JPH02304599A - 電子楽器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動演奏装置や自動伴奏装置を内蔵する電子
楽器に関するものである。

従来の技術 近年の電子楽器は、多くの独立した演奏パートや独立し
たシーケンスを持ち、−人の演奏者によって多彩な演奏
を行うことが可能になっている。

以下に従来の電子楽器について説明する。

第３図は従来の自動演奏装置および自動伴奏装置を内蔵
した電子楽器のブロック図である。第３図において、■
は自動演奏のデータを作成するための演奏用の鍵盤であ
る。２は鍵盤１により作成した自動演奏のデータを格納
するための記憶装置である。３は制御回路であり、記憶
装置２のデータを読み出して発音までの制御を行うとと
もに、鍵盤ｌで作成した自動演奏のデータを記憶装置２
に書き込む。４は発音回路であり、制御回路３の指示に
よって演奏／自動演奏の楽音を生成放音する。５はタイ
ミングクロック発振回路であり、自動演奏／自動伴奏の
データの読み出しおよび書き込みのタイミングを作成す
る。６は自動演奏／自動伴奏の開始を制御回路３．８に
指示するスタートスイッチである。７は自動伴奏のデー
タを格納する記憶装置である。８は、！制御回路であり
、記憶装置７の自動伴奏のデータを読み出して発音まで
の制御を行う。９は発音回路であり、制御回路８の指示
によって自動伴奏の楽音を生成放音する。

１０は発音回路９の音量を制御するボリュームまたはシ
ュートスイッチである。

以上のように構成された電子楽器について、以下その動
作について説明する。

自動伴奏付き演奏を記憶する時、演奏者がスタートスイ
ッチ６をオンすることにより、制御回路３および制御回
路８は同時に動作を開始する。制御回路８はタイミング
クロック発振回路５より得られるタイミングをもとに、
記憶装置７に格納された自動伴奏データを読み出し、発
音回路９より自動伴奏の楽音を生成放音する。演奏者は
この生成放音される自動伴奏の楽音にあわせて鍵盤１で
演奏を行う。同時に制御回路３は同じ（タイミングクロ
ック発振回路５より得られるタイミングをもとに時間情
報を作成し、鍵盤ｌによる演奏者の演奏データを時間情
報とともに記憶装置２に格納する。

以上のように記憶した自動伴奏付き演奏の再生もやはり
スタートスイッチ６のオンにより、制御回路３および制
御回路８は同時に動作を開始する。この場合、制御回路
８はタイミングクロック発振回路５より得られるタイミ
ングをもとに、記憶装置７に格納された自動伴奏データ
を読み出し、発音回路９より自動伴奏の楽音を生成放音
する。制御回路３は同じくタイミングクロック発振回路
５より得られるタイミングをもとに記憶装置２に格納さ
れた演奏データを読み出し、発音回路４より記憶した演
奏の楽音を生成放音する。このようにして自動伴奏付き
の自動演奏が可能になる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では自動伴奏付き自動演
奏をするにおいて自動演奏のスタートが自動伴奏のスタ
ートと同時となるため、曲の冒頭部分が自動伴奏なしく
例えばピアノ・ソロ）で始まり、演奏の途中からドラム
などの自動伴奏が加わるといった構成の曲を記憶／再生
（自動演奏）させるには、曲の冒頭部で自動伴奏の発音
をボリューム／ミュートスイッチ１０により消しておき
、演奏者が演奏の途中でこれを操作することにより、自
動伴奏を加えなければならなかった。しかし、演奏中に
丁度小節の頭から発音が行なわれるようにタイミングを
合わせてボリューム／ミュートスイッチ１０を操作する
ことは非常に困難であり、演奏者にそのための高度な技
術を必要とするという欠点を有していた。

この場合の演奏／自動演奏と自動伴奏の発音開始のタイ
ミング図を第２図（ａ）に示す。同図において、１．２
．３．４で１つの小節を構成しているが、第３小節にお
いて自動伴奏が１から発音されていないことがわかる。

またスタートスイッチ６を自動演奏用と自動伴奏用にわ
け個別にスタートすることにより、このような演奏を記
憶／再生する方法も考えられているが、これでは演奏／
自動演奏と自動伴奏との小節にずれが生じて演奏が合わ
ないという欠点を有していた。この場合の演奏／自動演
奏と自動伴奏の発音開始のタイミング図を第２図（ｂ）
に示す。同図において自動伴奏は１から発音されている
が、演奏／自動演奏とのタイミングがずれていることが
わかる。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、演奏者が
演奏中または自動演奏中に簡単なスィッチ７操作を行う
だけで、曲の途中からの自動伴奏の追加をスムーズに行
うことができる電子楽器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の電子楽器は、自動伴
奏の読み出しタイミングを得るためのクロック信号によ
り自動伴奏の小節頭を検知する手段と、前記検知手段に
より検知する小節頭のタイミングに合わせて自動伴奏の
音量／発音を制御する手段とを有している。

作用 本発明によれば上記した構成により、自動伴奏の小節頭
を検知し５この検知する小節頭のタイミングに合わせて
自動伴奏の音量／発音を制御できるので、演奏の途中か
ら曲の流れに合わせて正確に自動伴奏を開始することが
できる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の電子楽器の一実施例を示すブロック図
である。第１図において、１１は自動演奏のデータを作
成するための演奏用の鍵盤である。１２は鍵盤１１によ
り作成した自動演奏のデータを格納する記憶装置である
。１３は制御回路であり、記憶装置１２のデータを読み
出し発音までの制御を行うとともに、鍵盤１１での演奏
情報を取り込み記憶装置１２にそのデータを格納する。

１４は発音回路であり、制御回路１３の指示によって演
奏／自動演奏の楽音を生成放音する。

１５はタイミングクロック発振回路であり、自動演奏／
自動伴奏のデータの読み出しおよび書き込みのタイミン
グを作成する。１６は自動演奏／自動伴奏の開始を制御
回路１３．１８に指示するスタートスイッチである。１
７は自動伴奏のデータを格納する記憶装置である。１８
は制御回路であり、記憶装置１７の自動伴奏のデータを
読み出し発音回路１９によって自動伴奏の楽音を生成放
音する。２０は自動伴奏の拍を演奏者に検知させるため
のＬＥＤまたはスピーカーなどの拍表示回路である。２
１はタイミングクロック発振回路１５から出力されるク
ロック信号により自動伴奏の小節の頭のタイミングを検
知する小節類検知回路である。２２は小節類検知回路２
１の出力信号により発音回路１９を制御し、自動伴奏の
音量／発音を制御する。

以上のように構成された電子楽器について、以下その動
作について説明する。

従来と同様に自動伴奏付き演奏を記憶する時、演奏者が
スタートスイッチ１６をオンすることにより、制御回路
１３および制御回路１８は同時に動作を開始する。制御
回路１８はクロック発振回路１５より得られるタイミン
グをもとに、記憶装置１７に格納された自動伴奏データ
を読み出し、発音回路１９より自動伴奏の楽音を生成放
音する。演奏者はこの生成放音される自動伴奏の楽音に
あわせて鍵盤１１で演奏を行う。同時に制御回路１３は
同じくクロック発振回路１５より得られるタイミングを
もとに時間情報を作成し、鍵盤１１による演奏者の演奏
データを時間情報とともに記憶装置１２に格納する。

また再生時もやはりスタートスイッチ１６のオンまたは
鍵盤１１の押鍵により、　ｉｉｌ制御回路１３および制
御回路８は同時に動作を開始する。制御回路１８はタイ
ミングクロック発振回路１５より得られるタイミングを
もとに、記憶装置１７に格納された自動伴奏データを読
み出し、発音回路１９より自動伴奏の楽音を生成放音す
る。制御回路１３は同じくタイミングクロック発振回路
１５より得られるタイミングをらとに記憶装置１２に格
納された演奏データを読み出し、発音回路１４より先に
記憶した演奏を生成放音す、る。これにより自動伴奏付
きの自動演奏が可能になる。

また、演奏の途中から自動伴奏が加わるといった構成の
曲を記憶／再生（自動演奏）させる場合、まず演奏者が
鍵盤１１を押鍵することにより、制御回路１３のみが動
作を開始する。制御回路１３はタイミングクロック発振
回路１５より得られるタイミングをもとに時間情報を作
成し、鍵盤１１による演奏者の演奏データを時間情報と
ともに記憶装置１２に格納する。つぎに演奏者が演奏中
に任意のタイミングでスタートスイッチ１６をオンする
ことにより制御回路１８が作動し、制御回路１８は記憶
装置１７より読み出した自動伴奏のデータを発音回路１
９に送るか、同時に発音制御回路２２により発音回路１
９を制御して発音されるはずの自動伴奏を消音する。こ
の後、小節類検知回路２１がクロック信号により自動伴
奏の小節類を最初に検知した時、発音制御回路２２は発
音回路１９へのデータ制御を解く。これにより自動演奏
とのずれを生じることなく、自動伴奏の発音をスタート
させることが可能となる。このときの演奏／自動演奏と
自動伴奏の発音開始のタイミング図を第２図（ｅ）に示
す。

さらに演奏者は任意のタイミングでスタートスイッチ１
６の操作を行った後、拍表示回路２０で発音の始まる前
の自動伴奏の狛を確認し、自動伴奏の発音開始と同時に
自動伴奏付き演奏を始めることが容易に行える。

以上のように本実施例によれば、自動伴奏の読み出しタ
イミングを得るためのクロック信号により自動伴奏の小
節類を検知する小節類検知回路と、これにより検知した
小節類のタイミングに合わせて自動伴奏の音量／発音を
制御する発音制御回路とを設けたことにより、容易に自
動伴奏が途中で始まるような曲の演奏／自動演奏を行う
ことができる。

なお本実施例では、曲の途中から自動伴奏を加える演奏
においてスタートスイッチ１６のオンにて制御回路１８
を動作させ、この後小節類検知回路２１がクロック信号
により小節の頭を最初に検知した時に発音を開始すると
したが、鍵盤１１の押鍵時すなわち曲の最初から制御回
路１８を動作させ、スタートスイッチ１６のオンまでの
自動伴奏をすべて消音しておき、スイッチ１６のオン後
は同様の制御を行うようにしてもよい。

発明の効果 以上のように本発明は自動伴奏の小節類を検知する手段
と、検知した小節類のタイミングに合わせて自動伴奏の
音量／発音を制御する手段を設けることにより容易に自
動伴奏が途中で始まるような曲の演奏／自動演奏を行う
ことができる優れた電子楽器を実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における電子楽器を示すブロッ
ク図、第２図は自動演奏と自動伴奏の発音開始タイミン
グ図、第３図は従来の電子楽器を示すブロック図である
。 １５・・・・・・クロック発娠回路、１８・・・・・・
自動伴奏用制御回路、１９・・・・・・自動伴奏用発音
回路、２０・・・・・・自動伴奏の拍表示回路、２１・
・・・・・小節の頭検知回路、２２・・・・・・発音制
御回路。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）記憶装置に格納された伴奏パターンを繰り返し読
   み出す自動伴奏手段と、全自動伴奏の読み出しタイミン
   グを得るためのクロック信号の発生手段と、前記自動伴
   奏手段をスタートさせる手段と、前記クロック信号より
   自動伴奏の小節頭を検知する手段と、前記検知手段によ
   り検知する小節頭のタイミングに合わせて自動伴奏の音
   量または発音信号を制御する手段とを備えたことを特徴
   とする電子楽器。
2. （２）自動伴奏の拍を演奏者に検知させる手段を備えた
   請求項１記載の電子楽器。