JPH02249554A - 徐放材 - Google Patents

徐放材

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JPH02249554A
JPH02249554A JP63315858A JP31585888A JPH02249554A JP H02249554 A JPH02249554 A JP H02249554A JP 63315858 A JP63315858 A JP 63315858A JP 31585888 A JP31585888 A JP 31585888A JP H02249554 A JPH02249554 A JP H02249554A
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JP
Japan
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activated carbon
microgranular
drug
carbon
activated coal
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Pending
Application number
JP63315858A
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English (en)
Inventor
Takanori Kakazu
嘉数 隆敬
Katsumi Okawa
大川 勝美
Takeshi Maeda
武士 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、香料や薬剤を長期に亘り安定かつ定常的に放
散する徐放材に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、日
常生活における芳香剤の消費量は急激に伸びており、幅
広く背反している。一方、芳香剤には、多種多様の成分
が含まれており、それぞれの成分は、揮発性、酸化性、
分解性、異性化などの点でそれぞれ異なっているため、
使用期間が長くなると、最適調合割合が崩れて香質が著
しく変化し、不快感を与えるという問題がある。
このような点から、香料を樹脂に混練する方法が知られ
ている。しかしながら、この方法では、練込み時にio
o’c以上の温度に晒される場合があり、香料によって
は熱分解したり、蒸発によるロスが大きい等の問題があ
る。
また活性アルミナに香料を担持させた徐放材が知られて
いる。さらには、不安定な調合香(1を長期間安定して
保持するとともに、長期に亘り均一な濃度で発散させる
ため、特開昭52−117444号公報には、香料を担
持する担体として粒状活性炭が提案され、特開昭54−
154527号公報には、香料を吸着した活性炭等を連
通気孔を有する合成樹脂膜で包被した徐放材が提案され
ている。また特開昭60−58153号公報には、特定
の比表面積を有するハニカム状活性炭成形体に香料を担
持させた徐放材が提案されている。
しかしながら、上記の徐放材では、香料に対する保持力
が強いものの、いずれも、保持容量が小さいため、担持
された香料の放散量も少ない。しかも、時間の経過と共
に急激に放散量が低下し、放散時間が短く長期に亘り芳
香性を維持することが困難である。
また防黴剤、防錆剤等の薬剤を塗料中に混練し、保護す
べき対象物の表面にコーティングすることも知られてい
る。
しかしながら、上記の方法では、薬剤の保持期間が短く
、塗布後、12〜20ケ月でその効用が失われてしまう
、特に、塗布直後は薬剤の放散量が多過ぎ、後期では放
散量が激減するので、長期に亘り薬剤の薬効を持続させ
るのが困難である。
また薬剤の過剰な放散は薬剤の浪費になるだけでなく、
環境汚染の原因ともなる。
本発明の目的は、多量の香料や薬剤を担持できると共に
、香料等の変質等や環境汚染を防止しつつ、長期に亘り
均一な濃度で香料や薬剤を放散させることができる徐放
材を提供することにある。
[発明の構成] 本発明は、光学的異方性多孔質炭素微小粒状活性炭又は
該微小粒状活性炭を含む成形体に香料、肥料又は薬剤が
担持されている徐放材により、上記課題を解決するもの
である。
この光学的異方性多孔質炭素微小粒状活性炭の前駆体粒
子は、ピッチを原料とするニードルコークス、炭素繊維
の開発に際し、石油系および石炭系ピッチを加熱してい
く過程において、ピッチ中に炭素六員環網面が平行に積
層した球晶を生成することにより製造できる。これらの
球晶は、マトリックスピッチとは異なる相を形成してお
り、アンチソルベント法、遠心分離法等により単離され
る。単離された球晶は、一般にメソカーボンマイクロビ
ーズと呼ばれており、直径2〜80μ垣程度の球体で、
光学的異方性の組織を有している。このメンカーボンマ
イクロビーズは、その特異な形状および特性から、高機
能性材料用の新たな原料として期待されているが、現在
のところ、高密度炭素林の原料として実用化されている
にすぎない。
本出願人は、メンカーボンマイクロビーズを賦活するこ
とにより、新たな微細構造および特性を有する活性炭が
得られることを見出し、先に特許出願したく特願昭63
−158510号)。
本発明に用いる活、性成は、前記前駆体粒子であるメン
カーボンマイクロビーズをそのit又はその表面に賦活
助剤を付与した後、賦活することにより得られる。賦活
したメンカーボンマイクロビーズはグリーンパウダー状
、炭化パウダー状、黒鉛化パウダー状の何れであっても
よい。賦活助剤としては、例えば、KOH,NaOH,
Cs0H1ZnCJ2、H3PO4、K2 SO4、K
2 S等が例示され、これらの賦活助剤の少なくとも一
種を使用する。賦活助剤の付与量は、メソカーボンマイ
クロビーズ重量の1〜10倍量程度とするのが好ましい
、賦活の程度は、賦活助剤の付与量に略比例するので、
付与量により活性炭の比表面積を調整することができる
。なお、賦活助剤は、通常、液状で使用される。すなわ
ちKOH等の常温で固体の賦活助剤は、水溶液の形態で
使用され、HiPOm等の常温で液体の賦活助剤は、必
ずしも水溶液とする必要はない。
またメソカーボンマイクロビーズ表面に対する賦活助剤
の濡れ性を改善するため、アセトン、メ゛チルアルコー
ル、エチルアルコール等の表面活性剤を併用してもよい
0表面活性剤の使用量は、通常、メンカーボンマイクロ
ビーズと賦活助剤または賦活助剤を含む溶液との総量の
5〜10重量%程度とするのが好ましい。
賦活は、賦活助剤を付与し・若しくは付与しないメンカ
ーボンマイクロビーズを適宜の温度、例えば、400〜
1200℃程度に昇温することにより行なわれる。昇温
速度および加熱保持時間は、特に限定されず、広い範囲
で選択することができるが、通常、上記の温度範囲に到
達後、直ちに冷却するか、同温度範囲内で最大3時間程
度保持することにより行なわれる。
賦活時の雰囲気は、窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不
活性雰囲気であってもよく、水蒸気、酸化炭素、酸素な
どが存在する酸化・4′11囲気であってもよい。不活
性雰囲気中で賦活すると収率がより高くなる。
不活′l!雰囲気中で賦活するには、賦活助剤を使用し
て、通常昇温速度300〜b 度で温度400〜1200°C程度に加熱し、同温度で
30分乃至1時間程度保持するのが好ましい。
酸化性雰囲気中で賦活する場合、通常、賦活助剤は不要
であるが、併用してもよい。賦活助剤を便用ぜずに賦活
する場合、通常、600〜・900℃程度の温度に、賦
活助剤を使用して賦活する場合、通常、300〜900
″C程度の温度に、J?湯温速度00〜600°C/時
間程度で加熱し2、同温度で2〜3時間時間区持するの
が好ましい、なお、賦活助剤を使用する場合、突沸する
場合があるので留意する必要がある。
なお、賦活助剤の種類に応じて最適賦活温度が存在して
いる。最適賦活温度は、例えば、KO)(、K2SO4
及びに2 Sの場合、800〜.1000℃程度、Na
OH及びCs OHの場合、600°C程度、ZnCJ
zの場合、450℃程瓜である。
賦活を終えたメンカーボンマイク17ビーズを室温まで
冷却した後、必要に応じて水洗により未反応の賦活助剤
及び賦活助剤反応物を除去、乾燥することにより本発明
で使用される光学的異方性多孔質炭素微小粒状活性炭(
以■ζ、活・h炭という)が′IP、Iらね5る。上記
1拭括助斉りは、メンカーボンマイク+7ビーズ中の炭
素の酸化によるガス化を促進するものと推測される。す
なわち賦活助剤が、メゾカーボンマイクロビーズを構成
する炭素六〇環網面の炭素原子と反応し、生成した一酸
化炭素または二酸化炭素が系外に排出されるものと推測
される。
また不活a雰囲気中で賦活する場合、反応に関′j〜し
なかった部分は炭素化が進むので、反応部分と未反応部
分との構造」の差異が大きくなり細孔が形成される。こ
の場合、メンカーボンマイクロビーズが規則的なJ督状
構造を有しており、生成した孔は、20八未満のミクロ
ボアーが多い。また反応雰囲気が不活性雰囲気である場
合、表面ガス反応の選択性が高くなり収率も著しく大き
くなる。
なお、賦活助剤と炭素との反応は、非常に激しく進行す
るので、メソカーボンマイクロビーズの代りに炭素繊維
を上記と同様に賦活すると、その形状は原形をとどめな
い程度に変形しかつ強度も著しく低下する。一方、メン
カーボンマイク+7ビーズ中 持されており、強度の著しい低下は認められない。
1−記のようにして得られた活性炭は、原月として使用
するメソカーボンマイクロビーズと略同−の形状を有し
ており、(i)光学的に異方性であり、(ii)全体の
90%以上が粒径80ρ以下の粒子からなり、(iii
)全細孔容積の85%以」−が細孔直径20A以下のミ
クロボアーにより構成されている。また活性炭の比表面
積は、500〜4600m’ 、/ gの範囲内であり
、全組孔容積は、0,5〜3゜OL!ll / g程度
である。
従って、本発明で使用する活性炭は、従来の活性炭に比
べて著しく小さな細孔径を有しており、JIS  K 
 1.474に準拠したベンゼン吸着能はO,2〜1.
0g/g程度、JISKl、470に準拠したメチレン
ブルー吸着能は100〜650+ml/g程度であり、
従来の活性炭に比べて、著しく大きな吸着能を有してい
る。上記活性炭のうち、比表面積1000〜4600n
i’/g、特に2000〜4600 m’ / g、全
細孔容積0゜8〜3.0ml/gのものが好ましい。活
性炭の比表面積や全細孔容積が上記範囲未満であると、
香f1、肥料や薬剤の担持呈及び保持力が一1分でない
。なお、全細孔容積が0.8ml/gを越えると、細孔
径分布が細孔径の大きい方へシフトづるので、比較的大
きな分イも吸着でき、より幅広い調合香料、肥料や薬剤
を担持することができる。
本発明の徐放利は、上記特性を存する粒状の活性炭又は
該活性炭を含む成形体と香料、肥料又は薬剤とで構成さ
れている。
上記成形体としては、用途に応じて種々の形態、例えば
、造粒状、シート状、ハニカム状等、種々の形もが採用
できる。また成形体は、通常、少なくと6」−記活性成
とパンインダーとで形成され、必要に応じて繊維や添加
剤等が添加される6造粒状の成形体用バインダーとして
は、造粒可能であり、しかも活性炭の吸着能に悪影響を
及ぼさないものであればいずれも使用できる。このよう
なバインダーとしては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルアルコール、アクリル系樹脂、ポリアクリルアミ
ド、スチレン系樹脂、飽和ポリエステル、ポリアミド、
ポリカーボネート、ポリウレタン、エポキシ樹脂、フラ
ン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル
、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリアセ
タール、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セ
ルロース、ニトロセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースなどのセルロース系樹脂、フェノール樹脂、ポリイ
ミド、アルギン酸ナトリウム、にかわ、ゼラチン、脱ア
セチル化キチン、ベントナイト、コールタールピッチ、
澱粉等が例示され、これらのバインダーの少なくとも一
種が使用される。
造粒状成形体は、破砕などによる不定形状であってもよ
いが、流動性および機械的強度などに優れる球状、断面
多角形状、円柱状であるのが好ましい。成形体の大きさ
は、通常、代表寸法0.1〜5 mmφ、好ましくは0
.5〜4mInφ、より好まし≦は1〜3關φ程度であ
る。
造粒状成形体は、例えば、前記活性炭とバインダーとを
、必要に応じて溶媒の存在下で混合し、押出し成形機に
より混合物を押出し、所定の形状および大きさに成形し
た後、乾燥することにより製造することができる。なお
、押出し成形機を使用することなく、混合物を乾燥し、
粉砕したり、混合物を噴霧乾燥機などにより造粒しても
よい。
また乾燥は、減圧下で行なうのが好ましい。
またシート状成形体は、通常、活性炭と繊維と共に、必
要に応じて上記バインダーや添加剤を用いて形成される
。繊維は、パルプ、天然繊維、合成繊維、無機繊維等の
いずれであってもよい、パルプとしては、セルロース系
繊維、例えば、破水パルプ、サーモメカニカルパルプ等
のメカニカルパルプ;硫酸塩パルプ、亜硫酸パルプ等の
化学パルプ;生化学パルプ;故紙パルプ:ワラパルプ、
バガスパルプ等の茎稈バルグ:緒、三極、層成等を原料
とする靭皮パルプ等が例示される。天然繊維としては、
木綿、麻、絹、羊毛等が例示される。
また合成繊維としては、レーヨン繊維、アセテート繊維
、ビニロン繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリ塩
化ビニル繊維、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、
ポリプロピレン繊維等が例示される。また無機繊維とし
ては、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等が例示される
。繊維は一種または二種以上使用される。
添加剤としては、紙製造に通常使用されるサイズ剤、内
添向上剤、充填剤、湿潤強度向上剤などの種々のものが
使用できる。
シート状成形体は湿式抄紙法又は乾式抄紙法により製造
できる。湿式抄紙法は、通常、活性炭と、繊維と、前記
バインダーのうち水溶性又は水分散性バインダーとを、
必要に応じて添加剤と共に抄紙することにより行なわれ
る。この湿式抄紙法は従来慣用の抄紙機を用いて行なう
ことができる。
また乾式抄紙法は、通常、活性炭と繊維と共に、必要に
応じて前記バインダーを混合した後、シート状とし、活
性炭を部分的に埋設させた状態で繊維に固着させること
により行なわれる。なお、繊維として熱融着性繊維を用
いる場合、加熱により活性炭を繊維に部分的に埋設させ
た状態で固着できるので、バインダーは必ずしも必要で
はない。
シート状成形体は複数のシートが積層されていてもよい
、またシート状成形体は平板状に限らず、波形、凹凸状
等に加工されていてもよい。
シート状成形体は、例えば、0.05〜1 mm等、適
宜の厚みに形成できる。またシート状成形体の目付量は
香料等の担持量及び放散量等に応じて適宜設定すること
ができ、例えば乾燥状態での目付量2.5〜50g/−
程度、好ましくは5〜30g/+n’程度である。
ハニカム状の成形体は、例えば、上記シート状成形体を
波形等、にコルゲート加工し、シート状成形体と波形シ
ートの頂部との接触箇所を接合した段ボール状の構造や
、段ボール状の成形体を巻回したvI造であってもよい
、また波形や凹凸形に加工した複数のシートをハニカム
状に積層した構造であってもよく、シート状成形体を中
空筒状に形成し、該中空筒状成形体をシート状成形体1
−に並設状態で接合させ、巻回した構造であってもよい
十記種々の形態の成形体は、強度や担持能等を損わない
範囲で前記活性炭を適宜の割合で含有していてもよいが
、通常、活性炭を50〜90重址%、好ましくは60〜
85重襲%含有している。
活性炭の含有量が60重景%未満であると担持旦が少な
く、90重址%を越えると強度が低下する。
なお、ト記成形体、特に粒状成形体は、必要に応じて炭
化焼成してもよい。またバインダーにより塞がれた細孔
を開孔し、比表面積を増加させたり、あるいは成形体の
表面に付着している不純物を除去するため、軽度の賦活
処理を施してもよい。
炭化焼成は、不活性雰囲気または真空下、例えば、50
0〜1500°C程度の温度で行なうことができる。賦
活処理は、水蒸気雰囲気または二酸化炭素雰囲気下で、
例えば、800〜1500°C程度の温度で行なうこと
ができる。
4二記成形体を用いた本発明の徐放材は、バインダー等
を用いて成形体を形成イる際、比表面積やml孔容積が
成る稈度犠牲になっても、通常n EE”法による比表
面積800へ・3500m’/g稈度、全細孔容積0,
5〜2.5ml/g程度を有しており、香料、肥料や薬
剤の掛持量及び徐放性に優れている。
粒状の活性炭又は該活・i炭を含む成形体に担持される
香料、肥14や薬剤としては、用途に応じた種々の香料
、肥料や薬剤、例えば、防黴剤、防錆剤、忌避剤及び農
薬等が使用される。
香料としては、天然香料、合成香料及び調合香料のいず
れも使用でき、香料の形態は液状、気体状及び昇華性固
体のいずれであってもよい、天然香f1としては、例え
ば、じゃ香、霊猫香、竜ぜん香、アニス油、アビニス油
、ボアローズ油、オレンジフラワー油、レモン油、グレ
ープフルーツ油、ミツチャムハッカ油、スペアミント油
、ラベンダー油、ジャスミンアブソリュート油等が例示
される0合成香料としては、例えば、リモネン、ピネン
等の炭化水素類;ゲラニオール、リナロール、シトロネ
ロール、4−メントール、ボルネオール、フェネチルア
ルコール、アニスアルコール等のアルコール類;アネノ
ール、オイゲノール等のフェノール類:シトラール、し
ドロキシシトロネラール、シトロネラール、ベンズアル
デヒド、シンナムアルデヒド、シクラメンアルデヒド、
アニスアルデヒド、ワニリン等のアルデヒド類:メチル
ノニルケトン1.2−カルボン、メントン、樟脳、アセ
トフェノン、イオノン、シクロペンタデカノン等のケト
ン類;アミノブチロラクトン、γ−ノニルラクトン、シ
ネオール等のラクトン又はオキシド類:イソプロビルフ
ォーメート、酢酸ペンチル、酢酸インペンチル、酢酸イ
ソアミル、シンナミルアセテート、醋酸エチル、酪酸イ
ソペンチル、プロピオン酸ブチル、カプリル酸イソアミ
ル、安息香酸エチル、安、蓼、香酸ベンジル、桂皮酸シ
ンナミル、サリチル酸インペンチル、サリチル酸アミル
、サリチル酸ベンジル、アニス酸エチル、アンスラニン
酸メチル等のエステル類:アニソール等のエーテル類等
が挙げられる。調合%利としては、ローズ、ジャスミン
、リラ、モクセイ、カーネーション、ミューゲ等が例示
される。
肥料としては、例えば、尿素、石灰窒素、塩安、硫安、
梢安等の窒素質肥料、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、
溶成リン化、焼成リン化等のリン酸質把料、塩化カリ、
硫酸カリ等のカリ質肥料、有機質肥料、複合肥料、石灰
質把料等、種々の把料が例示される。
防黴剤としては、例えば、トリブチル酸化スズ等の有機
スズ化合物、ジメチルテトラしドロチオジアジン−ジオ
ン、カルバメートやイソチアゾロン誘導体等の有機硫黄
系化合物、クロロフタロニトリル等の塩素系化合物、ペ
ンタクロロフェノール等のフェノール系化合物、デヒド
ロ酢酸、ソルビン酸等の種々の防黴剤が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、亜蛸酸ジシクロヘキシルアン
モニウム、安息香酸ジベンジルアンモニウム等、種々の
防錆剤が使用できる。
忌避剤としては、ネズミ忌避剤、烏忌避剤、蛇忌避剤等
として1吏用されている種々の忌避剤が使用される。
また農薬としては、有機リン系、有機塩素系、ジチオカ
ルバロート系化合物等、殺菌剤、殺虫剤、殺鼠剤、殺ダ
ニ剤、白アリ防除剤等として使用されている種々の農薬
が使用できる。
香料及び薬剤は単独で又は組合せて使用できる。
上記香料や薬剤の担持量は、所望する芳香性、薬効など
に応じて適宜設定されるが、通常0.5〜90重量%程
度、好ましくは1〜85重量%程度である。なお、香料
等の担持量が少ない場合、活性炭や成形体のうち香料等
が担持されていない領域の比表面積及び細孔容積が大き
く、吸着能が大きいため、芳香剤等として使用すると不
快成分を吸着除去することもできる。
香料や薬剤は、従来・頃用の方法、例えば、浸漬法、噴
霧法や滴下法等の方法で粒状活性炭又は成形体に担持さ
せることができる。
香料等が担持された徐放材は徐放性に優れており、従来
の粉末状活性炭等に香料等が担持された徐放材に比べて
、香料等の保持量が多く、しかも放散時間を2〜10倍
程度長くすることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の徐放材によれば、粒状の活性炭
又は該活性炭を含む成形体に香料、肥料又は薬剤が担持
されているので、多量の香料等を担持できると共に、香
料、肥料や薬剤の変質等や環境汚染を防止しつつ、長期
に亘り均一な濃度で香料、肥料や薬剤を放散させること
ができる[実施例] 以下に、実施例に基づいて、本発明をより詳細に説明す
る。
実施例1及び比較例1.2 メソカーボンマイクロピース100重量部と、水酸化カ
リウム溶液1200重量部(水酸化カリウム400重量
部及び水800重量部)との混合物に、アセトン50重
量部を添加し、均一に混合して、スラリーとした。次い
で該スラリーを窒素ガス雰囲気中で室温から850 ’
Cまで10℃/分の昇温速度で加熱し、同温度に1時間
保持して賦活した後、反応物を100°C以下に冷却し
、水洗、乾燥して、光学的異方性多孔質炭素微小粒体(
実施例1)を得た。乾燥後の比表面積は2800 m’
/gであった。
この活性炭100重量部と50重量%のメチルセルロー
ス水溶液35重量部とをニーダ−にて均一に混合し、押
出し成形機を用いて、2.5〜3m1lφの円柱状のベ
レット10」を作製した。次いで、上記ベレットを、真
空乾煤機を用いて減圧度10 torr、温度120°
Cで乾燥することにより、粒径3〜5間φ、比表面積2
100m’/gの造粒活性炭を作製した。
比較例として、粒状活性炭(武田薬品■製、商品名白鷺
GX、粒径3〜5IIIIIlφ、比表面積800m”
7g、比較例1)及び活性アルミナ粒(水滓化学■製、
粒径3〜5mInφ、比表面積400m’/g、比較例
2)を造粒することなく、そのまま試験に供した。
また香料として、(1)アニソール、(2)サリチル酸
アミル、(3)オイゲノール、(4)シトラール及び(
5)しドロキシシトロネラールを用い、これらの香料を
上記活性炭等に含浸法によりそれぞれ飽和吸着量担持さ
せ徐放材を調製した。
そして、各徐放材を、温度20℃、湿度60%RHの室
内に放置し、3日、5日、10日、30日経過後の残存
香料をメチレンクロライドで抽出し、含浸当初の担持量
に対する残存量をガスクロマトグラフィーにより測定し
た。
得られた結果を第1図〜第5図に示す。
これらの図から明らかなように、比較例1及び比較例2
の徐放材に比べて、実施例1の徐放材は、極めて優れた
保持性があり、長期に亘り香料を放散することが判明し
た。
実施例2及び比較例3〜5 活性炭として、実施例1に準じた製造方法にて、水酸化
カリウムの量のみを変え、造粒活性炭として、比表面積
250d/g、750m’/g、1550m’/g、2
520m’/g及び3500 m’ / gの造粒活性
炭(実施例2)を調製した。
また比較例として、比較例1で用いた粒状活性炭(比較
例3)と、粒状活性炭(武田薬品■製、商品名白鷺G2
(′、粒径3〜5 mmφ、比表面積1200m’/g
、比較例4)と、比較例2で用いた活性アルミナft 
(比較例5)を用いた。
そして、各試料について、アニソールの飽和担持量を測
定したところ、第6図に示す結果をマ;)た。
第6図より明らかなように、メンカーボンマイク17ビ
ーズを賦活して得られた光学的界り)性多孔質炭素微小
粒状活性炭を用いた成形体は、粒状活性炭や活性アルミ
ナに比べて、吸着能が大きく多量の香料を担持できるこ
とが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、それぞれ実施例1、比較例1及び比
較例2における放置時間と香11残量との関係を示す図
、 第6図は実施例2及び比較例3〜5における比表面積と
香料の押持呈との関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光学的異方性多孔質炭素微小粒状活性炭又は該微小
    粒状活性炭を含む成形体に香料、肥料又は薬剤が担持さ
    れていることを特徴とする徐放材。 2、薬剤が、防黴剤、防錆剤、忌避剤及び農薬からなる
    群から選択された少なくとも1つの薬剤である請求項1
    記載の徐放材。 3、微小粒状活性炭が、賦活したメソカーボンマイクロ
    ビーズである請求項1記載の徐放材。
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