JPH02276122A - 回転アークしゃ断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高絶縁耐力ガスとくに六弗化硫黄が充填されか
つ一つ以上の電極ユニットを内蔵する密封容器を有する
しゃ断器に関するものである。

そして、各電極は、離れたときしゃ断間隙を画定する一
対のアーク接点を有する消弧室、ガスを遠心効果によっ
て室の周辺に向かって駆動する、アークを回転する磁場
を発生するように構成された磁気吹消装置とくにコイル
または永久磁石、環状アーク移動電極、消弧室に設置さ
れ消弧ガスの回転運動を減速する案内ひれを有する。

〔従来の技術〕

回転アークしゃ断器において、室の周辺に向がってガス
を駆動する遠心効果は、しゃ断間隙の付近が減圧する可
能性がある。この減圧はガス密度の低下を生じ、この区
域の誘電耐力を弱くする。

アークの回転速度は一層ガス駆動速度に接近し、アーク
とガスとの間の有効な熱交換を阻止する。

そこで、アーク回収電圧を不十分にし、短絡電流が停止
するとき、アークを消弧すれるのを阻止する。

〔発明が解決しようとする課題〕

フランス国特許第２．５５４．２７４号明細書には回転
アーク自己消弧回路しゃ断器が記載され、前記回路しゃ
断器は消弧室に設置された案内ひれを有し、アークによ
って加熱された消弧ガスの流出区域への回転運動を減速
する。

前記ひれはアーク移動電極をカバーする絶縁リングに、
すなわちしゃ断間隙に近い区域に固定される。この高温
および低温ガスの混合は、しゃ断間隙から離れて設置さ
れた区域に起こる。このようにひれを配置することはし
ゃ断器の能力を減少するものと信じられる。

本発明の目的は回転アーク回路しゃ断器における誘電耐
力およびアーク回収電圧を改善することにある。

〔課題を解決するための手段〕

消弧室は消弧間隙に近い第２中間区域の周りに設けられ
る第１周辺区域にさらに分割され、案内ひれは第１区域
に設置され、アークと第２熱交換区域のガスとの間に速
度差を発生する。

ひれを内蔵する第１区域は第２区域に設けられる環状空
間によって電極の外端から分離されている。ガスは消弧
室の第１周辺区域のひれによってだけ減速されるが、ア
ークに近い第２区域では減速されない。

ひれはどのような形とすることもできる。

ひれは傾斜するか、さもなければブレードもしくはスク
リューの形とすることができる。

本発明装置は、ガス自己消弧彫版室とともにまたはなし
で設けることができる。

自己消弧彫版しゃ断器の場合、消弧室は、第１および第
２基板により両端がシールされた回転面を有する。第２
区域は、アーク接点の分離が起こるとき、膨脹室を形成
する前記囲いと環状アーク接点によって構成されたガス
流出導管を通して連通ずる。

他の利点および特徴は、単に非限定的実施例として図面
に示された、本発明の説明的実施例から明らかになるで
あろう。

〔実施例〕

本発明は回転アーク自己消弧膨張しゃ断器に適用しうる
ちのとして記載するが、自己消弧膨張式でない回転アー
クしゃ断器としても実施しうろことは明らかである。

第１図において、本発明による中圧または高圧しゃ断器
またはスイッチの電極ユニットは、フランス国特許第２
，８１７．８１３号に記載された型のものである。電極
ユニットは、円筒形ケーシング１２によって限定され、
両端を二枚の基板１４．１６によってシールされた囲い
１０を有する。囲い１０は高誘電耐力ガス、とくに大気
圧またはそれ以上の圧力の六弗化硫黄が充填されている
。円筒形ケーシング１２は絶縁材料から作ることができ
、また基板１４．１６は導電材料から作られ電流入力端
子パッドを構成する。囲い１０の軸線上に配置された作
動ロッド１８は、基板に蜜嵌して貫通し、環状可動接点
２０により囲い１０の内部に延びている。管状可動接点
２０はその端部に可動アーク接点２２を支持し、可動ア
ーク接点２２は向き合った基板１４に固定された接点２
４によって支持された静止接点２３と協働する。円筒面
２８および二枚の基板３０．３２によって構成された、
消弧室２６は接点２２．２４を同心的に囲んでいる。円
筒面２８および基板３０は金属製で静止接点部分２４に
電気的に接続している。可動接点２０が貫通する反対側
の基板３２は絶縁材料で作られ、可動接点２０と円筒形
面２８との間を電気的に確実に絶縁している。

消弧室２６の内側にはコイル３４が金属製基板３０に取
付けられている。コイル３４には電極３６が嵌合され、
可動アーク接点２２に向かって配置されたアーク移動ト
ラックを構成している。

コイル３４は、しゃ断器の閉鎖位置において、可動アー
ク接点２２と静止接点部分２４との間に直列に挿入され
るように、電極３６ならびに基板３０に電気的に接続さ
れている。

第１図の左側部分に図示されたしゃ断器の開放位置にお
いて、消弧室２６は膨脹室を構成する囲い１０と連通し
ている。連通は一方では基部が接点２０の管状内面と囲
い２０との間に流出オリフィス３８を有する可動管状接
点２０により、他方では、中央導管４０によりコイル３
４を通って延びまたその基部においてオリフィス４２に
より囲い１０と連通する、管状静止接点２４によって実
施される。静止アーク接点２３は電極３６の内側環状端
部によって略図的に図示されている。第１図の右側半分
に図示された回路しゃ断器の閉鎖位置において、可動ア
ーク接点２２は電極３６に接触して接点２０．２４によ
って構成された二つの流出導管をシールする。

可動アーク接点２２はばね４４によって伸長位置に偏倚
される半静止接点である。囲い１０の基板１６によって
支持された摺動接点４６は、可動接点２２と共働して確
実にこの可動接点２０をまたこの基板１６によって形成
された電流入力端子パッドを電気的に接続している。

消弧室２６の円筒面２８は延長し、静止主要接点として
設けられたフランジ４８によって絶縁基板３２を越えて
突出している。静止主要接点４８は可動主要接点５０と
共働し、前記可動主要接点５０は可動接点２０に固定的
に組み合わされた支持体５２に支持されたチューリップ
花弁状接点によって構成されている。チューリップ状接
点はフランジ４８の内面と消弧室の大きさに対応するよ
うに共働するが、主要接点の大きさが二次的問題である
場合には、フランジ４８を外側から囲むような反対の配
置も可能であることは明らかである。

この種のスイッチの作用はこの技術に通じた人々には公
知であり、しゃ断器の開放は作動ロッド１８を第１図の
下方に摺動することにより制御され、作動ロッド１８は
チューリップ状主要接点５０を静止主要接点４８から離
れる位置まで下方に駆動することを述べれば十分である
。しゃ断器の開放運動の最初の位相の間、抜差式可動ア
ーク接点２２はばね４４の作用により電極３６に接触し
た位置に止まる。主要接点４８．５０が離れると、電流
は可動アーク接点２２およびコイル３４によって構成さ
れた平行回路に切換えられる。主要接点４８．５０の開
放はアーク発生なしに起こり、電流が平行囲路に切換え
られるとすぐにコイル３４は磁場を生じ、その磁場はア
ーク接点２２゜３６が連続するしゃ断器の開放運動中継
れるとき発生するアークの消滅に役立つ。消弧室に引き
出されたアークはこの室に収容されたガスの発熱および
圧力の上昇を生じ、このガスは管状接点２０゜２４を通
り囲い１０によって構成された膨脹室に排出する。この
ガスの流出の結果アークは吹き消される。

上記実施例において、主要接点４８．５０が開くと直ぐ
にコイル３４に回路は切換えられるが、この回路への切
換えは別の方法、とくに電極３６上へのアークの切換え
によっても実施することができる。コイル３４はまた永
久磁石によって置換することもでき、ガス流出は接点の
一方のみを通して起こすこともできる。

本発明によれば、複数の半径方向ひれ５６が円筒面２８
に沿い消弧室の内側に設けられている。

ひれ５６は導電性または絶縁性材料から作られ、半径方
向に軸線の周りに延び、電極３６およびコイル３４の外
端から環状空間５８だけ離れている。

消弧室２６は二つの同心区域にわかれ、その区域はひれ
５６を囲む第１の周辺区域６０および第１区域６０とし
ゃ断間隙との間に設けられる中間区域６２である。アー
ク６４はアーク接点２２゜２３が離れるときしゃ断間隙
に発生し、間隙５８は第２区域を含んでいる。

第１図において、ひれ５６は基板３０にまた円筒面２８
に固定され、それぞれ同じ直線状断面を有する。

第２，４図に示す変型実施例において、それぞれ６個の
ひれの断面積は基板３０上でかつしゃ断間隙の周りで一
様であり、円筒面２８の中間部分まで徐々に減少する。

第３．５図の別の実施例・において３個のひれは絶縁基
板の反対側に固定され、室２６のほとんど全高に亘って
延び、小さい間隙６４によって円筒面２８から、また間
隙５８によって電極３６から離れている。

アーク接点２２．２３が離れるとき、アーク６４は遮断
間隙に形成される高温ガスリングによって電極３６上で
高速回転する。高温ガスは、アークの回転によって発生
する遠心力の効果により、消弧室周辺に向かって回転的
に駆動される。ひれ５６の作用は対応する流出ガス流６
６（第４図）を第１周辺区域６０において減速するが、
第２中間区域においては減速しない。流出ガス流の速度
ｖ２は電極３６上のアークの速度Ｖｉより小さく、そこ
で第２区域においてアーク６４と流出ガス流６８との間
に異なった速度を生ずる。この速度差は区域６２におけ
るアークとＳＦ６ガスとの間の熱交換を促進しアークの
迅速な消滅に役立つ。

ひれ５６はまた半径方向に傾斜するか、さもなければブ
レード又はねじ型とすることができる。

〔発明の効果〕

本発明は、消弧室を消弧間隙に近い第２中間区域の周り
に設けられる第１周辺区域にさらに分割し、案内ひれを
第１区域に設置し、アークと第２熱交換区域のガスとの
間に速度差を発生すること。

により、アークとガスとの間の熱交換を促進し、回転ア
ーク回路しゃ断器における誘電耐力およびアーク回収電
圧を改善することができる。

である。

１０・・・囲い、２２．２３・・・アーク接点、２６・
・・消弧室、２８・・・回転面、３０．３２・・・基板
、３４・・・コイル、５２・・・第２区域、５６・・・
案内ひれ、６０・・・第１区域。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高絶縁耐力ガスとくに六弗化硫黄が充填されかつ一
   つ以上の電極ユニットを内蔵する密封かこい（１０）を
   有し、各電極は、 離れたときしや断間隙を画定しうる一対のアーク接点（
   ２２、２３）を有する消弧室（２６）、ガスを遠心効果
   によつて室（２６）の周辺に向かって駆動する、アーク
   （６４）を回転する磁場を発生するように構成された磁
   気吹消装置とくにコイル（３４）または永久磁石、 環状アーク（６４）移動電極（３６）、 消弧室（２６）に設置され消弧ガスの回転運動を減速す
   る案内ひれ（５６）、 を有する回転アークしや断器において、 室（２６）はしや断間隙に近接して第２の仲介区域（６
   ２）の周りに同心に設けられた第１の周辺区域（６０）
   を有し、前記案内ひれ（５６）は第１区域（６０）に設
   置され、アークと第２熱交換区域におけるガスとの間に
   速度差を発生させることを特徴とする回転アークしや断
   器。 ２、ひれ（５６）を内蔵する第１区域（６０）は第２区
   域（５２）に収容された環状空間（５８）によつて電極
   （３６）外端から離れている請求項１記載のしや断器。 ３、第１および第２基板（３０、３２）によつて両端が
   シールされた回転面（２８）を備えた消弧室（２６）を
   有し、アーク接点（２２、２３）は中空で、分離後、第
   ２区域（６２）と膨脹室を形成する囲い（１０）との間
   にガス流出導管を構成する請求項１記載のしや断器。 ４、ひれ（５６）は回転面（２８）および第１基板（３
   ０）に接触する請求項３記載のしや断器。 ５、ひれ（５６）は第２基板によつて支持され、電極（
   ３６）付近まで延びている請求項３記載のしや断器。 ６、ひれ（５６）は半径方向に第１区域まで延びている
   請求項３記載のしや断器。 ７、ひれ（５６）は半径方向に傾斜している請求項３記
   載のしや断器。 ８、ひれ（５６）はブレードまたはスクリューの型式で
   ある請求項３記載のしや断器。