JPH0229230Y2 - - Google Patents

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JPH0229230Y2
JPH0229230Y2 JP7993685U JP7993685U JPH0229230Y2 JP H0229230 Y2 JPH0229230 Y2 JP H0229230Y2 JP 7993685 U JP7993685 U JP 7993685U JP 7993685 U JP7993685 U JP 7993685U JP H0229230 Y2 JPH0229230 Y2 JP H0229230Y2
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cooling water
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、水冷エンジンの冷却水温を検知する
装置に関し、特に温度センサの設置構造に関す
る。
「従来技術およびその問題点」 水冷エンジンは、シリンダとシリンダヘツドに
ウオータジヤケツトを設け、このウオータジヤケ
ツトとラジエータ間に冷却水を循環させてエンジ
ンを冷却している。第2図はその概念図で、エン
ジン11のウオータジヤケツト12とラジエータ
14の間はインレツトホース16で結ばれ、ラジ
エータ14とウオータポンプ18との間が同様に
アウトレツトホース19を介して接続されてお
り、冷却水がウオータポンプ18によりウオータ
ジヤケツト12内に送り込まれる。アウトレツト
ホース19に設けたアウトレツト13内にはウオ
ータジヤケツト12とラジエータ14間を開閉す
るサーモスタツト20が設けられている。
この水冷エンジンでは、周知のように、ウオー
タジヤケツト12内の水温が一定値以上に達する
迄は、サーモスタツト20が閉じており、一定値
を越えるとこれが開いて、矢印に示す循環経路で
冷却水が流れる。すなわちエンジン11で熱せら
れた冷却水がラジエータ14で冷却された後、ウ
オータポンプ18により再びウオータジヤケツト
12内に送り込まれる。
ところで、このような水冷エンジン、またはこ
れを搭載した車両では、冷却水温度が各種装置の
制御用に用いられている。冷却水温度を入力信号
とする装置としては、例えば電子式燃料噴射装
置、排気ガス浄化装置、エアコンデイシヨナ等を
挙げることができる。さらに制御の高度化に伴な
つて、エンジンの状態と密接な関係にある冷却水
温の信号は、より多数の装置に用いられる傾向に
ある。
このような各種装置に冷却水温信号を与えるた
め、従来は一般にアウトレツト13に個別に温度
センサを取り付けていた。第3図はその具体例を
示すもので、アウトレツト13の壁面に、温度セ
ンサの固定座21と、この固定座21に形成した
ねじ込み用の貫通雌ねじ22が設けられ、この貫
通雌ねじ22に温度センサボルト25が螺合固定
されている。温度センサボルト25は熱伝導性の
良い金属、例えば銅合金中に、サーミスタ、感温
フエライト等の温度に応じて電気値や磁気値を変
化させる温度センサ(感温素子、図示せず)を封
入したもので、先端がアウトレツト13内に臨ん
でいる。そしてそのリード線26が、冷却水温を
入力信号とする機器に接続される。
しかるにこの従来の温度センサボルト25の取
付構造は、次のような問題点がある。第一にアウ
トレツト13の形状が複雑になつてダイカスト等
による製造が困難になり、また固定座21に貫通
雌ねじ22を後加工するため、工数が多く製造コ
ストが高い。特に最近は、前述のように冷却水温
を多くの機器の制御用に用い、これらの各機器毎
に温度センサボルト25を設けるため、アウトレ
ツト13に形成する固定座21および貫通雌ねじ
22の数が増え、この困難性が増している。また
温度センサボルト25は、アウトレツト13から
外部に突出するため、多数の機器で狭くなつてい
るエンジンルームをさらに狭めてしまう。第二
に、温度センサボルト25が重く、かつ高価とい
う問題がある。すなわち、温度センサボルト25
は前述のように、例えば銅合金中に、感温素子を
封入するという構造上、外形的には金属の固まり
であるため重く、また製造工程が複雑で高価にな
る。
「考案の目的」 本考案は、このような従来の冷却水温検知装置
の問題点を解消し、形状の複雑化を招くことな
く、かつ温度センサボルトを用いることなく、冷
却水温の検知が可能な装置を得ることを目的とす
る。
「考案の概要」 本考案は、従来温度センサボルトの形で冷却水
路に取り付けていた温度センサを、ウオータジヤ
ケツトとラジエータとの間の水路を開閉するサー
モスタツトを利用して水路内に位置させるという
発想に基づいてなされたもので、サーモスタツト
に、直接温度センサを固定したことを特徴として
いる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第
1図において、アウトレツト13は、第2図のア
ウトレツト13と同一機能のもので、このアウト
レツト13にサーモスタツト20が支持されてい
る。アウトレツト13は、アツパアウトレツト3
1と、ロワアウトレツト32からなり、両者は、
その締結フランジ31f,32fを締結ボルト3
3で締結して一体化されている。アツパアウトレ
ツト31には、エンジン11のウオータジヤケツ
ト12に接続されるエンジン側接続口34と、ウ
オータポンプ18に接続されるバイパス開口35
が形成され、ロワアウトレツト32には、ラジエ
ータ14に接続されるラジエータ接続口36が形
成されている。なおバイパス開口35は第2図に
は示されていない。
サーモスタツト20は、周知のように、ウオー
タジヤケツト12(エンジン側接続口34)側の
冷却水温が一定値以下のときは、エンジン側接続
口34をバイパス開口35に連通させてラジエー
タ接続口36との連通を断ち、冷却水温が一定値
を超えると、エンジン側接続口34をラジエータ
接続口36に連通させる。本考案は、このサーモ
スタツト20自体の構造を問うものではないが、
図示例の構造を説明する。
アツパケーシング41とロワケーシング42
は、ともに冷却水の流通が可能なもので、両者間
のフランジ43がアウトレツト13のフランジ3
1fと32fの間に挟着保持される。フランジ4
3の内周部は弁座44を構成している。
ロワケーシング42にはガイドニードル45が
固定され、このガイドニードル45に、弁座44
に接離する開閉弁46と、バイパス弁47を有す
る弁体48が移動可能に支持されている。この弁
体48は、圧縮ばね49によつて、その開閉弁4
6が弁座44に当接する方向に移動付勢されてお
り、このときバイパス弁47はバイパス開口35
の弁座50から離れている。
弁体48には、ガイドニードル45と同軸の筒
状空間が形成され、この空間内にワツクス51が
封入されている。ワツクス51は、温度上昇によ
つて膨張し、弁体48を圧縮ばね49に抗して押
し上げ、開閉弁46を弁座44から離す。よつ
て、弁体48はウオータジヤケツト12側の冷却
水温に応じ上下して、上記機能を発揮する。
そして本考案は、以上のサーモスタツト20の
アツパケーシング41と、ロワケーシング42の
一方または双方に、温度センサ55を直接固定し
たことを特徴としている。固定すべき温度センサ
55の位置および数は、適宜定めることができ
る。温度センサ55のリード線56は、適当なシ
ール手段を施してアウトレツト13のフランジ3
1fと32fの間から外部に導く。温度センサ5
5自体は小型であるから、このようにサーモスタ
ツト20のアツパケーシング41またはロワケー
シング42に固定することは十分可能であり、サ
ーモスタツト20およびアウトレツト13の形状
は、基本的には変更する必要がない。しかし、固
定すべき温度センサ55の数が増し、水路断面積
に影響が表れる場合には、サーモスタツト20、
あるいはアツパアウトレツト31、ロワアウトレ
ツト32の形状を適宜変更することを妨げない。
また上記実施例は、サーモスタツト20をアウ
トレツト13に固定する場合を例として説明した
もであるが、本考案は、サーモスタツト20を他
の部分、例えばインレツトホース近辺に設ける場
合にも同様に適用できる。
「考案の効果」 以上のように本考案は、冷却水温を検知するた
めの温度センサをサーモスタツトに固定したか
ら、従来の温度センサボルトのような重く大きい
センサを用いることなく、水温検知ができる。ま
た温度センサボルトを取り付ける場合のような厚
肉の取付座および取付ねじを形成する必要がない
ので、インレツトまたはアウトレツトの形状が単
純化され、コストが安くなるとともに、インレツ
トまたはアウトレツトからの突出物がなくなるの
で、エンジンルーム内を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の水冷エンジンの冷却水温検知
装置の実施例を示す要部の断面図、第2図は水冷
エンジンの冷却系統を示す概念図、第3図は従来
の温度センサボルトの取付構造を示す要部の断面
図である。 11……エンジン、12……ウオータジヤケツ
ト、13……アウトレツト、14……ラジエー
タ、18……ウオータポンプ、20……サーモス
タツト、31……アツパアウトレツト、32……
ロワアウトレツト、34……エンジン側接続口、
35……バイパス開口、36……ラジエータ接続
口、41……アツパケーシング、42……ロワケ
ーシング、44……弁座、46……開閉弁、47
……バイパス弁、49……圧縮ばね、55……温
度センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水冷エンジンのウオータジヤケツトとラジエー
    タ間の水路内に、温度センサを臨ませる水冷エン
    ジンの冷却水温検知装置において、ウオータジヤ
    ケツトとラジエータとの間の水路を開閉するサー
    モスタツトに、上記温度センサを固定したことを
    特徴とする水冷エンジンの冷却水温検知装置。
JP7993685U 1985-05-28 1985-05-28 Expired JPH0229230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7993685U JPH0229230Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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JP7993685U JPH0229230Y2 (ja) 1985-05-28 1985-05-28

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JPS61194733U JPS61194733U (ja) 1986-12-04
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JP5039803B2 (ja) * 2010-03-04 2012-10-03 日本サーモスタット株式会社 内燃機関の冷却装置

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JPS61194733U (ja) 1986-12-04

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