JPH02244019A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH02244019A
JPH02244019A JP2024065A JP2406590A JPH02244019A JP H02244019 A JPH02244019 A JP H02244019A JP 2024065 A JP2024065 A JP 2024065A JP 2406590 A JP2406590 A JP 2406590A JP H02244019 A JPH02244019 A JP H02244019A
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photoelectric
signal
filter
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Takeshi Utagawa
健 歌川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は対象物体の光像を形成する結像光学系の焦点調
節状態を検出するカメラ等の光学装置用の焦点検出装置
に関する。
(発明の背景) 従来の一眼レフカメラ用焦点検出装置は、撮影レンズの
瞳上の異った領域を通つ友光束による被写体のほぼ同一
部分に関する2像を、多数の光電変換素子が配列されて
成る一対の光電変換素子アレイ上に導き、上記光電変換
素子アレイの光電出力を演算処理して上記光電変換素子
アレイ上の光像の相対的変位を検出し、この検出結果か
ら焦点検出を行う相対変位検出方式と、撮影レンズによ
り形成された被写体像を、撮影レンズの予定焦点面の少
たくとも前後に夫々配置された一対の光電変換素子了レ
イに導き、その光電出力を演算処理して被写体像の鮮明
度街検出し焦点検出する鮮明度検出方式とに大別できろ
う このように被写体像を光電変換素子アレイに投影し
その光電出力を演算処理することは、その被写体像中の
ある空間周波数成分に関する周波数成分について演算処
理することにほかカら々い。この演算処理される空間周
波数成分が比較的低次のもののみである場合、たとえ撮
影レンズが合焦位置から大きく離れ被写体像が著しくボ
ケ九時にも上記低次空間周波数成分は、被写体像中に即
ち光電出力中に残存している為、大きなデフォーカス量
(デフォーカス量とは結像光学系の予定焦点面と被写体
像面との光軸方向のずれ量)に対しても前ピン又は後ピ
ンの判定が可能であると言う利点があるが、しかしなが
ら低次空間周波数成分は電気的又は光学的な諸誤差要因
の影響を受けやすぐ合焦位置そのものを決定する場合に
高い検出精度が得られないと言う欠点がある。他方、演
算処理される空間周波数成分が比較的高次のもののみで
ある場合には上記諸誤差要因による影響を受けに〈〈合
焦位置近傍で正確にデフォーカス量を求め得る即ち、高
精度の焦点検出が行えると言う利点があるが、しかしな
がら撮影レンズが合焦位置から太き(離れると被写体像
中の高次空間周波数成分が激減してしまう為焦点検出は
精度が著しく低下し前後ビンの判定すら不可能とたると
言う欠点がある。さらに上記相真の合焦位置からある程
度離れた位置にある時にも合焦信号(以下、これを偽合
焦信号と言う。)を発生することがあると言う欠点があ
る。また、高次空間周波数成分と低次空間周波数成分と
が分離されず混在したものを演算処理しfc場合にば、
被写体の性質によっては高次空間周波数成分と低次空間
周波数成分の一方の欠点が顕在化し、他方の長所を損っ
てしまう◎ 即わち焦点検出能力の内容は、Q合焦位置近傍で正確に
デフォーカス量を求める事、■合焦位置から大会〈離ね
九時大まかなデフォーカス量あるいは前後ビンを判定す
る事、の2つに大別され前者は高次空間周波数情報を主
体として又後者は低次空間周波数情報を主体として扱つ
事により理想的な焦点噴出を行なう事が可能となる。又
この事は鮮明度検出方式に対しても同様にいえる事であ
る。
(発明の目的) そこで、本発明の目的は光像の高次空間周波数成分と低
次空間周波数成分との特長を有効に使用して常に合焦近
傍は高精度でかつ前後ビン判定域の広い焦点検出を達成
できる焦点検出装置を提供することである。
(発明の概要) この目的を達成する為に、本発明は一対の光電変換素子
アレイの光電出力を入力しそれにフィルタリング処理を
施こす第1及び第2フィルタ手段と、上記第1ま九ハ第
2フィルタ手段の出力を入力しそれに基づき結像光学系
の焦点調節状態を表わす信号を作成する演算手段と、さ
らに上記第1フィルタ手段の出力に基づく上記演算手段
の出力信号と、上記第2フィルタ手段の出力に基づく上
記演算手段の出力信号とを共に選択し合成するか若しく
はいずれかを択一的に選択する選択手段とを具備し、上
記第1フィルタ手段と第2フィルタ手段の夫々のMTF
の周波数帯域に差異を与えるものである。
(発明の実施例) 以下に本発明の焦点検出装置の一実施例を図面を参照し
て説明する。
焦点検出光学系を示す第1図において、焦点検出される
撮影レンズ等の結像光学系1の予定結像面上に、−直線
上に配列された多数の小レンズ2m 、 2b・・・2
nから成る小レンズアレイ2が配置されている。この小
レンズアレイ2は平凸レンズ3の平面側に形成されてい
る。この小レンズアレイ2には結像光学系1の瞳面上の
領域1人および1Bを夫々通過して来た光束による第1
.第2被写体像が形成される。この両波写体像の光軸に
垂直方向の、ずれ量は結像光学系1のデフォーカス量に
対応している。この両像のずれ量?光電検出する為の光
電変換装置14は小レンズアレイ2の直後に配置され、
この装置は各小レンズ2a〜2nに対向(7友一対の光
電変換素子群に謳)t(as 、bt)・・・(an、
ba)を有する。これらの一対の光電変換素子のうちそ
の上部に位置する第1光電変換素子了レイi、;・・・
am  は上記第1被写体像を、下部に位置する第2光
電変換素子アレイbI、b雪・・・b、は上記第2被写
体像を夫々光電変換する。これらの光電変換素子L・・
・i、i・・・V、の光電出力を各素子の符号に対応さ
せてlL++・・・la、b+1・・・baとすると、
光電変換装置4セ、これらの光電出力を時系列的にlL
+ 1b+ 、am 、bs ”・l’l 、baの順
に出力する。このような焦点検出光学系はU、S 、P
 4,185,191に詳細に開示されている。なお、
ここで言う光電出力とは光電変換素子の出力を線形増幅
又は対数増幅したものを含む。また、上記小レンズアレ
イ2の各小レンズ2a・・・2nの形状から決るMTF
特性は第2図に示すように、零に近い低次の周波数から
レンズアレイのピッチp、の関数として与えられるナイ
キスト周波数分以上までにわたって高い値を呈している
。小レンズアレイ2に投影される第1゜第2光像中に夫
々低次の空間周波数成分から上記ナイキスト周波数付近
の高次の空間周波数成分までが充分に含まれているとす
ると、上記MTF特性により上記光電出力も上記低次か
ら高次までの空間周波数成分をすべて含んでいる。
第6図において、光電装置4の出力端子には第1フィル
タ手段5と第2フィルタ手段6との入力端子が接続され
ている。これらの第1.第2フイルタ手段5.6ハ夫々
上述の如く光電装置4から時系列的に出力される光電出
力&+ 1b+ 、am 、bt・・・第11゜b、f
フィルタリング処理して時系列的にん。
Bl、ん、B、・・・A、、B、  ’i出力する。こ
れらの第1゜第2フイルタ手段5,6のMTF特性は夫
々第4図(a)、第5図(亀)に示されている。各図か
ら明らかなように、第1フィルタ手段5のMTFは低次
の周波数において充分大きく、そこから連続的に低下し
2ナイキスト周波数社田においてほぼ零となっており第
2フィルタ手段乙のMTFflナイキスト周波数の半分
の周波数1τ付近で充分大きくそこから低次側及び高次
側に夫々連続的に低下し、低次周波数とナイキスト周波
数7kにおいてほぼ零になっている。従って、第1フィ
ルタ手段5は低次空間周波数成分に比べ高次空間周波数
成分を抑制し主に低次空間周波数成分を通過させるのに
対し、第2フィルタ手段6は逆に、高次に比べ低次空間
周波数成分を抑制し主として高次空間周波数成分を通過
させる。フィルタ選択手段7は第1フィルタ手段5の出
力と第2フィルタ手段6の出力とを択一的に選択しA/
D変換器8を介してメモリ手段9に送出する。このメモ
リ手段9は、光電装置4の光電出力&+ 1b+ la
I 1b雪H・・・an、b++に対応するA/D変換
器8の出力のすべてを一度に記憶できる記憶容量を有す
る。演算手段10は、メモリ手段9に記憶されたフィル
タ済出力A1・A、を一般には互いに重複しながら少し
ずつずれた複数の領域A(1) l A(2)・・・A
(i)・・・A(L)に区切り、又他方のフィルタ済出
力B、・・・B11を同様に複数の領域B(1)B(2
)・・・B (j)・B(IJに区切り、これらの領域
の複数の対A(tl e B(jlに関し、てその整合
性を演算しその最も整合性の良い相関度の高い組合せ(
11j)?知る事により、第1.第2光電変換素子アレ
イ上の第1.算2光像の相対的変位量、即ちデフォーカ
スt’+表わす焦点検出信号Zi及び演算に用いた情報
の確かさを表わす情報量信号Diとを算出する。この信
号Ziはその符号が前ビン、後ピンの区別をその絶対値
がデフォーカス量の絶対値を示しており信号Dtt!そ
れが所定値DO以上である時、焦点検出信号が充分信頼
できることを保証するものである。この演算手段の具体
的−例に特開昭57−45510号に開示されている。
この焦点検出信号Ziと情報を信号Pi (特開昭57
−45510ではDmと表現)は制御手段11に入力さ
れる。この制御手段11は焦点検出信号Ziの絶対値が
所定値Zoより大きいか否かを比較し、大きいときフィ
ルタ選択手段7に第1フィルタ手段5を、選択させる第
1フィルタ手段選択信号と、小さいとき第2フィルタ手
段6を夫々選択させる第2フィルタ手段選択信号とを発
生する。
次にこの作用を説明する。
結像光学系1が第1及び82被写体像を夫々小レンズア
レイ2上に形成すると、第1光電変換素子丁レイト・・
aI は上記第1被写体像の照度分布パターンを光電出
力&+・・・&aに変換【、同様に第2光電変換素子ア
レイW 、 be は第2光像を光電出力b1・・・b
−に変換する。光電装置4は第1.第2光電変換素子了
レイの光電出力を、aI 、bt 11Lt 、be・
・・am、bmの如く時系列的に交互に出力する。この
一連の光電出力は成る時間間隔で繰り返えし出力される
。もし選択手段7が第2フィルタ手段6f選択している
とすると、上記一連の光電出力al。
bt・・・am、ba&!第2フィルタ手段6によりフ
ィルタリング処理を受け、フィルタ済出力んB1・・・
A。
B11に変換され九後、A/D変換器8を介してメモリ
手段9に記憶される。演算手段10はこの記憶内容に基
づき焦点検出信号Ziと演算に用いた情報の確度1に表
わす情報量信号Diとを算出する。
尚以後ti、1フィルタ手段選択時と第2フィルタ手段
選択時との信号Zi;Diを夫々Z+ (1) : D
i(1)+Zi (2); Di (2) ト表わす。
制御手段11 hlfDi(2)が所定のレベルDoに
達しているか否か及び焦点検出信号の絶対値IZi(2
)lが所定値Zoより大きいか否かを判定する。もしD
i(2)ンDoでかつ1Zi(211(Zoなら情報は
有効なので制御手段11はこの信号Zi(2)に基すい
て表示装置12と駆動装置13とを制御すると共に第2
フィルタ手段選択信号を出力し続ける。これにより表示
装置12と駆動装置13は夫々焦点調節状態を表示[7
ま九結像光学系1を合焦位置の方へ駆動する。他方Zi
(2) 、 Di(2)が上記以外の場合には情報の確
度が低く、前記第1゜第2被写体像は大きくポケており
高次空間周波数成分が少h〈相対的に低次空間周波数成
分が多くなっているので、今回の情報での表示・駆動に
行なわず制御手段11は第1フィルタ選択信号を選択手
段7に送る。選択手段7による第1フィルタ手段5の選
択により、次に発生した一連の光電出力a+ bl・・
・lal)mは、第1フィルタ手段5によりフィルタリ
ング処理され、上述と同様に演算手段10により焦点検
出信号Zi(1)s情報量信号Di (1)が演算され
る。もしDi(1)ンあであれば制御手段11は信号Z
i(1)にもとづいて表示装置12.駆動装置15の制
御を行なう。giミツイル手段5が選択されている場合
に次にどのフィルタ手段を選択するかは、結像光学系駆
動のさせ方によっているいろ考えられる。例えば結像光
学系1?停止して像ズレ検出演算を行ない、その結果に
もとすいて算出され次デフォーカス量だけ結像光学系を
動かして止め、再び像ズレ検出演算を行りいその結果に
もとすいて再び結像光学系を駆動するという間欠的結像
光学系駆動を行なう場合について考えてみる。
この場合には第1フィルタ手段5が選択されて信号Zi
(1)が有効に定められたなら、この結果にもとず〈結
像光学系駆動で次回の像ズレ検出時には合焦近傍にある
事が想定されるので次回には第2フィルタ手段6を選択
するのが適当である。従ってこの様な間欠的結像光学系
駆動の場合にはある時第1フイルタ手段が選択されると
その時の演算結果Zi(1)、 Di(1)の内容に無
関係に必ず次回には第2フイルタを選択するのが妥当と
なる。
一方結像光学系駆劉と焦点検出が並行して行なわれテイ
ル場合11Ctri Di(1)) Do テカ’:)
 l Z 1(1) l>Z。
の場合には次回にも第1フイルタを選択し、それ以外の
Di、Ziの場合には次回て第2フィルタ手段を選択す
るのが良い。叩わちDi (1)) Doで1Zi(1
1(Zoの場合には合像近傍に来友ので高次の空間周波
数成分を中心とする第2フイルタを選択するのが良いし
、又Di(1)<Doの場合にも被写体によっては低次
の空間周波数成分を含まず高次成分のみの場合もあるの
で、第1フイルタ使用結果が情報不足(Di (1)<
 Do )であつ几としても第2フイルタを用いたら検
出可能(Di(2)ンDo)となる場合があるのでやは
り第2フイルタに切り換えるのが適当だからである。上
述のごとく制御手段11は第1フィルタ手段5又は第2
フイルタ手段62iil−選択手段7に選択させる。
以上のように、結像光学系が合焦位置の近傍に位置し即
ちデフォーカス量が小さく第1.第2光像中の高次空間
周波数成分が多い時は低次の空間周波数成分を抑制する
第2フィルタ手段6が自動的に選択されるので、合焦位
置近傍においては、低次空間周波数成分に影響されるこ
となく高次空間周波数成分に基づく高精度の焦点検出が
可能となり、逆に結像光学系1が合焦位置から大きく離
れており、上記光像中の高次空間周波数成分が減少[7
相対的に低次空間周波数成分が多くなり几時には低次周
波数取分を通す第1フイルタ5が自動的に選択され、低
次空間周波数成分に基づく焦点検出が行われる。
なお、フィルタ選択手段7は図示位置に限ることなく、
光電装置4の出力端子と、第1.第27刀 イルタ手段5,6の人l端子との間に配置してもよく、
更に演算手段10の後に配置してもよい。
この後者の場合には一連の光電出力は第1および第2フ
イルタ手段5,6で処理され、演算手段10が第1およ
び第2フイルタ手段5,6の出力を夫々演算処理し前者
に基づく焦点検出信号Zi(1)と、後者に基づく焦点
検出信号Z i (2)とを共に求めた後、上記選択手
段7がこの両信号Zi(1)、 Zi(2)f択一的に
選択するものであってもよい。このように本発明では、
草1フィルタ手段と第2フィルタ手段を択一的に選択す
るとは図示例の如く演算手段10に入力すべき第1フィ
ルタ手段の出力と第2フィルタ手段の出力とを択一的に
選択する場合と、第1フィルタ手段の出力に基づく演算
手段の出力と第2フィルタ手段の出力に基づく演算手段
の出力とを択一的に選択する場合とを含むものである。
第1.第2フイルタ手段5,6の具体的構成例を夫々第
4図(b)、第5図(b)に示す。
第4図(b)において、一画素分の遅延回路Th、D、
D・が直列に接続され、加算回路T3が遅延回路D1と
り、の出力を加算する。これにより光電装置4から時系
列光電出力al lbt 、am yb* IILs 
Ibl ・・’が順次遅延回路D1〜D3に入力される
と、加算回路T、は順次(a、+a、) 、 (bl+
b、) 、 (at +as) ・=’r出力する。
第5図(b)の構成は、直列接続の一画素遅延回路り、
 、D、 、D、 、D、 、D、のうちの第1と第5
の遅延回路り、とり、の出力の差(a、 −@、 ) 
、(b+ −tIs ) −f減算回路S1によって求
める。なお、もし第1光電変喚素子アレイの出力がすべ
て読出された後に第2光電変換素子アレイの出力が読出
される場合、換言すると光電装置4の時系列光電出力が
&+1am・・・lL++。
tl+ 、b曹・・・b+1である場合には、第1第2
フィルタ手段5,6の具体的構成例は第4図(c)、第
5図(c)の如くなる。もちろん、フィルタ手段5 、
6Fi上述の如くハードで構成する代りに、マイクロコ
ンピータ等を用いて、(組+ a−)、 (a+ −a
、 )等の演算を行うようにしてもよい。
また、本実施例の第1フィルタ手段5はそのMTF特性
を表わす第4図(a)と原信号のMTF特性を表わす第
2図の比較から分るように光電出力の高次空間周波数成
分を抑制する様にフィルタリング処理しているが、この
第1フイルタ5の作用は少なくとも低次空間周波数成分
を通過させることであるから、このフィルタ5として、
例えば無限の周波数帯域のフィルタを用いる。具体的に
は、光電出力を直接に選択手段7を介してA/D変換器
8に接続するようにしてもよい。この様な場合の第1フ
ィルタ手段5に実質的にフィルタリング処理を行わ丹い
事に相当しているが、本明細書では第2フィルタ手段乙
のMTFの周波数帯域とは異った帯域を持つという@点
から、このような実質的にフィルタリング処理を行わな
い仮想上のフィルタ手段も、フィルタ手段の概念に含め
ることとする。
次に第1フィルタ手段として上記仮想上のフィルタ手段
を用い第2フィルタ手段のフィルタリング処理を演算手
段10内において実行する例を説明する。この場合上記
のごとく光電出力を直接にA/Di換器8に入力する。
従ってメモリ手段9には第2図の帯域を有するデータが
蓄積される。
演算手段10はこのメモリ手段LK記憶されたデータを
相関演算し焦点検出信号Zi(1)及び情報信号Di(
1) f算出する。ここでZi (1)< Zoの場合
には演算手段10はすでにメモリされているデータから
1つおき差分データん= a、−〜・・・Ai= ai
−ai+1 ・−B、 =b、 −bs−J−bj −
bj+1− f演算り、コノフィルタ済出力A、ん・・
・A、−、、B、 B、・・・13 a−+  を求め
、このフィルタ済出力(対して再び相関演算を行なって
焦点検出信号zt(2)、情報量信号D i (2)を
求める。この時、制御手段11は、Zi(1))Zoの
時、焦点検出信号Zi(1)に基づき、またZi(1)
< Zoの時、焦点検出信号Z i (2)に基づき、
表示装置12と駆動装置13とを夫々制御する。次の一
連の光電出力に関しても上記と全く同様に演算手段10
は最初、信号Zi(1)、 Di(1)?算出し、コノ
信号Z 1(1) カ所定値Zoより小さいとき高次空
間周波数成分を抽出するフィルタリング処理した後、信
号Zi(2L Di(2)を算出する。
以上の説明からも明らかなように、フィルタ手段の選択
の仕方は、第3図の実施例に示した如く、信号Zi、D
iの大きさに応じて一連の光電出力に関し第1.第2フ
ィルタ手段を択′−的に選択したり、または第1フィル
タ手段の後には一義的に第2フィルタ手段を選択したり
、または、上記最後の例の如く一連の光電出力に関し必
ず第1フィルタ手段(上側ではこの第1フィルタ手段は
仮想的フィルタ手段であった。)を選択し、このときの
演算結果Zi(1)に基づき、第2フィルタ手段を選択
するか否かを決定する等、適宜設定できるものであるが
、いかなる選択の仕方であっても、結像光栄系が合焦位
置近傍にありかつ高次空間周波数成分が充分存在する場
合には必ず第2フィルタ手段のフィルタ済出力に基づ〈
焦点検出信号Zi(2)f用いて表示及び結像光学系駆
動を行うように定めることが必要である。
第1フィルタ手段5と第2フィルタ手段6との組合せは
、上記第1実施例の第4図(−)及び第5図(a)のM
TF特性の外に、第6図(a)〜(e)に示す如く種々
のものがあり得る、第6図(a)に実線で示す第1フィ
ルタ手段のMTF特性は、高次空間周波数成分を抑制し
、比較的低次の空間周波数成分を通過させる様に、また
−点鎖線で°示す第2フィルタ手段のM’TF特性は低
次から高次までの空間周波数成分を通す様に夫々定めら
れている。この様に第1フィルタ手段は、高次空間周波
数成分を充分抑制しているので、たとえ被写体が低次に
比べて高次の空間周波数成分を多く含む場合であっても
、第1フィルタ手段の使用時に前記偽合焦信号の発生を
防止で^る。第6図(b)に示し次第1.第2フィルタ
手段のMTF特性は、夫々第4図(a) 、 I! 5
図(a)のそれと類似しており、相違点は第6図(b)
の第1フィルタ手段が第4図(&)に比べて高次空間周
波数成分?−層抑制し友ことである。これにより第6図
(a)と同様に偽合焦信号の発生を防止できる6即わち
この場合には合焦近傍では第6図Cb)の第2フィルタ
ー手段を用いる事で低次の空間周波数成分を除去し高次
の空間周波数成分を主体とした信号により合焦判定を行
なうので合焦検出精度は非常に高まり、かつデフォーカ
スの大きい所では第6図(b)の第1フイルターを用い
る事で偽合焦発生の原因となり得る高次の空間周波数成
分を除いて低次の空間周波数成分のみでデフォーカス量
の判定を行なうので、合焦位置から犬きく離れていても
偽合焦の発生なく、前後ビンが判定可能という理想的な
作用を有するフィルターの組み合わせとがる。′第6図
(c)の第1フィルタ手段のMTF’特性は低次空間周
波数成分のうち周波数零即ちり、C分?かなり抑制しこ
の零かられずかに高次周波数側にピークを持つものであ
り、第2フィルタ手段のMTFは躯1フィルタ手段より
も更に高次周波数側にピークを有するものである。この
ように、第1、第2フィルタ手段ともり、C成分を抑制
する様に定めることは以下の利点を有する。即ち、第1
光電変換素子アレイ社・・・raの光電出力の感度及び
り、C成分とf$2光1!変換素子アレイ私・・・bn
 J電出力の感度及びり、C成分とに差が生ずることが
ありこの差は焦点検出精度の低下を招来する。[7かし
上記り、C成分の抑制はこの様な差の効果を除去できる
。尚、上記感度及びり、C成分の差は例えば、第1.第
2光電変換素子了レイを別々のチップ上に形成し几場合
に生ずる各アレイ間の感度の差異や各アレイ間の温度ド
リフト量の差異等に基づいて生起される。
これまでの説明でMTFの帯域が高次空間周波数成分を
主体とする場合及び低次空間周波数成分を主体とする場
合という議論を行なっているが、本質的に有効な帯緘の
上限に小レンズアレイ2のピッチPoから決るナイキス
ト周波数−7!−o全上限とするので上記高次・低次の
議論もこのナイキスト周波数以下の周波数帯域内での話
である。
本発明の第2実施例を以下に説明する。
第7図において、撮影レンズの如き結像光学系1の予定
焦点面の近傍に、フィールドレンズ15が配置され、こ
のフィールドレンズ15はその中央部に矩形の光透過領
域15&?有し、その領域15a以外は遮光領域となっ
ている。はぼ直方体状の透明ブロック16はガラスやプ
ラスチック等の高屈折率物質から成り、この一端面16
aには上記フィールドレンズ15が貼付されている。こ
の−端面16aに対向した他端面16b&Qj、互に逆
方向にわずかに傾いた一対の凹面鏡17.18が設けら
れている。この両端面161L、16bの間のブロック
16中には所定の間隙を隔てて一対のミラー19.20
がほぼ45°の角度で斜設されている。透明ブロック1
6の下方には、夫々光電変換装置21が配置されている
。この光電変換装置21は、上記ミラー19+20の下
方に夫々に対応した元WK換素子アレイ22.23が形
成されている。
結像光学系1f通過【また光束はフィールドレンズ15
の光透過領域15a?通過しブロック16内に入り、ミ
ラー19.20の間の間隙を通って一対の凹面鏡17.
18に入射する。一方の凹面鏡17は入射光ヲミラー1
9の方へ、他方の凹面鏡18は入射光ヲミラー20の方
へ夫々反射し、各反射光はミラー19.20を介して夫
々光電変換素子アレイ22,23に到達する。こうして
ほぼ同一被写体についての一対の被写体像がプレイ22
 、23上に形成される。
この光電装置21からの光電出力を処理する回路系を第
8図により説明する。
第8図において、光電装置21は、CCDイメージセン
サ−であり第1光電変換素子アレイ22と、第2光電変
換素子アレイ23と、トランスファーゲート24と、転
送部25.26とケ少なくとも含み、これC)の外に光
電出力を線形又は対数増幅する増幅器等を含んでいても
よい。勿論光電装置としてijMO8型イメージセンサ
やその他の構造のものであっても構わない。第1ブL電
変換素子了レイ22を構成する光電変換素子i・・・a
Iは互に極く近接した状態で一列状にピッチPOで配列
され、第2元電変換素子アレイ23の構成も全く同一で
ある。この′jt、!装置21はW、1丁レイ22の光
電出力a、・・・anと、第2アレイ25の光電出力す
−b、とを、第1実施例と同様に、iL+ 、b+ H
&a 、bl・・・An 、 bnの如く互に交互に出
力すると共に、この一連の光電出力a、 、b+・・・
lla + baを所定時間間隔で繰返し出力する。こ
の様な光電変換素子アレイ22.23は夫々第9図(a
)の如きMTF特性を有する。
第1.第2フイルタ手段27.28は入力端子が光電装
置21の出力端子に接続されている。この第1フィルタ
手段27は第9図(b)に示す如く低次空間周波数成分
を通すが、周波数’IAPo付近以上の高次空間周波数
成分全充分抑制するようなMTF特性を有し、第2フィ
ルタ手段28は第9図(clに示す如く低次空間周波数
成分を通すが、周波数1/4P0付近以上の高次空間周
波数成分を充分抑制するようなMTF特性を有する。こ
のように第2フィルタ手段28は第1フィルタ手段27
に比べて高次側の空間周波数成分をも通過するように定
められている。尚、第9図(b) t (c)と第4図
(a)又は第5図(&)と管比べると分る様に、本実施
例の第1゜第2フィルタ手[27,2BのMTF周波数
帯域の端は’/8Po + ’/4Foの如く、第1実
施例の周波数帯域内士よりも低次周波数側、にずれてい
る。選択手段29は第1実施例のものと同一で、第1゜
第2フイルタ手段27.28の出力を択一的に選択し、
サンプルホールド手段30に送る。このサンプルホール
ド手段30は互に直列接続された前段サンプルホールド
回路30Aと後段サンプルホールド回路30Bとから構
成されている。A/D変換器31はサンプルホールド回
路30Bの出力をA/D変換する。メモリ手段32は第
1実施例のものと同一である。
演算手段33の演算内容の例に関して簡単に以下に述べ
る。
一方の光電変換素子アレイに関するフィルタ済出力を複
数の領域A(1)、入2) 、 A(3)・・・A(1
)・・・A(1)に区切り、又他方の元電変換素子了レ
イに関するフィルタ済出力も対応してB(1)*取2)
 、 B(3)・・・B(j)・・・B(L)に区切り
、これらの領域の複数のA(i)、B(j)の対に関し
てその整合性を演算し、最も整合性の良い組合せ(I、
j)及びその近傍の組合せの値を用いて両アレイ上の光
傷の相対的変位の量を演算しデフォーカス量zi?算出
する。例えば各領域の構成要素の数が等しく’(M+1
)個である場合にはA(i)=(Al * Ai+t 
t Al*z、 ++ Ainu)n(j)= (Bj
・B゛・t、Bj+*、・・・Bj+M)」 である。整合性の程度を表わす相関量は、1個分のデー
タ位置だけ像のずれ之場合に対して1=i−jを用い、
〔x〕をXを越えない最大整数を表わすものとし、て CCI)= 3! I Ainu Bj++s l ;
 (i =(”÷=)Ij−i−l)m−0 により与えられる。
この相関量(Al)f l = −(L−1) 、・・
・−1,0,1・・・(L−1)の各ずらし量に関して
演算し最大相関の位置即わちC<aが最も小さい値とな
るずれの量1−1.が求まる。ムが両端の値(t、−1
又は−tit)に等し、くない時fにさらに細かいずれ
量の端数Δ1. ?例えば以下の式 %式%) により外挿する事ができる。
この様にして求められた端数を含むずれ量1.+Δ6か
らデフォーカス量を表わす焦点検出信号Ziが求められ
る。
第2実施例では後述するように第1フィルタ手段を用い
る場合と第2フィルタ手段を用いる場合でサンプリング
ピッチが異なり、上記ずれ量/、+4!−からデフォー
カス量を算出するときの比例定数が異々る。又第1フィ
ルタ手段選択の場合と第2フィルタ手段選択の場合で前
記区分され友複数領域の数りも必ずしも同じでないので
演算手段33の演算内容は選択されたフィルタ手段によ
って幾分違う事になる。この事は第8図で判別手段34
からフィルタ手段選択信号34a f演算手段33にも
入力する事で識別され一部異なつ比演算が行なわれる。
又f$1.第1.ィルタ手段の出力中の情報量を表わす
情報量信号Diとしては、例えばフィルタ手段の出力デ
ータのうち最大のものと最小のものの差を用いる事もで
きるが、上記相関量C(/lの最大(7) +117)
 c(1)whxと最小のものC(lQu+Nの差をと
ってもよい。又像ずれ量が像ずれ判定領域−(e! )
(J((L−1kn範囲に入らない場合について考えて
みると、この場合にもC(#の値は上記範囲内のlのあ
る値で最小となっておりまぎられしい。
しかしこの様な場合には C(JりmrN/ (c(JQMAx−C(窮Mts 
)  は像ずれ量が判定領域の範囲内にある場合程に小
さくhらないので適当なしきい値C1を設けて除外する
ことができる。
即わちC(lりMIN/ (c(功MAX C(功Mr
N) > C−yの時は通常は正の値をとる前記情報量
信号Diに零又は負の値を付与する事により相関外とし
て除外する。
判別手段34はこのような焦点検出信号Ziと情報量信
号Diと?入力し、第1.第2フィルタ手段選択時の情
報量信号Di(1)、 Di(2)が夫々の所定値Do
(11s Do (2)より小さい場合、焦点検出信号
Ziに無関係に、選択手段29が現在第2フイルタ手段
27?選択しているとしたら、第2フィルタ手段28?
選択させる第2フィルタ選択信号、具体的にflHレベ
ル出力を、逆に現在第2フイルタ手段28?−選択して
いるとしたら第1フィルタ手段27を選択させる第1フ
ィルタ選択信号、具体的にはLレベル出力を夫々出力端
子34mに発生し1、他方、情報量信号Di(1)又は
D i (2)が対応の所定量Do(1) 、 Do(
23以上である場合、焦点検出信号Zi(1)又はZi
(2)の絶対値が対応の所定値Zo(1) 、 Zo(
2)より大きい時、上記第1フィルタ選択信号を、所定
値Zo(1)、 Zo(2)以下の時、上記第2フィル
タ選択信号を夫々出力端子34aに発生する。更にこの
判別手段34は、情報量信号Di(1) r Di(2
)が所定量Do(1) 。
Do(2)以上である時、記憶更新信号を出力端子34
bに発生する。この記憶更新信号に応じてメモリ回路3
5は、その時の焦点検出信号Zii記憶する。
このメモリ回路35に記憶された焦点検出信号Ziに応
じて、表示装置36は焦点調節状態を表示し、駆動装置
37は結像光学系1を合焦位置の方へ駆動する。サンプ
ルパルス発生回路38は判別手段34の出力端子34a
に接続され、サンプルホールド回路30A、30Bにサ
ンプルホールドを開始させるサンプルパルスを給供する
。このサンプルパルスの周期は判別手段54の出力に応
じて変化し、それが第1フィルタ手段選択信号であると
きの上記周期は、第2フィルタ手段選択信号のときより
も大きく、本実施例でに2倍に選定されている。
上記サンプルパルス発生回路38は第1カウンタ39の
出力端子39aからスタート信号、具体的にはHレベル
信号を受けると、上記サンプルパルスの発生を開始し、
第2カウンタ40の出力端子40aからの終了信号、具
体的にはHレベル信号を受けると、上記サンプルパルス
の発生を停止する。
この第1カウンタ69はプリセッタブルカウンタで、設
定部41からゲート手段42を介して送られるプリセッ
ト値をプリセットすると共に、ANDゲート43からの
パルス出力をダウンカウントし、内容が零になったとき
、Hレベルのスタート信号を出力する。第2カウンタ4
0もプリセッタブルカウンタでありゲート手段44を介
し、た設定部41からのプリセット値にプリセットされ
ると共に、後段サンプルホールド回路30Bへのサンプ
ルパルスをダウンカウントし、内容が零になったとf!
、Hレベルの終了信号を発生する。上記設定部41は、
第1フィルタ手段27の選択時に用いられる第1カウン
タ用第1プリセツト値と第2カウンタ用第1プリセツト
値及び第2フィルタ手段の選択時に用いられる第1カウ
ンタ用第2プリセツト値と第2カウンタ用@2プリセツ
ト値が予め記憶されており、出力端子41m、41cに
夫々第1フィルタ手段選択時の第1カウンタ用第1プリ
セツト値と第2カウンタ用第1プリセツト値が出力され
出力端子41b、41dには夫々第2フィルタ手段選択
時の第1カウンタ用第2プリセツト値と第2カウンタこ
色AゑL 用第2プリセツト値とが出力される。出力端子41aの
第1プリセツト値は、出力端子41bの第2プリセツト
値より小さ(eまた出力端子41cO第1プリセツト値
は、出力端子41dの第2プリセツト値だ等しく定めら
れている。
入力端子45[け、光電装置21からの一連の光電出力
&+ 1b+・・・a・、b・の転送開始に同期して図
示々きシーフェンスコントロール部からHレベル信号が
入力される。この信号はすべてのデータのサンプルホー
ルド終了後から次回のプリセット値をプリセットカウン
ター39.40にセットするまでの適当な時期にLレベ
ルにリセットされる。入力端子46には、上記一連の光
電出力を転送する転送りロックに同期したクロックが入
力される。
この作用を以下に説明する。
判別手段34が出力端子34aに第1フィルタ手段選択
信号であるLレベル出力を発生しているとする。この選
択信号により、選択手段29は第1フィルタ手段27全
選択し、ゲート手段42と44は設定部41の出力端子
41aと41cからの第1カウンタ用プリセツト値と第
2カウンタ用プリセツト値とを夫々第1カウンタ39と
第2カウンタ40とに入力し、それぞれのカウンタ全そ
のプリセット値にプリセットする。この後シーフェンス
コントロール部からの信号により光電装置21から一連
の光電出力a1bt 、at 、bl ”’ 1111
 l bll が読み出される。この一連の光電出力&
+1t)+・・・aII、bllのうち第1光電変換素
子アレイ22からの光電出力&+11Lm・・・am’
を第10図(a)に示す。上記一連の光電出力a+ 、
b+・・・all、b−は第1フィルタ手段27により
フィルタリング処理され、第11図(a)に示すフィル
タ済出力ん、Bl・・・Aa、Bnに変換される。この
フィルタ済出力んIBI・・・An、B、のうち第1光
電変換素子アレイに関連するものAt 1・・・Anを
第10図(b)に示す。この第10図(b)と(a)と
を比べると、第1フィルタ手段27による高次空間周波
数成分の抑制効果が明らかである。一方、上記光電装置
21からの読出に同期して入力端子45にHレベル信号
が入力されるので、ANDゲート45は入力端子46か
らの転送りロックを出力する。第1カウンタ39は上記
プリセット値から、転送りロック数を減算し、入力クロ
ック数が上記プリセット値に等しくなったとき、スター
ト信号であるHレベル出力を発生する。このスタート信
号は、サンプルパルス発生回路38に入力されると共に
、反転されてANDゲート43に入力されそのゲートを
閉じる。サンプルパルス発生回路38は上記スタート信
号に応じてf$11図(b)と(c)に示す前段用及び
後段用サンプルパルスSP1.SP2を前段及び後段サ
ンプルホールド回路30Aと308とに夫々給供する。
前段サンプルホールド回路30Aは前段用サンプルパル
スSP1に応じて、フィルタ済出力A、、B、・・・A
、、B、からAa I Ba IAa + Bs +ん
*IB+s・・・をサンプリングする。この前段サンプ
ルホールド回路30Aは第11図(b)に矢印の範囲で
示した如(第1光電変換素子アレイに関連する出力んI
Av・・・を短時間、第2光電変換素子了レイに関連す
る出力B、 、B、・・・を比較的長時間夫々保持する
。この両者の保持時間を等しくする為に、後段サンプル
ホールド回路30Bは、後段サンプルパルスSP2に応
じて前段サンプルホールド回路30Aの出力をサンプル
ホールドする。第2カウンタ40は後段用サンプルパル
スSP2 ?計数し、それが第1プリセツト値に等しく
hつたとき終了信号を発生し前段及び後段サンプルパル
スSP1.SP2の発生を停止させる。
第10図1b)において、第1光電変換素子アレイに関
するフィルタ済出力A、・・・A11のうちサンプリン
グされたフィルタ済出力んHAs TAlg・・・には
、その出力の下にマーク庵が付されている。この図から
分るように、このサンプリングされたフィルタ済出力の
分布範囲(以下サンプリング領域という。)1、ハフィ
ルタ済出力A1・・・A、の範囲の大部分を占めている
ことが分る。
k勺変換器31は後段サンプルホールド回路30Bの出
力をA/D変換し、メモリ手段52に送る。尚、後段サ
ンプルホールド回路30Bを設けた理由は以下の通りで
ある。もし前段サンプルホールド回路30Aの出力を直
接A/D変換するならば、前段サンプルホールド回路3
0Aの、出力B、 、B、・・・の保持時間に比べて出
力んHAs・・・の保持時間が短かいので、その短い方
の保持時間内でA/D変換動作が終了するように、A/
D変換器31として高価な高速A/Di換器を使用しな
ければならない。また高速A/D変換器を用いても、保
持時間の長い出力T3..B・・・・のんめ変絶におい
ては、その高速性の特長が生かされない。ところが、後
段サンプルホールド回路30Bの使用により上述の問題
は解消される。尚、第11図(d)(@)に示されるよ
うに第2フィルタ手段選択時のサンプリング周期は第1
フィルタ手段選択時のそれよりも小さいので、換言する
と後段サンプルホールド回路30Bの保持時間は第2フ
ィルタ手段選択時の方が短いので、A/D変換器31の
変換所要時間は、このIE2フィルタ手段選択時の上記
保持時間によって決定されることになる。すると、当然
第1フィルタ手段選択時には変換所要時間に比べて後段
サンプルホールド回路の保持時間が不必要に長(なる。
この無駄を避けるためには第1フィルタ手段選択時の光
電出力の転送りロックの周波数を第2フィルタ手段選択
時よりも大きくし、両選択時における後段サンプルホー
ルド回路30Bの保持時間を等り、<すればよい。
演算手段33はメモリ手段32に記憶されたフィルタ済
出力を演算して焦点検出信号Zi(1)と情報量出力D
i(1)?出力する。判別手段34は上記信号Zi(1
)、 Di(1) ?対応する所定値Zo(IL DO
(1)と比較する。
(イ) Di(1)がDo(1)以上である場合この場
合、判別手段34は記憶更新信号を出力端子34bに発
生し、このときの焦点検出信号Zi(1)をメモリ回路
35に記憶させる。表示装置36と駆動装置37はこの
記憶された信号Zi(1)に基づき夫々焦点調節状態の
表示及び、結像光学系1の合焦位置への駆動を行う。ま
た、上記判別手段34は、信号Zi(1)が所定値Zo
(1)より大きい時、出力端子54a IIC第1フィ
ルタ手段選択信号を出力し続ける。従ってこの時、光電
装置21が更に一連の光電出力&+ 1b+・・・lL
a 、 l)n f出力すると、この全回路は上述と同
一動作を行う。
信号Zi(1)が所定値Zo(1)以下である時は、判
別手段34は、第2フィルタ手段選択信号であるHレベ
ル出力を端子34aに出力する。この第2フィルタ手段
選択信号に応じて、選択手段29は第2フィルタ手段2
8を選択し、まtゲート手段42゜44は設定部41の
出力端子41b、41dからの第1.第2カウンタ用第
2プリセツト値?夫々第1゜第2カウンタ39,40に
送る。その後に光電装置21から読出された一連の光電
出力a + Hb +・・・alI、bllは第2フィ
ルタ手段28によりフィルタリング処理されAI、B1
・・AII、B11に変換される。このときの第1光電
変換素子アレイに関するフィルタ済出力At +kx”
・A−f第10図(c)に示す。この第10図(c)と
第10図(b)を比べると、第10図(c)の図形の方
が滑らかでなく、第2フィルタ手段28が第1フィルタ
手段27よりも高次空間周波数成分を通過させているこ
とが分る。一方第1カウンタ39は・上記光電出力の読
出に同期してANDゲート45の出力転送パルスを計数
し、その計数値が第2プリセツト値に一致したときスタ
ート信号全発生する。この第2フィルタ手段選択時の第
1カウンタ用第2プリセツト値は、第1フィルタ手段選
択時の第1カウンタ用第1プリセツト値よりも犬きく定
められているので、この時のスタート信号発生時点は、
第1フィルタ手段選択時のスタート信号発生時点よりも
遅くなっている。このスタート信号によりサンプルパル
ス発生回路38は第11図(d)(e)に示す前段及び
後段用サンプルパルスSP3゜5P4f発生する。この
サンプルパルスSP3 、SF3の周期は、判別手段3
4から送られる第2フィルタ手段選択信号に従い、w、
1フィルタ手段選択時のサンプルパルスSP1 、SF
3よりも短かく、本実施例では1/2倍に定められてい
る。従って、前段及び後段サンプルホールド回路30A
、30Bfd第11図(d)(e)に示す如く、第1フ
ィルタ手段選択時のη倍の周期でフィルタ済出力A、、
B、・・・A、 、 Ba ?サンプリングし、AJ 
IB@ 1ん、Bl・、ん8.B4・・・を出力する。
第2カウンタ40は、後段用サンプルパルスSP4 ?
計数しその計数値が第2プリセツト値に一致した時、終
了信号を発生し、サンプルパルスSP3 、SF3の発
生を停止させる。この第2カウンタ用第2プリセツト値
は第1フィルタ手段選択時の第2カウンタ用第1プリセ
ツト値と等しく定められているので、この第2フィルタ
手段選択時にサンプリングされるフィルタリング済出力
Aa +Be 、A、・)B +。・・・の数は第1フ
ィルタ手段選択時のそれと等(〈なっている。
こうしてサンプリングされたフィルタ済出力のうち第1
光電変換素子アレイに関するものが第10図(c)にマ
ークM3で示されている。本冥流側では第1フィルタ手
段選択時のサンプリング周期及びサンプル数を夫々第2
フィルタ手段選択時のη及び同等としたので、第10図
(b)に示すサンプリング領域11ニ、第10図(c)
の領域ムの2倍になっている。勿論両者のサンプル数は
必ずしも等しくなぐても良い。なお、第11図(dt 
t (e)のグラフは作図の関係上、サンプリングの開
始時点を早めて描いである。
上記サンプリングされた出力ばA/D変換器61とメモ
リ手段52を介して演算手段33に送られ演算される。
この時のフィル、り済出力は第1フィルタ手段選択時よ
りも高次空間周波数成分を多く含んでいるので、この第
2フィルタ手段選択時の焦点検出信号Zi(2)は合焦
位置近傍において一層高精度となっている。Di (2
)>Do(2)かつ1Zi(2月(Zo (2)の時に
は判別手段34げ第2フィルタ手段選択信号を出力端子
34aに出力し続けると共に記憶更新信号を出力端子3
4bに送り、この時の焦点検出信号Zi(21メモリ回
路55に記憶させる。この記憶内容に応じて、表示及び
結像光学系駆動が行われる。D I (2) > Do
(2)で、l Zi(2) l > Zo(2)の場合
には、判別回路34は第1フィルタ手段選択信号を出力
する。
(o)  Di(1)又はDiC2)がDo(1)又は
Do(2)より小さい場合。
この場合は焦点検出信号Ziに無関係に判別手段34ば
もしその時が第1フィルタ手段選択時であれば第2フィ
ルタ手段選択信号を、逆に第2フィルタ手段選択時であ
れば第1フィルタ手段選択信号を出力端子34mに夫々
出力する。これにより選択手段29は選択するフィルタ
手段を切換える。
またこの信号Diが所定値Doより小さい場合の焦点検
出信号Ziは精度的に極めて低いので、判別手段34に
記憶更新信号を発生しない。従ってこの時の信号Ziは
表示及び結像光学系の駆動には使用されない。尚、信号
Ziに無関係なフィルタ手段の切1fLは以下の纏由の
為に行われる。即ち、例えばその被写体が低次空間周波
数成分をほとんど含まず高次空間周波数成分を多量に含
む場合、第2フィルタ手段28の選択により必要な情報
が得られるからである。
本実施例では、第1フィルタ手段の選択時、即ちデフォ
ーカス量が大きく、第1.第2光電素子アレイ上の被写
体像の相対的ずれ量が大きい時には、第10図(b)に
示す如くサンプリング領域11?−広く、第2フィルタ
手段選択時、即ち上記ずれ量が小さい時には、第10図
(e)に示す如くサンプリング領域1.’lt−狭く定
めている。このことは焦点検出上、非常に有効である。
即ち、サンプリング領域を広くすると、上記被写体像が
相対的に太きくずれてもそのずれを検出できる。従って
撮影レンズが合焦位置から大きく離れていてもデフォー
カス量の検出が可能となる。他方、サンプリング領域を
広くすることはそこに距離の異った被写体又は、奥行き
のある被写体が人って来る可能性が増大する。デフォー
カス量が大きい時の焦点検出は前ビンか後ピンかの判別
かあるいはおおよそのデフォーカス量の決定が出来れば
充分で、デフォーカス量の絶対値の正°確な測定に必ず
しも必要ないので、奥行きある被写体等がサンプリング
領域に存在しても影響は少ない。ところが、デフォーカ
ス量が小さく、その絶対値を正確に測定しなければなら
ない時には、上記奥行きある被写体の存在は上記測定に
大きな誤差を引き起こしがちである。
そこで高精度の焦点検出の必要な第2フィルタ手段選択
時には高次の空間周波数成分情報を用いる事で検出精度
を上げるとともにサンプリング領域を狭くして奥行きあ
る被写体がそこに入り込む可能性を少なくしている。
一般的にはサンプリング領域を広くしたからといってサ
ンプリング周期を必ずしも大きくする必要はなく、例え
ば第10図(b)の出力に関する11の領域を図示のサ
ンプリングピッチ4Poより小すくとりPoあるい1d
2Poのピッチでサンプリング]、ても良い事は勿論で
ある。しかし、サンプリングピッチfPO又は2Poと
小さくする事はサンプリング数がそれぞれ4倍、2倍と
hリメモリ手段32の記憶容量や演算手段33の演算規
模の著しい増大を招六あまり好ましい事ではない。従っ
て本実施例のととぐサンプリング領域を変えた場合にも
、サンプル数は同程度とする事が極めて有効である、こ
の上つに低次空間周波数成分のみ通過する第1フィルタ
手段の選択時にはサンプリング周期を4Poと大λ〈I
l、高次空間周波数を通す第2フィルタ手段の選択時に
はサンプリング周期を2Poと小さくすることは情報の
利用の点で極めて有利である。ここでサンプリングピッ
チとフィルターのMTF1%性の関係について詳述する
と、第1フィルタ選択時にはサンプリング周期14Po
としたので、この時のナイキスト周波数は1にとなる。
サンプリング定理からこの周波数τに以上の空間周波数
成分は誤動作の原因ともなるので除去されている事が望
ましい。第9図(b)に示される様に、第1フィルタ手
段のMTF[上記ナイキスト周波数j付近以上の成分を
充分抑制し、それ以下の成8P。
分を通過させるので、この通過lまた成分を有効に利用
できる。ところが第1フィルタ手段選択時にもしサンプ
リング周期をPOとすると、この時のナイキスト周波数
は柄iとなり、この周波数以下の空間周波数成分を焦点
検出に利用できることに々る。しかし第9図(b)に示
される様に周波数柘シ以上の成分は第1フィルタ手段に
よって除去されているので、結局、サンプリング周期P
o1d、サンプリング周期4Poに比ベサンプリング数
′(r−4倍も増加しても、利用できる空間周波数成分
の量は同一となり、上記サンプリング数の増加は全く無
駄に帰する。以上から明らかなようにサンプリング周期
の決定は、情報の有効利用と言う観点からに、その周期
により決まるナイキスト周波数がフィルタ手段のMTF
周波数帯域の端部付近に有するように定めることが望ま
しい。また、設定手段41のプリセット値を外部から変
更可能にすれば、サンプリング領域即ち焦点検出に使用
する被写体領域の広がりを任意に可変とすることができ
、夷行きある被写体が上記領域内に入ることを防止でき
る。
次に軍8図のブロックの具体的構成例を説明する。
第12図げ、フィルタ手段27.28の一例を示すもの
で一画素分の遅延回路り、 、D、・・・DIが直列に
接続され、遅延回路り、 、D、 、D、・・・D、に
は夫々増幅器Amヲ介して乗算器W+・・・Wsに接続
されている。これらの乗算器Wl・・・Wsは入力に夫
々重みWl・・Wsを乗する。この重みは正又は負の数
である。加算回路T、は各乗算器の出力を加算する。
遅延回路へに光電装置21からの一連の光電出力が順次
入力されると、加算回路T、からフィルタリング済出力
が出力される。所定のMTF特性を与える重みWl・・
・Wsのとり方はいろいろ考えられ一意的に決定される
ものではないが、以下に一幾つか具体的な例、を示す。
第9図(c)の如きMTF特性のフィルタ手段を得るに
はDrm = De 、 Ws =Wsとし、W、−W
、fその相互の大きさの傾向が第13図(a)に示す如
きものとなる様に定める。具体的−例とし7てl−j 
W、 = 0.28w5=0.76   W、=I  
 W、=0.76   W、=0.28である。同様に
第9図(blのMTF@−性のフィルタ手段?4るに[
D−”DIy 、 Ws =W  トl、 Wt・”W
−を第15図(blの如く定める。具体的−例としては
W、=0.28  W富=0.52  W、=0.76
  W、=0.94W、= I  W、= 0.94 
 W、= Q、76  W、= 052% = 0.2
8  である。f$9図(d)の特性には第15図(c
)又は(d)の重みを、第9図(e)の点線(eI)、
需(e−)の特性にはそれぞれ第13図(e)(f)の
重みを、第9図(f)の特性には第13図(g)の重み
を夫々用いればよい。
このような第15図(a)〜(g)のMTF特性を適宜
組合せることにより第6図に示した第1フィルタ手段と
第2フィルタ手段との組合せが得られる。
またこのフィルタ手段としてCCDトランスバーサルフ
ィルタを使用すると簡単にフィルタ手段を構成する事が
できる。
第14図に第8図の判別手段34の具体的構成例を示す
第14図(a)において第1メモリ340と第2メモリ
341は夫々所定値Do(1) 、 Do(21,Zo
(11,Zo(21fl−ゲート手段342,343f
r介して、コンパレータ344゜645 に送る。この
コンパレータ344uゲ−)手段342により選択され
たメモリ340 の出力Do(1] + Do(2)の
一方と演算手段31がら(7)ff報tM号Diとを比
較する。同様にコンパレータ345ハメモリ341の出
力Zo (11、Z o(2)の一方と焦点検出信号z
i(!:″It−比較する。ゲート手段346はコンパ
レータ344の出力aとコンパレータ345の出力βと
この判別手段54の出力Iとを入力する。このゲート手
段346の具体的構成を第14図(b)に示す。D型フ
リップフロップ347に上記α、βの出力が決定された
後のタイミングで発生するクロックパルスヲ348に受
はゲート手段646の出力δを入力し記憶する。このフ
リップフロップ3470更新すれた出力が判別手段34
の出力として使用される。
この判別手段34の動作例を以下の表に示す。
ただし Di(1)< Do(1)又I’S Di(2
)<Do(2)で a = LDi (1)) DO(
1)又Ire  I] (2) > Do (2)で 
a=H1”(1)l <Zo(1)又は l Zi (
211< Zo(21でβ=L 上記以外で         /”4 であるとする。
第2実施例の説明ではデフォーカス量Ziの大小により
複数のフィルタ手段を切り変えることを主題として話を
進め、それに従属する形でデフォーカス量の大小に応じ
てサンブリ・ング領域の広がりを切り換えかつ対応して
サンプリングピッチを切り換える事を述べた。実際には
第2実施例のごとくこの両者をかね具えるのが最も好ま
しいが、デフォーカス量の大小でフィルターを切り換え
る事と、デフォーカス量の大小でサンプリング領域及び
サンプリングピッチを切り換える器はナイキスト周波数
に関連した問題はあるものの一応別の事であり、後者だ
けを用いてもそれなりに有効な焦点検出装fを提供する
率が可能である。例えばフィルタ手段としてH89図(
e)のMTF特性のものを1つだけ用い1合焦近傍では
第10図(c)のごとくサンプリング周期2Poで1.
の領域にわたってサンプリングしたデータで演算を行な
い、デフォーカスの大きい所ではフィルタ手段はこのま
まとするがサンプリング周期4Poで第10図(b)の
l−相当の広がりの領域にわたってサンプリングしたデ
ータで前後ビン判定の演算を行なう。この場合デフォー
カスの大きい所でフィルタ手段のMTF、%性を第9図
(b)のものに切り換える場合に比べて、ナイキスト周
波数以上の成分を少°し抽出してしまうのT幾分誤動作
を起こし7やすかったり、高次の空間周波数成分の存在
による偽合焦発生の可能性は増大するが、これらの幾分
の可能性を除けばデフォーカスの大きい所では光像のボ
ケも大きい事も手伝ってそれなりの効果が期待され得る
。即わち前述したデフォーカス量によってサンプリング
領域を変えかつサンプリングピッチf変える事の効果は
そのまま期待される。勿論単一フィルタとしてはそのM
TF特性が第9図(clのものに限らず第9図(e)の
点線(e=)やその他の特性のものであっても構わない
以上の第1実施例及び第2実施例はいずれも第1フィル
タ手段のフィルタ済出力に基づく焦点検出信号と第2フ
ィルタリング手段のフィルタ済出力に基づく焦点検出信
号とを、デフォーカス量に応じて択一的に選択するもの
であった。次に、上記択一的選択の代りに、夫々の焦点
検出信号を所定の関係で同時に使用する本発明の第3実
施例を説明する。
第15図において、光電装置50からの一連の光電出力
a+ gb+・= hn Hbm ニ遅延手段51′I
r介t、−’11フィルタ手段52と、直接に第2フィ
ルタ手段53とを夫々送られる。上記光電装置50は第
1又は第2実施例のものと同様の構成であり、第1゜第
2フイルタ手段52.53も第1.第2実施例のものと
同様で、第1フィルタ手段52のMTF周波帯域の中心
が第2フィルタ手段53のそれよりも低次空間周波数側
にずれている。上記遅延手段51の遅延時間は、上記一
連の光電出力について第2フィルタ手段53のフィルタ
済出力がすべてサンプルホールド手段54に送られた後
に、第1フィルタ手段52のフィルタ済出力が上記サン
プルホールド手段54に送られる様に、設定されている
。もちろんこの遅延手段51Hg2フィルタ手段側に設
けることもできる。このサンプルホールド手段54及び
それに続くめ変換器55、メモリ手段56.演算手段5
7は夫々@2笑流側のものと同様の構成である。この演
算手段は最初に送られた第2フィルタ手段53のフィル
タ済出力について演算し、信号Di (2) t Z 
1 (2) ?算出【7、次イで第1フィルタ手段52
のフィルタ済出力について信号Di(1)I Zi (
1)を算出する。メモリ回路58は演算手段57からの
信号Di(1) 、 Di(2) 、 Zi(1) 、
 Zi(2)?すべて記憶する。合成手段59は、メモ
リ回路58からの上記信号を入力し、焦点検出信号Zi
 (1)とZi (2)とを以下の所定の関係で合成し
た出力2を算出する。即ちZ=(1−−)Zi(1)+
αZi(2) コこで、重みaijQ以上1以下の数で
、信号Zi(1)、 Zi(2)。
Di (1) 、 Di (2)の大きさに応じて決定
される。具体的にはaの決定け、信号Zi(1)又はZ
)(2)が小さい時、即ち結像光学系が合焦位置の近傍
に位置している時には、帯域が高次空間周波数側の第2
フィルタ手段53の出力に基づく信号Zi(2)が5強
調されるようにσを1又はそれに近い値とし、逆に信号
Zi(1)、Zi(2)が充分大きい時には帯域が低次
空間周波数側の第1フィルタ手段52の出力に基づく信
号Zi(1)が強調される様にaを零又はそれに近い値
とする。また、合焦近傍において信号Di(2)が非常
に小さい場合には信号Zi(2)は精度的に低下してい
るので、このとき信号Di(1)が大きければ、信号Z
i(1)の重みが増加するようにし、その逆に合焦位置
が離れていても、信号Di(1)が非常に小さい場合に
は信号Di (2)が大きければ、信号Zi(2)の重
みを増すようにする。
メモリ回路60は、信号Di(1)とDi(2)との少
なくとも一方が対応の所定値Do (1) 、 Do(
2)を越えている時の合仄出力2を記憶する。このメモ
リ回路60の出力に応じて、第1.第2実施例と同様に
表示及び結像光学系、駆動が行われる。サンプルパルス
発生回路61は箪8図のそわと同様である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように本発明によると、一対の
光電変換素子アレイの光電出力をフィルタリング処理す
る第1及び第2フィルタ手段と、上記第1.第2フィル
タ手段の出力に基づき結像光学系の焦点調節状態を表わ
す信号を作成する演算手段と、前回選択されたフィルタ
手段の記憶又は演算手段の出力信号に応じて、上記第1
フィルタ手段の出力に基づく上記演算手段の出力と上記
第2フィルタ手段の出力に基づく上記演算手段の出力と
を共に選択し合成するか又にいずれかを択一的に選択す
る選択手段とを具備し、上記第1.第2フィルタ手段の
夫々のMTF周波数帯域に異ならせているので、焦点調
節状態に応じて適宜の空間周波数成分に基づく焦点検出
を行うことが可能となり、高精度かつ前後ビン判定域の
広い迅速な焦点検出を達成できる。また、本発明のよう
に周波数帯域の異なるフィルタ手段を切り換える事の有
効性は演算手段が相関演算のごとく全くフィルター効果
を持たない場合に著1−いが、演算手段がフーリエ変換
演算のようにそれ自体フィルター効果を持つ場合でもフ
ィルタ手段であらかじめナイキスト周波数以上の成分全
除去し7ておく等の有効な使い方が存在する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る焦点検出装置の一実施例の光学系
を示す光学図、第2図に簗1図の小レンズアレイのMT
F特性を示すグラフ、第3図は上記第1実施例の回路系
を示すブロック図、第4図(a)は第1フィルタ手段の
MTF特性を示すグラフと、第4図(b)、 (c)は
夫々第1フィルタ手段の具体的構成例を示すブロック図
、第5図(a)(b)(c)は第2フィルタ手段のMT
F特性のグラフとその具体的構成例のブClツク図、第
6図(a’1(bl(cl (7”;−第1 第2フィ
ルタ手段のrhi T F特性?示すグラフ、第7図は
本発明の第2実施例の光学系を示す光学図、第8フ・C
コ 図は第2実施例の回路系を示¥グ呼ツク図、第9図(a
lに元!変換素子了レイのMTF特性のグラフ、第9図
(b)〜(f)はフィルタ手段のΔ(TF特性のグラフ
、第10図(a)、(b+rc) fl夫々光電出力、
第1フィルタ手段の出力及び第2フィルタ手段の出力を
示す波形図、第11図(a)〜(e)はフィルタ手段の
出力及ヒサンプルパルスを示すタイミングチャート、第
12図はフィルタ手段の具体的構成例を示すプロ〒6図 (a) (eと炉二ン (c) す′7図 すブロック図、第15図は本発明の第3実施例の回路系
を示すブロック図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対象物の光像を形成する結像光学系の焦点調節状
    態を検出する焦点検出装置において、(a)光電変換素
    子が多数配列された一対の光電変換素子アレイと (b)上記一対の光電変換素子アレイに夫々上記対象物
    のほぼ同一部分の2光像を投影する焦点検出光学系と、 (c)上記一対の光電変換素子アレイの光電出力を入力
    しそれにフィルタリング処理を施す第1及び第2フィル
    タ手段と、 (d)上記第1または第2フィルタ手段の出力を入力し
    、それに基づき上記焦点調節状態を表わす信号を作成す
    る演算手段と、 (e)前回に選択されたフィルタ手段の記憶内容あるい
    は上記演算手段の出力信号に応じて、上記第1フィルタ
    手段の出力に基づく上記演算手段の出力信号と、上記第
    2フィルタ手段の出力に基づく上記演算手段の出力信号
    とを所定の関係で選択する選択手段とを具備し、 上記第1フィルタ手段と第2フィルタ手段の夫々のMT
    Fの周波数帯域が異なっていることを特徴とする焦点検
    出装置。
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JP2009180778A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Canon Inc 焦点検出装置および撮像装置
US10425574B2 (en) 2015-03-27 2019-09-24 Olympus Corporation Imaging device and focusing evaluation device

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