JPH02268209A

JPH02268209A - 防水型位置検出装置

Info

Publication number: JPH02268209A
Application number: JP9036089A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Suhara; 正明須原; Hidemi Kushida; 櫛田　秀実
Original assignee: Daikin Industries Ltd
Current assignee: Daikin Industries Ltd
Priority date: 1989-04-10
Filing date: 1989-04-10
Publication date: 1990-11-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、防水性を備えた位置検出装置に関する。

〈従来の技術〉従来、この種の位置検出装置としては、第５図に示すよ
うなものがある。この位置検出装置は、密閉容器４に内
に細長いスケール４４と、これに摺動可能に取り付けら
れた光学式（例えばモアレ縞式）の検出器４５を備える
と共に、上記密閉容器４１を貫通して、上記スケール４
４の方向に略同じ長さを有するロッド４２を嵌挿し、こ
のロッド４２の一方の端部４２ａを上記検出器４５に取
り付けたものである。そして、このロッド４２の他方の
端部４２ｂに被測定物５０が取り付けられて、上記スケ
ール４４の方向に移動した場合、上記検出器４５は、ロ
ッド４２および被測定物５０と一体に移動して、上記ス
ケール４４との相対変位を検出し、被測定物５０の位置
を検出するようになっている。なお、密閉容器４１とロ
ッド４２との隙間に、防水性を保つように摺動シール４
６が設けられている。

〈発明が解決しようとする課題〉ところで、上記従来の位置検出装置は、ロツド４２の長
さが被測定物の位置を検出することができる範囲（以下
、「検出範囲」と略す）に相当している。そして、ロッ
ド４２が密封容器４１から最も突出した場合、上記位置
検出装置の全長は上記ロッド４２の２倍の長さとなる。

このため、」二足従来の位置検出装置は、検出範囲の略
２倍の取付スペースを要するという問題がある。

そこで、この発明の目的は、被測定物の検出範囲と略等
しい取付スペースで取り付けることかできる防水型位置
検出装置を提供することにある。

〈課題を解決するための手段〉上記目的を達成するために、この発明の防水型位置検出
装置は、非磁性材料からなり、一方向に細長く、かつ一
定断面を有する密閉容器と、上記密閉容器内部に、上記
方向に設けた非磁性材料からなるスケールと、磁石が固
定され、上記スケールに摺動自在に嵌合し、上記スケー
ル上の位置を検出する検知器と、上記検知器の磁石と互
いに吸引しあう磁石が固定されると共に上記密閉容器の
外周に摺動自在に嵌合され、上記検知器を連動さ仕る移
動台とを備えたことを特徴としている。

〈作用〉被測定物が移動台に取り付けられて密閉容器の長手方向
すなわちスケールの方向に移動した場合、この移動台の
磁石と検出器の磁石とが非磁性材料からなる上記密閉容
器を通して互いに吸引し合うため、上記検知器は被測定
物と連動して上記スケールに沿って摺動してスケール上
の位置を検出する。検出したスケール上の位置は、被測
定物の位置として出力される。

このように動作する場合、上記移動台が移動する範囲す
なわち検出範囲は、密閉容器の長手方向の長さと略等し
い範囲となる。したがって、この位置検出装置は、検出
範囲と略等しい取付スペースで取り付けられる。

また、従来の防水型位置検出装置と異なり、容器を貫通
するロッドを使用せず磁力によって検出器を移動させる
ようにしているため、容器は完全に密閉されて防水性が
高まる。

〈実施例〉以下、この発明の防水性位置検出装置を図示の実施例に
より詳細に説明する。

第１図および第２図に示すように、この発明の防水型位
置検出装置は、Ａｆ２製の細長いシリンダ２およびこの
両端を塞ぐ一対の密閉キャップ３゜３からなる密閉容器
１と、非磁性ガラス製の角柱の側面４ａに目盛を設けて
なるメインスケール４を備えている。このメインスケー
ルは、上記各密閉キャップ３．３の内側中央部に設けた
枠状の突起部３　ａ、　３　ａに端部をそれぞれ密嵌し
て取り゛付けられている。また、この防水型位置検出装
置は、上記シリンダ２の内部に、上記メインスケール４
の側面４ａに摺接するインデックススケールと受光素子
を内蔵した光学式検知器５と、この検知器５に固定され
ると共に上記メインスケール４に摺動自在に嵌合した枠
状の磁石６を備える一方、シリンダ２の外部に、このシ
リンダ外周に摺動自在に嵌合して上記磁石６と互いに吸
引し合う円筒状の磁石８と、この磁石８に取付られた移
動台７とを備えている。この移動台７は、磁石８の外周
および両端面を覆う環状部７ａと、被測定物ＩＯを取り
付けるべき台座部７ｂとからなっている。なお、上記検
知器５の出力線１２は、シリンダ２の端部から外部へ取
り出し、密封性を保つようにその隙間にシール材１３を
施している。また、磁石６がメインスケールに沿って摺
動して密閉キャップ３の突起部３ａに衝突して破損する
ことのないように、その両端に一対の保護パッド１４．
１４を設けている。また、移動台７がシリンダ２に対し
てぐらつかないように０リングからなるパツキン１１．
１１を設けている。

被測定物ｌＯが上記移動台７の台座部７ｂに取り付けら
れてシリンダ２に沿って移動した場合、この移動台７側
の磁石８と検知器５側の磁石６とが非磁性材料であるＡ
ｇ製のシリンダ２の壁面を通して互いに吸引し合ってい
るため、上記検知器５は被測定物１０と連動して上記メ
インスケール４の側面４ａ上を摺動する。そして、上記
検知器５は、メインスケール４の目盛と検知器５のイン
デックススケールとを組み合わせて発生させたモアレ縞
の明暗を受光素子で観測して、この明暗に対応した周期
数の電気信号が外部の図示しない信号処理手段で処理さ
れて、被測定物ＩＯの位置が検知される。

このように動作する場合、上記移動台７が移動する範囲
すなわち検出範囲は、シリンダ２の長さと略等しい範囲
となる。したがって、この位置検出装置は、検出範囲と
略等しい取付スペースで取り付けることができる。

また、従来の防水型位置検出装置と異なり、容器を貫通
するロッドを使用せず、磁力によって検出器５を移動さ
せるようにしているので、容器１を完全に密封すること
ができ、防水性を高めることができる。

上記実施例は、円筒状の密閉容器１を備えたが、これに
限られるものではなく、第３図および第４図に示す別の
実施例のように、矩形断面を有する密閉容器を備えても
良い。この防水型位置検出装置は、Ａ１２製の中空角柱
２２およびこの両端のキャップ２３２３からなる密閉容
器２１と、この密閉容器２１の内面に設けた角柱３５に
目盛の面２４ａを表側にして埋め込まれたメインスケー
ル２４と、上記目盛の而２４ａに検知面を摺接する検知
器２５と、この検知器５の背面および側面を一体に覆う
と共に上記角柱３５に沿って摺動し得る磁石２６とを備
えている。この磁石２６は一対のアーム部２６ａ、２６
ａを有しており、このアーム部２６ａ、２６ａが上記角
柱３５の側面に設けた一対の案内１３５ａ、３５ａに係
合して、上記メインスケール２４と検知器２５とを離間
させないようにしている。一方、上記中空４角柱２２の
外部に、検知器２５の背面側の側面２２ａに、上記磁石
２６と互いに吸引し合う磁石２８を摺接し、この磁石２
８の外周を一体に覆うと共に上記中空角柱２２に沿って
摺動し得る移動台２７を備えている。

この移動台２７は一対のアーム部２７ａ、２７ａを有し
、このアーム部２７ａ、２７ａが上記中空角柱２２の側
面に設けた一対の案内１２２ｂ、２２ｂに係合して、上
記側面２２ａと磁石２８とを離間させないようにしてい
る。

なお、この位置検出装置は、被測定物３０が上記移動台
２７に取り付けられて中空角柱２２に沿って移動する場
合、第１図および第２図に示した円筒状の位置検出装置
と全く同様に動作する。

また、当然ながら、上記密閉容器！、２１はＡＱ製に限
られるものではなく、他の非磁性材料、例えばステンレ
ス製などでも良い。

〈発明の効果〉以上より明らかなように、この発明の防水型位置検出装
置は、非磁性材料からなり、一方向に細長く、かつ一定
断面を有する密閉容器と、上記密閉容器内部に、上記方
向に設けた非磁性材料からなるスケールと、磁石が固定
され、上記スケールに摺動自在に嵌合し、上記スケール
上の位置を検出する検知器と、上記検知器の磁石と互い
に吸引しあう磁石が固定されると共に上記密閉容器の外
周に摺動自在に嵌合され、上記検知器を連動させる移動
台とを備えているので、被測定物の検出範囲と略等しい
取付スペースで取り付けることができる。

また、従来の防水型位置検出装置と異なり、容器を貫通
ずるロッドを使用せず、磁力によって検出器を移動させ
るようにしているので、容器の防水性を高めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の防水型位置検出装置の
一実施例を示す断面図、第３図および第４図はこの発明
の別の実施例を示す断面図、第５図は従来の防水型位置
検出装置を示す図である。１．２！・・・密閉容器、２・・・シリンダ、３．２３
・・・　密閉キャップ、４．２４・・・メインスケール、４ａ、２４ａ・・・目盛の面、５，２５・・・検知器、
６．８，２６．２８・・・磁石、７．２７・・・移動台
、１０．３０・・・被測定物、１１．３１・・・パツキ
ン、１２．３２・・・出力線、１３．３３・・・シール
材、１４．３４・・・保護パッド、２２・・・中空角柱
。特　許　出　願　人　　ダイキン工業株式会社代　理　
人　弁理士　　青白　葆　ほか１名１３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）非磁性材料からなり、一方向に細長く、かつ一定
断面を有する密閉容器（１）と、上記密閉容器（１）内部に、上記方向に設けた非磁性材
料からなるスケール（４）と、磁石（６）が固定され、上記スケール（４）に摺動自在
に嵌合し、上記スケール（４）上の位置を検出する検知
器（５）と、上記検知器（５）の磁石（６）と互いに吸引しあう磁石
（８）が固定されると共に上記密閉容器（１）の外周に
摺動自在に嵌合され、上記検知器（５）を連動させる移
動台（７）とを備えたことを特徴とする防水型位置検出
装置。