質として知られているものにPTF
E粉末は圧縮、せん断力を受けると微1!I繊維(フィ
ブリル)になりやすいという性質がある。PTFEは、
(CF2  Ch )nの構造を有する完全に対称の線
状高分子であり、かつ分子間凝集力が極めて小さいこと
が知られている。このために一般にPTFE粒子は分子
鎖同志の界面からはがれてフィブリル化するといわれて
いる。
このようなPTFEのフィブリルを樹脂中に含ませて該
樹脂の4重々の性質を改良する方法として、例えば相互
に非混和性の複数のポリマーを混合するときに、PTF
Eフィブリルのネットワークを混合物中に形成し、非混
和性ポリマー同志の分離を妨げる方法(特開昭6O−9
0260)、難燃化されたポリカーボネートにP T 
FEを加え、PTFEフィブリルのネットワークを成形
品中に形成し、高温化ポリカーボネートの溶融滴下によ
る着火を防止する方法(特開昭6023442)、およ
びイオン交換樹脂とPTFEを混合してPTFEをフィ
ブリル化しi!膜することにより膜の機械的強度を高め
る方法(特開昭53−149881)などが知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 特公昭62−34324に開示されている軟質フッ素ψ
脂はチューブ、フィルム、射出成形品等の形で耐食用途
、建材用途、食品用途等に広く通用されているが、その
構造から由来するものとして、i&温特性に改善の余地
がある。具体的には200℃以上の成形温度における溶
融樹脂の伸びが小さいために押出成形時の引落し性に劣
るという問題がある。このことはチェーブ成形において
は1つの金型から引落し率を変化させることで金型寸法
よりも小さい口径の各種チューブを製造することが困難
であるということであり、種々の口径のチューブを製造
する際には、金型を多種類用意す必要があり、経済的に
は不利となる。またTダイを用いたフィルム成形におい
て100μ以下の薄肉フィルムを製造する際には、引取
速度を上げることによってフィルムを引落し薄肉化する
ことが一般的に行なわれているが、軟質フッ素樹脂では
、ある一定の引落し比を越えるとフィルムの切断がおこ
り、この方法による薄肉フィルムの製造が困難であると
の不具合がある。このように温度が上昇するにとつれて
軟質フッ素樹脂の引張試験における破断伸び率が減少す
る傾向は60℃以上から徐々にみられ、100℃程度の
温度では、23℃における破断伸び率の6〜8割に低下
する。伸び率の減少に伴って引張破断強度も低下するた
め、軟質フッ素樹脂をガスケット等のシール材に用いる
場合、高温使用時に圧力をかけた場合に切れやすいとい
う欠点が生じる。また軟質フッ素樹脂のフィルムと調子
繊維クロスを組合わせた膜材料も構造膜材料として使用
されるが、熱溶着される接合部の評価として用いられる
耐クリープ試験においても試験温度が高温になるに従っ
て強度が弱くなるという不具合が生じる。これらの現象
はいずれも軟質フッ素樹脂の結晶性樹脂部の結晶性が温
度の上昇とともに弱まり、幹ポリマーである弾性共重合
体部分の粘性流動性が増加することに起因するものと思
われる。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこれら軟質フッ素樹脂の高温における伸び特性
を改良するため、特定繊維状の充填材を添加することに
よりこれらを改善するものである。
充填する材料としては、軟質フッ素樹脂の有する特長で
ある耐酸、耐アルカリ性、耐油性、耐候性等を損なわず
に高温における補強効果を発現しうる性質を持つことが
必要である。本発明者らはかかる観点からガラス繊維、
カーボン繊維、アラミド繊維を含む種々の繊維状充填剤
について検討した結果、PTFE粉末にセン断力をかけ
て得られるフィブリルがこの目的に合致することを見出
し、本発明に到達したものである。
対象となる軟質フッ素樹脂は、本発明者らが特公昭62
−34324に開示しているもののうち、すくなくとも
一種の含フッ素単量体を含む一種類以上の単量体と、分
子内に二重結合とペルオキシ結合を同時に有する単量体
とを共重合せしめて、その分子内にペルオキシ基を含有
させ、かつそのガラス転移温度が室温以下である含フッ
素弾性共重合体を製造することを第1段階とし、第2段
階において、第1段階で得られた共重合体の水性乳濁液
または分散溶媒中でその融点が130℃以上である結晶
性重合体を与える、すくなくとも一種の含フッ素単量体
を含む一種類以上の単量体を、グラフト共重合させるこ
とによって得られる軟質フッ素樹脂であり、第1段階で
結晶性フッ素樹脂部を製造し、第2段階で弾性共重合体
をグラフト重合して得られる軟質フッ素樹脂は通常の熱
可塑性樹脂と同様の高温特性を示すため本発明の対象と
はならない。
ここで用いられる不飽和ペルオキシドとしては、各種の
不飽和ペルオキシエステル或いはペルオキシカーボネー
ト等が知られているが、共重合系に応じてその種類を選
択する必要がある。
具体的な不飽和ペルオキシエステルとしては、【−ブチ
ルペルオキシメタクリレート、ジ(t−ブチルペルオキ
シ)フマレート、L−ブチルペルオキシクロトネート等
が例示される。不飽和ペルオキシカーボネートとしては
、t−ブチルペルオキシアリルカーボネート、L−へキ
シルペルオキシアリルカーボネート、1.1.3.3.
−テトラメチルブチルペルオキシアリルカーボネート、
t−ブチルペルオキシメタリルカーボネート、1.1.
3゜3、−テトラメチルブチルペルオキシメタリルカー
ボネート、P−メタンタペルオキシアリルカーボネート
、P−メンタンペルオキシメタリルカーボネート等が例
示される。
ここでフッ素ゴムの組成を有する弾性重合体とは、その
Tgが室温以下であり、かつ非品性の大きい重合体をい
い、従来知られているものとしては、フッ化ビニリデン
(以下VDFと略記)とへキサフルオロプロペン(以下
RFPと略記)との共重合体、VDFとHFPおよびテ
トラフルオロエチレン(以下TFEと略記)との三元共
重合体、VDFとクロロトリフルオロエチレン(以下C
TFEと略記)との共重合体、TFEとプロピレンの共
重合体、TFEと含フッ素ビニルエーテルとの共重合体
ならびに炭化水素系のジエン化合物と含フッ素単量体と
の共重合体等があるが特にその組成を限定するものでは
ない。
一方その融点が130℃以上である含フッ素結晶性重合
体としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロ
トリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニル、TFEとエチレンとの共重合体、CTFE
とエチレンとの共重合体並びにTFEと含フッ素ビニル
エーテルとの共重合体等が広く知られているが、特にそ
の組成を限定するものではない。
該軟質フッ素樹脂に混合するPTFE粉末は融点が32
0℃以上のものが好ましい。PTFEの融点はその分子
量と密接な関係があり―点の高い方が分子量が高いとい
われている。PTFEの融点と分子量の関係はJ、 O
,Rrodyが次式を提唱している(U、S、P、 3
,067.262 Dec、、 4石=PTFHの数平
均分子I  Tm=融点(°K)PTFEのフンプリル
を補強剤として使用するにはその繊維長がある程度以上
長いことが必要であり、融点320℃未満のものでは充
分な補強効果が得られにくい。また使用するPTFEは
結晶化度の高いものの方がフィブリル化しやずいことが
知られており、乳化重合法によって製造されたP T 
F E粉末を使用することが望ましい。
軟質フッ素樹脂に混合するPTFE粉末の量は軟質フッ
素樹脂100重量部に対して0.05〜3.0部の範囲
で選択される。この範囲より少ない場合には目的とする
高温時の補強効果が得られないし、この範囲を越えて混
合した場合は樹脂の溶融粘度が上昇し、押出成形等の溶
融成形時の流動性が損なわれるため好ましくない。
軟質フッ素樹脂とPTFE粉末の混合方法については、
一般的な熱可塑性樹脂の常法である、パウダー同士を混
合したものを押出成形機により成形する方法では、押出
成形機のホッパー内でブロッキングを起こしやず(安定
製造が困難であることが認められた。
これは軟質フッ素樹脂とPTFE粉末の混合操作中に生
じるせん断力によってPTFEがフィブリル化し、軟質
フッ素樹脂の粒子をネットワーク中に捕捉するものと考
えられる。
本発明者らはこれら両者の混合方法について種々検討し
た結果、軟質フッ素樹脂の熱溶融造粒品とP T F 
E粉末を混合しこの混合物を押出成形機に投入すること
によって安定した条件下で成形が可能になることを見出
し、本発明を完成させたものである。
軟質フッ素樹脂原料は通常造粒品(ベレット)の形状で
供給されるが、軟質フッ素樹脂とPTFE混合品の成形
には、上記方法で混合され押出成形機に投入して成形さ
れたベレットを用いることが製品の安定化ならびにPT
FEの効率的なフィブリル化のためには望ましい方法で
ある。
前記の方法で軟質フッ素樹脂にPTFE粉末を混合する
ことにより、軟質フッ素樹脂の欠点である溶融成形時の
引落し性の改良、ならびに60℃から軟質フッ素樹脂の
融点に至る迄の高温における機械的強度の改善が達成さ
れる。この機械的強度については軟質フッ素自体では6
0℃以下の温度ではむしろ低下するものもあるが、PT
FEフィブリルの添加効果は軟質フッ素樹脂の粘性流動
を抑制するものであることが認められた。
以下実施例により本発明を詳述するがこれらによって限
定されるものではない。
実施例1 (八)軟質フッ素樹脂(1)の製造 1001容量のステンレス製オートクレーブに純水50
.0kg、過硫酸カリウム100g、パーフロロオクタ
ン酸アンモニウム150gおよびt−ブチルペルオキシ
アリルカーボネート100gを加え、排気後フッ化ビニ
リデンモノマー12.5kg。
クロロトリフルオロエチレンモノマー7.55kgを仕
込み、かくはんしながら50℃の温度で20時間重合反
応を行なった。生成物は白色ラテンクス状態で得られ、
これを塩析してゴム状の粒子を(Jた。水洗、真空乾燥
の後、n−ヘキサンにて洗d、1シ未反応のt−ブチル
ペルオキシアリルカーボネートを除去して再度真空乾燥
し、白色粉末の共重合体16.0kgを得た。この共重
合体のDSC曲線はペルオキシ基の分解に基づく発熱ピ
ークを160〜180℃に有しており、またヨウ素滴定
法により共重合体の活性酸素量は0.042%と測定さ
れた。
次の段階で、前記白色粉末の共重合体12.0眩とフロ
ンR−11375,0kgを100気圧に耐える100
1容量のステンレス製オートクレーブに加え、排気後、
フッ化ビニリデンモノマー6.0kgを仕込み、95℃
で24時間重合を行なった。
生成したポリマーを溶媒と分離後乾燥し16.6kgの
白色粉末を得た。このポリマーのDSC測定による融点
は155〜160℃と測定された。
(B)軟質フッ素樹脂(I)の造粒 当該軟質フッ素樹脂を原料として使用し、30u押出機
<L/口・22、スクリュー圧縮比3.2)を用いて溶
融成形しく成形温度CI・180℃、C2=190℃、
C3・200℃、H=200℃、D・200℃)ストラ
ンドカット法によるベレット°(21φ×3〜4”L)
を製造した。
(C)PTFE粉末の混合および造粒 PTFE粉末としてTFEの乳化重合で製造されたパウ
ダー(三井デュポンフロロケミカル01盟テフロン0K
IO−J、融点327℃)を用い、(B)で製造した軟
質フン素樹脂のベレットを第1表に示す割合で混合した
。混合には2Off容量のドラム型タンブラ−を用い、
軟質フッ素樹脂の仕込量は5 kgで常温10分間行な
った。この混合物を(B)で実施した方法と同一条件で
押出成形し同様のベレットを製造した。
(D)デユープ成形 前記30龍押出機の先端にデユープ用金型(外径7.5
鰭、内径5.O龍)を取り付け(C)で製造した軟質フ
ッ素樹脂とPTFE粉末の混合比を変化させたベレット
を押出成形した。成形時のシリンダ一温度ζJC+=1
80℃、CZ=190℃、C3=200°C,II=2
10℃、D=210℃で行ない2Orp mの速度でチ
ューブを押出した。この際引取速度を次第に速め、溶融
樹脂が切断する直前のチューブ外径D+(n)を測定す
ることによって、樹脂の引落とし性を表わす指標(7,
5/貼)を算出した。
その結果を第1表に示すがl’TFE粉末の混合により
引落し性が向上していることが明らかである。
(E)  シートの°引張特性 (C)で製造したベレットを30m1押出機およびTダ
イを用いて(D)で行ったのと同一で1mm厚×65鶴
巾のシートを製造した。このシートの流れと直角方向に
A S T M 01708に規定されているダンベル
状試験片を打抜き、引張試験機にて温度を変化させて5
0m■/+minの速度で引張試験を行なった。その結
果を第1表および第1図に示すが、60℃以上の温度に
おいてPTFEの添加効果が現われている。
比較例1 混合するPTFE粉末として低分子量PTFE(セント
ラル硝子側製商品名セフラルルーブTPO−1,融点3
15℃)を用いた以外は実施例1と全く同様の操作なら
びに試験を行なった。
その結果を第1表および第2図に示すが、実施例1に比
較してPTFE粉末の混合効果は顕著には現われていな
い。
比較例2 実施例1中の(C)に示した、軟質フッ素樹脂(+)と
PTFE粉末の混合ベレットを製造する際に、実施例1
中の(八)で得られた軟質フッ素樹脂粉末5 kgとP
TFE粉末(三井デュポンフロロケミカル■製テフロン
8KIO−J、 M点327℃)25g(0,5ffi
 ’Q部)を201容量のヘンシェルミキサーに入れ6
00rp mで3分間混合した。この混合物を実施例1
 (C)と同一条件で押出成形機にかけ造粒を試みたと
ころ、ホッパー内でのブリッジ現象が認められ、安定し
たストランドベレットは得られなかった。
また、軟質フッ素樹脂粉末に変え軟質樹脂のベレットを
用いPTFE粉末を3.5ffi1部になによう混合し
、同一条件で押出成形機にかけ造粒を試みたが、溶融粘
度が上昇し押出成形による造粒は困難であった。
実施例2 (^)軟質フッ素樹脂(n)の製造 lOO気圧に耐える2i容量のステンレス製オートクレ
ーブに純水1000g、過硫酸カリウム3g、パーフル
オロオクタン酸アンモニウム1g1および不飽和ペルオ
キシドとしてフロンR−113にて5%に希釈したt−
プチルペルオキシアリルカーボネー)2gを加え、排気
、窒素置換を繰り返した後、フッ化ビニリデンモノマー
169g2クロロトリフルオロエチレンモノマー133
gを仕込み、攪拌しながら50℃の温度で20時間重合
反応を行い生成物は白色のラテ・ノクス状態で得られた
得られたラテックス重量は1262g、サンプリングし
たラテックスの濃度は21.1%であり、ポリマー重量
で270gのゴムラテックスが得られた。
この共重合体のDSC曲線はペルオキシ基の分解に基づ
く発熱ピークを160〜180℃に有しており、またヨ
ウJE滴定法により共重合体の活性酸lA量は0.04
%と測定された。また、低温でのDSC#I定による共
重合体のTgは一15℃であった。さらに幹ポリマー組
成を元素分析にて調べたところ、VDFとCTFEのモ
ル組成比は30.8/69.2であった。
このようにして得たペルオキシ基を構成要素に持つゴム
状共重合体よりなるラテックスを固形分換算にてloo
g(ラテックス!474g)秤量し、100気圧に耐え
る11の電磁攪拌装置付オートクレーブに仕込み、純水
を加え、500m1に調整したのぢ、排気、窒素置換を
3回繰り返した。クロロトリフルオロエチレンモノマー
79.1g、エチレン19.8g仕込んだのち、さらに
還元剤としてNa1lSOs 0.9gを水溶液として
加えた後、30℃にて8時間重合を行った。
残存モノマーをパージした後、オートクレーブを開け、
生成したポリマーを取り出した。
その漬水を分離、洗浄した後、減圧乾燥器により乾燥し
164.8gの白色粉末を得た。
このポリマーのDSCによる融点は217℃9であった
(B)軟質フッ素樹脂(II)の造粒 実施例1に示したものと同じ装置を用いて、成形温度C
1・210℃、Ct・220℃、C1・230℃、11
・240℃、D=240℃、回転数3Orpmで軟質フ
ッ素樹脂(n)のベレットを製造した。
(C)PTFE粉末の混合および造粒、チューブ成形、
シート成形 実施例1で用いたと同じ装置を用いて軟質フッ素樹脂(
II)とPTFE粉末(三片デュポンフロロケミカル■
製テフロン@ KIO−J)との混合、造粒ならびにチ
ューブ、シート成形を行なった。チューブ、シート成形
については成形温度をC8・210℃、C2・220℃
、C3・230℃、旧240℃、D=250℃の条件で
実施した。
(D)チューブ成形時の引落し比測定ならびにシートの
引張特性の測定 実施例1と同一の方法で行なった。その結果を第1表お
よび第3図に示すが、PTFEの添加効果が明らかであ
る。
し−」 (発明の効果) 本発明のフィブリル化PTFEを含有する軟質フッ素樹
脂組成物は、軟質フ・ノ素樹脂の溶融成形時の引落し性
の改良、ならびに60℃以上での機械的強度の改善が達
成されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1、第2図は比較例1および第3図は実
施例2における温度と伸びの関係を示す。 第1図 温度(℃) 第2図 温度<℃) 第3図 温度(0C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)軟質フッ素樹脂100重量部に対して、その融点が
    320℃以上のポリテトラフルオロエチレン粉末を0.
    05〜3.0重量部混合してなる軟質フッ祖樹脂組成物
    。 2)軟質フッ素樹脂がすくなくとも一種の含フッ素単量
    体を含む一種類以上の単量体と、分子内に二重結合とペ
    ルオキシ結合とを共重合せしめてその分子内にペルオキ
    シ基を含有させ、かつそのガラス転移温度が室温以下で
    ある含フッ素弾性共重合体(幹ポリマー)を製造するこ
    とを第1段階とし、第2段階において該幹ポリマーの水
    性乳濁液または分散溶媒中でその融点が130℃以上で
    ある結晶性重合体を与える、すくなくとも一種の含フッ
    素単量体を含む一種類以上の単量体をグラフト重合して
    得られる樹脂であることを特徴とする請求項1記載の軟
    質フッ素樹脂組成物。 3)軟質フッ素樹脂を溶融後切断して得られる造粒品と
    、ポリテトラフルオロエチレン粉末を混合したものを再
    溶融させることを特徴とする請求項1記載の軟質フッ素
    樹脂組成物の製造法。
JP1126231A 1989-05-19 1989-05-19 軟質フッ素樹脂組成物およびその製造法 Expired - Lifetime JPH0689200B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6025436A (en) * 1995-04-19 2000-02-15 Central Glass Company, Limited Thermoplastic fluorine-containing resin composition useful for calendering
WO2006060524A3 (en) * 2004-12-03 2006-07-20 Du Pont Fluoropolymer molding process and fluoropolymer molded product

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