JPH0225013B2 - - Google Patents
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- JPH0225013B2 JPH0225013B2 JP59216485A JP21648584A JPH0225013B2 JP H0225013 B2 JPH0225013 B2 JP H0225013B2 JP 59216485 A JP59216485 A JP 59216485A JP 21648584 A JP21648584 A JP 21648584A JP H0225013 B2 JPH0225013 B2 JP H0225013B2
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- combustion chamber
- piston
- chambers
- injection
- chamber
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B19/00—Engines characterised by precombustion chambers
- F02B19/12—Engines characterised by precombustion chambers with positive ignition
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、シリンダヘツドとシリンダ筒とピス
トンにより区画される燃焼室、シリンダヘツドに
設けられて燃焼室へ向けられる噴射通路および混
合気点火用点火装置を含む第１の副室、および燃
焼室を区画する壁内にあつて燃焼室へ向けられる
噴射通路を含む別の複数の副室を有する、混合気
圧縮内燃機関に関する。
トンにより区画される燃焼室、シリンダヘツドに
設けられて燃焼室へ向けられる噴射通路および混
合気点火用点火装置を含む第１の副室、および燃
焼室を区画する壁内にあつて燃焼室へ向けられる
噴射通路を含む別の複数の副室を有する、混合気
圧縮内燃機関に関する。
従来技術
米国特許第3283751号明細書の第９図により、
掃気される副室をもつ内燃機関が公知である。こ
の内燃機関の燃焼室と掃気される副室は噴射通路
により接続されている。噴射通路より上において
内燃機関のシリンダヘツドには、燃料−空気混合
気に点火する点火プラグが設けられている。燃料
−空気混合気の点火場所から火炎面がピストンの
方向に広がり、噴射通路を介して副室内にある燃
料−空気混合気をも点火する。副室内に生ずるガ
ス正圧のため、火炎面が噴射通路を速やかに通過
し、別の噴射通路を通つて、シリンダヘツドによ
りピストンヘツドの方へ転向されるので、燃焼室
内にある燃料−空気混合気はピストン中心点の範
囲にある点炎面と内部空間の周囲側にある別の火
炎面とによつて点火される。しかし掃気される幅
室内の燃料−空気混合気の確実な点火のために、
燃焼室におけるより濃い燃料−空気混合気を必要
とするという欠点がある。しかしこの異なる混合
気形成を行なうため大規模な混合気形成装置が必
要である。ピストン中心点の範囲および燃焼室の
周囲側で開始される燃料−空気混合気の点火によ
つて、多くのHC放出を伴う不均一な燃焼が生ず
る。
掃気される副室をもつ内燃機関が公知である。こ
の内燃機関の燃焼室と掃気される副室は噴射通路
により接続されている。噴射通路より上において
内燃機関のシリンダヘツドには、燃料−空気混合
気に点火する点火プラグが設けられている。燃料
−空気混合気の点火場所から火炎面がピストンの
方向に広がり、噴射通路を介して副室内にある燃
料−空気混合気をも点火する。副室内に生ずるガ
ス正圧のため、火炎面が噴射通路を速やかに通過
し、別の噴射通路を通つて、シリンダヘツドによ
りピストンヘツドの方へ転向されるので、燃焼室
内にある燃料−空気混合気はピストン中心点の範
囲にある点炎面と内部空間の周囲側にある別の火
炎面とによつて点火される。しかし掃気される幅
室内の燃料−空気混合気の確実な点火のために、
燃焼室におけるより濃い燃料−空気混合気を必要
とするという欠点がある。しかしこの異なる混合
気形成を行なうため大規模な混合気形成装置が必
要である。ピストン中心点の範囲および燃焼室の
周囲側で開始される燃料−空気混合気の点火によ
つて、多くのHC放出を伴う不均一な燃焼が生ず
る。
さらにドイツ連邦共和国特許出願公告第
1054778号明細書により公知の内燃機関では、各
燃焼室に３つの点火プラグが付属し、２つの付加
的な点火プラグは別々の点火電流発生器に接続さ
れて、前後して点火される。しかし２つの別な点
火電流発生器を必要とし、２つの別の点火プラグ
を第１の点火プラグの点火時点に関係して内燃機
関の瞬間負荷範囲および回転数範囲に応じて順次
に点火する少なくとも１つの別な制御装置も必要
とするという欠点がある。付加的な構造部材を余
分に必要とするため、別の構造空間が必要になる
だけでなく、構造部材の質量は現在の軽量構造の
自動車では望ましくない。さらに別の制御装置に
より自動車の故障の危険も高まる。
1054778号明細書により公知の内燃機関では、各
燃焼室に３つの点火プラグが付属し、２つの付加
的な点火プラグは別々の点火電流発生器に接続さ
れて、前後して点火される。しかし２つの別な点
火電流発生器を必要とし、２つの別の点火プラグ
を第１の点火プラグの点火時点に関係して内燃機
関の瞬間負荷範囲および回転数範囲に応じて順次
に点火する少なくとも１つの別な制御装置も必要
とするという欠点がある。付加的な構造部材を余
分に必要とするため、別の構造空間が必要になる
だけでなく、構造部材の質量は現在の軽量構造の
自動車では望ましくない。さらに別の制御装置に
より自動車の故障の危険も高まる。
さらに米国特許第4128092号明細書により公知
の内燃機関では、その燃焼室に副室が設けられ
て、噴射通路により燃焼室に接続されている。シ
リンダヘツドに設けられた副室の噴射通路には燃
料−空気混合気点火装置が付属している。内燃機
関のシリンダヘツドに対向する平らなピストンヘ
ツドには、副室を燃焼室に接続する噴射通路が開
口し、噴射通路が火炎面の旋回方向に同じ向きに
向けられている。しかし噴射通路から出る火炎面
がシリンダの区画壁へ向けられ、方向を変化し、
それから別の副室にある燃料−空気混合気を点火
するという欠点がある。シリンダの区画壁を介し
て行なわれる火炎面の方向変化によつて、シリン
ダの壁が加熱され、内燃機関の冷却回路を介して
放熱され、したがつて燃料−空気混合気を加熱す
るのにもはや燃焼室を利用できない。さらにシリ
ンダの区画壁の所における火炎面の方向変化によ
つて火炎面が広がるので、二次火炎面もピストン
の中心点の方向へ転向されて、燃料−空気混合気
をそこから点火する。しかしピストンの内部範囲
から燃料−空気混合気の点火が行なわれる結果、
装入物の運動はシリンダの区画壁へ向けられて、
壁の熱損失を生ずる。
の内燃機関では、その燃焼室に副室が設けられ
て、噴射通路により燃焼室に接続されている。シ
リンダヘツドに設けられた副室の噴射通路には燃
料−空気混合気点火装置が付属している。内燃機
関のシリンダヘツドに対向する平らなピストンヘ
ツドには、副室を燃焼室に接続する噴射通路が開
口し、噴射通路が火炎面の旋回方向に同じ向きに
向けられている。しかし噴射通路から出る火炎面
がシリンダの区画壁へ向けられ、方向を変化し、
それから別の副室にある燃料−空気混合気を点火
するという欠点がある。シリンダの区画壁を介し
て行なわれる火炎面の方向変化によつて、シリン
ダの壁が加熱され、内燃機関の冷却回路を介して
放熱され、したがつて燃料−空気混合気を加熱す
るのにもはや燃焼室を利用できない。さらにシリ
ンダの区画壁の所における火炎面の方向変化によ
つて火炎面が広がるので、二次火炎面もピストン
の中心点の方向へ転向されて、燃料−空気混合気
をそこから点火する。しかしピストンの内部範囲
から燃料−空気混合気の点火が行なわれる結果、
装入物の運動はシリンダの区画壁へ向けられて、
壁の熱損失を生ずる。
米国特許第4175531号明細書（第７図）により
公知の燃焼室付き内燃機関では、そのシリンダヘ
ツド内に設けられる第１の幅室が噴射通路に接続
され、この噴射通路に燃料−空気混合気点火装置
が付属している。ピストンヘツドには第２の副室
が設けられ、この噴射通路が燃焼室側に開口し、
第１の副室の噴射通路へ向けられている。燃焼室
内における燃料−空気混合気の順次点火は行なわ
れない。
公知の燃焼室付き内燃機関では、そのシリンダヘ
ツド内に設けられる第１の幅室が噴射通路に接続
され、この噴射通路に燃料−空気混合気点火装置
が付属している。ピストンヘツドには第２の副室
が設けられ、この噴射通路が燃焼室側に開口し、
第１の副室の噴射通路へ向けられている。燃焼室
内における燃料−空気混合気の順次点火は行なわ
れない。
さらに仏国特許第1341030号明細書により公知
の圧縮点火内燃機関では、そのシリンダが燃焼室
範囲と副室を備えたシリンダ空間とをもつてい
る。しかし膨張行程中シリンダ空間内に設けられ
た副室を通して常に容積膨張が行なわれ、これに
より燃焼経過が遅くなり、それにより圧縮圧力が
小さくなるので、内燃機関の効率が低下するとい
う欠点がある。
の圧縮点火内燃機関では、そのシリンダが燃焼室
範囲と副室を備えたシリンダ空間とをもつてい
る。しかし膨張行程中シリンダ空間内に設けられ
た副室を通して常に容積膨張が行なわれ、これに
より燃焼経過が遅くなり、それにより圧縮圧力が
小さくなるので、内燃機関の効率が低下するとい
う欠点がある。
発明が解決しようとする課題
本発明の課題は、副室のある燃焼室をもつ内燃
機関においてシリンダ壁の熱損失を回避すると共
に、未燃焼成分の外部放出量を低減することであ
る。
機関においてシリンダ壁の熱損失を回避すると共
に、未燃焼成分の外部放出量を低減することであ
る。
課題を解決するための手段
この課題を解決するため本発明によれば、ピス
トンが燃焼室内へ突出する複数の***を備え、こ
れらの***に前記別の複数の副室が設けられ、そ
れらの噴射通路が、***の間にあるピストン凹所
の方向へ燃焼室へ開口して、旋回する火炎面を形
成するように互いに方向づけられ、第１の副室の
噴射通路が前記別の複数の副室の１つの噴射通路
へ向けられている。
トンが燃焼室内へ突出する複数の***を備え、こ
れらの***に前記別の複数の副室が設けられ、そ
れらの噴射通路が、***の間にあるピストン凹所
の方向へ燃焼室へ開口して、旋回する火炎面を形
成するように互いに方向づけられ、第１の副室の
噴射通路が前記別の複数の副室の１つの噴射通路
へ向けられている。
さらに本発明によれば、前記別の複数の副室
が、燃焼室を区画するシリンダ筒の壁に、らせん
に沿つて分布して設けられ、前記別の複数の副室
の１つの噴射通路がらせん上にある他の副室の噴
射通路の方向へ向けられて旋回する火炎面を形成
するように、これらの噴射通路が互いに方向づけ
られている。
が、燃焼室を区画するシリンダ筒の壁に、らせん
に沿つて分布して設けられ、前記別の複数の副室
の１つの噴射通路がらせん上にある他の副室の噴
射通路の方向へ向けられて旋回する火炎面を形成
するように、これらの噴射通路が互いに方向づけ
られている。
発明の効果
本発明によれば、ピストンヘツドにある複数の
***に設けられる別の副室の噴射通路が、***の
間にあるピストン凹所の方向へ燃焼室へ開口し
て、旋回する火炎面を形成するように互いに方向
づけられているか、またはシリンダ筒の壁にらせ
んに沿つて設けられる別の複数の副室の１つの噴
射通路がらせん上にある他の副室の噴射通路の方
向へ向けられて旋回する火炎面を形成するよう
に、これらの噴射通路が互いに方向づけられてい
るので、ピストンの外周から環状に燃焼室の中心
へ半径方向に向く火炎面が得られ、さらに***ま
たは別の副室のらせん状配置のため、火炎面がピ
ストンからシリンダヘツドの方へ進む。火炎面の
このような運動により、燃焼室内の未燃焼混合気
がピストンとピストン筒との間の環状間隙へ押込
まれるのを防止され、それにより未燃焼成分の外
部放出量を低減できる。さらに火炎面はピストン
の外周から燃焼室の中心へ向くので、従来のよう
にシリンダ筒の壁へ当ることによる熱損失も回避
される。
***に設けられる別の副室の噴射通路が、***の
間にあるピストン凹所の方向へ燃焼室へ開口し
て、旋回する火炎面を形成するように互いに方向
づけられているか、またはシリンダ筒の壁にらせ
んに沿つて設けられる別の複数の副室の１つの噴
射通路がらせん上にある他の副室の噴射通路の方
向へ向けられて旋回する火炎面を形成するよう
に、これらの噴射通路が互いに方向づけられてい
るので、ピストンの外周から環状に燃焼室の中心
へ半径方向に向く火炎面が得られ、さらに***ま
たは別の副室のらせん状配置のため、火炎面がピ
ストンからシリンダヘツドの方へ進む。火炎面の
このような運動により、燃焼室内の未燃焼混合気
がピストンとピストン筒との間の環状間隙へ押込
まれるのを防止され、それにより未燃焼成分の外
部放出量を低減できる。さらに火炎面はピストン
の外周から燃焼室の中心へ向くので、従来のよう
にシリンダ筒の壁へ当ることによる熱損失も回避
される。
実施例
図面には４つの実施例が示されている。
図示してない内燃機関の第１図に１で示す燃焼
室は、シリンダ筒３の区画壁２とピストン５のピ
ストンヘツド４とシリンダヘツド６とにより区画
されている。燃料−空気点火装置８をもつ第１の
副室７は、噴射通路９を介して燃焼室１に接続さ
れている。噴射通路９は、ピストンヘツドの***
に設けられた別の副室としての第２の副室１１を
燃焼室１に接続する噴射通路１０の方へ向いてい
る。後者の噴射通路１０は***の間のピストン凹
所へ開口している。
室は、シリンダ筒３の区画壁２とピストン５のピ
ストンヘツド４とシリンダヘツド６とにより区画
されている。燃料−空気点火装置８をもつ第１の
副室７は、噴射通路９を介して燃焼室１に接続さ
れている。噴射通路９は、ピストンヘツドの***
に設けられた別の副室としての第２の副室１１を
燃焼室１に接続する噴射通路１０の方へ向いてい
る。後者の噴射通路１０は***の間のピストン凹
所へ開口している。
燃焼室１内およびピストン５の第２および第３
の副室１１内にある燃料−空気混合気の点火は、
第１の副室７にある点火装置８によつて行なわれ
る。第１の副室７の噴射通路９を通して、第２の
副室１１の噴射通路１０の方へ火炎面１２が形成
される。副室１１内にある燃料−空気混合気は、
噴射通路１０を通して火炎面１２により第２図お
よび第３図のように点火される。副室１１内にお
ける混合気の燃焼によつて、この副室内には燃焼
室１に対してガス正圧が形成され、この正圧が噴
射通路１０を経て燃焼室１へ除かれる。この際第
３の副室の噴射通路の方へ向く別の火炎面１３が
第４図および第５図のように形成される。
の副室１１内にある燃料−空気混合気の点火は、
第１の副室７にある点火装置８によつて行なわれ
る。第１の副室７の噴射通路９を通して、第２の
副室１１の噴射通路１０の方へ火炎面１２が形成
される。副室１１内にある燃料−空気混合気は、
噴射通路１０を通して火炎面１２により第２図お
よび第３図のように点火される。副室１１内にお
ける混合気の燃焼によつて、この副室内には燃焼
室１に対してガス正圧が形成され、この正圧が噴
射通路１０を経て燃焼室１へ除かれる。この際第
３の副室の噴射通路の方へ向く別の火炎面１３が
第４図および第５図のように形成される。
第６図によれば、ピストン１５のピストンヘツ
ド１４はピストンヘツド側に終る噴射通路１０を
もち、これらの噴射通路１０が副室１１を図示し
ない燃焼室に接続している。２つの噴射通路１０
をもつ副室１６の範囲にある燃料−空気混合気が
点火されると、両方の噴射通路１０の各々から火
炎面が第３の副室１１′〜１１の噴射通路１０
へ出る。点火時点t1に、副室１６から出る火炎面
は第３の副室１１′内の燃料−空気混合気を点火
する。この時点に火炎面はA1で示す広がりをも
つ。噴射通路１０から出る火炎面は別の副室１
１″の方へ広がり、時点t2に全火炎広がり面はA2
で示す広がりを示す。別の副室１１が、噴射通
路から前に出た火炎面により点火される。この時
点t3に全火炎面はＡ３で示す広がりをもつ。燃焼
室の周囲側で始まる燃料−空気混合気の点火はピ
ストン中心軸線の方へ継続する。点火中に生ずる
混合ガスの動きは、火炎面がほぼ同時にピストン
中心軸線に達することにより、またピストンの膨
張運動により打消されるので、混合ガスはほぼ動
かない。混合ガスのこのわずかな動きのため、混
合ガスから燃焼室を区画する壁への熱交換は非常
にわずかである。
ド１４はピストンヘツド側に終る噴射通路１０を
もち、これらの噴射通路１０が副室１１を図示し
ない燃焼室に接続している。２つの噴射通路１０
をもつ副室１６の範囲にある燃料−空気混合気が
点火されると、両方の噴射通路１０の各々から火
炎面が第３の副室１１′〜１１の噴射通路１０
へ出る。点火時点t1に、副室１６から出る火炎面
は第３の副室１１′内の燃料−空気混合気を点火
する。この時点に火炎面はA1で示す広がりをも
つ。噴射通路１０から出る火炎面は別の副室１
１″の方へ広がり、時点t2に全火炎広がり面はA2
で示す広がりを示す。別の副室１１が、噴射通
路から前に出た火炎面により点火される。この時
点t3に全火炎面はＡ３で示す広がりをもつ。燃焼
室の周囲側で始まる燃料−空気混合気の点火はピ
ストン中心軸線の方へ継続する。点火中に生ずる
混合ガスの動きは、火炎面がほぼ同時にピストン
中心軸線に達することにより、またピストンの膨
張運動により打消されるので、混合ガスはほぼ動
かない。混合ガスのこのわずかな動きのため、混
合ガスから燃焼室を区画する壁への熱交換は非常
にわずかである。
第７図による副室１９はピストン２０へ挿入さ
れる円筒状ハウジング２２により区画され、この
ハウジング２２は燃焼室と副室１９とを接続する
噴射通路２１をもつている。円筒状ハウジング２
２を燃焼室側で閉鎖する閉鎖部分２３はピストン
２０のピストンヘツド２４に対して平らに設けら
れている。
れる円筒状ハウジング２２により区画され、この
ハウジング２２は燃焼室と副室１９とを接続する
噴射通路２１をもつている。円筒状ハウジング２
２を燃焼室側で閉鎖する閉鎖部分２３はピストン
２０のピストンヘツド２４に対して平らに設けら
れている。
なお第６図および第７図において、図面をわか
り易くするため、副室のある***およびピストン
凹所は図示してないが、後述する第８図または第
９図におけるような***およびピストン凹所をピ
ストンヘツド１４に形成する。
り易くするため、副室のある***およびピストン
凹所は図示してないが、後述する第８図または第
９図におけるような***およびピストン凹所をピ
ストンヘツド１４に形成する。
第８図に示すピストン２５はピストンヘツド２
６をもち、このヘツドの中心点２７から放射状に
鋸歯状断面のピストン凹所２９が出ている。凹所
２９の深さはピストン２５の周囲の方へ増大して
いる。ピストン２５の周範囲にある副室３１は、
ピストン凹所２９の間にある***２８に設けら
れ、噴射通路３２がゆるやかに上昇する凹所壁３
０の方向に向いている。
６をもち、このヘツドの中心点２７から放射状に
鋸歯状断面のピストン凹所２９が出ている。凹所
２９の深さはピストン２５の周囲の方へ増大して
いる。ピストン２５の周範囲にある副室３１は、
ピストン凹所２９の間にある***２８に設けら
れ、噴射通路３２がゆるやかに上昇する凹所壁３
０の方向に向いている。
第９図に示すピストン３４の別のピストンヘツ
ド３３は周囲側に環状ピストン凹所３５をもち、
副室３８はピストン凹所３５を内方に対して区画
する***３６の半径方向突出部分３６ａに設けら
れている。噴射通路３７は火炎面の旋回方向に同
じ向きにされている。
ド３３は周囲側に環状ピストン凹所３５をもち、
副室３８はピストン凹所３５を内方に対して区画
する***３６の半径方向突出部分３６ａに設けら
れている。噴射通路３７は火炎面の旋回方向に同
じ向きにされている。
図示しない内燃機関の第１０図に４０で示す燃
焼室は、シリンダ筒４２の区画壁４１とピストン
４４のピストンヘツド４３とシリンダヘツド６と
により区画されている。シリンダヘツド６は第１
の副室７に設けられた燃料−空気混合気用点火装
置８をもつている。燃焼室４０は噴射通路９によ
り副室７に接続されている。シリンダ筒４２の区
画壁４１には噴射通路４５も開口して、シリンダ
筒４２にらせんに沿つて設けられた別の副室４６
へ燃焼室４０を接続する。
焼室は、シリンダ筒４２の区画壁４１とピストン
４４のピストンヘツド４３とシリンダヘツド６と
により区画されている。シリンダヘツド６は第１
の副室７に設けられた燃料−空気混合気用点火装
置８をもつている。燃焼室４０は噴射通路９によ
り副室７に接続されている。シリンダ筒４２の区
画壁４１には噴射通路４５も開口して、シリンダ
筒４２にらせんに沿つて設けられた別の副室４６
へ燃焼室４０を接続する。
火炎面の広がりは第１図ないし第６図に述べた
のと同じように行なわれる。シリンダ筒４２の区
画壁４１に開口する副室４６の噴射通路４５は、
シリンダ筒４２の区画壁４１にらせん状に設けら
れた別の副室４６の噴射通路４５へ向き、後者の
噴射通路はさらに別の副室の噴射通路へ向いてい
る。
のと同じように行なわれる。シリンダ筒４２の区
画壁４１に開口する副室４６の噴射通路４５は、
シリンダ筒４２の区画壁４１にらせん状に設けら
れた別の副室４６の噴射通路４５へ向き、後者の
噴射通路はさらに別の副室の噴射通路へ向いてい
る。
第１図は内燃機関の燃焼室の中心を通る縦断面
図、第２図ないし第５図は副室内の燃料−空気混
合気の燃焼に関係する火炎面の燃焼室内における
広がりを説明する縦断面図、第６図はピストンヘ
ツドに副室を設けられた場合における火炎面の順
次の広がりを説明する平面図、第７図はピストン
ヘツドの第６図にＸで示す部分に設けられた副燃
焼室の縦断面図、第８図は複数の燃焼凹所をもつ
ピストンの斜視図、第９図は周囲側の環状凹所を
もつピストンの斜視図、第１０図は内燃機関の燃
焼室の別の実施例の縦断面図である。 １，４０……燃焼室、５，１５，２０，２５，
３４，４４……ピストン、７，１１，１１′〜１
１，１９，３１，３８，４６……副室、８……
点火装置、９，１０，２１，３２，３７，４５…
…噴射通路、２８，３６……***、２９，３５…
…ピストン凹所。
図、第２図ないし第５図は副室内の燃料−空気混
合気の燃焼に関係する火炎面の燃焼室内における
広がりを説明する縦断面図、第６図はピストンヘ
ツドに副室を設けられた場合における火炎面の順
次の広がりを説明する平面図、第７図はピストン
ヘツドの第６図にＸで示す部分に設けられた副燃
焼室の縦断面図、第８図は複数の燃焼凹所をもつ
ピストンの斜視図、第９図は周囲側の環状凹所を
もつピストンの斜視図、第１０図は内燃機関の燃
焼室の別の実施例の縦断面図である。 １，４０……燃焼室、５，１５，２０，２５，
３４，４４……ピストン、７，１１，１１′〜１
１，１９，３１，３８，４６……副室、８……
点火装置、９，１０，２１，３２，３７，４５…
…噴射通路、２８，３６……***、２９，３５…
…ピストン凹所。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ シリンダヘツドとシリンダ筒とピストンによ
り区画される燃焼室、シリンダヘツドに設けられ
て燃焼室へ向けられる噴射通路および混合気点火
用点火装置を含む第１の副室、および燃焼室を区
画する壁内にあつて燃焼室へ向けられる噴射通路
を含む別の複数の副室を有するものにおいて、ピ
ストン５，２５，３４が燃焼室１内へ突出する複
数の***２８，３６を備え、これらの***に前記
別の複数の副室１１，１９，３１，３８が設けら
れ、それらの噴射通路１０，２１，３２，３７
が、***２８，３６の間にあるピストン凹所２
９，３５の方向へ燃焼室１へ開口して、旋回する
火炎面を形成するように互いに方向づけられ、第
１の副室７の噴射通路９が前記別の複数の副室１
１，１９，３１，３８の１つの噴射通路１０，３
２，３７へ向けられていることを特徴とする、混
合気圧縮内燃機関。 ２ ピストン３４が周囲側に環状ピストン凹所３
５をもち、このピストン凹所３５を区画する***
３６にある別の複数の副室３８が、この***の半
径方向に突出する部分３６ａに設けられているこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載の
混合気圧縮内燃機関。 ３ ピストン表面が中心点２７から放射状に出て
ピストン２５の周囲へ向かつてそれぞれ深くなる
鋸歯状断面のピストン凹所２９をもち、ピストン
２５の周範囲にある別の複数の副室３１が、ピス
トン凹所２９の間にある***２８に設けられ、噴
射通路３２がピストン凹所２９のゆるく上昇する
壁３０の方に向いていることを特徴とする、特許
請求の範囲第１項に記載の混合気圧縮内燃機関。 ４ 別の副室１１，１９，３１，３８の断面積が
その噴射通路１０，２１，３２，３７の断面積の
少なくとも30倍の大きさであることを特徴とす
る、特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれ
か１つに記載の混合気圧縮内燃機関。 ５ シリンダヘツドとシリンダ筒とピストンによ
り区画される燃焼室、シリンダヘツドに設けられ
て燃焼室へ向けられる噴射通路および混合気点火
用点火装置を含む第１の副室、および燃焼室を区
画する壁内にあつて燃焼室へ向けられる噴射通路
を含む別の複数の副室を有するものにおいて、前
記別の複数の副室４６が、燃焼室４０を区画する
シリンダ筒４２の壁４１に、らせんに沿つて分布
して設けられ、前記別の複数の副室４６の１つの
噴射通路４５がらせん上にある他の副室４６の噴
射通路４５の方向へ向けられて旋回する火炎面を
形成するように、これらの噴射通路４５が互いに
方向づけられていることを特徴とする、混合気圧
縮内燃機関。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3338216A DE3338216C1 (de) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | Gemischverdichtende Brennkraftmaschine |
| DE3338216.6 | 1983-10-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60101217A JPS60101217A (ja) | 1985-06-05 |
| JPH0225013B2 true JPH0225013B2 (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=6212370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59216485A Granted JPS60101217A (ja) | 1983-10-21 | 1984-10-17 | 混合気圧縮内燃機関 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4566413A (ja) |
| JP (1) | JPS60101217A (ja) |
| DE (1) | DE3338216C1 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US4924829A (en) * | 1989-09-11 | 1990-05-15 | General Motors Corporation | Apparatus for torch jet assisted spark ignition |
| US5076229A (en) * | 1990-10-04 | 1991-12-31 | Stanley Russel S | Internal combustion engines and method of operting an internal combustion engine using staged combustion |
| US5322042A (en) * | 1992-06-17 | 1994-06-21 | Sonex Research, Inc. | Combustion chamber for internal combustion engine and process of combustion using fuel radical species |
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| US8020530B2 (en) * | 2007-06-15 | 2011-09-20 | Federal-Mogul Corporation | Piston and internal combustion engine therewith and method of constructing the piston |
| US9714603B2 (en) | 2014-07-23 | 2017-07-25 | Hyundai Motor Company | Dual pre-chamber combustion system |
| EP3399176B1 (en) * | 2015-12-28 | 2022-04-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Piston of internal combustion engine |
| DE102017212555B3 (de) * | 2017-07-21 | 2018-11-08 | Mtu Friedrichshafen Gmbh | Kolben für eine Brennkraftmaschine und Brennkraftmaschine mit einem solchen Kolben |
| AT522701B1 (de) * | 2019-06-28 | 2021-06-15 | Avl List Gmbh | Kolben |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE500023C (de) * | 1927-04-12 | 1930-06-16 | Ceskomoravska Kolben A G | Dieselmaschine mit Iuftloser Einspritzung, einem Hauptbrennraum und einem zusaetzlichen Brennraum im Arbeitskolben |
| US1944352A (en) * | 1930-12-01 | 1934-01-23 | Lanova Ag | Injection engine |
| FR1341030A (fr) * | 1962-10-05 | 1963-10-25 | Perfectionnements dans la construction de moteurs à combustion interne | |
| GB1331334A (en) * | 1970-09-08 | 1973-09-26 | Nissan Motor | Fuel injection internal combustion engine |
| US3897769A (en) * | 1973-07-18 | 1975-08-05 | Joseph A Jozlin | Secondary combustion chambers for internal combustion engines |
| JPS52124508A (en) * | 1976-04-12 | 1977-10-19 | Toyota Motor Corp | By-combustion chamber-loaded internal |
| JPS5362009A (en) * | 1976-11-15 | 1978-06-03 | Toyota Motor Corp | Internal combustion engine with sub-combustion chamber |
-
1983
- 1983-10-21 DE DE3338216A patent/DE3338216C1/de not_active Expired
-
1984
- 1984-10-17 JP JP59216485A patent/JPS60101217A/ja active Granted
- 1984-10-19 US US06/662,689 patent/US4566413A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60101217A (ja) | 1985-06-05 |
| DE3338216C1 (de) | 1984-10-18 |
| US4566413A (en) | 1986-01-28 |
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