JPH02290648A

JPH02290648A - 鋳型造型装置

Info

Publication number: JPH02290648A
Application number: JP1109818A
Authority: JP
Inventors: Isao Okada; 功岡田
Original assignee: Aisin Takaoka Co Ltd
Current assignee: Aisin Takaoka Co Ltd
Priority date: 1989-04-28
Filing date: 1989-04-28
Publication date: 1990-11-30
Also published as: JPH0356140B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、鋳型造型装置の改良に関するものであり，詳
しくは、鋳型硬度をほぼ均一にできる鋳型造型装置に関
するものである。

（従来の技術）従来の鋳型造型装置として、第６図に示す様なものがあ
る（例えば，「新版鋳造法」　（昭和６３、３．３１）
社団法人鋳造技術普及協会．Ｐ．２８〜３０）。このも
のは、固定されたブローヘッド２１と、上向きのスクイ
ズシリンダ２３に接続した模型定盤２２と、継ぎ枠２６
に接続した下向きの継ぎ枠用シリンダ２４とを具備し、
ブローヘッド２１にはブロープレート２５が取付けられ
ると共に，模型定盤２２には継ぎ枠２６および鋳枠２７
が載置されている。

（発明が解決しようとする課題）下降した継ぎ枠用シリンダ２４と上昇した模型定盤２２
とによって継ぎ枠２６および鋳枠２７を圧着した後、ブ
ローヘッド２１に２〜３ｋｇ／＋ｎｍ”の圧縮エアを供
給すると，鋳物砂２８はブロープレート２５から圧縮エ
アと共に、継ぎ枠２６および鋳枠２７内に吹込まれる。

次に、継ぎ枠用シリンダ２４の油圧を解除し、スクイズ
シリンダ２３をさらに上昇させてブローヘッド２１に対
してスクイズを行ない、鋳型硬度の均一化を図っている
が、吹込まれた鋳物砂２８中から圧縮エアを十分に抜気
できないため砂密度が均一にならず、搬送工程又は時間
経過による鋳型変形や鋳込圧力によるハリが発生してい
た。そこで、本発明はかかる問題点を解消するためにな
されたもので、鋳物砂中の圧縮エアを速やかに抜気して
容易に鋳物砂全体を所要の硬度にできる鋳型造型装置を
提供するものである。

（課題を解決するための手段）本発明は、ブロープレートに矩形状の枠体を設けると共
に、継ぎ枠に排気孔を設け，ブローヘッドと継ぎ枠との
間に排気孔を透設した昇降自在な分割押圧板を設けた鋳
型造型装置である。

（作用）継ぎ枠および鋳枠内に鋳物砂を吹込むと．ｔ＝Ｄ物砂は
矩形状の枠体と模型との隙間を移動して継ぎ枠および鋳
枠の隅々まで充填され、圧縮エアは鋳枠、継ぎ枠および
分割押圧板の排気孔を順に貫流して大気中に排出される
と共に、継ぎ枠の排気孔から大気中に排出される。その
後、分割押圧板を順次下降させ、次いで順次上昇させる
スクイズを数回繰り返しながら分割押圧板をブロープレ
ート面まで下降させると、継ぎ枠および鋳枠近傍の鋳物
砂が高密度状態に充填される。

（実施例）本発明の一実施例を第１〜４図に基づいて説明する。第
１〜３図に本発明に係る鋳型造型装置が示され、固設さ
れたブローヘッド１の上部には，内部に鋳物砂（図示せ
ず）を充満するためのサンドゲート２が取付けられると
共に，ブローヘッド１に圧縮エアを給排するための圧縮
エア供給口３および圧縮エア排出口４が設けられ、該下
部にはブローホール５を透設したブロープレート６およ
び矩形状の枠体７が設けられている。

ブローヘッド１の下方には昇降自在なスクイズシリンダ
８が設けられ，スクイズシリンダ８には模型定盤９が接
続され、模型定盤９に継ぎ枠１０および鋳枠ｌ１が載置
されている。

ブローヘッド１の側方には４個の下向きの継ぎ枠用シリ
ンダ１２が周設され，該シリンダ１２は継ぎ枠１０の上
面四隅に接続し、下降した該シリンダ１２と上昇した模
型定盤９とによって継ぎ枠１０および鋳枠１１を圧着す
るように形成している。ブローヘッド１と継ぎ枠１０と
の聞隙下部には分割押圧板１３ａ、１３ｌ）が介設され
、他方該間隙上部には圧縮エアを大気中に排出するため
の矩形状通路１４が形成されている。該分割押圧板は該
間隙下部の四隅に配設された第１分割押圧板１３ａと該
押圧板１３ａ間に配設された第２分割押圧板１３ｂとか
らなり，第１〜２分割押圧板１３ａ．１３ｂには排気孔
１５ａ、１５ｂが透設されると共に、下向きの第１〜２
押圧板用シリンダ１６ａ、１６ｂが適数個接続され、該
シリンダ１６ａ．１６ｂはブローヘッド１に隣接して周
設されている。

継ぎ枠１０は中空の金枠から形成され，継ぎ枠１０の所
定部位に圧縮エアを大気中に排出するための排気孔１Ｂ
が穿設されている。

次に作動について述べる。

第１図に示すように継ぎ枠用シリンダ１２を下方向に伸
長作動すると共に、スクイズシリンダ８を上方向に伸長
作動して継ぎ枠１０および鋳枠１１を圧着させる。次い
で、第１〜２押圧板用シリンダ１６ａ．１６ｂを上方向
に収縮作動して第１〜２分割押圧板１３ａ．１３ｂを上
昇させた後、圧縮エア供給口４より圧縮エアをブローヘ
ッド１内に供給すると、圧縮エアと共に鋳物砂（図示せ
ず）がブロープレート６から継ぎ枠１０および鋳枠１１
内に吹込まれる。該鋳物砂（図示せず）は矩形状の枠体
７と模型１７との隙間を模型１７に沿って移動し継ぎ枠
１０および鋳枠１１の隅々まで充填され，圧縮エアは鋳
枠１１、継ぎ枠１０、第１〜２押圧板１３ａ、１３ｂの
排気孔１５ａ、１５ｂおよび矩形状通路１４を順に貫流
して大気中に排出されると共に、継ぎ枠１０の排気孔１
８から大気中に排出される。

その後、第１〜２押圧板用シリンダ１６ａ、１６ｂの下
方への伸長作動、次いで上方への収縮作動を行なうと，
第１分割押圧板１３ａの下降、第２分割押圧板１３ｂの
下降、第１分割押圧板１３ａの上昇および第２分割押圧
板１３ｂの上昇という一連のスクイズが順次行なわれ、
該スクイズを数回繰り返しながら第１〜２分割押圧板１
３ａ．１３ｂをブローヘッド６面まで下降させると、継
ぎ枠１０および鋳枠１１近傍の鋳物砂（図示せず）が高
密度状態に充填される。しかる後，継ぎ枠用シリンダ１
２の油圧を解除すると共に、スクイズシリンダ８を上方
に伸長作動して継ぎ枠１０および鋳枠１１内に充填され
た鋳物砂（図示せず）を押圧すると，該鋳物砂（図示せ
ず）全体がさらに高密度状態になり、もって鋳物砂（図
示せず）全体が所要の硬度となる。

鋳物砂（図示せず）の硬化後、スクイズシリンダ８を下
方向に収縮作動して模型定盤９を下降させ継ぎ枠１０の
抜型を行ない、次いで造型された鋳枠１１を模型定盤９
から取り出すと、第４図に示す様な鋳型が得られる。し
かる後、空の別の鋳枠１１を模型定盤９に載置し、サン
ドゲート２からブローヘッド１内に鋳物砂（図示せず）
を充満する。

第５図に他の分割押圧板が示され、第１分割押圧板２３
ａは下面にＬ字状突出部２４を有するＬ形部材から形成
されると共に、第２分割押圧板２３ｂは前記第２分割押
圧板１３ｂと同様に形成され、該分割押圧板は］涌記分
割押圧板と同様の作用を奏する。

（発明の効果）本発明によれば、ブロープレートに矩形状の枠体を設け
ると共に、継ぎ枠に排気孔を設け，ブローヘッドと継ぎ
枠との間に排気孔を透設した昇降自在な分割押圧板を設
けたから、模型の形状が複雑な場合でも、鋳物砂の充填
が鋳枠全体に渡って均一に行われ、所要の硬度を有する
鋳型を容易かつ確実に造型できる。又、造型に際して大
きなエネルギーを必要とせず、騒音、振動を低減でき，
造型作業の容易化、迅速化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部破断正面図、第２
図は分割押圧板の下面図、第３図は同要部断面図、第４
図は造型された鋳型を示す断面図、第５図は他の分割押
圧板の下面図、第６図は鋳物砂吹込み状態を示す従来の
鋳型造型装置の一部破断圧面図である。１・・・ブローヘッド，６・・・ブロープレ−１−、７
・・・枠体．１０・・・継ぎ枠、１３ａ、２３ａ・・・
第１分割押圧板、１；３ｂ、２３ｂ・・・第２分割押圧
板、１５ａ、１５ｂ、１８・・・排気孔、２４・・・Ｌ
字状突出部。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鋳物砂をブローヘッドから継ぎ枠および鋳枠内に
吹込む鋳型造型装置において、ブロープレートに矩形状
の枠体を設けると共に、継ぎ枠に排気孔を設け、ブロー
ヘッドと継ぎ枠との間に排気孔を透設した昇降自在な分
割押圧板を設けたことを特徴とする鋳型造型装置。
（２）分割押圧板は、ブローヘッドと継ぎ枠との間隙の
四隅部および該四隅部間に配設される請求項１記載の鋳
型造型装置。
（３）ブローヘッドと継ぎ枠との間隙の四隅部に配設さ
れた分割押圧板は、Ｌ字状突出部を有するＬ形部材から
形成される請求項２記載の鋳型造型装置。