JPH0226446Y2 - - Google Patents

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JPH0226446Y2
JPH0226446Y2 JP3478386U JP3478386U JPH0226446Y2 JP H0226446 Y2 JPH0226446 Y2 JP H0226446Y2 JP 3478386 U JP3478386 U JP 3478386U JP 3478386 U JP3478386 U JP 3478386U JP H0226446 Y2 JPH0226446 Y2 JP H0226446Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は直接膚に触れる振動刃体を備えた剃
刀に関するものである。
(従来の技術) 従来、軽便剃刀は刃体を膚表面に当てて刃先に
対し直交する方向に移動させ、ひげ剃り動作を行
うものであつた。従つて、膚表面の凹凸を一方向
へ撫でるようなひげ剃り動作であるため、膚表面
のひげを1回のひげ剃り動作を以つてその根本か
ら剃り落とすことは困難であり、ひげの剃り残し
が多いばかりでなく、刃体がひげを押すように切
るいわゆる押し切りであるため、剃り味が悪くな
る難点があつた。
この問題を解決するため、刃体に対し例えば
0.01〜0.5mmぐらいの振幅を有する振動を前後、
左右、上下方向若しくはそれらを組合せた方向に
与えることにより、剃刀としての性能をより一層
向上させることができるようにしたものが公知に
なつている。(例えば特開昭56−75190号公報参
照) (考案が解決しようとする問題点) このような振動刃体を備えた剃刀では、安全
上、刃体の刃先の延設方向に対し直交する前後方
向へ刃体が振動することが望ましいが、これだけ
では剃り味が十分でないので、これに他の方向の
微振動が加わることが理想である。
ところが、前述した公報のものでは、その従動
体の形状からして、このような前後方向振動を中
心とした複合振動を刃体に与えるには不十分であ
る。
そこで、特に従動体の形状を改良することによ
り、この複合振動を与え易くして剃り味をより一
層向上させたものが本考案である。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は後記する実施例の図面に示
すように、ホルダー1の上端部に形成した収納部
5内に刃体19を、その刃先19aの延設方向に
対しほぼ直交する前後方向へ往復移動可能に支持
するとともに、他の方向へも微振動可能に緩みを
持たせて支持し、又前記収納部5内に従動体11
を前記前後方向へ往復移動可能に支持するととも
に、ホルダー1に内蔵した駆動源4によりこの従
動体11を前記前後方向へ振動可能とし、前記従
動体11と前記刃体19とを連結部材20により
連動させた剃刀において、前記従動体11には板
ばね部12を形成し、この板ばね部12と前記連
結部材20との間には互いに係合する係合部2
5,26を設けたものである。
(作用) そして、従動体11が前後方向へ振動すると、
その振動は板ばね部12に伝わる。板ばね部12
は主に前後方向へ振動するが、その弾性により他
の方向へも微振動する。板ばね部12の前後方向
振動は連結部材20に対しそれらの係合部25,
26を介して伝わり、この連結部材20の前後方
向振動は刃体19に伝わる。一方、板ばね部12
の他方向の微振動は連結部材20に伝わつて刃体
19も他方向に微振動する。すなわち、刃体19
には前後方向振動を中心とした複合振動が与えら
れる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
ホルダー1には乾電池2と、この乾電池2にス
イツチ3を介して接続されたモータ4(駆動源)
が内蔵されている。ホルダー1の上端部には収納
部5が一体的に設けられ、その後側下部には従動
体収容室6が、後側上部には押しボタン収容室7
が、前側には刃体ユニツト嵌着凹所8がそれぞれ
形成されている。この嵌着凹所8の底板中央部に
は左右一対の切欠き9が形成され、この両切欠き
9により前記従動体収容室6はこの嵌着凹所8に
開放されている。又、この両切欠き9により、そ
れらの間においてこの嵌着凹所8の底板中央部に
係止板部10ができ、この係止板部10の前端上
には係止凸部10aが突設されている。
前記従動体収容室6には従動体11が嵌め込ま
れ、その前端左右両側から前方へ突設された片持
梁状の板ばね部12が前記刃体ユニツト嵌着凹所
8にその切欠き9を通して露出している。この従
動体11の左右両側面にはガイド突部13が前後
方向へ延びるように形成され、従動体収容室6内
の左右両側面に前後方向へ延びるように形成され
たガイド凹部14に対し嵌合されている。従動体
6はこのガイド凹部14に沿つて前後方向へ往復
移動可能になる。この従動体11にはカム孔15
が上下方向へ貫設され、前記モータ4の回転軸4
aに偏心して取着されたカム円板16がそのカム
孔15に係入されている。このカム円板16の回
転により、従動体11は前後方向へ振動するよう
になつている。
刃体ユニツト17は刃台18と刃体19と連結
部材20と天板21からなる。刃台18の中央部
には左右一対の挿入孔22がその上下両面間に貫
設され、又刃体19の中央部にも左右一対の嵌着
孔23が貫設されている。連結部材20の下面左
右両側には脚部24が形成され、刃体19上でそ
の嵌着孔23に嵌め込まれて下方へ突出されてい
る。この刃体19は刃台18上に載せられ、連結
部材20の両脚部24が刃台18の挿入孔22に
挿嵌されている。この両脚部24と挿入孔22の
内面との間においては、前後方向(刃体19の刃
先19aの延設方向に対し直交する方向)への移
動許容空間、並びに他の方向(左右方向、上下方
向)への緩みがある。刃体19及び連結部材20
は刃台18と天板21との間で挟持され、刃体1
9が連結部材20とともに前後方向へ往復移動可
能となるように刃台18及び天板21と刃体19
及び連結部材20との間に間隙があり、又刃体1
9及び連結部材20が他の方向へも若干動くよう
に緩みがある。この刃体ユニツト17はホルダー
1の嵌着凹所8に嵌入され、刃台18の下面に形
成された係止凹部18aに対し前記係止板部10
の係止凸部10aが係合されて、抜け止めされて
いる。なお、刃台18の前縁にはひげかす排除孔
27を介してガード28が形成されている。
前記従動体11の両板ばね部12の前端上には
係合突部25が突設され、又刃体ユニツト17の
連結部材20の両脚部24の下面には係合溝26
が形成されている。この係合突部25及び係合溝
26は断面V状をなし、それらの前後両面に傾斜
状の係合面25a,26aが形成されている。こ
の係合突部25と係合溝26とが互いに係合して
連結部材20が板ばね部12上に載り、その係合
面25a,26aが接して従動体11の前後方向
のみの動きが連結部材20に伝えられる。連結部
材20の両脚部24は板ばね部12に対し左右方
向及び上下方向へ動き得るようになつている。
前記ホルダー1の上側収容室7には押しボタン
29が嵌め込まれ、その後部にある操作部30が
開口7aを通して後方へ突出している。この押し
ボタン29の前部には押圧棒31が突設され、透
孔7bを通して刃体ユニツト嵌着凹所8に突出可
能になつている。この押圧棒31には圧縮コイル
ばね32が巻装され、押しボタン29を後方へ付
勢している。従つて、この押しボタン29の操作
部30をこの圧縮コイルばね32の弾性に抗して
前方へ押すと、刃体ユニツト17が押圧棒31に
より前方へ押され、ホルダー1の係止板部10の
係止凸部10aから刃体ユニツト17の刃台18
の係止凹部8aが外れて、刃体ユニツト17がホ
ルダー1の嵌着凹所8から抜け落ちる。
さて、モータ4の回転軸4aが回転すると、従
動体11はカム円板16及びカム孔15を介して
前後方向へ振動し、この振動は板ばね部12に伝
わる。板ばね部12は主に前後方向へ振動する
が、その弾性により上下方向へも微振動する。板
ばね部12の前後方向振動は連結部材20に対し
それらの係止突部25及び係止溝26を介して伝
わり、この連結部材20の前後方向振動は刃体1
9に伝わる。一方、板ばね部12の上下方向微振
動は連結部材20に伝わつて刃体19も上下方向
へ微振動する。これ以外に、刃体19及び連結部
材20はその緩みにより左右方向へも若干微振動
し得る。
又、板ばね部12の形状を変更して左右方向へ
撓むようにすれば、刃体19及び連結部材20は
主に前後方向へ振動するが、左右方向へも微振動
し、これ以外に上下方向の微振動も若干加わる。
一方、板ばね部12が上下左右方向すなわち斜め
方向にも撓むようにすれば、刃体19及び連結部
材20には斜め方向の微振動も生ずる。
なお、板ばね部12は両持梁状であつてもよ
い。
このように、従動体11に板ばね部12を形成
してこの板ばね部12と刃体19とを連結部材2
0により連動させたので、従動体11の振動に伴
い刃体19及び連結部材20が前後方向へ振動す
るばかりでなく、この板ばね部12の弾性方向の
微振動により他の方向へも微振動し、前後方向振
動を中心とした複合振動を刃体19に与え易くな
る。
考案の効果 要するに本考案によれば、従動体11に形成さ
れた板ばね部12により、刃体19に複合振動を
与え易くなり、剃り味をより一層向上させること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る剃刀を示す縦断面図、
第2図はその上端部のみを示す部分断面図、第3
図は同剃刀の分解斜視図である。 1……ホルダー、4……モータ(駆動源)、5
……収納部、6……従動体収容室、8……刃体ユ
ニツト嵌着凹所、11……従動体、12……板ば
ね部、15……カム孔、16……カム円板、17
……刃体ユニツト、19……刃体、20……連結
部材、25……係合突部(係合部)、26……係
合溝(係合部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ホルダー1の上端部に形成した収納部5内に刃
    体19を、その刃先19aの延設方向に対しほぼ
    直交する前後方向へ往復移動可能に支持するとと
    もに、他の方向へも微振動可能に緩みを持たせて
    支持し、又前記収納部5内に従動体11を前記前
    後方向へ往復移動可能に支持するとともに、ホル
    ダー1に内蔵した駆動源4によりこの従動体11
    を前記前後方向へ振動可能とし、前記従動体11
    と前記刃体19とを連結部材20により連動させ
    た剃刀において、 前記従動体11には板ばね部12を形成し、こ
    の板ばね部12と前記連結部材20との間には互
    いに係合する係合部25,26を設けたことを特
    徴とする振動刃体を備えた剃刀。
JP3478386U 1986-03-11 1986-03-11 Expired JPH0226446Y2 (ja)

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JP2731199B2 (ja) * 1988-12-15 1998-03-25 松下電工株式会社 振動式電気かみそり
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