JPH02250420A - デジタルフィルタのフィルタ係数変更方式 - Google Patents

デジタルフィルタのフィルタ係数変更方式

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JPH02250420A
JPH02250420A JP7036589A JP7036589A JPH02250420A JP H02250420 A JPH02250420 A JP H02250420A JP 7036589 A JP7036589 A JP 7036589A JP 7036589 A JP7036589 A JP 7036589A JP H02250420 A JPH02250420 A JP H02250420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
coefficients
command
digital
plural sets
Prior art date
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Pending
Application number
JP7036589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nagami
正明 永海
Kazuya Sako
和也 佐古
Takeshi Nagano
武 長野
Masatsugu Kamimura
正継 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02250420A publication Critical patent/JPH02250420A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デジタル信号処理によるIIRフィルタ (
フィードバックループを有するフィルタ)のフィルタ係
数を変更する方式に関する。
積和演算を高速に実行することの可能なデジタル信号処
理プロセッサ(以下DSPと称す)の出現のおかげで、
ソフトウェア処理で実現したデジタルフィルタ等による
デジタル信号処理が現実のものとなり、通信機器、オー
ディオ機器等の分野で広く普及する様になってきた。
本発明は、このデジタルフィルタの中でも、特にフィー
ドバックループを有するIIRフィルタについて、その
特性を変更するためにフィルタ係数を変更する方式につ
いて言及する。
〔従来の技術〕
第4図には、IIRフィルタの一例として二次のフィル
タ10が示されている。このフィルタの伝達関数は で与えられる。そして、このフィルタは差分方程式 y[n]=aoX[nコ+a、x[n−1] +a、x
[n−2]+b+’y[n−i] +b2y[n−2]
         (2>で表わされる演算を行なうこ
とにより実現される。
ただし、x Ci〕 (i=1・・・n)は各サンプリ
ング周期(演算周期)毎の人力信号の値であり、yCi
”l  (i=1・・・n)は出力信号の値である。
係数ao・a、・a2・b、・b2はフィルタの特性を
定める定数であり、これらを順次変更することによって
、フィルタの特性が変更される。
これら定数の変更はDSPの外部の制御装置、例えばマ
イクロコンピュータから転送されるのが一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
マイクロコンピュータ等の制御装置より係数を転送する
場合、その1個あたりの転送速度は一般にフィルタ演算
の演算周期よりも数倍以上かかるので、多数の係数を転
送するのに要する時間はフィルタ演算の一周期と比べて
多大な時間を要することになる。
また、そのため、フィルタ係数の変更期間中において、
変更前の係数と変更後の係数が混在した状態となる。そ
の場合、そのときの各フィルタ係数と信号入力及び各タ
ップ1. 、12.1. 、1.上に存在する値の組み
合わせによっては、出力に予期しない異常な値が出現し
それがフィードバックループを巡回することによってポ
ツプノイズが発生することがある。その値がデジタルで
表現できる正の最大値又は負の最大値であると、係数と
していくら小さい数値を掛けても符号が変わるだけであ
るので、正の最大値から負の最大値へ、及びその逆へと
急激に変化する信号が巡回し、出力されていわゆる発振
状態となる。この現象は各フィルタ係数の変更がすべて
終了した後においてもその状態が持続する厄介な現象で
ある。
したがって本発明の目的は、変更の時のノイズの発生及
び発振の恐れがなく、かつ高速に処理を完了することの
可能なフィルタ係数の変更方式を提案することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明に係るデジタルフィルタのフィルタ係数
変更方式を説明するための図である。本図において、本
発明のデジタルフィルタ10のフィルタ係数を変更する
方式は、該デジタルフィルタ10のフィルタ演算を行な
うフィルタ演算部40に複数組のフィルタ係数42を記
憶せしめ、該フィルタ演算部40の制御を行なう制御部
50より該複数組のフィルタ係数のいずれか1組を選択
するコマンドを送出し、該フィルタ演算部40は該コマ
ンドに応じて該複数組のフィルタ係数42のいずれか1
組を選択してフィルタ演算を行なうことを特徴とするも
のである。
〔作 用〕
コマンドは1ワードに過ぎないのでそれの送受に要する
時間はフィルタの全係数の送受に要する時間よりもはる
かに短かくて済む。また、フィルタ演算部40はコマン
ドに応じてフィルタ係数の組を選択するだけの処理であ
るので、フィルタ演算と比べてはるかに短かい処理であ
り、1回の演算周期内でフィルタ演算に影響を与えるこ
となくフィルタ係数を切換えることができる。したがっ
て切換え時のノイズの発生もなく発振の恐れもない。
〔実施例〕
第2図は本発明をデジタル信号処理による音質調整機能
を有するFM/AMラジオに適用した例を表わす図であ
る。
図において、アンテナで受信された電波をFM/AMチ
ューナ700において同調、検波、増幅して得られたオ
ーディオ信号はアナログ−デジタル(A/D)変換器7
02においてデジタル信号に変換され、DSP610に
おいて各種のデジタル信号処理が施され、デジタル−ア
ナログ(D/A)変換器704においてアナログ信号に
戻され、アンプ706で電力増幅されて、スピーカ70
8を鳴らす。マイクロコンピュータ710はバス接続さ
れたCPU、 ROM。
RAM 、入出力インターフェースによる周知の構成の
ものであり、キーマトリクス712の情報を入力してそ
れに応じた音質、音量の制御を行なうための定数及びフ
ィルタ定数の組を選択するためのコマンドをDSP61
0に送出する。DSP610はソフトウェア処理で実現
された各種のフィルタ、アッテネータを内蔵し、マイク
ロコンビニ−タフ10から送られてきた各種の定数又は
コマンドに基いて入力されたデジタル信号に対して音質
、音量を調節する処理を行なう。
DSP610は浮動小数点形式のデータの積和演算を高
速に行なうための機能等、デジタル信号処理に適した機
能が付加されているが、基本的には通常のマイクロコン
ビ二一夕に具備されるCPU、 ROM。
RAM 、入出力インターフェースと同様なユニットが
1個のチップに集積された構成をとっており、ROM 
、 RAMの容量が不足するときはチップ外に外付けし
て増設することも可能である。チップ内蔵又は外付のR
OM又はRAMには音質制御のためのフィルタのフィル
タ定数の組が多数組記憶されている。
DSP610の箱内には音質制御のためのフィルタの1
つとして二次のデジタルフィルタが図示されている。こ
の構成も周知であり、人力信号を1サンプリング周期の
時間だけ遅延して一次遅延信号を出力する遅延器606
、その出力をさらに遅延して二次遅延信号を出力する遅
延器608、出力信号を遅延して一次フイードバック信
号として出力する遅延器400、さらに遅延して二次フ
ィードバック信号として出力する遅延器402、入力信
号に対して所定の係数す。を乗算して出力する乗算器6
00、−次遅延信号に対して所定の係数a1を乗算して
出力する乗算器602、二次遅延信号に対して所定の係
数a2を乗算して出力する乗算器604、−次フイード
バック信号に対して所定の係数す、を乗算して出力する
乗算器404、二次フィードバック信号に対して所定の
係数b2を乗算して出力する乗算器406、及び乗算器
404.406.600.602.604の出力をすべ
て加算して出力信号とする加算器420で構成されてい
る。
第3図は第2図のDSP610のためのソフトウェアの
処理の中で、特に本発明に係る部分の処理を中心として
表わしたフローチャートである。まず、遅延演算を実施
するために入力値及び出力値の過去の値を記憶するため
のメモリを初期化しくステップa)マイクロコンピュー
タ710からフィルタ係数切換えのためのコマンドが入
力されたか否かを判定しくステップb)、人力されてい
ればそのコマンドを解釈してフィルタ係数の組が記憶さ
れているアドレスを決定しくステップC)、そのアドレ
スに記憶されているフィルタ係数の組をao・a、・a
2・bl・b2に設定する(ステップd)。A/D変換
器702より値x (i:]を入力しくステップe)、
例えば前述の(2)式の様な演算を行なって出力値yC
1〕を算出しくステップf)、出力する(ステップg)
。その後、ステップhへ戻り、処理を繰り返す。
〔発明の効果〕
以上述べてきた様に本発明によれば、従来よりはるかに
短時間で処理が終了し、変更時にノイズの発生及び発振
の恐れのないデジタルフィルタのフィルタ係数変更方式
が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方式の原理構成を表わす図、第2図は
本発明が適用された一実施例を表わす図、 第3図は本発明に係るフィルタ係数変更処理のフローチ
ャート、 第4図は従来の方法を説明するための図。 図において、 404、406.600.602.604・・・乗算器
、400、402.606.608・・・遅延器、42
 、420・・・加算器。 本発明の方式の原理構成を表わす9 第 図 10・・・デジタルフィルタ 42…フイルタ係数 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、デジタルフィルタ(10)のフィルタ係数を変更す
    る方式であって、 該デジタルフィルタ(10)のフィルタ演算を行なうフ
    ィルタ演算部(40)に複数組のフィルタ係数(42)
    を記憶せしめ、該フィルタ演算部(40)の制御を行な
    う制御部(50)より該複数組のフィルタ係数のいずれ
    か1組を選択するコマンドを送出し、該フィルタ演算部
    (40)は該コマンドに応じて該複数組のフィルタ係数
    (42)のいずれか1組を選択してフィルタ演算を行な
    うことを特徴とするデジタルフィルタのフィルタ係数変
    更方式。
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