JPH0229019Y2 - - Google Patents

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JPH0229019Y2
JPH0229019Y2 JP2778885U JP2778885U JPH0229019Y2 JP H0229019 Y2 JPH0229019 Y2 JP H0229019Y2 JP 2778885 U JP2778885 U JP 2778885U JP 2778885 U JP2778885 U JP 2778885U JP H0229019 Y2 JPH0229019 Y2 JP H0229019Y2
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valve body
pin
valve
steering
output shaft
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、動力操向装置のロータリー式コン
トロールバルブの改良、特にピニオンシヤフトに
対するバルブボデイの回転方向の固定の改良に関
する。
(従来の技術) 従来の動力操向装置としては、例えば第5図〜
第8図に示すようなものが知られている。
第5図において、1はギヤハウジングであり、
このギヤハウジング1の一端開口はアジヤストボ
ルト2によりナツト2Aを介して閉止され、他端
開口はリヤカバー3によりシール4を介して閉止
されている。ギヤハウジング1内にはピニオンシ
ヤフト5が軸受6,7を介して回動自在に軸支さ
れており、このピニオンシヤフト5にはピニオン
ギヤ5Aが形成されている。このピニオンギヤ5
Aに噛合するラツクギヤ8Aを有するラツク8が
ギヤハウジング1の開口部内に収納されたラツク
ガイド9に支持されている。ギヤハウジング1の
開口部内にはアジヤストスクリユ10がナツト1
1を介して螺合されており、、このアジヤストス
クリユ10とラツクガイド9との間にはスプリン
グ12が縮設されている。したがつて、アジヤス
トスクリユ10のネジ込みの調整により、アジヤ
ストスクリユ10とラツクガイド9との間には微
小間隙Lが形成されている。13は図外の操向ハ
ンドルに連結されたスタブシヤフトであり、この
スタブシヤフト13は、一対の円環状のブツシユ
14A,14B、内に軸支されるとともに軸受1
5を介してリヤカバー3に支持されている。スタ
ブシヤフト13はその外周にはロータ13Aが一
体形成されるとともにその内部にはトーシヨンバ
ー13Bが収納されている。トーシヨンバー13
Bはその先端部がピン16を介してピニオンシヤ
フト5に連結され、その後端部がピン17を介し
てスタブシヤフト13に連結されている。18は
ギヤハウジング1とピニオンシヤフト5との間を
耐液封止する軸封シールである。19はバルブボ
デイであり、このバルブボデイ19の一端には軸
方向に長溝19Aが形成されている。この長溝1
9A内にはピン20が嵌入されて、バルブボデイ
19とピニオンシヤフト5が一体回転可能となつ
ている(第6図および第7図)。バルブボデイ1
9の外周には3条の溝21,22,23が形成さ
れており、そのうちの一条の溝22はオイルポン
プ室に、他の2条の溝21,23は図外のシリン
ダ室A,Bにそれぞれ連通している。また、第8
図に示すように、バルブボデイ19の内周にはラ
ンド部19Bと凹溝19Cとが交互に周方向にそ
れぞれ6個形成されており、これらのランド部1
9Bとロータ13Aに形成した6個の凹溝13C
とが可変オリフイス24をそれぞれ構成してい
る。また、バルブボデイ19にはロータ13Aの
凹溝13Cにそれぞれ連通する3つの連通孔25
がそれぞれ形成されるとともに、ロータ13Aに
はこれらの凹溝13Cとトーシヨンバー13Bと
の間に形成された環状溝26とを連通する3つの
透孔27がそれぞれ形成されている。
したがつて、図外の操向ハンドルを回動操作し
てスタブシヤフト13を時計回り方向または反時
計回り方向に回動させると、トーシヨンバー13
Bを介してピニオンシヤフト5も回動しようとす
るが、スタブシヤフト13の回動初期状態におい
てはラツク8が連結されている操縦リンクを介し
て車軸の接地抵抗を受けているので、ピニオンシ
ヤフト5は不動のまま、トーシヨンバー13Bが
捩れて、ピニオンシヤフト5にピン20で連結さ
れているバルブボデイ19とスタブシヤフト13
のロータ13Aとの間で相対回動が生じる。した
がつて、バルブボデイ19のランド部19Bとロ
ータ13Aの凹溝13Cとの間に形成される可変
オリフイス24は開放または絞られる。例えば、
操向ハンドルを時計回り方向に回動した場合に
は、ロータ13Aはバルブボデイ19に対して右
方向に回転する。すなわち、所定の可変オリフイ
ス24が絞られ、作動油はシリンダ室Aへ供給さ
れ、シリンダ室Bには供給されない。このため、
油圧差により図外のパワーピストンが移動し、操
向ハンドルの時計回り方向の操舵に助勢力が付与
される。また、操向ハンドルを反時計回り方向に
回動した場合には、前述した場合とは逆にシリン
ダ室Aには作動油は供給されずシリンダ室Bに作
動油が供給される。したがつて、油圧差によりピ
ストンが反対方向に移動して、操向ハンドルの反
時計回り方向の操舵に助勢力が付与される。この
ようにして、操向ハンドルの回動操作に応じて操
舵の助勢が行われる。なお、操向ハンドルが中立
の位置にある場合、すなわち、直進走行時にはト
ーシヨンバー13Bの捩れはなく、バルブボデイ
19とロータ13Aとの相対回転はないので、油
圧差も生じない。したがつて、ピストンはその中
立位置で静止している。
(この考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の動力操向装置
にあつては、バルブボデイに長溝を形成し、この
長溝内にピンを嵌入してバルブボデイとピニオン
シヤフトとを回転方向に固定していたため、溝の
加工精度には限度があり、ピンと長溝との間には
ガタが生じていた。その結果、このガタの分だけ
油圧不緩衝帯が増大し、バルブボデイにはこのガ
タにより振動が生じ、ひいては騒音が増大すると
いう問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) この考案は、このような問題点を解決するため
になされたものであつて、スタブシヤフトに回転
及び摺動自在に支持されたバルブボデイを有し、
このバルブボデイにその軸方向に沿つて延設した
係合溝に、出力軸部材に突設した係合ピンを挿入
して、該出力軸部材とバルブボデイとを一体回転
可能とし、出力軸部材とスタブシヤフトとを連結
するトーシヨンバーのねじれ変形によりバルブボ
デイとスタブシヤフトとの間に相対回転変位を生
じさせ、この相対回転変位により流体ポンプによ
り発生した圧力流体を制御してパワーシリンダに
給排し、操向ハンドルの操舵を助勢するようにし
た動力操向装置のコントロールバルブにおいて、
前記係合溝をその軸方向に沿つて連続的にその幅
を変化するように形成するとともに、前記係合ピ
ンが該係合溝の内壁面に常時当接するよう前記バ
ルブボデイを付勢する付勢手段を設けたものであ
る。
(作 用) このような構成を有するこの考案にあつては、
バルブボデイの一端側に軸方向にテーパ溝を形成
し、このテーパ溝にピンを嵌入してバルブボデイ
とピニオンシヤフトを連結するとともに、バルブ
ボデイの他端側を一方向に付勢するようにしたた
め、テーパ溝とピンとの間にガタが生ずることが
ない。したがつて、バルブボデイとピニオンシヤ
フトとは回転方向に間隙なくぴつたり連結される
ので、油圧の不緩衝帯が増大することがなく、ま
た、バルブボデイの振動も増大することがない。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図〜第4図はこの考案の一実施例を示す図
である。なお、従来例と同一構成部分については
同一符号を付してその説明を省略する。
まず、構成を説明すると、第1図において、1
9はバルブボデイを示し、このバルブボデイ19
の一端側には軸方向に係合溝(テーパ溝)30が
形成されている。このテーパ溝30は、第2図お
よび第3図に示すように、バルブボデイ19の一
端側から他端側に向かうにつれてその巾が小さく
なるように形成されており、このテーパ溝30内
にはピニオンシヤフト5(出力軸部材)の大径部
に圧入したピン20が嵌入されている。したがつ
て、ピニオンシヤフト5とバルブボデイ19とは
このピン20を介して連結されており、ピニオン
シヤフト5とバルブボデイ19とはギヤハウジン
グ1内で一体回転することが可能となる。一方、
バルブボデイ19の他端側とリヤカバー3との間
には軸受31を介してスプリング32(付勢手
段)が縮設されている。したがつて、バルブボデ
イ19はこのスプリング32により軸方向に付勢
され、このテーパ溝30内にピン20が隙間なく
ぴつたりと嵌入されることになる。また、バルブ
ボデイ19はその回転時、スプリング32に付勢
されつつ、スプリング32および軸受31ととも
に一体回転する。なお、33は、バルブボデイ1
9の軸方向の変位を規制するスナツプリングであ
る。
次に作用を説明する。
図外の操向ハンドルを回動操作してスタブシヤ
フト13を時計回り方向または反時計回り方向に
回動させると、トーシヨンバー13Bを介してピ
ニオンシヤフト5も回動しようとするが、スタブ
シヤフト13の回動初期状態においてはラツク8
が連結されている操縦リンクを介して車輪の接地
抵抗を受けているので、ピニオンシヤフト5は不
動のままで、可捩性を有するトーシヨンバー13
Bに捩り角が生ずる。このため、バルブボデイ1
9とロータ13Aとの間に相対回転が生じ、可変
オリフイス24が開放または絞られて、シリンダ
室A,Bのいずれが一方に作動油が供給される。。
この作動油圧力差によりピストンは一方向に移動
して、操向ハンドルは時計回り方向または反時計
回り方向の操舵に助勢力が付与される。。そして、
ピストンが移動することにより、ねじれていたト
ーシヨンバー13Bは中立の状態に戻り、バルブ
ボデイ19とロータ13Aとの間に生じていた変
位も中立の状態に戻る。
ここで、この実施例にあつては、バルブボデイ
19にテーパ溝30を形成して、このテーパ溝3
0にピン20を嵌入し、バルブボデイ19とピニ
オンシヤフト5とを連結し、さらにバルブボデイ
19をスプリング32により軸方向に付勢するよ
うにしたため、ピン20とテーパ溝30との間に
はガタが生ずることがないので、ピニオンシヤフ
ト5とバルブボデイ19とはガタがない状態でス
ムーズに一体回転する。その結果、油圧の不緩衝
帯が増大することがなく、またバルブボデイ19
の振動、騒音が増大することがない。また、この
場合、ピン20と溝30との加工精度を向上させ
る必要がないので、コストを低減することができ
る。
(効 果〕 以上説明してきたように、この考案によれば、
バルブボデイに形成したテーパ溝とピンとの間に
生ずるガタをゼロとすることができるので、油圧
の不緩衝帯の増大を防止することができ、またバ
ルブボデイの振動による騒音の増大を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案に係る動力操向装置
のコントロールバルブの一実施例を示す図であ
り、第1図はその縦断面図、第2図は第1図の
A−A矢視図、第3図は第2図のB矢視図、
第4図は第1図のC−C矢視図、第5図〜第
8図は従来の動力操向装置のコントロールバルブ
を示す図であり、第5図はその縦断面図、第6図
は第5図のA−A矢視図、第7図は第6図の
B矢視図、第8図は第5図のC−C矢視図
である。 5……ピニオンシヤフト(出力軸部材)、13
……スタブシヤフト、13A……ロータ、13B
……トーシヨンバー、19……バルブボデイ、2
0……ピン、30……溝、32……スプリング
(付勢手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スタブシヤフトに回転及び摺動自在に支持され
    たバルブボデイを有し、このバルブボデイにその
    軸方向に沿つて延設した係合溝に、出力軸部材に
    突設した係合ピンを挿入して、該出力軸部材とバ
    ルブボデイとを一体回転可能とし、出力軸部材と
    スタブシヤフトとを連結するトーシヨンバーのね
    じれ変形によりバルブボデイとスタブシヤフトと
    の間に相対回転変位を生じさせ、この相対回転変
    位により流体ポンプにより発生した圧力流体を制
    御してパワーシリンダに給排し、操向ハンドルの
    操舵を助勢するようにした動力操向装置のコント
    ロールバルブにおいて、前記係合溝をその軸方向
    に沿つて連続的にその幅を変化するように形成す
    るとともに、前記係合ピンが該係合溝の内壁面に
    常時当接するよう前記バルブボデイを付勢する付
    勢手段を設けたことを特徴とする動力操向装置の
    コントロールバルブ。
JP2778885U 1985-02-26 1985-02-26 Expired JPH0229019Y2 (ja)

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JP2778885U JPH0229019Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JP2778885U JPH0229019Y2 (ja) 1985-02-26 1985-02-26

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JPS61142677U JPS61142677U (ja) 1986-09-03
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