JPH0229355Y2 - - Google Patents

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JPH0229355Y2
JPH0229355Y2 JP12838686U JP12838686U JPH0229355Y2 JP H0229355 Y2 JPH0229355 Y2 JP H0229355Y2 JP 12838686 U JP12838686 U JP 12838686U JP 12838686 U JP12838686 U JP 12838686U JP H0229355 Y2 JPH0229355 Y2 JP H0229355Y2
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nipple
sleeve
circumferential surface
locking portion
locking
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はホース用口金に関し、詳しくは別体と
して形成された、スリーブをもつ口金本体とニツ
プルとが一体的に固定された口金に関するもので
ある。
[従来の技術] ニツプル外周表面とスリーブ内周表面との間に
形成された筒状空間にホースが挿入され、スリー
ブ外周表面から径方向にかしめることによりホー
スを締結する口金において、従来は第7図に示す
ように全体を切削加工により一体的に形成したも
のが知られている。ところでニツプルの外周表面
またはスリーブの内周表面には、ホースとの締結
力の向上、シール性の向上の目的で周方向に延び
る溝を設けることが好ましいことが知られてい
る。しかしながら、上記したような一体的に形成
された口金では、ニツプルとスリーブとの間に切
削バイトが挿入できない場合もあり、溝加工に制
約があつた。この制約を解除するものとして、第
8図に示すような口金本体100とニツプル20
0とを別体として形成し、ろう付け部300によ
り一体化したものが知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した口金本体とニツプルとを別体として形
成し、ろう付けにより一体化する口金において
は、ろう付け工程に工数が多く必要であり、コス
ト面で不利であつた。
本考案は、口金本体とニツプルとを容易に一体
的に結合することができ、低コストで新規なホー
ス用口金を提供するものである。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案のホース用口金は、中心孔を有し一端部
が他の部材と係合する係合部と該係合部の他端部
から該中心孔と同軸的に延びた円筒状のスリーブ
とからなり該スリーブはその内周表面で該係合部
の該他端部近傍に設けられた溝状の第1係止部を
もつ口金本体と、 筒形状をなし該口金本体とは別体として形成さ
れその外周表面に溝状の第2係止部をもつニツプ
ルと、 該第1係止部と該第2係止部とが略対向するよ
うに該ニツプルが該スリーブに挿入された状態で
該係合部の該他端部の端面と該ニツプルの外周表
面と該スリーブの内周表面との間の筒状空間に挿
入されたポンチ端面との間で強圧され外周部が膨
出して該第1係止部に内周部が膨出して該第2係
止部に係止された穴あき円板形状の金属製膨出体
と、から構成され、該口金本体と該ニツプルとは
該膨出体により固定されていることを特徴とす
る。
口金本体は係合部とスリーブとから構成され
る。ここで係合部はホース内を流れる流体の流路
に設けられる他の部材と係合し、以て流路を確保
する機能を果す。例えば他の部材と螺合するおね
じをもつもの、あるいは他の部材と嵌合するニツ
プル状のもの、など従来と同様の形状とすること
ができる。
係合部の他端部から延びるスリーブには、内周
表面に溝状の第1係止部が形成されている。この
第1係止部は円周方向に沿つて形成されている。
周方向に間隔を隔てて設けられた複数の溝として
もよいし、連続したリング状の溝とすることもで
きる。また第1係止部の軸方向における位置は、
係合部の他端部近傍に設けられる。他端部の端面
(スリーブの底面)に連続して設けるのが好まし
い。
ニツプルの外周表面には円周方向に沿つて第2
係止部が設けられる。この第2係止部も第1係止
部と同様に周方向に間隔を隔てて複数の溝を設け
てもよいし、連続したリング状の溝とすることも
できる。
本考案の最大の特徴は、第1係止部と第2係止
部とが略対向するようにニツプルがスリーブに挿
入された状態で、係合部の他端部の端面と、ニツ
プルの外周表面とスリーブの内周表面との間の筒
状空間に挿入されたポンチ端面との間で強圧さ
れ、外周部が膨出して第1係止部に、内周部が膨
出して第2係止部にそれぞれ係止された穴あき円
板形状の金属製膨出体をもつところにある。即ち
この膨出体により、口金本体とニツプルとが一体
的に固定されている。
膨出体は第1係止部および第2係止部を密に充
填していることが望ましい。隙間があると口金本
体とニツプルとの相対移動が生じる恐れがある。
なお、この膨出体を構成する金属は、口金本体
およびニツプルの材質と同等あるいはそれより軟
質のものを用いることが望ましい。このようにす
ればポンチによる押圧時に容易に膨出体が形成さ
れ、かつ口金およびニツプルの変形を防ぐことが
できる。
以下に本考案の口金を製造する方法の一例を説
明する。
まず口金本体にニツプルを挿入し、第1係止部
と第2係止部が略対向した位置で保持する。次に
中心に穴を有する金属円板を用意する。この円板
の外径はスリーブの内径以下とされ、円板の内径
はニツプルの外径以上とされ、厚さは第1係止部
および第2係止部の幅より一般に厚く構成されて
いる。そしてこの円板の穴にニツプルを挿入して
円板をニツプルとスリーブとで形成された空間内
に挿入し、係合部の端面に当接させる。この状態
で円板の外周端面の少なくとも一部は第1係止部
の開口に対向し、円板の内周端面の少なくとも一
部は第2係止部の開口に対向している。
そしてニツプルの外周表面とスリーブの内周表
面との間の筒状空間にポンチが挿入され、係合部
の端面とポンチの端面との間で円板を厚さ方向に
強圧する。これにより円板は外周部が膨出して第
1係止部に、内周部が膨出して第2係止部にそれ
ぞれ係止される。従つて口金本体とニツプルとは
円板が膨出した膨出体により一体的に固定され
る。
[考案の効果] 本考案の口金によれば、口金本体とニツプルと
は金属製膨出体により一体的に固定されている。
従つてろう付け工程を行なう必要がないので、工
数を低減することができ、コストの低減を図るこ
とができる。またポンチで押圧するだけで固定す
ることができ、口金本体とニツプルとを固定する
のが従来に比べてはるかに容易である。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
第1図に本考案の一実施例のホース用口金を示
す。この口金は、第2図にも示すように、中心孔
10を有し一端部に他の部材と螺合するおねじを
もつ係合部11と、係合部11の他端部から中心
孔10と同軸的に延びた円筒状のスリーブ12と
からなり、スリーブ12はその内周表面で係合部
11の他端部の端面に沿つて設けられたリング状
溝状の第1係止部13をもつ口金本体1と、 第3図にも示すように、円筒形状をなし口金本
体とは別体として形成されその外周表面にリング
状溝状の第2係止部21をもつニツプル2と、 第1係止部13と第2係止部21とが対向する
ようにニツプル2がスリーブ12に挿入された状
態で、係合部11の他端部の端面と、ニツプル2
の外周表面とスリーブ12の内周表面との間の筒
状空間に挿入されたポンチ端面との間で強圧さ
れ、外周部が膨出して第1係止部13に、内周部
が膨出して第2係止部21に係止された穴あき円
板形状の金属製膨出体3と、から構成されてい
る。
またスリーブ12の内周表面およびニツプル2
の外周表面には、締結強度の向上およびシール性
の向上の目的から、それぞれ複数のリング状溝1
4,22が形成されている。なお、口金本体1は
S12C材から、ニツプル2はSTKM材からそれぞ
れ切削により形成されている。
次に本実施例の口金を製造する方法を説明す
る。
まず第2図に示す口金本体1にニツプル2を挿
入する。この時ニツプル2の端面は口金本体1の
段部15に当接し、位置決めされる。この状態で
第1係止部13と第2係止部21とは対向した位
置関係となつている。
次に第4図に示すように、ニツプル2の外径と
略同一の内径を有し、スリーブ12の内径と略同
一の外径を有する中心穴32をもつ真ちゆう製円
板31を、中心穴32にニツプル2を挿入してス
リーブ12の内周表面とニツプル2の外周表面と
で形成された筒状空間に挿入し、係合部11の端
面(スリーブの底)に当接した状態とする。この
状態を第5図に示す。即ちこの状態では、第1係
止部13、第2係止部21および円板31は軸方
向でほぼ同位置に位置している。なお、ニツプル
2と円板31とはスリーブ12にどちらを先に挿
入してもよい。
次に第6図に示すように、係合部11を保持部
材5に保持させ、スリーブ12の内周表面とニツ
プル2の外周表面とで形成された筒状空間にポン
チ4を挿入し、ポンチ4の端面と係合部11の端
面とで円板31を強圧する。すると円板31は圧
縮の応力により外周方向および内周方向に膨出
し、外周部が膨出して第1係止部13を充填し、
内周部が膨出して第2係止部を充填した膨出体3
が形成される。これにより口金本体1とニツプル
2とは膨出体3により一体的に固定される。
本実施例のホース用口金は、上記したようにポ
ンチで押圧するだけで口金本体とニツプルとを一
体的に固定することができ、容易であるとともに
ろう付けの工程を省略することができるので、工
数の低減に伴うコストの低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例のホース用
口金に係るものであり、第1図はその断面図、第
2図は口金本体の断面図、第3図はニツプルの断
面図、第4図は膨出体を形成するための円板の斜
視図、第5図は口金本体にニツプルおよび円板を
挿入した状態を示す断面図、第6図は膨出体を形
成しているところを示す説明断面図である。第7
図および第8図はそれぞれ従来のホース用口金の
断面図である。 1……口金本体、2……ニツプル、3……膨出
体、4……ポンチ、5……保持部材、10……中
心孔、11……係合部、12……スリーブ、13
……第1係止部、14,22……リング状溝、1
5……段部、21……第2係止部、31……円
板、32……中心穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心孔を有し一端部が他の部材と係合する係合
    部と該係合部の他端部から該中心孔と同軸的に延
    びた円筒状のスリーブとからなり該スリーブはそ
    の内周表面で該係合部の該他端部近傍に設けられ
    た溝状の第1係止部をもつ口金本体と、 筒形状をなし該口金本体とは別体として形成さ
    れその外周表面に溝状の第2係止部をもつニツプ
    ルと、 該第1係止部と該第2係止部とが略対向するよ
    うに該ニツプルが該スリーブに挿入された状態で
    該係合部の該他端部の端面と該ニツプルの外周表
    面と該スリーブの内周表面との間の筒状空間に挿
    入されたポンチ端面との間で強圧され外周部が膨
    出して該第1係止部に内周部が膨出して該第2係
    止部に係止された穴あき円板形状の金属製膨出体
    と、から構成され、該口金本体と該ニツプルとは
    該膨出体により固定されていることを特徴とする
    ホース用口金。
JP12838686U 1986-08-22 1986-08-22 Expired JPH0229355Y2 (ja)

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