JPH02255218A - シートバー巻取機のコイルセットダウン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ｊＩｌ帯の熱間圧延工程において仕上圧延機
の前でシートバーを一旦コイル状に巻き取って複数のロ
ーラ上に支持する際に、コイル径の増大に合わせてコイ
ル支持ローラを下流側のローラに変更するコイルセット
ダウンを正確に行う装置に関するものである。

〈従来の技術〉 一般に、銅帯等のシートバーの熱間圧延において、第２
図に示す如く、粗圧延機１３を経たシートバー１は、老
込テーブルローラ１４により移送され、クロップシャー
１５を経た後、仕上圧延機群１６に入るようにされてい
る。この際、仕上圧延を待つシートバー１は、先端部に
比べ後端部になるにつれて、時間経過に伴う熱放散が進
み、温度低下が著しい。

このような問題点を解決するべく、例えば特公昭５０−
３００２８号、特公昭５１−２６３１７号、特公昭５２
−４５３０４号、特公昭５３−１６３８０号公報等で、
第２図に示した如く、仕上圧延機群１６の前で、シート
バー１を一旦コイル杖に巻き取って、その保熱効果を得
た後、巻き戻して仕上圧延機群１６で圧延さ・Ｕるため
のシートバー巻き取り巻き戻し装置１７を設けることが
開示されている。

前記シートバー巻き取り巻き戻し装置１７は、例えば第
３図（ａｌに詳細に示す如く、侵入してきたシートバー
１の先端部に曲率を与えるためのベンディングロール７
．８．９と、シートバー１をコイル状としながら巻き取
って支持するためのコイル支持ローラ１０．１１．１２
とを含んで構成されている。

従って、第３図（ａｌに示す如く、シートバー巻き取り
巻き戻し装置１７に侵入してきたシートバー１の先端部
は、まず前記ベンディングロール７．８゜９で曲率を与
えられ、次いで、第３図（ｂ）、　（Ｃ）に示す如く、
上流側の２つのコイル支持ローラ１０．１１の上でコイ
ル状に巻き取られる。初期巻き付けが完了した時点で、
シートバー１の曲げ半径が変化してくるため、上方のベ
ンディングロール７．９は、第３図（ｄ）に示す如く開
放される。コイル径がさらに増大し、第３図（ｅ）に示
す如（、コイル外径が最下流側のコイル支持ローラ１２
に接触した時点で、下流側のコイル支持ローラ１１．１
２が下降しくセットダウン）、第３図（ｆ）に示す如く
、下流側のコイル支持ローラ１１．１２でコイルが支持
された状態となる。この際、下ベンディングロール８か
らのシートバー経路長が長くなる量は下ベンディングロ
ール８及びコイル支持ローラ１０．１１．１２の相対速
度差により吸収される。このような動作を経て、第３図
（匂に示す如く、巻き取り動作が完了する。

一方、巻き戻しをする際には、仕上圧延機１６に巻き出
すにあたり、第３図（ロ）に示す如く、シートバー先端
押さえ装置１８によりコイルの先端を押さえ、第３図（
ｉ）に示す如く、シートバー１を移送して仕上圧延機１
６へ送り出す。

以上が、シートバー巻き取り巻き戻し装置１７の一連の
動作であるが、コイル径が増大して、上流側のコイル支
持ローラ１０からコイルを離し、中央のコイル支持ロー
ラ１１を中間にして、最下流側のコイル支持ローラ１２
へとコイルをささえる２本のローラを変更する、いわゆ
るセットダウン動作において、従来は、そのタイミング
を次のようにして決定していた。

即ち、まずコイル内径はある一定値であるとみなし、シ
ートバー先端がベンディングロール７゜８．９に到達し
た後から送り出されたシートバー長さをカウントし、シ
ートバー厚み及びコイルの占積率を考慮して予測コイル
径を演算し、ローラ、配置力）ら幾何学的に決まる寸法
と比較して、コイルが最下流側支持ローラ１２に接触す
るポイントをセットダウンタイミングにして与えていた
。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のセットダウン動作においては、コ
イル内径のその時々の変動やスリップ等により生ずるシ
ートバー長さカウント値の実際値とのずれ、更には占積
率等の予測等不確定要素を多分に含んでいるため、実際
のセットダウンタイミングが不適切となり、不安定な巻
き取り動作となるという問題点を有していた。

即ち、セットダウンタイミングが早い場合には、下流側
支持ローラ１２に接触する以前に、前出第３図（ｄ）→
（ｆ）への動作を行ってしまうため、その過程で中間に
位置したコイル支持ローラ１１−本にコイルが乗った状
態となり、コイルの状況によってはスキューしてしまう
恐れがある。また、その逆の場合には、コイル径の増大
に伴って、コイル支持ローラ１０．１１．１２の三本の
ローラの機械的な配置から決まるコイル径との差異が増
大し、やはり不安定な巻き取り状態となる。

本発明は、前記２従来技術の問題点を解消するシートバ
ー巻取り機におけるコイルセットダウンを安定して行わ
しめる装置を提供することを目的とする。

〈課題を解決するだめの手段〉 本発明は、仕上圧延機の前でシートバーを一旦コイル状
に巻き取って複数のローラ上に支持する際に、コイル径
の増大に合わせてコイル支持ローラを下流側のローラに
変更するシートバー巻取機のコイルセットダウン装置に
おいて、前記コイル支持ローラの最上流側に近接して設
けられたサポートローラと、該サポートローラを前記コ
イルに対し押動、離動自在とする駆動手段とからなるこ
とを特徴とするシートバー巻取機のコイルセットダウン
装置である。

〈作　用〉 本発明では、コイル支持ローラ１０の上流側でベンディ
ングローラ８との間に、前後に駆動しコイルを押動、離
動できるような駆動手段を具えたサポートローラ２を配
設した。

下流側のコイル支持ローラ１１．１２が下降し、いわゆ
るセットダウンし、コイルの中心がＯから０′に移ると
きに、該サポートローラを押動、前進させることによっ
てコイルをサポートローラとコイル支持ローラ１１との
２本で支持できる。サポートローラの移動速度は、スピ
ードコントローラによってコイルの移動速度に同罪させ
、鋼種やシートバーの寸法が違っても所定時間内にコイ
ルの載り移りを完了させることができる。

以上によって、コイルのセットダウンを安定的に、かつ
確実に行うことができる。

〈実施例〉 第１図に本発明に係る装置の構造を示す。

２はサポートロールで、このサポートロールは駆動手段
３例えば油圧シリンダーで出し入れ可能で、コイルに対
し押動、離動自在である。

すなわち、はじめコイル支持ローラｉｏ、　ｉｔに支持
されたコイルの中心０を、０′まで移動するとき、油圧
シリンダーが前進して、サポートロール２とコイル支持
ローラ１１にコイルが支持されながら移動し、コイル、
支持ローラ１１．１２に支持きれたときに油圧シリンダ
ーは停止する。油圧シリンダーの速度は、スピードコン
トローラ（図示せず）によって、コイルの移動速度と同
調するように速度制御を行う。

本発明ではサポートロール２を駆動する油圧シリンダー
をエプロンガイド４の中に設けたが、サポートロール２
を動かず代わりにコイル支持ローラ１０を動かすように
してもよい。

〈発明の効果〉 本発明に係る装置を使用すると、セットダウンが安定し
、シートバーを確実に巻き取ることができ、生産能率を
向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置によるセットダウン動作を
説明する模式図、第２図は、熱間圧延工程の説明図、第
３図は、シートバー巻取機でのシートバーの巻き取り、
巻き戻し状況を示す模式図、第４図は、従来の装置によ
るセットダウン動作を説明する模式図である。 第１図 １・・・シートバー　　　２・・・サポートローラ、３
・・・駆動手段、　　　　４・・・エプロンガイド、５
．６・・・シートバー搬送テーブルローラ、７．８．９
・・・ベンディングローラ、１０、１１．１２・・・コ
イル支持ローラ、Ｉ３・・・粗圧延機、　　　１４・・
・搬送テーブルローラ、Ｉ５・・・クロップシャー、１
６・・・仕上圧延機群、１７・・・シートバー巻取機、 １８・・・シートバー先端押さえ装置、ａ、ｂ・・・ロ
ーラとコイルの接触点。 第２図 特許出願人　　　川崎製鉄株式会社 第 図 （σ） （ｂ） （Ｃ） （ｄ） Ｃｅ） 第 図 （ｈ＞

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 仕上圧延機の前でシートバーを一旦コイル状に巻き取っ
   て複数のローラ上に支持する際に、コイル径の増大に合
   わせてコイル支持ローラを下流側のローラに変更するシ
   ートバー巻取機のコイルセットダウン装置において、 前記コイル支持ローラの最上流側に近接して設けられた
   サポートローラと、該サポートローラを前記コイルに対
   し押動、離動自在とする駆動手段とからなることを特徴
   とするシートバー巻取機のコイルセットダウン装置。