JPH02262569A - ポリn―オキサゾリンの製造法 - Google Patents

ポリn―オキサゾリンの製造法

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JPH02262569A
JPH02262569A JP1183628A JP18362889A JPH02262569A JP H02262569 A JPH02262569 A JP H02262569A JP 1183628 A JP1183628 A JP 1183628A JP 18362889 A JP18362889 A JP 18362889A JP H02262569 A JPH02262569 A JP H02262569A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皇産上五五里分! 本発明は、反応性の高い樹脂原料として、またポリエス
テル等の末端C0OH低減剤及び鎖長延鎖剤として、有
用な新規ポリN−オキサゾリン及びその製造法に関する
徽坐弦迷 従来から種々のオキサゾリン化合物が知られており、近
年幾つかの産業用途にも利用されるようになってきた。
例えば、ポリエステルの末端カルボン酸の低減による改
質やポリマー鎖延長による物性の改善に使用され、また
、カルボン酸、芳香族性アルコール、芳香族アミンを含
有してなる化合物と反応させることにより熱硬化性樹脂
を製造する際の原料として使用されている(特開昭62
−104838号参照)。しかし、上記目的に使用され
ているオキサゾリンは、何れも炭素原子にオキサゾリン
環が結合した化合物(以下「C−オキサゾリン化合物」
と称する)である。
発明の目的 本発明者らは、これら従来公知のC−オキサゾリンより
更に高性能な反応性を発現しうる新規なオキサゾリンに
ついて鋭意研究した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、従来公知のC−オキサゾリ
ンに比べ高性能な反応性を有する新規なポリN−オキサ
ゾリン及びその製造法を提供することにある。
ユニQ遭惑 すなわち、本発明は、 下記式<I) で表わされるポリN−オキサゾリン化合物によって達成
される。
上記式(1)において、nは2〜10の整数であり、好
ましくは2〜5の整数である。Xは異部原子で中断され
ていてもよいn価の炭化水素残基である。炭化水素残基
としては、例えば脂肪族、脂環族あるいは芳香族の炭化
水素基を好ましいものとして挙げることができる。
nとXの関係は、例えばnが2であるときXは二価の炭
化水素残基であり、nが3であるときXは三価の炭化水
素残基であるが如く、nの数に応じてXの炭化水素残基
の価数が変化する如き関係にある。
しかして、nが2の場合について、炭化水素残基の具体
例を挙げれば、例えばメチレン9、エチレン、トリメチ
レン、α−メチルエチレン、テトラメチレン、ペンタメ
チレン、α−メチルテトラメチレン、ヘキサメチレン、
トリメチルへキサメチレン、ヘプタメチレン、2.2−
ジメチルペンタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレ
ン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン
、トリデカメチレン、テトラデカメチレン、ネオペンチ
レンの如き炭素数1〜15のアルキレン基;例えば下記
式 は水素及びメチル、エチルの如き一価の低級アルキルで
あり、そしてρは150以下の数である)で表わされる
酸素原子で中断されたアルキレン基;例えば1.3−シ
クロヘキシレン、4−メチル−1゜3−シクロヘキシレ
ン、−H−CH2−H−C均 CH3 の如き炭素数6〜15の脂環族基;。例えば、1.3−
フェニレン、1,4−フェニレン、2.4−)リレン、
2.6−)リレン、2,4−及び2.6−トリレン混合
物、P−キシリレン、m−キシリレン、−o−c H2
−@)−、−@)−CH2−’1cH2cH2−@ 、ジエチルトルイル、 環もしくは2環式芳香族基;例えば ひS贈0 −o−0−@’ 。
の如き異部原子で中断されな単環もしくは2環式芳香族
基等を好ましいものとして挙げることができる。
また、nが3の場合についても、例えば+CH2÷4 
CH−CO2eCH2÷2又は=2及び3の場合の具体
例から当業者には容易に理解しうるであろう。
例えばn=3の場合も含めて、下記式 (ここでjは1〜8の数である。)で表わされる基を例
示することができる。
上記式(1)において、nが2の場合には、Xはさらに
直接結合であることができ、また下記式%式%() ここで、Rhは水素原子であるが又は下記式の如き基を
例示しうる。
nが4以上の場合についての具体例は、上記nで表わさ
れる基であり、Yは異部原子で中断されていてもよい二
価の炭化水素基であり、ぞしてmは1〜10の整数であ
る、 で表わされる基であることができる。
Yを表わす異部原子で中断されていてもよい二価の炭化
水素基としては、nが2の場合のXについて例示したも
のと同じものを例示することができる。mは1〜10で
あり、好ましくは1〜7である。
上記式中において、R1,R2,R3及びR4は、同一
もしくは異なり、水素原子、炭素数1〜3のアルキル、
ベンジル、フェニル又はトリルである。炭素数1〜3の
アルキルはメチル、エチル、n−プロピル又は1so−
プロピルである。
上記式(I)中のXとしては、上記のうち、特にメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ヘキサ
メチレン、2,2−ジメチルペンタメチレン、シクロヘ
キシレン、4−メチル−1,3−シクロヘキシレン、 ン、2.4−及び2.6−トリレン混合物、m−キシリ
レン、p−キシリレン、 ()止金。
−o−0−1g。
+CH2+4CHCO2÷CH2÷2゜Rb −CH2CHz+N−C)bcH2÷8[ここでRb及
びmの定義は上記に同じである。][ここで、jは1〜
8の数である。] が好ましい。
また、上記式(I)中において、R1は同一もしくは異
なり、水素原子又は異部原子で中断されていてもよい一
価の炭化水素基である。−価の炭化水素基としては、例
えば脂肪族、脂環族もしくは芳香族の炭化水素基を挙げ
ることができる。これらのうち、例えば異部原子で中断
されていてもよい炭素数1〜8の脂肪族基、例えばメチ
ル、エチル、n−プロピル、igo−プロピル、2−ヒ
ドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル及び3−ブト
キシ−2−ヒドロキシプロピルを特に好ましいものとし
て挙げることができる。
上記式(I)に包含される化合物の具体例は、上記(1
)における各記号の具体例及び下記実施例から当業者は
容易に理解できよう。
上記式(I)で表わされる本発明の化合物は、本発明に
よれば、最初に(a)ポ、リイソシアネートとハロゲン
化アミンとを反応させるが、又は(b)ポリアミンとハ
ロゲン化イソシアネートとを反応させてポリウレア化合
物を生成せしめ、次いでいずれの場合にも、生成したポ
リウレア化合物を環化せしめる方法によって製造するこ
とができる。
先ず、上記工程(a)を含む方法について記載する。
その方法によれば、 (i1下記式 %式%) で表わされるポリイソシアネート化合物と、下記式 で表わされるハロアルキルアミンとを反応させ、次いで (iil得られたポリウレア化合物を環化せしめる、こ
とによって下記式(工+a で表わされるポリN−オキサゾリン化合物を製造する。
ポリイソシアネート化合物を表わす上記式において、X
lは異部原子で中断されていてもよいn価の炭化水素残
基であり、そしてnは2〜10の整数である。Xlの炭
化水素残基の具体例としてはXの炭化水素残基の具体例
と同じものを例示することができる。
上記式で表わされるポリイソシアネート化合物には、脂
肪族、脂環族及び芳香族のポリイソシアネートが包含さ
れる。
脂肪族インシアネートとしては、下記−最大(n)で表
わされる炭素数3〜17の脂肪族ジイソシアネート、 0CN−W−NCO・・・<m> 及び OCN+CH2÷a CHCO2+ Ck’b + 2
 N C0■ NCO・・・(III) の如きポリイソシアネートが好ましい。
上記−最大(II)中Wは炭素数1〜15のアルキレン
基であり、例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、
α−メチルエチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン
、α−メチルテトラメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタ
メチレン、2,2−ジメチルペンタメチレン、オクタメ
゛チレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチ
レン、ドデカメチレン、トリデカメチレン、テトラデカ
メチレン、ペンタデカメチレン等の基を挙げることがで
きる。
これらのうち、−最大(II)中のWがメチレン、エチ
レン、ヘキサメチレン、2,2−ジメチルペンタメチレ
ンで表わされるジイソシアネート及びOCN + CF
b + 4 CHC02+ CH2÷2NCONCO・
・・(I[[) で表わされるトリイソシアネートが特に好ましい。
また、脂環族イソシアネートとしては、炭素数8〜17
の脂環族ジイソシアネートが好ましく、かかるジイソシ
アネートとしては、例えば1.3−ジイソシアネートシ
クロヘキサン、1.3−ジイソシアネート−4−メチル
シクロヘキサン、1,3−ビス(イソシアネートメチル
)シクロヘキサン、1゜4−ビス(イソシアネートメチ
ル)シクロヘキサン、ビス(4−インシアネートシクロ
ヘキシル)メタン、1,1−ビス(4−イソシアネート
シクロへキシル)エタン、2,2−ビス(4−イソシア
ネートシクロへキシル)プロパン、イソホロンジイソシ
アネート等を挙げることができる。
これらのうち、1,3−ジイソシアネートシクロヘキサ
ン、1,3−ジイソシアネート−4−メチルシクロヘキ
サン、1.3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘ
キサン、ビス(4−インシアネートシクロヘキシル)メ
タン及びイソホロンジイソシアネートが特に好ましい。
また、芳香族インシアネートとしては、炭素数8〜17
の単環もしくは2環式芳香族ジイソシアネート及び炭素
数約23〜約80の3環以上の多環式芳香族ポリイソシ
アネートが好ましい。かかる芳香族イソシアネートとし
ては、例えば1.3−フェニレンジイソシアネート、2
.4−)リレンジイソシアネート、2.6−)リレンジ
イソシアネート、2゜4−及び2.6−)リレンジイソ
シアネート混合物、キシリレンジイソシアネート、ビス
(イソシアネートフェニル)メタン、ビス(イソシアネ
ートフェニル)エーテル、ビスくイソシアネートフェニ
ル)スルフォン、1−インシアネート−4−イソシアネ
ートメチルベンゼン、トリレンジイソシアネート3量化
体、 [式中jは1〜8の整数である。] これらのうち、2.4−)リレンジイソシアネート、2
.6−ドリレンジイソシアネート、2.4−及び2.6
−)リレンジイソシアネート混合物、m −キシリレン
ジイソシアネート、ビス(イソシアネートフェニル)メ
タン、トリレンジイソシアネート3量化体、上記式(V
)で表わされるポリイソシアネートが特に好ましい。
また、上記方法において用いられるハロアルキルアミン
は、下記式 及び下記式(V)で表わされるポリイソシアネート等を
挙げることができる。
上記式中、ハロゲン原子としては、塩素、臭素又はヨウ
素が好ましい。
かかるハロアルキルアミンとしては、例えば2−クロル
エチルアミン、2−タロルブロビルアミン、2−クロル
イソブチルアミン、2−アミノ−1−クロルプロパン、
2−アミノ−1−クロルイソブタン、2−アミノ−3−
クロルブタン、2−ブロモエチルアミン、2−ヨードエ
チルアミンを挙げることができる。これらのうち、特に
2−クロルエチルアミンが好ましく用いられる。
ポリイソシアネート化合物とハロアルキルアミンとの反
応は、好ましくは不活性溶媒中で実施される。ハロアル
キルアミンは、塩酸塩の如き塩として、反応溶媒中に加
え、アルカリで遊離状態と反応に使用するのが望ましい
反応には、ポリイソシアネートのインシアネート基1当
量に対しハロアルキルアミンが好ましくは0.7〜5モ
ル、より好ましくは0.8〜3モル、特に好ましくは0
.9〜1.5モルの割合で使用される。
反応は一20℃〜+150℃の範囲の温度で実施するの
が望ましい。−10℃〜+120℃の範囲がより好まし
く、−5℃〜+100℃の範囲が特に好ましい。
反応は常圧ないし加圧下のいずれで行うこともできる。
好適な反応溶媒としては、例えばN、N−ジメチルホル
ムアミド、N、N−ジメチルアセトアミドの如きアミド
想;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンの如きエーテル類;メタノール、エタノール、プロパ
ツールの如きアルコール類;塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタン、ジブロモエタンの如きハロゲン化
炭化水素類;ジメチルスルフオキシドの如きスルフオキ
シド類;N−メチルピロリドンの如きピロリドン類;ア
セトン、メチルイソブチルケトンの如きケトン顕及び水
等が例示される。これらは混合して用いることもできる
上記工程(11の反応により得られたポリウレア化合物
は次いで環化せしめられる。ポリウレア化合物は、環化
の前に単離して環化に付しうることは当然として、単離
せずに上記工程(i)で得られた反応混合物のままで、
環化に付すことができる。
環化反応は、例えば溶媒の存在下、脱ハロゲン化水素閉
環反応を行わせることにより達成することができる。脱
ハロゲン化水素閉環反応としては公知の種々の方法を採
用し得るが、例えば、溶媒中でポリウレア化合物の自己
閉環反応をおこさしめて、ポリN−環状イミノエーテル
のハロゲン化水素塩を生成せしめ、次いでこれをアルカ
リで脱ハロゲン化水素する方法あるいはポリウレア化合
物を直接アルカリ処理して脱ハロゲン化水素閉環させる
方法等が好ましく採用される。この際、用いられる溶媒
は前述した溶媒群から適宜選択できる。
また、アルカリとしては、例えばナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属及びその水酸化物やアルコラード、塩
等が好ましく用いられる。この際、使用されるアルカリ
の好ましい当量はポリウレア化合物のハロゲン1当量に
対して0.8〜・5.0の範囲であり、より好ましくは
0.9〜3.5、さらに好ましくは1.0〜2.0であ
る。
適当な反応温度は10〜300℃であり、好ましくは3
0〜250℃、さらに好ましくは50〜200℃である
。また反応は常圧〜加圧下で実施される。
上記環化反応によれば、上記式(工+aで表わされるポ
リN−オキサゾリン化合物を生成することができる。生
成したポリN−オキサゾリン化合物の精製は、例えば蒸
留、再結晶、昇華、再沈等の方法により有利に実施しろ
る。
精製の過程で固体になりにくい物に関しては、例えばア
ルカリ閉環反応後の反応混合物を前記した溶媒群の中か
らその溶解性にあわせて選択される単独及び混合系で再
沈せしめ、これを必要に応じて蒸留、再結晶、昇華する
方法が好ましく用いられる。
再結晶溶媒としては前記した溶媒群をその溶解性にあわ
せて単独もしくは混合系として用いることができる。
上記式(I+aで表わされるポリN−オキサゾリン化合
物は、式<I+aの中にみられるように2級アミノ基(
−NH−)を有している。この2級アミノ基は必要によ
り、アルキル化反応、シクロオキシラン類との付加反応
あるいは炭素−炭素二重結合を有する不飽和化合物との
マイケル付加R’ ■ 反応等により、3級アミノ基(−N−)に変換すること
かできる。
かかるアルキル化反応、シクロオキシラン類との付加反
応及びマイケル付加反応等はそれ自体公知であり、上記
の場合にも公知の反応条件が採用される。
次に、本発明の化合物(I)を製造する別法について記
載する。
その方法によれば、本発明の式(I>の化合物は、(i
)下記式 %式% で表わされるポリアミン化合物と、下記式応させ、次い
で (ii)得られたポリウレア化合物を環化せしめる、こ
とによって製造することができる。
ポリアミン化合物を表わす上記式において、R’及びn
の定義は上記式(I>に同じであり、X2の定義は上記
式(I)におけるXの定義に相当する。
ポリアミン化合物の上記式の定義から明らかなとおり、
本発明で用いられる上記ポリアミン化合物は分子内に1
級アミノ基および/または2級アミン基を少くとも2個
有する脂肪族、脂環族又は芳香族化合物であることがで
きる。
かかるポリアミン化合物としては、例えばエチレンジア
ミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン
、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルへキサメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ドデカメチレンジアミン、ネオペンチレンジアミ
ン、ポリエーテルジアミンの如き脂肪族アミン化合物;
ジアミノシクロヘキサン、1.3−ジアミノ−4−メチ
ルシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、1.4−ビス(アミノメチル)シクロヘキ
サン、インホロンジアミン、1.1−ビス(4−アミノ
シクロヘキシル)エタン、2.2−ビス(4−アミノシ
クロヘキシル)プロパン、ビス(4−アミノシクロヘキ
シル〉メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサンの
如き脂環族ポリアミン化合物、4.4’−ジアミノジフ
ェニルメタン、4.4′−ジアミノジフェニルスルホン
、3.3′−ジアミノジフェニルスルホン、4.4′−
ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテル、4,4′−ジアミノベンゾフェノン、
3,3′−ジアミノベンゾフェノン、p−フェニレンジ
アミン、m−フェニレンジアミン、p−キシリレンジア
ミン、m−キシリレンジアミン、ジアミノナフタレン、
2,4−ジアミノトルエン、2,6−  ジアミノトル
エン、1,2−ジアニリノエタン、ジエチルジアミノト
ルエン及び下記式(VI)で表わされるポリアミン等を
挙げることができる。
[式中jは1〜8の整数である。] これらのうちエチレンジアミン、トリメチレンジアミン
、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジア
ミノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、1.3=ジアミノ−4−メチルシクロヘ
キサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、イ
ンホロンジアミン、2.4−ジアミノトルエン、2.6
−ジアミノトルエン、m−キシリレンジアミン、p−キ
シリレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタ
ン、4.4′−ジアミノジフェニルエーテル、3.4’
 −ジアミノジフェニルエーテル、ジエチルジアミノト
ルエン及び前記−綴代(Vl)で表わされるポリアミン
の如き芳香族ポリアミン化合物を1級アミン化合物の好
適な例として挙げることができる。
また、2級アミンとしては、例えば上記1級アミンの少
なくとも1個以上のアミノ基の水素原子を脂肪族、脂環
族又は芳香族炭化水素基で置換したものが挙げられる。
これらのうちでもメチル、エチル、プロピルの如き低級
アルキル基で上記1級アミンの水素原子を置換した2級
アミンが特に好ましい。
また、上記方法において用いられるハロアルキルイソシ
アネートは、下記式 上記式中、R1−R4としては、水素又はメチル基が好
ましく、Halとしては塩素、臭素又はヨウ素が好まし
い。
かかるハロアルキルイソシアネートとしては、例えば2
−クロルエチルイソシアネート、2−クロルプロピルイ
ソシアネート、2−クロルイソブチルイソシアネート、
1−クロル−2−イソシアネートプロパン、1−クロル
−2−インシアネートイソブタン、3−クロル−2−イ
ソシアネートブタン、2−ブロモエチルイソシアネート
、2−ヨードエチルイソシアネート等が例示されるが2
−クロルエチルイソシアネートが好ましく用いられる。
ポリアミン化合物とハロアルキルイソシアネートとの工
程(ilの反応は、好ましくは不活性溶媒中で実施され
る。かかる溶媒としては、先に記述した方法の工程(i
lについて記載したものと同じものを使用しうる。
反応には、ポリアミンのアミノ基1当量に対しハロアル
キルイソシアネートが好ましくは0.7〜5モル、より
好ましくは0.8〜3モル、特に好ましくは0.9〜1
.5モルの割合で使用される。
この工程(ilについてのその他の反応条件は、先に記
述した方法の工程(ilについて記載した条件と同じで
あり、また工程(ii)についても先に記述した方法の
工程(ii)について記載した条件と同じであると理解
されるべきである。
かくして、上記別法によれば、本発明の上記式(I)で
表わされるポリN−オキサゾリン化合物を製造すること
ができる。
本方法でアミンとして1級アミンを用いた場合、得られ
るポリN−オキサゾリン化合物は2級アミンを有するこ
ととなり、この2級アミンも先に記述した方法でアルキ
ル化することができる。
発明の効果 本発明の上記式(I)で表わされるポリN−オキサゾリ
ン化合物は、高い反応性を有し、そのため比較的低い硬
化温度及び/又は短時間で硬化反応を終了しうる熱硬化
性組成物を与えることができる。本発明のポリN−オキ
サゾリン化合物を含有する上記熱硬化性組成物はさらに
成形収縮性が小さく、しかも熱変形温度の高い熱硬化樹
脂を与える点においても、特徴的である。
以下、実施例を掲げて本発明を詳述するが、本発明はこ
れらの実施例によって限定されるものではない。。
実施例中、単に「部」とあるは重量部を表わす。
なお、実施例1〜10における赤外吸収スペクトル(I
R)はKBr法で測定し、実施例1〜9における核磁気
共鳴スペクトル(NMR)はd6−シメチルスルホキシ
ドを溶媒とし、実施例10におけるNMRは重クロロホ
ルムを溶媒とし、テトラメチルシランを標準サンプルと
して測定した。
実施例1 [N、N’−ジエチル−N、N’ −ビス(2−オキサ
ゾリニル)エチレンジアミンの合成]N、N’ −ジエ
チルエチレンジアミン29.1部を塩化メチレン80c
cに溶かした溶液をクロルエチルイソシアネート52.
8部を塩化メチレン150ccに溶かした溶液に30分
で滴下し、その後2時間加熱還流下反応させた。反応終
了後、析出した固体を濾過後減圧乾燥し75.6部の白
色固体を得た。得られた固体70部をKO330,1部
をメタノール400ccに溶かした溶液に加え、5時間
加熱還流下反応させた。反応混合物を熱時濾過した後、
減圧濃縮し、さらに減圧蒸留することによりN、N’ 
−ジエチル−N、N’ −(2−オキサゾリニル)エチ
レンジアミン12.2部を得た。
このビスN−オキサゾリンの沸点は100℃〜103℃
10.13mmHgであり、IR,NMRの測定結果は
それぞれ図−1,2に示すとおりである。さらにマスス
ペクトルは254であり、元素分析結果は次の通りであ
る。
元素分析 C(%):56.63 、 H(%):8.96. N
(%):22.08実施例2 [N、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−2,4=
トリレンジアミンの合成] 2−クロルエチルアミン塩酸塩46.4部を60ccの
水に溶かした溶液に40部のNaOHを水60ccに溶
かした溶液を水冷、攪拌下加えて30分間反応させた後
エーテル100ccで3回抽出し、これを硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後2,4−)リレンジイソシアネート3
4.0部を加え、2時間加熱還流下反応させ62.7部
の白色固体を得な。得られた固体25部を、KO320
部をエタノール700ccに溶かした溶液に加え、5時
間加熱還流下反応させた。反応混合物を熱時濾過した後
、減圧濃縮し、さらにメタノールで再結することにより
N、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−2,4−ト
リレンジアミン6.8部を得た。
このビスN−オキサゾリンの融点は236℃〜238℃
であり、IR,NMRの測定結果はそれぞれ図−3,4
に示すとおりである。さらに、マススペクトルは260
であり、元素分析結果は次の通りである。
元素分析 C(%):60.00 、 H(%):6.03. N
(%):21.45実施例3 [メチレンビス(N−(2−オキサゾリニル)アニリン
)の合成] 実施例2と同様にして得たクロルエチルアミンのエーテ
ル溶液に4,4′−メチレンジ(フィニルイソシアネー
ト)45部を加え2時間加熱還流下反応させ72.9部
の白色固体を得た。得られた固体50部をKO317,
5部ジメチルスルホキシド650ccからなる溶液に加
え、5時間加熱還流下反応させた。
反応混合物を熱時r過し、冷却すると結晶が析出した。
これを濾過水洗後減圧乾燥し23.2部のメチレンビス
(N−(2−オキサゾリニル)アニリン)を得た。
このビスN−オキサゾリンの融点は300℃以上であり
、IR,NMRの測定結果はそれぞれ図−5,6に示す
とおりである。さらに、マススペクトルは336であり
、元素分析結果は次の通りである。
元素分析 C(%);67.45  、  H(%)二5.91.
N(%):16.04実施例4 [N、N’ −ビス(2−オキサゾニリル)へキサメチ
レンジアミンの合成] 2−クロルエチルアミン塩酸塩58.0部を145cc
のメタノールに溶かした溶液にK OH35,4部をメ
タノール150ccに溶かした溶液を水冷攪拌下加えて
30分反応させた後へキサメチレンジイソシアネート4
0部をメタノール80ccに溶かした溶液を加え、2時
間加熱還流下反応させ、ここにK OH35: 4部を
メタノール150ccに溶かした溶液を加え、5時間加
熱還流下反応させた。反応混合物を熱時濾過した後、減
圧濃縮し、さらにジオキサンで再結することによりN、
N’ −ビス(2−オキサゾニリル)へキサメチレンジ
アミン28.2部を得た。
このビスN−オキサゾリンの融点は149℃〜153℃
でありIR,NMRの測定結果はそれぞれ図−7,8に
示すとおりである。さらに、マススペクトルは254で
あり、元素分析結果は次の通りである。
元素分析 C(%):56.72 、 H(%):8.77、 N
(%):21.03実施例5 [N−オキサゾリンの反応性の試験] 実施例1で得なN、N’−ジエチル−N、N’−ビス(
2−オキサゾリニル)エチレンジアミンをCoOH価1
137 mol/Ton 、 OH価Omol/Ton
のイソフタル酸、プロピレングリコール、無水マレイン
酸より合成した不飽和ポリエステルにそのC0OH価と
当量のオキサゾリン環を含むように加えたベンジルアル
コール中でC0OH価を測定すると30℃3分で520
mol/ Tonとなり、90℃lO分で78 mol
/Tonになった。また、同仕込みをスチレン中で溶液
粘度測定すると30℃×1分後にη(不飽和ポリエステ
ルナポリN−オキサゾリン)/η0 (不飽和ポリエス
テル)が2.5になり、室温でもC02H等と高い反応
性を示すことが確認された。
実施例6 [N、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−m−キシ
リレンジアミンの合成] 実施例2と同様にして得なりロルエチルアミンのエーテ
ル溶液にm−キシリレンジイソシアネー) 26.4部
を加え水浴中で2時間反応させ48.5部の白色固体を
得た。得られた固体40部およびポタシウムメトキサイ
ド16.2部をメタノール500ccに加え、攪拌下5
時間加熱還流下反応させた。反応混合物を濾過後、P液
を減圧濃縮後流動性があるうちに析出した塩を炉別し、
これをアセトン200ccに注ぎ込みさらに析出した固
体を炉別した。r液を減圧濃縮後、酢酸エチルlee、
アセトン200ccに注ぎ込み白色固体19部を得た。
この固体をテトラヒドロフラン(THF)で再結晶する
ことによりN、N’−ビス(2−オキサゾリニル)−m
−キシリレンジアミン12部を得た。
このビスN−オキサゾリンの融点は143〜145℃で
ありIR,NMRの測定結果はそれぞれ図−9,10に
示す通りである。
さらにマススペクトルは274であり、元素分析結果は
次の通りである。
元素分析 C(%l:6f、34 、 H(%):6.53. N
(%):20.38実施例7 [1,3−ビス(2−オキサゾリニルアミノメチル)シ
クロヘキサンの合成] 実施例2と同様にして得たクロルエチルアミンのエーテ
ル溶液に1.3−ビス(イソシアネートメチル〉シクロ
ヘキサン27.0部を加え水浴中で2時間反応させ48
.9部の白色固体を得た。得られた固体30部をKOH
9,5部をメタノール500ccに溶かした溶液に加え
5時間加熱還流下反応させた。反応混合物を濾過した後
酢酸エチル0.5ccを加えて濃縮し、これにエタノー
ル65cc加えて濾過後、炉液を減圧濃縮した。これを
アセトン72ccに加えて沈殿を濾過した後炉液を水浴
中に放置することで18部の結晶を得た。
これをTHFで再結晶することにより1.3−ビス(2
−オキサゾリニルアミノメチル)シクロヘキサン11部
を得な。このビスN−オキサゾリンの融点は136〜1
39℃であり、IR,NMRの測定結果はそれぞれ図−
11,12に示す通りである。
更にマススペクトルは280であり、元素分析結果は次
の通りである。
元素分析 C(%):59.89 、 H(%) :8.64. 
N (X) :19.90実施例8 [N、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−N。
N′−ビス(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)
−m−キシリレンジアミンの合成]実施例6で得たN、
N’ 〜ビス(2−オキサゾリニル)−m−キシリレン
ジアミン27.4部にブチルグリシジルエーテル26,
0部を加え、窒素気流中攪拌下150℃で1時間反応さ
せ、淡黄色の粘稠な液体を得な。この液体のエポキシ当
量を測定したところ2241g /eqであり、図−1
3,14に示したIR,NMRの測定結果より、88%
N、N’ビス(−オキサゾリニル)−N、N’ −ビス
(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−m−キシ
リレンジアミンが合成されたことがわかる。
実施例9 [N、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−3,4’
−ジアミノジフェニルエーテルの合成]3.4′−ジア
ミノジフェニルエーテル38.0部を塩化メチレン20
0部に溶かした溶液をクロルエチルイソシアネート40
部を塩化メチレン222部に溶かした溶液に水冷下10
分で滴下し、その後室温で2時間反応させた後、さらに
1時間加熱還流下反応させた。反応終了後、析出しな固
体を沢過後減圧乾燥し70.0部の淡褐色の固体を得た
。得られた固体61.7部をカリウムメトキシド21.
0部をメタノール1.0に溶かした溶液に加え、12時
間加熱還流下反応させた。反応混合物より固体を枦取し
水洗した後、ジメチルスルフォキサイドで再結晶するこ
とによりN、N’ −ビス(2−オキサゾリニル)−3
,4’−ジアミノジフェニルエーテル22,8部を得た
このビスN−オキサゾリンの融点は280〜283℃で
あり、IR,NMRの測定結果はそれぞれ図−15,1
6に示す通りである。さらに、マススペクトルは338
であり、元素分析結果は次の通りである。
元素分析 C(%l:63.80 、 H(%):5j3.N(%
):16.49実施例10 [N、N’、N’ −トリス(2−オキサゾリニル)ジ
エチレントリアミンの合成] ジエチレントリアミン13,0部を塩化メチレン30部
に溶かした溶液をクロルエチルイソシアネート40部を
塩化メチレン220部に溶かした溶液に水冷下20分で
滴下しそのまま2時間反応させた後室温で2時間さらに
加熱還流下1時間反応させた。反応終了後、析出した固
体を濾過後減圧乾燥し51,0部の白色固体を得た。
得られた固体42.0部をカリウムメトキシド21.0
部をメタノール600ccに溶かした溶液に加え、5時
間加熱還流下反応させた。反応混合物を濾過後、P液を
減圧濃縮し、流動性があるうちに析出した塩を炉別し、
これをアセトン100ccに注ぎ込み、さらに析出した
固体を炉別した。炉液をさらに減圧濃縮し、得られた白
色の固体をジオキサンで再結晶することにより、N、N
’、N’ −)リス(2−オキサゾリニル)ジエチレン
トリアミン4.7部を得た。
このポリN−オキサゾリンの融点は103〜106℃で
あり、IR,NMRの測定結果はそれぞれ図−17,1
8に示す通りである。さらに、マススペクトルは310
であり、元素分析結果は次の通りである。
元素分析 C(%):50.26 、 H(%)ニア、11. N
(%l:26.99なお、本化合物のNMRは重クロロ
ホルム中で測定した物である。
【図面の簡単な説明】
図−1,3,5,7,9,11,13,15および17
はそれぞれ、本発明による実施例1〜4および実施例6
〜10に対応する化合物のIRスペクトルを表わす線図
であり、該測定にはKBr法を使用している。 図−2,4,6,8,10,12,14および16はそ
れぞれ、本発明による実施例1〜4および実施例6〜9
に対応する化合物のNMRスペクトルを表わす線図であ
り、該測定において溶媒としてdも一ジメチルスルフオ
キシドを使用し、図−18は本発明による実施例10に
対応する化合物のNMRスペクトルを表わす線図であり
、該測定において溶媒として重クロロホルムを使用した
ものである。また、標準サンプルとして、テトラメチル
シランを使用している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼…( I ) [ここで、nは2〜10の整数である。Xは異節原子で
    中断されていてもよいn価の炭化水素残基であるか、又
    はnが2であるとき、Xはさらに直接結合であるか、或
    いは下記式(a)▲数式、化学式、表等があります▼…
    (a) (ここでR^bは水素原子であるか、又は下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基である。)で表わされる基である。mは
    1〜10の整数である(但し、mが2〜10の整数のと
    き複数のR^bは同一もしくは異なることができる)。 Yは異節原子で中断されていてもよい二価の炭化水素基
    である。 R^aは同一もしくは異なり、水素原子又は異節原子で
    中断されていてもよい一価の炭化水素基である。R^1
    、R^2、R^3およびR^4は、同一もしくは異なり
    、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基、ベンジル、フ
    ェニル又はトリルである。] で表わされるポリN−オキサゾリン化合物。
  2. (2)(i)下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、X^1は異節原子で中断されていてもよいn
    価の炭化水素残基であり、そしてnは2〜10の整数で
    ある。] で表わされるポリイソシアネート化合物と、下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、R^1、R^2、R^3およびR^4は同一
    もしくは異なり、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基
    、ベンジル、フェニルもしくはトリルであり、そしてH
    alはハロゲン原子である。]で表わされるハロアルキ
    ルアミンとを反応させ、次いで (ii)得られたポリウレア化合物を環化せしめる、こ
    とを特徴とする下記式( I a) ▲数式、化学式、表等があります▼…( I a) [ここで、X^1、R^1、R^2、R^3、R^4お
    よびnの定義は上記式に同じである。] で表わされるポリN−オキサゾリン化合物の製造法。
  3. (3)(i)下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、nは2〜10の整数である。X^2は直接結
    合であるか、異節原子で中断されていてもよいn価の炭
    化水素残基であるか、又はnが2であるとき、X^2は
    さらに下記式(a)′▲数式、化学式、表等があります
    ▼…(a)′ (ここで、Yは異節原子で中断されていてもよい二価の
    炭化水素基であり、そしてmは1〜10の整数である。 )で表わされる基であるそしてR^aは同一もしくは異
    なり、水素原子又は異節原子で中断されていてもよい一
    価の炭化水素基である。] で表わされるポリアミン化合物と、下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、R^1、R^2、R^3およびR^4は同一
    もしくは異なり、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基
    、ベンジル、フェニルもしくはトリルであり、そしてH
    alはハロゲン原子である。]で表わされるハロアルキ
    ルイソシアネートとを反応させ、次いで (ii)得られたポリウレア化合物を環化せしめる、こ
    とを特徴とする下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼…( I ) [ここで、R^a、R^1、R^2、R^3、R^4お
    よびnの定義は上記に同じである。そしてXは直接結合
    であるか、異節原子で中断されていてもよいn価の炭化
    水素であるか又はnが2であるとき、Xはさらに下記式
    (a) ▲数式、化学式、表等があります▼…(a) (ここで、R^bおよびmの定義は上記に同じである。 )で表わされる基である。] で表わされるポリN−オキサゾリン化合物の製造法。
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