JPH02239596A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業との利用分野〕 この発明は蛍光灯などの複数の放電灯を高周波電流で点
灯する照明器具に関するものである．〔従来の技術〕 蛍光灯などの放電灯を備えた照明器具として、複数の放
電灯を直列あるいは並列に接続し、高周波電流により点
灯する装置が知られている． 第４図は，特開昭６３−８６３９８号公報に開示された
従来の点灯装置を示す回路図であり、スイッチング素子
としてのトランジスタ！．２．インダクタ３，コンデン
サ４，放電灯５３６等から構成されており、直流電源（
図示せず）が投入されると、スイッチング素子１．２が
駆動回路により交互にＯＮ／ＯＦＦＬ／て、コンデンサ
４に電圧が発生し，放電灯５．６を点灯する．放電灯５
．・６は直列に接続されており２個の放電灯にはほぼ等
しい電流が流れる．従って、各放電灯が同じ定格の放電
灯であれば，その光出力比（一般の安定器または試験用
安定器を使用し、商用周波数で放電灯を点灯した定格点
灯時の光出力との比）は２個とも等しい． 他の例として，複数の放電灯を並列に接続して点灯する
装置が，特開昭５８−８６４９５号公報に開示されてい
る．これら従来例では，同一定格の放電灯の組合せだけ
でなく、例えば定格電流は等しいが定格電力は異なる４
０Ｗと３ＯＷ蛍光灯の様なものを対象とした例、或は定
格電圧が等しく定格電力のことなる蛍光灯とを組み合わ
せた照明器具も知られている． しかし、複数の放電灯を夫々具なる増光度（光出力比の
増加程度）に設定して，照明器具に適した増光度で点灯
しようとする思想のものではなかウた． （発明が解決しようとする課題〕 放電灯は商用周波数でよりも為周波電力で点灯する方が
光効率が良いこと．また，高周波点灯では放電灯の周囲
温度が高いほうが効率の良いことが確かめられている． しかしながら，従来例の複数の放電灯を高周波点灯する
装置では，その光出力比を上げて増光すると、高周波発
生手段の近くに配置された放電灯からの高周波発生手段
に及ぼす熱影響（熱ストレス）が増大するために、照明
器具の光効率を上げることが制約され、また照明器具の
寿命が短縮される等と言った問題点があった． この発明は，以上のような従来例の問題点を解消するた
めに成されたものであり、複数の放電灯を備えた照明器
具の放電灯に定格電力よりも大きな電力を投入して増光
効果の向上と最適化を計った照明器具の提供を目的とし
ている． 〔課題を解決するための手段） このため、この発明の照明器具は、複数の放電灯のうち
放電灯の増光度を高く（光出力を大に》するときに、高
周波発生手段より遠い側の放電灯の増光度を高く設定し
て高周波点灯するものである．すなわち、点灯時の増光
度がより高い放電灯を、他の放電灯よりも高周波発生手
段から遠くに配置する．あるいは少なくとも増光度が最
も高い放電灯を他の放電灯よりも高周波発生手段から遠
くに配置する、或いはその放電灯のうち増光度が比較的
低い放電灯を、他の放電灯よりも高周波発生手段に近く
に配置するよう構成することにより，誼記の目的を達成
しようとするものである． （作用）一 以上のような構成により、高周波発生手段より遠い側の
放電灯の増光度を高くして点灯することができる。

〔実施例） 以下に、この発明を実施例に基づいて説明する． 第１図にこの発明に係る照明器具の断面を示す． 照明器具Ａは，インバータなどの高周波発生千段Ｂの収
納郎７と，高周波発生手段Ｂからの高周波電流により点
灯する放電灯５，６、そして放電灯５，６に周設したセ
ード８を備えている．なお、この実施例では放電灯５と
放電灯６とは同一定格のものである． 第２図に本実施例の回路図の一例を示す．交流電源９は
整流回路１０に、そして整流回路１０は高周波発生手段
Ｂに接続される．高周波発生手段Ｂはトランジスタイン
バータの作動をなす構成であり、トランジスタ１．２は
スイッチング素子として働き、駆動回路１１はトランジ
スタ１．２を交互にＯ　Ｎ／Ｏ　Ｆ　Ｆする．放電灯５
．６にはインダクタ１２ａ，１２ｂおよびコンデンサ１
３ａ．１３ｂが接続されており、高周波発生手段Ｂから
の高周波電流により点灯するように構成されている。

なお，本実施例ではインダクタ１２ｍ，１２ｂは放電灯
５．６の電力が、それぞ九定ａｔ力の１００％，１２０
％の高周波電力となるように設定されている．そして、
増光度の高い放電灯６は、増光度の低い放電灯５よりも
高周波発生手段Ｂの収納部７から遠くに配置して照明器
具を構成している． 上記の構成において、高周波点灯による放電灯５．６の
発光効率の向上を仮りに両放電灯とも約１０％とすると
、放電灯５は定格点灯時に比較し約１１０％の光出力比
となり，放電灯６は同じく約１３０％の光出力比となる
．これにより、照明器具Ａは、放電灯６を高周波発生手
段の近くに配置した場合に比較して信頼性を高くした点
灯をさせることができる． これは、高周波発生手段に増光度の高い蛍光灯を接近配
置すると、増光度の低い蛍光灯に比べ発生する熱が大き
く、その熱によって高周波発生手段に与える熱ストレス
を増加させてしまう。

高周波発生手段はトランジスタインバータ等で構成され
ているため，増光度の晶い放電灯を遠くに配置するほう
が照明器具への影響が少なくてすむ． 次に第３図に他の実施例を示す．前記第１図，第２図お
よび第４図におけると同〜（相当）構成要素は同一符号
で表わし、重複説明は省略する． 本実施例では，高周波発生手段Ｂとしてのインバータ２
台Ｂａ，Ｂｂを備え，それぞれ別の放電灯５．６に高周
波電力を供給するように構成ざれており、高周波発生手
段Ｂに遠い側の放電灯の増光度を高く点灯することが出
来る． なお．高周波点灯するための高周波発生手段は、前述の
実施例に示すものに限られるものではなく、放電灯の発
光効率を高めるものであり、かつ、騒音の低い，可聴周
波数以上で点灯するものならばよい．また、放電灯を点
灯する回路は、スイッチ等により一部の回路を切り替え
ることにより，好ましい調光状憇とすることも可能であ
る。複数の放電灯の組合せは２０Ｗと４０Ｗ、３２Ｗと
４０Ｗなど異なる円形蛍光ランプの組合せでよいことは
勿論、円形蛍光ランプと他の形状のランプ，例えばコン
パクト形蛍光ランプとの組合せなど種々の組合せが可能
である． また，照明器具の形状は、第１図に示す形に限定される
こと無く、例えばセード８が投光面側まで覆うことも可
能であり，また、高周波発生手段の収納ａｌｓ７の位置
も第１図に示したような照明器具の内部中央位置に限定
されないことはもちろんである． 更に上述の実施例では、放電灯が２灯の場合に就いて示
したが，３灯以上であっても差し支えない，この場合に
は、増光度の高い放電灯を他の放電灯よりも、高周波発
生手段から遠くに配置するものとするか、少なくとも最
も増光度の高い放電灯を最も遠くに配置するものとする
．或いは最も光束の大きな放電灯の増光度を轟くする．
〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば，高温となる増
光度の高い放電灯による高周波発生手段への熱影ＩＦ（
熱ストレス）をｌｌ減して、高い照明効率と、耐用時間
性能の改善された信頼性の高い照明器具を得ることがで
きた．

【図面の簡単な説明】

第１図．第２図はこの発明の一実施例による照明器具の
断面図および回路図，第３図は他の実施例の回路図、第
４図は従来例の回路図である． Ａは照明器具、Ｂは高周波発生手段、１．２はトランジ
スタ、３はインダクタ、４はコンデンサ、５，６は放電
灯、７は高周波発生手段の収納部、８はセード，９は交
流電源、１０は整流回路，１１は駆動回路、１　２ａ，
１　２ｂはインダクタ、１３ａ，１３ｂはコンデンサで
ある．なお，各図中、同一符号は同一または相当部分を
示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数の放電灯とこれを高周波点灯する高周波発生手段
   とを備え、この複数の放電灯のうち点灯時の増光度が最
   も高い放電灯を高周波発生手段から遠くに配置したこと
   を特徴とする照明器具。