JPH02268175A - ラクトン類の製法 - Google Patents

ラクトン類の製法

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JPH02268175A
JPH02268175A JP8707089A JP8707089A JPH02268175A JP H02268175 A JPH02268175 A JP H02268175A JP 8707089 A JP8707089 A JP 8707089A JP 8707089 A JP8707089 A JP 8707089A JP H02268175 A JPH02268175 A JP H02268175A
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JP
Japan
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polyhalide
diols
tetraalkylammonium
solvent
lactones
Prior art date
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Pending
Application number
JP8707089A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Kajisori
梶返 昭二
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、種々の医農薬またはその製造原料を得るため
に、ジオール類から対応するラクトン類を製造する方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
ジオール類からのラクトン類の製法としては、ハロゲン
または次亜ハロゲン酸塩を用いてジオール類を酸化する
方法が知られている。しかし、そのような方法でジオー
ル類を酸化する場合には、それらの酸化剤は次亜塩素酸
ナトリウム、次亜臭素酸ナト・リウム、塩素ガス、臭素
などの取り扱い難いものであることから、ジオール類に
それらの酸化剤を化学量論的に作用させるのは難しく、
従来、それらの酸化剤を大量に用いる必要があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、ジオール類に取り扱い易いテトラアル
キルアンモニウムポリハライドを化学量論的に作用させ
ることによって、それら化合物に対応したラクトン類を
高い収率で得る方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記の問題点を解決するために鋭意研究
した結果、5〜100℃の溶媒中で、ジオールIl1モ
ルに対して取り扱い易いテトラアルキルアンモニウムポ
リハライド0.5〜4モルの存在下に、ジオール類を反
応させ、対応する種々のラクトン類を高い収率で得るこ
とができることを見出し、本発明を完成させるに至った
即ち、本発明は、5〜100℃の溶媒中で、ジオール類
1モルに対してテトラアルキルアンモニウムポリハライ
ド0.5〜4モルの存在下に、ジオ−ル類を反応させ、
ジオール類がら対応するラクトン類を生成することを特
徴とするラクトン類の製法に関するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のラクトン類の製法は、5〜100°Cの溶媒中
で、ジオール類に取り扱い易いテトラアルキルアンモニ
ウムポリハライドを酸化剤として化学量論的に作用させ
ることによって行うことができる。
本発明で用いる溶媒としては、本発明の目的を達成でき
る限り特に制限されず如何なるものを用いてもよいが、
例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素
、酢酸などの有機種性溶媒、または水などを挙げること
ができる。
そして、このとき用いる溶媒は、そのまま、またはアル
カリ性で用いることもできるが、ジオール類とテトラア
ルキルアンモニウムポリハライドとの反応が容易に進行
するように、中性付近で用いた方が好ましい。
このアルカリ性溶媒を調製するときに用いるアルカリと
しては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どのアルカリ金属の水酸化物、または水酸化カルシウム
などのアルカリ土類金属の水酸化物などを挙げることが
できる。そして、これらのアルカリを加える量は、反応
が容易に進行するようにジオール類1モルに対して1〜
5モル、好ましくは2〜4モルの割合で加えておくのが
よい。
本発明で用いることができるジオール類としては、例え
ば、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール
、1,5−ベンタンジオール、1゜8−オクタンジオー
ル、1,10−デカンジオールなどを挙げることができ
る。
本発明のラクトン類の製法において、原料のジオール類
を有機溶媒に溶かし、これにテトラアルキルアンモニウ
ムポリハライドとアルカリ溶液を加えて反応(5〜10
0°Cで4〜50時間、好ましくは30〜90°C14
〜50時間)させることによって、このらのジオール類
に対応するラクトン類を得ることができ、リン酸二ナト
リウムや酢酸ナトリウムを緩衝液として用いることによ
って、その収量・収率をさらに向上させることができる
本発明でジオール類の酸化剤として用いるテトラアルキ
ルアンモニウムポリハライドは、次式(I); (式中、R3はベンジル基、フェニル基または低級アル
キル基を表し、Rz、RsおよびR4は、同一または相
異なる低級アルキル基を表し、Xは、同一または相異な
るハロゲン原子を表す。)で示される化合物であり、好
ましくはR8はベンジル基、Rz 、RsおよびR4は
同一の低級アルキル基であるの功(よい。
前記式(1)の定義において、低級アルキル基とは、炭
素数1〜6のアルキル基であり、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペン
チル基などを挙げることができる。
本発明のラクトン類の製法におけるテトラアルキルアン
モニウムポリハライドの使用量は、用いるジオール類の
使用量に対して大量に加える必要はなく、化学量論的に
作用させるために約0.1モル比過剰量を加えれば十分
であるが、ジオール類1モルに対して前記式(1)の化
合物0.5〜4モル、好ましくは0.8〜3モル、さら
に好ましくは1〜2.1モル程度の割合であるのがよい
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を示す。
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。
実施例1 1.4−ブタンジオール(0,90g、  10mm0
1)を四塩化炭素(10mj2)に溶解し、ベンジルト
リメチルアンモニウムトリプロミド(8,19g、21
mmof)、リン酸二ナトリウム・12HzO(16,
41g、46mmojlり、水(20mりを加えて、7
0°Cで5.5時間攪拌した。
このようにして得られた反応液を放冷し、20%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液(10m/lりを加えて未反応の
ベンジルトリメチルアンモニウムトリプロミドを分解し
た後、飽和炭酸ナトリウム溶液をアルカリ性になるまで
加え、ジクロロメタン(10mfx4)で抽出した。こ
の抽出液にエーテル(50mj2)を加えて生成した沈
澱物を濾別し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を
留去することによって、γ−ブチロラクトンを0.52
g(収量は60%。199/760mmHg)得ること
ができた。
実施例2 実施例1において、1.4−ブタンジオールのかわりに
1.5−ベンタンジオール(1,04g、10mmol
)を用いて70°Cで5゜5時間反応させることによっ
て、δ−バレロラクトンを0.49g(収率は49%。
220/760mmHg)得ることができた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ジオール類に取り扱い易いテトラアル
キルアンモニウムポリハライドを酸化剤として化学量論
的に作用させることによって、それらのジオール類に対
応したラクトン類を容易に、かつ高収率で得ることがで
きる。
特許出願人  宇部興産株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 5〜100℃の溶媒中で、ジオール類1モルに対してテ
    トラアルキルアンモニウムポリハライド0.5〜4モル
    の存在下に、ジオール類を反応させ、ジオール類から対
    応するラクトン類を生成することを特徴とするラクトン
    類の製法。
JP8707089A 1989-04-07 1989-04-07 ラクトン類の製法 Pending JPH02268175A (ja)

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