JPH02297761A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク装置に関するもので、特に大容
量の磁気ディスク装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置における欠陥セクタに対する代
替の方法は、代替管理手段として管理テーブルを磁気デ
ィスク上の特定トラックに設けて代替処理の有無を管理
している。代替方法としては、各トラック単位に用意し
た代替用の数個のセクタに割当てることによって行う方
法と、不良セクタの数が多くて同一のトラック上で代替
処理ができない場合に、オーバーした不良セクタに対し
て、特定のシリンダを代替シリンダとしてそのシリンダ
に属するトラックにセクタ単位に代替する方法とを採用
している。

従って、不良セクタの数が多くて笹−のセクタ内で代替
処理ができない場合は、代替専用のセクタに対してアク
セスするために、代替シリンダへのヘッド切り換えと、
ヘッドの移動動作（シーク動作と称する）を行わなけれ
ばならない。また、代替管理テーブルに対する読出しま
たは書込み動作と、代替処理後の次のセクタへの継続ア
クセスイこ対する元のトラックへのヘッド伐り換え、お
よびシーク動作を行う必要がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したような従来の磁気ディスク装置における代替処
理は、欠陥セクタを有するトラックから代替が行われる
トラックや代替管理テーブルへの処理において、必ずヘ
ッドの切り換え動作とシーク動作と回転待ちとの処理が
入り、このために数ｍｓ’〜数士ｍｓの処理時間がかか
り、このため磁気ディスク装置の処理速度が低下すると
いう欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の磁気ディスク装置は、ＲＡＭ等の半導体記憶素
子を有する半導体ディスク部と、ハード磁気ディスク部
と、制御部とを備え、読取りや書込みを行うとき、半導
体ディスク部を代替専用として磁気ディスク部の代替の
ための読取り動作や書込み動作を行うようにしたもので
ある。

このように、代替処理をすべて半導体ディスク部で行う
ようにすることにより、代替処理に要していたヘッド切
り換え動作やシーク動作や回転待ち等の処理時間をなく
して、代替処理時間の高速化を可能としたものである。

〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

第１図において、１は基本処理装置、２は主記憶装置、
３はシステムバス、４は基本処理装置１および主記憶装
置２とハード磁気ディスク部６および半導体ディスク部
７との間の信号の授受を行うとともに両ディスク部の入
出力の制御を行うディスク制御部、７は半導体ディスク
部である。

次に、このように構成した磁気ディスク装置の動作につ
いて説明する。

第１図に示すハード磁気ディスク部６と半導体ディスク
部７について、初期媒体欠陥の初期化と、データ読出し
時の代替処理と、半導体ディスク部７の電源オフ時にお
けるデータ退避処理とを例にとって説明する。

第１図のハード磁気ディスク部６は、イーニスディアイ
（ＥＳＤ　Ｉ　）仕様のものを使用した場合の例であり
、ＩＤ部（媒体上におけるセクタごとの番地と状態を意
味するもの）は、第２図に示すように５バイトの構成と
なっている。第２図において、セクタＩＤ部１ａの４バ
イトの内容によって目的の番地を示し、フラグ部２ａは
、００″ならば正常な空きセクタ、０２″ならば欠陥セ
クタ、０３″ならば代替処理を行ったセクタを意味して
いる。

第３図に示すフローチャートは、半導体ディスク部７を
用いたハード磁気ディスク部６の初期媒体欠陥に対する
動作を示すものであり、第４図に示すフローチャートは
、第３図によって初期化したハード磁気ディスク部６お
よび半導体ディスク部７に対し、データの読出しを行う
ときの代替処理動作を示すものである。第４図に示す処
理動作は、第３図によってハード磁気ディスク部６と半
導体ディスク部７とが初期化されていることを前提とし
ている。

データの読取りおよび書込みに対するハード磁気ディス
ク部６および半導体ディスク部７の駆動については、処
理装置１（第１図参照）から起動命令がディスク制御部
４に対して出され、ディスク制御部４はこの起動命令を
解釈してハード磁気ディスク部６または半導体ディスク
部７に対して駆動をかける。

第３図に示すように、まずハード磁気ディスク部６にあ
る媒体欠陥情報シリンダに対してヘッド１のＯセクタか
らデータ部を読取り（以下これをリードデータと称する
）（参照符号１１）、媒体のどこのセクタに欠陥がある
かを認識する（参照符号１２）０次に認識した欠陥セク
タの代替セクタを半導体ディスク部７に作成する（参照
符号１３）、この処理は、認識した欠陥セクタに対して
ＩＤ部のフラグバイト（セクタの媒体状態を表わす情報
）を０３″　（代替処理を行ったセクタを意味する）に
変更し、先頭セクタからセクタのＩＤ部の書込み（以下
これをライトＩＤと称する）を順次行う（参照符号１４
）。この代替処理は半導体ディスク部７のセクタを一つ
ずつカウントアツプし、認識した欠陥セクタについて全
て終了するまで行う（参照符号１５および１６）。また
この代替処理を行った各セクタは、半導体ディスク部７
上の特定のシリンダに対して代替管理テーブルを設け、
代替処理の有無について管理を行う（参照符号１６）。

管理テーブルの形式は第５図に例示した通りである。半
導体ディスク部７への代替終了後、ハード磁気ディスク
部６の代替処理を行う。この処理は、認識した欠陥セク
タに対し、ＩＤ部のフラグバイトを０２″に変更し、残
りの４バイトを代替ＩＤに変更し、ハード磁気ディスク
部６の欠陥セクタにライトＩＤを行う（参照符号１７）
。すべての欠陥セクタの代替処理が終了するまでこの処
理は継続して行う（参照符号１８および１９）。以上述
べた第３図の処理動作を行うことにより、ハード磁気デ
ィスク部６および半導体ディスク部７の初期媒体欠陥の
初期化を行う。

次に第３図の処理動作によって初期欠陥の初期化がなさ
れた両ディスク部に対しての読取り処理動作を第４図を
参照して説明する。

まず、ハード磁気ディスク部６にフラグバイトを”　ｏ
　ｏ　”として順次リードデータを行う（参照符号２１
）。この結果から、目的のセクタが見つけ出せないもの
（以下これをノーデータエラーと称する）また目的のセ
クタは見つかったがそのセクタのデータ部に欠陥がある
ものく以下これをデータエラーと称する）を検出する（
参照符号２２）。この処理により、代替が行われたセク
タと後発不良によって不良となったセクタとが検出され
る。

正常終了した場合（参照符号２３）、次のセクタへ処理
がカウントアツプされ、最終セクタまで継続処理される
。エラー発生の場合（参照符号２４）、リトライにより
救えなかったセクタについては、データエラーなら後発
不良とする（参照符号２５）。

ノーデータエラーとなったセクタについてはり−ドＩＤ
を行ないく参照符号２６）、正常に読取ることができれ
ば参照符号２７）代替されたセクタであり、リードＩＤ
のデータが示す代替先のセクタに対して半導体ディスク
部７にリードデータを行って（参照符号２８）有効なデ
ータが得られる。このリードデータで異常終了した場合
には、半導体ディスク部７の代替管理テーブルをリード
データしく参照符号２９）、エラーセクタのＩＤとリー
ドしたデータを比較してエラーセクタの代替の有無を確
認する。この比較処理でエラーセクタが見つからなけれ
ば（参照符号３０）、後発不良とする（参照符号２５）
、見つかった場合には、ＩＤ部およびデータ部がともに
不良となったセクタであり、トラック単位による代替処
理を行う（参照符号３１）、なお、後発不良については
、本処理ルーチンを抜けて別処理としての代替処理を行
う０以上読取り処理について説明したが、データの書込
み処理においても第４図の処理と同様に行う。

次に、半導体ディスク部７における電源オフ前のデータ
退避についての処理動作を第６図を参照して説明する。

まず、半導体ディスク部７の先頭セクタからフラグバイ
トを０３″とし、順次リードデータを行う（参照符号４
１）、正常にリードできたデータについてはく参照符号
４２）、ハード磁気ディスク部６にある媒体欠陥情報シ
リンダのヘッド２（媒体面に対して読取りまたは書込み
を行う部分）の先頭セクタから順次ライトデータを行う
（参照符号４３）、この処理によって半導体ディスク部
７のデータをハード磁気ディスク部６の媒体欠陥情報シ
リンダへ退避することができる。

以上の処理を半導体ディスク部７でノーデータエラーが
発生するまでセクタカウントを１づつアップしながら行
い（参照符号４４）、すべての退避を終了する。ただし
、ノーデータエラーが発生したときは、エラーセクタの
り−ドＩＤを行い（参照符号４５）、フラグバイトが″
ＯＯ″以外であるときは（参照符号４６）正常終了とは
みなさずに後発エラーとしての処理を行う（参照符号４
７）。

第７図はハード磁気ディスク部６と半導体ディスク部７
のリード動作のアクセス順序および退避動作を示す動作
説明図である。なお第７図においてはエラー判定やりト
ライ処理についての動作は省略しである。

第７図において、リード動作の順序として、磁気ディス
ク１ｂ上のデータリードライト用シリンダ３ｂのり−ド
１ｃから始まり、リード２ｃが次に行われる。この時、
＃２のセクタが欠陥であるため、半導体ディスク２ｂへ
の代替処理としてリード３ｃが行われる。代替終了後リ
ード４ｃに戻り、リード５ｃおよび６ｃと磁気ディスク
１ｂの通常リード動作を行う。次に半導体ディスク２ｂ
からのデータ退避として、シリンダ５ｂの代替デー、夕
をライト動作７ｃとして媒体欠陥情報シリンダ４ｂへ退
避を行う。退避動作については、第６図に示した動作を
行う。また、退避後の再業務開始の時には、第６図の逆
の動作としてハード磁気ディスク部６からリードしたデ
ータを半導体ディスク部７にライトデータする。このデ
ータを回復させる動作により、第４図に示した動作も再
び行うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の磁気ディスク装置は、第
３図に示した動作によって初期欠陥の初期化を行い、第
４図に示した動作によってリードライト時の代替処理を
行うことにより、ハード磁気ディスク部での処理上大き
なウェイトをしめるシーク時間とヘッド切り換え時間と
回転待ち時間をなくし、半導体ディスク部への読取りま
たは書込み処理のみによって代替処理を実現できるため
、磁気ディスク装置の媒体欠陥処理に関する処理速度の
高速化を実現することができるという効果がある。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図の実施例の磁気ディスク媒体上のＩＤ部の構成を
示すフォーマット図、第３図は第１図の実施例において
ハード磁気ディスク部に対する初期欠陥媒体の代替処理
の初期化動作を示す流れ図、第４図は第１図の実施例に
おいてハード磁気ディスク部の初期欠陥に対して第３図
の処理を行った後の代替セクタの読取り処理動作を示す
流れ図、第５図は第１図の実施例において半導体ディス
ク部に書込む代替管理テーブルを示すフォーマット図、
第６図は第１図の実施例において半導体ディスク部のデ
ータをハード磁気ディスク部の初期欠陥情報シリンダへ
退避する処理動作を示す流れ図、第７図は第４図および
第６図の動作におけるアクセスの順序を示す動作説明図
である。

１・・・基本処理装置、２・・・主記憶装置、３・・・
システムバス、４・・・ディスク制御部、５・・・ディ
スク制御バス、６・・・ハード磁気ディスク部、７・・
・半導体ディスク部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 半導体記憶素子を有する半導体ディスク部と、ハード磁
   気ディスク部と、制御部とを備え、前記半導体ディスク
   部を代替専用とし、前記半導体ディスク部においてハー
   ド磁気ディスク部の代替のための読取りまたは書込み動
   作を行うように構成したことを特徴とする磁気ディスク
   装置。