JPH02240169A - 陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物、陰極型電着塗装浴、及び陰極型電着塗装法 - Google Patents

陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物、陰極型電着塗装浴、及び陰極型電着塗装法

Info

Publication number
JPH02240169A
JPH02240169A JP2021933A JP2193390A JPH02240169A JP H02240169 A JPH02240169 A JP H02240169A JP 2021933 A JP2021933 A JP 2021933A JP 2193390 A JP2193390 A JP 2193390A JP H02240169 A JPH02240169 A JP H02240169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
resin composition
cathodic electrodeposition
bath
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2920303B2 (ja
Inventor
Peter D Clark
ピーター・ディ・クラーク
Sol Panush
ソル・パヌシュ
Burnell A Sell
バーネル・エイ・セル
Gerald G Wold
ジェラルド・ジー・ウォルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Corp
Original Assignee
BASF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF Corp filed Critical BASF Corp
Publication of JPH02240169A publication Critical patent/JPH02240169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2920303B2 publication Critical patent/JP2920303B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4488Cathodic paints
    • C09D5/4492Cathodic paints containing special additives, e.g. grinding agents

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、陰極型電着可能な樹脂組成物に係り、更に詳
細には疎水性染料を含有する陰極型電着可能なエボキシ
ーアミン樹脂アダクト組成物及び陰極型電着可能なアク
リルアミン官能基を有する共重合体に係る。
[従来の技術] 陰極型電着可能な樹脂組成物は塗装の技術分野に於でよ
く知られている。かかる陰極型電着可能な樹脂組成物を
水性電着塗装浴に使用すること及び水性陰極型電着塗装
浴中にて物品を塗装する方法も当技術分野に於でよく知
られている。陰極型電着可能な樹脂組成物は腐食より保
護するための金属面上のブライマーとして特に有用であ
る。
従来より使用されている陰極型電着可能な水性樹脂組成
物はエボキシーアミン樹脂アダクト組成物及びアミン官
能基を有するアクリル共重合体組成物である。電着可能
な樹脂組成物は一般に酸にて塩化され、これにより水溶
性の主要なエマルションが形成される。このエマルショ
ンは種々の硬化条件下にて樹脂組成物を架橋にて硬化さ
せるよう設計された架橋剤と塩化前又は塩化後に混合さ
れる。架橋剤を含有する水溶性の主要なエマルションは
典型的には塗装現場に於で顔料ペースト、水、有機カッ
プリング溶媒、及び他の従来より使用されている添加物
質と混合され、これにより水性電着塗装浴が形成される
。塗装浴は一般に内部に陽極を収容する電気絶縁された
タンク内に貯容される。タンクは塗装工程中にそれに?
iKされる物品を完全に収容するに十分な大きさを有し
ている。電着塗装プロセスにて塗装される物品は炭素鋼
の如き導電性を有する材料である。
所要の塗装パラメータの範囲内にて塗装浴が形成され安
定化されると、導電性を有する物品をそれが陰極として
作用するよう直流電源に接続することによって電着プロ
セスが開始される。まず物品が塗装浴中に浸漬され、物
品に電流が通電され、これにより主要なエマルションの
電着可能な樹脂組成物及び架橋剤、及び顔料ペーストが
物品の表面に付着せしめられる。十分な厚さの塗膜、即
ち塗料の層が物品の表面に付着すると、物品が塗装浴よ
り取出され、随意に蒸溜水にて洗浄され、しかる後硬化
装置内に配置され、これにより付着した塗膜が平滑で硬
質で耐久性のある塗膜に硬化される。陰極型電着可能な
樹脂組成物、陰極型電着可能な樹脂組成物を製造する方
法、水性電着塗装浴、塗装浴より樹脂組成物を導電性を
有する物品上に付着させる方法が米国特許第3,984
.299号、同第3,468,779号、同第4,11
6,900号、同第4,093,594号、同第4,1
37.140号、同第4,104,147号、同第4,
255,478号、同第4,432.850号、同第4
,419,467号、同第4.883,483号、同第
3,853,803号に記載されている。
これらの陰極型電着可能な樹脂組成物はそれが硬質で耐
久性のある塗膜に硬化されると金属基体に優れた耐食性
を付与する。陰極型電着される塗料は一般にブライマー
塗料として使用され、その適用後に保護機能及び装飾機
能を有するトップコート塗料組成物にて覆われる。典型
的には自動車工業に於では、トップコート塗料組成物は
顔料を含むインナベートコートと透明のアウタ保護トツ
ブコートとを含んでいる。またトップコートは顔料を含
む塗料であってもよい。
当技術分野に於では、改善された電着塗料組成物、塗装
浴、及び塗装方法が従来より継続的に研究されている。
現在のところ陰極型電着塗装浴及び電着塗料は有機顔料
若しくは無機顔料を含有している。顔料を添加する一つ
の目的は下層の基体を覆い隠し、付着したブライマー塗
料を視覚的に認識することを可能にすることである。こ
のことは膜の厚さの如きプロセスパラメータを判定する
ことを容易にするために必要である。また電着塗料に顔
料を添加することにより、アウタトップコートが下層の
電着ブライマーに対しサンディングされるその後の仕上
工程が容易にされる。サンディング工程中にはブライマ
ー塗膜の完全性を保護すべく下層のブライマーを認識し
それを乱さないことが重要である。
電着塗装浴中に顔料を組込むためには、乾燥状態の顔料
を液体粉砕樹脂組成物中に粉砕する必要がある。粉砕樹
脂組成物は一般に特殊に設計され構成された陰極型電着
可能な水性樹脂組成物である。粉砕プロセスは顔料の粒
径を低減すること及び顔料粒子を粉砕樹脂媒体にて完全
に覆いそれを粉砕樹脂媒体中に分散することを含む幾つ
かの機能を果す。かくして形成される顔料ペーストは水
性陰極型電着塗装浴中に容易に分散される。また粉砕樹
脂は顔料を水性塗装浴中に懸濁状態に維持することを補
助する機能を果すものと考えられる。
典型的には水性陰極型電着塗装浴中の樹脂組成物の約1
0%が粉砕樹脂であり、樹脂組成物のうちの残りの部分
は主要な樹脂及び架橋剤である。
水性陰極型電着塗装浴に顔料を使用することには幾つか
の欠点がある。当技術分野に於では、水性陰極型電着塗
装浴に含まれる顔料は塗装浴中に於で沈降し易いことが
知られている。かくして顔料が沈降し易いことは少くと
も一部には顔料と水との間の密度差によるものと考えら
れ、顔料の密度は水よりも高い。顔料は塗装浴を常時撹
拌することによって塗装浴中に分散された状態に維持さ
れる。このことは電着塗装浴がそのタンクより常時汲出
され、次いでタンク内へ戻されるよう連続ループのボン
ブ系により達成される。また前述の如く、粉砕樹脂は顔
料を分散された状態に維持することを補助するものと考
えられる。
しかし塗装浴を常時強く撹拌したとしても、また適正に
設計された粉砕樹脂組成物が使用されたとしても、顔料
は電着塗装浴中に於で沈降する傾向がある。顔料の沈降
により幾つかの問題が惹起される。顔料はタンクの底に
蓄積し、これによりタンクや他の機器を汚し、その結果
装置の運転停止やプロセス装置の故障が生じ易い。沈降
した顔料は電着塗装浴中に埃を蓄積させる傾向を有して
いる。埃粒子が電着塗料中に蓄積することにより塗装外
観及び完全性が悪影響を受ける。
更に沈降した顔料を回収することができず、そのため塗
料の利用効率が低下する。沈降した顔料は廃材として廃
棄されなければならない。
従来の顔料を使用する他の一つの欠点は湿った粉砕樹脂
にて乾燥状態の顔料を粉砕する工程が長時間を要し、ま
た多量のエネルギを要するということである。更に顔料
及び粉砕樹脂より形成された顔料ペーストは一般に多量
の揮発性有機化合物を含有している。顔料ペーストを水
性陰極型電着(Eコート)塗装浴に添加することにより
塗装浴の揮発性有機成分含有量(VOC)が増大される
揮発性有機成分含有量が高いことは種々の環境汚染に関
する法規に適合することに関し不利である。
顔料を使用する更に他の一つの欠点は、顔料によって塗
料の流動性が低下されるということである。
流動性は硬化した塗料の平滑性に関連している。
顔料を含む電着塗料の流動性を改善するためには、電着
塗装浴に追加の溶媒が添加されなければならず、このこ
とにより更に揮発性有機成分含有量が増大される。
米国特許第4,246,151号には、水性塗装浴に添
加物質として染料が使用されてよいことが記載されてい
るが、この方法は実行不可能であることが解っており、
また未だに利用されていない。
米国特許第4,655,787号には金属面上の電気泳
動樹脂中に溶媒染料を組込む電着塗装法が記載されてい
る。この米国特許に於では水に溶解しない染料を使用す
る試みは水性塗装浴に於では成功しなかったことが記載
されている。またこの米国特許には、付着された塗料が
水に溶解可能な溶媒、水、及び溶媒染料を含む溶媒中に
浸漬される方法が記載されている。
本発明は、顔料粉砕樹脂と混合しこれにて予備処理する
ことを要する従来の顔料を含まない陰極型電着可能な水
性塗料、塗装浴、及び硬化した色彩を有する塗膜を形成
する方法を堤供することである。
[発明の開示] 新規な陰極型電着可能な樹脂塗料組成物が開示される。
水性陰極型電着塗装浴に本発明の塗料組成物を使用する
ことにより、塗料組成物又は塗装浴に従来の顔料を使用
することなく硬化した色彩を有する塗膜が形成される。
陰極型電着可能な水性樹脂組成物は酸にて塩化された陰
極型電着可能な樹脂組成物と架橋剤と疎水性染料とを含
んでいる。本発明の塗料組成物は水性陰極型電着塗装浴
中にて電着が行われた後には硬質で耐久性のある色彩を
有する塗膜に硬化可能である。従って従来の顔料を要す
ることなく電着され硬化し色彩を有する塗膜を形成する
ことができる。また塗膜は良好な光沢及び流動性を有し
、揮発性有機成分含有量が低く、顔料の沈降を生じない
本発明の他の一つの局面は、陰極型電着された色彩を有
する水性塗料組成物の少なくとも一つのの層にて塗装さ
れた物品である。塗料組成物は酸にて塩化された陰極型
電着可能な樹脂組成物と架橋剤と疎水性染料とを含んで
いる。形成される塗膜は硬質で耐久性に優れ色彩を有し
ている。また塗膜は良好な光沢性及び流動性を有し、揮
発性有機成分含有量が低く、顔料の沈降を生じないもの
である。
本発明の更に他の一つの局面は従来の顔料を含有しない
水性陰極型電着塗装浴である。この水性塗装浴は酸にて
塩化された陰極型電着可能な樹脂組成物と架橋剤と疎水
性染料とを含んでいる。塗料は導電性を有する基体上に
付着されると硬質で耐久性に優れ色彩を有する塗膜とな
′る。色彩を有する塗膜は塗料又は塗装浴中に従来の顔
料を混入することなく塗装浴より形成される。塗膜は優
れた光沢及び流動性を有し、揮発性有機成分含有二が少
なく、顔料の沈降を生じない。
本発明の更に他の一つの局面は、従来の顔料を要するこ
となく色彩を有する塗膜が形成される陰極型電着塗装法
である。本発明の方法は、酸にて塩化された陰極型電着
可能な樹脂及び架橋剤より、塗装浴に接触した陽極を内
部に有する電気絶縁された容器内に貯容された水性塗装
浴を形成することを含んでいる。陰極として作用するよ
う電気回路に接続された導電性を有する物品が塗装浴中
に浸漬され、樹脂アダクト組成物及び架橋剤よりなる十
分な量の塗料が物品の表面に付着するよう物品に十分な
電流が通電される。次いで物品が塗装浴より取出され、
塗料が硬質で耐久性に優れ色彩を有する膜に硬化される
。色彩を有する膜が樹脂組成物中に疎水性染料を含ませ
ることにより従来の着色顔料を要することなく形成され
る。形成される塗料は疎水性顔料を含有し、良好な光沢
性及び流動性を有し、揮発性有機成分含有量が低く、顔
料の沈降を生じない。
以下に本発明を実施例について詳細に説明する。
[発明を実施するための最良の形態コ 本発明の電着可能なカチオン樹脂組成物、水性陰極型電
着塗装浴、及び陰極型電着可能な塗料は従来の顔料を含
有していない。樹脂組成物、塗装浴、及び塗料は本発明
の疎水性染料を含有している。本発明の実施に於で有用
な疎水性染料は有機マトリックス中に溶解して細かい相
分離を生じない連続的な相(溶液)を形成する色彩を有
する物質として表現される染料を含んでいる。
本発明のベースコートに使用されてよい染料として、1
:2金属クロム又は1:2金属コバルト有機化合物染料
があり、それらの幾つかの例が下記の表1に示されてい
る。
表  1 (黄色) る有機分子の1=2クロム化合物。12〜14の炭素原
子を有する分枝状脂肪族アミンにて中和されている。
Yellov 89  メチル基、クロライド基、ヒド
ロキシル基、メチ(黄色)  ルスルホニル基を有する
有機分子の1=2コノ《ルト化合物。デヒドロアビエチ
ルアミンにて安定化されている。
Yellow 25  ニトロ基、ヒドロキシル基、カ
ルボキシ基を有す(黄色)  る有機分子の1:2コバ
ルト化合物。ソーダにて中和されている。
Orange 59  ニトロ基、ヒドロキシル基、カ
ルボキシ基を有す(tレyi)色) る有機分子の1:
2コバルト化合物。ソーダにて中和されている。
Orange 11  ニトロ基、ヒドロキシル基、メ
チル基を有する有(田ン色) 機分子の1;2コバルト
化合物。ソーダ及びシクロヘキシルアミンにて中和され
ている。
Red 9 (赤) スルファミド基及びヒドロキシル基を有する有機分子の
1;2コバルト化合物。イソプロビルアミンにて安定化
されている。
Black 29 (II) 二トロ基、ヒドロキシル基、アミル基を有する有機分子
の1=2クロム化合物。ソーダにて中和されている。
Violet 24  ヒドロキシル基、クロライド基
、スルホメチルア(紫)    ミド基を有する有機分
子の1二2コバルト化合物。
シクロヘキシルアミンにて安定化されている。
1:2金属クロム及び1:2金属コバルト有機化合物染
料は当技術分野に於で既に知られており、例えば米国特
許第1,325.841号に記載されている。これらの
染料は溶液中にて金属クロム又は金属コバルトと化合す
る脊機成分と金属クロム又は金属コバルトとを化合させ
ることにより形成され、化合物は中和され安定化される
。かかる有機成分の例として、フェノール誘導体、バラ
ザロン、モノアゾナフトール、モノアゾイミダジロン、
ジアゾナフトール、ジアゾイミダジロンがある。また従
来の安定化剤の例として、12〜14の炭素原子を有す
る分枝状脂肪族アミン、ソーダ、イソプロビルアミン、
シクロヘキシルアミン、デヒドロアビエチルアミンがあ
る。
本発明の実施に於で使用されてよい他の1=2金属クロ
ム及び1:2金属コバルト有機化合物染料として、So
lvent Yellow 82(C.I.L8690
)、SOIvent Red 11g(C.I.l58
75)、So!vent Black 27(C.1.
12195〜12197)があり、これらの染料は全て
2分子の有機成分当り1原子のクロムを含有するクロム
化合物である。またこれらの染料はアメリカ合衆国オハ
イオ州、シンシナチ所在のバスフ・ウィアンドット・コ
ーポレイション(BASP WyandotteCor
poration)よりZapon  (登録商標)な
る商品名にて市販されている。
本発明の実施に於で有用な1:2金属コバルト有機化合
物染料の例として1984年7月18日付にて出願され
た欧州特許出願EP113,643号及び***公開公報
第DE3230102A1号に記載された染料がある。
また本発明の実施に於で有用な1;2金属クロム有機化
合物染料の例が米国特許第4,340.536号に記載
されている。更に本発明の実施に於で有用な市販の1=
2金属コバルト及び1:2金属クロム有機化合物染料と
して、Orasol (登録商標) Yet!ow 2
RLN(Solvent Yellow 98)、Or
asol Yellow SR(SolventYel
low 25)、Orasol Orange G(S
olvent Orangel1)、叶asol Or
ange RLN(Solvent Orange 5
9)、Orasol Red 2B(Solvent 
Red 9) 、Orasol Vlolet RN(
Solvent Violet 24) 、及びOra
sol Black RL(Solvent Blac
k 29)がある。これらの染料はアメリカ合衆国ノー
スカロライナ州グリーンスボロ所在のシバ・ゲイジ( 
CIba−Gelgy)によりOrasol(登録商標
)なる商品名にて製造販売されている。
これらの染料は米国特許第4,598.020号に記載
されている。
本発明の実施に於で電着可能なカチオン樹脂組成物中の
架橋剤として使用される有機ポリイソシアネートは当技
術分野に於で使用されている典型的なポリイソシアネー
トであり、例えば米国特許第4,182.831号に記
載されている。ポリイソシアネートは封鎖剤にて封鎖さ
れることが好ましい。
有用な封鎖されたポリイソシアネートは室温の分散系中
に於で安定であり高温度に於で本発明の樹脂組成物と反
応し或いは種々の放射線に曝されると反応するポリイソ
シアネートである。
封鎖された有機ポリイソシアネートの形成に於では、任
意の好適な有機ポリイソシアネートが使用されてよい。
有機ポリイソシアネートの代表例として、トリメチレン
、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、
1.2−プロピレン、1.2−ブチレン、1.3−プチ
レンジイソシアネート、3−イソシアナトメチル−3.
5.5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネートの如
き脂肪族化合物や、m−フエニレン、p−フエニレン、
4,4′−ジフェニル、1.4−キシレンジイソシアネ
ートの如き芳香族化合物や、トリフェニルメタン−4.
4’ ,4’ −トリイソシアネーh、1,3.5−ベ
ンゼントリイソシアネート、2,4.6−トルエントリ
イソシアネートの如きトリイソシアネートや、4.4’
 −ジフェニルージメチルメタン−2.2’ .5.5
’ −テトライソシアネートの如きテトライソシアネー
トや、トルエンジイソシアネートニ量体及び三量体の如
き重合化されたポリイソシアネートや、2〜3のーN−
C−0官能基を有するポリメチレンボリイソシアネート
がある。
更に有機ポリイソシアネートはエチレングリコール及び
ブロビレングリコール等のグリコールの如きボリオール
や、グリセロール、トリメチロールプロパン、ヘキサン
トリオール、ペンタエリトリトールの如き他のボリオー
ルや、ジエチレングリコール、トリブロビレングリコー
ル等の如きモノエーテルや、ポリエーテル、即ち上述の
アルキレンオキシド凝縮液より誘導されたブレボリマー
であってよい。
これらのポリオールにて凝縮されることによりポリエー
テルを形成するアルキレンオキシドとして、エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、プチレンオキシド、スチ
レンオキシド等がある。これらは一般にヒドロキシにて
封鎖されたポリエーテルと呼ばれ、鎖状又は分技状の何
れであってもよい。特に有用なポリエーテルボリオール
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1.4−ブチレングリコール、1
.3−ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール
、及びこれらの混合物、グリセロール、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、1.2.6−ヘキサ
ントリオール、ペンタエリトリトール、ジペンタエリト
リトール、トリベンタエリトリトール、ポリペンタエリ
トリトール、ソルビトール、メチルグルコシド、スクロ
ースの如きボリオールを、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、及びそれらの混合物の如きアルキレンオキ
シドと反応させることにより誘導されたものである。
特に好ましいポリイソシアネートとして、トルエンジイ
ソシアネートとトリメチロールプロパンとの反応生成物
及びジブチルアミンにて封鎖されたヘキサメチレンジイ
ソシアネートのイソシアネートがある。
ポリイソシアネートやポリイソシアネートアダクトを封
鎖するために使用される封鎖剤は当技術分野に於で公知
の封鎖剤である。メチルアルコール、エチルアルコール
、クロロエチルアルコール、プロビルアルコール、ブチ
ルアルコール、アミルアルコール、ヘキシルアルコール
、ヘブチルアルコール、オクチルアルコール、ノニルア
ルコール、3.3.5−トリメチルヘキサノールアルコ
ール、デシルアルコール、ラウリルアルコールの如き低
級脂肪族アルコールや、フェニルカルビノール、エチレ
ングリコール、モノエチルエーテル、モノブチルエーテ
ル、モノプロビルエーテル等の如き芳香族アルキルアル
コールや、フェノール、塗装工程に悪影響を及さない置
換物質にて置換されたフェノールの如きフェノール化合
物の如く、任意の好適な脂肪族アルコール、シクロ脂肪
族アルコール、芳香族アルコール、アルキルモノアルコ
ール、フェノール化合物及び第ニアミノ化合物が本発明
の実施に於で封鎖剤として使用されてよい。
置換されたフェノールの例として、クレゾール、ニトロ
フェノール、クロロフェノール、t−プチルフェノール
がある。
特に好ましい封鎖剤はジブチルアミンである。
他の封鎖剤としてジエチルエタノールアミンの如き第三
ヒドロキシルアミンや、メチルエチルケ1・キシム、ア
セトンオキシン、シクロへキサノンオキシムの如きオキ
シム、カブ口ラクタムがある。
好ましいオキシムはメチルーn−アミルケトキシムであ
る。
封鎖されたポリイソシアネートは、反応が進行した段階
に於で自由なイソシアネート基が存在しないよう、当技
術分野に於で従来より採用されている反応条件下にて十
分な温度に於で十分な時間に亙り十分な量の封鎖剤を十
分な量の有機ポリイソシアネートと反応させることによ
り形成される。
本発明の実施に於で有用なアミノブラスト架橋剤として
、メチロール官能基を含む高度に又は部分的にメチル化
されたもの、メチル化されイミノ官能基を含むもの、メ
チロール官能基を含む高度に又は部分的にブチル化され
たもの、ブチル化されイミノ官能基を含むもの、メチル
化されたものとブチル化されたものとの混合物であって
メチロール官能基を含むもの、メチル化されたものとブ
チル化されたものとの混合物であってイミノ官能基を含
むもの、1モルのメラミンに対し1〜6モルのホルムア
ルデヒドの反応生成物が完全に又は部分的にアルコール
にてエーテル化されることにより解る他のメラミンの如
き種類のメラミンーホルムアルデヒド樹脂を含むアルキ
ル化されたメラミンーホルムアルデヒド樹脂がある。市
販の好適なメラミンーホルムアルデヒド樹脂の例として
、アメリカン●シアナミド・カンパニー( Araer
icanCyanamid Company)より販売
されているCymel(登録商標)300、Cymel
 301、Cyrael 303、CyIIel 35
0、Cyiel 323、cymes 325、Cyr
ael 327、Cyiel 370、Cymel 3
73、Cymel 380、Cymel 385、Cy
IIel Ll18、CyIlel 1130、Cym
el 1133、Cymel168、Cylel 11
5B、Cymel 1158や、モンサンド・カンパニ
ー( Monsanto Company)より販売さ
れているResimene (登録商標)891、Re
slmene 882、Resimene 881、R
esig+ene 879、Resiiene 871
3、ReslIlene  875、 ReSilen
e  872、 Resinene  747、 Re
s 1gene 748、Res1sene 745、
Reslmene 741、Resi+aene 74
0% Resimene 735、Reslmene 
73L Restiene730、Resisene 
Ha、Res1*ene 714、Reslmene 
712% Res1mene 7B4、Resimen
e 755、Reslmene 753、Reslme
ne 750がある。また本発明の実施に於で有用なア
ミノブラスト架橋剤として、適当なアルコ一ル、典型的
にはメタノール又はブタノール又はそれらの混合物にて
部分的に又は完全にエーテル化され、メチロール官能基
若しくはイミノ官能基を含むペンゾグアナミンーホルム
アルデヒド樹脂がある。この種の架橋剤の一例として、
アメリカン・シアナミド・カンパニーより販売されてい
るCyiel (登録商標) 1123がある。
また本発明の実施に於で有用なアミノプラスト架橋剤と
して、適当なアルコール、典型的にはメタノール又はブ
タノール又はそれらの混合物にて部分的に又は完全にエ
ーテル化され、メチロール官能基若しくはイミノ官能基
を含むグリコールウリーホルムアルデヒド樹脂がある。
かかる種類の市販の架橋剤の例として、アメリカン・シ
アナミド・カンパニーより販売されているCy+gel
 (登録商標) 1170、Cygel 1171、C
ymel 1172がある。
また本発明の実施に有用なアミノブラスト架橋剤として
、適当なアルコール、典型的にはメタノール又はブタノ
ールにて部分的に又は完全にエーテル化され、メチロー
ル官能基若しくはイミノ官能基を含む尿素−ホルムアル
デヒド樹脂がある。
かかる種類の市販の架橋剤の例として、アメリカン會シ
アナミド・カンパニーより販売されているBeetle
 (登録商標)55、Beetle 80、Beetl
e lli5、Beetle 80や、及びモンサンド
・カンパニーより販売されているResimene (
登録商標)960、Res 1sene  975、 
Res1mene  970、 Res1mene  
955、 Resliene 93B、Reslt*e
ne 920、Reslsene 918、Reslm
ene915、ReslIIene 907、Resi
a+ene 901、Resinene 980がある
また本発明の実施に於で有用なアミノプラスト架橋剤と
して、カルボキシルにて修正されたアミノブラスト樹脂
がある。かかる架橋剤として、カルボキシル官能基及び
アルコキシメチル官能基、典型的にはメトキシメチル、
エトキシメチル、ブトキシメチル又はそれらの混合物を
含み、メチロール官能基若しくはイミノ官能基を含むメ
ラミンーホルムアルデヒド、ペンゾグアナミンーホルム
アルデヒド、グリコールウリーホルムアルデヒド、尿素
−ホルムアルデヒド型の架橋剤がある。かかる種類の市
販の架橋剤の例として、アメリカン・シアナミド・カン
パニーより販売されているC)j層el (登録商標)
1141及びCyiel 1125がある。
随意に連鎖延長されるエポキシ樹脂より形成される本発
明の陰極型電着可能な塗料組成物によれば、水と混和可
能な又は水に溶解可能なボリオールと反応することによ
りエボキシ分子の分子量が増大する。エボキシ樹脂はア
ミンと反応せしめられてエボキシーアミン樹脂アダクト
を形成し、これにより陰極型電着可能な塗料組成物が形
成される。
本発明の実施に於で有用なエボキシド(エボキシ樹脂)
は、当技術分野に於で一般的に使用されているポリエボ
キシドであり、1分子当り少なくとも一つのエボキシ基
を含む樹脂状物質を含んでいる。
特に有用な種類のポリエボキシドは多価フェノールのグ
リシジルボリエーテルである。
かかるポリエボキシド樹脂はエピハロヒドリン及び二価
フェノールより誘導され、約400〜4000のエボキ
シド当量を有している。エビハロヒドリンの例としてエ
ビクロロヒドリン、エビブロモヒドリン、エビイオドヒ
ドリンがあり、特にエビクロロヒドリンが好ましい。ま
た二価のフェノールとして、レソルシノール、ヒドロキ
ノン、p.p’ −ジヒドロキシジフエニループロパン
(一般にビスフェノールAと呼ばれる)、p,p一ジヒ
ドロキシベンゾフエノン、p,p’ −ジヒドロキシー
ジフェニルエタン、ビス−(2−ヒドロキシナフチ)メ
タン、1.5−ジヒドロキシジフエニル等があり、特に
ビスフェノールAが好ましい。これらのポリエポキシド
樹脂は当技術分野に於でよく知られており、エピハロヒ
ドリン及び二価のフェノールを種々の比率にて反応させ
ることにより、或いは二価のフェノールを低分子量のポ
リエボキシド樹脂と反応させることにより所望の分子量
にて形成される。特に好ましいポリエボキシド樹脂は約
450〜2000、より一層典型的には約800〜16
00、好ましくは約800〜1500のエボキシド当量
を有するビスフェノールAのグリシジルポリエーテルで
ある。
本発明の実施の際に使用されるポリエポキシドは比較的
高い、即ち典型的には約1600〜3200、好ましく
は約1600〜2800の分子量を有する。
他の非常に有用な種類のポリエボキシドはノボラック樹
脂又はこれと同様のポリフェノール樹脂より同様に製造
される。
またエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、
1,4−ブロビレングリコール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,2.6−ヘキサントリオール、グリセロール
、ビス(4−ヒドロキシシク口ヘキシル)2.2−ブロ
バン等の如き多価アルコールより誘導される多価アルコ
ールの同様のポリグリシジルエーテルを含むポリエボキ
シドも好ましい。またエビクロロヒドリン又は同様のエ
ポキシ化合物を脂肪族又は芳香族ポリ力ルボキシル酸、
二量化されたリノレン酸等と反応させることにより製造
されるポリ力ルボキシル酸のボリグリシジルエステルも
使用されてよい。これらの例としてアジピン酸グリシジ
ルやフタル酸グリシジルがある。またオレフィン的に未
飽和の脂環式化合物のエポキシ化により誘導されるポリ
エボキシドも有用である。かかるポリエボキシドには一
部に一つ又はそれ以上のモノエボキシドを含むジエボキ
シドが含まれる。これらのポリエボキシドは非フェノー
ルであり、脂環式オレフィンのエボキシ化により得られ
る。例えば酸素及び選定された方法の触媒、過安息香酸
、アセトアルデヒドモノパーアセテート、又は過酢酸に
よる。脂環式エボキシエーテルはかかるポリエボキシド
のうちの一つであり、他のエボキシ含有化合物及び樹脂
として、米国特許第3,  365,471号に記載さ
れた窒素を含むジエボキシド、1.1−メチレンビスー
(5一置換されたヒダントイン)より誘導されるエボキ
シ樹脂(米国特許第3,391、097号)、ビスーイ
ミド含有ジエボキシド(米国特許第3,450,711
号)、エボキシレート化されたアミノメチルージフエニ
ルオキシド(米国特許第3,312,664号)、複素
環式N,Nゝ−ジグリシジル化合物(米国特許第3,5
03,979号)、ホスホン酸アミノエボキシ(英国特
許第1,172,916号)、1,3.5−トリグリシ
ジルイソシアヌレート、及び当技術分野に於で知られて
いる他のエボキシ含有物質がある。
陰極型電着に於で有用な任意の電着可能なカチオンアミ
ンーエボキシ樹脂アダクト及びこれと等価なアダクトが
本発明の実施に使用されてよい。
更に修正されたエポキシ樹脂が使用されてもよい。
特に本発明の実施に於で使用される修正されたエポキシ
樹詣は、水と混和可能であり或いは水に溶解可能なポリ
オールにて連鎖延長され過剰のアミンと反応され最終的
に脂肪酸又は脂肪族モノエボキシドにて反応された前述
のエボキシ樹脂組成物のうちの一つであってよい。これ
らのエボキシアミン樹脂アダクト組成物が使用されるこ
とが好ましい。但し上述の如く、米国特許第3.947
,339号に記載されている如きジケチミン法を含む任
意の方法により製造されたエポキシーアミン樹脂アダク
トが本発明の実施に使用されてよい。
本発明の実施に際し使用される陰極型電着可能な樹脂組
成物に有用なアミン官能基を有するアクリル共重合体と
して、ジメチルアミノーエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、スチレン、プチルアクリ
レートの如き共重合体がある。
陰極型電着可能なアミン官能基を有するアクリル組成物
が米国特許第3,883,483号に記載されている。
付着した塗料が焼成によって完全に硬化され、イソシア
ネートの架橋剤が使用される場合には自由なイソシアネ
ート基が実質的に残存しないよう、本発明の電着可能な
塗料組成物には十分な量の架橋剤が組込まれる。
ポリイソシアネート架橋剤が使用される場合には、エボ
キシーアミン樹脂アダクト組成物及び架橋剤の総重量を
基準に典型的には約10〜60vt%、より一層典型的
には約20〜50vt%、好ましくは約25〜35wt
%の封鎖されたポリイソシアネートが組込まれる。
またアミノブラスト架橋剤が使用される場合には、主要
な樹脂及び架橋剤の重量を基準に典型的には約10〜6
0vt%、より一層典型的には約20〜40wt%のア
ミノプラスト架橋剤が塗料組成物に組込まれる。
本発明の架橋剤は、樹脂組成物を貯容する容器に架橋剤
を添加し、容器内の物質を十分な時間、例えば約30分
間混合撹拌することにより電着可能な樹脂組成物と混合
される。
電若可能な樹脂組成物をエマルション中に溶解し分散す
るためには、樹脂組成物を水に溶解可能な酸にて塩化す
る必要がある。使用し得る酸としてギ酸、酢酸、リン酸
、乳酸、塩化水素酸の如き当技術分野に於で周知の酸が
ある。樹詣を水に溶解し分散するために十分な量の酸が
前記アミンーエポキシ樹脂アダクト組成物と混合される
。塩化を行う一つの方法は、樹脂組成物、酸、コソルベ
ント( cosolvent)、水、及び当技術分野に
於て従来より使用されている界面活性剤を容器に装入し
、その装入物を低速ミキサにて混合撹拌することである
固体樹脂1g当り典型的には約0,1〜0.8規定、よ
り一層典型的には約0.2〜0.7規定、好ましくは約
0.2〜0.5規定の酸が使用される。更に反応物質の
量及び反応パラメータは成分の性質、プロセス装置等に
応じて異なることが理解されよう。
本発明の陰極型電着可能な塗料組成物は電着プロセスに
於で水性分散液として使用される。水性塗装浴中の樹脂
組成物が物品上に十分な厚さの塗膜を形成し、焼成され
ると平滑な面及び耐久性の如き所望の特性を有するよう
、特定の用途のパラメータに応じてて十分な量の樹脂組
成物が使用される。
水性塗装浴中の陰極型電着可能な主要な樹脂塗料組成物
の濃度は典型的には約5〜50.Owt%、より一層典
型的には約10.0 〜25.Ovt%、好ましくは約
15.Ovt%であるが、この値は塗装プロセス及び使
用される塗料によって異なる。
陰極型電着可能な樹脂塗料組成物は典型的には約20〜
36wt%の固体濃度を有する塩化された水性分散液と
して製造業者より使用者へ輸送されるが、濃度は任意の
値であってよい。
本発明の陰極型電着可能な塗装浴は典型的には種々の濃
度の可溶化された(即ち塩化された)陰極型電着可能な
樹脂組成物を水と混合することにより形成されるが、塩
化されていない樹脂組成物が可溶化の酸を含有する浴に
使用されてもよい。
電着塗装浴は当技術分野に於で公知の電着プロセスに一
般に使用されているコソルベント、酸化防止剤、触媒、
界面活性剤、防食剤等の如き他の成分を含んでいてよい
光沢、反射性、色相、彩度、及び他の所望の特性の如き
所望の外観特性が得られるよう、陰極型電着可能な樹脂
組成物には本発明の十分な量の疎水性染料が含まれてい
る。典型的には使用される染料の量は塗装浴中の全固体
成分に対する重量バーセントとして表現される。本発明
の電着可能な樹脂組成物に於では、塗装浴中の全固体成
分に対する染料の重量バーセントは典型的には約0.5
〜5.Owt%、より一層典型的には約1.0〜4.O
wt%、好ましくは約1.0〜1.5vt%である。
従来の陰極型電着プロセスに於では、顔料が電着塗装浴
にペーストの形態で、即ち顔料、陰極型電着可能な粉砕
樹脂組成物、及び界面活性剤を含む組成物中に予め分散
された状態で添加される。
しかし本発明の疎水性染料を使用することにより、着色
用の顔料ペーストを使用する必要がない。
染料は酸にて塩化して可溶化する工程に先立って、即ち
樹脂組成物を水に可溶化する工程に先立って従来の混合
装置を使用して本発明の樹脂組成物中に直接混入される
。十分な量の染料が樹脂組成物に組込まれた後、樹脂組
成物が酸にて塩化される。
本発明の塗料及び塗装法に於では疎水性染料を使用する
ことにより着色顔料の必要性が排除されており、これに
より幾つかの利点が得られる。Eコート塗料及び塗装プ
ロセスより顔料を排除することにより、顔料の沈降の問
題が排除されるので塗装プロセスの効率が改善される。
また従来の顔料を含有する陰極型電着塗装浴に於では行
われなければならない面倒で複雑なバインダに対する顔
料の比(P/B比)の監視及び検査が本発明の顔料を含
まない電着塗料に於では必要でない。更に疎水性顔料を
使用することにより揮発性有機成分含有量の少ない水性
塗装浴が得られる。揮発性有機成分含有量が低いことは
従来の顔料ペーストを塗装浴に使用しないことによる。
顔料は粉砕樹脂、溶媒、及び乾燥状態の顔料よりなる顔
料ペーストの形態にて水性塗装浴中に組込まれなければ
ならない。従って塗装浴より従来の顔料ペーストを排除
することにより、プチルセロソルブ、ヘキシルセロソル
ブ、ポリブロビレート化されたフェノールオキシド、エ
チルセロソルブ、メチルセロソルブ、メチルイソブチル
ケトン等の如く粉砕樹脂中に一般に含まれている有機溶
媒を省略することができる。本発明の塗料の他の一つの
利点は顔料を含有する従来のmW塗料に於で使用されて
いる二成分系ではなく、一成分系の塗料が得られるとい
うことである。二成分系の塗料は主要なエマルション及
び顔料ペーストよりなっている。
従来のEコート塗装浴より顔料ペーストを排除すること
により塗装浴の有機成分含有量を大きく低減することが
できる。陰極型電着塗装浴より有機成分含有量を低減し
有機成分を排除することは国及び地方公共団体の環境汚
染に関する種々の法律により要求されている。
電着塗装浴は本発明の実施に於で使用される樹脂ビヒク
ル用の水に溶解可能な或いは部分的に水に溶解可能な有
機溶媒であるカップリング溶媒を含んでいてよい。本発
明の実施に於で使用されるカップリング溶媒、即ちコソ
ルベントは当技術分野に於で一般に使用され知られてい
るものである。
本発明の塗料、塗装浴、及び塗装法によればコソルベン
トの必要性が大きく低下され、これにより塗装浴中の揮
発性有機成分含有量が低減される。
顔料が存在すると塗料の流動性が低下される。流動性を
改善するためにはコソルベントが添加物質として使用さ
れる。本発明の顔料を含有しない塗料組成物によれば流
動性が改善され、従ってコソルベントに対する必要性が
低減若しくは排除される。コソルベントが排除されるこ
とにより塗装浴中の揮発性有機成分含有量が更に低減さ
れる。
硬化した塗料の平滑性は付着された塗料組成物の流動性
の関数である。流動性は電着された塗料組成物が硬化工
程中に液化し、架橋の開始前に塗装された物品の表面上
に滑らかな凝集した膜を形成する傾向として定義される
電着プロセスは典型的には直流電源の如き電源に接続さ
れた導電性の陽極を収容する電気絶縁されたタンク内に
於で行われる。タンクの大きさは塗装されるべき物品の
大きさ次第である。典型的にはタンクはエボキシ樹脂に
て含浸されたガラス繊維又はボリブロビレンの如き電気
絶縁性被覆にてライニングされたステンレス鋼又は軟鋼
にて形成される。本発明の陰極型電着可能な樹詣塗料組
成物は典型的には自動車やトラックの車体及び車体部品
の如き導電性を有する物品を塗装するために使用される
。かかる目的で使用される電着塗装浴のタンクの典型的
な大きさは約100〜200ガロン(378〜75M)
乃至約120,000ガロン(454.2507)であ
る。しかし締結装置よりオフロードの建設機械や構造用
部材に至るまで任意の大きさの物品がかかる組成物にて
塗装されてよい。
塗装プロセスを開始するためには、典型的には物品がそ
れが陰極として作用するよう塗装浴中に浸漬する前に或
いは浸漬した後に直流電気回路に接続される。物品が塗
装浴中に浸漬されると、物品に電流が通電され、これに
より分散された陰極型@着可能な塗料組成物が物品の表
面に付着される。分散された樹脂組成物は正の電荷が与
えられており、従って物品の負の陰極面に付着される。
物品が水性陰極型電着塗装浴中に浸漬されている間に物
品上に付着される塗料の厚さは、陰極型電着可能な樹脂
組成物、物品に通電される電流の電圧、電流密度、塗装
浴のpH、導電性、物品が塗装浴中に浸漬されている時
間の如き当技術分野に於で公知の塗装パラメータの関数
である。十分な厚さの塗膜が形成されるよう、十分な電
圧が十分な時間に亙り物品に通電される。
典型的には物品に通電される電圧は約50〜500ボル
ト、より一層典型的には約200〜350ボルト、好ま
しくは約225〜300ボルトである。電流密度は典型
的には約0.5〜30A/f’t2 (5.4〜323
A/+c”)、より一層典型的ニハ約I A/ f’t
2( 1 1 A/ m2) テある。物品は典型的に
は十分な厚さを有し十分な可撓性を有し十分な耐食性を
有する塗膜を形成するに十分な時間に亙り塗装浴中に維
持される。物品を塗装浴中に維持する時間は典型的には
約1〜2秒乃至約5分、より一層典型的には約1〜2.
5分、好ましくは約2分である。
塗装浴のpHは通電される電圧下に於でも破断しない塗
膜を形成するに十分な値である。即ち樹脂が分散された
状態よりキックアウトすることがないよう塗装浴の安定
性を維持するに十分であり且塗装浴の導電性を制御する
に十分なpHである。
典型的にはpHは約4〜7、より一層典型的には約5〜
6.8、好ましくは約5.5〜6.5である。
塗装浴の導電性は十分な厚さの塗膜を形成するに十分な
値である。典型的には導電性は約800〜3000μΩ
、より一層典型的には約800〜2200μΩ、好まし
くは約900〜1800μΩである。
好ましい塗膜厚さは耐食性を与えしかも十分な可撓性を
確保するに十分な値である。典型的には本発明に従って
塗装された物品の塗膜厚さは約0.4 〜1. 8 m
11 (0. 001〜0. 005cm)であるが、
塗膜の厚さは必要に応じてこれよりも厚くても薄くても
よい。
所要の厚さの塗料が付着されると、物品が電着塗装浴よ
り取出され、硬化処理に付される。典型的には電着され
た塗料は、封鎖剤が使用される場合には封鎖された架橋
剤の封鎖を解除するに十分であり且iii着可能な樹脂
組成物の架橋を可能にするに十分な時間に亙り十分な温
度にて従来の対流炉内に於で硬化される。典型的には塗
装された物品は約300〜600下(149〜315℃
)、より一層典型的には約250〜390下(121〜
199℃)、好ましくは約300〜375下(149〜
191℃)の温度にて焼成される。塗装された物品は約
10〜40分、より一層典型的には約10〜35分、好
ましくは約15〜30分間焼成される。
塗装及び焼成に関する全てのパラメータは使用される特
定の塗料組成物、塗装装置、塗装性能の要件等の如き因
子によって異なることが理解されよう。
また本発明の塗装された物品は輻射、蒸気硬化、熱伝達
流体との接触、又はこれらと等価な種々の方法により硬
化されてよい。
本発明に於で塗装される物品は典型的には使用されてよ
い上述の金属と同様の導電性を有する基体を含んでいる
。未塗装の物品はその全ての表面が電着塗装浴により濡
れる限り任意の形状を有していてよい。未塗装の物品の
特徴として、物品の表面の塗装浴に対する濡れ易さ及び
陽極よりのシールディングの度合がある。シールディン
グは陰極と陽極との間に形成される電場に干渉し、これ
によりかくしてシールドされた領域に於で塗料組成物が
付着されることを阻止する度合として定義される。塗装
浴が物品の離れた領域を塗装する能力の指標は均一電着
性である。均一電着性は陽極及び陰極の電気的形態及び
電着塗装浴の導電性の関数である。
本発明の塗装された物品の塗膜は優れた平滑性、光沢、
可撓性、耐久性、及び耐食性を有する。平滑性及び光沢
は電着された樹脂の流動性に関連している。また耐久性
、可撓性、及び耐食性は電着された樹脂組成物の化学的
性質及び樹脂組成物の平滑性に関連している。本発明の
塗料組成物は自動車用のブライマーオーバコートを容易
に受入れることができる。本発明の塗料は顔料を要する
ことなく優れた色彩、色合い及び隠蔽力を有する。
このことは顔料の代りに疎水性染料を使用することによ
る。また本発明の塗料は光沢及びイメージの鮮明性の点
で非常に優れている。
本発明の塗料組成物により塗装される物品は典型的には
リン酸塩処理浴の如き処理浴中の不純物や汚染物質を除
去すべく予備処理された自動車の車体である。しかし本
発明の塗料組成物は物品の表面の予備処理が行われたか
否かに拘らず導電性を有する基体を含む実質的に任意の
物品を塗装するために使用されてよい。かかる物品の例
として、種々の機器、トラックの車体、車輌部品、構造
用部材等がある。
以下の例は本発明の原理及び実施例を説明するためのも
のであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
また以下の例に於ける部及びパーセンテージは重量部及
び重量パーセンテージである。
本発明に於で有用な典型的な重合体材料の代表例例  
1 凝縮器と撹拌器と温度計と滴下ロートとを備えたりアク
タ内に290.0部のエチルセロソルブと106.0部
のプチルセロソルブとが装入される。次いでこの混合物
が120〜1. 3 0℃に加熱され、この温度に維持
される。次いでこの混合物に580.0のプチルアクリ
レート、350.0部のスチレン、140.0部のΣ,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、58.0部
の2一ヒドロキシエチルメタクリレート、17.0部の
α α−アゾビスイソブチロニトリルの混合物が3時間
かけて添加される。次いで2.0部のtブチルパーオキ
シイソブ口ピルカーボネート及び1.5部のエチルセロ
ソルブの混合物が添加される。反応は120℃にて1時
間維持され、しかる後前記成分の第二の添加が行われ、
同様に反応が1時間継続され、しかる後前記成分の第三
の最終の添加が行われ、反応が2時間継続される。
例  2 727.6部のEpon (登録商標)829と、26
8.1部のPCP−0200と、36.1部のキシレン
とが反応容器に装入され、窒素スバージにて210℃に
加熱される。反応は還流温度にて約30分間維持され、
これにより水が除去される。次いで反応混合物が150
℃に冷却され、197.8部のビスフェノールA及び1
.6部のベンジルジメチルアミン触媒が添加され、次い
で反応混合物は150〜190℃に加熱され、この温度
に約1.5時間維持され、しかる後130℃に冷却され
る。次いで2.2部のベンジルジメチルアミン触媒が添
加され、Pの低いガードナー−ホルト粘性(2−エトキ
シエタノール中に50%の固体樹脂溶液)が得られるま
で反応混合物が130℃に2.5時間維持される。次い
でジエチレントリアミン及びメチルイソブチルケトンよ
り誘導された73.1部のジケチミン誘導体(メチルイ
ソブチルケトン中に73%の固体)及び39.1部のN
−メチルエタノールアミンが添加され、反応混合物の温
度が110℃に変化され、この温度に1時間維持される
。次いでこの混合物に76.5部の2−ヘキソキシエタ
ノールが添加される。
例  3 きれいな乾燥状態のりアクタに115部のキシレンが添
加される。この混合液体が純粋の窒素にてブランケット
され、42℃に加熱される。次いでバッチの温度が60
℃以下に低下することがないような速度にて一般的には
2時間かけて568,1部のEpon (登録商標)I
OOIF (EEW閤520〜540)が添加される。
加熱が100℃まで継続される。この時点に於で75,
9部のドデシルフェノールが添加され、118℃に加熱
される。次いでキシレンの蒸発による真空乾燥がこの温
度にて開始され、125℃まで加熱しつつ継続される。
圧力は完全な真空状態に於て65〜69ca+Hg (
88〜92kP)でなければならない。また乾燥工程は
1.0〜1.5時間行われなければならない。真空状態
の破壊は純粋の窒素のみにて行われる。次いでバッチが
冷却され(この時点に於ける標本は94.3〜95.3
%の非揮発成分を含有していなければならない)、11
5℃に於で1.1部のベンジルジメチルアミンが添加さ
れる。最高発熱線温度は129〜132℃に到達しなけ
ればならない。温度は128〜132℃に維持され、重
合化の後にEEW(エポキシ当量)滴定が行われる。3
0分毎に反応がサンプリングされ、反応は1090〜1
110EEWの時点に於で停止される。典型的な反応時
間は3時間である。この時間を越える長さが30分以上
である場合には触媒の量が調整されなければならない。
EEWが目標値になると、12.1部のプチルセロソル
ブ及び74.7部のキシレンが添加され、しかる後42
.6部のDEOA (ジエタノールアミン)が添加され
る。この反応の温度は132℃を越えてはならない。こ
の時点に於でジャケット又はコイルにて冷却することが
必要である。DEOAが添加された直後に真空吸引が開
始され、圧力が1 81nch (4 5. 7cm)
 H gに低減され、その圧力が5分間維持される。圧
力は26〜27(66.0 〜68.6cm)Hgにな
るまで2 inch(5.1cm)Hgずつ短時間維持
しつつ更に低減される。次いでバッチは1時間かけて9
0℃に冷却され、しかる後DEOAが添加される。この
ことを達成するためには、DEOAの添加後の20〜2
5分間以内に良好な還流速度が得られなければならない
。全ての溶媒がリアクタへ戻される。
1時間の真空冷却(温度−90℃)後に、40,6部の
エチレングリコールモノヘキシルエーテル及び107.
7部のイソブタノールが真空状態を破壊することなく添
加される。バッチは完全な真空状態下にて35分間57
〜61℃に冷却され、これにより所定のタイムテーブル
中に目標温度にされる。35分間の冷却時間の後、でき
るだけ早<13.3部のジメチルアミノプロピルアミン
(DMAPA)が添加される。バッチは発熱後2時間5
4〜60℃に維持される。次いてバッチは1時間かけて
90℃に加熱され、この温度が1時間維持される。次い
でバッチは80℃に冷却される。
例  4 適当なりアクタに1881.7部のトリエチレンテトラ
ミンが装入される。加熱及び撹拌が行われ、104℃に
於でエチレングリコールモノエチルエーテル中に59.
4%の固体を含む濃度にて1944.8部のエポキシド
樹脂溶液(エボキシド樹脂は895のエボキシド当量を
有するビスフェノールAである)がゆっくりと添加され
る。65分の時間中にエボキシド樹脂の添加が完了し、
温度は99℃に低下する。温度が45分間かけて121
℃にゆっくりと上昇され、121〜127℃に1時間維
持され、これによりアダクト形成反応が完了する。過剰
の未反応のアミン及び溶媒は真空雰囲気(25mamH
gの圧力)の状態にてアダクト溶液を232℃に加熱す
ることにより除去される。蒸溜が完了した後、真空状態
が解除され、温度が182℃に低下される。次いで70
0部のエチレングリコールモノメチルエーテルが添加さ
れ、これにより温度が約118℃に低下される。
溶液が均一な状態になると、主としてn−オクチル基及
びn−デシル基を含む458.3部の混合された脂肪族
アルコールのグリシジルエーテル(229のエボキシド
当量を有する)が107〜116℃の温度に於で添加さ
れる。溶液が116℃に1時間維持された後加熱が停止
される。得られる製品は71.3%の固体含有量を有し
、Z6〜Z7のガードナー−ホルト粘性を有する。
例  5 以下の手続に従って封鎖されたイソシアネート(ポリウ
レタン架橋剤、逆次数)が形成される。
窒素雰囲気中にて撹拌しつつ、291部の2,4一及び
2.6−トルエンジイソシアネートの80=20の均一
な混合物、0.08部のジブチルスズジラウレート、1
80部のメチルイソブチルケトンが適当なりアクタに装
入され、温度が38℃以下に維持される。この混合物は
更に30分間38℃に維持され、しかる後75部のトリ
メチロールブロバンが添加される。反応が約10時間進
行した後、175部のエチレングリコールモノブロビル
エーテルが添加され、実質的に全てのイソシアネート基
が反応せしめられるまで混合物の反応が121℃に1.
5時間維持される。インシアネート基の消失は赤外線分
光により解る。
***公開公報第2,701,002号の例1に従って上
述の添加順序を変更することにより、通常の次数の封鎖
されたイソシアネートを形成することができる。
例  6 以下の手続に従って封鎖されたイソシアネート架橋剤(
ポリ尿素)が形成される。乾燥状態のりアクタに483
部のトリイソシアヌレート化されたヘキサメチレンジイ
ソシアネート及び193部の2−ヘキサノンが装入され
る。温度が80℃を越えないよう、ジブチルアミン(3
07部)が窒素雰四気中にて撹拌しつつゆっくりと添加
される。
全てのアミンが反応した後、14部のn−ブタノール及
び0.2部のジブチルスズジラウレートが添加される。
主要な樹脂溶液中に疎水性染料を組込む例例  7  
〜  12 この一般的な手続は特定の成分を含有する表2に示され
た各例に適用される。表2に示された全ての値は非揮発
成分の重量を示している。
適当な混合容器に架橋剤及び染料が装入され、ゆっくり
と撹拌される。この混合物は約30分間又は均一な状態
になるまで撹拌される。次いで可塑剤及び有機溶媒が混
合物に添加され、撹拌される。次いで21〜49℃の主
要な樹脂が混合物のバッチにそれを連続的に混合する状
態で添加される。30分間連続的な混合が行われた後、
水に溶解可能な有機鉛化合物又は液体スズ触媒が添加さ
れる。混合はとぎれることな<30分間継続され、しか
る後残りの全ての添加物質、流動性調整剤、溶媒、発泡
防止剤、界面活性剤が必要に応じて添加される。
例  1 3  〜  19 この一般的な手続は特定の成分を含有する表3に示され
た各例に適用される。表3の全ての値は成分の重量部を
示している。
まず架橋剤、可塑剤、疎水性染料、触媒、及び他の使用
可能な成分を含有する主要な樹脂溶液が上述の例(7〜
12)の場合と同様混合される。
次いで主要な樹脂溶液に可溶化用の酸が添加され、しか
る後かくして可溶化.された主要な樹脂溶液が脱イオン
水又は脱イオン水及び界面活性剤の混合物と混合される
疎水性染料を含有する陰極型電着塗料の例例  2 0
  〜  26 例20〜26の塗料が表4に示された組成に従って形成
される。
本発明のEコート塗料組成物及び塗装浴は従来の顔料を
含んでいないが、好ましい色彩及び外観を有する。疎水
性染料を使用することにより顔料を必要とすることなく
色彩を有する陰極型電着用の塗料が形成される。従来の
顔料を使用しないことにより、顔料の沈降や処理装置の
汚れが発生せず、塗装浴の揮発成分含有量が低減される
。更に面倒な塗装浴のP/B比の検出が不要になる。塗
装浴より粉砕樹脂を排除することができ、顔料ペースト
を形成するために必要な高コストでエネルギを消費する
粉砕工程が不要になる。また本発明の塗料は非常に優れ
た光沢及び流動性を呈する。
鉛(l1) 2−エチルヘキ号ノエート 流動性調整剤 表 例7 (74%) 例8 (74%) 例9 (74%) 例10 (74%) 例11 (74%) 例12 (74%) 酢酸 (氷酢1) 乳酸 (85%) 脱イオン水 289.7 2.53 298.0 269.7 2.53 298.0 289.7 2.53 298.0 289.7 4.46 289.7 3.31 297.2 289.7 3.19 291.3 289.7 2.53 例13 例14 例15 例16 例17 例18 例19 脱イオン水 571.4 428.6 571.4 571.4 571.4 428.6 42B.8 428.8 571.4 428.6 571.4 428.6 571.4 428.8 l000 エ000 ■000 以上に於では本発明を特定の実施例及び例について詳細
に説明したが、本発明はこれらの実施例や例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物にして、 酸にて塩化された電着可能な樹脂組成物と、架橋剤と、 疎水性染料と、 を含み、前記塗料組成物は水性陰極型電着塗装浴中にて
    電着が行われると、高い光沢及び優れた流動性を有し硬
    質で耐久性に優れた色彩を有する膜に硬化可能である陰
    極型電着可能な水性樹脂塗料組成物。
  2. (2)陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物の少くとも
    一つの層にて塗装された物品にして、酸にて塩化された
    電着可能な樹脂組成物と、架橋剤と、 疎水性染料と、 を含み、形成された塗膜は硬質で耐久性に優れ色彩を有
    し高い光沢及び優れた流動性を呈する塗装された物品。
  3. (3)水性陰極型電着塗装浴にして、 酸にて塩化された電着可能な樹脂組成物と、架橋剤と、 疎水性染料と、 を含み、高い光沢及び優れた流動性を有し色彩を有する
    塗膜を形成する水性陰極型電着塗装浴。
  4. (4)陰極型電着法にして、酸にて塩化されたカチオン
    樹脂組成物と架橋剤とを含む陰極型電着可能な樹脂組成
    物より、塗装浴と接触した陽極を収容する電気絶縁され
    た容器内に貯容された水性塗装浴を形成し、導電性を有
    する物品をそれが陰極として作用するよう電気回路に接
    続し、前記物品を前記塗装浴中に浸漬し、十分な塗料、
    即ち前記樹脂組成物及び前記架橋剤が前記物品の表面に
    付着されるよう前記物品に十分な電流を通電し、前記物
    品を前記塗装浴より取出し、しかる後前記塗料を高質で
    耐久性に優れた膜に硬化させることを含む陰極型電着法
    にして、前記樹脂組成物中に疎水性染料を含ませ、これ
    により優れた光沢及び流動性を有する硬化した塗膜を形
    成することにより色彩を有する硬化した電着塗膜を形成
    することを特徴とする陰極型電着法。
JP2021933A 1989-01-31 1990-01-31 陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物、陰極型電着塗装浴、及び陰極型電着塗装法 Expired - Lifetime JP2920303B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US30467489A 1989-01-31 1989-01-31
US304,674 1989-01-31
AU52193/90A AU634760B2 (en) 1989-01-31 1990-03-23 Cathodic electrodepositable coatings containing hydrophobic dyes
EP90105734A EP0448747A1 (en) 1989-01-31 1990-03-26 Cathodic electrodepositable coatings containing hydrophobic dyes
JP2080539A JPH03281673A (ja) 1989-01-31 1990-03-28 疎水性染料を含有する陰極電着性被覆物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02240169A true JPH02240169A (ja) 1990-09-25
JP2920303B2 JP2920303B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=27423416

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021933A Expired - Lifetime JP2920303B2 (ja) 1989-01-31 1990-01-31 陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物、陰極型電着塗装浴、及び陰極型電着塗装法
JP2080539A Pending JPH03281673A (ja) 1989-01-31 1990-03-28 疎水性染料を含有する陰極電着性被覆物

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2080539A Pending JPH03281673A (ja) 1989-01-31 1990-03-28 疎水性染料を含有する陰極電着性被覆物

Country Status (7)

Country Link
EP (2) EP0380790B1 (ja)
JP (2) JP2920303B2 (ja)
AT (1) ATE110096T1 (ja)
AU (1) AU634760B2 (ja)
CA (1) CA2008989C (ja)
DE (1) DE68917583T2 (ja)
ES (1) ES2063104T3 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE110096T1 (de) * 1989-01-31 1994-09-15 Basf Corp Hydrofobe farbstoffe enthaltende, kathodisch abscheidbare elektrotauchlackierungen.
US5919599A (en) * 1997-09-30 1999-07-06 Brewer Science, Inc. Thermosetting anti-reflective coatings at deep ultraviolet
DE19952116B4 (de) * 1999-10-29 2006-09-28 Audi Ag Verwendung eines Metall-Druckgussstückes, hergestellt durch Vakuumgießen
CN102850892A (zh) * 2012-09-06 2013-01-02 湖北天鹅涂料股份有限公司 耐候型阴极电泳涂料组合物
CN115746612B (zh) * 2022-10-31 2023-08-04 浩力森化学科技(江苏)有限公司 高装饰性低温彩色电泳涂料

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6070200A (ja) * 1983-09-27 1985-04-20 Shimizu Shoji Kk 着色電着塗膜の形成方法
JPS60184577A (ja) * 1984-03-02 1985-09-20 Seiko Instr & Electronics Ltd 導電性高分子樹脂電着組成物
GB8411890D0 (en) * 1984-05-10 1984-06-13 Albright & Wilson Dyeing processes
ZA891937B (en) * 1988-04-04 1990-11-28 Ppg Industries Inc Pigment grinding vehicles containing quaternary ammonium and ternary sulfonium groups
ATE110096T1 (de) * 1989-01-31 1994-09-15 Basf Corp Hydrofobe farbstoffe enthaltende, kathodisch abscheidbare elektrotauchlackierungen.

Also Published As

Publication number Publication date
CA2008989A1 (en) 1990-07-31
JP2920303B2 (ja) 1999-07-19
EP0380790A3 (en) 1991-02-06
DE68917583T2 (de) 1995-04-13
ATE110096T1 (de) 1994-09-15
EP0380790B1 (en) 1994-08-17
JPH03281673A (ja) 1991-12-12
AU5219390A (en) 1991-10-24
EP0448747A1 (en) 1991-10-02
ES2063104T3 (es) 1995-01-01
CA2008989C (en) 2001-03-27
AU634760B2 (en) 1993-03-04
DE68917583D1 (de) 1994-09-22
EP0380790A2 (en) 1990-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3959106A (en) Method of electrodepositing quaternary sulfonium group-containing resins
US4432850A (en) Ungelled polyepoxide-polyoxyalkylenepolyamine resins, aqueous dispersions thereof, and their use in cationic electrodeposition
US4420574A (en) Ungelled polyepoxide-polyoxyalkylenepolyamine resins, aqueous dispersions thereof, and their use in cationic electrodeposition
US4423166A (en) Ungelled polyepoxide-polyoxyalkylenepolyamine resins, aqueous dispersions thereof, and their use in cationic electrodeposition
JPS5825326A (ja) 非ゲル化樹脂の製法
JPH06192618A (ja) マルチコート基材の調製方法
CA1273734A (en) Amine capped aliphatic polyepoxide grind resin for use in cathodic electrocoat processes
JP2002531677A (ja) カソード電気コーティング組成物用のビスマス酸化物触媒
US6136895A (en) Cationic electrocoating composition
JPS61246399A (ja) 物品の塗装方法
EP0576943B1 (en) Process for coating a metal substrate
EP0443604B1 (en) Nonionic surfactant as a pigment dispersant and film build additive in aqueous cathodic electrocoating compositions
KR100708027B1 (ko) 음극 전기피복 코팅 조성물
US4900415A (en) Low cure cathodic electrodeposition coatings
JPH0717875B2 (ja) 陰極電着用被覆剤組成物
JPH02240169A (ja) 陰極型電着可能な水性樹脂塗料組成物、陰極型電着塗装浴、及び陰極型電着塗装法
US4994507A (en) Cathodic electrodeposition coatings containing lead cyanamide as a supplementary catalyst
US5145568A (en) Nonaqueous cathodic electrocoat pigment paste
US5281316A (en) Cathodic electrodeposition coatings having improved throwing power
AU650310B2 (en) Polyol extended cathodic electrodeposition resins
US5324756A (en) Pigment dispersant for cathodic electrocoating compositions
US5672432A (en) Cathodic electrocoat compositions containing self-crosslinking polymers
JPH07166111A (ja) 均一電着性を改良するための亜鉛化合物を含んでなる電着塗料組成物
EP0774497B1 (en) Cathodic electrocoat compositions containing self-crosslinking polymers
EP0448746A1 (en) Cathodic electrocoat primer containing water insoluble organo-lead compounds as corrosion inhibitors