JPH0229295Y2 - - Google Patents

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JPH0229295Y2
JPH0229295Y2 JP8545586U JP8545586U JPH0229295Y2 JP H0229295 Y2 JPH0229295 Y2 JP H0229295Y2 JP 8545586 U JP8545586 U JP 8545586U JP 8545586 U JP8545586 U JP 8545586U JP H0229295 Y2 JPH0229295 Y2 JP H0229295Y2
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JP
Japan
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self
screw
head
screw shaft
protruding piece
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JP8545586U
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JPS62196917U (ja
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  • Drilling Tools (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Dowels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はセルフドリリングねじに係り、特に壁
材や天井材として用いられる石膏ボードや合板等
の建築板材を、軽量形鋼等の鋼製下地材に取付け
るのに好適なセルフドリリングねじに関するもの
である。
(従来の技術) この種の石膏ボードや合板等の締結に用いられ
るセルフドリリングねじは、一般にはドライウオ
ールスクリユー等と云われ、またJISではセルフ
ドリリングねじと称し、例えば第8図乃至第11
図に示すように構成されている。
このセルフドリリングねじ11は、軸部12の
外周にねじ山13を突設させたねじ軸部14と、
該ねじ軸部14の先端に設けられた本従来例のよ
うなきり先又はとがり先によるドリル部15と、
前記ねじ軸部14の後端に設けられたラツパ形の
頭部16を備えている。
前記頭部16は、上端面16aが平坦で中心部
にはドライバーに係合する十字穴等による係合溝
17が凹設されていると共に、外周縁部にフラン
ジ部18が形成され、該フランジ部18は第10
図で示すように、首下部分のテーパー面16bの
終端と前記上端面16aとが平行状に延在する態
様で平坦面18aを有する態様で形成されてい
る。
前記したセルフドリリングねじ11を用いて第
12図で示すように、被締結部材である石膏19
の表面にラス紙20を張設した石膏ボードを、図
示しない鋼製下地材に取り付ける際には次の様に
して行なわれる。
まず、前記ドリル部15で石膏ボードに穿孔
し、次いで鋼製下地材に到達したドリル部15が
当該鋼製下地材を穿孔した後に前記ねじ軸部14
に螺着されると共に、トランペツト形の頭部16
の上端面16aが石膏ボードの表面とほぼ面一の
状態にして締結される。尚、頭部16の上端面1
6aが石膏ボード内へ陥没している場合には、パ
テ等で面一にする。そして前記石膏ボードの表面
はペイントの塗布又はクロス張り等によつて仕上
げ処理が行なわれる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記した締結に際して表面に張
設したラス紙20が締付け時に捲れたり、ささく
れて突出片20aが頭部16の外周縁部から表面
側へ毛羽状に食み出し、そのまま前記の仕上げ処
理を行うと凸凹を生ずるために、この突出片20
aをサンドペーパー等で削り落す手作業が必要で
あつた。また、頭部16に十字穴の係合溝17を
圧造成形すると、外周端部が四角状に変形して眞
円にならず、前記締結の際にラス紙20を損傷し
て突出片20aがより発生し易くなる等の問題点
があつた。
また、最終的締付の直前における首下部分には
切削能力が無かつたために、過大なねじ込みトル
クが必要であると共に、テーパー面16bを含む
頭部座面の納まりが悪く、しかも被締結部材の一
部が表面側へ押し出されて前記のように突起片と
して毛羽状に食み出す要因ともなつていた。
尚、前記した突出片はラス紙を張設しない合板
の場合にも、合板自身によつて発生する。
そこで本考案では、前記した問題点を改善した
セルフドリリングねじの提供を目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ねじ軸部の先端にとがり先又はキリ
先のドリル部を備え、該ねじ軸部の後端には外周
縁部にフランジ部を形成したラツパ形の頭部を備
えたセルフドリリングねじにおいて、前記フラン
ジ部がねじ軸部側へ湾曲され、被締結部材の表面
を押圧して突出片の食み出しを防止する環状突起
と、その内周側に凹設され突出片を封じ込める環
状溝部とが形成されると共に、前記頭部の首下部
分に形成されたテーパー面上には複数の座ぐり用
突起が設けられていることを要旨とするセルフド
リリングねじである。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。セルフドリリングねじ1は、第1図で示す
ように、前記した従来例と同様にねじ軸部2とド
リル部3およびラツパ状の頭部4とを備えてお
り、図示しないが頭部4の上端面4aに十字穴等
による係合溝が形成されている。
前記頭部4の外周縁部にはフランジ部5が形成
され、該フランジ部5は第2図および第3図で示
すように前記ねじ軸部2側へ湾曲され、頭部4の
首下部分に形成されたテーパー面4bの終端に環
状溝部5bを、その外周側には環状突起5aを
各々形成するようにしている。
次に、頭部4aの首下部分のテーパー面4b上
には、第4図で示すように被締結部材を切削する
複数の座ぐり用突起9が設けられており、該突起
9はテーパー面4bに沿つて高さおよび巾を次第
に増大させて頂部に至り、その後は高さおよび巾
を次第に減少させる態様で横断面が相似の半月状
に突設されている。また、この座ぐり用突起9は
第5図および第6図で示すように、横断面を相似
の鋸歯状にして、より切削性を良くする形状にす
ることもできる。尚、符号6は切削屑を頭部4側
へ排出させて目詰りを防止するためにねじ山に設
けられた切欠溝である。
以上の構成によるセルフドリリングねじ1を用
いて、第7図で示すように被締結部材である石膏
ボードの締結を行うと、石膏7の表面に張設され
たラス紙8が前記した環状突起5aに押圧されて
突出片8aの食み出しを防止すると共に、当該突
出片8aは前記環状溝5b内に封じ込められる。
また、フランジ部5が環状突起5aで補強され、
十字穴等の係止溝を圧造成形する際に頭部4の外
周を眞円に保ち、これによつて突出片8aを形成
するラス紙8の捲れやささくれ等の発生を防止す
る。また、前記の座ぐり用突起9によつて最終締
付の直前にテーパー面4bに接する石膏7を切削
し、各座ぐり用突起間に空間部分10aを有する
態様で円状の座ぐり穴10が形成される。この座
ぐり用突起9による切削は、ドリルねじ1のねじ
込みトルクを減少させると共に、形成された座ぐ
り穴10は首下部分の収まりを良好にし、且つ空
間部分10a内には石膏7やラス紙8の屑が収納
され、頭部4の表面側へ突出片8aが食み出され
ることを前記環状突起5aおよび環状溝5bと協
働して防止させるものである。
(考案の効果) 前記した実施例でも明らかなとおり、本考案の
セルフドリリングねじによると、前記環状突起と
環状溝部を有するフランジ部が、ラス紙を損傷さ
せないと共に、内部へ巻き込む状態で締付けされ
るので、突出片の発生が防止され、サンドペーパ
ー等による削り落しの手作業が不要となつて作業
能率が向上される。また前記座ぐり用突起で被締
結部材を切削することによつて、ねじ込みトルク
が減少し且つ座面の収まりが良好になると共に、
石膏やラス紙等の屑を各座ぐり用突起間に形成さ
れた空間部分に収容し、前記環状突起および環状
溝部と協働して表面側への食み出しを防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるセルフドリリン
グねじの全体正面図、第2図は同要部拡大断面
図、第3図は第1図の−断面図、第4図第1
図の−断面図、第5図は他の実施例による頭
部の平面図、第6図は第5図の−断面図、第
7図は同ドリリングねじによる締結状態を示す部
分断面図、第8図は従来例によるセルフドリリン
グねじの全体正面図、第9図は同平面図、第10
図は同要部拡大断面図、第11図は第8図のXI−
XI断面図、第12図は同ドリリングねじによる締
結状態を示す部分断面図である。 符号の説明、1,11……セルフドリリングね
じ、2,14……ねじ軸部、3,15……ドリル
部、4,16……頭部、4a,16a……上端
面、4b,16b……テーパー面、5,18……
フランジ部、5a……環状突起、5b……環状溝
部、6……切欠溝、7……石膏、8……ラス紙、
8a……突出片、9……座ぐり用突起、10……
座ぐり穴、10a……空間部分、12……軸部、
13……ねじ山、17……係合溝、18a……平
坦面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ねじ軸部の先端にとがり先又はきり先のドリル
    部を備え、該ねじ軸部の後端には外周縁部にフラ
    ンジ部を形成したラツパ形の頭部を備えたセルフ
    ドリリングねじにおいて、 前記フランジ部がねじ軸部側へ湾曲され、被締
    結部材の表面を押圧して突出片の食み出しを防止
    する環状突起と、その内周側に凹設され突出片を
    封じ込める環状溝部とが形成されると共に、前記
    頭部の首下部分に形成されたテーパー面上には複
    数の座ぐり用突起が設けられていることを特徴と
    したセルフドリリングねじ。
JP8545586U 1986-06-06 1986-06-06 Expired JPH0229295Y2 (ja)

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JP8545586U JPH0229295Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JP8545586U JPH0229295Y2 (ja) 1986-06-06 1986-06-06

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JPS62196917U JPS62196917U (ja) 1987-12-15
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US11105361B2 (en) * 2017-11-03 2021-08-31 The Hillman Group, Inc. Screw-type fastener

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