JPH02226688A - 電子レンジの均一加熱方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロ波によって直接的に且つマイクロ波
により発熱するヒートプレートによって間接的に食品を
加熱調理する電子レンジの均一加熱方法に関する。

〔従来技術〕

上記したような電子レンジは、−船釣に調理室内の天井
部にマイクロ波放射部材が配設され、モータ駆動により
回転自在であって、食品を載置するためのターンテーブ
ルが床部に設けられている。

さらに、このようなマイクロ波加熱に際し、食品は、そ
のマイクロ波照射部位、即ち食品の上部の方が下部より
も着るしく高い温度になるという傾向がある。そこで、
例えばマイクロ波によりそれ自体が発熱するヒートプレ
ートが前記ターンテーブル上に設置されることにより食
品を下部から暖める方法が、採用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記したような電子レンジの均一加熱方
法においては、食品を加熱する際に、マイクロ波は、そ
の大部分が食品に上方から放射されるため、食品の下方
に位置するヒートプレートには吸収されにくい、そのた
めに、ヒートプレートが温まる以前に食品の上部のみが
調理され、その下部が生煮えのままであったり、逆にヒ
ートプレートが通温まで昇温した場合には、食品の上部
が過剰に加熱されていたりするといった問題点がある。

従って、本発明の目的とするところは、食品の内部に惣
な温度勾配を形成させることなく、食品を均一に加熱調
理することのできる電子レンジの均一加熱方法を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、調理室内に設けられたマイクロ波放射部から放射
されるマイクロ波によって、ヒートプレートと、該ヒー
トプレート上に載置された食品とが加熱される電子レン
ジの均一加熱方法において、前記マイクロ波放射部と前
記食品との間に、マイクロ波分散部材を介在させた状態
でマイクロ波を放射する点である。

〔作用〕

本発明によれば、マイクロ波放射部材と食品との間にマ
イクロ波分散部材を介在させることによ〜す、食品に照
射されるべきマイクロ波はその適当な量が分散し、更に
分散したマイクロ波が食品を載置するヒートプレートに
吸収される。そのために、ヒートプレートは相対的に強
く発熱する。それによって、調理に供せられる食品は、
上方及び下方から均一に加熱され得る。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施例方法に
つき説明する。尚、以下の実施例方法は、本発明を具体
的に説明したものであって、本発明の技術的範囲を限定
するものではない。

ここに、第１図は本発明に係る一実施例方法が採用され
た電子レンジの、ドアを開放した状態における正面図、
第２図は前記電子レンジの側面構造図、第３図は前記電
子レンジに使用されるヒートプレートの平面図、第４図
は前記ヒートプレートの第３図におけるＡ−Ａ’矢視断
面図である。

この実施例に係る均一加熱方法が採用される電子レンジ
１は、第１図及び第２図に示すように、その本体５が正
面略矩形状の箱体であって、その内部に前方に開口した
調理室２が設けられている。

前記電子レンジ１の前面には、調理室２を開閉するよう
に横開きのドア３が設けられ、調理用の操作パネル４が
前面右端部に配設されている。

前記本体５の背面側内部には食品加熱用に供せられるマ
イクロ波を発生させるマグネトロン６が設けられている
。マイクロ波放射部７は、マイクロ波透過部材であって
、調理室２の天板８に設けられ、断面方形状の導波管９
を介して前記マグネトロン６と連結されている。

モータ１０は、天板８上に固設され、その駆動軸の先端
部に、即ち天板８の下方にて、複数の羽根を冑するスタ
ラファン１１が固着されている。

該スタラファン１１は、マイクロ波放射部７から放射さ
れたマイクロ波を、回転中の羽根に衝突させ、多方向に
亘って分散させるためのものである。

モータ１２は、調理室２の底板１３の下面に固設され、
その駆動軸の先端に、即ち底板１３の上方にて、底板１
３上を転勤する複数のコロ１４を軸支し、底板１３に平
行に回転する回転部材１５が固着されている。丸皿状の
ターンテーブル１６は、前記それぞれのコロ１４上に設
置され、モータ１２の駆動により回転部材１５と同方向
に、線回転部材１５から説落することなく回転する。

マイクロ波の吸収により発熱する、円板状のヒートプレ
ート１７は、前記ターンテーブル１６上に載置されてい
る。尚、ヒートプレート１７は、第３図及び第４図に示
すように、断面ラミネート構造を有している１例えば、
アルミニウム板１８の周囲には、セラミックが溶射され
、セラミック皮膜を形成している。そして、その下面側
には、磁束の洩れを防止し、発熱を効率よくさせるため
のフェライト皮！１１２０が形成されている。更に、全
体にテフロン皮膜２１が形成されることにより、ヒート
プレート１７をなしている。

第１図及び第２図において、ターンテーブル１６と略同
径の金網支持筒２２は、ターンテーブル１６の周縁部上
に着脱自在に載置される。そして、金網２３がマイクロ
波分散部材として、前記金網支持筒２２の上方開口部を
被うように、その開口端部に張設されている。

更に、この調理室２内の上部に懸架して設けられた電気
抵抗ヒータ２４が、オーブン調理用として具備されてい
る。

上記したように構成される電子レンジ１により食品を加
熱する場合には先ず、食器に収容された食品がヒートプ
レート１７上に載置される０次いで、金網２３を具備す
る金網支持筒２２を、食品を被うように、即ち金網２３
が食品とマイクロ波放射部７との間に介在するようにタ
ーンテーブル１６の周縁部上に載置する。そして、ドア
３が閉、止された後に、操作パネル４に設けられたレン
ジ用スタートボタンが押され、調理が開始される。

それにより、マグネトロン６から発せられたマイクロ波
が、導波管９を経て、マイクロ波放射部７から調理室２
内に下向きに放射される。同時に、モータ１０及び１２
が駆動され、スタラファン１１及びターンテーブル１６
が回転する。それによって、マイクロ波が食品に対し局
部照射されるのを防止するように工夫されている。

更に、マイクロ波は、その一部が金網２３を通過して食
品にその上面から吸収され、残りが金網２３に衝突して
分散する。即ち食品に吸収されないマイクロ波がヒート
プレート１７に吸収されることになる。

従って、金１１２３がマイクロ波放射部７と食品との間
に配置されない場合と比べて、食品に吸収０れるマイク
ロ波の量は減少し、ヒートプレート１７に吸収される量
は増加する。それにより、食品は、相対的に、その上部
が加熱されることなく、その下部が発熱したヒートプレ
ート１７によってより強く加熱される。その結果、食品
は上方及び下方からより均一に加熱調理される。

更に、オープン調理用の電気抵抗ヒータ２４をレンジと
併用するような場合には、食品上部が電気抵抗ヒータ２
４により、食品下部がヒートプレート１７により、食品
全体がマイクロ波により、それぞれ加熱されることから
、その均−加熱性は一層向上する。

又、食品がかさ高く、金網２３に当接するような場合に
は、金網支持筒２２とターンテーブル１６との間に、そ
れぞれ着膜自在である挿入筒（不図示）を挿着すればよ
い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、調理室内に設けられたマイクロ波放射
部から放射されるマイクロ波によって、ヒートプレート
と、該ヒートプレート上に載置された食品とが加熱され
る電子レンジの均一加熱方法において、前記マイクロ波
放射部と前記食品との間に、マイクロ波分散部材を介在
させた状態でマイクロ波を放射することを特徴とする電
子レンジの均一加熱方法が提供され、これにより食品の
調理均一性がより一層向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る一実施例方法が採用された電子レ
ンジの、ドアを開放した状態における正面図、第２図は
前記電子レンジの側断面図、第３図は前記電子レンジに
使用されるヒートプレートの正面図、第４図は前記ヒー
トプレートの第３図におけるＡ−Ａ’矢視断面図である
。 〔符号の説明〕 １・・・電子レンジ ２・・・調理室 フ・・・マイクロ波放射部 １７・・・ヒートプレート ２３・・・金網（マイクロ波分散部材）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、調理室内に設けられたマイクロ波放射部から放射さ
   れるマイクロ波によって、ヒートプレートと、該ヒート
   プレート上に載置された食品とが加熱される電子レンジ
   の均一加熱方法において、前記マイクロ波放射部と前記
   食品との間に、マイクロ波分散部材を介在させた状態で
   マイクロ波を放射することを特徴とする電子レンジの均
   一加熱方法。