JPH02275359A - 腎疾患の診断方法、診断試薬およびキット - Google Patents

腎疾患の診断方法、診断試薬およびキット

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JPH02275359A
JPH02275359A JP9645689A JP9645689A JPH02275359A JP H02275359 A JPH02275359 A JP H02275359A JP 9645689 A JP9645689 A JP 9645689A JP 9645689 A JP9645689 A JP 9645689A JP H02275359 A JPH02275359 A JP H02275359A
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JP
Japan
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tissue factor
human tissue
human
urine
reagent
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JP9645689A
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Yukiya Koike
小池 行也
Yataro Ichikawa
市川 弥太郎
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Priority to CA 2026666 priority patent/CA2026666A1/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/20Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons for measuring urological functions restricted to the evaluation of the urinary system
    • A61B5/201Assessing renal or kidney functions

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (ω 産業上の利用分野 本発明は腎疾患の診断方法、診断試薬およびキットに関
するものである。更に詳しくはヒト尿中のヒト組織因子
を測定することによる腎疾患の診断方法、診断試薬およ
びキットに関するものである。
+b+  従来技術 従来、腎疾患の診断方法としては、まずヒト尿中の総タ
ンパク量を測定し、タンパク量が高いものについて更に
検査を進めていく方法がとられている。しかしながら、
ヒト尿中の総タンパク量の測定は患者が採尿前に食べた
食物の影響を受けやすく、採尿時期を考慮しなければな
らなかった。
また、測定方法が煩雑であり、再現性が悪く、定性的で
あるという問題があった。更に、ヒト尿中の総タンパク
量の測定は腎疾患の診断のほか、肝疾患1発熱性疾患、
その他内臓全般の機能障害等の診断にも使われており、
より精度よく腎疾患の診断に用いることができる特徴的
かつ特異的なマ−カーを見つけることが必要とされてい
た。
(C)  発明の目的 そこで、本発明者らは、ヒト尿中のタンパク成分の中か
ら、特に腎組織の損傷の有効なマーカーとなりうる成分
について検討し、かつ操作が簡単で再現性のよい方法を
見い出すべり12意研究を行った結果、ヒト尿中のヒト
組織因子を測定することにより、腎疾患の診断が可能で
あることを見い出し本発明に到達した。
(市 発明の構成 すなわち、本発明はヒト尿中のヒト組織因子を測定する
ことによる腎疾患の診断方法、診断試薬およびキットで
ある。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において腎疾患とは、腎組織の損傷により、糸球
体組織障害を起こし、蛋白尿、血尿を発症させる疾患を
さす。一方、腎疾患の発症進展の機序に関しては、im
mune complex (I C)が糸球体に沈着
することによって惹起される免疫反応が関与することが
知られていた。腎疾患としては今日数多くの疾患が知ら
れている。例えば、急速進行性腎炎、慢性腎炎、糸球体
腎炎、 Henoch−3ch6nlein紫斑病性腎
炎等の腎炎、腎不全、ネフローゼ症候群、IIjA腎症
等が挙げられる。これらのなかで本発明の方法は、腎不
全、ネフローゼ症候群、腎炎の診断に有利である。
本発明で用いられるヒト尿は、腎疾患の診断を行おうと
する人の体内にあるものを直接用いるのではなく、被検
試料として採取したものを使用する。
ヒト組織因子(T 1ssue F actor )は
組織トロンボプラスチンとも呼ばれ、外因系凝固の開始
物質として重要な働きを示すことが知られている。
すなわち、第Vl因子と複合体を形成し、第X因子や第
1X囚子を活性化する物質である。ヒト組織因子は全身
諸臓器に存在するが、特に肺、脳、胎盤に多く、血管内
皮細胞も組織因子を産生ずることが知られている[Co
1ucci  M、et  al:J。
CIin、  I  nvest、71.  1893
−1896  (1983)  参照 コ 。
1ntactな細胞ではヒト組織因子は細胞膜中に表面
を覆われた状態で存在すると考えられ、特にガンなどに
おける組織・血管の損傷によって、細胞表面に組織因子
が露呈し、血管向凝固が起こり易くなる。またTN F
 (Tumor  Necrosis Factor 
)やI L (I nter  L eukin ) 
、サイト力イン類が、ある種の細胞を刺激して細胞表面
に組織因子活性が発現すると報告されている[P、R。
Conklina 、 C,S、 Greenberg
、 and J 、 B 。
Weinberu : B food、 vol 72
. N(11、128−133(1988)参照]。ヒ
ト組織因子あるいはヒト組織因子類似蛋白が血液中また
は尿中にも存在することが報告されている[8. Ku
rosawa et al  ;THROMBO8Is
  RESEARCI−133゜595−606 (1
984)参照]。ヒト組織因子は脂質部分と蛋白部分〈
アポ蛋白)よりなる糖脂質蛋白であるが本発明において
、測定されるヒト組織因子は完全な型のヒト組織因子は
もちろん、ヒト組織因子と第■囚子との複合体、ヒト組
織因子アポ蛋白およびヒト組織因子の消化物あるいは分
解物受には、ヒト組織因子とMA造が類似している物質
ら含められる。
腎組織は絶えず代謝と***が行われていることから何ら
かの疾患によって組織に損傷が与えられ、細胞表面に露
呈したヒト組織因子が細胞表面から分離し、尿中に遊離
していると考えられる。
本発明におけるヒト組織因子の測定方法としては特に限
定はないが、例えばサンドイツチ法による免疫学的測定
、方法、免疫沈降法、免疫拡散法、免疫電気泳電法等が
挙げられる。これらのなかでサンドイッチ法による免疫
学的測定方法が好ましい。具体的な測定方法としては本
発明者らによって既に提案されている方法(特願平1−
36228号「ヒト組織因子の測定方法、試薬およびキ
ットJ)が用いられる。これは、それぞれ異なる抗原決
定部位を認識する2種類の抗ヒト組織因子モノクローナ
ル抗体の一方を不溶性担体に結合して第1吹拭体とし、
他方を第2吹拭体として用いることを特徴とする方法で
ある。ここで、それぞれ異なる抗原決定部位を認識する
2種類の抗ヒト組織因子モノクローナル抗体としては、
具体的には徴工研寄託番号FFRM  r’−1050
5(GX3を産生する>、r’ERMP−10506(
GX4を産生する)。
FERM  P−10507(EX6を産生ずる)のハ
イブリドーマ細胞が産生する抗体およびそれと同等の結
合特性を有する抗ヒト組織因子モノクローナル抗体であ
る。
次に該モノクローナル抗体を用いてヒト尿中のヒト組織
因子を検出し、腎疾患の診断を行う方法についで述べる
抗ヒト組織因子モノクローナル抗体の一方を吸りさせた
プレート、ビーズ等の不溶性担体をブ[Jッキング試薬
でブロッキングした。ここで用いる不溶性担体の材質は
免疫反応が行いうるもであれば、特に限定しない。また
ブロッキング試薬も生血清アルブミン(BSA)の他に
、他の動物血清アルブミンあるいはゼラチン、スキムミ
ルク等も使用できる。
続いて、検量線作成の為、ヒト組織因子アポ蛋白を種々
の濃度になるように希釈し、添加した。
また、被検試料(ヒト尿)は適当な濃度に希釈し、添加
した。室温で一定時間、免疫反応後、Twccn20を
含む溶液で不溶性担体を洗浄した。次に標識化したもう
一方の抗ヒト組織因子モノクローナル抗体を添加し、室
温で一定時間反応後、洗浄し、基質溶液を加えて発色さ
けた。各検体について波長415rvにおける吸光度を
測定した。ヒト組織因子アポ蛋白を用いて作成した検酊
線からヒト尿中のヒト組織因子の含酸を定量した。ヒト
尿中のヒト組織因子の含量表示は、尿1−当りの偵(μ
3/d)、24時間(1日)採取したヒト尿中の届(1
1g/日)どちらでも良い。ここでヒト尿中のヒト組織
因子の債が尿1威当り5μg/d以上、好ましくは10
μg/d以上であれば腎疾患であると診断され、24時
間(1日)採取したヒト尿中のけが5η/日以上、好ま
しくは10■/日以上であれば腎疾患であると診断され
る。
本発明における腎疾患の診断試薬は、それぞれ異なる抗
原決定部位を認識する2種類の抗ヒト組織因子モノクロ
ーナル抗体の一方を不溶性担体に結合した第1次抗体試
薬と他方の第2次抗体試薬とより主として構成される。
また、この試薬を能率よく且つ簡便に利用するために、
これら抗体以外に種々の補助剤を含めてキットを形成す
ることができる。かかる補助剤としては、例えば固体状
の試薬を溶解させるための溶解剤、不溶化担体を洗浄す
るために使用される洗浄剤、抗体の標識物質として酵素
を使用した場合、酵素活性を測定するための基質、その
反応停止剤イ1どの免疫学的測定試薬のキットとして通
常使用されるものが挙げられる。
〈0)  発明の効果 本発明によれば、ヒト尿中のヒト組織因子を測定するこ
とによって腎疾患の診断が可能となり、かつ、本発明に
よる診断方法は容易であり、また再現性も良く、有効な
ものである。
(f)  実施例 以下、本発明について実施例を挙げて説明する。
実施例1 モノクローナル抗体GX3を20μg/meの濃度にな
るようにPBS(10mMリン酸緩衝液−〇、15 M
  Na C1pf−17,4> テ希釈し、?−1’
クロタイタープレートのウェルに100uU加えて、晩
装置し、抗体を固相に吸着させた。1%13sA(牛血
清アルブミン)を含むPBSを150μN/ウェル加え
て室温で2時間放置した。続いて0.05%l” wc
en20と0.1%BSΔを含むPBS(洗浄用バッフ
ァー)で洗浄した。次にヒト胎盤由来組織因子アポ蛋白
を洗浄用バッファーで25ng/rd、 50ng/威
、 1100n/dの濃度になるように希釈し、またヒ
ト尿を80倍および40倍希釈して各々100μl/ウ
エル加え、37℃で1時間反応させた。3回洗浄用バッ
ファーで洗浄した復、パーオキシダーゼ標識化モノクロ
ーナル抗体GX4を洗浄用バッファーで300n(1/
dの′a度になるように希釈し、100μす/ウェル加
え、37℃で1時間反応させた。3回洗浄用バッファー
で洗浄した侵、基質溶液(ABTS)を100μU/ウ
ェル加えて波長415nmにおける吸光度を測定した。
図1にヒト胎盤由来組織因子アポ蛋白を用いて作成した
検量線を示した。じト組織囚子濶度(横軸)と吸光度<
m軸)とは直線関係にあり、この検量線を用いて溶液状
態(ヒト尿中)にあるヒト組織因子の定量が可能である
図2に、測定結果をまとめて示す。健常人のヒト尿中に
はヒト組織因子が2〜3μg/rdの濃度ひ含まれてい
た。一方、腎不全、ネフローゼ症候群および各種腎炎を
伴なう患者のヒト尿中においては10〜25μg/rr
tlとU常人に比べて顕著に高く検出、定量された。
【図面の簡単な説明】
図1はヒト組織因子測定用の検量線を示したものであり
、図2は各種腎疾患とヒト尿中のヒト組織因子含ff1
との関連をまとめたものである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト尿中のヒト組織因子を測定することによる腎
    疾患の診断方法。
  2. (2)上記ヒト尿中のヒト組織因子の測定方法がサンド
    イッチ法による免疫学的測定方法である請求項1記載の
    方法。
  3. (3)上記腎疾患が腎不全である請求項1記載の方法。
  4. (4)上記腎疾患がネフローゼ症候群である請求項1記
    載の方法。
  5. (5)上記腎疾患が腎炎である請求項1記載の方法。
  6. (6)2種類の抗ヒト組織因子抗体の一方を不溶性担体
    に結合した第1次抗体試薬と、他方の第2次抗体試薬と
    からなる腎疾患の診断試薬。
  7. (7)請求項6記載の診断試薬を構成要素の一部とする
    腎疾患の診断用キット。
JP9645689A 1989-02-02 1989-04-18 腎疾患の診断方法、診断試薬およびキット Pending JPH02275359A (ja)

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EP19900902686 EP0417298A4 (en) 1989-02-02 1990-02-02 Detection of human tissue factor activator
AU50347/90A AU631603B2 (en) 1989-02-02 1990-02-02 Detection of human tissue factor activator
CA 2026666 CA2026666A1 (en) 1989-02-02 1990-02-02 Method of detecting human tissue factor active substance
PCT/JP1990/000127 WO1990008956A1 (fr) 1989-02-02 1990-02-02 Detection d'activateur de facteur tissulaire humain
NO90904288A NO904288L (no) 1989-02-02 1990-10-02 Paavisning av human vevsfaktoraktivator.

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7592148B1 (en) 1997-11-26 2009-09-22 Cmic Co., Ltd. Method for examining human kidney disease by detecting the fatty acid binding protein
JP2013519866A (ja) * 2010-02-05 2013-05-30 アスチュート メディカル,インコーポレイテッド 腎損傷および腎不全の診断および予後診断のための方法ならびに組成物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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