JPH02258998A - 混合生産ラインにおける電着塗装方法 - Google Patents
混合生産ラインにおける電着塗装方法Info
- Publication number
- JPH02258998A JPH02258998A JP7675789A JP7675789A JPH02258998A JP H02258998 A JPH02258998 A JP H02258998A JP 7675789 A JP7675789 A JP 7675789A JP 7675789 A JP7675789 A JP 7675789A JP H02258998 A JPH02258998 A JP H02258998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- power supply
- thickness
- electrodeposition
- electrodeposition coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 title claims abstract description 42
- 238000000576 coating method Methods 0.000 title claims abstract description 35
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims abstract description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 238000010422 painting Methods 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract 3
- 238000007634 remodeling Methods 0.000 abstract 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 2
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、種類や大きさの異なる被塗物が混在して搬送
される混合生産ラインにおける電着塗装方法に関する。
される混合生産ラインにおける電着塗装方法に関する。
自動車の生産ラインでは、コンベアハンガーに吊られて
電着槽に入槽される自動車ボディに給電バーから通電し
て電着塗膜を形成させるが、通電入槽の際にいきなり高
電圧をかけると電着塗膜の段付が生ずるため、給電バー
を低電圧給電バーと高電圧給電バーとに分割した二段通
電方式を採用して、入槽側に近い電圧をソフトスタート
させるようにしている(特開昭49−2968号公報)
。
電着槽に入槽される自動車ボディに給電バーから通電し
て電着塗膜を形成させるが、通電入槽の際にいきなり高
電圧をかけると電着塗膜の段付が生ずるため、給電バー
を低電圧給電バーと高電圧給電バーとに分割した二段通
電方式を採用して、入槽側に近い電圧をソフトスタート
させるようにしている(特開昭49−2968号公報)
。
ところで、様々な車種の自動車ボディを、高級車や大衆
車の区別もせず、総て一つの生産ラインに設けられた同
じ電着槽に浸漬して電着塗装すると、高級車にとっては
、その品質を満たすに充分な厚さの塗膜が得られず、ま
た、大衆車にとっては、必要以上に厚い塗膜となって、
塗料や電力の無駄を生ずる。
車の区別もせず、総て一つの生産ラインに設けられた同
じ電着槽に浸漬して電着塗装すると、高級車にとっては
、その品質を満たすに充分な厚さの塗膜が得られず、ま
た、大衆車にとっては、必要以上に厚い塗膜となって、
塗料や電力の無駄を生ずる。
また、自動車ボディを、その車種ごとに異なる電着槽に
浸漬して電着塗装せんとすると、多数の生産ラインが必
要になるから、設備費が嵩むばかりか、その設備に要す
るスペースも大きくなる。
浸漬して電着塗装せんとすると、多数の生産ラインが必
要になるから、設備費が嵩むばかりか、その設備に要す
るスペースも大きくなる。
このため、従来においては、大小種類の異なる自動車ボ
ディを一つの生産ラインに混在させて搬送すると共に、
電着槽に入槽される自動車ボディの車種や大きさを判別
して、各ボディを電着塗装する際の電気的条件を異なら
せることより、夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させ
る電着塗装方法が種々提案されている。
ディを一つの生産ラインに混在させて搬送すると共に、
電着槽に入槽される自動車ボディの車種や大きさを判別
して、各ボディを電着塗装する際の電気的条件を異なら
せることより、夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させ
る電着塗装方法が種々提案されている。
その一つは、電着槽内に全没して通過する自動車ボディ
に通電する給電バーの印加電圧を、各ボディの種類や表
面積の違いに見合った電圧に自動設定する方法である(
特開昭59−177398号)。
に通電する給電バーの印加電圧を、各ボディの種類や表
面積の違いに見合った電圧に自動設定する方法である(
特開昭59−177398号)。
しかし、この方法では、電着槽内を大小異なる複数のボ
ディが混在して311遇する場合に、夫々のボディに見
合った印加電圧を設定できないから、例えば、特開昭6
0−125394号のように、印加電圧を大型車や高級
車のボディに合わせて設定し、小型車や大衆車のボディ
を電着槽内から早めに引き揚げる設備などが必要になる
。
ディが混在して311遇する場合に、夫々のボディに見
合った印加電圧を設定できないから、例えば、特開昭6
0−125394号のように、印加電圧を大型車や高級
車のボディに合わせて設定し、小型車や大衆車のボディ
を電着槽内から早めに引き揚げる設備などが必要になる
。
また、このような設備を不要にするには、実開昭60−
75468号のように、前記給電バーをボディの通過方
向に沿って三つのバーに分割し、高級車には、総てのバ
ーから順次通電し、大衆車には、中間のバーのみから通
電する方法もあるが、この場合には、既設の給電バーを
分割されたバーに交換したり、電源装置と各バーとの間
に開閉器を介装しなければならないから改造費が嵩む。
75468号のように、前記給電バーをボディの通過方
向に沿って三つのバーに分割し、高級車には、総てのバ
ーから順次通電し、大衆車には、中間のバーのみから通
電する方法もあるが、この場合には、既設の給電バーを
分割されたバーに交換したり、電源装置と各バーとの間
に開閉器を介装しなければならないから改造費が嵩む。
なお、給電バーやその電源装置の改造を不要にするには
、特開昭61−19797号のように、小型車を吊るコ
ンベアハンガーに給電バーカラ通電される電流の流れを
抑制する抵抗を設ける方法もあるが、多数のハンガーに
一々抵抗を設けることや、抵抗を設けたハンガーと他の
ハンガーを使い分けすることは非常に面倒である。
、特開昭61−19797号のように、小型車を吊るコ
ンベアハンガーに給電バーカラ通電される電流の流れを
抑制する抵抗を設ける方法もあるが、多数のハンガーに
一々抵抗を設けることや、抵抗を設けたハンガーと他の
ハンガーを使い分けすることは非常に面倒である。
次に、給電バーを従来のままにして、各ボディごとに電
着塗装の電気的条件を異ならせる方法としては、電着槽
内に設置された槽内電極の有効面積を各ボディの塗装面
積に応じて可変するものがあり(特開昭60−9679
4号)、その具体例としては、槽内電極を、常時通電す
るものと、通電を遮断できるものとに分けて設け、高級
車の場合には、槽内電極の全部を電源に接続して厚い膜
厚で高品質の塗装をし、大衆車の場合には、槽内電極の
一部を電源に接続させないで薄い塗膜を形成するものが
ある(特開昭60−96795号)。
着塗装の電気的条件を異ならせる方法としては、電着槽
内に設置された槽内電極の有効面積を各ボディの塗装面
積に応じて可変するものがあり(特開昭60−9679
4号)、その具体例としては、槽内電極を、常時通電す
るものと、通電を遮断できるものとに分けて設け、高級
車の場合には、槽内電極の全部を電源に接続して厚い膜
厚で高品質の塗装をし、大衆車の場合には、槽内電極の
一部を電源に接続させないで薄い塗膜を形成するものが
ある(特開昭60−96795号)。
また、電着槽内に浸漬されるボディを挟んで両側に設け
られた槽内電極の一部又は全部に、当該電極をボディに
対して進退させる電極移動装置を設けたものもある(実
開昭60−75467号)。
られた槽内電極の一部又は全部に、当該電極をボディに
対して進退させる電極移動装置を設けたものもある(実
開昭60−75467号)。
しかし、電着塗料はスローイングパワー(つきまわり性
)が優れており、ボディと槽内電極との極間距離は遠く
ても、抵抗が小さい膜厚の薄い所に析出が広がる傾向が
あるから、高級車と大衆車が混在して通過する電着槽内
において、大衆車の近くにある槽内電極の電源を切った
り、これを遠ざけたりしても、他の槽内電極の影響によ
り、大衆車の膜厚が必要以上に厚くなることを避けられ
なかった。また、槽内電極を移動させたり、その有効面
積を変える装置は、非常に大掛かりなものになって設備
費が著しく嵩む。
)が優れており、ボディと槽内電極との極間距離は遠く
ても、抵抗が小さい膜厚の薄い所に析出が広がる傾向が
あるから、高級車と大衆車が混在して通過する電着槽内
において、大衆車の近くにある槽内電極の電源を切った
り、これを遠ざけたりしても、他の槽内電極の影響によ
り、大衆車の膜厚が必要以上に厚くなることを避けられ
なかった。また、槽内電極を移動させたり、その有効面
積を変える装置は、非常に大掛かりなものになって設備
費が著しく嵩む。
そこで本発明は、給電バーや槽内電極に特別な改造を施
すことなく、既存の設備をそのまま使用して、大小種類
の異なる被塗物にその種類や大きさに適した電着塗膜が
確実に形成できるようにすることを技術的課題としてい
る。
すことなく、既存の設備をそのまま使用して、大小種類
の異なる被塗物にその種類や大きさに適した電着塗膜が
確実に形成できるようにすることを技術的課題としてい
る。
この課題を解決するために、本発明は、種類や大きさの
異なる被塗物が混在して搬送される混合生産ラインで、
各被塗物を電着塗装する際の電気的条件を異ならせて、
夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させる電着塗装方法
において、コンへアハンガーに吊られて電着槽内に浸漬
された被塗物に低電圧給電バーと高電圧給電バーから一
定時間ずつ通電する二段通電方式を用いて、各被塗物に
最初に通電する低電圧給電バーの印加電圧をソフトスタ
ートさせるようにすると共に、各被塗物の種類や大きさ
に応じて予め設定された電着塗膜の厚さに基づき、各被
塗物ごとにソフトスタートの開始時から終了時までに形
成すべき電着塗膜の厚さを割り出して、その厚さが得ら
れる電圧−時間曲線の積分値を求め、当該ソフトスター
トにおける電圧−時間曲線が各被塗物ごとに求めた積分
値を充足する軌跡を描くように電圧調整することを特徴
としている。
異なる被塗物が混在して搬送される混合生産ラインで、
各被塗物を電着塗装する際の電気的条件を異ならせて、
夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させる電着塗装方法
において、コンへアハンガーに吊られて電着槽内に浸漬
された被塗物に低電圧給電バーと高電圧給電バーから一
定時間ずつ通電する二段通電方式を用いて、各被塗物に
最初に通電する低電圧給電バーの印加電圧をソフトスタ
ートさせるようにすると共に、各被塗物の種類や大きさ
に応じて予め設定された電着塗膜の厚さに基づき、各被
塗物ごとにソフトスタートの開始時から終了時までに形
成すべき電着塗膜の厚さを割り出して、その厚さが得ら
れる電圧−時間曲線の積分値を求め、当該ソフトスター
トにおける電圧−時間曲線が各被塗物ごとに求めた積分
値を充足する軌跡を描くように電圧調整することを特徴
としている。
本発明によれば、電着槽内に浸漬された各被塗物に最初
に通電する低電圧給電バーの印加電圧をソフトスタート
させるから、各被塗物を通電入槽する場合には、塗膜の
段付が防止され、また、入槽通電(全没通電)する場合
には、電流密度の急激な増大による塗膜の肌荒れが防止
される。
に通電する低電圧給電バーの印加電圧をソフトスタート
させるから、各被塗物を通電入槽する場合には、塗膜の
段付が防止され、また、入槽通電(全没通電)する場合
には、電流密度の急激な増大による塗膜の肌荒れが防止
される。
そして、そのソフトスタートを開始して終了するまでの
間に各被塗物に形成される電着塗膜の厚さが、各被塗物
ごとにその種類や大きさに応じて異なるから、二段通電
を終了した時に、各被塗物の電着塗膜が夫々に適した厚
さとなる。
間に各被塗物に形成される電着塗膜の厚さが、各被塗物
ごとにその種類や大きさに応じて異なるから、二段通電
を終了した時に、各被塗物の電着塗膜が夫々に適した厚
さとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
る。
第1図は本発明方法に用いる二段通電方式の電着塗装装
置を概略的に示す図、第2図はソフトスタートにおける
電圧−時間曲線を表したグラフである。
置を概略的に示す図、第2図はソフトスタートにおける
電圧−時間曲線を表したグラフである。
本例では、オーバーヘッドコンベア1のハンガー2に吊
られて電着槽3内に浸漬された自動車ボディWに低電圧
給電バー4と高電圧給電バー5から夫々一定時間ずつ通
電する二段通電方式をそのまま採用し、電着槽3内に全
没した各自動車ボディWに最初に通電する低電圧給電バ
ー4を、定電圧装置と電圧調整装置を備えた電源袋W6
に接続して、その印加電圧を例えば80vからスロース
タートさせて250■まで漸次上昇させ、次いで、この
低電圧給電バー4から乗り移った自動車ボディWに通電
する高電圧給電バー5に、電源装置7から280V〜3
00Vの定電圧を印加するようにしている。
られて電着槽3内に浸漬された自動車ボディWに低電圧
給電バー4と高電圧給電バー5から夫々一定時間ずつ通
電する二段通電方式をそのまま採用し、電着槽3内に全
没した各自動車ボディWに最初に通電する低電圧給電バ
ー4を、定電圧装置と電圧調整装置を備えた電源袋W6
に接続して、その印加電圧を例えば80vからスロース
タートさせて250■まで漸次上昇させ、次いで、この
低電圧給電バー4から乗り移った自動車ボディWに通電
する高電圧給電バー5に、電源装置7から280V〜3
00Vの定電圧を印加するようにしている。
そして、各自動車ボディWについて、高級車と大衆車の
違いや、小型車と大型車の違いに応じて予め設定された
電着塗膜の厚さNに基づき、各自動車ボディWごとにソ
フトスタートの開始時から終了時までに形成すべき電着
塗膜の厚さn、を割り出しておく。
違いや、小型車と大型車の違いに応じて予め設定された
電着塗膜の厚さNに基づき、各自動車ボディWごとにソ
フトスタートの開始時から終了時までに形成すべき電着
塗膜の厚さn、を割り出しておく。
すなわち、低電圧給電バー4から通電した時に形成され
る電着塗膜の厚さnlと、高電圧給電バー5から通電し
た時に形成される電着塗膜の厚さn2の和が、各自動車
ボディWに適した厚さNになるように、夫々のボディW
について厚さn、=(N nz)を割り出しておく。
る電着塗膜の厚さnlと、高電圧給電バー5から通電し
た時に形成される電着塗膜の厚さn2の和が、各自動車
ボディWに適した厚さNになるように、夫々のボディW
について厚さn、=(N nz)を割り出しておく。
そして、その厚さnlが得られる電圧−時間曲線の積分
値を求め、そのソフトスタートにおける電圧−時間曲線
が各自動車ボディWごとに求めた積分値を充足する軌跡
a−(を描くように電圧調整する。
値を求め、そのソフトスタートにおける電圧−時間曲線
が各自動車ボディWごとに求めた積分値を充足する軌跡
a−(を描くように電圧調整する。
この電圧調整は、電源装置6に接続された制御装置8か
ら出力される電圧調整信号に基づいて行うこととし、制
御装置8は、コンベア1で搬送される各自動車ボディW
の序列が予めプログラムされ、そのプログラムに基づい
て電着槽3に入槽される自動車ボディWの大小種類を判
別し、ソフトスタートにおける電圧−時間曲線が夫々の
種類や大きさに応じた軌跡a −cを描くように低電圧
給電バー4の印加電圧を制御する。
ら出力される電圧調整信号に基づいて行うこととし、制
御装置8は、コンベア1で搬送される各自動車ボディW
の序列が予めプログラムされ、そのプログラムに基づい
て電着槽3に入槽される自動車ボディWの大小種類を判
別し、ソフトスタートにおける電圧−時間曲線が夫々の
種類や大きさに応じた軌跡a −cを描くように低電圧
給電バー4の印加電圧を制御する。
例えば、電着槽3に高級車の自動車ボディWが入槽され
た時には、ソフトスタートにおける電圧−時間曲線が軌
跡すを描くように電圧調整して、最終的に厚さ25μの
電着塗膜が得られるようにし、大衆車のボディWが入槽
された時は、前記電圧−時間曲線が軌跡すよりも積分値
の小さい軌跡Cを描くように電圧調整して、最終的に厚
さ20μの電着塗膜が得られるようにする。
た時には、ソフトスタートにおける電圧−時間曲線が軌
跡すを描くように電圧調整して、最終的に厚さ25μの
電着塗膜が得られるようにし、大衆車のボディWが入槽
された時は、前記電圧−時間曲線が軌跡すよりも積分値
の小さい軌跡Cを描くように電圧調整して、最終的に厚
さ20μの電着塗膜が得られるようにする。
また、ボディWが特に大型の高級車であれば、前記電圧
、−時間曲線が中小型の高級車の軌跡すよりも積分値の
大きい軌跡aを描くように電圧調整して、最終的に高級
車に適した厚さ25μの電着塗膜を得るようにする。
、−時間曲線が中小型の高級車の軌跡すよりも積分値の
大きい軌跡aを描くように電圧調整して、最終的に高級
車に適した厚さ25μの電着塗膜を得るようにする。
このようにすれば、低電圧給電バー4と高電圧給電バー
5が設けられた二段通電方式の電着塗装装置をそのまま
使用して、低電圧給電バー4の電源装置6にその電圧調
整を行う制御装置8を接続するだけで、大小種類の異な
る自動車ボディWに夫々に適した厚さの電着塗膜を形成
することができるから、既存の設備を改造する面倒がな
く、改造費用も嵩まない。
5が設けられた二段通電方式の電着塗装装置をそのまま
使用して、低電圧給電バー4の電源装置6にその電圧調
整を行う制御装置8を接続するだけで、大小種類の異な
る自動車ボディWに夫々に適した厚さの電着塗膜を形成
することができるから、既存の設備を改造する面倒がな
く、改造費用も嵩まない。
また、各自動車ボディWごとに厳密な電圧調整ができる
から、夫々の膜厚管理を極めて正る′αに行うことがで
きる。
から、夫々の膜厚管理を極めて正る′αに行うことがで
きる。
なお、本発明には、各自動車ボディWを通電入槽する場
合も含まれるが、実施例のように、各ボディWが電着槽
3内に全没してからソフトスタートを開始するようにす
れば、その際における電圧−時間曲線が積分値の大きい
軌跡aを描いても、電着塗膜の段付を生ずるおそれが全
くないという利点がある。
合も含まれるが、実施例のように、各ボディWが電着槽
3内に全没してからソフトスタートを開始するようにす
れば、その際における電圧−時間曲線が積分値の大きい
軌跡aを描いても、電着塗膜の段付を生ずるおそれが全
くないという利点がある。
また、ソフトスタートにおける電圧−時間曲線の積分値
を大きくするために、低電圧給電バー4に印加する電圧
の上限値を高電圧給電バー5と同程度あるいはそれ以上
にしてもよい。
を大きくするために、低電圧給電バー4に印加する電圧
の上限値を高電圧給電バー5と同程度あるいはそれ以上
にしてもよい。
以上述べたように、本発明によれば、従来から最も普及
している二段通電方式の電着塗装装置について、その給
電バーや槽内電極に全く改造を施すことなく、極めて簡
単な改良を加えるだけで、大小種類の異なる被塗物に夫
々に適したj¥さの電着塗膜を確実に形成することがで
きるという大変優れた効果がある。
している二段通電方式の電着塗装装置について、その給
電バーや槽内電極に全く改造を施すことなく、極めて簡
単な改良を加えるだけで、大小種類の異なる被塗物に夫
々に適したj¥さの電着塗膜を確実に形成することがで
きるという大変優れた効果がある。
第1図は本発明方法に用いる二段通電方式の電着塗装装
置を概略的に示す図、第2図はソフトスタートにおける
電圧−時間曲線を表したグラフである。 符号の説明 W・自動車ボディ(被塗物)、■−オーバーへラドコン
ヘア、2−ハンガー、3−電着槽、4低電圧給電バー、
5−高電圧給電バー 6−電源装置、7“°電源装置、
8・・・制御装置、a −c−ソフトスタートにおける
電圧−時間曲線が描く軌跡。
置を概略的に示す図、第2図はソフトスタートにおける
電圧−時間曲線を表したグラフである。 符号の説明 W・自動車ボディ(被塗物)、■−オーバーへラドコン
ヘア、2−ハンガー、3−電着槽、4低電圧給電バー、
5−高電圧給電バー 6−電源装置、7“°電源装置、
8・・・制御装置、a −c−ソフトスタートにおける
電圧−時間曲線が描く軌跡。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 種類や大きさの異なる被塗物が混在して搬送される混合
生産ラインで、各被塗物を電着塗装する際の電気的条件
を異ならせて、夫々に適した厚さの電着塗膜を形成させ
る電着塗装方法において、a)、コンベアハンガーに吊
られて電着槽内に浸漬された被塗物に低電圧給電バーと
高電圧給電バーから一定時間ずつ通電する二段通電方式
を用いて、各被塗物に最初に通電する低電圧給電バーの
印加電圧をソフトスタートさせるようにすると共に、 b)、各被塗物の種類や大きさに応じて予め設定された
電着塗膜の厚さに基づき、各被塗物ごとにソフトスター
トの開始時から終了時までに形成すべき電着塗膜の厚さ
を割り出して、その厚さが得られる電圧−時間曲線の積
分値を求め、 c)、当該ソフトスタートにおける電圧−時間曲線が各
被塗物ごとに求めた積分値を充足する軌跡を描くように
電圧調整する ことを特徴とする電着塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076757A JP2768969B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 混合生産ラインにおける電着塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076757A JP2768969B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 混合生産ラインにおける電着塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02258998A true JPH02258998A (ja) | 1990-10-19 |
JP2768969B2 JP2768969B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13614460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1076757A Expired - Fee Related JP2768969B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | 混合生産ラインにおける電着塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768969B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004003456A1 (de) * | 2004-01-22 | 2005-08-25 | Eisenmann Maschinenbau Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Anlage zur Bestimmung der Dicke einer Lackschicht |
CN113215639A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-08-06 | 东风汽车车轮随州有限公司 | 一种钢车轮用电泳槽***及电泳涂装的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411997A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Toyota Motor Corp | Electrodeposition equipment |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1076757A patent/JP2768969B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411997A (en) * | 1987-07-07 | 1989-01-17 | Toyota Motor Corp | Electrodeposition equipment |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004003456A1 (de) * | 2004-01-22 | 2005-08-25 | Eisenmann Maschinenbau Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Anlage zur Bestimmung der Dicke einer Lackschicht |
DE102004003456B4 (de) * | 2004-01-22 | 2006-02-02 | Eisenmann Maschinenbau Gmbh & Co. Kg | Verfahren und Anlage zur Bestimmung der Dicke einer Lackschicht |
US7825671B2 (en) | 2004-01-22 | 2010-11-02 | Eisenmann Anlagenbau Gmbh & Co. Kg | Method and system for determining the thickness of a layer of lacquer |
CN113215639A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-08-06 | 东风汽车车轮随州有限公司 | 一种钢车轮用电泳槽***及电泳涂装的方法 |
CN113215639B (zh) * | 2021-03-29 | 2022-09-20 | 东风汽车车轮随州有限公司 | 一种钢车轮用电泳槽***及电泳涂装的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2768969B2 (ja) | 1998-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4094760A (en) | Method and apparatus for differentially and simultaneously electrocoating the interior and exterior of a metal container | |
JPH02258998A (ja) | 混合生産ラインにおける電着塗装方法 | |
JPS6096795A (ja) | 混合生産における電着塗装法 | |
CN114653555B (zh) | 一种汽车车身涂装工艺及生产线 | |
JPS61157698A (ja) | 電着塗装装置 | |
JPH01246397A (ja) | 電着塗装方法 | |
JPH08246194A (ja) | ワークの電着塗装方法およびその装置 | |
JPS583996A (ja) | 電着塗膜の析出調整方法 | |
JPH0543103Y2 (ja) | ||
JPH11350194A (ja) | 全没通電用電着塗装装置及びその装置を使用した電着塗装方法 | |
JPH02258997A (ja) | 混合生産ライン用電着塗装装置 | |
KR101668848B1 (ko) | 전착 도장 장치 | |
JPS61183499A (ja) | 電着塗装装置 | |
JP2020132903A (ja) | 電着塗装装置 | |
KR102215512B1 (ko) | 전착 도장 방법 및 전착 도장 장치 | |
JPS59177398A (ja) | 車体の電着塗装方法 | |
JP3638001B2 (ja) | 電着塗装方法および装置 | |
JP2000239896A (ja) | 電着塗装方法及び装置 | |
JPH0222497A (ja) | 多段式通電電着塗装装置 | |
JPS6348696Y2 (ja) | ||
JPS623392Y2 (ja) | ||
JPS6348695Y2 (ja) | ||
JPH01240699A (ja) | 電着塗装装置 | |
JPH01119696A (ja) | 厚膜型カチオン電着塗装方法 | |
JP2001152395A (ja) | 電着塗装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |