JPH02304025A - 抗レトロウィルス薬 - Google Patents

抗レトロウィルス薬

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JPH02304025A
JPH02304025A JP12597489A JP12597489A JPH02304025A JP H02304025 A JPH02304025 A JP H02304025A JP 12597489 A JP12597489 A JP 12597489A JP 12597489 A JP12597489 A JP 12597489A JP H02304025 A JPH02304025 A JP H02304025A
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JP
Japan
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cyclodextrin
pyridine
cells
salts
sulfate
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Application number
JP12597489A
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English (en)
Inventor
Kazuo Matsumoto
松本 和男
Tamon Moriya
守屋 多聞
Toru Otake
徹 大竹
Noboru Ueha
上羽 昇
Haruyo Mori
森 治代
Motoko Kanai
金井 素子
Keiichi Miyano
宮野 啓一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗レトロウィルス薬に関する。
(従来技術) エイズ(後天性免疫不全症候群)はレトロウィルスの一
種であるヒト免疫不全ウィルス([IV)の感染により
生じる致死的ないし極めて悪性の疾患であり、その阻止
と撲滅は現在、全世界のレベルで人類が克服すべき最重
要問題となっている。
従来、エイズの治療にはHrVの有する逆転写酵素を阻
止する抗レトロウィルス剤を用いて治療する試みがなさ
れており、かかる抗レトロウィルス剤の代表的なものと
して、例えば、アジドチミ      ゛ジン等が知ら
れている〔医学のあゆみ、、 142巻、第9号、61
9〜622頁(1987年)〕。
しかしながら、従来知られている抗し1ヘロウイルス関
係の薬物はエイズの治療に対して有効かつ安全であるか
どうか未だ充分には検証かつ確認されていない。
また、シクロデキストリン硫酸エステルが抗炎症作用、
動脈硬化防止作用及び脂血清澄作用を有することは知ら
れている(特開昭5O−36422)が、抗レトロウイ
ルス作用については全く知られていない。さらに、シク
ロデキストリン燐酸エステルが触媒として有用であるこ
とは知られている〔例えば、ケミストリー・レターズ(
Chemistry Letters)、、 1063
−1066、1980年〕が、その薬理作用については
知られていない。
(発明の構成及び効果) 本発明はシフロブキスI・リンの硫酸もしくは燐酸エス
テルまたはその塩を有効成分としてなる抗レトロウィル
ス薬に関する。
本発明の有効成分であるシフロブキス1〜リンの硫酸も
しくは燐酸エステルは、優れた抗し1ヘロウィルス作用
、特にHI Vに対する優れた増殖抑制作用を有すると
共に、低毒性であり医薬として高い安全性を示すという
特徴もある。また、従来公知の抗HI V作用薬の中に
は、優れた抗HIV作用を示す反面、抗凝血作用(この
作用を有する薬剤の投与は、血友病患者におけるH I
 V感染者には好ましくない)を示すものもあるが、シ
クロデキストリン硫酸もしくは燐酸エステル、特にシク
ロデキストリン燐酸エステルは、抗凝血作用が極めて弱
いという特徴も兼ね備えている。従って、本発明の抗し
1−ロウィルス薬は、エイズ(AIDS)等のレトロウ
ィルス感染症の予防及び/又は治療に使用することがで
きる。
本発明の抗レトロウイルス薬の有効成分であるシクロデ
キストリンの硫酸もしくは燐酸エステルの具体例として
は、α−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン
またはT−シクロデキストリンの硫酸もしくは燐酸エス
テルがあげらる。また、これらエステルは遊離の形であ
ってもよいが、通常その薬理的に許容しうる塩の形で用
いるのが好ましく、このような塩としては、例えばすl
・リウム塩、カリウム塩、リチウム塩の如きアルカリ金
属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩の如
きアルカリ土類金属塩、トリメチルアミン塩、トリエチ
ルアミン塩、ピリジン塩、エタノールアミン塩、塩基性
アミノ酸塩の如き有機アミン塩などがあげられる。
本発明の有効成分であるシクロデキストリンの硫酸もし
くは燐酸エステルまたはその塩は経口的にも非経口的(
例えば、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与することがで
き、常法により例えば錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤
、注射剤のような適宜の医薬製剤として用いることがで
きる。
本発明の有効成分化合物の投与量は、患者の年令、体重
、状態および疾患の種類によっても異なるが、通常、1
日当り約0. 1〜300mg/kgが適当であり、と
くに約0. 5〜100mg/kg程度とするのが好ま
しい。
なお、本発明の有効成分であるシフロブキス1〜リンの
硫酸もしくは燐酸エステルは、例えば、シクロデキスト
リンを適当な溶媒中スルホン化剤または燐酸化剤と反応
させることにより製することができ、またシクロデキス
トリンの燐酸エステルは、Breslon らの方法〔
Journal of the AmericanCh
emical 5ocieLy、+ 99巻、 230
9頁、  (1977年)〕によっても製することがで
きる。
スルホン化剤としては、例えば三酸化イオウ−ピリジン
・コンプレックス、三酸化イオウ−トリアルキルアミン
・コンプレックス、無水硫酸、濃硫酸、クロロ硫酸など
を使用することができる。
燐酸化剤としては、例えばオキシ塩化リン、無水燐酸な
どを好適に使用することができる。溶媒としては、例え
ば第三級アミン(例えば、ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N、N−ジメチルアニリン)などを好適に使用する
ことができる。スルホン化剤またはリン酸化剤の使用量
はシクロデキストリンに対して過剰量用いるのが好まし
く、例えばスルホン化剤として二酸化イオウ−ピリジン
・コンプレックスまたは三酸化イオウ−トリアルキルア
ミン・コンプレックスを、燐酸化剤としてオキシ塩化リ
ンを用いる場合には、シクロデキストリン1モルに対し
て5モル−30モル程度使用スるのが好ましい。本反応
は冷却〜加熱下で行うことができ、好ましくはスルホン
化剤と反応させる場合には加熱下で、燐酸化剤と反応さ
せる場合には室温で実施するのが適当である。
反応終了後は、常法により目的物を単離・精製すること
ができる。例えば、上記反応を溶媒としてピリジンを用
い、スルホン化剤として三酸化イオウ−ピリジン・コン
プレックスまたは三酸化イオウ−トリアルキルアミン・
コンプレックスを用いて行った場合には、目的物は通常
溶媒として用いたピリジンや未反応の三酸化イオウ・ピ
リジンコンプレックス等を不純物として含むアメ状物と
して得られるが、これら不純物は次のようにして除去す
ることができる。即ち、上記アメ状物を水に溶解し、強
酸性イオン交換樹脂で処理して塩基性物質たるピリジン
を除去し、次いで水酸化バリウム及び/又は炭酸バリウ
ムを加えて硫酸イオンを硫酸バリウムとして沈澱、除去
し、更に、強酸性イオン交換樹脂で処理してバリウムイ
オンを脱離し、これに水酸化アルカリ金属(例えば水酸
化カリウム)を加えた後不溶物を除去し、次いで凍結乾
燥することにより、目的物をアルカリ金属塩として取得
することが出来る。
また、シクロデキストリンと燐酸化剤との反応を、例え
ば溶媒としてピリジンを用い、燐酸化剤としてオキシ塩
化リンを用いて行った場合には、反応終了後不溶物をろ
別し、ろ液をエーテル等の溶媒に注ぎ、析出する沈澱物
をろ取、この沈澱物を水−エーテル混液等で処理するこ
とにより、目的物をピリジン塩として取得することがで
きる。
実態−例」− (原理) ヒトT細胞白血病ウィルス丁型(human T−ce
llLeukemia virus、HTLV−1(A
TLV) )持続感染細胞株であるMT−4細胞にII
IVを感染させるとHIVが象、速に増殖し、5〜6日
でMT−4細胞は細胞傷害の為に死滅することが知られ
ている。従って、旧V感染させたMT−4細胞の生細胞
数を指標として検体のIIIV増殖抑制作用を調べるこ
とが出来る。
(方法) MT−4細胞ニ1(IV(TALL、−1/LAV〕培
養上清)を0.001TCIDso(median t
issue culture 1nfectious 
dose、50%組織培養惑染感染/cellとなるよ
うに37°Cで1時間感染させた後洗浄し、種々の濃度
の検体を含むRPMI−1640培地(Fe2 (fe
tal calf serum:牛胎児血清)を10%
含む〕にl X’1O5cell/ml濃度で浮遊させ
た。この細胞浮遊液を平底カルチャープレートに200
 tt I!、 /ue11fJを入れ、37°C15
%二酸化炭素存在下で5日間培養した。培養後、細胞浮
遊液の生細胞数をトリパンブルー染色法によりカウント
した。検体のHIV増殖抑制作用は、MT−4細胞にお
けるHIVの感染性及び細胞変性効果を100%阻止す
る検体の濃度として求めた。
(結果) 結果は下記第1表の通りである。
第1表 ■二〇Dはシクロデキストリンを表す。(以下同じ)実
験例2 (原理) Mol t−4細胞と旧Vに持続感染しているMol 
t−4/111V細胞を混合すると1〜2日間で巨細胞
が形成される。この現象はMo1t−4細胞表面のCD
4レセプターとMo1t−4/HIV細胞表面に発現さ
れている旧Vのエンベロープ蛋白であるgp120が結
合して起こるものである。従って、巨細胞形成の有無に
より検体のIIIVとCD4分子結合(HIVのリンパ
球への吸着)の抑制効果を調べることができる。
(方法) Mol t−4細胞とillνに持続感染しているMo
l t−4/HTLV−III細胞とを種々の濃度の検
体を含む培地中で1:1の割合で混合しく細胞濃度: 
5 X105cells/ml)、カルチャープレート
に1ml/nell入れ、24時間培養した。また対照
として、非感染阿OI t−4細胞(細胞濃度: 5 
X105cells/mR)を種々の濃度の検体を含む
培地中で同様に培養した。培養後、巨細胞形成の有無を
鏡検にて観察し、同時に生細胞数をカウントシた。巨細
胞形成抑制作用は、下式より算出される。巨細胞形成阻
止率(%)を指標とし、■重重が50%である場合の検
体濃度として求めた。
巨細胞形成阻止率(%) (結果) 結果は下記第3表の通りである。
第3表 実験例3 正松工旺聚釧仕裡朋Jffl (方法) LEE(J、Cl1nc、Microbio、第25巻
、1717頁、1987年)らの方法に準じて行った。
すなわち、旧Vの持続感染細胞であるMol t−4/
l、AV細胞の培養上清100mlを超遠心にかけ、沈
渣にウィルス可溶化緩衝液10m1を加えて逆転写酵素
活性を持つ液とした。
この液50/7p、に、段階希釈した検体液50μ!を
加え30分反応させた後、逆転写酵素(reverse
 transcriptase; RT)反応用緩衝液
を90u1.加えた。そのうち95μlを311チミジ
ン三リン酸10μC+とテンペレートプライマー[po
ly(rA) ・p(dT) +2−18) 2−5μ
g15μ℃の入ったデユープに加え(全1: 100μ
り、蓋をして37°Cで22時間反応させた。
10%I・リクロロ酢酸水溶液を加え反応を終了させた
後グラスフィルターでろ過し、未反応の3I+チミジン
三リン酸を5%トリクロロ酢酸水溶液で洗浄して除去し
た。グラスフィルターを乾燥し、液体シンチレーシゴン
カウンターにて放射能の測定を行い逆転写酵素活性を調
べた。検体の逆転写酵素活性抑制作用は下式より算出さ
れる逆転写酵素活性抑制率(%)として調べた。
1″I Pl :検体無添加時の酵素活性 P2 :検体添加時の酵素活性 (結果) その結果、β−シクロデキストリン燐酸エステル・ピリ
ジン塩(製造例8)の逆転写酵素活性抑制率(%)は1
000μg/i!、の濃度で80%であった。
製造例1 β−シクロデキストリン2.0gをピリジン200mf
lに溶解し、70°Cで加熱撹拌しなから三酸化イオウ
−ピリジン・コンプレックス20g及びピリジン200
 mlを加えた後70°Cで6時間撹拌する。放冷汲上
澄液を除去し、残渣を水30m2に溶解し、強酸性イオ
ン交換樹脂(Dowcx 50x8(H型))200m
j!を加え、室温で30分間撹拌する。樹脂をろ別、水
洗し、ろ液(洗液を含む)を3%水酸化バリウム水溶液
でpH6とした後、粉末炭酸バリウムでpH7,5とす
る。遠心分離(7,000rpm。
45分)して得られる上澄液を活性炭処理した後、強酸
性イオン交換樹脂〔商品名:ダイヤイオン5K−IB(
H型)三菱化成社製〕40咄を加え、室温で20分間撹
拌する。樹脂をろ別し、ろ液を濃縮後、メンブランフィ
ルタ−で濾過する。
ろ液を1%水酸化カリウム水溶液でpH7,3とし、凍
結乾燥することにより、下記物理化学的性質を有するβ
−シクロデキストリン硫酸エステル・カリウム塩3.1
6gを得る。
(1)赤外線吸収スペクトル(Nujol)3470、
1640.1240.1158.1038.1000.
940.880.810゜740+690+580 c
m−’ (2)元素分析値 実測値(%”): C,14,96; H,2,65;
 :S、14..66 K、19.16(3)比旋光度 〔α〕ゎ+62.6°(C・0.2.水)(4)高速液
体クロマトグラフィー 主ピークのRt(保持時間)(分)  7 10.22
付近〔条件〕 (以下同じ) 固定相:ポリビニルアルコール 500 mmX7.6 mm 1.0゜移動相:、0.
01M燐酸緩衝液(pH7,0)カラム温度:40°C 検出器:屈折計 流量速度:1.0m11分 (5)示差熱分析(昇温速度:5°C/分)初期降下温
度:219°C 製造例2 β−シクロデキストリン2.0gをピリジン200戚に
溶解し、50℃で加熱撹拌しなから三酸化イオウ−ピリ
ジン・コンプレックス20g及びピリジン200mを加
えた後100°Cで6時間撹拌する。放冷後、製造例1
と同様に処理することにより、下記物理化学的性質を有
するβ−シクロデキストリン硫酸エステル・カリウム塩
3.44gを得る。
(1)赤外線吸収スペクトル(Nujol)3500、
1640.1240.1160.1040.100B、
 943.810゜740.582 cm−’ (2)元素分析値 実測値(%) ; C,13,62; H,’2.27
; S、15.33に、16.44 製造例3 β−シクロデキストリン2.0g、ピリジン400mB
及び三酸化イオウ−ピリジン・コンプレックス20gを
50°Cで6時間反応させた後、製造例1と同様に処理
することにより、下記物理化学的性質を有するβ−シク
ロデキストリン硫酸エステル・カリウム塩2.81gを
得る。
(1)赤外線吸収スペクトル(Nujol)3500、
1640.1240.1160.100B、 940,
880.810.690゜630.582 cm伺 (2)元素分析値 実測値(%) 、 C,16,08; H+2.83;
 、S、14..30に、17.14 製造例4 β−シクロデキストリン2.Og、ピリジン400m及
び三酸化イオウ−トリメチルアミン・コンプレックス1
7.5gを70°Cで6時間反応させた後、製造例1と
同様に処理することにより、下記物理化学的性質を有す
るβ−シクロデキストリン硫酸エステル・カリウム塩3
.40gを得る。
本島は少量のトリメチルアミンを含む。
(1)赤外線吸収スペクトル(KBr)3450、16
40.1240.1160.1038.1000.94
0.878.810゜620+580  cm−’ (2)元素分析値: 実測値(%) ; C,18,38; H,3,43;
 N+1−29;S、14.73 K、15.96 製造例5 β−シクロデキストリン2.2gをピリジン100mに
溶解し、50°Cで三酸化イオウ−トリメチルアミン・
コンプレックス7.7gを加え、工00°Cで6時間撹
拌後、製造例1と同様に処理することにより、下記物理
化学的性質を有するβ−シクロデキストリン硫酸エステ
ル・カリウム塩3.61gを得る。
(1)赤外線吸収スペクトル(KBr)3400.16
35,1230.1000,800.580 as−’
(2)元素分析値 実測値(%> ; C,14,88; 11.2.42
; S、15.74に、20.75 製造例6 α−シクロデキストリン2.0gをピリジン200yr
r1.に溶解し、三酸化イオウ−ピリジン・コンプレッ
クス20g及びピリジン200 mlを加えた後70°
Cで6時間撹拌する。1時間放冷後、製造例1と同様に
処理することにより、下記物理化学的性質を有するα−
シクロデキス1〜リン硫酸エステル・カリウム塩2.6
8gを得る。
(1)赤外線吸収スベク1〜ル(Nujol)3460
、1635.1240.1160.1042.1000
.955.878゜803.735,690,580 
cm−’(2)元素分析値 実測値(%) : c、14.60. ll+2.88
; s、15.30に、17.46 (3)比旋光度 〔α) :’+52.0°(C=0.2.水)(4)高
速液体クロマトグラフィー 主ピークのRt(保持時間)(分)  :  10.3
2付近(5)示差熱分析(昇温速度:5°C/分)初期
降下温度:239°C 製造例7 γ−シクロデキス1〜リン2.0gを製造例6と同様に
処理することにより下記物理化学的性質を有するγ−シ
クロデギストリン硫酸エステル・カリウム塩1.76g
を得る。
(1)赤外線吸収スペクトル(KBr)3450、16
30.1232.1160.1038.1003.94
0.880゜803.740,692,582 cm−
’(2)元素分析値 実測値(%) ; C,13,73; H,2,73;
 S、15.45に、16.05 (3)比旋光度 〔α) n0+78.2°(C=0.4.水)(4)高
速液体クロマトグラフィー 主ピークのRt(保持時間)(分)  :  10.0
0付近(5)示差熱分析(昇温速度:5°C/分)初期
降下温度:230°C 製造例8 ピリジン100 mAに−5〜−10″Cでオキシ塩化
リン9.3rdを滴下し、−20°Cでβ−シクロデギ
ストリン2.27gを加え、室温にて20時間攪拌する
。不溶物をろ別し、ろ液をエーテルに加え析出物ろ取し
、得られる沈澱物を水100mfiに熔解し、エーテル
150m1を加えて分液する。
水層から析出する析出物をろ取することにより、沈澱(
0,33g)を得る。
この沈澱(0,33g)を水30m1に溶解し、強酸性
イオン交換樹脂[商品名:ダイヤイオン5K−IB(H
型) 三菱化成社製]10mff1を加え、30分間攪
拌し、水層を0.18N水酸化カリウムでpH7,3と
し、濾過した後凍結乾燥することにより、下記物理化学
的性質を有するβ−シクロデキストリン燐酸エステル・
カリうム塩0゜32gを得る。
一方、ろ液を減圧濃縮して約30m1とし、メタノール
中に滴下し、析出物をろ取することにより下記物理化学
的性質を有するβ−シクロデキストリン燐酸エステル・
ピリジン塩0.81gを得る。
Iニクl旦1もスJIJ−7MMμジ鷺嫂スニ表↓晟−
ム席(1)赤外線吸収スペクトル(KBr)3400、
1630.1520.1150.1040.910.8
40.740.510cm −’(2)元素分析値二C
4゜++620358P(hllk 1511□0計算
値(%) ; C,21,47; IL4.29; K
、13.31P、10.58 実測値(%) ; C,21,31; H,3,78:
 K、13.06P、10.13 (3)比旋光度 〔α〕ご+82.4°(C=0.2.水)(4)高速液
体クロマトグラフィー 主ピークのRt(保持時間)(分):約10(5)示差
熱分析(昇温速度:5°C/分)初期降下温度=228
°C Tニジクロデキストリン  エステル・ビl)図yP(
1)赤外線吸収スペクトル(KB r)3400、16
35.1490.1150.1040.750.680
.490cl ’(2)元素分析値 実測値(%) ; C,33,66; H,4,42;
 N、2.47P、11.94 (3)  m、p、 : 210°C(分解)(4)比
旋光度 〔α) 、 +91.4°(C・0.2.水)(5)高
速液体クロマトグラフイー 主ピークのRt(保持時間)(分):約10(6)示差
熱分析(昇温速度=5°C/分)初期降下温度:199
°C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シクロデキストリンの硫酸もしくは燐酸エステル
    またはその塩を有効成分としてなる抗レトロウィルス薬
  2. (2)有効成分がシクロデキストリン硫酸エステルまた
    はその塩である請求項(1)記載の抗レトロウィルス薬
  3. (3)有効成分がシクロデキストリン燐酸エステルまた
    はその塩である請求項(1)記載の抗レトロウィルス薬
  4. (4)シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、
    β−シクロデキストリンまたはγ−シクロデキストリン
    である請求項(2)または(3)記載の抗レトロウィル
    ス薬。
  5. (5)β−シクロデキストリン硫酸エステルまたはその
    塩を有効成分としてなる抗レトロウィルス薬。
  6. (6)β−シクロデキストリン燐酸エステルまたはその
    塩を有効成分としてなる抗レトロウィルス薬。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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