JPH02246976A - 液体又はクリーム状の物質を小滴状に分与する分与装置及びこの分与装置を包含する分与組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ステンシーを有する物質の供給をなす組立体に関し、こ
のような組立体は物質を滴状に分与するための装置を包
含する。そして、このような各液滴は、約１０マイクロ
リツタの小容積に相当する。最終的に、各液滴は、液滴
分与効果を得ることができるように大気圧よりもわずか
に大きい圧力でもって放出される。

このような分与組立体は、特に、目治療のために有用で
ある。なぜなら、５〜１０マイクロリツトル（μｌ又は
ＩＩｌｍｌ）の液滴は、目を洗浄するのに十分であるか
らである。実際に、通常の点滴器でさえも、非常に大き
な容積の液滴を分与する。その結果として、角膜の上に
滴下した過剰の液体が空洞の中に流れ、鼻の粘膜からあ
ふれでてしまう。したがって、これにより作用物質の損
失が生じてしまう。　本発明は、それ故、約１ｈｍ”又
はそれ以下の非常に小さい容積の液滴を作って分与する
ことができる装置を提供することを目的としてなされた
ものである。

また、本発明の他の目的は、一回につき１滴の液滴のみ
を分与することを保証する装置を提供することにある。

従来の技術で得ることができる細かさの液滴では、次の
ような欠点が生じる。すなわち、もし使用者がゴム製バ
ルブを少しでも長く押し続けると、多数の液滴がほとん
ど同時に放出されてしまう。このような危険は、特に、
目の治療のケースにおいて、使用者が点滴器を作動しな
がら不順応な姿勢をとったときに増大する。

更に、本発明は、前述した特徴を有するばかりでなく、
装置の作動に相応する量の物質の供給を行うことができ
る分与組立体を提供することを目的とする。すなわち、
非常に小さな容積の液滴を分与する場合には、また、物
質の供給量を少なくしなければならない。これより、分
与組立体を取り扱うことが容易となる。

しかして、本発明によれば、液体又はクリーム状の物質
を小滴状に分与する分与装置において、ポンプ本体と、
ピストンと、端片と、弾性手段と、出口弁とを包含し、
前記ポンプ本体はその内部に形成したポンプ室を有する
とともに、このポンプ室は底壁とこの底壁から最も遠い
端が開口している囲い体とを備え、前記ピストンは前記
囲い体内に前記開口を経て係合するとともに、前記ポン
プ室内に前記物質を入れるための高い物質入れ位置と低
い休止位置との間をシールした方法で滑動するように配
置され、またこのピストンは前記ポンプ室の底壁をシー
ルした方法で貫通している小径のロッドに固定されてい
るとともに、前記ポンプ本体の外側に延びる自由端を有
し、前記ロッドを前記ピストンの下に横向きに開口して
いるダクトに連通ずる中央通路が貫通し、前記端片は分
与オリフィスを有するとともに、前記中央通路が前記分
与オリフィスに面するような方法で前記ポンプ本体の外
側に延びている前記ロッドの自由端にシールした方法で
締め付けられるように配置され、前記弾性手段は前記ピ
ストンが前記ポンプ室の底壁に対して当接する前記低い
休止位置に前記ピストンを戻すために前記ポンプ本体と
前記端片との間に配置され、前記出目弁は前記ロッドの
中央通路と前記端片の分与オリフィスとの間に配置され
ていることを特徴とする分与装置が提供される。

そして、前記分与装置の第１実施例において、いったん
前記ピストンが前記囲い体内に係合すれば、シール接触
が１つのラインのまわりにだけ確立されるように、前記
囲い体はその開口端から前記ポンプ室の底壁に向って拡
大され、前記ダクトは前記ピストンの根部で開口してい
る。

また、前記囲い体は選択的に垂直シリンダーとすること
ができ、前記ピストンは前記ポンプ室の底壁に向って向
けられている環状の密封リップを外側に備えているフレ
キシブルな円筒形ガスケットにより囲まれ、前記ピスト
ンがその高い物質入れ位置であるときに前記リップが少
なくともひとつの溝に面する高さにまでこの少なくとも
ひとつの溝が前記開口端の下から前記囲い体内において
軸方向に延びるをもって、前記ポンプ室を限定するよう
に前記リップは前記囲い体と協働する。

この場合において、前記ガスケットは好適には前記ロッ
ドを受け入れる孔が貫通している底部を有し、前記ダク
トはこのガスケットの底部の下に横向きに開口し、かつ
前記ガスケットは前記ピストンを越えて延びて前記ピス
トンにきつく保持される。

また、分与装置の第２実施例において、前記ピストンの
その低い休止位置とその高い入れ位置との間のストロー
クを制限するために、当接手段が前記ポンプ本体と前記
端片との間に配置されている。

そして、前記物質の供給を受けるとともに前記物質を空
気から保護するために、フレキシブルなポケットを前記
囲い体のまわりにシールした方法で固定することができ
る。

この場合において、前記囲い体は外部の環状シックニン
グを有するとともに、前記ポケットは補強した端を持つ
開口を有し、この開口は前記囲い体のまわりに適合して
シールされた関係で係合される。

以上述べた分与装置の第１及び第２の各実施例において
、好適には、前記ポンプ本体は、前記ポンプ室の底壁を
貫通する前記ロッドを支えるために、このポンプ本体の
外側に向って向けられた密封スリーブを包含する。

そして、好適には、前記ポンプ本体は低密度ポリエチレ
ンと比較してフレキシビリティがあるプラスチック材料
で作られ、またこのポンプ本体は前記ポンプ室の底壁を
貫通する前記ロッドを支えるために、このポンプ室の内
側に向って向けられた細かい密封リップを包含し、前記
ロッドは前記横向きのダクトが開口する環状の切欠きを
有する。

また、前記端片は例えば開口端を有する中空管を包含し
、前記ロッドの自由端はこの中空管の開口端内にスナッ
プ締付けされる。

この場合において、前記出口弁は、前記端片の中空管の
底部を占有するとともに、ふたつの同一の半球体により
構成されてこれらの半球体間に延びる少なくともひとつ
のフレキシブルなスペーサを備え、一方の半球体は前記
中央通路の開口に協働するとともに、他方の半球体は前
記分与オリフィスに協働するようにすることができる。

そして、好適には、前記弾性手段はらせんばねにより構
成され、また前記端片はこのばねを前記中空管のまわり
に保持固定するための外方環状壁を包含する。

この場合において、好適には、前記ピストンの高い位置
は、前記ポンプ本体に対して当接する前記端片の中空管
の自由端により限定される。

好適な他の例として、前記弾性手段はらせんばねにより
構成され、このばねは前記端片と一体の半径方向仕切り
により前記中空管のまわりに保持されている。

そして、この場合において、前記ピストンの高い位置は
、前記ポンプ本体に対して当接する端片と一体の前記半
径方向仕切りにより限定される。

更に、以上述べた分与装置において、好適には、前記分
与オリフィスは前記端片に一体結合したノズルの一部分
を形成する。

また好適には、前記ピストンの断面積にそのストローク
すなわちその高い位置とその低い位置との間の距離を掛
けた積に等しい前記ポンプ室の最大容積が、前記中央通
路の容積と前記ロッドの半径方向ダクトの容積との和よ
りも大きくすることができる。

この場合において、分与する液滴の容積を、５Ｉｌｅ〜
２５ｍｌ１１″の範囲、好適には５　ｍｇ＋ｓ〜１０ｆ
ｆｌｉの範囲内にあるようにすることができる。

一方、本発明によれば、以上述べた分与装置を包含する
分与組立体であって、前記ポンプ本体は、底部を有する
とともに空気から保護した前記物質の供給を囲む容器に
縮まされて形成されていることを特徴とする分与組立体
が提供される。

また、本発明によれば、他の実施例として、以上述べた
分与装置を包含する分与組立体であって、空気から保護
した前記物質の供給を受けるために、前記ポンプ本体か
ら最も遠く離れている端で開口されている容器を構成す
るよう前記ポンプ室を限定する前記囲い体のまわりに前
記ポンプ本体が延びており、前記容器の端は分与組立体
に底部を形成するための閉じ手段により閉じられている
ことを特徴とする分与組立体が提供される。

この場合において、前記容器は切頭円錐体を構成するよ
う前記囲い体から離れて拡がって、前記容器と前記囲い
体との間に最小内部容積が存在する。

また、分与組立体の他の実施例において、前記容器の閉
じ手段は、前記容器にその容積の約半分まで前記物質を
充填した後に縮まされるカプセルにより構成される。

選択的に、前記容器の閉じ手段はスナップオンキャップ
により構成されて、前記容器の開口端とこのキャップと
の間に空気ベントが設けられ、また前記物質を周囲空気
から保護するために、スクレーパピストンが前記容器の
内部にシールした方法で係合される。

更に、本発明によれば、更に他の実施例として、以上述
べた分与装置を包含する分与組立体であって、前記ポン
プ本体は底部とこの底部と反対側の開口端とを有するカ
ートリッジをシールした関係で及びスナップ締付けによ
り受け入れるように構成され、空気ベントが前記カート
リッジの底部を通して設けられ、また前記物質の供給が
前記開口端を閉じるダイヤフラムと前記カートリッジの
底部に隣接して配置されているスクレーパピストンとの
間の前記カートリッジ内部に収容され、かつ前記ピスト
ンは前記分与装置の駆動の最初に前記ダイヤフラムを刺
すために適当な穴あけ形成面を有することを特徴とする
分与組立体が提供される。

そして、以上述べた３つの実施例の各分与組立体におい
て、好適には、ハウジングが前記物質と一緒に前記分与
装置を受け入れ、このハウジングはまた非係合とされた
前記分与オリフィスを去るとともに非係合とされた前記
ハウジングの底部を去るように構成され、かっこのハウ
ジングは使用者がその一方の手の２本の指で前記ハウジ
ングの底部を押すことができるとともに、同じ手の他の
指で前記分与装置を駆動することができるような形状と
される。

また、選択的に、以上述べた３つの実施例の各分与組立
体において、好適には、非係合とされた前記底部を去る
間に前記物質の供給を受け入れるために適当なシェルの
形に前記端片が前記ピストンのロッドのまわりに延び、
前記シェルはっがみ手段を包含し、これにより使用者が
その一方の手の２本の指で前記シェルを取り扱うことが
できるとともに同じ手の他の指で前記底部を押して前記
分与装置を駆動させることができる。

そして、以上述べた各分与組立体において、好適には、
前記物質の供給のためのせり台を構成するとともに前記
分与装置が駆動されるのを防止するために、前記底部は
横方向に突出する引き離しいたずらよけトングを包含す
る。

以下添付図面を参照して本発明による分与装置の２つの
実施例及びこのような分与装置を包含する本発明による
分与組立体の４つの実施例について詳細に説明する。

第１図〜第１５図において、同一の機能をなす構成部品
あるいはその部分は、各実施例において構造的に相違し
ていても、同一符号を付しである。

本発明による分与組立体の第１実施例は第１図に概略断
面で示されている。分与組立体は、底端部を上方にして
使用位置で示した容器１′を備えている。容器１′内の
液体レベルを見ることができる。容器はキャップ６を設
けた外部ハウジング２′内に配置される。容器１′はガ
ラス又はプラスチックで作られ、リング９によって容器
に圧着された第１の形態の分与装置ｌｏを有する。容器
１′への分与装置１０の圧着連結部はシール座金なしで
図示されているが、分与装置１０を製造するのに用いら
れる材料によっては、シール座金を用いることが好まし
いことがあり得る。

分与装置１０を第２図にないし第５図に拡大して示しで
ある。分与装置は５個の部品、即ち、以下において、「
ポンプ本体」と称する（容器に対する）固定部分１．ロ
ッドピストン３と端片２とそれらの間の逆止弁５とから
成る可動組立体、及び、第２図に示すように可動組立体
をポンプ本体に対して休止位置に保つばね４から成る。

ポンプ本体は、全体的に中空の円形部品の形状をなす（
第６図の断面を参照）。その外側リム１５’は分与装置
１０を容器の頚部に固定するのに用いられ、例えばポリ
エチレンのような適宜の材料で成形されている場合には
シール座金を構成する。ポンプ本体の基部は、ロッドピ
ストン３（第７図参照）が摺動自在に嵌合される中央穴
１３′を穿設される。この摺動部をシールしておかなけ
ればならないので、穴１３’は精密に成形され、該穴の
端縁の一方あるいは両方は円形密封リップ１４を設けて
いてよい。このようにしてシールされると、容器は通気
路を有しなくなる。ポンプ本体１の基部は容器から離れ
た面にスカート部１２′を有し、スカート部は組立時圧
着リングをセンタリングするのに役立つとともに、ばね
４とロッドピストン３を塵埃らから保護するように働く
。容器の内部に対向する本体１の面には囲い体１１が設
けられ、囲い体１１の壁はスカート部１２′　とは反対
方向に指向されたスカートの形状をなすとともに、本発
明の分与装置の第１形態においてはロッドピストン３の
頭部３１の側面３１′　と直接協働する摺動面を有する
。

この面は破線で示すように円筒状をなし得る。しかしな
がら、図示の例では、ピストンとの接触面はピストンに
対してシールするトロイド面での円形接触線１１’　に
減少される。従って、囲い体１１とピストンとでポンプ
室Ｃが形成される。成形を容易にするための円形溝１４
’がポンプ本体１の基部の頂面に示される（第６図）。

ロッドピストン３（第７図）はピストン自体を構成する
頭部３１とロッド３２とから成り、両部材は円形断面を
なすとともに、ロッドはピストンよりも径が小さい。ロ
ッドの径は、本体１の基部を貫通する穴１３’を摺動す
るとともに基部の両側間をシールするように、該穴の径
に等しい。ピストンの頭部の径は本体１の基部の頂面に
形成した囲い体１１の径に等しい。従って、ピストンの
頭部は囲い体内を摺動できるとともに、接触面によって
分けられた２つのスペース間をシールする。ピストンロ
ッドは頭部から最も離れた端部（底端部）から頭部まで
延びる軸方向の盲通路３４を有する。軸方向の通路３４
は、頭部の直ぐ下側に配設された開口部３５′を介して
開放し且つ上述したように頭部より径の小さい半径方向
ダクト３５によって、外部に連通ずる。底端部の開口部
３４′は拡開され、逆止弁５のためのシートを構成する
ようにロッドの中心に配置されることが好ましい。

第１図ないし第８図に示す形態の分与装置において、逆
止弁はジグザグのスペーサによって相互に連結された２
個の半球形ボールから成る。この構造は逆止弁を対称の
ものとし、分与装置１０の組立てを容易にする。最後に
、ピストンのロッド３２の底部はスナップ係合溝３３を
形成される。

第８図は端片２の断面を示す。その主たる形状は、円筒
室２３′を画成するとともにロッドピストン３の底端部
３３′を収容する中空管２１によって形成された管状で
ある。中空管２１の内壁頂部はロッドピストンの溝３３
と協働する１個以上のスナップ係合突起２２を設けてい
る。これら２個の部品を互いに固定するため、ロッドピ
ストン３の底端部３３′が端片２の室２３′に挿入され
、そしてスナップ係合が起こるまで押し込まれる。ロッ
ドピストンはポンプ本体１の基部の中央穴１３′を貫通
した後に上記のようにして挿入される。ポンプ本体、ロ
ッドピストン及び端片から成る３部品組立体はその後分
離不能となる。逆止弁５は予め円筒室２３′の底部に配
置されていなければならず、またばね４はロッドピスト
ンを端部片との間でロッドピストン３のまわりに配置さ
れていなければならない。逆止弁は図示のように好適な
形状のものである場合には、自動的に適正な位置をとる
ことができる。

このようにして、全部で５個の部品が分離不能となる。

これら部品が一体となって、容器に容易に装着される本
発明の分与装置１０を構成する。

端片２の室２３′には、ロッドピストン３が係合される
端部から最も離れた端部に向かって、室の底部を貫通す
る通路２４′　を形成する段部２２′がある。端片の反
対側の面では通路の出口２４が液滴を釈放するための適
正な径を得るように突出部２５によって囲繞される。オ
リフィス２４とこれを囲繞する面取りされた環状突出部
２５との全幅りは、分与されるべき液体と端片の面との
毛管特性及び各液滴の所定容積に応じて定められる。例
として、水を分与するのに用いられるポリエチレン製端
片に関し、１０關３の容積を水滴を得るには、幅りは０
．７ｍｍ以下でなければならない。

液体の放出を容易にするため、室２３′の底部で段部２
２′　に半径方向の溝２３設けられる。

最後に、端片は、スプリングのための当接部及、びガイ
ドを形成するとともに、ポンプ本体の基部のスカート部
１２’　と協働してスプリングを保護するように働く外
側の第２の円筒壁２８′を有する。

壁２８′　とスカート１２′　との端縁間にできるだけ
小さい間隙を確保する一方、寸法が選定される　（第２
図）。壁２８′はスカート部１２′内に入り込むことが
好ましい。

本発明による分与組立体の第１実施例の作動を第２図な
いし第５図に基づいて説明する。

使用者は第１図に断面で示す分与組立体から液滴を分与
しようとする。実際には、分与されるべき液滴の寸法を
例えば１０ｍ”に定めたとすると、容器は相当小さいも
のでなければならず、さもないと容器に収容された物質
を使い果たすのに長年かかってしまうことになる。残念
ながら、眼科用物質は、容器を開けた後１５日以上置い
ておくべきではない。従って、液体の供給量は工ないし
数立方センチメートル（１ｃｍ”＝１０ｎ”の１００倍
）の容積を有するものでなければならない。従って、第
１図は実物大よりも大きく（約４〜５倍）描いているこ
とが理解できよう。好適な例では、容器は１．５■１３
の容積を有し、工ないし關１の液体と０５１１１１Ｉａ
の空気を収容する。

第１図に示す容器を操作するため、キャップ６を外した
後に容器が逆さめに向けられ、そして端片２が容器１′
に向けて押圧される。この操作は、指（親指又は人さし
指）で容器の底部を押すとともに、ハウジング２′が端
片よりも大きい掴持可能な面積を有しているため、好ま
しくはこのハウジングを介して他の２本の指で端片を押
すことにより行われる。容器と一緒に通常販売され且つ
容器の上に保持されるハウジング２′は、底部を有して
いないので、容器の底部に自由に触れることができ、そ
して切欠部２’ｂによって離された少なくとも１つある
いは好ましくは２つの径方向に対向する延長部２’ａを
設けていることが有益である。これらの延長部は容器を
その底部で立たせることを防止し、従って、容器が下向
きに置いたときに端片の端部上に立たされることを確実
にし、ポンプの呼び水入れを損うことを困難にする。ハ
ウジング２′は、端部片の端部が突出するオリフィス２
’ｃを備えていて、端片を容器に向けて押すことができ
るようにしている。

下記の操作において、容器及びハウジングなしで分与装
置自体を示す第２図ないし第５図が参照される。これら
の図において、分与装置は下方に向けられ、その端片が
最下部にあり、容器が分与装置の上方にある。

下方休止位置として以下に参照される開始位置（第２図
）において、ロッドピストンの頭部３１はポンプ本体の
基部を貫通する穴１３’の端縁のまわりで室Ｃの底壁に
当接する。ロッドピストンのロッド３２は穴に収容され
、シールリップ１４によりシール接触を強められる。ロ
ッドピストンの半径方向ダクトの開口部３５′は基部を
貫通する穴１３′の円筒壁に対向し閉じられる。分与装
置はばね４によりこの位置に弾性的に保持される。ピス
トン頭部３１の側面３１’はポンプ室Ｃを画成する囲い
体１１の端縁にシール接触する。

可動組立体（逆止弁５を介装したロッドピストン３と端
片２）を上昇させると、ピストン頭部３１がポンプ室Ｃ
内を摺動する。図面において、数回使用された後に捨て
られる分与装置の製造、組立て及び操作を容易にするた
め、頭部と囲い体１１との接触は円形の接触線１１’の
まわりでのみ与えられる。ピストン頭部が室Ｃの底壁か
ら離隔し、接触線１１’の下側にある室Ｃの容積が増加
して室内での吸引を開始する（第３図参照）。ロッド３
２に沿った軸方向の通路３４の他端部では、組立時に僅
かに圧縮されている一体成形プラスチック製逆止弁５が
、通路の拡開した開口部３４′に対して弾性的に当接す
る。従って、通路３４、半径方向ダクト３５及び室Ｃに
よって構成された容積内で吸引が起こる。

可動組立体の上昇を続けると、ピストン頭部３１がポン
プ室を画成する囲い体１１との接触をやめるまで（第４
図）、室Ｃの容積がさらに増加して室内での吸引も増す
。吸引により、環状室Ｃがピストン頭部と囲い体端縁と
の間の環状開口部を経て液体で満たされる一方、端片２
の上方端縁２１′がシールリップ１４近傍で本体１の基
部の底面に接触することにより、ピストンがそのストロ
ークの上端（−上方流入位置）に達する。この時点では
、端片からは何も流出していない。室Ｃの容積、詳細に
はピストンのストローク中における容積の増加分はピス
トンの断面積にピストンの下方休止位置と上方流入位置
との間の軸方向距離を掛けたものに等しい。

次に、使用者は指の圧力を釈放し、ばねが可動組立体を
休止位置に向けて戻す。最初、ピストン頭部３１の下方
端縁がポンプ室を画成する囲い体１１に係合し、環状室
Ｃの容積が限定される。室Ｃはここで封鎖される（第５
図）。可動組立体がばね４のスラスト力のもとて下方に
移動し続ける。室０１通路３４及びダクト３５によって
構成された容積内で圧力が上昇する。この上昇した圧力
が逆止弁５を軸方向の通路の拡開した開口部３４′から
離し、室Ｃの容積が端片の通路２４′を介して放出され
る、ストロークの終りでは、ピストンの頭部がポンプ室
の底壁に当接し、該室の容積は略零となる。端片のオリ
フィスの外径りが上述したように充分小さい場合、放出
された液滴が離れる。

ポンプの呼び水入れを容易にする　（そしてこれを自動
的に行わせる）ため、通路３４の容積が室Ｃの容積より
も小さくなるように寸法が定められる。

室Ｃの容積は分与されるべき液滴の容積に等しい。

本発明によると、この容積は５ＩＩｌ＋１″ないし２５
ｍ”の範囲にあり、好ましくは５ｍｍ”ないし１０ｍｍ
”の範囲にある。室Ｃの容積が１０ｍｍ１に選定された
場合、７ＩＩＩ１１″の容積の通路を形成することは何
ら難しいことではない。初めて分与装置が操作されると
、室Ｃは１０ｍｍ”の液体で満たされ、分与装置の端片
を介して排気される際、この１０　ｍｍ″の液体が７龍
１ｍ１３の空気をすべて追い出すことになる１例えば５
ＩＩＩ１１３のような小さい室を必要とする場合には、
通路の容積は３ｍ＋ｅ”又は４龍３に制限すべきである
。

液滴の放出はばねの制御下にあり、従って正確に選定で
きる速度及び条件下で行われる。液層は休止位置に向か
う戻りストローク中に放出される。

使用者が分与装置に圧力を加えている間は、何も出てこ
ない。従って、（使用者が液滴を目に入れるために装置
を目から数センチメートル離して保持することにより）
使用者が揺れ動くので、数滴の液が放出される危険性は
ない。

また、逆止弁下側の汚染された液体の容積は非常に小さ
く、１滴のうちの小部分であることが判るであろう。

容器を逆さにして立たせるように使用させることにより
、ハウジングの２つの延長部２’ａは汚染され得る液体
が容器に逆流するのを防止する。

分与された物質かばね又はあらゆる種類のシールガスケ
ットに接触するような状況は全くない。

従って、分与装置は無菌状態を保証する。その上、分与
装置を形成する材料を適宜選択すれば、分与装置は放射
線無菌化される。

設計使用位置以下のいかなる・位置では液体を分与させ
ることはできない。本発明による分与組立体の他の実施
例の説明から明瞭となるように、ポンプ本体の基部の形
状は分与されるべき物質全部を使い果すような形態に形
成できる。ポンプの呼び水入れが行われなくなる可能性
はない。

物質の非常に少ない服用量を分与することにより、非常
に小さい容積の物質、例えば僅か１ｍｍ”の物質を一包
にすることが可能になる。このことは、分与組立体を小
型化できることを意味している。これはまた、使用する
物質をより濃縮させ、活性化させ且つ空気から保護でき
ることを意味している。物質はより少ない防腐剤を含有
することができ、アレルギ一体質の人間への副作用を防
止できる。

この第１形態の分与装置では、通気路がないことに注目
すべきである。この結果、容器内の圧力は徐々に低下し
、約０．５気圧で終る。

分与装置におけるばね以外の他の３個の構成部品（ポン
プ本体１、ロッドピストン３及び端片２）は、分与され
るべき物質及び各構成部品の特定の機能に応じて選択さ
れたプラスチックを射出成形することにより製作され得
る。しかしながら、互いに摺動する２つの部品間をシー
ルする必要がある場合には、これらの選択基準を満たす
物質を見い出すことはより困難となる。例えば、ポンプ
本体１では、特にＧｆね４のための当接部として働くよ
うにするために基部を比較的剛性の高いものとすること
が望ましい。しかしながら、ピストン３の頭部３１に緊
密に接触して接触線１１’のまわり全体でシール接触を
保証するに充分な可撓性を有する囲い体１１を設けるこ
とも必要である。先天的に相反するこれら２つの要求を
満たすため、分与装置の第２の形態が提案される。この
形態が第９図ないし第１１図に示しである。

特に、第９図の軸方向断面は、この形態がピストン頭部
３１との摺動面３１’　と囲い体１１との間にガスケッ
ト３８を介装している点で前記形態とは相違することを
示している。組立てを容易にするため、ガスケット３８
は穴を穿設した底部を有する中空シリンダの形状をなす
。ガスケットは可撓性プラスチック材料で作られていて
、ロッド３２は穴に係合する。シリンダの底部が頭部３
１の根底部に嵌挿されたときにシリンダが頭部を越えて
多少突出するように、シリンダの高さが設計される。こ
の結果、可撓性ガスケット３８はピストン３に堅固に保
持される。この構成の組立体は半径方向ダクト３５の開
口部３５′をガスケット３８によって塞がないように該
開口部を頭部３１の根底部から離していて、前記ロッド
ピストンと同様に作動する。

このようなガスケット３８を有することの利点は、その
形状及びこれを作る材料のため特に有効なシールリップ
３９をガスケットに容易に設けられることである。リッ
プ３９はポンプ室Ｃの底壁に向けて指向されているので
、リップは囲い体１１との協働により室内の圧力の上昇
に伴ってシール性を高めることができる。この結果、ロ
ッドピストン３あるいはポンプ本体１を特に可撓性にす
る必要がなくなる。そして、囲い体１１はポンプ本体の
底部から垂直に突出する比較的厚い中空シリンダの形状
とすることができる。これは成形を極めて容易にするこ
ととなる。

この場合、囲い体１１の内部に１個以上の軸方向の溝１
１ａを設けることが必要である　（第１１図の断面を参
照）。これらの溝１１ａは囲い体１１の開放端部からそ
の内壁のある程度の距離まで下方に延びる。

これにより、リップ３９が溝１１ａに重なったときにリ
ップによるシールが無効となるようにピストンの有効ス
トロークを調節することが可能となる。

換言すると、囲い体１１内に画成され且つ放出されるべ
き液滴を生じさせる室Ｃの容積は、囲い体１１の容積に
おける溝のない高さに相当する部分によって単に構成さ
れるのである。溝のない囲い体の高さを変化させること
により、分与される液滴の大きさを変化させることが可
能である。

この構成は、分与されるべき液層を異なる大きさとする
のに同一のポンプ本体１を採用できることを意味し、ピ
ストンのストロークを適応させるための付加的処理を伴
うだけである。ピストンの上方位置を示す第１θ図から
れかるように、分与装置のこの実施例では、物質を室Ｃ
内に流入させるために頭部３１を囲い体１１から完全に
離隔する必要がない。逆に、リップ３９は囲い体１１の
内壁と接触したままでなければならず、リップが溝１１
ａと重なると、ストロークが停止されるようになってい
る。このため、高さ調節可能な当接手段（図示せず）が
分与装置のポンプ本体と端片との間に配設されていてよ
い。

更に、ポンプ本体１そして、囲い体１１を剛性の高いプ
ラスチック材料で成形することが可能となっているので
、有益な形態が開放され得る。従って、分与装置１０の
頂部にボケ・ソト９を固定するのに囲い体１１を用いる
ことができ、このボケ・ソトは例えばエラストマ製可撓
性隔膜によって構成される。このため、囲い体１１の外
壁が環状厚肉部１１ｂを設ける一方、ポケット９　（第
９図及び第１０図に一部のみを示す）が端縁を補強され
た開口部９１を有することが有益である。この開口部９
１が囲い体１１に嵌挿されると、ポケット９を構成する
隔膜の弾性によりシールされた連結部が得られ、厚肉部
がポケット９の摺動離脱を防止する。この結果、ポケッ
ト内に収容された供給物質は空気から保護されるととも
に、液滴の放出回数にかかわりなく大気圧に保たれる。

これを可能にするため、容器あるいは分与組立体の取扱
いを容易にする／％ウジング（図示せず）を非シール状
態でポンプ本体に固定すれば充分である。液滴が分与さ
れる度に、空気が分与組立体内に入り込み、ポケット９
が収縮する。必要に応じて、ポケット９を囲い体１１に
固定する他の方法、例えばスナップ係合、溶接、ヒート
シール等を用いることができる。

下記の詳細説明において、本発明による分与装置の多数
の構成部品における他の形態が記載されている。これら
形態における幾つかの特徴は上述した第９図ないし第１
１図に既に示しである。しかしながら、分与装置自体の
説明は、本発明では、分与装置だけではなく分与される
べき供給物質及び取扱いを容易にする手段を備えた分与
組立体を説明することで終りにする。しかしながら、当
業者には、ポンプ本体、端片、ロッドピストン、囲い等
の各種設計を上述した多数の実施例間である程度入れ替
えできることが理解できるであろう。

成る適用においては、上述のような分与装置の変形例は
欠点に悩んでいる。それらはポンプ本体にシールされた
方法又は他の方法で装着された容器（フラスコ）と関連
するよう設計される。加えて、ハンドリングハウジング
は与えようとする液滴の容積が小さいため、非常に小さ
な寸法の装置を作動させるのを容易にする必要がある。

結果として、分与組立体は製造による組立て時に多くの
操作、特に、 １／容器を充填し、 ２・／ポンプ本体を一杯になった容器に圧着し、３／容
器をそのポンプと共にノ１ンドリング／）ウジング内に
設置する、 なる操作を必要とする。

大量の分与組立体をこの方法で組立てようとする時、こ
れらの操作は経済的に言って多くの欠点となる。したが
って、操作の数を１つでも減らすことが有益である。

これは第１２図に示した本発明の分与組立体の第２の実
施例によって可能にされる。これは低密度ポリエチレン
のような比較的フレキシブルなプラスチック材料で作る
とよい容器１を包含している。

この容器１は任意の高さの適当な円筒の形をしている。

その一端で、円筒は好ましくは軸線方向に延びる環状隆
起を有するエツジ１８によって開放している。そのエツ
ジ１８に近い容器の外表面に形成された環状溝１７はエ
ツジ１８のまわりに栓７をかしめることを可能にし、こ
れによって容器１の開放端を密閉する。

その反対側の端では、容器１は好ましくは切頭円錐体１
５の形にテーパが付けられている。切頭円錐体１５の底
部において、薄い環状リップが容器の中に突出している
。このリップは本発明の分与装置の前述の変形例におけ
るようなポンプ室用の囲い体１１を構成している。しか
し、この場合において、ここでは一体に形成されたポン
プ本体を有する容器１の一部を成している。囲い体１１
と同心的に、切頭円錐体１５の低部を貫通する穴がある
。この穴の壁１２は容器内端部に非常に鋭いシールリッ
プ１３と容器外端部に密封スリーブ１４とを備えている
。　上述した変形例の構造にあるように、ロッド３２が
穴を通っていてその中をシール状態で摺動する。ロッド
３２は又、ピストン頭部３１に固定されている。ピスト
ンヘッドの断面は口・ンドのそれよりわずかに大きくて
、摺動表面３１′が囲い体１１とシール接触されたまま
囲い体１１内を移動する。上述の第１の変形例のように
、囲い体１１は切頭円錐体１５の底部に立つ基部にてい
くらか広がっている。

これはピストンと囲い体１１との間の接触面積を減少さ
せ、これによって良好なシール性能を高めている。

ロッド３２は軸方向通路３４に１よって穴があけられて
いる。この通路はピストン頭部３１の基部番こ隣接した
ロッド３２の表面の横に開口しているダクト３５と連通
している。この実施例では、口・ソド３２のまわりに、
ダクト３５からの出口と同じレベルで前記開口よりあま
り広くない高さに沿ってのびる小さな環状切欠き３６が
設けられている。したがって、容器１の底部を通る穴の
壁１２に設けられた鋭（１シールリツプ１３はロッド３
２が上下動するときにダクト３５の開口にて詰ってしま
う危険はない。

上述した本組立体の第１実施例にあるように、ロッド３
２の自由端は端片２に固定された中空管２１に係合する
ようにされている。このため、ロッド３２は、たとえば
、側面に一連の鋭い突起３３を有している。これらの突
起は、ロッド３２が管ｚ１の自由端の方へ力が加えられ
た時、管２１の内表面にある相補型の一連の溝２２と協
力する。管２１はその他端にオリフィスによって穴があ
けられた底部を有している。したがって、管の底部とロ
ッド３２との間には通路があり、分与装置の上述した第
１の実施例と似た方法で、この通路は逆止弁のように作
用する小さな部分を収容している。この部分５はその設
置を容易にするため対称的な形状とするのがよく、たと
えば間に１以上のフレキシブルなスペーサが配置される
２つの半球体によって構成される。一方の半球体はロッ
ド３２中の通路３４に接近して配置され、他方の半球体
は端片２のオリフィスに接近して配置される。

第１２図に示したように、オリフィス２４は、底部の内
側に半径方向に配置された溝２３及び外表面に環状に面
取りされた部分２５と共に、端片２中の中空管２１の底
部を通る穴によって単に構成されてもよい。この構成の
利点もまたすでに述べである。

これは本分与組立体のこの第２の実施例の動作を説明す
る時に以下に言い返される。当分、各種タイプの通常の
ノズル（スプレィノズル、フローカッティングノズルな
ど）がオリフィス２４の上の端片２に取付けられて、組
立体をあらゆる種類の使用に適用できることが単に思い
出される。

既に説明した端片２の部分は第１図ないし第１１図に示
した第１の実施例に存在する。この第２の実施例では、
この部分はブツシュボタンのようにも作用する外部シェ
ル２７と一体に作られる。管２１の底部は、容器１の適
当な円筒を完全に取り囲むまで滑らかに広がる管のまわ
りに横に延びている。

ブツシュボタン／端片２のシェル２７の外側には外方向
に突出している把持リング２６がある。その広がった範
囲の内側には、仕切り２８がある。これらの仕切りｚ８
は管２１の外表面と協力してブツシュボタン／端片２と
容器／ポンプ本体１との間に軸線方向に配置された戻り
ばね４を案内する。最後に、キャップ６はオリフィス２
４を保護する目的でブツシュボタン／端片２のシェル２
７の上に強制嵌着されるようにするとよい。

構成を上述した分与組立体は一般に、栓７のない、たと
えば製薬製造者のような、分与しようとする物質の製造
に与えられる。このとき、製造者はポンプが下方に向い
ているとき容器／ポンプ本体１に物質を注入する。好ま
しくは、この方法で注入される物質の量を容器容積の半
分に制限するとよい。その後、製造者は分与組立体の方
向を変えずに栓７をかしめる。これら２つの操作だけの
後、この組立体は末端使用者に届ける準備ができる。

問題の使用者は１度に１滴の物質を投薬することの必要
な患者である。ある目の治療は目の表面に広がるのに十
分なだけの服用量を必要とし、これによつて涙管により
排出される過剰物質がなくなる。この場合、使用者はキ
ャップ６を外し、分与組立体を３本の指で保持する。親
指と中指がブツシュボタン／端片２のリング２６を押え
、人差し指が栓７の底部を押える。組立体はそのオリフ
ィス２４を下向きに保持される。

その後、分与組立体は本発明の第１の実施例と同じ方法
で操作される。使用者が容器／ポンプ本体１をブツシュ
ボタン／端片２に押し込むと、端片は容器を案内し、戻
りばね４は圧縮され、ロッドピストン３はその容器内で
上昇する。ピストン３１はこのとき、ポンプ室Ｃを定め
ている囲い体１１から外へ動こうとし、ピストン３１の
基部と切頭円錐体１５の底部との間の自由空間が増加す
る。同時に、ダクト３５が開口して鋭いシールリップ１
３が離れる。ポンプが詰められている、すなわち通路３
４が既に物質で一杯になっているとすると、その物質の
圧力はポンプ室の容積が増加するとき減少する。

これは、容器／ポンプ本体１がブツシュボタン／端片２
の隔壁２８に当接するようになるまで続く。

このとき、分与組立体は第１３図にしめされた位置にあ
る。この図において、この場合、ロッド３２の長さは、
ピストン３１がポンプ室Ｃを定めている囲い体１１から
十分に逃げれるように端片２の容器１の行程に関して調
整されているのが見られる。許可弁の対応開口により、
ポンプ内に生じた相対吸引が物質をポンプ室に吸入させ
るようになる。囲い体１１が物質中に浸漬されていると
すると、物質は室に浸入してそれを満たす。上述の間は
逆止弁５が閉止したままであり、すべての物質は外から
遮断されることになる。

次いで、使用者が容器への力を開放すると、戻りばね４
が伸びて、ピストン３２は再び囲い体１１の中に引きつ
けられる。囲い体とピストンとの間に再確立されたシー
ルによって、許可弁が再閉止され、ポンプ室Ｃは再び遮
断される。その直後、容器／ポンプ本体１の切頭円錐体
１５の底部とピストン３１の基部との間の囲い体１１内
の空間によって構成される容積は再び小さくなる。これ
は室内に溜められた物質の圧力を増加させる。容器／ポ
ンプ本体１の切頭円錐体１５の底部のリップ１３のフレ
キシビリティは壁１２とロッド３２との間の圧力下で物
質のあらゆる漏洩を防止している。事実、室内圧力は比
較的大きな面積にわたってロッド３２にリップ１３を押
圧する。

この過渡期の間、ダクト３５の開放によって障害はなく
なるので、物質の圧力は逆止弁５まで伝えられる。この
路に弁を与えるよう設計されているので、弁は大気圧よ
りもほんのわずかな大きさの圧力で開放する。たとえそ
うでも、これは物質が成る量の力で放出されることを保
証するに十分な大きさである。溝２３はブツシュボタン
／端片２のオリフィス２４を介して追い出す前に物質の
分割を完全にしている。オリフィス２４の面取りされた
端部２５は又、本分与組立体の第１の実施例に関して述
べた寸法が満足されるや否や液滴が分離されるようにな
ることを確実にしている。

これは第１２図に示した休止位置がいかにも迅速に再確
立されるかである。分与装置によって追い出された液体
の容積は容器内の吸引を設定又は増加させる。実際、こ
れは十分に大量の空気が最初に存在（一般にはその容積
の約半分）していることを特に不都合としない。この場
合、容器が空になると約１／２バールの最終圧力となり
、これは容器がスリーブ１４を有することで容器の全体
シールと完全に両立できる。この圧力差は囲い体１１か
らピストン３１を持ち上げ又はリップ１３よりダクト３
５への開口を持ち上げるには不十分である。結果として
、通路３４は液体によって満たされたままであるので、
装置が次に作動する時、液滴が適当に与えられる。しか
し、大きな安心を与えるため、特に分与組立体がいくら
か古くなると、装置がその休止位置にある時リップ１３
がピストン３１の基部に対して屈曲部に保持される。し
たがって、リップが常時受けるクリープが、益々有効と
なるシールを与えることになる。

しかし、上述のような第２の実施例を収容することは、
第１の実施例に関して安全条件に対するポンプ室寸法を
必要とする。最初、この装置が作動される場合、通路が
まだ空気で満たされているときは、室Ｃに確立される吸
引力は小さい。許可弁が開いた後はほとんど引力で満た
され、空気は通路３４から大部分追い出されない。した
がって、室の最大容量が通路の容量に関して十分に大き
い場合だけ詰込みが可能である。実際、これは約５マイ
クロリツトルに分与される液滴の寸法に基づいた底部の
制限を設定している。この値以下では、通路３４に最初
に含まれていた空気は収縮して、出口弁５を開けるに十
分な過剰圧力を確立することなくポンプ室から来る物質
用の部屋を与えることができる。

しかし、本発明に関して、この制限は克服することがで
きる。第１２図及び第１３図に示したような分与組立体
は許可弁が開いているときに充填されるのである。液体
の製造者は圧縮された戻りばね４を保持する容器内に組
立体を配置することによってこれを行う。ピストン３１
がこの方法で囲い体１１から離れた状態にあるとき、物
質が通路３４に入り、ばね４が再び弛緩されるや否や中
でトラップされる。しかし、それでも、通路が毛細管張
力効果を避けられるほど十分に大きい場合を除き、通路
３４に最初に存在する空気が追い出されるのを確実にす
るため、容器／ポンプ本体１は小さな圧力で物質が充填
されることを保証する必要がある。

本分与組立体の第３の実施例は第１４図において軸方向
断面でかつ休止状態で示されている。これは容器／ポン
プ本体１を閉止する方式において先の組立体とは異なっ
ている゛。このとき、分与しようとする物質は空気を除
して中に封入され、スクレーパピストン８が容器の開放
端を閉じるのに使用されている。キャップ７は前記端の
上にスナップ止めされており、その端のリム１８は空気
を入れうるノツチ１９を含んでいる。このように、スラ
スト面が分与組立体を作動するのに与えられる一方、ス
クレーパピストン８は容器が空にされるままに容器内へ
更に深く移動する。これは、物質の液層が追い出される
のを確実にするために分与組立体の底部にポンプを保持
しておくことをもはや必須としないことを意味している
。

この第３の実施例は、分与しようとする物質が化学的損
傷などを避けるために空気から遮断しておく必要がある
時有用である。しかし、上述した第２の実施例と比較し
て、無駄にされる物質量が多べなる。スクレーパピスト
ン８がピストン３１と接触すると、分与装置はもはや作
動できない。したがって、ピストン３１のまわりに残る
物質は容器から抽出することができない。スクレーパピ
ストン８がなければ、物質は液位が囲い体１１の縁部以
下に落ちるまでポンプから抽出することができる。

容器／ポンプ本体１の切頭円錐体１５も又、無効容積に
残る物質の量を最小まで減らす役目をしている。このた
めに、ピストン３１と相補形を成す形状をスクレーパピ
ストン８に与えることもできる。

上述した最後の２つの実施例において、第１４図に示し
たように、いたずら防止用タング１８′を容器／ポンプ
本体１に成形することができる。剪断容易であるけれど
も、これらのタング１８′は圧縮によく耐えるものであ
る。したがって、使用者がそれらを故意に引き離すまで
は、ブツシュボタン／端片２の受面を与えることによっ
て分与組立体が使用されるのを防止している。同様に、
分与される物質の製造者にとって、栓にかしめを行った
りキャップにスナップ止めしたりするのを非常に容易に
させている。

最後に、容器１及び端片２の高さは先験的に任意である
ことは理解されよう。特に、容器をピペット状にするこ
とが事実上可能である。

本分与組立体の最後となる第４の実施例は第１５図に軸
方向断面で示されている。１．２の小さな変形は別とし
て、その可動部品（参照符号２〜６）は第１２〜１４図
の第２及び第３の実施例のそれらと同一である。その新
規なところは物質の供給にある。この場合、その供給は
、ダイヤフラム９によって閉止されスナップ止めのため
の横突起を備えている一端１６’をもった円筒状カート
リッジ１′の形のもので行われる。このカートリッジ１
′の反対側の端は底の形をしている。しかし、その底は
空気入口穴１９’によって穴があけられている。

又、その周囲から局部的に突出した引き離し式のいたず
ら防止用タング１８’を備えてもよい。同様に、横の安
全タブ１７を備えることもできる。カートリッジ１′内
には、分与されるべき物質を大気から気密遮断するスク
レーパピストン８があってもよい。　そのようなカート
リッジ１′が包装のためのある利点を構成していること
を分与される物質の製造者はわかっていると思われる。

まず、スクレーパピストン８は空のカートリッジ内に置
かれる。これは、一般に、物質の上にピストンを挿入し
、次いで栓へのかしめ、又は上述した第３の実施例（第
１４図参照）によって要求されているようなキャップへ
のスナップ止めよりも行うことが容易である。その後、
物質はカートリッジ１′に注がれる。最後に、ダイヤフ
ラム９はカートリッジ６の開放端１６’に与えられる。

この操作はたとえば加熱シールによって行うことができ
るが、ダイヤフラム９によって端１６′を閉“止する他
の方法も可能である。その後、充填されたカートリッジ
１′はたとえば本組立体の第２の実施例に関して上述し
たようにポンプ本体１の中に容易にスナップ止めされる
。このため、ポンプ本体１には、カートリッジ１′の端
１６′　にてスナップ止め用突起と協力する環状溝１４
′を備えた縁部１５’を有することで十分である。それ
でも、スナップ止めには適当なシーリングを与えるべき
であることが重要である。

末端使用者は先の実施例と同じ方法にて本組立体のこの
第４の実施例を使用する。いたずら防止用タング１８’
が引き離されてキャップが外される。

次いで、たとえば人差し指を使って、端片２がら突出し
ているカートリッジ１′のアクセス端を押し下げる。横
の安全タブ１７’が端片２に形成されたノツチ２９に面
して事実上配置されているとすれば、ばね４はこの時圧
縮され、組立体の可動部品（すなわち、端片２、ロッド
ピストン３、及び逆止弁５）はポンプ本体１に関して移
動される。上記に詳述したように、ピストン頭部３１は
ポンプ室Ｃを定めている囲い体１１から立ちのく。頭部
３１の頂部はこの実施例において意識的に穴あけ器のよ
うに形成されており、ダイヤフラム９を破裂させる。こ
のとき、物質はポンプ本体１の中に広がり、囲い体１１
の中に浸入する一方、本体１内に最初にあった空気はス
クレーパピストン８の下まで上昇する。　最大時のポン
プ室Ｃ及び上述した軸方向通路３４及び半径方向ダクト
３５の相対寸法が満足される限り、本発明の分与装置は
注入を行う。物質が分与されると、スクレーパピストン
８はカートリッジ１′内を降下し、穴１９′を介して入
ってきた空気が分与された物質の液滴骨を補う。装置が
作動されるたびに、端片２のシェル２７の関してカート
リッジ１′を少し回転させるようにすると使用者には都
合がよい。これは横の安全タブ１７’をノツチ２９から
離れるように動き、これによって本発明の分与組立体を
構成している各種部品間の軸方向相対移動を防いでいる
。

以上本発明をその好適な実施例について詳述したが、本
発明はこの特定の実施例に限定されるものではなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲で幾多の変化変形が可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による分与装置の第１実施例をその休
止位置の状・態で示す軸方向断面図であり、この分与装
置はまた本発明による分与組立体の第１実施例と関連し
て示されている。 第２図〜第５図は第１図に示される本発明による分与装
置のみを示す軸方向断面図であって、これらの図は該分
与装置の作用の異なる状態を示している。 第６図〜第８図は、それぞれ、第１図に示される本発明
による分与装置の構成要素を示す軸方向断面図である。 第９図は、本発明による分与装置の第２実施例をその休
止位置の状態で示す軸方向断面図である。 第１０図は、第９図の一部分の詳細図であるが、しかし
本発明による分与装置の第２実施例はそのピストンが高
い物質入れ位置にある状態で示されている。 第１１図は、第９図のＩ−ｒ線に沿って、第９〜１０図
に示されている本発明による分与装置の第２例を示す横
断面図である。 第１２図及び第１３図は、本発明による分与組立体の第
２実施例を使用者が最大範囲まで圧縮したときにおける
状態を示す軸方向断面図であって、第１２図はピストン
がその低い休止位置にある状態をまた第１３図はピスト
ンがその高い物質入れ位置にある状態をそれぞれ示して
いる。 第１４図及び第１５図は、それぞれ本発明による分与組
立体の第３実施例及び第４実施例をその休止位置の状態
で示す軸方向断面図である。 １・・ポンプ本体、１′　・・容器、２′　・・ハウジ
ング、３・・ピストン、４・・弾性手段、５・・出口弁
、７・・閉じ手段又はキャップ、８・・スクレーパピス
トン、９・・フレキシブルポケットまたはダイヤフラム
、１０・・分与装置、１１・・囲い体、１１ａ　・・溝
、１１ｂ　・・シックニング、１３・・リップ、１４・
・密封スリーブ、１８′　　・・トング、２１・・中空
管、２１′　　・・開口端、２４・・分与オリフィス、
２６・・つかみ手段、２７・・シェル、２８・・半径方
向仕切り、２８′　　・・外方環状壁、３１・・ピスト
ン頭部、３２・・ロッド、３３′　　・・自由端、３４
・・中央通路、３４′　　・・開口、３５・・ダクト、
３６・・切欠き、３８・・ガスケット、３９・・リップ
、９１・・開口、Ｃ・・ポンプ室。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　液体又はクリーム状の物質を小滴状に分与する分与
   装置において、ポンプ本体（１）と、ピストン（３）と
   、端片（２）と、弾性手段（４）と、出口弁（５）とを
   包含し、前記ポンプ本体（１）はその内部に形成したポ
   ンプ室（Ｃ）を有するとともに、このポンプ室は底壁と
   この底壁から最も遠い端が開口している囲い体（１１）
   とを備え、前記ピストン（３）は前記囲い体（１１）内
   に前記開口を経て係合するとともに、前記ポンプ室（Ｃ
   ）内に前記物質を入れるための高い物質入れ位置と低い
   休止位置との間をシールした方法で滑動するように配置
   され、またこのピストン（３）は前記ポンプ室（Ｃ）の
   底壁をシールした方法で貫通している小径のロッド（３
   ２）に固定されているとともに、前記ポンプ本体（１）
   の外側に延びる自由端（３３′）を有し、前記ロッド（
   ３２）を前記ピストン（３）の下に横向きに開口してい
   るダクト（３５）に連通する中央通路（３４）が貫通し
   、前記端片（２）は分与オリフィス（２４）を有すると
   ともに、前記中央通路（３４）が前記分与オリフィス（
   ２４）に面するような方法で前記ポンプ本体（１）の外
   側に延びている前記ロッド（３２）の自由端（３３′）
   にシールした方法で締め付けられるように配置され、前
   記弾性手段（４）は前記ピストン（３）が前記ポンプ室
   （Ｃ）の底壁に対して当接する前記低い休止位置に前記
   ピストン（３）を戻すために前記ポンプ本体（１）と前
   記端片（２）との間に配置され、前記出口弁（５）は前
   記ロッド（３２）の中央通路（３４）と前記端片（２）
   の分与オリフィス（２４）との間に配置されていること
   を特徴とする分与装置。 ２　請求項１記載の分与装置において、いったん前記ピ
   ストン（３）が前記囲い体（１１）内に係合すれば、シ
   ール接触が１つのライン（１１′）のまわりにだけ確立
   されるように、前記囲い体（１１）はその開口端から前
   記ポンプ室（Ｃ）の底壁に向って拡大され、前記ダクト
   （３５）は前記ピストン（３）の根部で開口しているこ
   とを特徴とする分与装置。 ３　請求項２記載の分与装置において、前記囲い体（１
   １）は垂直シリンダーであり、前記ピストン（３）は前
   記ポンプ室（Ｃ）の底壁に向って向けられている環状の
   密封リップ（３９）を外側に備えているフレキシブルな
   円筒形ガスケット（３８）により囲まれ、前記ピストン
   （３）がその高い物質入れ位置であるときに前記リップ
   （３９）が少なくともひとつの溝（１１ａ）に面する高
   さにまでこの少なくともひとつの溝（１１ａ）が前記開
   口端の下から前記囲い体（１１）内において軸方向に延
   びるをもって、前記ポンプ室（Ｃ）を限定するように前
   記リップ（３９）は前記囲い体（１１）と協働すること
   を特徴とする分与装置。 ４　請求項３記載の装置の分与装置において、前記ガス
   ケット（３８）は前記ロッド（３２）を受け入れる孔が
   貫通している底部を有し、前記ダクト（３５）はこのガ
   スケットの底部の下に横向きに開口し、かつ前記ガスケ
   ット（３８）は前記ピストン（３）を越えて延びて前記
   ピストン（３）にきつく保持されることを特徴とする分
   与装置。 ５　請求項３又は４記載の分与装置において、前記ピス
   トン（３）のその低い休止位置とその高い物質入れ位置
   との間のストロークを制限するために、当接手段が前記
   ポンプ本体（１）と前記端板（２）との間に配置されて
   いることを特徴とする分与装置。 ６　請求項３〜５記載の分与装置において、前記物質の
   供給を受けるとともに前記物質を空気から保護するため
   に、フレキシブルなポケット（９）が前記囲い体（１１
   ）のまわりにシールした方法で固定されていることを特
   徴とする分与装置。 ７　請求項６記載の分与装置において、前記囲い体（１
   １）は外部の環状シックニング（１１ｂ）を有するとと
   もに、前記ポケット（９）は補強した端を持つ開口（９
   １）を有し、この開口（９１）は前記囲い体（１１）の
   まわりに適合してシールされた関係で係合されることを
   特徴とする分与装置。 ８　請求項１〜７記載の分与装置において、前記ポンプ
   本体（１）は、前記ポンプ室（Ｃ）の底壁を貫通する前
   記ロッド（３２）を支えるために、このポンプ本体（１
   ）の外側に向って向けられた密封スリーブ（１４）を包
   含することを特徴とする分与装置。 ９　請求項８記載の分与装置において、前記ポンプ本体
   （１）は低密度ポリエチレンと比較してフレキシビリテ
   ィがあるプラスチック材料で作られ、またこのポンプ本
   体（１）は前記ポンプ室（Ｃ）の底壁を貫通する前記ロ
   ッド（３２）を支えるために、このポンプ室（Ｃ）の内
   側に向って向けられた細かい密封リップ（１３）を包含
   し、前記ロッド（３２）は前記横向きのダクト（３５）
   が開口する環状の切欠き（３６）を有することを特徴と
   する分与装置。 １０　請求項１〜９記載の分与装置において、前記端片
   （２）は開口端（２１′）を有する中空管（２１）を包
   含し、前記ロッド（３２）の自由端はこの中空管（２１
   ）の開口端（２１′）内にスナップ締付けされることを
   特徴とする分与装置。 １１　請求項１０記載の分与装置において、前記出口弁
   （５）は、前記端片（２）の中央管２１の底部を占有す
   るとともに、ふたつの同一の半球体により構成されてこ
   れらの半球体間に延びる少なくともひとつのフレキシブ
   ルなスペーサを備え、一方の半球体は前記中央通路（３
   ４）の開口（３４′）に共動するとともに、他方の半球
   体は前記分与オリフィス（２４）に協働することを特徴
   とする分与装置。 １２　請求項１０又は１１記載の分与装置において、前
   記弾性手段（４）はらせんばねにより構成され、また前
   記端片（２）はこのばねを前記中空管（２１）のまわり
   に保持固定するための外方環状壁（２８′）を包含する
   ことを特徴とする分与装置。 １３　請求項１２記載の分与装置において、前記ピスト
   ン（３）の高い位置は、前記ポンプ本体（１）に対して
   当接する前記端片（２）の中空管（２１）の自由端（２
   １′）により限定されることを特徴とする分与装置。 １４　請求項１０又は１１記載の分与装置において、前
   記弾性手段（４）はらせんばねにより構成され、このば
   ねは前記端片（２）と一体の半径方向仕切り（２８）に
   より前記中空管（２１）のまわりに保持されていること
   を特徴とする分与装置。 １５　請求項１４記載の分与装置において、前記ピスト
   ン（３）の高い位置は、前記ポンプ本体（１）に対して
   当接する端片（２）と一体の前記半径方向仕切り（２８
   ）により限定されることを特徴とする分与装置。 １６　請求項１〜１５のいずれか一項記載の分与装置に
   おいて、前記分与オリフィス（２４）は前記端片（２）
   に一体結合したノズルの一部分を形成することを特徴と
   する分与装置。 １７　請求項１〜１６のいずれか一項記載の装置におい
   て、前記ピストン（３）の断面積にそのストロークすな
   わちその高い位置とその低い位置との間の距離を掛けた
   積に等しい前記ポンプ室（Ｃ）の最大容積が、前記中央
   通路（３４）の容積と前記ロッド（３２）の半径方向ダ
   クト（３５）の容積との和よりも大きいことを特徴とす
   る分与装置。 １８　請求項１〜１７のいずれか一項記載の分与装置に
   おいて、分与する液滴の容積は５ｍｍ＾３〜２５ｍｍ＾
   ３の範囲、好適には５ｍｍ＾３〜１０ｍｍ＾３の範囲内
   にあることを特徴とする分与装置。 １９　請求項１〜１８のいずれか一項記載の分与装置（
   １０）を包含する分与組立体であって、前記ポンプ本体
   （１）は、底部を有するとともに空気から保護した前記
   物質の供給を囲む容器（１′）に縮まされて形成されて
   いることを特徴とする分与組立体。 ２０　請求項１〜１８のいずれか一項記載の分与装置（
   １０）を包含する分与組立体であって、空気から保護し
   た前記物質の供給を受けるために、前記ポンプ本体（１
   ）から最も遠く離れている端（１８）で開口されている
   容器を構成するよう前記ポンプ室（Ｃ）を限定する前記
   囲い体（１１）のまわりに前記ポンプ本体（１）が延び
   ており、前記容器の端（１８）は分与組立体に底部を形
   成するための閉じ手段（７）により閉じられていること
   を特徴とする分与組立体。 ２１　請求項２０記載の分与組立体において、前記容器
   は切頭円錐体（１５）を構成するよう前記囲い体（１１
   ）から離れて拡がって、前記容器と前記囲い体（１１）
   との間に最小内部容積が存在することを特徴とする分与
   組立体。 ２２　請求項２０又は２１記載の分与組立体において、
   前記容器の閉じ手段（７）は、前記容器にその容積の約
   半分まで前記物質を充填した後に縮まされるカプセルに
   より構成されることを特徴とする分与組立体。 ２３　請求項２０又は２１記載の分与組立体において、
   前記容器の閉じ手段（７）はスナップオンキャップによ
   り構成されて、前記容器の開口端（１８）とこのキャッ
   プとの間に空気ベント（１９）が設けられ、また前記物
   質を周囲空気から保護するために、スクレーパピストン
   （８）が前記容器の内部にシールした方法で係合される
   ことを特徴とする分与組立体。 ２４　請求項１〜１８のいずれか一項記載の分与装置（
   １０）を包含する分与組立体であって、前記ポンプ本体
   （１）は底部とこの底部と反対側の開口端（１６）とを
   有するカートリッジ（１′）をシールした関係で及びス
   ナップ締付けにより受け入れるように構成され、空気ベ
   ント（１９′）が前記カートリッジ（１′）の底部を通
   して設けられ、また前記物質の供給が前記開口端（１６
   ′）を閉じるダイヤフラム（９）と前記カートリッジ（
   １′）の底部に隣接して配置されているスクレーパピス
   トン（８）との間の前記カートリッジ（１′）内部に収
   容され、かつ前記ピストン（３１）は前記分与装置（１
   ０）の駆動の最初に前記ダイヤフラム（９）を刺すため
   に適当な穴あけ形成面を有することを特徴とする分与組
   立体。 ２５　請求項１９〜２４のいずれか一項記載の分与装置
   おいて、ハウジング（２′）が前記物質と一緒に前記分
   与装置（１０）を受け入れ、このハウジング（２′）は
   また非係合とされた前記分与オリフィス（２４）を去る
   とともに非係合とされた前記ハウジング（２′）び底部
   を去るように構成され、かつこのハウジング（２′）は
   使用者がその一方の手の２本の指で前記ハウジング（２
   ′）の底部を押すことができるとともに、同じ手の他の
   指で前記分与装置（１０）を駆動することができるよう
   な形状であることを特徴とする分与組立体。 ２６　請求項１９〜２４のいずれか一項記載の分与組立
   体において、非係合とされた前記底部を去る間に前記物
   質の供給を受け入れるために適当なシェル（２７）の形
   に前記端片（２）が前記ピストンのロッド（３２）のま
   わりに延び、前記シェル（２７）はつかみ手段（２６）
   を包含し、これにより使用者がその一方の手の２本の指
   で前記シェル（２７）を取り扱うことができるとともに
   同じ手の他の指で前記底部を押して前記分与装置（１０
   ）を駆動させることができることを特徴とする分与組立
   体。 ２７　請求項２５又は２６記載の分与組立体において、
   前記物質の供給のためのせり台を構成するとともに前記
   分与装置（１０）が駆動されるのを防止するために、前
   記底部は横方向に突出する引き離しいたずらよけトング
   （１８′）を包含することを特徴とする分与組立体。