JPH0228877Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0228877Y2 JPH0228877Y2 JP1985049723U JP4972385U JPH0228877Y2 JP H0228877 Y2 JPH0228877 Y2 JP H0228877Y2 JP 1985049723 U JP1985049723 U JP 1985049723U JP 4972385 U JP4972385 U JP 4972385U JP H0228877 Y2 JPH0228877 Y2 JP H0228877Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- degrees
- cutting
- members
- cutting edge
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 50
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 21
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 21
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 10
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 1
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B26—HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
- B26B—HAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B26B13/00—Hand shears; Scissors
- B26B13/06—Hand shears; Scissors characterised by the shape of the blades
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は一対をなす鋏構成部材の一方を金属、
他方をセラミツク材で形成した鋏の改良に関する
ものである。
他方をセラミツク材で形成した鋏の改良に関する
ものである。
鋏は通常鋼鉄製のものが用いられているのであ
るが、最近は加工技術の進歩によりこの鋏の構成
部材を金属に比して諸種の秀れた特性を有するセ
ラミツク材で形成した鋏が提案（例えば実開昭56
−104450号公報その他）されているのである。と
ころでセラミツクは超高度の耐摩耗性を有してい
る反面、金属より靭性が劣るため機械的強度に難
点を有しているのであり、従つて両部材を何れも
セラミツク材で形成すると欠け易くなるばかり
か、チツピングが生じ、かつ修正研摩が困難であ
るといつた幣害を有しているのである。
るが、最近は加工技術の進歩によりこの鋏の構成
部材を金属に比して諸種の秀れた特性を有するセ
ラミツク材で形成した鋏が提案（例えば実開昭56
−104450号公報その他）されているのである。と
ころでセラミツクは超高度の耐摩耗性を有してい
る反面、金属より靭性が劣るため機械的強度に難
点を有しているのであり、従つて両部材を何れも
セラミツク材で形成すると欠け易くなるばかり
か、チツピングが生じ、かつ修正研摩が困難であ
るといつた幣害を有しているのである。
そこで両部材の一方を研摩が不要なセラミツク
材とするのに対し、他方を研摩容易な金属で形成
すると部材が硬軟組合わされることにより上記弊
害を除きうるといつた発想のもとに本考案者は先
に実公昭60−7644号の技術を公開したのである
が、当該考案にかかるものは第３図に示すよう
に、上記金属材とした部材１における刃先の角度
を鋭角、他方のセラミツク材よりなる部材２の刃
先はその断面角度を上記鋭角より大としている
が、やはり鋭角として形成しているのである。
材とするのに対し、他方を研摩容易な金属で形成
すると部材が硬軟組合わされることにより上記弊
害を除きうるといつた発想のもとに本考案者は先
に実公昭60−7644号の技術を公開したのである
が、当該考案にかかるものは第３図に示すよう
に、上記金属材とした部材１における刃先の角度
を鋭角、他方のセラミツク材よりなる部材２の刃
先はその断面角度を上記鋭角より大としている
が、やはり鋭角として形成しているのである。
然し乍ら上記のように夫々の刃先の断面角度
を、何れも鋭角として形成したものでは、第３図
に示すよう夫々の刃先端は、両部材１，２が切断
時に摺接する際の作用線Ａ〜Ｂ上に位置するので
あり、従つてこの刃先端が加工物体Ｃに切こまれ
ると夫々の部材に相がわ部材を向く斜矢印方向の
分力が生じることにより各部材１，２は互いに上
記作用線Ａ〜Ｂより相手がわ領域に入りこもうと
するのである。
を、何れも鋭角として形成したものでは、第３図
に示すよう夫々の刃先端は、両部材１，２が切断
時に摺接する際の作用線Ａ〜Ｂ上に位置するので
あり、従つてこの刃先端が加工物体Ｃに切こまれ
ると夫々の部材に相がわ部材を向く斜矢印方向の
分力が生じることにより各部材１，２は互いに上
記作用線Ａ〜Ｂより相手がわ領域に入りこもうと
するのである。
さらに鋏というのは第４図（甲）のように、部
材１，２が閉じた状態では先端の接点Ｐと、支軸
３の後部分の触点Ｑの位置で該部材の刃裏面が互
いに接触すると共に、Ｐ，Ｑの刃裏がわ間には
「あき」Ｓが形成されることになるのであり、然
して刃部１，２が開かれた状態から閉じられる
際、両部材１，２が弾性による接触圧を受けてい
ることにより、上記接点Ｐは、第４図（乙）の誇
張して画いた線図で示すように支軸３の近部から
中間のP′を経て前記（甲）のように部材の最先端
がわに移動するのであり、従つてこの接点P′が中
間にあるときには、刃部１，２における上記接点
P′から前方の部分は上記接触圧の影響により交差
した状態となる性質を有しているのである。
材１，２が閉じた状態では先端の接点Ｐと、支軸
３の後部分の触点Ｑの位置で該部材の刃裏面が互
いに接触すると共に、Ｐ，Ｑの刃裏がわ間には
「あき」Ｓが形成されることになるのであり、然
して刃部１，２が開かれた状態から閉じられる
際、両部材１，２が弾性による接触圧を受けてい
ることにより、上記接点Ｐは、第４図（乙）の誇
張して画いた線図で示すように支軸３の近部から
中間のP′を経て前記（甲）のように部材の最先端
がわに移動するのであり、従つてこの接点P′が中
間にあるときには、刃部１，２における上記接点
P′から前方の部分は上記接触圧の影響により交差
した状態となる性質を有しているのである。
このため両部材の刃先端を摺接作用線Ａ〜Ｂ上
に位置させた前記考案のものでは、例えば加工物
体Ｃが硬質材であつて、これが部材の中間に位置
した前記接点P′の近部において切断すると、切断
が完了して両部材が閉じようとする瞬間、中間の
接点P′位置より先端がわの部材の刃先が前記の理
由により瞬間的に干渉しながら接触してセラミツ
クがわの刃先端を欠けさせるといつた事態が生じ
るのである。といつて、前記した例において、一
方のセラミツク材よりなる部材の刃先角度を鈍角
に、他方の金属材部材における刃先角度を鋭角に
形成するとしても、この後者における鋭角の程度
を、これは両部材とも金属材よりなるものである
が、実開昭56−43361号公報の第４図に固定刃と
してその断面図に示されているように、70度以上
の大きさとしたのでは切断性能が鈍化することに
なつて、厚布などを切断対象とした手動用の鋏と
しては使用できないのである。
に位置させた前記考案のものでは、例えば加工物
体Ｃが硬質材であつて、これが部材の中間に位置
した前記接点P′の近部において切断すると、切断
が完了して両部材が閉じようとする瞬間、中間の
接点P′位置より先端がわの部材の刃先が前記の理
由により瞬間的に干渉しながら接触してセラミツ
クがわの刃先端を欠けさせるといつた事態が生じ
るのである。といつて、前記した例において、一
方のセラミツク材よりなる部材の刃先角度を鈍角
に、他方の金属材部材における刃先角度を鋭角に
形成するとしても、この後者における鋭角の程度
を、これは両部材とも金属材よりなるものである
が、実開昭56−43361号公報の第４図に固定刃と
してその断面図に示されているように、70度以上
の大きさとしたのでは切断性能が鈍化することに
なつて、厚布などを切断対象とした手動用の鋏と
しては使用できないのである。
本考案は上記のような鋏の機能ないし性質に鑑
み、鋏の構成部材の一方を金属、他方をセラミツ
ク材で形成するに当り、切断性能を手動用鋏とし
て高度に発揮させると共に、セラミツクがわ部材
の刃先部分が金属がわ部材の刃先と干渉した際に
おける損傷事故をなくすようにして、この種鋏の
切断特性を高めしめると共に長期の安定使用をは
からしめることを目的とするのである。
み、鋏の構成部材の一方を金属、他方をセラミツ
ク材で形成するに当り、切断性能を手動用鋏とし
て高度に発揮させると共に、セラミツクがわ部材
の刃先部分が金属がわ部材の刃先と干渉した際に
おける損傷事故をなくすようにして、この種鋏の
切断特性を高めしめると共に長期の安定使用をは
からしめることを目的とするのである。
上記した目的を達成する本考案の技術的手段
は、夫々端部がわに把持部を備え、かつ中間部を
支軸により互に回動しうるよう枢着させた一対の
鋏構成部材における一方の部材は金属で形成し、
他方の部材は少なくとも刃部を構成する部分をセ
ラミツク材で形成すると共に、これら各部材にお
ける夫々の摺接面との関係でなす刃先角度θ1，θ2
を、前者の金属とした部材は10度＜θ1＜45度の範
囲とした鋭角とするのに対し、後者は90度＜θ2＜
125度の範囲とした鈍角となし、さらに該後者の
部材には反摺接面がわから適宜の角度として斜方
向に切除することにより切断作用方向の最前方へ
突出する頂角部を形成せしめたことを特徴とする
のである。
は、夫々端部がわに把持部を備え、かつ中間部を
支軸により互に回動しうるよう枢着させた一対の
鋏構成部材における一方の部材は金属で形成し、
他方の部材は少なくとも刃部を構成する部分をセ
ラミツク材で形成すると共に、これら各部材にお
ける夫々の摺接面との関係でなす刃先角度θ1，θ2
を、前者の金属とした部材は10度＜θ1＜45度の範
囲とした鋭角とするのに対し、後者は90度＜θ2＜
125度の範囲とした鈍角となし、さらに該後者の
部材には反摺接面がわから適宜の角度として斜方
向に切除することにより切断作用方向の最前方へ
突出する頂角部を形成せしめたことを特徴とする
のである。
本考案の鋏は通常の鋏と同じく、支軸を中心と
して一対の構成部材を開閉させて切断を行うので
あるが、この切断時において加口物体は、下面が
刃先角度を鈍角としたセラミツクがわ部材に形成
した頂角部で受け止められた状態で上部より断面
が鋭角とされた金属製部材の刃先が作用線方向に
向けて切りこまれることにより、両部材の各刃先
の当接摺動による剪断力で切断されるに至るので
ある。
して一対の構成部材を開閉させて切断を行うので
あるが、この切断時において加口物体は、下面が
刃先角度を鈍角としたセラミツクがわ部材に形成
した頂角部で受け止められた状態で上部より断面
が鋭角とされた金属製部材の刃先が作用線方向に
向けて切りこまれることにより、両部材の各刃先
の当接摺動による剪断力で切断されるに至るので
ある。
このとき上記切断作用時において夫々の刃先角
度θ1，θ2を、一方の金属材部材が10度＜θ1＜45度
の鋭い角度に、他方のセラミツクがわ部材が90度
＜θ2＜125度の範囲の鈍角に形成されているので、
前者の金属がわ部材を鋭利に切りこませうること
になると共に、セラミツクがわ部材により、前記
のように金属がわ部材の切断作用時に働く分力
で、該部材の刃先が上記切断作用線より相手がわ
の領域内に向けて喰いこもうとする動きが阻止さ
れて両部材の刃先の干渉による損傷をなくしうる
のである。
度θ1，θ2を、一方の金属材部材が10度＜θ1＜45度
の鋭い角度に、他方のセラミツクがわ部材が90度
＜θ2＜125度の範囲の鈍角に形成されているので、
前者の金属がわ部材を鋭利に切りこませうること
になると共に、セラミツクがわ部材により、前記
のように金属がわ部材の切断作用時に働く分力
で、該部材の刃先が上記切断作用線より相手がわ
の領域内に向けて喰いこもうとする動きが阻止さ
れて両部材の刃先の干渉による損傷をなくしうる
のである。
以下本考案の実施例を図面によつて説明する
と、第１，２図において、１１および１２は中間
部を支軸１３により回動自在に枢着した鋏の構成
部材であつて、一方の部材１１は鉄系の金属で形
成するのに対し、他方の部材１２はその全体、ま
たは把持部１４を除いて上記支軸１３による枢着
ケ所を含む該部材１２の前半部分、あるいは少な
くとも切断作用をなす刃部１２′を構成する部分
をセラミツク材で形成すると共に、両部材１１，
１２における夫々の摺接面との関係でなす角度
θ1，θ2を、前者の金属とされた部材１１は10度＜
θ1＜45の範囲となし、さらに後者のセラミツク材
よりなる部材１２は90度＜θ2＜125度の範囲とさ
れているのである。なお後者の部材１２における
刃部１２′は、前記のように摺接面に対して鈍角
θ2となし、さらに反摺接面との関係では適宜の角
度として夫々刃先ｂがわへ斜方向に切除すること
により切断作用方向最前方に突出する頂角部b′を
形成するのである。
と、第１，２図において、１１および１２は中間
部を支軸１３により回動自在に枢着した鋏の構成
部材であつて、一方の部材１１は鉄系の金属で形
成するのに対し、他方の部材１２はその全体、ま
たは把持部１４を除いて上記支軸１３による枢着
ケ所を含む該部材１２の前半部分、あるいは少な
くとも切断作用をなす刃部１２′を構成する部分
をセラミツク材で形成すると共に、両部材１１，
１２における夫々の摺接面との関係でなす角度
θ1，θ2を、前者の金属とされた部材１１は10度＜
θ1＜45の範囲となし、さらに後者のセラミツク材
よりなる部材１２は90度＜θ2＜125度の範囲とさ
れているのである。なお後者の部材１２における
刃部１２′は、前記のように摺接面に対して鈍角
θ2となし、さらに反摺接面との関係では適宜の角
度として夫々刃先ｂがわへ斜方向に切除すること
により切断作用方向最前方に突出する頂角部b′を
形成するのである。
上記セラミツク材はアルミナに限らず炭化珪
素、窒化珪素、ジルコニアなどの耐摩耗性の高硬
度を有するセラミツクであればよく、これらの材
料は切断対象の加工物体の種類ないし硬度によつ
て選定するのである。
素、窒化珪素、ジルコニアなどの耐摩耗性の高硬
度を有するセラミツクであればよく、これらの材
料は切断対象の加工物体の種類ないし硬度によつ
て選定するのである。
上記構成の鋏によると、部材１１，１２間に挟
在さた加工物ｃは、一方の部材１２の刃先角度θ2
が90度＜θ2＜125度の鈍角とされているので、切
断時において、加工物ｃは第２図に示すように該
部材１２の切断作用方向の最前方に突出している
頂角部b′に受けとめられた状態で、上部からその
刃先角度θ1を10度＜θ1＜45度の範囲とした鋭利な
部材１１が摺接作用線Ａ〜Ｂにそつて切りこまれ
ることにより該部材１１の刃先ａによつてクラツ
クc′が発生せしめられる結果、該両部材１１，１
２の剪断力でもつて切断されることになるのであ
る。このとき一方の部材１２の刃先角が上記した
鈍角とされていることにより、断進行時に部材１
２の刃先が切断作用線Ａ〜Ｂより相手がわ領域内
への喰いこみをなくしうることになつて両刃先
ａ，ｂの直接的な干渉が阻止されて該セラミツク
がわ部材１２における刃先の損傷が避けられるこ
とになるのである。
在さた加工物ｃは、一方の部材１２の刃先角度θ2
が90度＜θ2＜125度の鈍角とされているので、切
断時において、加工物ｃは第２図に示すように該
部材１２の切断作用方向の最前方に突出している
頂角部b′に受けとめられた状態で、上部からその
刃先角度θ1を10度＜θ1＜45度の範囲とした鋭利な
部材１１が摺接作用線Ａ〜Ｂにそつて切りこまれ
ることにより該部材１１の刃先ａによつてクラツ
クc′が発生せしめられる結果、該両部材１１，１
２の剪断力でもつて切断されることになるのであ
る。このとき一方の部材１２の刃先角が上記した
鈍角とされていることにより、断進行時に部材１
２の刃先が切断作用線Ａ〜Ｂより相手がわ領域内
への喰いこみをなくしうることになつて両刃先
ａ，ｂの直接的な干渉が阻止されて該セラミツク
がわ部材１２における刃先の損傷が避けられるこ
とになるのである。
本考案の鋏によるときは、一方の金属で形成し
た部材１１の刃先角度θ1を10度＜θ1＜45度、他方
のセラミツク材で形成した部材12の刃先角度θ2を
90度＜θ2＜125度の各範囲として形成したもので
あるから、手動用の鋏であるにかかわらず、前者
の金属材製部材が鋭利な切断性能を発揮されるの
であり、しかも切断作用時において両部材の刃先
の直接干渉を避けうることにより、欠け易く、チ
ツピングの発生し易いセラミツクがわ部材の損傷
が防止されると共に、前記金属よりなる部材は摺
接作用面が絶えず他方の硬質とされたセラミツク
材よりなる部材と摺接することにより対接面がわ
の刃先が常時研摩作用を受けることに相まつて、
この種一方の部材をセラミツク材で形成した鋏の
切断特性を長期にわたつて安定して発揮させうる
効果を有するのである。
た部材１１の刃先角度θ1を10度＜θ1＜45度、他方
のセラミツク材で形成した部材12の刃先角度θ2を
90度＜θ2＜125度の各範囲として形成したもので
あるから、手動用の鋏であるにかかわらず、前者
の金属材製部材が鋭利な切断性能を発揮されるの
であり、しかも切断作用時において両部材の刃先
の直接干渉を避けうることにより、欠け易く、チ
ツピングの発生し易いセラミツクがわ部材の損傷
が防止されると共に、前記金属よりなる部材は摺
接作用面が絶えず他方の硬質とされたセラミツク
材よりなる部材と摺接することにより対接面がわ
の刃先が常時研摩作用を受けることに相まつて、
この種一方の部材をセラミツク材で形成した鋏の
切断特性を長期にわたつて安定して発揮させうる
効果を有するのである。
第１図は本考案の実施例を示す正面図、第２図
は要部の拡大断面図、第３図は従来の鋏の切断作
用時の断面図、第４図（甲）は鋏の部材を閉じた
時点での平面図、同（乙）はその直前の状態を示
す概略平面図である。 １１，１２は鋏構成部材、１３は支軸、１４は
把持部、ａ，ｂは刃先、b′は頂角部。
は要部の拡大断面図、第３図は従来の鋏の切断作
用時の断面図、第４図（甲）は鋏の部材を閉じた
時点での平面図、同（乙）はその直前の状態を示
す概略平面図である。 １１，１２は鋏構成部材、１３は支軸、１４は
把持部、ａ，ｂは刃先、b′は頂角部。
Claims (1)
- 夫々端部がわに把持部を備え、かつ中間部を支
軸により互に回動しうるよう枢着させた一対の鋏
構成部材における一方の部材は金属で形成し、他
方の部材は少なくとも刃部を構成する部分をセラ
ミツク材で形成すると共に、これら各部材におけ
る夫々の摺接面との関係でなす刃先角度θ1，θ2
を、前者の金属とした部材は10度＜θ1＜45度の範
囲とした鋭角とするのに対し、後者の部材は90度
＜θ2＜125度の範囲とした鈍角となし、さらに該
後者の部材には反摺接面がわから適宜の角度とし
て斜方向に切除することにより切断作用方向の最
前方へ突出する頂角部を形成せしめたことを特徴
とする鋏。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985049723U JPH0228877Y2 (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | |
| SE8600594A SE8600594L (sv) | 1985-04-02 | 1986-02-11 | Sax |
| US06/828,913 US4709480A (en) | 1985-04-02 | 1986-02-13 | Scissors |
| DE19863604897 DE3604897A1 (de) | 1985-04-02 | 1986-02-15 | Schere |
| CH665/86A CH669143A5 (de) | 1985-04-02 | 1986-02-19 | Schere. |
| GB08604088A GB2173140B (en) | 1985-04-02 | 1986-02-19 | Scissors |
| FR868603466A FR2579505B1 (fr) | 1985-04-02 | 1986-03-07 | Ciseaux |
| IT8619799A IT1188595B (it) | 1985-04-02 | 1986-03-18 | Forbici particolarmente per orticoltura e per impieghi industriali |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985049723U JPH0228877Y2 (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61164666U JPS61164666U (ja) | 1986-10-13 |
| JPH0228877Y2 true JPH0228877Y2 (ja) | 1990-08-02 |
Family
ID=12839105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985049723U Expired JPH0228877Y2 (ja) | 1985-04-02 | 1985-04-02 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4709480A (ja) |
| JP (1) | JPH0228877Y2 (ja) |
| CH (1) | CH669143A5 (ja) |
| DE (1) | DE3604897A1 (ja) |
| FR (1) | FR2579505B1 (ja) |
| GB (1) | GB2173140B (ja) |
| IT (1) | IT1188595B (ja) |
| SE (1) | SE8600594L (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0732822B2 (ja) * | 1988-11-22 | 1995-04-12 | 松下電工株式会社 | セラミックス刃 |
| GB8913543D0 (en) * | 1989-06-13 | 1989-08-02 | Burntstone Ceramic Limited | Cutting blade and device |
| DE4007538A1 (de) * | 1990-03-09 | 1991-09-12 | Rudolf Borkott | Schneidvorrichtung |
| JP2632229B2 (ja) * | 1990-04-18 | 1997-07-23 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気テープのスリット方法 |
| CA2126042A1 (en) * | 1993-10-18 | 1995-04-19 | Paul M. Machmeier | Composite plier/cutter tool with shear action cutter insert |
| US6090108A (en) * | 1995-04-27 | 2000-07-18 | Symbiosis Corporation | Bipolar endoscopic surgical scissor blades and instrument incorporating the same |
| CA2225946A1 (en) * | 1995-06-27 | 1997-01-16 | Symbiosis Corporation | Bipolar endoscopic surgical scissor blades and instrument incorporating the same |
| USD381883S (en) * | 1996-02-07 | 1997-08-05 | Mcdonald Paul R | Scissors |
| SE9601564D0 (sv) * | 1996-04-24 | 1996-04-24 | Manuel Braun | Self-sharpening cutting device |
| US6106291A (en) * | 1998-12-15 | 2000-08-22 | Temple University Of The Commonwealth System Of Higher Education | Selective dentin caries excavator |
| US6305088B1 (en) * | 1999-06-14 | 2001-10-23 | Harry E. Novinger | Scissor cutting edge safeguard |
| US6347941B1 (en) | 2001-02-23 | 2002-02-19 | Temple University Of The Commonwealth System Of Higher Education | Partial dentin caries excavator |
| US7051911B2 (en) * | 2001-12-21 | 2006-05-30 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for cutting sheet materials |
| US20040200077A1 (en) * | 2003-04-14 | 2004-10-14 | Shu-Sian Liao | Blade module of electric clipper |
| TWM243339U (en) * | 2003-07-11 | 2004-09-11 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Ceramic cutting tool |
| US20090277019A1 (en) * | 2008-05-06 | 2009-11-12 | Mueller Kerry M | Child resistant safety scissor |
| JP6244097B2 (ja) * | 2013-04-01 | 2017-12-06 | プラス株式会社 | 事務用鋏 |
| CN103522309A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-01-22 | 张家港市信佳塑料五金制品有限公司 | 一种剪刀 |
| RU2607280C2 (ru) * | 2014-12-25 | 2017-01-10 | Юрий Иванович Петров | Хирургические ножницы |
| US11865734B2 (en) * | 2021-08-04 | 2024-01-09 | Chao Wei | Slide cutting shears |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5643361U (ja) * | 1979-09-14 | 1981-04-20 | ||
| JPS5990762U (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-20 | 滝川 重次 | 鋏 |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US636473A (en) * | 1899-06-01 | 1899-11-07 | Georges Thuillier | Scissors for cutting leather, &c. |
| US693575A (en) * | 1900-12-10 | 1902-02-18 | Georges Thuillier | Hand-shears for cutting metals or other hard materials in sheets. |
| US2685735A (en) * | 1946-11-29 | 1954-08-10 | Otto E Sorensen | Pinking shears having linear blade contact with planar rake |
| US2579773A (en) * | 1949-04-22 | 1951-12-25 | Louis W Randall | Shears |
| CA961256A (en) * | 1972-01-17 | 1975-01-21 | William Duffy | Shears or other tools having clearance adjusting means |
| US3774301A (en) * | 1972-01-24 | 1973-11-27 | F Brown | Cutters |
| US3931672A (en) * | 1974-06-19 | 1976-01-13 | Raychem Corporation | Deformable wire stripper |
| JPS56104450A (en) * | 1980-01-24 | 1981-08-20 | Toshiba Corp | Manufacture of semiconductor device |
| US4422240A (en) * | 1982-03-18 | 1983-12-27 | Wallace Mgf. Corp. | Cutting implements |
| DE3344863A1 (de) * | 1982-12-10 | 1984-07-12 | Kyocera Corp., Kyoto | Keramische schere |
| FR2553329A1 (fr) * | 1983-10-18 | 1985-04-19 | Lafarge Refractaires | Appareil de decoupe et appareil d'aiguisage ayant leurs parties tranchantes en ceramique |
| US4592141A (en) * | 1983-10-31 | 1986-06-03 | Sol Levine | Self-sharpening cutting implement and method of making the same |
-
1985
- 1985-04-02 JP JP1985049723U patent/JPH0228877Y2/ja not_active Expired
-
1986
- 1986-02-11 SE SE8600594A patent/SE8600594L/ not_active Application Discontinuation
- 1986-02-13 US US06/828,913 patent/US4709480A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-02-15 DE DE19863604897 patent/DE3604897A1/de active Granted
- 1986-02-19 CH CH665/86A patent/CH669143A5/de not_active IP Right Cessation
- 1986-02-19 GB GB08604088A patent/GB2173140B/en not_active Expired
- 1986-03-07 FR FR868603466A patent/FR2579505B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1986-03-18 IT IT8619799A patent/IT1188595B/it active
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5643361U (ja) * | 1979-09-14 | 1981-04-20 | ||
| JPS5990762U (ja) * | 1982-12-08 | 1984-06-20 | 滝川 重次 | 鋏 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2173140A (en) | 1986-10-08 |
| JPS61164666U (ja) | 1986-10-13 |
| IT8619799A0 (it) | 1986-03-18 |
| SE8600594D0 (sv) | 1986-02-11 |
| IT8619799A1 (it) | 1987-09-18 |
| GB8604088D0 (en) | 1986-03-26 |
| GB2173140B (en) | 1988-04-27 |
| DE3604897A1 (de) | 1986-10-02 |
| FR2579505A1 (fr) | 1986-10-03 |
| FR2579505B1 (fr) | 1990-08-03 |
| CH669143A5 (de) | 1989-02-28 |
| US4709480A (en) | 1987-12-01 |
| SE8600594L (sv) | 1986-10-03 |
| IT1188595B (it) | 1988-01-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0228877Y2 (ja) | ||
| WO2017067425A1 (zh) | 一种具有曲线刀刃的剪刀 | |
| US4279076A (en) | Scissors | |
| JPH0244949Y2 (ja) | ||
| US2890706A (en) | Combination manicuring implements | |
| KR900000898Y1 (ko) | 가 위 | |
| JP2000037574A (ja) | コーナカッタ | |
| JPH0314254Y2 (ja) | ||
| US4644652A (en) | Lopper with bypassing blades | |
| JPS607644Y2 (ja) | 鋏 | |
| JP2003062362A (ja) | 刃裏の凹曲を改良した鋏 | |
| KR860000130A (ko) | 전폭 선제캇타를 겸비한 만능옵세트형 절단가위 | |
| JPH11504832A (ja) | 鋏、特に理髪師用鋏 | |
| JPS5917268Y2 (ja) | 鋏 | |
| JP3060488U (ja) | 鋸 | |
| JP3022518U (ja) | 理容用はさみ | |
| JP2607278Y2 (ja) | 梳 鋏 | |
| JP3420175B2 (ja) | 美理容鋏 | |
| CN209032581U (zh) | 一种用于修脚的刀片 | |
| JPH05200165A (ja) | ハサミ | |
| GB2231831A (en) | Scissors | |
| IE48864B1 (en) | Scissors | |
| JPH0121645Y2 (ja) | ||
| JPS6223432Y2 (ja) | ||
| JPS63302884A (ja) | 鋏 |