JPH0224134Y2 - - Google Patents

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JPH0224134Y2
JPH0224134Y2 JP1982042492U JP4249282U JPH0224134Y2 JP H0224134 Y2 JPH0224134 Y2 JP H0224134Y2 JP 1982042492 U JP1982042492 U JP 1982042492U JP 4249282 U JP4249282 U JP 4249282U JP H0224134 Y2 JPH0224134 Y2 JP H0224134Y2
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toner
electrostatic latent
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cleaning roller
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JP1982042492U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、特に電子写真複写機又は静電記録装
置などに好適な湿式クリーニング装置に関する。
第1図は、従来の湿式クリーニング装置を備え
た電子写真複写機を示す構成図である。この図に
おいて符号1は静電潜像担持体たるドラム状感光
体を示す。感光体1は矢印方向に回転させられて
いて、この回転方向の順に感光体1の外周には、
チヤージヤー2,露光部3,現像部4,転写部5
及びクリーニング装置6などが配置されている。
チヤージヤー2は、帯電用チヤージヤー21と除
電用チヤージヤー22とが一体化されていて、そ
れぞれ必要に応じて直流電圧,交流電圧が印加さ
れる。転写部5は、搬送ローラ対51,転写用チ
ヤージヤー52及び分離ローラ53とからなつて
いる。また、クリーニング装置6は、クリーニン
グローラ61とクリーニングブレード62とから
なり、図示しない現像液吸上手段によつて汲み上
げられた現像液はクリーニング液としてクリーニ
ング部へ供給されるようになつている。符号7は
スクイズローラを示している。
さて、この電子写真複写機における複写プロセ
スは以下の通りである。
先ず、感光体1が矢印方向へ回転すると、その
表面は、直流電圧を印加されコロナ放電を行なう
帯電用チヤージヤー21により一様に帯電させら
れる。次いで、このように一様に帯電した感光体
表面に、露光部3により原稿の光像が施され、原
稿の鏡像である静電潜像が形成される。この静電
潜像は、対向電極を有する現像皿42に汲み上げ
られる現像液に浸される間に現像されて可視像と
なる。スクイズローラ7は、現像後、感光体1の
表面を過剰に濡らしている余剰現像液を、上記表
面に極く近接して、矢印方向に回動する表面によ
つて除去する。このとき記録シートSは、搬送ロ
ーラ対51により感光体1の表面の移動に同期し
て転写部、すなわち感光体1の表面と転写用チヤ
ージヤー52との空隙へ案内され、可視像へ重ね
合わせられる。そして転写用チヤージヤー52に
より、その背面に可視像を構成しているトナーと
逆極性の電荷を付与され、可視像の記録シートS
上への転写がなされる。可視像を転写された記録
シートSは分離ローラ53によつて感光体1の表
面から剥離,分離され、必要な処理を受けたのち
装置外へ排出される。一方、可視像が転写された
のち、感光体1の表面に残留するトナーは、クリ
ーニング装置6によつて感光体1の表面から除去
される。すなわち、クリーニング液を含浸し、反
時計方向へ回動する弾性体のクリーニングローラ
61により、トナーは感光体1の表面から遊離
し、次いで、エツジが感光体1の表面に圧接され
るクリーニングブレード62によつて、上記表面
から除去され、クリーニング部へ供給される現像
液によつて洗い流される。クリーニング装置6に
よつて清浄化された感光体1の表面は、除電用チ
ヤージヤー22により交流コロナ放電を受け、上
記表面上の残留電荷が消去されて複写プロセスが
完了する。
ところで、クリーニングローラ61は、その表
層をスポンジなどのような吸液性弾性体で構成さ
れているから、長期間の使用後にはトナーを吸入
して目詰りを起す欠点がある。また、間けつ的に
複写を行なう場合においては、目詰り状態のまま
乾燥してしまうから、クリーニングローラ自身が
変形して、後で現像液を注入しても元の形状に復
元せず、クリーニング効果が低下しコピー画像に
黒すじ等の異常画像が発生する。従つて、クリー
ニングローラの交換時期を早めなければならず保
守費が増大する結果を招来することになる。
本考案は、以上の事情にもとずいてなされても
ので、目詰りしないで永続的に使用でき、静電潜
像担持体表面に強固に付着するトナーを該表面か
ら遊離させるクリーニングローラを備えた湿式ク
リーニング装置を提供することを目的とする。
かかる目的は、静電潜像担持体に当接して回転
し、静電潜像担持体の表面に転写後残留するトナ
ーをクリーニングする、弾性部材からなるクリー
ニングローラを有する湿式クリーニング装置にお
いて、それぞれ非吸液性であつて、外周上略等間
隔にかつ母線に沿つて配置されていて、静電潜像
担持体表面に付着する現像液を拭掃するための液
体拭掃部材と、外周上隣り合う前記液体拭掃部材
の間に配置されていて、静電潜像担持体表面に残
留するトナーを、静電潜像担持体の回転方向に対
して横切る向きに移動させるためのトナー移動部
材とを突設させたクリーニングローラを備えたこ
とを特徴とする湿式クリーニング装置によつて達
成される。
そして、本考案によれば、クリーニングローラ
は、非吸液性弾性部材からなつているから、トナ
ーを吸込んで目詰りを起すおそれがなく永続使用
に耐えることができる。次にクリーニングローラ
は外周上母線に沿つて突設した液体拭掃部材を有
しているから、クリーニング部に注がれる現像液
が静電潜像担持体表面のクリーニングローラ上流
部に流れることなく、更にこのローラの外周上前
記液体拭掃部材の間にトナー移動部材が突設され
ているから、静電潜像担持体表面に強固に付着し
たトナーを前記表面の進行方向を横切る向きに移
動,遊離させる。すなわち、トナー移動部材がト
ナーをほぐすので、クリーニングローラの下流に
配置したクリーニングブレードのクリーニング作
用を容易ならしめる。
また、クリーニングローラがトナーをほぐす機
能と拭掃する機能を併せ持つているので、クリー
ニングブレードを無くすこともでき、クリーニン
グ装置を小嵩に構成できる。なお、クリーニング
ブレードを併設する場合、該ブレードの加圧手段
や支持手段が簡単な構成で済むことになる。
以下、図示の実施例につき詳細に説明する。
第2図に本考案の特徴たるクリーニングローラ
610を示す。この図において、クリーニングロ
ーラは、回転軸611とポリウレタンゴムのよう
な非吸液性の弾性部材612とからなつている。
弾性部材612は滑らないように回転軸611に
固装されており、回転軸611の両端軸は図示し
ない相対向する側板に回転自在に支架されてい
る。弾性部材612は、基円筒部613,液体拭
掃部材614及びトナー移動部材615とが一体
に成型されている。液体拭掃部材614は、基円
筒部613の外周上に略等間隔にかつ母線に沿つ
て4本配置されている。液体拭掃部材614の外
周614aは、クリーニングローラの外径部とし
て断面が円弧状に形成される。トナー移動部材6
15は、図によく示すように、基円筒部613の
外周上に仮想螺線に沿つて巻回した紐状体であつ
て、トナー移動部材615の外周615aは、前
記液体拭掃部材614の外周614aと同じくク
リーニングローラの外径部として断面円弧状に形
成されている。
更に詳しく説明すると、トナー移動部材615
は、ローラ回転方向において相隣る液体拭掃部材
614,614を斜めに横切る向きに連結した仮
想螺線に沿う突条である。この突条は、クリーニ
ングローラの回転方向に対して傾いているため、
その傾斜面615b,615bに接触するトナー
等は、静電潜像担持体の母線方向に押し動かされ
ることになる。
以上のように構成されているので、クリーニン
グ部へ注がれる現像液(図示せず)は、液体拭掃
部材614によりせき止められかつ拭掃されて、
クリーニングローラを越えて静電潜像担持体の表
面を迷走することがない。また、静電潜像担持体
表面に付着するトナーは、液体拭掃部材614に
よつて静電潜像担持体回転方向に沿つて移動,遊
離させられるが、回転軸614の1回転中に4回
の間けつ的接触であるから、トナーの一部は依然
として静電潜像担持体表面に強固に付着した状態
にある。そこで、螺線状のトナー移動部材615
は、トナー移動部材相互間で傾斜している傾斜面
615bでトナーを母線方向に押し動かしてこれ
をほぐし、このトナー粒子を静電潜像担持体の回
転方向に対して横切る向きに移動,遊離させる。
螺線状のトナー移動部材は、クリーニングローラ
の略中央で、そのらせん方向を逆転させたもので
あつても何ら差支えない。また、トナー移動部材
は、螺線状に巻回せずに、多数の楕円状に形成し
た環状紐体を略等ピツチに基円筒部に配置したも
のであつてもよい。要するに、トナー移動部材
は、基円筒外周上に隣り合う液体拭掃部材の間に
斜めに配置されて、その傾斜面615bにトナー
を接触させてこれをほぐし、静電潜像担持体の回
転方向に対して横切る向きに移動させるものであ
ればよい。
第3図に、本考案の別の実施例を示す。すなわ
ち、この図において、符号611は回転軸、同6
13は基円筒部を示し前記実施例と同一構成であ
る。液体拭掃部材616は、基円筒部613の外
周上に略等間隔にかつ母線に沿つて4本配置され
る。この場合前記実施例と異なり、液体拭掃部材
は直接トナー移動部材とは交らわない。トナー移
動部材617a,617a,……及び617b,
617b,……は、基円筒部613の外周上に隣
り合う液体拭掃部材の間に、かつ軸方向に略等間
隔に植設された同一直径の円柱体である。そし
て、クリーニングローラが回転するときに、これ
らの円柱体は千鳥状に配列されていなければなら
ない。すなわち、図によく示すように、一列目の
トナー移動部材617a,617a,……は、二
列目のトナー移動部材617b,617b,……
とピツチが半分ずれて配置されている。また、各
列の各円柱体の間隔lは、各円柱体直径dより狭
い方が好ましい。何となれば、前の列のトナー移
動部材617aで接触しなかつたトナーは、次の
列で必ずトナー移動部材617bによつて静電潜
像担持体の回転方向に対して横切る向きに左又は
右へ移動させられるからである。
この実施例の場合、静電潜像担持体表面のトナ
ーは、ローラの回転方向において上流側に位置す
る例えば円柱体617aの上流側円柱面(傾斜
面)617cに接触して母線方向に押し動かされ
た後に、下流側に位置する円柱体617bの上流
側円柱面(傾斜面)617dで更に母線方向に押
し動かされることにより担持体表面からほぐされ
る。円柱体群からなるトナー移動部材でほぐされ
たトナーは、液体拭掃部材616でせき止められ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の湿式クリーニング装置を備えた
電子写真複写機を示す構成図、第2図は本考案に
係る湿式クリーニング装置に用いられるクリーニ
ングローラを示す一部外観斜視図、第3図は本考
案の別の実施例を示す一部外観斜視図である。 1……静電潜像担持体、61,610,610
A……クリーニングローラ、614,616……
液体拭掃部材、615,617a,617b……
トナー移動部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 静電潜像担持体に当接して回転し、静電潜像担
    持体の表面に転写後残留するトナーをクリーニン
    グする、弾性部材からなるクリーニングローラを
    有する湿式クリーニング装置において、 それぞれ非吸液性であつて、外周上略等間隔に
    かつ母線に沿つて配置されていて、静電潜像担持
    体表面に付着する現像液を拭掃するための液体拭
    掃部材と、外周上隣り合う前記液体拭掃部材の間
    に配置され、静電潜像担持体の母線に対して傾斜
    していて、静電潜像担持体表面に残留するトナー
    に接触してこのトナーを静電潜像担持体の回転方
    向に対して横切る向きに移動させるための傾斜面
    を有するトナー移動部材とを突設させたクリーニ
    ングローラを備えていることを特徴とする湿式ク
    リーニング装置。
JP4249282U 1982-03-26 1982-03-26 湿式クリ−ニング装置 Granted JPS58146266U (ja)

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JP4249282U JPS58146266U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 湿式クリ−ニング装置

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JP4249282U JPS58146266U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 湿式クリ−ニング装置

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Publication Number Publication Date
JPS58146266U JPS58146266U (ja) 1983-10-01
JPH0224134Y2 true JPH0224134Y2 (ja) 1990-07-02

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JP4249282U Granted JPS58146266U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 湿式クリ−ニング装置

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JPS5655845U (ja) * 1979-10-08 1981-05-15

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