JPH02267515A - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JPH02267515A
JPH02267515A JP1089460A JP8946089A JPH02267515A JP H02267515 A JPH02267515 A JP H02267515A JP 1089460 A JP1089460 A JP 1089460A JP 8946089 A JP8946089 A JP 8946089A JP H02267515 A JPH02267515 A JP H02267515A
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scanning
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light beams
angle
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秀明 小川
Hidekazu Tamaoki
玉置 英一
Takumi Yoshida
巧 吉田
Yasuyuki Wada
康之 和田
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の光ビームを用いて感材を走査し、そ
れによって感材上に描画を行なう際に用いられる走査光
学系に関するもので、特に、感材上における光ビームの
スポット径と画素ピッチとを互いに独立に変更するため
の技術に関する。
〔従来の技術〕
所望の画像を白/黒の2値画像として感材上に記録する
レーザプロッタや、網点を用いた階調画像として感材上
に記録する製版用スキャナなどにおいて、描画時間の短
縮を目的として、複数のレーザビームを用いた走査光学
系(マルチビーム走査系)が使用される。
第30図は、このようなマルチビーム走査系による走査
軌跡を示す図であり、主走査方向Xに沿って伸びる走査
線L  −L1□が副走査方向Yに沿って配列されてい
る。この走査軌跡に沿った描画を2本のレーザビームを
用いて行なう場合を例にとると、感材上においてビーム
スポット径dを有する2つのビームスポットsp、sp
2が距離pを離して形成されるように、マルチビーム走
査系の調整を行なっておく。ただし、距離9は、画素ピ
ッチ(走査線ピッチ)Pに対して、11 −  (2n
−1) P       =・(1)を満足しており、
nは自然数(図示の場合はn −2)である。
そして、たとえば矢印ペアAR1で示すように、走査線
L とL4とをそれぞれビームスポットS■ P とSF3とで同時に走査しながら、ビームスポット
SP とS P 2とを、感材表面に対して相対的に2
Pだけ移動させ、走査線L3とL6とについての走査を
行なう。このような副走査方向Yへの送りと主走査とを
繰返して行なうことにより、矢印ベアA R−A R4
で示す並行走査が順次に行なわれる。その結果、図中、
白抜きで示す奇数番目の走査線L  、L  、L  
、・・・、L1□は第1のビームスポットSPlで、ま
た斜線を付した偶数番口の走査線L  、L 4 、・
・・”toは第2のと−ムスポットSP2でそれぞれ走
査されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、光ビームを用いた走査において、描画速度を
向上させるために画素ピッチPを大きくしたり、逆に、
描画、密度を向上させるために画素ピッチPを小さくし
たりする場合がある。シングルビームを用いた走査光学
系においてこのような画素ピッチ変更を行なう場合には
、単に画像データ供給クロックや走査速度を変えればよ
いが、マルチビーム走査系では固有の問題が生ずる。す
なわち、互いに異なる画素ピッチをそれぞれPl。
P2としたとき、 (2n   1 ) P  −(2n 2−1 ) P
 2・・・(2) を満足する自然数n  、n2が存在する場合を除■ き、ビームスポットSP とSF3との相互距離を変え
なければ、画素ピッチP とP2との間の■ 相互変更はできない。換言すれば、画素ピッチP1で走
査を行なうなためには、2本のビームスポットsp、s
p2間の相互距離は、 11 − (2n1−1)Pl     ・(3)でな
ければならず、他方の画素ピッチP2で走査を行なうた
めには、上記相互距離は 1 −(2n2−1)P2     −(4)でなけれ
ばならないため、(2)式の条件が満足されなければ、
夕 ≠12となってしまうのである。
このようにして相互距離9を変更する必要が生じたとき
、マルチビーム走査系の中の縮小光学系の倍率を変える
ことにより、感材上におけるビーム像全体としての縮小
率を変化させるという対処法も考えられる。しかしなが
ら、このような方法を単純に適用すると、スポット径d
もまた変化してしまうため、相互距flllil (し
たがって画素ピッチ)のみを変更したいという要請ル満
足させることはできない。また、同様の理由によって、
画素ピッチを変えずにスポット径dのみを変更すること
も不可能である。
一方、1本または2本以上の光ビームを周期的に偏向し
て主走査を行ないつつ、走査光学系と感材とを相対的に
移動させて副走査を達成する記録装置では、副走査のた
めの移動に伴って走査線が傾いてしまうという状況が知
られている。この状況が生ずる例として、第31A図の
感材1において、描画エリア2が複数の平行ストリップ
(ストライブ)2a、2b、・・・2zに概念的に分割
され、各平行ストリップ28〜2zごとに順次に描画を
行なう場合を考える。この方法では、光ビームをX方向
に周期的に偏向しつつ感材1を(−Y)方向に移動させ
ることにより、まずY−YAの位置からY−YBの位置
まで第1のストリップ2a内の描画を行なう。他のスト
リップ2b〜2zについても同様である。このような分
割描画方法は、描画対象領域2の全幅にわたってレーザ
ビームを偏向させる方法に比べてレーザビーム偏向角が
小さくてよいため、偏向誤差等が生じにくいという利点
を有している。また、偏光幅が狭いと、走査中レンズの
焦点距離を短かくできるので、その分走査ビームの径を
小さくでき、より細かなパターンが描画できる。また、
主走査と副走査との双方を、走査光学系と感材1との機
械的相対移動のみで達成する方法に比べると、質量の大
きな部材の機械的移動が少ないため、描画が高速になる
という利点もある。
このような分割露光方法においても、レーザビーム偏向
の方向をX方向とすると、感材1上でビームスポットが
走る方向は、レーザビーム偏向速度vx (図示せず)
と副走査速度(感材送り速度)■、との比で定まる方向
へとずれてしまうため、走査線配列4は図中の右上り方
向に傾いた配列となる。そして、その結果、描画された
画像も傾いたものとなる。
各ストリップ2a〜2zのそれぞれにつき、Y−Y  
の位置からY ”” Y nの位置まで同方向に描画を
行なう場合には、このような傾きを補償する方法が知ら
れている。最も単純な方法としては、感材1の移動方向
とレーザビームの偏向方向との関係を90度からずれた
角度に固定しておくことにより、走査線配列4の傾きを
補償する方法がある。また、特開昭55−111917
号には、レーザビームを副走査方向にも偏向することに
よって、上記傾きを補償する技術が開示されている。
ところで、上記の単一方向副走査では、ひとつのストリ
ップ2aの描画完了後に次のストリップ2bの描画に移
るとき、感材1をY方向に送り戻さねばならないため、
待ち時間によるロスがある。
このため、偶数番目のストリップについてはY−Y の
位置からY ”’ Y Aの位置に向って走査を行なう
ような、往復走査の装置が望まれている。
往復走査の場合、奇数番目のストリップと偶数番目のス
トリップでは副走査方向が逆になるため、第31B図に
示すように、走査線配列4の傾きは、奇数番目のストリ
ップと偶数番目のストリップとでは逆になる。したがっ
て、上記したような従来の補償方法を用いると、第31
C図に示すように、奇数番目のストリップでの傾きは補
償できても、偶数番目のストリップでの傾きはむしろ大
きくなってしまう。また、速度v 、■ を変更した場
Y 合には走査線の傾きも変わってくる。
このように、走査線の傾きは種々の状況において生ずる
が、後述するように、マルチビーム走査系における画素
ピッチとスポット径との独立変更を行なう場合には特に
走査線の傾きに対する補償を有効に行なうことが望まし
い。しかし、従来の傾き補償方法はこのような状況を意
識していないため、画素ピッチとスポット径との独立変
更のための改良には、この状況に合致した傾き補償を開
発することが望まれる。
〔発明の目的〕
この発明は、上述のような従来技術の問題点の解決を意
図しており、まず、画素ピッチの独立変更を可能とする
マルチビームタイプの走査光学系を提供することを第1
の目的とする。
また、第2の目的は、描画ピッチのほかに、スポットサ
イズをも独立変更可能とすることである。
さらに、上記2つの目的を達成するにあたり、走査線の
傾きを解消することが、この発明の第3の目的である。
〔問題を解決するための手段〕
第1の目的を達成するために、この発明の第1の構成で
は、変調された複数の光ビームからなるビーム群を周期
的に偏向し、偏向された前記ビーム群によって感材を走
査しつつ、前記感材と前記ビーム群とを相対的に移動さ
せて、前記感材上の描画領域を順次に露光するために使
用される走査光学系において、(a)  変調された前
記複数の光ビームを、所定点で交差する第1の光ビーム
群へと転換するビーム方向転換手段と、(b)  前記
ビーム方向転換手段に結合されて、前記ビーム方向転換
手段に回転変位を与えることにより、前記所定点におけ
る前記第1の光ビーム群の交差角を変化させる交差角変
更手段と、(c)  前記所定点に配置されて、前記第
1の光ビーム群を周期的に偏向し、それによって第2の
光ビーム群を生成する偏向手段と、(d)前記第2の光
ビーム群に属する光ビームのそれぞれを前記感材上に集
光する集光手段とを設けている。
また、この発明の第2の構成では、集光手段として、焦
点距離可変光学系を具備するものを使用している。
さらに、この発明の第3の構成では、上記(a)〜(d
)の手段にほかに、(e)  前記偏向手段と前記集光
手段との間に介挿されて、当該ff12の光ビーム群の
偏向方向を回転させる偏向方向回転手段と、(r)  
前記偏向方向回転手段に結合されて、前記偏向方向回転
手段を回転させることにより前記第2の光ビーム群の偏
向方向の回転角度を変化させる回転角変更手段とを付加
している。
〔作用〕
マルチビーム走査系では、一般に複数の光ビームがそれ
ぞれ所定の光路上を進むが、「ビーム方向転換手段」は
、これらを受けて、所定点で交差する第1の光ビーム群
とする。そして、「交差角変更手段」が設けられている
ことにより、その交差角は任意に変更可能である。
交差角が変更されるということは、第1の光ビーム群に
含まれる複数の光ビームの、スキャンレンズ通過後の相
互の距離を変更できるということである。このため、上
記所定点に配置された「偏向手段」によって、周期的に
偏向する第2の光ビーム群が得られたとき、この第2の
光ビーム群に含まれる複数の光ビームの相互の開きは可
変となる。したがって、この段階において相互距離を自
在に変更可能な複数の光ビームが得られることになり、
感材上の画素ピッチも自在に変更できるようになる。
また、複数の光ビームの交差点に偏向手段を配置してい
るため、光ビームの相互間隔を変更する場合にも、これ
らの光ビームは常に偏向手段に向けられて入射する。そ
の結果、光ビームが偏向手段をそれてしまうこともない
。以ヒが第1の構成における作用である。
この発明の第2の構成においては、「集光手段」が焦点
距離可変光学系を備えている。この焦点距離可変光学系
において焦点距離を変化させると感材上での複数のビー
ムスポットのサイズとそれらの相互距離とが同時に変化
する。しかし、複数のビームスポットの相互距離の変化
は、「交差角変更手段」による交差角変更によって補償
することができる。その結果、例えばこの相互距離を不
変としつつ、スポットサイズのみを変更することも可能
となる。
一方、画素ピッチを変更する場合には、偏向周期を変え
ることは一般に不利なので、偏向周期−定のままで感材
と走査光学系との相対移動速度を変更する。たとえば画
素ピッチを大きくするときには、この相対移動速度を大
きくする。すると、第31A図〜第31C図において説
明した走査線の傾き角も変わってくる。この傾きを補償
するために「偏向方向回転手段」が設けられている。偏
向方向の回転角は「回転角変更手段」によって変更可能
であり、その値は、感材と走査光学系との相対移動速度
に応じて指定される。このため、画素ピッチの変更に伴
う走査線の傾きの問題も解消される。この作用はこの発
明の第3の構成におけるものであって、往復走査を行な
う場合には、往復走査に伴う傾き方向の反転にも対応可
能である。
〔実施例〕
以下、この発明の詳細な説明するが、ここではまず、実
施例である走査光学系を組込んだ新規な描画システムの
概略構成と動作とを述べる。その後、走査光学系の詳細
を説明し、最後に変形例について述べる。
第1図はこの発明の一実施例である走査光学系を内蔵し
た描画システム100の斜視図である。
描画システム100は、基台10の上に、感材送り機構
20と描画機構30とを備えている。感材送り機構20
は吸引テーブル21を有しており、ガラス乾板などの感
材1が吸引テーブル21上に吸着されている。
吸引テーブル21は、水平Y方向に伸びる一対のガイド
22上にスライド自在に載置されており、図示しないモ
ータによって回転するボールスクリューによって(±Y
)方向に往復移動する。これによって感材1もまた(±
Y)方向に往復移動する。
一方、描画機$430は、水平X方向に伸びる一対のガ
イド31を有している。ただし、X方向はY方向に直角
な方向である。そして、ガイド31上にはハウジング3
2がスライド可能に載置されており、この発明の一実施
例である走査光学系200がこのハウジング32内に収
容されている。
図中の切欠き部に示された描画ヘッド33は、この走査
光学系200の一部分となっている。モータ34によっ
てボールスクリュー35が回転すると、ハウジング32
したがって走査光学系200はX方向または(−X)方
向へ移動する。その結果、描画ヘッド33もまたX方向
または(−X)方向へ移動する。
基台10の上面には、He−Neレーザ発振器40が設
けられている。このHe−Neレーザ発振器40からの
レーザ光41は、ビームスプリッタ42〜45によって
2本のレーザ光41X、41Yに分離される。ただし、
ビームスプリッタ44.45は、描画ヘッド33に固定
されている。
吸引テーブル21のX方向端部および(−Y)方向端部
には、それぞれ平面ミラー46X、46Yが立設されて
いる。そして、レーザ光41X、41Yはこれらのミラ
ー46X、46Yによってそれぞれ反射され、ビームス
プリッタ44.45の位置へ戻る。図示しない光干渉検
出器によってこれらのレーザ光41X、41Yのミラー
反射光路長が検出され、それによって、描画ヘッド33
に対する感材1の水平面内相対位置が11−1定される
ようになっている。
なお、図示しないが、感材送り機構20の全体は、開閉
自在な遮光フードの中に収容されている。
第2図は、描画システム100における描画の基本的原
理を示す図である。描画ヘッド33からは、(±X)方
向に周期的に偏向した2本のレーザビームB、Bbが感
材1上に照射される。これらのレーザビームB  、B
bはともに、所定の画像信号による変調を受けている。
そして、感材1をたとえば(−Y)方向に移動させつつ
レーザビームB、B、による露光を行なう場合には、(
±X)方向に伸びた走査線りの配列に沿って描画が行な
われる。この走査光学系200はマルチビーム走査系で
あるため、第30図において説明したような原理に従っ
て露光走査が行なわれる。
ただし、後述するように、レーザビームB  、B、の
スポットサイズと画素ピッチとは独立に変更可能である
。また、後述する理由によって、走査線りの傾きも生じ
ない。そして、感材1の描画エリア2は平行ストリップ
2a 、  2 b * ・・・に概念的に分割されて
おり、描画は各ストリップ2a、2b、・・・ごとに行
なわれる。
第3図は、描画システム100を用いて感材1に描画を
行なう場合の、感材1と描画ヘッド33との相対的な動
きを示す図である。ただし、仮想線Y。は、描画ヘッド
33の(±X)方向の移動経路位置を示す。まず、第3
図(a)のように、感材1がY方向に移動し、描画ヘッ
ド33が感材1の左下隅付近の原点位置にくる。
描画の開始とともに感材1は(−Y)方向へ送られる(
第3図(b))。したがって、最初のストリップにつき
描画がY方向へ進行し、感材1の(−Y)方向の送りが
完了した時点では、第3図(c)に示す状態となる。次
に、描画ヘッド33がX方向に所定距離ΔXだけ移動す
る(第3図(d))。この距離ΔXは、ストリップ間の
相互配列間隔に等しい距離とされる。
第2番目のストリップについての描画は、感材1をY方
向に送りつつ行なわれる(第3図(e))。
そして、第2番目のストリップについての描画が第3図
(「)のように完了した後、以上の往復走査が繰返され
る。その結果、第3図(g)に示すように、描画エリア
内の描画が順次に進行し、最終的には描画エリア内に所
望の画像が記録された状態となる。
(A−2)電気的構成 第4図は、描画システム100の電気的構成を示す概略
ブロック図である。マイクロコンピュータやその周辺装
置などで構成される図形入力装置60では、所望の図形
の輪郭線を表現したベクトルデータが生成される。この
ベクトルデータは、各ストリップごとに分割されて分割
ベクトルデータSvとなり、描画制御装置70に与えら
れる。
描画制御装置70は、この分割ベクトルデータSvに基
づいて、走査線順次のラスターデータを発生する。そし
て、ラスターデータが0N10FFN10FF変調器て
AOMドライバ71に出力される。AOMドライバ71
はこの変調信号SMをAOMドライブ信号SMDに変換
する。また、描画用レーザ光を偏向するための偏向信号
S、が発生され、これがAODドライバ72によってA
ODドライブ信号SDDへと変換される。これらのドラ
イブ信号S 、S は、走査光学系200の中MD  
 DD に設けられているAOM (音響光学変調器)207お
よびAOD (音響光学偏向器)213へそれぞれ与え
られる。なお、走査光学系200がマルチビーム走査系
であることに対応して、AOM207は2個のAOM2
07a、207b (第4図には図示せず)を有してお
り、信号S 、S の   MD それぞれも2つの成分を含んでいる。
一方、描画制御装置70は、走査光学系200を(±X
)方向へ移動させるためのモータ34と、感材テーブル
21を(±Y)方向へ移動させるためのモータ23とに
対して、モータドライブ信号Mx、M、をそれぞれ供給
する。また、第1図のレーザ発振器40等に関連して説
明したレーザIIpJ長器50から、感材テーブル21
のX−Y方向の位置を表現した位置信号S 、S が描
画制御装Y 置70へ入力される。描画制御装置70は、これらの位
置信号S 、S に同期して、上記変調器Y 号S や偏向信号Soを発生するようになっている。
第5図は走査光学系200の内部構成を示す斜視図であ
る。Ar  レーザ発振器201から出射したシングル
レーザビームLBoは、光量補正用AOM202に与え
られる。このAOM202は、感材1上におけるビーム
スポット径を変更する際に、最適の露光状態が常に得ら
れるようにレーザビームの光量を補正する。その補正量
は感材1の特性に合わせてあらかじめ実験的に求めてお
けばよく、スポット径および、画素ピッチの種々の組み
合わせ値ごとにひとつの補正量が定められている。一般
には、単位面積当りの光量をほぼ一定とするために、例
えば、大きなポット径に対しては比較的大きな光量で露
光を行なわせて露光を確実にさせる。
AOM202を出たレーザビームLBoは、ミラー20
3による反射を受けた後、ビームスプリッタ204にお
いて2つのレーザビームLB  。
LB、に分割される。これらのうち、第1のビームLB
  はミラー205で反射された後、集光しンズ206
aを介してAOM207aに与えられる。AOM2・0
7aはAOMドライブ信号”MD(第4図)の第1の成
分に応答してビームLB1を0N10FF変調する。そ
して、変調後のビームBlはコリメータ208aによっ
てコリメートされ、後述するマルチビーム調整器300
に与えられる。
他方、ビームスプリッタ204で生成された第2のビー
ムLBbは、集光レンズ206bを介してAOM207
bに与えられる。AOM207 bはAOMドライブ信
号SMDの第2の成分に応答してビームLBbを0N1
0FF変調する。そして、変調後のビームB2はコリメ
ータ208bによってコリメートされ、ミラー209を
介してマルチビーム調整器300に与えられる。なお、
マルチビーム調整器300に入射する2本のビームB1
゜B2は互いに直角方向に進行している。
尚、これら2本の変調後のビームは、この実施例に限ら
ず、各々を別のレーザ光源(半導体レーザを含む)より
得る方法など、他の慣用される方法により得るようにし
てもよい。さらに、半導体レーザによる場合の変調は半
導体レーザ自体で行うことができるので、必ずしも変調
手段を別個に設ける必要はない。
(B−2)ビーム方向転換の原理 第6図は、マルチビーム調整器300の構成の前提とな
るビーム方向転換の原理の説明図である。
マルチビーム調整器300は、第5図に示すように、ビ
ーム方向転換素子301を有している。このビーム方向
転換素子301はビームスプリッタと同じ構成となって
おり、ハーフミラ−而302を有している。第1のビー
ムBlの一部分はハーフミラ−而302を透過して第6
図の直進ビームB となる。また、第2のビームB2の
一部分がハーフミラ−面302で反射されて反射ビーム
B5となる。後述する規則に従って素子301に回転変
位を与えておくことにより、この2つのビームB  、
B  は素子301の後段側の所定点P。
a      b で互いに交差する。これらの2つのビームB、。
B、を周期的に偏向するためのAOD213がこの交差
点P。に配置されており、AOD、213による偏向を
受けた後のビームB、B、が、スキャンレンズ216に
よって平行ビーム群に変換される。ただし、交差点Pc
とスキャンレンズ216との間の距離は、スキャンレン
ズ216の焦点圧Mfと同一とされている。
このようにビームB  、B  を、交差点P。てb 交差する交差ビームへと変換するのは次の理由による。
まず、感材1の表面上において画素ピッチを任意に変更
するためには、第30図で説明したように、感材1の表
面上における2つのビームスポット間の相互距離9を変
更し得るようにしなければならない。そのためには、走
査光学系200内において、ビームB、Bb間の相互距
離を可変とするようなメカニズムが必要とされる。
しかしながら、ビームB、B、を直ちに平行ビーム群へ
と変換し4、それらの相互距離を変えるような構成を付
加したのでは、支障が生ずる。すなわち、2つのビーム
を単純に平行にすると、スキャンレンズ216を通過後
のこれらのビームは一点で結像して画素ピッチを所要の
値に設定することができなくなる。したがって、2本の
ビーム間に角度をつけることが必要とするが、このとき
、両ビームを交差点Pcで交わるようにするのは次の理
由による。その第1は、AOD素子を形成する結晶片は
あまり大きくないために、AOD213の入射側アパー
チャの径は比較的小さいということである。また、第2
の事実は、感材1上においてビームを十分に絞るために
は、ビームBl。
B2のビーム径をあまり小さくできないという事実であ
る。したがって、この第2の事実を考慮してビームB、
B2の径を比較的大きく設定し、■ これらのビームB、82間に単に角度を与えただけでは
特に、交差点がAODの中心位置から離れれば離れるほ
ど第1の事実によってビームB1゜B2の双方がAOD
213に入ることができない。
また、AOD213のかわりにポリゴンミラーなどを用
いた場合にも、ポリゴンミラーのミラー面の高さはあま
り大きくないため、平行ビーム群が常にミラー面で反射
されるように構成することは容易ではない。
そこで、この実施例では、ビームB 、B2を交差ビー
ムB’、Bbへと変換し、その交差角θを変更すること
により、偏向後のビームB  、Bbをスキャンレンズ
216で平行ビーム群へと変換した際の相互距離!Q、
lたがって感材1上でのスポット相互距離I)を変えよ
うとしているのである。この場合、上述した理由により
AOD213は交差点Pcに配置され、交差角θが変化
しでもビームB、Bbは確実にAOD213に人射可能
である。もつとも、交差点P。とAOD213の中心点
とを完全に一致させる必要はなく、AOD213の入射
側アパーチャが交差点P。と一致するようにしてもよい
。AOD21Bのかわりにポリゴンミラーやガルバノミ
ラ−を用いる場合には、それらのミラー面を交差点P。
に配置する。また、スキャンレンズ216の焦点位置を
交差点Pcと一致させているのは、交差角θが変化して
も、スキャンレンズ216の後段側では常に平行ビーム
群が得られるようにするためである。
次に、2つのビームB、Bbが常に交差点P。で交差す
るという条件を満足させつつ、交差角θを任意に変える
ための規則について解析する。
この実施例では、所定点CRを中心として素子301に
回転変位を与え、それによって交差角θを変えるように
構成する。この場合、ビーム方向転換素子301の基準
位置(つまりハーフミラ−面302が第7図の位置30
2aに存在する場合の素子301の位置)と回転中心C
Rとの距離をAとしたとき、素子301の基準位置と交
差点P。
との光路長aに対して、上記距離Aをどのように定めれ
ばよいかを決定する必要がある。
第7図はこの解析のための図であり、素子301(図示
せず)が回転中心CRのまわりに角度βだけ回転し、そ
の状態においてビームB、Bbが交差点PCで角度θを
なして交差したものと仮定した図である。ただし、補助
線等は次のように定義されている。
PR・・・ハーフミラ−面302上のビームB2の反射
点、 F ・・・点PRを通り、ビームB1の光軸に平行な線
、 Fs・・・ハーフミラ−面302の法線、F ・・・ビ
ームB2の入射方向とπ/4の角度をなす線、 α・・・ビームB2の入射方向と直線FNとのなす角度
、 h・・・ビームB1の光軸から見た点PRの高さ。
このとき、直線FNとFHとのなす角度は(α−θ)と
なり、また直線FIIとビームB2の進行方向とのなす
角はπ/2であることから(5)式が成立する。
(α−θ)+α\−π/2    ・・・(5)また、
直線F45とFIIとのなす角度はπ/4であるから、
(8)式が成立する。
(α−θ)+β −π/4    ・・・(6)(5)
 、 (8)式からαを消去すると(7)式が得られる
β   −θ / 2 一方、次の(8) 、 (9)式が成立する。
tan  β   簡   h/A tanθ−mh/a したがって、(7)、(8)式より、 ・・・(7) ・・・(8) ・・・(9) A−h/lanβ −h/1an(θ/2) −hf「=τos#/rτ訂T ・・・(10)となり
、(9)式から得られる関係式:cosθ −cos 
[Lan−’ (h / a )]  −(11)を(
10)式に代入して整理すると、 A  −m + a     ・(12)が得られる。
(12)式がaに対する距fiAの依存性を示す式であ
るが、Jla、hの値は、たとえば、a    m  
  300  am                
        −(18)h  −0,04龍   
      ・・・(14)のように定められる。した
がって、aに対してhは高次微小量であり、(13)式
は非常に高い精度において、 A  念  2a                 
・・・(15)と近似できる。したがってこの実施例で
は、ハーフミラ−面302の基準位置302aとAOD
213の位置との間の光路長aに対して、その2倍の距
離だけ基準位置302aから離れた点を回転中心とする
。このため、第4図のマルチビーム調整器300は、こ
のような回転変位を素子301に与えるべく、後述する
ような構成とされている。
ところで、素子301は第7図の上方に並進移動するの
ではなく、回転中心CRのまわりに回転するのであるか
ら、交差角θが0でない場合における反射点PRはハー
フミラ−面301の中心からずれている。第8図はこの
事情を誇張して描いた図であり、素子301を仮想的に
上方へ並進してその中心まわりに回転した場合(実線)
と、2点鎖線で示すように、上記の回転中心CRまわり
に回転させた場合(破線)とが示されている。また、第
9図は第8図の反射点PR付近の拡大図であり、第8図
および第9図中の補助線等の定義は次の通りである。
J・・・実線で描かれた素子301についての、ハーフ
ミラ−面302の中心点。
K・・・破線で描かれた素子301についての、ハーフ
ミラ−面302の中心点。
PCB(第8図)・・・実際のビーム交差点の位置であ
り、上記ずれによって、理想的な交差点PcからΔaだ
け変位している。
FL・・・実線の位置に素子301が存在する場合のビ
ームB、の光路。
Fn・・・破線の位置に素子301が存在する場合のビ
ームBbの光路。
ΔH・・・2つの光路F  、F  の上下方向距離、
B T・・・点Kから直線PRJへ下した垂線の足。
e、g、・・・第9図に示す各距離。
これらのうち、距離gは、第8図から、g  =  2
a−2acosβ 一2a(1−cosβ)     ・(1B)となる。
またZPRKTは、ハーフミラ−面302のβ回転に伴
って、 ZPRKT −π/4+β    ・・・(17)とな
る。したがって、 ΔH■P RT  e −gtan(π/4+β)−gtanβ−g [tan
 (π/4+β)  −tanβ]1−tanβ ・・・(18) が得られる。
また、第8図より、 Δ a    −Δ H/jan(2β )     
   −(19)である。
角度βは比較的小さな値とされるため、近似式:%式%
(20) が成立する。したがって、(18)〜(22)式を用い
ると、 Δa”aβ(1+β2)/[2(1−β)]・・・(2
3) となり、βについて主要項のみを残すと、Δa 諷 a
β/2        ・・・(24)となる。具体的
には、 a    ■    300 −鳳         
                      ・・・
 (25)h     −0,04m璽       
                   ・・・ (2
6)とすると、 β 億 tanβ −h/ (2a) −(2/3)X 10−’      ・・・(27)
であるため、(24) 、 (25) 、 (27)式
より、Δa 〜 10−2         ・・・(
28)となり、この偏差Δaは十分に小さい。つまり、
反射点PRがハーフミラ−面301の中心からずれてし
まうことによる誤差は実質的に無視可能である。換言す
れば、A−2aの関係によって定まる回転中心CRのま
わりに素子301を回転させれば、ビームB、B、は常
に点PCで交差すると考えてよい。
(B−3)マルチビーム調整器300の構成第10図は
、以上の原理に従って構成したマルチビーム調整器30
0の斜視図である。また、第11図はその概念的側面図
である。第10図において、このマルチビーム調整器3
00は、ビーム方向転換素子301と、この素子301
に結合してそれに回転変位を与えるための一体型切り欠
きリンク機構303とを有している。切り欠きリンク機
構303は一体の金属ブロック板などの弾性体を加工し
て得られたものであって、矩形に配列した外枠メンバ3
11〜314が固定部を形成している。第10図の右側
に立設しているメンバ314からは水平方向にアームメ
ンバ315.316が伸びており、それらの間の境界は
切り欠き部321.322となっている。また、これら
のアームメンバ315,316の左端は、切り欠き部3
23.324を介してセンタメンバ317に連なってい
る。
左下側の切り欠き部324に隣接して切り欠き部325
が設けられ、この切り欠き部325から右方へと他のア
ームメンバ318が伸びている。
このアームメンバ3.18は切り欠き部326を介して
外枠メンバ311に連結している。また、このアームメ
ンバ318の右端部は、切り欠き部327を介してピエ
ゾ素子330に結合している。
さらに、右側の外枠メンバ314には支持部材331が
取付けられており、この支持部材331で支持されたマ
イクロメータ332を操作することにより、ピエゾ素子
330は上下方向に変位する。
センタメンバ317にはビーム方向転換素子301が固
定されている。第10図の左側から入射する第1のビー
ムBlは外枠メンバ312とセンタメンバ317とに設
けられた貫通孔341を通して素子301に至り、ハー
フミラ−面302を透過した成分が、外枠メンバ314
および支持部材331に設けられた貫通孔342を通っ
てビームB となる。また、上方から与えられる第2の
ビームB2は、外枠メンバ313とアームメンバ315
とに設けた貫通孔343を通ってハーフミラ−面302
に至る。このビームB2のうち、ノ1−フミラー面30
2で反射した成分は貫通孔342を通ってビームBbと
なる。
切り欠きリンク機構303は弾性体で形成されているが
、切り欠き部321〜327以外の部分は比較的大きな
断面を持っており、切り欠き部321〜327のみで弾
性的なたわみを生ずる。このため、この切り欠きリンク
機構330は、切り欠き部321〜327をリンク節と
し、メンバ315〜318をアームとするりンンを形成
している。
第11図に示すように、切り欠き部321と323との
間にはΔUだけの高低差がある。同様に、切り欠き部3
22と324との間にも高低差ΔUがある。このため、
切り欠きリンク機構303を模式的に表現した第12図
において、アームメンバ315と316とのそれぞれの
延長線は一点CAにおいて交差する。また、メンバ31
5.316.317によって4節リンク機構340が形
成され、切り欠き部326を支点とするテコ341がこ
の4節リンク機構340に結合している。そして、この
リンク機構によるビーム方向転換素子301の変位が前
記距#12aに比してほぼ無視できる程度に各メンバの
長さが設定されている。したがって、4節リンク機構3
40にリンク運動を与えたときには、センタメンバ31
7(したがって素子301)が、点CAを瞬時の回転中
心として回転する。このため、素子301と点CAとの
距離が上記距1!!12aとなるように切り欠きリンク
機構303の各部分のサイズを定めておけば、点Cを第
6図の回転中心CRとして、第6図に相当する回転変位
を素子301に与えることができる。
一方、第12図のテコ341は、ピエゾ素子330によ
って駆動される。たとえばピエゾ素子330に伸びを与
えて切り欠き部327に押下刃FPを加えると、テコ3
41の左端に存在する切り欠き部325には押上刃FL
が生じ、その結果、センタメンバ317には回転力FC
が加わる。そして、それによって素子301は回転中心
CA−CRのまわりに回転変位する。なお、第10図の
マイクロメータ332は、素子3nlの初期位置を定め
るにあたっての粗調用である。
ピエゾ素子330の伸長量ΔL、(図示せず)と交差角
θ(第6図)との関係は、例えば有限要素法に基づく解
析によってあらかじめ知っておくことが可能である。実
施例において採用された切り欠きリンク機構300では
、次の(29)式が成立するようなサイズを有している
θ−2β−3゜0ΔLp        ・・・(29
)このため、所望の交差角θを得るための伸長量ΔLp
が、(29)式に従ってピエゾ素子330に付与される
(B−4)ビームB  、B  の偏向第5図に戻って
、このようにしてマルチビーム調整器300で得られた
ビームB、B、は、ミラー210による反射を受けた後
、AOD21B内の交差点Pcにおいて互いに交差する
。ただし、第5図においては、図示の便宜上、この交差
状態は示されていない。また、第6図において定義した
距離aは、第5図の素子301からAOD213に至る
までの光路長に相当する。さらに、第5図の構成で・は
、ミラー210においてビームB 。
B、の進行方向が変化するが、第6図の回転中心CRは
、第5図のマルチビーム調整器300とミラー210と
を結ぶ直線をそのまま延長した先に存在する(第5図で
は図示せず)。
AOD213は、2つのビームB、Bbを偏向方向DF
oへ周期的に偏向する。偏向後のビームB  、Bbは
スキャンレンズ216に至り、このスキャンレンズ21
6において、交差角θに応じた相互間隔を持つ相互平行
ビームとなる。そして、このように平行化されたビーム
B、Bbはミラー217で反射され、描画ヘッド33内
へ入射する。
尚、マルチビーム調整器300で得られたビームB  
、Bbは、慣用されるビームエキスパンダにより適宜そ
の光束を変えることができるが、この場合、こちらによ
るビームのゆがみを考慮して前記の回転中心C1ひいて
はAOD213の位置を決めればよい。
(B−5)偏向方向調整器400 描画ヘッド33の初段部には、偏向方向調整器400が
配置されている。この偏向方向調整器400は、ペチャ
ンプリズム401とプリズム回転機構402とを備えて
いる。周知のように、ペチャンプリズム401は「像回
転プリズム」の1種であり、ペチャンプリズム401を
その中心軸まわりに回転させると、ペチャンプリズム4
01を介して得られる像は、プリズム401の回転角の
2倍の角度だけ回転する。このため、第13図に示すよ
うに、ペチャンプリズム401を角度φだけ回転させる
と、ビームB、B、の偏向方向DFoは角度2φだけ回
転し、ペチャンプリズム401の後段側における偏向方
向はDFとなる。
第14図は偏向方向調整器400の具体例を示す斜視図
であり、第15図はその正面図である。
この偏向方向調整器400においては、偏向方向回転手
段としてのペチャンプリズム401と、このペチャンプ
リズム401自身をその中心軸まわりに回転させること
によりビームB、Bbの偏向方向を自在に回転させるプ
リズム回転機構(回転角変更手段)402とが相互に結
合されている。
プリズム回転機構402は、矩形の外枠体403の4隅
から板バネ404〜407を内側に向けて内向き放射線
状に張り出し、この板バネ404〜407によって内枠
体408を支持している。
内枠体408の内部にはペチャンプリズム401が固定
されており、ペチャンプリズム408の上面にはミラー
409が取付けられている。また、内枠体408と外枠
体403との間には、水平方向に2本のピエゾ素子41
0,411が介挿されている。この2本のピエゾ素子4
10,411のそれぞれの両端には切り欠き部412〜
415(第15図)を有する弾性メンバが設けられてい
る。また、ピエゾ素子410,411のそれぞれの取付
は高さは互いに異なり、第15図に示すように、ペチャ
ンプリズム401の中心点zoの高さからそれぞれ上方
および下方に同一距離Δ2だけずれている。その結果、
ピエゾ素子410,411を同一量だけ伸長させると、
その仲良力によってペチャンプリズム401に偶力が働
き、ペチャンプリズム401は中心点zoのまわりに回
転する。また、ピエゾ素子410,411への駆動信号
を不活性化すると、板バネ404〜407の弾性力によ
ってペチャンプリズム401は初期位置(角度)へと戻
る。
外枠体4σ2の上辺部には、半導体レーザ発振器416
とビームスプリッタ417とが取付けられている。レー
ザ発振器416から出射したレーザビームLs (第1
5図)は、ビームスプリッタ417で反射された後に透
孔418を介してミラー409に到達する。ミラー40
って反射されたレーザビームLsは上方へと向い、ビー
ムスプリッタ417および透孔419を経て、外枠体4
03の上方に固定されているP S D (PoslL
lon Sonslng Devtce) 420へと
至る。したがって、ピエゾ素子410,411の駆動に
よってペチャンプリズム401が回転すると、その回転
角φ(第14図および第15図には図示せず)が、PS
D420上の光スポットの位置変位として検出される。
第16図は、偏向方向調整器400の制御ブロック図で
ある。描画制御装置70に対して所望の画素ピッチPの
値が入力される。描画制御装置70では、この画素ピッ
チPに基づいて、走査線の傾きを補償するための補償角
δを演算して求める。
すなわち、画素ピッチPに対応するビーム偏向速度をV
 とし、Y方向の感材送り速度をV、としたとき、補償
角δは δ −(V  /Vx)        −(H)のよ
うに定まる。なお、速度v 、■ と画素ピY ッチPとの間には、 V τ  −P         ・・・(31)x V τ  −2P        ・・・(32)Y の関係があり、τ 、τYはそれぞれ、X方向およびY
方向についての走査クロックのクロック周期である。そ
して画素ピッチPを変更するときには、たとえばτ と
Vyとが変更される。また、描画制御装置70からは、
現在描画中のストリップが奇数番目のストリップか偶数
番目のストリップかを示すストリップ指示信号S。が与
えられている。
指令値発生回路440では、補償角δからペチャンプリ
ズム回転角φ。を演算して求める。第13図で説明した
偏向方向回転の原理に従って、この角度φ。は、 φ0− γ(δ/ 2 )       −= (33
)で与えられる。ただし、係数γは、描画中のストリッ
プが奇数番目のストリップのとき(+1)であり、偶数
番目のストリップのとき(−1)である。
一方、周知のように、PSD420からは、その中に設
けられている一対の電極から一対の検出信号S、S2 
(第16図)が出力される。周知のPSD信号処理回路
430ではこれらの検出信号S  、s2に基づいて、
PSD420の検出面上における光スポツト変位Δtを
演算して求める。
また、この光スポツト変位Δtを21.(J2.はミラ
ー409とPSD420との距離)で除算し、ペチャン
プリズム401の実際の回転角φを求める。この除算に
おいて係数“2”があるのは、プリズム401の回転角
φの2倍が検出ビームL8の偏向角となって0るためで
ある。
この実際の回転角φの値と指令回転角φ。の値とはPI
D制御回路442に取込まれる。PID制御回路442
はこれらの偏差(φ。−φ)についての比例信号、積分
信号および微分信号を生成し、それらの組合せとしての
PID制御信号Δφをピエゾドライバ443に出力する
。そして、ピエゾドライバ443はピエゾ素子駆動信号
sPzを発生し、それによってピエゾ素子410,44
1を同一量だけ伸縮させる。
以上のようなりローズドループ制御を行なうことにより
、ペチャンプリズム401の回転角φは指令値φ。と一
致するようになり、さらに、ピエゾ素子のヒステリジア
スのによる影響も除外され、その結果としてビームB、
B、の偏向方向も角度δ(−2φ。)だけ回転する。も
っとも、偏向方向調整器400の制御にあたっては、オ
ープンループ制御を行なってもよい。ただし、ピエゾ素
子にはヒステリシスが存在するため、回転角φを変化さ
せる際にはいったんピエゾ素子駆動信号SPZを“0°
として、ピエゾ素子410,411の原点復帰を行なわ
せることが望ましい。
(B−6)可変集光機構500 再び第5図に戻って、偏向方向回転後のビームB  、
Bbはリレーレンズ218を介して可変集光機構500
に与えられる。第17図はリレーレンズ218の機能を
示す図であり、便宜上、ペチャンプリズム401はその
配置位置のみが示されており、また第5図のミラー21
7は省略されている。第17図に示すように、スキャン
レンズ216を出た後のビームB、B、は相互に平行な
ビームであり、ビームB、B、のそれぞれは収東光束と
なっている。そして、それぞれの収束点F  、Fbの
位置にペチャンプリズム218が配置される。なお、ペ
チャンプリズム218による光路長骨を配慮すれば、こ
のF  、Fbに限ることなく、偏光後の位置であれば
、適宜配置することができる。リレーレンズ218によ
ってビームB、B、は交差光とされ、後述する対物レン
ズ501(または502〜504)によって、ビームB
、Bbは感材1上に集光される。このように、スキャン
レンズ216とリレーレンズ218とによる2段集光を
行なうのは、単一のスキャンレンズ216のみによって
集光を行なうよりも設計の自由度が増加するためである
一方、第5図の可変集光機構500では、焦点距離が互
いに異なる複数個の対物レンズ501〜504の配列を
穴あき円板状のレンズホルダ505で保持している。レ
ンズホルダ505の外周面は歯車面となっており、この
歯車面と駆動ギア508の歯車面とが噛合している。駆
動ギア508は駆動モータ507で回転駆動され、それ
によってレンズホルダ505は軸506のまわりに回転
する。
このようなターレット式のレンズホルダ505において
ひとつの対物レンズ(たとえば501)が選択され、そ
の対物レンズ501がビームBa。
B、の光路内に回転移動する。そして、対物レンズ50
1固有の縮小率でビームB、Bbが感材1上に縮小投射
される。また、他の対物レンズ502を選択し、それに
よってビームB、Bbを集光すると、感材1上でのビー
ムB、B、のスポットSP  、SPb (17図)の
サイズと相互距離量とが変化する。したがって、この実
施例では、スポットsp、spbのサイズは、対物しン
ズ501〜504の中からの選択自由度に応じて4通り
に変更可能である。
尚、上記の「スキャンレンズ217とリレーレンズ21
8」又は[リレーレンズと対物レンズは、各々、ズーム
レンズなどの焦点距離可変の光学系で構成してもよい。
(B−7)実施例の総括 以上の構成において、可変集光機構500における対物
レンズの選択変更を通じてスポットSP、、spbのサ
イズと相互距離pとを、たとえば、サイズ :di−4
d2 距  離  =  11 → fI2 のように変更するとともに、マルチビーム調整器300
によって距離12を1、へと戻すように交差角θを変更
すれば、結果としてスポットサイズのみを変更可能であ
る。また、対物レンズの変更は行なわずに交差角θのみ
を変更すれば、距離pのみの変更が達成され、それによ
って、スポットサイズを固定したままで画素ピッチの変
更が可能となる。
さらに第18図(a)に示すように感材1が(−Y)方
向へ送られるときには、偏向方向調整手段400によっ
て、X軸から右下りに測った角度δだけビーム偏向方向
を変化させる。すると、感材1の表面上で見た場合には
、感材1の送りによる走査線の傾きが補償されて、第1
8図(b)のようにX方向に平行な走査線が得られる。
感材1が(+Y)方向に送られる場合(第18図(c)
)には、補償角δの方向を反転させれば、やはり第18
図(b)の走査線が得られる。画素ピッチの変更に伴っ
て走査速度を変更するごとに、補償角δの大きさも変化
させる。
C1変形例 (c−1) 3本以上のビーム使用 この発明は、2本のレーザビームを用いる場合に限らず
、3本以上のレーザビームを用いて描画を行なう装置に
も適用可能である。たとえば第19八図に示す3本のビ
ーム81〜B3を交差ビームB  −B  へと変換す
る場合、ハーフミラ−面a      C 302,302Bをそれぞれ有する2つのビーム方向転
換素子(図示せず)によって、ビームB2と83とのそ
れぞれの進行方向を転換する。そして、第10図の切り
欠きリンク機構330と同様の機構を2つの準備し、ハ
ーフミラ−而302、.302Bとを個別に回転変位さ
せる。ただし、ハーフミラ−面302 .302Bと交
差点Pcとのそれぞれの距離は互いに異なるため、回転
中心までの距離は互いに異なる値とされる。このように
すると、交差角θ  θ のそれぞれを任意12’  
 13 に変更することができる。
なお・、3本以上のビームを用いる場合、感材1上にお
けるそれらのスポット間隔は必ずしも同一でなくてもよ
い。一般に、m本(m≧2)のビームを用いる場合、そ
れらの感材1上における相互距離9.1 、・・・、1
4.(第19B図)が、fl  −[mIj+ (J 
 1)]Plj (j−2〜m、1jは自然数) ・・・(33)を満足
するように選択すれば、1回のビーム偏向ごとに画素ピ
ッチPのm倍の距離だけ感材1を移動させることにより
、描画エリアの全体をカバーする描画が可能である。こ
れは、走査線の配列をm本ごとに区分し、各区分内にお
いてi番目(1≦i≦m)の走査線はi番目のビームで
走査するという規則に対応している。このため、上記(
33)式の条件下で任意にスポット間距離を変更すれば
よい。
(c−2)マルチビーム調整器300の変形マルチビー
ム調整器300は、ビーム方向転換素子301に回転変
位を与えるように構成されればよい。このため、第20
図に示すように、素子301をステージ370上に固定
し、切り欠きリンクを介してピエゾ素子371,372
でこのステージ370を支持する構造でもよい。この場
合、ピエゾ素子71,372の伸長量を互いに異なった
ものとすることにより、素子301は図のθ8方向に回
転変位する。
また、第21図に示すように、アーム381〜383を
順次に結合した4節リンク機構を用いれば、アーム38
1,383のそれぞれの延長線の交点PRを回・転中心
として素子301が回転変位する。
(c−3)偏向方向調整器400の変形像回転プリズム
としては、ペチャンプリズムのほかにたとえばダブプリ
ズム450(第22図)がある。したがって、第14図
のプリズム回転機構402を用いてこのダブプリズム4
50をその中心軸まわりに回転させることにより、偏向
方向DFを変更してもよい。ただし、ダブプリズム45
0に収束ビームを通すと非点収差が発生するため、ダブ
プリズム450を用いた偏向方向調整器は、第5図のビ
ームエキスパンダ214とスキャンレンズ216との間
に設けることが望ましい。
ダブプリズム450を用いた偏向方向調整器をスキャン
レンズ216の後段に配置する場合には、第23図に示
すように、非点収差補正用レンズ451をスキャンレン
ズ216の前段側に設けておく。ペチャンプリズム40
1の場合にはこのような非点収差は生じないため、AO
D213から可変集光機構500までの区間の任意の位
置に設置可能である。
ダブプリズム450は、第24図に示すように、3枚の
ミラー452〜454と等価である。このため、この3
枚のミラー452〜454の相対位置を変えずにこれら
を回転させてもよい。
レーザビームB、B、の偏向方向を変化させるには、第
25図に示すようにミラー455を用いてもよい。ミラ
ー455をφ 方向に回転すると偏向方向DFもまた回
転する。ただし、ミラー455ではその回転に伴ってビ
ームB、Bbの反射位置が変位するため、ミラー455
で”の反射後でのビームB、Bbの光軸がずれる。この
ため、ペチャンプリズム401やダブプリズム450を
用いる方が望ましい。
第26図はペチャンプリズム401を回転させるための
他の機構460を示す。この機構460は、ウィンドウ
461を有する円板462を使用し、ウィンドウ461
内にペチャンプリズム401を収容している。円板46
2は基台463上に回転自在に取付けられ、ピエゾ素子
463の伸縮によってその中心軸まわりに回転する。そ
の結果、ペチャンプリズム401もφ方向に回転する。
第27図に示すさらに他の機構470では4節切り欠き
リンク機構471をピエゾ素子472で駆動する。ただ
し、斜辺を構成する2つのアームメンバ473.474
のそれぞれの延長線はペチャンプリズム401の中心点
Zoで交差するようになっている。この機構470によ
れば、ピエゾ素子472の伸縮に伴って、ペチャンプリ
ズム401がその中心点2゜まわりに回転する。
第28図はダブプリズム450を回転させる機構の他の
例を示す。ダブプリズム450をステージ481上に固
定し、このステージ481を2本のピエゾ素子482.
483で支持する。ピエゾ素子482,483を互いに
逆方向に伸縮させることにより、ダブプリズム450を
回転させることができる。なお、第26図〜第28図に
示した各機構は、ペチャンプリズム401およびダブプ
リズム450のいずれにも適用可能である。
第29図は、第25図のようなミラー455を用いて偏
向方向を回転する機構の例を示す。三角柱の形状を有す
るステージ491をピエゾ素子492.493で支持し
、このピエゾ素子492゜493を互いに逆方向に伸縮
させることにより、ミラー455が回転する。
(c−0他の変形例 画素ピッチの変更に伴う走査線の傾きは、上述のように
偏向方向調整器400を用いて補償することが好ましい
。しかしながら、感材1の送り速度VYが比較的小さく
、かつ描画走査が一方向走査の場合などには、傾き補償
を行なわなくても実用に耐えることがある。このため、
偏向方向調整器400を省略した構成もこの発明の範囲
に含まれる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の第1の構成によれば、
偏向手段における複数の光ビームの交差角を可変として
複数の光ビームの相互距離を任意に変え得るようにして
いるため、感材上における画素ピッチを、スポットサイ
ズとは独立に変更可能である。また、複数の光ビームは
常に偏向手段において交差するため、光ビームの相互距
離を変更する場合にも、光ビームが偏向手段からそれて
しまうこともない。
また、第2の構成によれば、焦点距離可変光学系を用い
て集光手段を構成しているため、この集光手段と上記第
1の構成との組合わせによって、スポットサイズもまた
独立に変更可能となる。
さらに、第3の構成によれば、画素ピッチの変更に伴っ
て走査線の傾き角が変化した場合にも、その傾きを常に
補償することができる。往復走査の場合には、往復いず
れにおいても走査線の傾ききを補償できるため、描画の
高速性を確保するための往復走査において、感材上に得
られた画像のゆがみを防止可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例である走査光学系200
を組込んだ描画システム100の斜視図、第2図および
第3図は、描画システム100における感材1の走査原
理の説明図、 第4図は、描画システム100の電気的構成の概略を示
すブロック図、 第5図は、走査光学系200の構成図、第6図から第9
図は、ビーム方向転換素子30−ム調整器300の斜視
図、側面図および機構模式図、 第13図はペチャンプリズム401の説明図、第14図
および第15図はそれぞれ、偏向方向調整器400の斜
視図および正面図、 第16図は、偏向方向調整器400の制御ブロック図、 第17図は、走査光学系200の内部におけるレーザビ
ームの光路の説明図、 第18図は、走査線の傾き補償の説明図、第19A図は
、3本のレーザビームを用いた場合の交差角変更の説明
図、 第19B図は、任意の本数のレーザビームを用いた場合
のスポット間隔の説明図、 第20図および第21図は、マルチビーム調整器の変形
例の説明図、 第22図は、ダブプリズム450の説明図、第23図か
ら第29図は、偏向方向調整器の変形例の説明図、 第30図は、マルチビームによる描画の説明図、第31
A図から第31C図は、走査線の傾きの説明図である。 1・・・感材、2・・・描画エリア、 28〜2z・・・ストリップ、  33・・・描画ヘッ
ド、100・・・描画システム、 200・・・走査光
学系、207 a、207b−AOM。 213・・・AOD。 300・・・マルチビーム調整器、 301・・・ビーム方向転換素子、 302・・・ハーフミラ−面、 303・・・切り欠きリンク機構、 400・・・偏向方向調整器、 401・・・ペチャンプリズム、 402・・・プリズム回転機構、 500・・・可変集光機構、 501〜504・・・対物レンズ、 B、Bb・・・レーザビーム、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変調された複数の光ビームからなるビーム群を周
    期的に偏向し、偏向された前記ビーム群によって感材を
    走査しつつ、前記感材と前記ビーム群とを相対的に移動
    させて、前記感材上の描画領域を順次に露光するために
    使用される走査光学系であって、 (a)変調された前記複数の光ビームを、所定点で交差
    する第1の光ビーム群へと転換するビーム方向転換手段
    と、 (b)前記ビーム方向転換手段に結合されて、前記ビー
    ム方向転換手段に回転変位を与えることにより、前記所
    定点における前記第1の光ビーム群の交差角を変化させ
    る交差角変更手段と、 (c)前記所定点に配置されて、前記第1の光ビーム群
    を周期的に偏向し、それによって第2の光ビーム群を生
    成する偏向手段と、 (d)前記第2の光ビーム群に属する光ビームのそれぞ
    れを前記感材上に集光する集光手段と、を備えることを
    特徴とする走査光学系。
  2. (2)集光手段は、焦点距離可変光学系を具備してなる
    請求項1記載の走査光学系。
  3. (3)請求項1又は請求項2記載の走査光学系であって
    、さらに、 (e)前記偏向手段と前記集光手段との間に介挿されて
    、当該第2の光ビーム群の偏向方向を回転させる偏向方
    向回転手段と、 (f)前記偏向方向回転手段に結合されて、前記偏向方
    向回転手段を回転させることにより前記第2の光ビーム
    群の偏向方向の回転角度を変化させる回転角変更手段と
    、 を備える走査光学系。
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DE69028233T DE69028233T2 (de) 1989-04-07 1990-04-03 Lichtstrahlabtastsystem
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