JPH0226065Y2 - - Google Patents

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JPH0226065Y2
JPH0226065Y2 JP1983082679U JP8267983U JPH0226065Y2 JP H0226065 Y2 JPH0226065 Y2 JP H0226065Y2 JP 1983082679 U JP1983082679 U JP 1983082679U JP 8267983 U JP8267983 U JP 8267983U JP H0226065 Y2 JPH0226065 Y2 JP H0226065Y2
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coil
rotation
annular
annular core
core
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JP1983082679U
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JPS59187770U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、指針の振れ角が比較的広い、いわゆ
る広角度タイプの可動コイル形計器に関し、特に
環状コアの始端部分および終端部分近傍の実効断
面積を、磁束密度の低下に対応して肉盛りを施す
ものに係る。
一般に、例えば第1図で示すような、永久磁石
20と、該永久磁石20によつてそれぞれ異なる
極性(N極・S極)に磁化され該永久磁石20と
共に磁気回路を形成し、しかも空隙を隔て対面配
置される、例えば鉄材や軟磁性材等から成る二つ
のコア10,30と、該二つのコア10,30の
内一方の環状コア10の環状部11に嵌合されコ
イル部41の一部が前記空隙内を移動可能に保持
される可動コイル40とを具備して成る此の種の
可動コイル形計器は、可動コイル40の指針42
の振れ角の始端部分および終端部分附近の磁束密
度が中央部分に比較して洩れ磁束等のために低下
し目盛り特性が不均一となり表示盤50の指示値
を等間隔に表示することが出来ない。
この為、従来、前記目盛特性を均一化し表示盤
50の指示値を等間隔に表示するための目盛り補
正手段として、例えば実公昭43−17583号明細書
に記載されるようにポールシユーといつた部材を
上記磁気回路中に設け、そのポールシユーの実効
断面積を磁束密度の低下に応じて増し補正を加え
ることが知られている。しかし中には上記第1図
で示すように環状コア10とコア30との空隙ス
ペースに余裕が無いなどの理由で第2図に示すよ
うに、該環状コア10の磁束密度が低下する始端
部分αと終端部分γ附近の実効断面積を磁束密度
の低下に応じ肉盛りをして上記と同様に補正を行
なうものがある。
ところがこの環状コア10に目盛り補正手段を
施こす場合、計器全体の回転トルクを低下させな
いことを重視して該環状コア10の中央部分βの
実効断面積を基準に磁束密度の低下に応じて環状
部11のコア外周部に肉盛りを行なうと、そのコ
ア外周部側面と可動コイルのコイル内側面との空
隙が○イの状態のようにコア中央部の○ロの状態と比
較し狭まくなつて計器姿勢によつてはピボツトガ
タ等のために空隙が無くなり可動コイルが肉盛り
した部分において引つ掛かり可動コイルが円滑に
作動することが出来なかつたり、または、可動コ
イルを円滑に作動することを重視して前記肉盛り
状態がもつとも多い箇所のピポツトガタ等を十分
考慮し如何成る計器姿勢に於いても可動コイルが
円滑に作動し得るだけの空隙をまず確保し、この
部分を基準に前回とは逆に磁束密度の変化に応じ
肉抜きを行ない補正を加えることが出来るが、計
器全体の回転トルクが著しく低下してしまうとい
つた種々の欠点があつた。
本考案は、上述の環状コアの始端および終端部
分の実効断面積を、磁束密度の低下に対応する肉
盛りによつて目盛りの補正手段とするタイプに関
してなされたもので、目盛り特性を均一にするこ
とはもとより、如何なる計器姿勢に於いても可動
コイルが円滑に作動し、しかも計器全体の回転ト
ルクをも低下することの無い可動コイル形計器を
提供することを主な目的とするものである。
以下、第3図及び第4図に基づき本考案を説明
する。
第3図は、永久磁石20と、該永久磁石20に
よつてそれぞれ異なる極性(N極・S極)に磁化
され該永久磁石20と共に磁気回路を形成し、し
かも空隙を隔て対面配置される、例えば鉄材や軟
磁性材等から成る二つのコア10,30と、該二
つのコア10,30の内一方の環状コア10の環
状部11に嵌合されコイル部41の一部が前記空
隙内を移動可能に保持される可動コイル40とを
具備して成る第1図で示す可動コイル形計器にお
ける前記環状コア10に対し本考案の目盛り補正
手段を施こした該環状コア10を示すもので、つ
まり環状コア10の環状部11のコア外周に前記
可動コイル40のコイル部41を隔て対面する位
置に磁束密度の低下に応じ前記コイルの回動範囲
外の該環状コア10の部分より該可動コイル40
のコイル部41を覆うように突出して成る突起部
12を形成し、第4図Bで示すようにこの突起部
12の磁気効果作用により有効磁束を増し前記磁
束密度を一定にして目盛特性を均一にするもので
ある。
また、前記環状コア10の突起部12の突出量
及び突起部12と前記環状部11のコア外周部と
の間隙は、コア中央部βの実効断面積を基準にし
て該環状部11の始端部分および終端部分近傍の
コア外周の肉盛りを出来るだけ少なく抑えられる
ように磁束密度の変化に応じそれぞれ適宜に設定
すれば良い。
尚、可動コイル40に切り掛け部を設け環状コ
アの環状部11に嵌合した後にコイルを巻くよう
に構成すれば第3図点線で示すような突起部1
2′を設けることも出来る。
以上のように本考案によると、目盛り特性を均
一にするための目盛り補正手段として環状コアに
突起部を設け、この突起部による磁気効果作用を
利用して十分な目盛り補正を行なうことが出来る
一方、環状コアのコア中央部の実効断面積を基準
にし、この環状部11の始端部分および終端部分
近傍のコア外周の肉盛りを少なく抑えることが出
来るために、計器全体の回転トルクを低下せず、
しかもコア外周とコイルとの間隙を十分容易に確
保できるため如何なる計器姿勢に於いても常に可
動コイルが円滑に作動することが出来る効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は環状コアに目盛り補正手段を具備して
なる可動コイル形計器を説明するための断面図、
第2図は従来の目盛り補正手段による環状コアの
形状を説明する図、第3図は本考案の目盛り補正
手段を設ける環状コアの形成を説明する図、第4
図は突起部の磁気効果作用を示す図である。 図中、10……環状コア、11……環状部、1
2,12′……突起部、20……永久磁石、30
……コア、40……可動コイル、41……コイル
部、42……表示用指針、50……表示盤、51
……指示値。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 永久磁石に固着され、環状部を有するとともに
    一部に切欠部を設けて成る環状コアと、この環状
    コアの前記環状部を挿通して回動可能に設けられ
    た可動コイルとを具備し、該可動コイルの回動ト
    ルクを回動範囲全域において一様となるよう、前
    記環状コアの前記切欠部近傍において、その実効
    断面積が回動中央部よりも漸次に大きくなる範囲
    を設けて構成された可動コイル形計器において、 前記可動コイルの回動範囲の回動始端側および
    回動終端側の端部から、前記環状コアの環状部の
    外周に対面し、前記可動コイルのコイル部を覆う
    突起部を設けるとともに、 前記突起部を、前記環状コアの実効断面積を大
    きくした前記範囲に対応して延設したことを特徴
    とする可動コイル形計器。
JP8267983U 1983-05-30 1983-05-30 可動コイル形計器 Granted JPS59187770U (ja)

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JP8267983U JPS59187770U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 可動コイル形計器

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Publication Number Publication Date
JPS59187770U JPS59187770U (ja) 1984-12-13
JPH0226065Y2 true JPH0226065Y2 (ja) 1990-07-17

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927470B2 (ja) * 1979-07-30 1984-07-05 清水 充 感震遮断器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927470U (ja) * 1982-08-17 1984-02-20 依知川 幸三 電気計器のム−ブメント

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927470B2 (ja) * 1979-07-30 1984-07-05 清水 充 感震遮断器

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JPS59187770U (ja) 1984-12-13

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