JPH02298208A - 溶銑の予備処理方法 - Google Patents
溶銑の予備処理方法Info
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- JPH02298208A JPH02298208A JP11767389A JP11767389A JPH02298208A JP H02298208 A JPH02298208 A JP H02298208A JP 11767389 A JP11767389 A JP 11767389A JP 11767389 A JP11767389 A JP 11767389A JP H02298208 A JPH02298208 A JP H02298208A
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野］
本発明は、転炉でのスラグレス吹錬に好適な溶銑の予備
処理方法に関する。
処理方法に関する。
【従来技術及び発明が解決しようとする課題１一般に、
転炉でスラグレス吹錬を行なう場合、溶銑を予め脱燐し
ている。この予備処理は、溶銑内に所定の媒溶剤を添加
し、かつ酸素を吹込んで脱燐をおこなうものである。こ
の脱燐では、溶銑に酸素を吹込むため、脱燐とともに脱
炭も生じ、溶銑中の炭素が０．５−０．Ｇ％程度減少し
てしまう。
転炉でスラグレス吹錬を行なう場合、溶銑を予め脱燐し
ている。この予備処理は、溶銑内に所定の媒溶剤を添加
し、かつ酸素を吹込んで脱燐をおこなうものである。こ
の脱燐では、溶銑に酸素を吹込むため、脱燐とともに脱
炭も生じ、溶銑中の炭素が０．５−０．Ｇ％程度減少し
てしまう。
マンガン鉱石を炉内に添加してスラグレス吹錬により合
金鋼を直接作る場合、炭素濃度が少ない溶銑を転炉に装
入すると、マンガンが熱源となって消費される傾向が高
い。この結果、マンガンの歩留が低下する問題がある。
金鋼を直接作る場合、炭素濃度が少ない溶銑を転炉に装
入すると、マンガンが熱源となって消費される傾向が高
い。この結果、マンガンの歩留が低下する問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、転炉装入前の溶銑を脱燐する際に加炭
剤を添加して炭素濃度を維持することにより、転炉吹錬
時の熱源を確保し、もってスラグレス吹錬時におけるマ
ンガン歩留りの低下を阻止すること・ができる溶銑予備
処理方法を提供することにある。
とするところは、転炉装入前の溶銑を脱燐する際に加炭
剤を添加して炭素濃度を維持することにより、転炉吹錬
時の熱源を確保し、もってスラグレス吹錬時におけるマ
ンガン歩留りの低下を阻止すること・ができる溶銑予備
処理方法を提供することにある。
［課題を解決する手段、作用］
すなわち、本発明の溶銑予備処理方法は、転炉装入前の
溶銑に媒溶剤を添加し、かつ酸素を吹込んで脱燐をおこ
なった後、この溶銑を転炉に装入する溶銑の予備処理方
法において、転炉装入前の溶銑に前記媒溶剤とともに加
炭剤を添加することを特徴とする。
溶銑に媒溶剤を添加し、かつ酸素を吹込んで脱燐をおこ
なった後、この溶銑を転炉に装入する溶銑の予備処理方
法において、転炉装入前の溶銑に前記媒溶剤とともに加
炭剤を添加することを特徴とする。
この方法によれば、脱燐時の酸素吹込みで脱炭される炭
素分を補充して、転炉吹錬の熱源を確保することができ
る。そして、熱源を確保したために、マンガンが熱源と
して消費されることを阻止し、スラグレス吹錬時のマン
ガン歩留の低下を阻止することができる。
素分を補充して、転炉吹錬の熱源を確保することができ
る。そして、熱源を確保したために、マンガンが熱源と
して消費されることを阻止し、スラグレス吹錬時のマン
ガン歩留の低下を阻止することができる。
〔実施例］
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第１図は本発明の溶銑予備処理方法を示す概略説明図で
ある。予備処理される溶銑１１（溶銑温度１３００−１
４００℃）が入った容器Ｉ２内にノズル１３（例えばノ
ズル径１Ｏ−１２ａｓφ）を挿入し、ここから窒素ガス
等とともに所定の媒溶剤及び加炭剤を吹込む。また同時
に別のランス１４から溶銑表面に酸素を吹込む。上記媒
溶剤は、ＣａＯ系などが使用可能である。加炭剤は低硫
黄のコークス粉末、土壌黒鉛等が好適である。加炭剤の
添加量は、予備製録の操業条件、溶銑中の成分、濃度等
によって異なるが、一般的には、溶銑ｌトン当り５ｋｇ
程度吹込む。そして媒溶剤の添加と酸素の吹込みにより
脱燐をおこない、吹込まれたアルゴンガス等で溶銑を攪
拌して脱燐反応を促進する。一方、酸素吹込みにより、
溶銑中の炭素が消費されるが、予め加炭剤が添加しであ
るので炭素濃度は低下しない。
ある。予備処理される溶銑１１（溶銑温度１３００−１
４００℃）が入った容器Ｉ２内にノズル１３（例えばノ
ズル径１Ｏ−１２ａｓφ）を挿入し、ここから窒素ガス
等とともに所定の媒溶剤及び加炭剤を吹込む。また同時
に別のランス１４から溶銑表面に酸素を吹込む。上記媒
溶剤は、ＣａＯ系などが使用可能である。加炭剤は低硫
黄のコークス粉末、土壌黒鉛等が好適である。加炭剤の
添加量は、予備製録の操業条件、溶銑中の成分、濃度等
によって異なるが、一般的には、溶銑ｌトン当り５ｋｇ
程度吹込む。そして媒溶剤の添加と酸素の吹込みにより
脱燐をおこない、吹込まれたアルゴンガス等で溶銑を攪
拌して脱燐反応を促進する。一方、酸素吹込みにより、
溶銑中の炭素が消費されるが、予め加炭剤が添加しであ
るので炭素濃度は低下しない。
例えば、炭素濃度４．６％、１３００℃の溶銑を本発明
方法により予備処理したところ、炭素濃度は４，５％と
なった。
方法により予備処理したところ、炭素濃度は４，５％と
なった。
つぎにこのように予備処理された溶銑を転炉内に入れ、
またマンガン鉱石を炉内に添加して、レススラグ吹錬に
より合金鋼を直接作った。この処理では、炭素成分が熱
源となるため、マンガンの歩留低下を阻止することがで
きた。例えば、予備処理後の溶銑中の炭素濃度が４．５
％であったのが、転炉吹錬後の炭素濃度は０．１％であ
り、溶銑１ トン当りマンガン鉱石を２６ｋｇ添加する
ことにより、マンガン濃度１．２９６の合金鋼を製造す
ることができた。
またマンガン鉱石を炉内に添加して、レススラグ吹錬に
より合金鋼を直接作った。この処理では、炭素成分が熱
源となるため、マンガンの歩留低下を阻止することがで
きた。例えば、予備処理後の溶銑中の炭素濃度が４．５
％であったのが、転炉吹錬後の炭素濃度は０．１％であ
り、溶銑１ トン当りマンガン鉱石を２６ｋｇ添加する
ことにより、マンガン濃度１．２９６の合金鋼を製造す
ることができた。
一方、加炭剤を添加しなかった溶銑をスラグレス吹錬し
た場合、予備処理後の溶銑中の炭素濃度が４．０％であ
ったのが、転炉吹錬後の炭素濃度は０．１％とすると、
溶銑１トン当りマンガン鉱石は１８ｋｇＬか添加できず
、製造することができる合金鋼のマンガン濃度は０．９
％までであった。
た場合、予備処理後の溶銑中の炭素濃度が４．０％であ
ったのが、転炉吹錬後の炭素濃度は０．１％とすると、
溶銑１トン当りマンガン鉱石は１８ｋｇＬか添加できず
、製造することができる合金鋼のマンガン濃度は０．９
％までであった。
〔発明の効果］
以上説明したように転炉装入前の溶銑の炭素１度が低下
しないように予備処理時に加炭剤を添加しておくことに
より、転炉製錬時に炭素を熱源として消費し、マンガン
を熱源として消費することを阻止するので、マンガン歩
留りを維持することができる顕著な効果を発揮する。
しないように予備処理時に加炭剤を添加しておくことに
より、転炉製錬時に炭素を熱源として消費し、マンガン
を熱源として消費することを阻止するので、マンガン歩
留りを維持することができる顕著な効果を発揮する。
第１図は本発明にがかる溶銑予備処理方法の一例を示す
説明図である。 １１・・・ｆａａ％１２・・・容器、１３・・・ノズル
、１４・・・ノズル。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第１図
説明図である。 １１・・・ｆａａ％１２・・・容器、１３・・・ノズル
、１４・・・ノズル。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第１図
Claims (1)
- 転炉装入前の溶銑に媒溶剤を添加し、かつ酸素を吹込ん
で脱燐をおこなった後、この溶銑を転炉に装入する溶銑
の予備処理方法において、転炉装入前の溶銑に前記媒溶
剤とともに加炭剤を添加することを特徴とする溶銑の予
備処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11767389A JPH02298208A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 溶銑の予備処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11767389A JPH02298208A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 溶銑の予備処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02298208A true JPH02298208A (ja) | 1990-12-10 |
Family
ID=14717457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11767389A Pending JPH02298208A (ja) | 1989-05-11 | 1989-05-11 | 溶銑の予備処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02298208A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100862798B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2008-10-13 | 주식회사 포스코 | 탈황효율이 우수한 용선의 예비처리방법 |
-
1989
- 1989-05-11 JP JP11767389A patent/JPH02298208A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100862798B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2008-10-13 | 주식회사 포스코 | 탈황효율이 우수한 용선의 예비처리방법 |
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