JPH0228014Y2 - - Google Patents

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JPH0228014Y2
JPH0228014Y2 JP1985006452U JP645285U JPH0228014Y2 JP H0228014 Y2 JPH0228014 Y2 JP H0228014Y2 JP 1985006452 U JP1985006452 U JP 1985006452U JP 645285 U JP645285 U JP 645285U JP H0228014 Y2 JPH0228014 Y2 JP H0228014Y2
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side wall
cutter
back seat
blade
fixing plate
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  • Milling, Drilling, And Turning Of Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は木工機械において刃物が摩耗したとき
随時交換可能としかんな胴の回転によつて生じる
遠心力で刃物を固定するようにしたかんな胴の固
定部分を改良したかんな胴に関する。
従来技術 木工機械用かんな胴の刃物はその切れ味の低下
に対してスローアウエイ形をした刃物自体を交換
するか或いは一且取外して再研磨することが行な
われており、この取外した刃物を正確且迅速にか
んな胴に取付けるように種々の工夫がなされてい
る。スローアウエイ刃物を用いて秀れた形式のも
のに特開昭59−146705号として知られ外国で製作
され販売されている第6図に示すものが知られて
いる。即ちかんな胴本体1の円周上数等角度位置
に歯底となる凹部1aにづづいて外周に対して傾
斜して係合部を有する溝2が削設されており、こ
こに係合部を有する刃物3と遠心固定板4が挿入
されてかんな胴本体1の回転の遠心力で遠心固定
板4が飛び出すことにより楔作用で刃物3を固定
するものである。この溝2には刃物3の裏側のす
くい面に形成された凹部3aに係合する凸部1b
を側壁面2aに形成され、側壁面2aが段に形成
されていて段面1cの高さは刃物3が裏側の凹部
3aで側壁面2aの凸部1bに係合された状態に
おいて刃物3の表面3bと同一面となる高さを有
しており、段につづく底1dは一段深くなつてい
て、係合部の凸部1bに対向する溝の側壁面1e
は刃物表面3b、段面1cの共通面に対して外側
が狭くなる傾斜面となつていて楔状をした遠心固
定板4がかんな胴本体1の回転による遠心力で飛
び出すことにより側面に働く楔作用で刃物3が係
合部側に押し付けられ固定されるものである。ま
た特開昭54−19298号で知られているものは円筒
の円周に等分に配した溝は刃物の基準側となる側
面が口が狭くなる方向に傾斜しており、溝底に取
付けた保持部材6に係合するカツタ担持体9,1
0と摩耗部材13とによりカツタ4が挟持され遠
心楔20により固定されるものである。
考案が解決しようとする問題点 特開昭59−146705号のものは切削により刃物の
切れ味の低下に対して刃物3が交換されるが、長
時間の切削による切屑のため歯底1a、および
度々の刃物交換によつて刃物3の位置決めを行う
かんな胴本体1側の凸部1bが部分的に磨耗、変
形してきて正確な位置決めと確実な取付けが困難
となる不都合があつた。特開昭54−19298号のも
のは部品構成が複雑でコスト高となる。また刃物
の挿入は外周方向から行うため、挿入部は刃物厚
み以上に間隙を持たせる必要があるが、刃物固定
時に異物等が挟まり、充分に間隙がしまらなかつ
た場合には使用時に刃物が飛び出す可能性があ
る。木工機は木粉の発生がはげしいため、ある程
度の頻度で刃物固定部分の分解清掃は必要であり
基準位置が分解により狂うのでその度に調整が必
要である等の不都合がある。
問題点を解決するための手段 ほぼ直径線上に位置する第1側壁11aと、第
1側壁11aに対向するとともに口部が狭くなる
ように傾斜した第2側壁11bと刃物の位置決め
を兼ねる係合顎部11c,11dを有するT溝状
の底部11eを有する溝内に、第2側壁11bに
当接する刃物12と刃物12の裏面の係合部に係
合位置決めする側面及び前記係合顎部11c,1
1dに係合する鍔部13e,13fを形成したT
形及び遠心固定板15の当接面を有する裏座13
と、第1側壁11aに当接する遠心固定板15を
順に脱可能に挿入し、かんな胴11の回転による
遠心力で刃物12が裏座13を介して遠心固定板
15で固定されるかんな胴である。
実施例 以下本考案の実施例を図面にもとづき説明す
る。かんな胴11は円周方向に本例では4等角度
位置に溝が軸方向にかんな胴幅にわたり形成され
ていて該溝には刃物12、裏座13、遠心固定板
15が挿入されている。溝はかんな胴11の好ま
しくは直径線上に遠心固定板15を当接する側壁
面11aが形成され、この側壁11aと対向して
溝11の外周側開口部が狭くなるように傾斜する
とともに刃物12の表側が当接する基準面となる
側壁11bが形成され、両側壁11a,11bの
間の底部は側壁11b寄りに該側壁11bと直角
な基準面を形成する顎部11c,11dであるT
溝11eと該T溝11eより浅く側壁11aとほ
ぼ直角の底11fとでなつている。刃物12は、
かんな胴11の巾に等しい長さを有する平らなス
ロアウエイ刃で両側縁が平行な切刃12a,12
bに形成され、裏側が飛び出し防止と刃先の突出
量を決める台形状係合凹部12c(第1図)また
は、台形状係合凸部12c′(第5図)が形成され、
表側と裏側とは平行面に形成されている。裏座1
3はかんな胴11の巾に等しい長さを有し、頂面
が歯底13aとなる弧状凹面に形成されまた側面
が溝の基準となる側壁11bと平行な側面13b
の頂面近くに刃物12の係合凹部12cまたは係
合凸部12c′と係合して刃物12の固定と位置決
めをする係合凸部13c(第1図)または係合凹
部13c′(第5図)が形成され、反対の側面13
dが側面13bと平行な面であつて、下端は両側
に側面13b,13dと直角に突出して基準面の
顎部11c,11dと係合して飛び出さないよう
に保持されるとともに刃物12の位置を決める鍔
部13e,13fを有しT溝11eに挿通される
T形になつている。また裏座13の軸方向数個所
にTの下面より盲穴13gが穿設され、この盲穴
13gにばね14が挿入されていて裏座13を持
ち上げ鍔部13e,13fをT溝の顎部11c,
11dに当接するように常時付勢している。遠心
固定板15は、かんな胴の巾と等しい長さを有し
その頂面は固定板が遠心力で飛び出し刃物12、
裏座13を固定した時、かんな胴11の外周から
裏座13の歯底13aと接続するように大きな面
15aに面取りされ、かんな胴11の溝側壁11
aとT溝に挿通された裏座13の側面13dとの
なす角度αに適合する楔形断面をなしており、遠
心力で外方に飛び出し刃物12、裏座13を固定
した時下端が溝底11fから浮き上がる寸法にな
つている。またかんな胴11の中心は機械主軸に
取付ける貫通穴があけられており、両側面には中
心ボス11gが形成され、該ボス11g上に止リ
ング16を同心的に回動可能に保持する押えリン
グ17がボルト18によりかんな胴11の両側面
に取付けられている。止リング16の外径はかん
な胴11に挿通した裏座13の歯底13aより出
ない大きさであつて、刃物12と対応する位置本
例では4等角度位置に刃物12の挿入時に干渉し
ないような切欠16aが設けられており、刃物1
2を取替え時以外は止リング16を回転させて切
欠16aの位置をずらせておくものである。
作 用 かんな胴11に裏座13、遠心固定板15を装
着するため、ボルト18をゆるめて押えリング1
7及び止リング16を取外す。そして裏座13の
T形の鍔部13e,13fを溝のT溝11eの基
準面である顎面11c,11dに接するようにし
且つばね14を盲穴13g内に押込んで挿入し鍔
部13e,13fをT溝の顎面11c,11dに
圧着して、遠心固定板15を裏座13の側面13
dと溝の側壁11aとの間にゆるく挿入した後、
止リング16を当て押えリング17をボルト18
でかんな胴側面に固定し、止リング16を回転し
て切欠16aを刃物12の挿入位置に対応させ
る。次いで刃物12の凹部12cを裏座13の凸
部13cに係合する状態で溝側壁11bとの隙間
に挿入し、止リング16を回動して切欠16aの
位置をずらせて刃物12が抜け出ない様にして機
械主軸に取付ける。モータのスイツチを入れてか
んな胴11を回転させると、遠心力により裏座1
3の鍔面13e,13fがT溝の顎面11c,1
1dに強く圧着され裏座13によつて刃物12の
刃先12aの突出量が決められるとともに遠心固
定板15が遠心力のため外方に飛び出し側壁11
aと裏座13の側面13dとの間にくい込み楔作
用によつて刃物12を裏座13に圧着する。この
状態で切削が可能となる。長時間の切削により切
れ味が低下し刃物12の切刃12a,12bの位
置を替えるには木ハンマで遠心固定板15の頂面
15aを叩き楔力によるくいつきを解いてゆるめ
たあと、両側の止リング16の切欠16aを刃物
12位置に合わせ横から刃物12を押し出し180゜
反転して反対側切刃12bを使用するように挿入
し両止リング16の切欠16aの位置をずらして
かんな胴本体11を回転して刃物を固定する。更
に長時間の使用により裏座13の頂面13aが切
屑による摩耗変形し、係合凸部13cが変形損傷
した時は押えリング17、止リング16を取外し
裏座13を抜き出し、新しいものに取替え止リン
グ16、押えリング17を取付けて固定するもの
である。
効 果 以上詳述したように本考案はかんな胴の溝に基
準となる側壁に当接させる刃物と、刃物を位置決
め係合する係合部を有しT溝に係合するT形を有
する裏座と、遠心固定板とを取替え可能に設けて
刃物を裏座を介して固定するようにしたので、構
成部品が少なく、単純な形状で製作が容易でコス
ト安であり、歯底の摩耗、係合部の変形に対して
も、かんな胴を取替えるような費用がかからず少
額の費用ですむようになり、また裏座の交換がい
とも簡単に早く且つ正確に行なえるものである。
刃物交換では長手方向に抜き差しするので刃物固
定解除時に刃物固定部の間隙がほんの少し広がる
だけでよく刃物が外周方向に抜ける恐れがない。
また遠心固定板の移動方向を直径線上となしたの
で遠心力が効率的に作用し、楔力が強力となつて
刃物の溝側壁への固定が一層確実となる。更に重
切削、軽切削、仕上切削等の切削目的に合わせて
刃物の形状、厚み等が変更されるときは、裏座を
刃物に合わせるのみで広範囲に容易に対応できま
た分解掃除や部品交換も容易で再組立を行つても
再調整の必要がない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の刃物取付部分の拡大図、第2
図は本考案のかんな胴の横断面図、第3図はかん
な胴の縦断面図、第4図は同側面図、第5図は刃
物係合部の他の実施例を示す図、第6図は従来の
刃物取付状態図である。 11……かんな胴、11a,11b……側壁
面、11c,11d……顎部、11e……T溝、
12……刃物、12c,12c′……係合凹部、1
3c,13c′……係合凸部、14……ばね、15
……遠心固定板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同一円周上の数個所に設けられた溝に取換可
    能で係合位置決め部を有する刃物が遠心固定板
    によつて固定される木工機械用かんな胴におい
    て、前記溝は第1側壁と、該第1側壁と対面す
    るとともに開口部が狭くなる方向に傾斜してい
    て刃物の当接基準面となる第2側壁と、刃物が
    固定された時の刃物の突出量を規定する基準面
    を兼ねる係合顎部を設ける底部とを含み、該溝
    内には前記第2側壁に当接し裏面に係合部を有
    する刃物と、該刃物の裏面係合部に対応して位
    置決めを兼ねる係合部を側面に有し前記係合顎
    部に係止保持されるとともに位置決めされる鍔
    部を下端に有し前記刃物の位置決めを兼ねる係
    合部と反対側面が遠心固定板の当接面となる裏
    座と、該裏座と当接するとともに前記第1側壁
    に当接する遠心固定板とを順に着脱可能に挿入
    し、裏座で位置決めされる刃物が裏座を介して
    遠心固定板により固定されることを特徴とする
    木工機械用かんな胴。 (2) 溝の第1側壁はかんな胴のほぼ直径線上に位
    置するものである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の木工機械用かんな胴。 (3) 裏座の鍔部がばね部材により前記係合顎部に
    当接されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載または第2項記載の木工機械用かんな胴。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5419298A (en) * 1977-07-07 1979-02-13 Ver Edelstahlwerke Ag Cutter shaft for use in chip exhaust working machine

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JPS5419298A (en) * 1977-07-07 1979-02-13 Ver Edelstahlwerke Ag Cutter shaft for use in chip exhaust working machine

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