JPH02249778A - 自動二輪車の換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、サイドカバー、シート及びテイルカバーで囲
まれる空間内に排気管を収容する自動二輪車の換気装置
に関する。

（従来の技術） 自動二輪車の中には、サイドカバー、シート及びテイル
カバーで囲まれる空間内に排気管を収容するものがある
（例えば、特開昭６Ｏ−６９２３Ｏ号公報参照）が、斯
かる自動二輪車にあっては、走行中は空間内を通過する
走行風によって排気管からの熱が効果的に空間外へ排出
されるため、空間内に熱気がこもることもなく、ライダ
ーに不快感を与えることがない。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記自動二輪車か信号待ち等のためにエ
ンジンをかけたまま停止している場合には、前記空間内
を走行風が通過しないため、排気管からの熱が空間内に
こもり、この熱によってシートが加熱されてライダーが
不快感を覚えるという不具合が生じる。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、排気管を収容する空間内に熱気がこもるのを
防ぐことによって、ライダーに不快感を与えないよにし
た自動二輪車の換気装置を提供するにある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成すべく本発明は、自動二輪車のサイドカ
バー、シート及びテイルカハーで囲罵れる空間のうちの
最も高い凸部の換気を行なうファンを含んで換気装置を
構成したことを特徴とする。

（作用） 自動二輪車がエンジンをかけたまま停止している場合に
は、排気管を収容する空間を走行風が流れることがない
ため、排気管からの熱によって温められた熱気は上昇し
て空間内の最も高い凸部に滞留する。然るに、本発明に
よれば、この熱気はファンによって空間外に排出される
ため、シート等が熱気によって加熱されることがなく、
ライダーは何ら不快を感することがない、尚、自動二輪
車の走行中においては走行風によって空間内が排気され
るため、従来と同様に何ら問題は生しない。

（実施例］ 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明に係る換気装置を備える自動二輪車要部
の破断側面図、第２図は同自動二輪車後部の側面図、第
３図は第１図のゴー訂線断面図。

Ｎ４４図は第３図Ａ部の拡大群ｍ図である。

第１図に示す自動二輪車１において２はメインフレーム
であって、該メインフレーム２には水冷２サイクル２気
筒エンジン３が支持されている。

又、エンジン３の上方には燃料タンク４か配され、該燃
料タンク４の後方にはメインシート５とタンデムシート
６が配されている。そして、これらシート５，６、サイ
トカバー７及びテイルカバー８で囲まれる空間Ｓ内には
前記エンジン３の各気筒から後方に延出する２本の排気
管９，９及びこれら排気管の各々に接続されたサイレン
サー１０．１０が収容されている。尚、これら排気管９
．９及びサイレンサー１０．１０の上部は樹脂製の遮熱
板１１にて被われており、該遮熱板１１は前記メインフ
レーム２から後方へ延出する左右２本のシートレール１
２．１２に取付は支持されている。又、第１図中、１３
はラジェータ、１４はエアクリーナであって、エアクリ
ーナ１４は吸気ダクト１５を介して不図示のキャブレタ
ーに接続されている。

ところで、本実施例においては、前記サイトカバー７の
後部の一側には第２図に示すように円形の通風口１６が
開口しており、該通風口１６の内側には第３図に示すよ
うにファン１７が設けられている。尚、通風口１６はメ
ツシュ１８で被われている。

上記ファン１７は第１図に示す空間Ｓのうちの最も高い
凸部Ｓ、（タンデムシート６下方の部位）に設けられて
おり、これは第４図に詳細に示すようにモーター１９に
直結されており、該モーター１９は第３図に示すように
電源２０に接続されている。又、前記遮熱板１１の両す
イレンサー１０．１０間の位置には温度センサー２１が
取り付けられてＳす、該温度センサー２１は第３図に示
すようにその一端が前記モーター１９に接続され、他端
がタイマー２２の接点２２ａを介して前記電源２０に接
続されている。尚、この温度センサー２１は空間Ｓ内の
雰囲気温度を検出してその値が所定値以下であれば０Ｆ
ＦＬ／、所定値を超えればＯＮするものである。

更に、第３図に示す電器回路において、前記型Ｉｔ２０
にはタイマー２２のコイル２２ｂとメインスイッチ２３
との直列回路が並列接続されており、電源２０、タイマ
ー２２の接点２２ａ、温度センサー２１及びモーターＩ
９で閉回路が構成されている。尚、タイマー２２は、メ
インスイッチ２３をＯＮするとその接点２２ａがＯＮし
、メインスイッチ２３をＯＦＦすると所定時間後に接点
２２ａをＯＦＦするものである。

而して、ファン１７、モーター１９．温度センサー２１
の他、第３図に示す電気回路を構成する電源２０、タイ
マー２２、メインスイッチ２３等が本発明に係る換気装
置を構成するが、次に該換気装置の作用を説明する。

メインスイッチ２３をＯＮＬ／てエンジン３を始動する
と、前述のようにタイマー２２の接点２２ａがＯＮする
。

ところで、自動二輪車ｌが走行しているときには、走行
風によって空間Ｓ内か換気されるため、排気管９，９や
サイレンサー１０．１０からの排気熱によって空間Ｓ内
の雰囲気温度が所定値以上に上昇することはなく、従っ
てライダーが不快感を覚えることもない、前述のように
温度センサー２１は空間Ｓ内の雰囲気温度が所定値以下
である場合にはＯＦＦ状屈にあるため１自動二輪車１が
走行している間は電源２０からモーター１９へ電流が流
れず、ファン１７は駆動されない。

然るに、信号待ち等において自動二輪車ｌがエンジン３
をかけたまま停止している場合には、空間Ｓ内を走行風
か流れないため、排気管９．９及びサイレンサー１０．
１０からの排気熱によって温められた熱気が空間Ｓ内の
最も高い凸部Ｓ、に滞溜し、該凸部Ｓｌの雰囲気温度が
上昇する。そして、この雰囲気温度が所定値を超えれば
、前述のように温度センサー２１がＯＮ状態となってモ
ーター１９を電源２０に接続せしめるため、モーター１
９によってファン１７が駆動され、サイドカバー７に形
成された前記通風口１６を介して外気が凸部Ｓ１内に導
入され、或いは凸部Ｓ８の熱気が外部に排出されて凸部
Ｓ１か換気される。この結果、シート５．６が熱気によ
って加熱されることかなく、ライダーは何ら不快を感す
ることかない。

その後、エンジン３の停止のためにメインスイッチ２３
を０ＦＦＬ、た場合、前述のようにタイマー２２によっ
て所定時間だけ接点２２ａがＯＮ状態とされるため、空
間Ｓ内の雰囲気温度が所定値以上であって温度センサー
２１かＯＮ状態にあれば、メインスイッチ２３をＯＦＦ
した後も所定時間だけファン１７が駆動されて空間Ｓ内
の換気が行なわれる。

ところで２本実施例のようにファン１７を空間Ｓ内の熱
気が滞溜する凸部Ｓ０部分に設け、該凸部ＳＩのみの換
気を行なえば、空間Ｓ全体の雰囲気温度を下げることが
できるため、当該換気装置の構造が単純化される。尚、
ファン１７は必ずしも凸部Ｓ１に設ける必要はなく、該
ファン１７に接続されるダクトを凸部Ｓｌに開口せしめ
るようにすれば、ファン１７をテイルカハ−８，その他
任意の位置に取り付けても凸部Ｓ８の換気を効果的に行
なうことができる。又、ファン１７による換気作用をシ
ート５，６やサイトカバー７と遮熱板１１との間に及ぼ
すようにしてもよい。

（発明の効果） 以上の説明て明らかな如く本発明によれば、自動二輪車
のサイドカバー、シート及びテイルカバーで囲まれる空
間のうちの最も高い凸部の換気を行なうファンを含んで
換気装置を構成したため、停車時においても空間内に熱
気が滞溜することがなく、ライダーに不快感を与えるこ
とがないという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る換気装置を備える自動二輪車要部
の破断側面図、第２図は同自動二輪車後部の側面図、第
３図は第１図のｍ−ｍ線断面図。 第４図は第３図Ａ部の拡大詳細図である。 ｌ・・・自動二輪車、３・・・エンジン、５，６・・・
シート、７・・・サイトカバー、８・・・テイルカバー
、９・・・排気管、１７・・・ファン、１９・・・モー
ター、２０・・・電源、２工・・・温度センサー、２２
・・・タイマー２３・・・メインスイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サイドカバー、シート及びテイルカバーで囲まれる空間
   内に、エンジンシリンダから導出する排気管を収容する
   自動二輪車に設けられる装置であって、前記空間のうち
   の最も高い凸部の換気を行なうファンを含んで構成され
   ることを特徴とする自動二輪車の換気装置。