JPH0226300Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0226300Y2 JPH0226300Y2 JP1985122344U JP12234485U JPH0226300Y2 JP H0226300 Y2 JPH0226300 Y2 JP H0226300Y2 JP 1985122344 U JP1985122344 U JP 1985122344U JP 12234485 U JP12234485 U JP 12234485U JP H0226300 Y2 JPH0226300 Y2 JP H0226300Y2
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- Japan
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- fibers
- fishing rod
- circumferential direction
- shape
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は高強度の繊維で補強した合成樹脂で
形成した外形が異形の釣竿用管体に関する。
形成した外形が異形の釣竿用管体に関する。
従来熱硬化性合成樹脂を含浸した繊維の素材で
外周面が断面多角形状に形成された釣竿が実開
昭50−64588号、特開昭50−68886号、特開昭
54−146790号公報等で提案されているが、は断
面円形のパイプ状素材の周囲を研磨或いは研削し
て外周面が断面多角形状に形成されたので外周面
の周方向の繊維は寸断されて外周面では繊維の特
性が活かされず、短繊維が混合された合成樹脂材
となつて荷重が加わると強度が半減して割れや潰
れが発生する欠点があり、，では断面多角形
状の先細の芯棒に繊維の素材が捲回されて釣竿が
形成されているが、細い断面多角形状の先細い芯
棒を製作することは大変面倒でコストが高くなる
欠点があり、内形、外形共に多角形状に形成され
ると荷重を受けた時角部に応力が集中して割れ等
が発生する欠点がある。
外周面が断面多角形状に形成された釣竿が実開
昭50−64588号、特開昭50−68886号、特開昭
54−146790号公報等で提案されているが、は断
面円形のパイプ状素材の周囲を研磨或いは研削し
て外周面が断面多角形状に形成されたので外周面
の周方向の繊維は寸断されて外周面では繊維の特
性が活かされず、短繊維が混合された合成樹脂材
となつて荷重が加わると強度が半減して割れや潰
れが発生する欠点があり、，では断面多角形
状の先細の芯棒に繊維の素材が捲回されて釣竿が
形成されているが、細い断面多角形状の先細い芯
棒を製作することは大変面倒でコストが高くなる
欠点があり、内形、外形共に多角形状に形成され
ると荷重を受けた時角部に応力が集中して割れ等
が発生する欠点がある。
本考案は前記欠点に鑑み、内形を真円に外形を
異形となし、横断面で樹脂量の異なる肉薄部と肉
厚部を形成する一方、管体の周方向各部における
補強繊維の量は前記肉薄部と肉厚部で均一になる
ようにすると共に周方向の繊維を１周以上連続し
た長さで捲回形成して繊維の特性をフルに活用し
て強度が強く、角部に応力が集中しないと共に割
れ等が発生しない握り易い釣竿用管体を提案する
ことにある。
異形となし、横断面で樹脂量の異なる肉薄部と肉
厚部を形成する一方、管体の周方向各部における
補強繊維の量は前記肉薄部と肉厚部で均一になる
ようにすると共に周方向の繊維を１周以上連続し
た長さで捲回形成して繊維の特性をフルに活用し
て強度が強く、角部に応力が集中しないと共に割
れ等が発生しない握り易い釣竿用管体を提案する
ことにある。
本考案は、熱硬化性合成樹脂を含浸した補強繊
維で形成した釣竿用管体において、内形を真円に
外形を異形となし、横断面で樹脂量の異なる肉薄
部と肉厚部を形成する一方、該管体の周方向各部
における前記補強繊維の量は前記肉薄部と肉厚部
で均一になるようにすると共に周方向の繊維を１
周以上連続した長さで捲回形成したことである。
維で形成した釣竿用管体において、内形を真円に
外形を異形となし、横断面で樹脂量の異なる肉薄
部と肉厚部を形成する一方、該管体の周方向各部
における前記補強繊維の量は前記肉薄部と肉厚部
で均一になるようにすると共に周方向の繊維を１
周以上連続した長さで捲回形成したことである。
以下、図示の一実施例によつて本考案を説明す
ると、第１図、第２図で釣竿用管体１は熱硬化性
合成樹脂を含浸した補強繊維２で形成し、内形３
を真円に外形４を例えば六角形の異形となし、横
断面で樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚部６を形成
する一方、管体１の周方向各部における前記補強
繊維２の量は前記肉薄部５と肉厚部６で均一にな
るようにすると共に周方向の繊維を１周以上連続
した長さで捲回形成されている。
ると、第１図、第２図で釣竿用管体１は熱硬化性
合成樹脂を含浸した補強繊維２で形成し、内形３
を真円に外形４を例えば六角形の異形となし、横
断面で樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚部６を形成
する一方、管体１の周方向各部における前記補強
繊維２の量は前記肉薄部５と肉厚部６で均一にな
るようにすると共に周方向の繊維を１周以上連続
した長さで捲回形成されている。
前記管体１が形成される時は第３図のように断
面円形の芯金７の外周にパラフイン系ワツクスを
トルエン等で溶かした液状の離型剤を刷毛で塗布
し、乾燥して離型剤層を形成し、その外周に台形
に裁断したカーボン繊維やアラミド繊維などの高
強度繊維補強シートにエポキシ樹脂、フエノール
樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性合成樹脂を
含浸したプリプレグ８を周方向の繊維を１周以上
連続した長さとなるように適宜回数捲回してその
外側にテーピングを施して第４図の元素材９を形
成し、第５図のように内面が例えば六角形の割り
金型１０，１１を用意し、元素材９と金型１０，
１１を予熱した後元素材９を割り金型１０，１１
で挾んで元素材９を押圧し、加熱炉の中に入れて
常法に従つて熱硬化処理で一体に形成し、熱処理
硬化後割り金型１０，１１を取り外し、芯金７を
抜き取つて第１図、第２図の管体１が製作され
る。
面円形の芯金７の外周にパラフイン系ワツクスを
トルエン等で溶かした液状の離型剤を刷毛で塗布
し、乾燥して離型剤層を形成し、その外周に台形
に裁断したカーボン繊維やアラミド繊維などの高
強度繊維補強シートにエポキシ樹脂、フエノール
樹脂、ポリエステル樹脂等の熱硬化性合成樹脂を
含浸したプリプレグ８を周方向の繊維を１周以上
連続した長さとなるように適宜回数捲回してその
外側にテーピングを施して第４図の元素材９を形
成し、第５図のように内面が例えば六角形の割り
金型１０，１１を用意し、元素材９と金型１０，
１１を予熱した後元素材９を割り金型１０，１１
で挾んで元素材９を押圧し、加熱炉の中に入れて
常法に従つて熱硬化処理で一体に形成し、熱処理
硬化後割り金型１０，１１を取り外し、芯金７を
抜き取つて第１図、第２図の管体１が製作され
る。
前記高強度繊維補強シートのプリプレグ８の代
りに補強繊維の束を軸線方向に対し斜方向に交叉
するようにスパイラル状に編み組み形成して外形
方向と軸線方向の寸法に自由度のあるプリプレグ
の筒状編組材を用いて元素材９を形成してもよい
し、又、前記離型剤層の外周に直接補強繊維をブ
レーテイングマシンなどで捲回して元素材９を形
成してもよい。
りに補強繊維の束を軸線方向に対し斜方向に交叉
するようにスパイラル状に編み組み形成して外形
方向と軸線方向の寸法に自由度のあるプリプレグ
の筒状編組材を用いて元素材９を形成してもよい
し、又、前記離型剤層の外周に直接補強繊維をブ
レーテイングマシンなどで捲回して元素材９を形
成してもよい。
前記のように管体１が形成れると、元素材９は
第５図のように割り金型１０，１１で樹脂が金型
の小径の平面部ａから大径の角部ｂに移動されて
横断面で樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚部６で内
形３は真円に外形４は割り金型１０，１１で異形
に形成される。
第５図のように割り金型１０，１１で樹脂が金型
の小径の平面部ａから大径の角部ｂに移動されて
横断面で樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚部６で内
形３は真円に外形４は割り金型１０，１１で異形
に形成される。
かつ管体１の周方向各部における前記補強繊維
２の量は前記肉薄部５と肉厚部６で均一となる。
２の量は前記肉薄部５と肉厚部６で均一となる。
前記のように釣竿用管体１が形成されると、内
形３が真円に形成されているから外形に角部があ
つても角部に応力が集中しないので割れや潰れ等
が発生せず、外周方向の補強繊維２の量は均一で
管体１の周方向各部における繊維は１周以上連続
した長さで捲回形成され、研磨や研削で外周面の
繊維を寸断することがないから強度が弱められる
ことなく繊維の特性が活かされて割れ等が防止さ
れ、更に外形４は樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚
部６で異形に形成されているので握り易い釣竿用
管体１となる。
形３が真円に形成されているから外形に角部があ
つても角部に応力が集中しないので割れや潰れ等
が発生せず、外周方向の補強繊維２の量は均一で
管体１の周方向各部における繊維は１周以上連続
した長さで捲回形成され、研磨や研削で外周面の
繊維を寸断することがないから強度が弱められる
ことなく繊維の特性が活かされて割れ等が防止さ
れ、更に外形４は樹脂量の異なる肉薄部５と肉厚
部６で異形に形成されているので握り易い釣竿用
管体１となる。
前記説明では外形４を六角形で述べたが他の多
角形や楕円形等の異形に形成してもよい。
角形や楕円形等の異形に形成してもよい。
本考案は前述のように構成されたから、内形が
真円で形成されているので外形が多角形等の異形
でも応力が角部に集中せず、外形は横断面で樹脂
量の異なる肉薄部と肉厚部で異形としたので握り
易く、管体の周方向各部における補強繊維の量は
肉薄部と肉厚部で均一になると共に周方向の繊維
を１周以上連続した長さで捲回形成したので繊維
の特性が活かされて割れや潰れ等が発生しない等
実用上優れた効果を奏する釣竿用管体を提供する
ことが出来る。
真円で形成されているので外形が多角形等の異形
でも応力が角部に集中せず、外形は横断面で樹脂
量の異なる肉薄部と肉厚部で異形としたので握り
易く、管体の周方向各部における補強繊維の量は
肉薄部と肉厚部で均一になると共に周方向の繊維
を１周以上連続した長さで捲回形成したので繊維
の特性が活かされて割れや潰れ等が発生しない等
実用上優れた効果を奏する釣竿用管体を提供する
ことが出来る。
図面は本考案の一実施例が示され、第１図は釣
竿用管体の外観斜視図、第２図は管体の拡大断面
正面図、第３図は管体が製作される説明図、第４
図は元素材の外観斜視図、第５図は管体の外形を
形成する金型と元素材の断面正面図である。 １……釣竿用管体、２……補強繊維、３……内
形、４……外形、５……肉薄部、６……肉厚部。
竿用管体の外観斜視図、第２図は管体の拡大断面
正面図、第３図は管体が製作される説明図、第４
図は元素材の外観斜視図、第５図は管体の外形を
形成する金型と元素材の断面正面図である。 １……釣竿用管体、２……補強繊維、３……内
形、４……外形、５……肉薄部、６……肉厚部。
Claims (1)
- 熱硬化性合成樹脂を含浸した補強繊維で形成し
た釣竿用管体において、内形を真円に外形を異形
となし、横断面で樹脂量の異なる肉薄部と肉厚部
を形成する一方、該管体の周方向各部における前
記補強繊維の量は前記肉薄部と肉厚部で均一にな
るようにすると共に周方向の繊維を１周以上連続
した長さで捲回形成したことを特徴とする釣竿用
管体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985122344U JPH0226300Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985122344U JPH0226300Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6230569U JPS6230569U (ja) | 1987-02-24 |
| JPH0226300Y2 true JPH0226300Y2 (ja) | 1990-07-18 |
Family
ID=31012440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985122344U Expired JPH0226300Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0226300Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6373182B2 (ja) * | 2014-12-12 | 2018-08-15 | 山崎産業株式会社 | 清掃又は洗浄具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54146790A (en) * | 1978-05-08 | 1979-11-16 | Toshihiko Sugimura | Fishing rod |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5064588U (ja) * | 1973-10-20 | 1975-06-11 |
-
1985
- 1985-08-09 JP JP1985122344U patent/JPH0226300Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54146790A (en) * | 1978-05-08 | 1979-11-16 | Toshihiko Sugimura | Fishing rod |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6230569U (ja) | 1987-02-24 |
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