JPH02234561A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はファクシミリ装置に関し、詳細には原稿および
記録紙の給紙タイミングと搬送速度を制御して通信時間
を短縮するファクシミリ装置に関する。

（従来の技術） ファクシミリ装置における原稿および記録紙の搬送機構
として１つのモータとクラ・７チ機構を用いてその構成
を単純化したファクシミリ装置がある。

従来のこの種のファクシミリ装置としては、例えば特開
昭５３−６７３０９号公報に記載のものがある．このフ
ァクシミリ装置ではモータの回転方向の切換とクラッチ
によって原稿の搬送、分離、給紙と記録紙の搬送、分離
、給紙の駆動制御を行っている。また、特開昭５３−３
８９１９号公報記載の装置では同様の搬送機構に加えて
ローカルテスト機能を持たせている。さらに、２つのモ
ータを備えたファクシミリ装置における記録紙搬送機構
を第６図に示す。この装置では、モータ１によって送り
ローラ２とギア３、４を介して巻き取り側インクローラ
５を駆動して記録紙の搬送を行うとともに、ベルト６を
介して給紙ローラ７と繰り出しローラ８を駆動して記録
紙の分離、給紙を行っている。給紙ローラフには電磁ク
ラッチが入っており、記録部の給紙タイミングを制御し
ている。原稿の搬送、分離、給紙はもう１つのモータで
構成された搬送機構によって行われる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来のファクシミリ装置にあ
っては、１つのモータで原稿および記録紙の搬送機構を
構成していたため、搬送、分離、給紙を同時に行うこと
がありトルクの大きいモータを必要とし、モータを駆動
する電源もモータ、に応じて出力の大きいものが必要と
なって、ファクシミリ装置のコスト高につながる。また
、１つのモータの搬送．機構では原稿の搬送と記録紙の
搬送が同時に行えないので、コピーモード（送受信を行
わずに原稿を読み取って記録する）時に、一旦原稿の画
像を読み取ってから記録を行って、その読取時間と記録
時間の合計時間が長くなる。さらに、１つのモータの搬
送機構や前記２つのモータの搬送機構を備えたファクシ
ミリ装置では原稿および記録紙を搬送する駆動源がそれ
ぞれ一つであるため、給紙側の早送りができず、２枚目
の給紙時間が長くなり通信時間を長引かせて通信コスト
高となる。また、モータの発生騒音やモータ付近の発熱
量が太き《なって信頼性および安全性に影響を与える。

（発明の目的） そこで、本発明は、複数の原稿および記録紙の給紙およ
び分離と搬送をそれぞれ別の駆動手段で駆動制御するこ
とにより、搬送速度と給紙タイミングを別々に制御して
、読取時間および記録時間の短縮と通信時間を短縮する
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。

（発明の構成） 本発明は、上記目的を達成するため、複数の原稿をセ・
ツトする原稿テーブルと、原稿テーブルから原稿を搬出
する原稿繰り出しローラと、原稿繰り出しローうで搬出
された原稿を読取部へ搬送する原稿給紙ローラと、原稿
給紙ローラに当接して原稿を１枚づつ分離する原稿分離
コロと、読取部に送給されてきた原稿を読取に伴って搬
送する原稿送りローラと、複数のカット記録紙をセット
するカット紙テーブルと、カット紙テーブルからカット
記録紙を搬出するカット紙繰り出しローラと、カント紙
繰り出しローうで搬出されたカント紙を記録部へ搬送す
るカット紙給紙ローラと、カット紙給紙ローラに当接し
てカット紙を１枚づつ分離するカント紙分離コロと、記
録部に送給されてきたカット紙を記録に伴って搬送する
カット紙送り口−ラと、を備えたファクシミリ装置にお
いて、正転で前記原稿送りローラを駆動し、反転で前記
カント紙繰り出しローラとカット紙給紙ローラを駆動す
る第１駆動手段と、正転で前記原稿繰り出しローラと原
稿給紙ローラを駆動し、反転で前記カット紙送りローラ
を駆動する第２駆動手段と、を設けたことを特徴とする
ものである。

以下、本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す図である。

第１図において、１ｌはファクシミリ装置であり、ファ
クシミリ装置１１は、原稿テーブルｌ２、原稿繰り出し
ローラ１３、給紙ローラ（原稿給紙ローラ）１４、分離
ローラ（原稿分離ローラ）１５、前送りローラｌ６、ｌ
リローラｌ７、プレッシャーローラ１８ａｓｌ８ｂおよ
び原稿スタンカーｌ９から構成された原稿搬送系２０と
、記録紙テーブル２ｌ、記録紙繰り出しローラ２２、給
紙ローラ（カット紙給紙ローラ）２３、分離ローラ（カ
ット紙分離コＣＪ）２４、送リローラ（カント紙送りロ
ーラ）２５、ガイドローラ２６ａ、２６ｂおよび記録紙
スタンカー２７から構成された記録紙搬送系２８と、光
源２９、ミラー３０、３ｌ、レンズ３２およびＣＣＤ３
３から構成された原稿読取部３４と、供給側インクリボ
ン３５、巻取側インクリボン３６、発熱体３７を内蔵し
たサーマルヘッド３８から構成された記録部３９と、セ
ンサＳＩ−Ｓｓ等を備えている。なお、４０はインクリ
ボンであり、前送りローラｌ６と後送りローラｌ７は原
稿送りローラを構成する。

原稿テーブル１２上にセットされた複数の原稿はセンサ
Ｓ１によって検出され、この検出により原稿繰り出しロ
ーラ１３および給紙ローラ１４が回転を始め、原稿繰り
出しローラ１３が下がる。原稿繰り出しローラ１３はソ
レノイド又はその回転力によって下がる。原稿は上から
順に原稿繰り出しローラ１３および給紙ローラ１４によ
って図中左方向に送られ、給紙ローラ１４と分離ローラ
ｌ５によって１枚づつ分離される。分離された原稿はそ
の先端がセンサＳ，によって検出される。この検出によ
り前送リローラｌ６および後送りローラ１７が回転を始
め、前送りローラｌ６とプレッシャローラ１８ａの間に
送給される原稿を原稿読取部３４に導《。原稿読取部３
４に導かれた原稿はセンサＳ，によって読み取り開始位
置が検出されると原稿読取部３４によって所定ライン毎
に画像が読み取られる。原稿は原稿読取部３４で光源２
９により光が照射され、その反射光がミラー３０および
ミラー３１に反射されてレンズ３２を介してＣＣＤ３３
で読み取られる。その後、原稿読取部３４の原稿は所定
の読取速度でさらに左方向に搬送され、原稿スタンカー
１９へ排出される。なお、センサＳ２は省略して前送り
ローラ１６と後送りローラｌ７を所定タイミングで回転
を開始させてもよい。

一方、記録紙テーブル２１にセットされた複数のカット
記録紙（以下、カット紙という）はセンサＳ４によって
検出され、この検出により記録紙繰り出しローラ２２お
よび給紙ローラ２３が回転を始め、記録紙繰り出しロー
ラ２２が下がる。カント紙は上から順に記録紙繰り出し
ローラ２２および給紙ローラ２３によって図中左方向に
送られ、給紙ローラ２３と分離ローラ２４によって一枚
づつ分離される。分離されたカット紙はその先端がセン
サＳ，によって検出される。この検出位置からさらにカ
ット紙が所定長さ記録部３９へ送給されると、送りロー
ラ２５および巻取側インクリボン３６が回転を始める。

このインクリボン４０の回転開始タイミングはインクリ
ボンを有効利用するこめである。力７ト紙先端はインク
リボン４０によって送りローラ２５とサーマルヘッド３
８の発熱体３７の間に送給され、所定ライン毎に画像が
熱転写されながら左方向へ送られ、記録紙スタッカ−２
７へ排出される。

第２図は第１駆動千段４１の構成を示す図であり、第１
駆動手段４１はモークＭ．を駆動源としている。

モータＭ１の駆動軸４２にはプーり４３およびギア（図
示せず）が取り付けられており、正転方向（図中時計方
向）に回転すると、ベルト４４を介して前送りローラ軸
１６ａと後送りローラ軸１７ａにそれぞれ取り付けられ
たブーリ４５、４６を駆動して前送りローラｌ６および
後送りローラ１７を回転させる．一方、駆動軸４２が反
転方向（図中反時計方向）に回転すると給紙ローラ軸２
３ａに取り付けられたブーリ４７およびベルト４８を駆
動するとともにベルト４８を介して記録紙繰り出しロー
ラ軸２２ａに取り付けられたブーリ４９を駆動して記録
紙繰り出しローラ２２および給紙ローラ２３を回転させ
る。モータＭ．の駆動軸４２と給紙ローラ軸２３ａには
一方向だけに駆動力を伝達するクラソチ（図示せず）が
取り付けられており、駆動軸４２のクラッチは正転する
ときだけベルト４４に駆動力を伝達し、給紙ローラ軸２
３ａのクラッチは駆動軸４２が反転するときだけ駆動力
を伝達する。

第３図は第２駆動千段５１を示す図であり、第２駆動手
段５１はモータＭ２を駆動源としている。モータＭ２の
駆動軸５２にはギア５３およびブーリ　（図示せず）が
取り付けられており、正転方向（図中時計方向）に回転
すると送りローラ軸２５ａに取り付けられたギア５４を
駆動するとともに、ギア５５、５６を介して巻取り軸３
６ａに取り付けられたギア５７を駆動する。一方、モー
タＭ８が反転方向（図中反時計方向）に回転すると伝達
軸５Ｂに取り付けられたプー１Ｊ５９からベルト６０を
介して給紙ローラ軸１４ａに取り付けられたブーＩＪ６
１と原稿繰り出しローラ軸１３ａに取り付けられたプー
リ６２を駆動する。

送りローラ軸２５ａと伝達軸５８には一方向に駆動力を
伝達するクランチ（図示せず）が取り付けられており、
送りローラ軸２５ａのクラソチはモータＭ２が正転ずる
ときだけ駆動力を伝達し、伝達軸５８のクラッチはモー
タＭ２が反転するときだけ駆動力を伝達する。

なお、上記モータＭＩ、モータＭ２および各クランチが
図外の制御部によって所定のタイミングで制御されるこ
とにより、原稿およびカット紙の給紙タイミングと搬送
速度が別々に制御される。

次に、作用を説明する。

まず、原稿を搬送する場合について、第４図に基づいて
説明する。

原稿テーブルｌ２にセットされた原稿をセンサＳ，が検
出すると、第４図（ａ）に示すように、センサＳ，がオ
ンとなり、このオン信号によって、第第４図（ｅ）に示
すように、モータＭ２が反転する。モータＭ２が反転す
ると、伝達軸５８のクラ・７チがオンとなり、その回転
力がプーリ５９およびベルト６０を介してプーリ６ｌ、
プーＵ６２に伝達されて原稿繰り出しローラ１３および
給紙ローラ１４が回転する。原稿は原稿繰り出しローラ
１３の回転によって給紙ローラ１４と分離ローラｌ５の
間に送り出され、給紙ローラ１４および分離ローラ１５
によって上から順に１枚づつ分離される。分離され給紙
ローラｌ４によって送り出された原稿の先端がセンサＳ
２の位置に到達すると、第４図（ｂ）に示すように、セ
ンサＳ２がオンとなってモータＭ２は停止し、第４図（
ｄ）に示すようにモータＭ，が正転すると駆動軸４２の
クラソチがオンとなり、その回転がプーり４３およびベ
ルト４４を介してブーり４５、プーリ４６に伝達されて
前送りローラ１６および後送りローラ１７が回転する。

原稿は前送りローラｌ６とプレッシャローラ１８ａの間
からセンサＳ３に向がって送り出され、センサＳ，の位
置に先端部が到達すると、第４図（ｃ）に示すように、
センサＳ３がオンとなって原稿の先端を検出する。先端
部が検出された原稿が前送りローラ１６によって原稿読
取部３４の所定の読取開始位置まで搬送されると、第４
図（ｄ）に示すように、モータＭ１は所定時間停止した
後、再び所定の読取速度で正転して原稿を後送リローラ
１７方向に搬送させる。原稿の画像は原稿読取部３４の
光源２９から照射された光の反射光によってＣＣＤ３３
で所定ライン毎に読み取られ、反射光はミラー３０、ミ
ラー３１およびレンズ３２を介してＣＣＤ３３に入力さ
れる。所定の読み取り速度で搬送された原稿は後送りロ
ーラ１７とプレソシャローラ１８ｂの間に送り出され、
原稿スタンカー１９に排出される。原稿の読み取りが進
行しているときに、第４図（ｂ）に示すように、１枚目
の原稿がセンサＳ，からはずれてセンサＳ２がオフする
と所定時間経過後、第４図（ｅ）に示すようにモータＭ
ｚを反転して２枚目の原稿の搬送を開始する。その後、
同様の手順で搬送が行われる。

次に、カット紙を搬送する場合について、第５図に基づ
いて説明する． 記録紙テーブル２１にセットされたカット紙をセンサＳ
４が検出すると、第５図（ａ）に示すようにセンサＳ４
がオンとなる。このとき、外部回線からの受信開始信号
や操作部からのコピー信号が入力されると、第５図（Ｃ
）に示すように、モータＭ１が反転する。モータＭ，が
反転すると、駆動軸４２のギアと噛み合う給紙ローラ軸
２３ａのクラソチがオンとなり、その反転がプーリ４７
に伝達されるとともに、ヘルｌ−４８を介して記録紙繰
り出しローラ軸２２ａのプーり４９に伝達されて、給紙
ローラ２３および記録紙繰り出しローラ２２が回転する
。

カット紙は記録紙繰り出しローラ２２の回転によって給
紙ローラ２３と分離ローラ２４の間に送り出され、給紙
ローラ２３と分離ローラ２４によって上から順に１枚づ
つ分離される。分離され給紙ローラ２３によって送り出
されたカット紙の先端がセンサＳ，の位置に到達すると
、第５図（ｂ）に示すように、センサＳ，がオンとなっ
てモータＭ１は停止し、第５図（ｄ）に示すようにモー
タＭ２が正転する。

モータＭ２が正転すると送りローラ２５ａのクラ，７チ
がオンとなり、その回転がギア５４に伝達されるととも
に、ギア５５およびギア５６を介してギア５７に伝達さ
れて送りローラ２５および巻取側インクリボン３６が回
転する。カット紙は送りローラ２５と発熱体３７に当接
するインクリボン４０の間に所定の搬送速度で搬送され
ながら発熱体３７のサーマルヘソト３８によって所定ラ
イン毎に画像が熱転写され、記録紙スタンカー２７に排
出される。画像を記録中の１枚目のカット紙がセンサＳ
，の位置から外れると第５図（ｂ）に示すようにセンサ
Ｓ５がオフとなる。このとき、第５図（ａ）に示すよう
にセンサＳ４が２枚目のカット紙を検出してオンとなり
第５図（ｃ）に示すように、モータＭ，が反転し、１枚
目と同様に２枚目のカント紙の先端がセンサＳ，に到達
するまで搬送してモータＭ，は停止する（第５図（ｂ）
（ｃ））。１枚目のカー／　ト祇が俳出された後、セン
サＳＳが２枚目のカット紙を検出してオンとなっている
と（第５図（ｂ））、第５図（ｄ）に示すように、モー
タＭ２は一旦停止した後、再度正転して上記と同様に２
枚目のカット紙を記録搬送させる。

したがって、第１駆動手段４ｌと第２駆動千段５１を設
けたことにより、複数の原稿およびカント紙の給紙、分
離と搬送を独立して駆動制御することが可能となり、外
部回線からの受信時、１枚目のカット紙に画像を記録し
ているときでも２枚目のカット紙を早送りで給紙するこ
とができ、給紙タイミングの遅れによる記録抜けを防止
するとともに、給紙による通信待ち時間を短縮すること
ができる。同様に送信時も原稿の給紙、分離と搬送を独
立して駆動制御しているので、給紙時間を短縮して複数
枚の原稿を送信するときの通信時間を短縮することがで
きる。コビーモード時は原稿とカット紙の給紙を同時に
行って、原稿の読取終了を待たずにカット紙の記録を開
始することが可能となり、その処理時間を大幅に短縮す
ることができる。また、第１駆動手段４１および第２駆
動手段５ｌにそれぞれ取り付けられるモータＭ１および
モータＭ２は給紙、分離動作と搬送動作が独立して行わ
れるため、モークのトルクは小さくてよ＜、電源やモー
タのコストを低下させることができ、モータの発生騒音
やモータ付近の発熱量を小さくすることができる。その
結果、ファクシミリ装置の信顛性および安全性が改善さ
れる。

（効果） 本発明によれば、複数の原稿および記録紙の給紙および
分離と窪送をそれぞれ別の駆動手段で駆動制御している
ので、給紙時間を短縮して読取時間と記録時間を短縮す
ることができ、ファクシミリ装置の通信時間を短縮する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明に係るファクシミリ装置の一実
施例を示す図であり、第１図はその全体構成図、第２図
はその第１駆動手段の構成図、第３図はその第２駆動手
段の構成図、第４図（ａ）〜（ｅ）はその原稿搬送時の
各部の信号のタイムチャート、第５図（ａ）〜（ｄ）は
そのカット記録紙搬送時の各部の信号のタイムチャート
である．第６図は従来のファクシミリ装置の斜視図であ
る。 １１・・・・・・ファクシミリ装置、 １２・・・・・・原稿テーブル、 １３・・・・・・原稿繰り出しローラ、ｌ４・・・・・
・給紙ローラ（原稿給紙ローラ）、ｌ５・・・・・・分
離ローラ（原稿分離コロ）、２１・・・・・・記録紙テ
ーブル（力・７ト紙テーブル）、２２・・・・・・記録
紙繰り出しローラ、２３・・・・・・給祇ローラ（カッ
ト紙給紙ローラ）、２４・・・・・・分離ローラ（カッ
ト紙分離コロ）、２５・・・・・・送りローラ（カット
紙送りローラ）、４Ｉ・・・・・一第１駆動手段、 ５ｌ・・・・・・第２駆動手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の原稿をセットする原稿テーブルと、原稿テーブル
   から原稿を搬出する原稿繰り出しローラと、原稿繰り出
   しローラで搬出された原稿を読取部へ搬送する原稿給紙
   ローラと、原稿給紙ローラに当接して原稿を１枚づつ分
   離する原稿分離コロと、読取部に送給されてきた原稿を
   読取に伴って搬送する原稿送りローラと、複数のカット
   記録紙をセットするカット紙テーブルと、カット紙テー
   ブルからカット記録紙を搬出するカット紙繰り出しロー
   ラと、カット紙繰り出しローラで搬出されたカット紙を
   記録部へ搬送するカット紙給紙ローラと、カット紙給紙
   ローラに当接してカット紙を１枚づつ分離するカット紙
   分離コロと、記録部に送給されてきたカット紙を記録に
   伴って搬送するカット紙送りローラと、を備えたファク
   シミリ装置において、正転で前記原稿送りローラを駆動
   し、反転で前記カット紙繰り出しローラとカット紙給紙
   ローラを駆動する第１駆動手段と、正転で前記原稿繰り
   出しローラと原稿給紙ローラを駆動し、反転で前記カッ
   ト紙送りローラを駆動する第２駆動手段と、を設けたこ
   とを特徴とするファクシミリ装置。