JPH0228258Y2 - - Google Patents

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JPH0228258Y2
JPH0228258Y2 JP1986174646U JP17464686U JPH0228258Y2 JP H0228258 Y2 JPH0228258 Y2 JP H0228258Y2 JP 1986174646 U JP1986174646 U JP 1986174646U JP 17464686 U JP17464686 U JP 17464686U JP H0228258 Y2 JPH0228258 Y2 JP H0228258Y2
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fixed
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screw
seat
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JP1986174646U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば家庭用小物等を壁面に固定
するための物品取付装置に関する。
〔従来の技術〕
一般家庭用のたとえばタオル掛けや各種ハンガ
ーを壁面に固定する場合、部材の一部にフランジ
を設け、このフランジを挿通して壁中にビスをね
じ込む構造が最も簡単である。このような取付け
構造は、施工が容易であることから、各種の器具
の固定に利用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、フランジ部分を壁面に固定する作用
力は、ビスのヘツド部分によつて負荷されるため
に、フランジには大きな局所応力が作用する。し
たがつて、フランジの肉厚を大きくしたり、素材
の塑性流れが良好となるような形状に限定されて
しまう。
また、フランジを化粧部材として一体的に形成
した小物類では、このフランジ部を取り付け時に
損傷してしまうと小物そのものを交換する必要が
ある。この損傷は、前記のようにビスのヘツドか
ら受ける局所応力による割れ等が殆どであり、こ
れを防ぐためにビスの締付けを緩くすると短時間
でガタを生じてしまう。
また、壁面に部材を固定する場合に、アンカー
ピンをまず壁中に打ち込み、これにアンカービス
をねじ込む施工法もある。しかし、小物類のフラ
ンジを壁面に当てて現物合わせで芯出しを行うの
で、作業が行い難い傾向がある。
そこで、本考案は、部材に局所応力が作用しな
いようにして損傷を防ぐと共に、芯出し等を一切
行わないでも壁への位置決めや姿勢の設定も簡単
に行えるようにし、物品類を正しい位置に固定で
きるようにすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の物品取付装置は、以上の目的を達成す
るために、壁面に1本のビスにより固定されるプ
レート状の固定座と、該固定座に基端が一体化さ
れて物品を前記壁面に対して固定する本体とを備
え、前記固定座は、両縁に前記壁面から離れた位
置となるように係合片を設けると共に前記本体固
定用の1本のビスが挿通する本体取付け孔を開設
してなり、前記本体は、前記固定座の係合片を外
部から被覆嵌合する溝部を有し、且つ該本体を前
記本体取付け孔を挿通する前記1本のビスによつ
て前記固定座と共に壁面に固定したことを特徴と
する。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を
具体的に説明する。
図面に示すものは、洗面所の壁面に固定される
水石鹸用の容器であり、第1図は取付け構造の縦
断面図である。
壁面Aには固定座1がビス2により固定され、
該固定座1の前面を被覆するように本体3がビス
4によつて固定座1に一体化されると同時に壁面
Aに固定されている。
本体3の先端には、水石鹸を収納する容器30
が固定され、吐出操作用のスピンドル31が該本
体3を上下方向に挿通している。また、本体3の
基端部には、固定座1に上方から嵌合して一体化
するための連結座3aを下に向けて形成してい
る。
第2図は固定座1及び本体3の連結構造を示す
分解斜視図、第3図は第1図の−線矢視によ
る断面図である。
固定座1は、上下端を円弧面としたプレート状
で、中央部には上下方向に壁面Aとの当接部5を
形成すると共に、左右両端には本体3の連結座3
aとの係合片6を設けている。これらの当接部5
及び係合片6は、第2図からも明らかなように段
部7により段違いに形成され、壁面Aに固定した
ときには係合片6が壁面Aから離れた位置関係と
なる。また、当接部5には上下方向に間隔をおい
て固定座1取付用のビス2が挿通する固定座取付
け孔8、及び本体3固定用のビス4が挿通する本
体取付け孔9をそれぞれ開設している。
本体3の連結座3aは、固定座1を嵌合する断
面形状を持つ。すなわち、連結座3a内には下端
から係合片6が挿入される溝部10が形成され、
当接部5の表面に密着する突部11を形成してい
る。更に、突部11には、ビス4が挿通するビス
孔12を開設し、このビス孔12を固定座1の本
体取付け孔9に整合させることにより、ビス4に
よつて本体3を壁面Aに固定する。
本体3を壁面Aに取り付ける手順は以下のとお
りである。
まず、固定座1を壁面Aの所定の位置に設定し
た後、ビス2を固定座取付け孔8に挿通させて壁
中にねじ込んで該固定座1を必要とする姿勢に固
定する。次いで、本体3の連結座3aの溝部10
及び突部11を固定座1に合わせて上から嵌合
し、連結座3aのビス孔12が本体取付け孔9に
整合したら、ビス4をこれらの孔に挿入して壁中
にねじ込む。
なお、ビス孔12と本体取付け孔9の整合作業
を容易にするため、連結座3aの上部側に固定座
1の上端が係合するストツパ部3b(第1図参照)
を形成しておき、このストツパ部3bによつて位
置合わせを行うようにすればよい。
以上の作業により、本体3は固定座1を介して
壁面Aに固定される。この固定構造では、まず、
固定座1を壁面Aに固定するときに1個のビス2
のみを使用するため、壁面Aに対する位置決めが
容易である。そして、締付けるときに固定座1の
姿勢を正しくなるように操作すれば、固定座1を
正しく固定できる。
また、固定座1に連結する本体3は、連結座3
aのほぼ全体が固定座1に一体化されるので、固
定用のビス4の締付け力を強くしなくとも固定で
きる。このため、ビス4によつて連結座3aに負
荷される締付け応力を小さくでき、割れ等の破損
を伴うことなく取付け施工できる。
ここで、石鹸水を使用するときにはスピンドル
31を上に押すために、本体3には上向きの力が
作用するほか、石鹸水の補充のために蓋32を取
り外すとき等には捩じりを受ける。これらの作用
力のうち、上向きの力は連結座3aの下端が固定
座1から外れる方向へ作用する。これに対して
は、固定座1の係合片6と溝10との係合によ
り、連結座3aを固定座1に強固に保持でき、本
体3のガタつきを伴うことなく使用できる。ま
た、後者の捩じりは、固定座1に対して連結座3
aが左右方向に回転りを与えるものとなるが、こ
れに対しても連結座3aが上下の長手方向を固定
座1によつて拘束されているので、同様にガタ付
きを生じることなく使用できる。
なお、以上の石鹸水用の容器30を壁面Aに固
定するほか、各種の小物又は固定構造物に対して
も本考案を適用できる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の物品取付装置
においては、壁面にビスによつて直接固定する固
定座に物品を保持する本体を嵌合させ、且つビス
によつて本体を固定座と共に壁面に一体固定する
ようにしている。したがつて、本体は固定座によ
つて広い面積に亘つて拘束保持されるので、曲げ
や捩じりに対してもガタ付きを生じない。このた
め、本体を固定するビスの締付け力を大きくする
必要がなく、その結果本体の割れ等を伴うことな
く施工できる。また、1本のビスによつて固定座
を壁面に固定した後に本体を固定するので、本体
を固定する前の固定座の姿勢を自在に変えること
ができ、しかも1本のビスによつて固定座と共に
本体を一体化して壁面に固定するので、最小限必
要な本数のビスによつて本体の位置決めと壁面へ
の固定が簡単に行える。特に、固定座を壁面に取
り付けた後に本体をこれに嵌合して壁面にビス止
めするので、1点支持であつた固定座は、本体を
固定するためのビスによつても拘束されて2点支
持となるので、2本のビスを利用して位置決めと
本体の固定とが行え、芯出し作業等も一切不要と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る物品取付装置を石鹸水用
容器の固定に適用した縦断面図、第2図は固定座
と本体の連結座部分の要部を分解して示す斜視
図、第3図は第1図の−線矢視による断面図
である。 1:固定座、2:ビス、3:本体、3a:連結
座、4:ビス、5:当接部、6:係合片、7:段
部、8:固定座取付け孔、9:本体取付け孔、1
0:溝部、11:突部、12:ビス孔、A:壁
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面に1本のビスにより固定されるプレート状
    の固定座と、該固定座に基端が一体化されて物品
    を前記壁面に対して固定する本体とを備え、前記
    固定座は、両縁に前記壁面から離れた位置となる
    ように係合片を設けると共に前記本体固定用の1
    本のビスが挿通する本体取付け孔を開設してな
    り、前記本体は、体記固定座の係合片を外部から
    被覆嵌合する溝部を有し、且つ該本体を前記本体
    取付け孔を挿通する前記1本のビスによつて前記
    固定座と共に壁面に固定したことを特徴とする物
    品取付装置。
JP1986174646U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0228258Y2 (ja)

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JP1986174646U JPH0228258Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP1986174646U JPH0228258Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JPS6378712U JPS6378712U (ja) 1988-05-25
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ID=31113226

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925794B2 (ja) * 1978-03-09 1984-06-21 フアイザ−・インコ−ポレ−テツド 尿素のヘテロシクリルカルボニル誘導体

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JPS5522255Y2 (ja) * 1977-11-26 1980-05-28
JPS54176324U (ja) * 1978-05-31 1979-12-13
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JPS6378712U (ja) 1988-05-25

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