JPH02230041A - 加湿装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は気化室を備えた加湿装置に関するものである
。

［従来の技術］ 加湿装置には従来から、超音波式．気化式，ヒータ式及
び遠心式のものがある。超音波式は、電歪や磁歪の振動
子を水中に入れ、発生する波の衝突でできる水の微粒子
を放出させるものである。気化式は水のもつ蒸気圧と周
囲の空気のもつ水の蒸気圧との高低差による気化作用に
より加湿するものである。ヒータ式は、水をヒータで加
熱し、蒸発潜熱を与えて水を蒸発気化させるものである
。さらに遠心式は、水を遠心力を利用して櫛状の壁に衝
突させ微粒化させるらのである。

［発明が解決しようとする課題コ 上記した従来の加湿装置において、超音波式は水垢が振
動子に１寸着し、加湿量の低下と招き易く、また加湿量
の増大化に伴い粒子の大きなものが飛出し回りを濡らす
ようなことが起きる。

また気化式は大量の空気が必要で、気化量が水の蒸気圧
と空気のもつ水蒸気圧の差に比例することから、吸入す
る空気の温度により気１ヒする量が大きく変動する。ヒ
ータ式は容器の水全体を加熱する必要があり、加湿量の
増減のコントロールは、時定数が大きいことから概ね不
可能である．さらに遠心式は粒子の径が５０〜１００μ
ｍと大きく、空気中に融け込まないものが落下して床面
等を濡らしたりする。

この発明はかかる従来の課題を解消するためになされた
もので、水の瞬時的な気化による加湿が可能で、加湿量
の増減のコントロールも容易な加湿装置を得ることを目
的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る加湿装置は、水の蒸発温度よりも高めの
温度に維持した気化室の内壁面に送風とともに、送風機
のモータで回転する遠心霧化器で水を微粒化して吹き飛
ばし、気化室の内壁面で気化させて空気流に含有させ加
湿するように構成したものである． ［作用コ この発明においては、気化室の内壁面で微粒１ヒした水
が膜沸騰して瞬時に気１ヒし、送風機による空気流に含
有されて加湿空気として放出されることになり、気化室
へ供給する水の量を増滅することで加湿量のコントロー
ルができるようになる。

〔実施例］ 第１図と第２図はいずれも本発明の一実施例を示したも
のである．図示本例の加湿装置は、水の蒸発温度よりも
５０゜Ｃ程度高い温度（１４８゛Ｃ程度）に維持した内
壁面１に微粒化した水を吹飛ばし、内壁面１で水を膜沸
騰させて気化させ空気流とともに放出させるものである
。

内壁面１は前後の開放した気化室２の内面として構成さ
れ、ろう付けで一体化されたシーズヒータ３によって水
の蒸発温度よりも５０゜Ｃ程度高い温度に維持される。

この気化室２には後方の開放側から送風機４による空気
流が導入される．送風機４は気化室２とともに装置外殼
５に収められ、送風機４の遠心型羽根車６を取付けなモ
ータ７の回転軸８は、気化室２内の中心線上に延び出し
ている。この回転軸８には気化室２内において回転する
遠心霧化器が装着されている．遠心霧化器は、外周近く
に切り起こしによる複数のブレード９を持ち、回転軸８
の端部測に固定される円板１０と、大径端を円板１０に
当て小径端を送風機４ｌｆ！！Ｉに向けて回転軸８に固
定される円錐形の案内軸１１とからなり、案内軸１１に
供給される水を上記気化室２の内壁面１に遠心力により
霧化状にして吹飛ばす。

装置外殻５の底側には水位計を備えた水タンク１２が取
付けられ、この水タンク１２に給水部材が設けられてい
る，給水部材は、電磁ボンブ１３と送水管１４からなり
、電磁ボンプ１３で汲上げた水タンク１２の水を送水管
１４により気化室２内の案内軸１１上に供給する。電磁
ポンプ１３はコイルにより発生する磁力によりプランジ
ャが動き水を圧送するプランジャ式で、周波数により水
の供給量が可変である。気化室２の前部の開放側は装置
外殼５の前面の吹出口１５に連絡し、送風機４の吸込側
は装置外殻５の背面の吸込口１６に臨んでいる。

上記した加湿装置において、電磁ボンプ１３で汲出され
、送水管１４から気化室２の案内軸１１上に供給された
水は、回転している案内軸１１上を大径端側に移動し、
円板１０に至る。

遠心力の作用で円板１０面を薄膜状になって外周に至っ
た水は、円板１０の外周端から数十〜数百μｍの粒径の
微粒子になって半径方向に飛び散り内壁面１に衝突する
。内壁面１に衝突した水の微粒子は、内壁面１から熱を
受け、内壁面１と接触した部分で膜沸騰して即座に気化
し、気化室２を流れる送風＠４の空気流に含有され加湿
空気として吹出口１５から吹出される。単位時間当たり
の蒸発量は、微粒子の温度の飽和水蒸気圧と周囲の空気
の持つ水蒸気圧との差に比例することになる。この加湿
装置では水の気化が内壁面１における膜沸騰で、気化潜
熱は少なくて済み、内壁面１に水分が残留する時間が殆
どないので水に含まれている塩化力ルシュウム等が析出
して水垢として付着するようなこともなく、消費電力も
すくなく維持管埋も容易である。そして、特に電磁ボン
ブ１３による水の供給量のコントロールにより加湿量の
コントロールが即時的に実施でき、また送風機４による
空気流の流量を可変にすることにより、加湿空気の量及
び温度も可変にすることができる特徴がある。

［発明の効果］ 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明の
加湿装置は、気化室の内壁面で微粒化させた水を膜沸騰
させ瞬時に気化させて、送風機による空気流に含有させ
放出させるものであるから、気化室へ供給する水の量を
増減することで加湿量のコントロールができる。従って
、水滴となって床面等を濡らすことも、加湿過剰も起き
ず、加湿の立上がりも早い加湿装置となり、快適性の高
い加湿が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての加湿装１を示す正明
図、第２図は第１図の■−■線における断面図である。 図において、１は内壁面、２は気化室、３はシーズヒー
夕、４は送風機、７はモータ、８は回転軸、１０は円板
、１１は案内軸、１２は水タンク、１３は電磁ボンブ、
１４は送水管である。なお、図中同一符号は、同一又は
相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　ａ（他２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水の蒸発温度より高めの温度に内壁面を維持した両端の
   開放した筒状の気化室、この気化室に一方の開放側から
   他方の開放側へ向かう空気流を形成する送風機、この送
   風機のモータにおける回転軸に装着され、上記気化室内
   で回転して水を上記気化室の内壁面に吹飛ばす遠心霧化
   器、この遠心霧化器に水タンクの水を供給する供給量の
   調節の可能な給水部材を備えていることを特徴とする加
   湿装置。